JPH0519655Y2 - - Google Patents

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JPH0519655Y2
JPH0519655Y2 JP1988014713U JP1471388U JPH0519655Y2 JP H0519655 Y2 JPH0519655 Y2 JP H0519655Y2 JP 1988014713 U JP1988014713 U JP 1988014713U JP 1471388 U JP1471388 U JP 1471388U JP H0519655 Y2 JPH0519655 Y2 JP H0519655Y2
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shaft
input shaft
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transmission
driven shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電動又は手動による選択操作が可能な
バルブ駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、動力部の回転駆動力と手動ハンドルの回
転駆動力を、バルブを変位させる伝達軸へ選択的
に伝達できるようにしたバルブの駆動装置は、例
えば実開昭62−81777号公報で知られている。
同公報で開示の駆動装置は駆動歯車と被駆動歯
車を上下に配するとともに、これら双方の歯車に
噛合可能で、かつ上下方向へ変位可能なピニオン
を配し、このピニオンに手動ロツドを連結してな
るもので、ピニオンを駆動歯車と被駆動歯車の双
方に噛合させた位置においては駆動歯車の回転を
被駆動歯車へ伝達できるとともに、ピニオンを下
方へ変位させて被駆動歯車のみに噛合させた位置
においては手動ロツドによつて被駆動歯車を回転
させることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述したバルブの駆動装置をはじ
め、一般に従来のバルブ駆動装置は次のような問
題点がある。
第一に、手動用の操作ハンドルを動力部の上端
に配設するため、手動ロツドは動力部の横側方を
通り下方に至る。したがつて、動力部付近は全体
に横側方へ膨らみ、スリム化、さらには小型コン
パクト化を図れないとともに、手動用の伝達機構
が複雑化し、高コスト化を招いてしまう。
第二に、水抜栓装置等において、上方に障害物
が在つたり、家屋の壁面に密接させて設置したい
場合等には操作ハンドルの操作が困難となり、結
局、設置条件に応えるには限界があつた。
第三に、操作ハンドルからの駆動力は減速機構
の一部又は全部を介して伝達されるため、減速機
構に故障が生じたような場合には手動による操作
も不能になつてしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来の技術に存在する諸問題
を解決したバルブ駆動装置の提供を目的とするも
ので、以下に示すバルブ駆動装置1によつて達成
される。
即ち、本考案は動力部2により伝達軸3を介し
てバルブを変位させるバルブ駆動装置1を構成す
るに際して、特に、伝達軸3を駆動軸部4と被動
軸部5に二分し、かつ伝達軸3に対して略直角な
入力軸6を有する手動ハンドル7を設けるととも
に、駆動軸部4に、回転が規制され、被動軸部5
に対し前進して接続し、かつ後退して開離する軸
方向へ摺動自在なクラツチ部材11を設け、さら
に、クラツチ部材11及び入力軸6の双方の端部
を円錐形に形成し、周面を相対面させることによ
り、入力軸6が前進してクラツチ部材11を開離
し、かつ後退して接続するクラツチ操作機構12
を設け、さらに、入力軸6と被動軸部5間に、入
力軸6が前進して噛合し、かつ後退して噛合を解
除する伝達ギア機構13を設けることにより、駆
動軸部4の回転と入力軸6の回転を、選択的に被
動軸部5へ伝達可能に構成した伝達切換機構8を
備えることを特徴とする。なお、伝達ギア機構1
3は入力軸6の端部と被動軸部5の端部にそれぞ
れ設けた傘歯車により構成することができる。
〔作用〕
次に、本考案に係るバルブ駆動装置1の作用に
ついて説明する。
まず、手動ハンドル7を操作しなければ、クラ
ツチ部材11は自重又は必要により備えたスプリ
ングによつて下方へ移動(前進)し、さらに、ク
ラツチ操作機構12、即ち、クラツチ部材11及
び入力軸6の双方に設けた円錐形の端部の相互作
用により、入力軸6は後退する。この結果、伝達
ギア機構13は噛合が解除され、駆動軸部4と被
動軸部5はクラツチ部材11を介して接続され
る。よつて、動力部2の回転駆動力は、動力部2
→駆動軸部4→クラツチ部材11→被動軸部5を
介して伝達される。
一方、手動ハンドル7を操作し、入力軸6を前
進させれば、クラツチ操作機構12における入力
