JPH0519653U - マストローラ用軸受 - Google Patents

マストローラ用軸受

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Publication number
JPH0519653U
JPH0519653U JP7721591U JP7721591U JPH0519653U JP H0519653 U JPH0519653 U JP H0519653U JP 7721591 U JP7721591 U JP 7721591U JP 7721591 U JP7721591 U JP 7721591U JP H0519653 U JPH0519653 U JP H0519653U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
outer ring
bearing
ring
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP7721591U
Other languages
English (en)
Inventor
信行 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
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Publication date
Application filed by NTN Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP7721591U priority Critical patent/JPH0519653U/ja
Publication of JPH0519653U publication Critical patent/JPH0519653U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受外輪が直接にマストに接して転がること
によって発生する金属接触のための騒音を低減させる。 【構成】 軸受外輪2の幅面に、Oリングまたは樹脂材
等からなる振動の減衰材9を設ける。軸受外輪2は、溝
形のマスト材52aの内面に沿って転がるマストローラ
となるものである。前記減衰材9により、振動が吸収さ
れ、騒音が低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォークリフトや、スタッカクレーン等の昇降案内用マストに使 用されるマストローラ用軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5および図6に示すように、フォークリフト51では、マスト52を構成す る左右一対の溝形のマスト材52aに、ガイドローラとなるマストローラ53を 介して昇降枠54を昇降自在に設置し、昇降枠54にフォーク55を取付けてい る。
【0003】 マストローラ53は、図7に示すように、マストローラ用軸受56の外輪で構 成され、この軸受外輪がマスト材52aに接して転がりながら上下動する。軸受 内輪57は、昇降枠54に突設した軸58に固定してある。 この例の場合、軸58は前後に若干斜めに設け、マストローラ53に大きな面 取部53aを形成することにより、昇降枠54と共にフォーク55が左右に多少 振れることを可能としてある。フォークリフトでは、作業性等の面から、このよ うにフォーク55の振れを許す形式とする場合が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のマストローラ用軸受56は、前記のように、その軸受外輪であるマス トローラ53が直接にマスト材52aに接して上下動する。そのため、金属どう しが直接に接触することになり、転がり接触や擦れ合いによって騒音が発生する という問題点がある。
【0005】 この考案の目的は、騒音の低減が図れるマストローラ用軸受を提供することで ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、軸受外輪がマストに転接するローラとなり、前記外輪と内輪の間 に転動体が介在した転がり軸受形式のマストローラ用軸受において、前記外輪の 幅面に振動の減衰材を設けたものである。
【0007】
【作用】
この構成によると、騒音の発生源となる外輪に振動の減衰材を設けたため、外 輪の振動が前記減衰材で吸収され、騒音が低下する。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。このマストローラ 用軸受10は密封型玉軸受からなり、内輪1と外輪2との間に転動体3およびそ の保持器4を設け、保持器4の両側で、内外輪1,2間の隙間を、外輪2に固定 されたシール5で蓋してある。
【0009】 外輪2はマストローラとなるものであり、内輪1よりも幅広に形成すると共に 、外径面の片方の肩部に円弧状断面の大きな面取部6が形成してある。外輪2の 両側の幅面には、蟻溝状の溝8をリング状に形成し、各溝8にOリングからなる 減衰材9を嵌合させてある。面取部6側の溝8は、面取部6よりも内径側に形成 してある。減衰材9は、Oリングの代わりに樹脂材料とし、射出成形等で溝8に 充填しても良い。内外輪1,2は通常の軸受鋼等で構成されるが、溝8の加工は 、高い精度が不要であるため、焼入前に行っても良い。
【0010】 図2は、このマストローラ用軸受10のマスト52への使用状態を示す。マス ト52および昇降枠54は、図6と共に前述した構成のものである。マストロー ラ用軸受10の内輪1は、昇降枠54に設けられた斜め方向の軸58に圧入し、 軸58の段面と止め環11とで固定してある。外輪2は、マスト52の溝形のマ スト材52a内に若干傾いて遊嵌し、面取部6の付近がマスト材52aの内面に 接触する。
【0011】 この構成のマストローラ用軸受10によると、軸受外輪2がマスト材52aに 直接に接して上下動し、金属どうしの接触を生じるが、接触により発生した振動 が減衰材9で吸収され、騒音の発生が低減される。この振動低減効果は、模擬実 験を行ったところ、充分に実用的な効果が得られることが確認された。
【0012】 また、減衰材9は外輪2の幅面に設けているため、マスト材52と接触せず、 そのため溝8内に嵌め込んだだけの簡単な取付構造であっても、減衰材9が容易 に外れることがない。外輪2の面取部6は、昇降枠54の振れを許しながらマス ト材52aとの接触を維持する部分であるが、面取部6側の減衰材9も、面取部 6よりも内径側に設けてあるため、マスト材52aとの接触が避けられる。
【0013】 図3は他の実施例を示す。この例は、マスト材52aに対して軸58を垂直に 設ける場合に適用される例であり、外輪2には、図2のような大きな面取部6を 設けていない。その他の構成は前記実施例と同様である。
【0014】 なお、前記各実施例では溝8内に減衰材9を設けたが、図4に示すように外輪 2の幅面に減衰材9を接着剤等で貼り付けても良い。また、減衰材9は、必ずし もリング状に設けなくても良く、例えば複数個を外輪2の幅面の周方向複数箇所 に等配しても良い。 さらに、前記各実施例はマストローラ用軸受10が玉軸受である場合につき説 明したが、ころ軸受けの場合にも適用することができる。また、この考案は、フ ォークリフトに限らず、例えばスタッカクレーン等、昇降案内用のマストを使用 する荷役機械一般に適用することができる。
【0015】
【考案の効果】
この考案は、軸受外輪がマストに直接に転接するマストローラ用軸受において 、軸受外輪に振動の減衰材を設けたため、マストと軸受外輪との直接接触による 軸受外輪の振動が減衰材で吸収され、騒音の発生が低減する。また、減衰材は軸 受外輪の幅面に設けるため、減衰材がマストと接触せず、したがって脱落や損傷 の問題がなくて、減衰材の取付けが簡単な構造で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるマストローラ用軸
受の半裁断面図である。
【図2】そのマストローラ用軸受とマストとの関係を示
す水平断面図である。
【図3】他の実施例にかかるマストローラ用軸受とマス
トとの関係を示す水平断面図である。
【図4】さらに他の実施例を示す半裁断面図である。
【図5】従来のフォークリフトの概略側面図である。
【図6】同フォークリフトのマスト部分の水平断面図で
ある。
【図7】そのマストローラ用軸受とマストとの関係を示
す水平断面図である。
【符号の説明】
1…内輪、2…外輪、3…転動体、6…面取部、8…
溝、9…減衰材、52…マスト、52a…マスト材、5
4…昇降枠、58…軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受外輪がマストに転接するローラとな
    り、前記外輪と内輪の間に転動体が介在した転がり軸受
    形式のマストローラ用軸受において、前記外輪の幅面に
    振動の減衰材を設けたことを特徴とするマストローラ用
    軸受。
JP7721591U 1991-08-29 1991-08-29 マストローラ用軸受 Pending JPH0519653U (ja)

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JP7721591U JPH0519653U (ja) 1991-08-29 1991-08-29 マストローラ用軸受

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JP7721591U JPH0519653U (ja) 1991-08-29 1991-08-29 マストローラ用軸受

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JPH0519653U true JPH0519653U (ja) 1993-03-12

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JP7721591U Pending JPH0519653U (ja) 1991-08-29 1991-08-29 マストローラ用軸受

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