軸6の円錐形の端部が円錐形に形成したクラツチ
部材11の端部を押すため、クラツチ部材11は
押上げられる。この結果、クラツチ部材11と被
動軸部5は開離され、さらに、伝達ギア機構13
は噛合する。よつて、手動ハンドル7の回転駆動
力は、手動ハンドル7→入力軸6→伝達ギア機構
13→被動軸部5を介して伝達され、被動軸部5
は手動ハンドル7によつて駆動せしめられる。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案に係るバルブ駆動装置を備えた
水抜栓装置の本体を示す縦断面図、第2図は同水
抜栓装置における伝達切換機構の拡大断面図、第
3図は第1図中A−A線における遊星歯車機構の
平面図、第4図は同水抜栓装置の全体構成図であ
る。
まず、本考案を明確にするため、水抜栓装置M
における本体Pの概略構成について第1図を参照
して説明する。
第1図に示す同本体Pは大別して上側に配した
バルブ駆動装置1と下側に配したバルブ機構15
からなる。
バルブ駆動装置1は最上部に逆カツプ状のカバ
ー20に覆われた動力部2を備える。動力部2は
ベース21に固定したモータユニツト22と、同
ユニツト22の下端に結合した遊星歯車機構24
からなる。遊星歯車機構24は三段式であり平面
図を第3図に示す。また、遊星歯車機構24の下
端に突出した出力軸24aには前記伝達軸3を連
結する。
伝達軸3は上側に位置する駆動軸部4と下側に
位置する被動軸部5から構成し、筒形のカバー1
4によつて覆われる。駆動軸部4は筒形の継手2
6を備え、その上端を出力軸24aに軸ピン26
aにより回転伝達可能に連結するとともに、継手
26内には下端からクラツチ部材11を挿入す
る。クラツチ部材11と継手26は、継手26に
設けた規制ピン26bとクラツチ部材11に設け
たガイド長孔11aによつて回転規制され、かつ
軸方向へ摺動自在となる。また、クラツチ部材1
1の下端には下方が尖形となる円錐形のテーパ部
11pを形成するとともに、内部に断面六角形の
ガイド孔11bを形成する。なお、クラツチ部材
11はスプリング27によつて下方へ付勢され
る。
一方、被動軸部5は上部に前記ガイド孔11b
へ挿通可能な断面六角形のシヤフト部5bを備え
る。よつて、クラツチ部材11と被動軸部5は回
転規制され、かつ軸方向へ摺動自在となる。な
お、上記六角形状により、挿脱が容易に行い得る
ように考慮している。また、被動軸部5には被動
傘歯車28を設けるとともに、下端はバルブ機構
15に駆動力を伝達する伝達機構16に結合す
る。
他方、クラツチ部材11と被動軸部5間の側方
にはカバー14に回動自在かつ水平方向へ摺動自
在な入力軸6を設ける。入力軸6は外端に回動軸
によつて手動ハンドル7を連結する。
また、入力軸6の内端は先端尖形の円錐形をな
すテーパ部6pを形成し、前記クラツチ部材11
のテーパ部11pに対して略直角な位置関係をも
たせることにより、クラツチ操作機構12を構成
する。
さらにまた、入力軸6のテーパ部11pの後に
は駆動傘歯車29を設け、前記被動軸部5におけ
る被動傘歯車28に対して略垂直方向に回転を伝
達する伝達ギア機構13を構成する。
なお、手動ハンドル7は予め取付プレート30
に組付け、この取付プレート30をカバー14に
ネジ込み式で組付けることができる。
次に、各傘歯車28と29、テーパ部11pと
6p、駆動軸部4と被動軸部5、クラツチ部材1
1の各位置関係について、全体の機能及び使用方
法と併せて説明する。
まず、手動ハンドル7を使用しない通常時に
は、スプリング27の弾発力(又は自重)により
クラツチ部材11は下方へ移動し、被動軸部5の
シヤフト部5bはクラツチ11のガイド孔11b
に挿入する。同時に、クラツチ部材11のテーパ
部11pは入力軸6のテーパ部6pを押して後退
させ、クラツチ部材11と被動軸部5は接続、駆
動傘歯車28と被動傘歯車29は噛合解除され、
動力部2によつて回転せしめられる駆動軸部4の
回転を被動軸部5へ伝達できる。
一方、停電等の異常時には、手動ハンドル7を
操作し、入力軸6をカバー14の内部へ押込め
ば、駆動傘歯車29と被動傘歯車28は噛合し、
同時にテーパ部6pがテーパ部11pを押上げ、
クラツチ部材11と被動軸部5は離脱する。よつ
て、手動ハンドル7の回転を被動軸部5に伝達で
きる。
次に、このようなバルブ駆動装置1を制御する
コントローラについて、第4図を参照して説明す
る。
コントローラ50はケーブル51を介して前記
動力部2に接続するとともに、家屋内の壁面に設
置する。コントローラ50は操作パネルを備え、
操作スイツチの操作によつて動力部2へ駆動電力
を供給するとともに、その正逆回転、起動及び停
止のタイミングを制御する。また、タイマーや温
度センサを接続してバルブの開閉を自動制御する
機能を有する。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考
案はこのような実施例に限定されるものではな
く、細部の構成等において本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で任意に変更実施できる。
〔考案の効果〕
このように本考案に係るバルブ駆動装置は、伝
達軸を駆動軸部と被動軸部に二分し、かつ伝達軸
に対して略直角な入力軸を有する手動ハンドルを
設けるとともに、駆動軸部に、回転が規制され、
被動軸部に対し前進して接続し、かつ後退して開
離する軸方向へ摺動自在なクラツチ部材を設け、
さらに、クラツチ部材及び入力軸の双方の端部を
円錐形に形成し、周面を相対面させることによ
り、入力軸が前進してクラツチ部材を開離し、か
つ後退して接続するクラツチ操作機構を設け、さ
らに、入力軸と被動軸部間に、入力軸が前進して
噛合し、かつ後退して噛合を解除する伝達ギア機
構を設けることにより、駆動軸部の回転と入力軸
の回転を、選択的に被動軸部へ伝達可能に構成し
た伝達切換機構を備えるため、次のような顕著な
効果を奏する。
手動ハンドルの押操作により電動側から手動
側に容易に切換えることができるとともに、伝
達切換機構の簡略化を図れるため、小型コンパ
クト化及び低コスト化に寄与できる。
水抜栓装置等において、上方に障害物が存在
してもこれに制限されることなく設置でき、ま
た、家屋の壁面等に埋込式に設置することがで
きる等、使い勝手が向上する。
伝達軸の中途へ手動ハンドルの回転駆動力を
伝達するようにしたため、動力部における減速
機構等に故障が生じても手動による操作機能を
維持でき、信頼性及び安全性等をより向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係るバルブ駆動装置を備えた
水抜栓装置の本体を示す縦断面図、第2図:同水
抜栓装置における伝達切換機構の拡大断面図、第
3図:第1図中A−A線における遊星歯車機構の
平面図、第4図:同水抜栓装置の全体構成図。 尚図面中、1……バルブ駆動装置、M……水抜
栓装置、2……動力部、3……伝達軸、4……駆
動軸部、5……被動軸部、6……入力軸、7……
手動ハンドル、8……伝達切換機構、11……ク
ラツチ部材、12……クラツチ操作機構、13…
…伝達ギア機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 動力部2により伝達軸3を介してバルブ
    を変位させるバルブ駆動装置1において、伝達
    軸3を駆動軸部4と被動軸部5に二分し、かつ
    伝達軸3に対して略直角な入力軸6を有する手
    動ハンドル7を設けるとともに、駆動軸部4
    に、回転が規制され、被動軸部5に対し前進し
    て接続し、かつ後退して開離する軸方向へ摺動
    自在なクラツチ部材11を設け、さらに、クラ
    ツチ部材11及び入力軸6の双方の端部を円錐
    形に形成し、周面を相対面させることにより、
    入力軸6が前進してクラツチ部材11を開離
    し、かつ後退して接続するクラツチ操作機構1
    2を設け、さらに、入力軸6と被動軸部5間
    に、入力軸6が前進して噛合し、かつ後退して
    噛合を解除する伝達ギア機構13を設けること
    により、駆動軸部4の回転と入力軸6の回転
    を、選択的に被動軸部5へ伝達可能に構成した
    伝達切換機構8を備えることを特徴とするバル
    ブ駆動装置。 〔2〕 伝達ギア機構13は入力軸6の端部と被
    動軸部5の端部にそれぞれ設けた傘歯車により
    構成することを特徴とする請求項1記載のバル
    ブ駆動装置。
JP1988014713U 1988-02-05 1988-02-05 Expired - Lifetime JPH0519655Y2 (ja)

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JPH01118267U JPH01118267U (ja) 1989-08-10
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Families Citing this family (2)

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JP4973253B2 (ja) * 2007-03-14 2012-07-11 ティアック株式会社 ディスク搬送機構
JP7344002B2 (ja) * 2019-04-12 2023-09-13 旭有機材株式会社 バルブ用手動操作機構及びこれを備えるバルブ

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JPS61286678A (ja) * 1985-06-07 1986-12-17 フリツツ ミユラ− バルブのスピンドル駆動機構

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