JPH05196227A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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Publication number
JPH05196227A
JPH05196227A JP3140992A JP3140992A JPH05196227A JP H05196227 A JPH05196227 A JP H05196227A JP 3140992 A JP3140992 A JP 3140992A JP 3140992 A JP3140992 A JP 3140992A JP H05196227 A JPH05196227 A JP H05196227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
lever
drive shaft
link
driven shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3140992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shudo
健二 首藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3140992A priority Critical patent/JPH05196227A/ja
Publication of JPH05196227A publication Critical patent/JPH05196227A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパ羽根を開閉させる駆動軸の回転角度と
流量との関係が直線的になるようにすること。 【構成】 駆動軸3と従動軸4とに夫々ダンパ羽根2と
回転動作用のレバー5,6が取付けられ、この両回転動
作用のレバーがリンク7を介して連結されているダンパ
装置において、従動軸4に取付けられた回転動作用のレ
バー6に長穴11を形成し、この長穴11にリンク7の
一端をスライド可能に係合させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラプラントや化学
プラント等のダクト系に設けられて、空気やガスの流量
を制御するために用いられるダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラプラントや化学プラント等におい
ては、通常、通風装置が設置されていて、空気やガスの
通路を開放したり遮断したり、あるいは流量を制御した
りするために使用されている。このような目的には、一
般にルーバダンパ、ゲートダンパ、バタフライダンパな
どが用いられるが、制御用としては、主としてルーバダ
ンパが使用される。
【0003】図8および図9はルーバダンパの一例を示
したもので、図8は正面図であり、図9は図8のA−A
線に沿った断面図である。このルーバダンパは、ダンパ
フレーム1に囲まれて複数の行および列に配列されたダ
ンパ羽根2が設けられていて、この例では2行のダンパ
羽根2a,2bおよび2c,2dがそれぞれ組となって
制御されるようになっている。すなわち、ダンパ羽根2
a,2bについて説明すると、ダンパ羽根2bは駆動軸
3に取付けられており、ダンパ羽根2aは従動軸4に取
付けられている。
【0004】そして、駆動軸3と従動軸4との間は、リ
ンク機構によって連結されており、このリンク機構の様
子が図10ないし図12に示されている。図10ないし
図12は、ダンパ羽根2a,2bの開度とリンク機構の
動作状態との関係を示しており、図8のB−B線方向か
ら見た図であるが、駆動軸3と従動軸4に夫々回転動作
用のレバー5,6が取付けられ、この両回転動作用のレ
バー5,6の端部がリンク7の両端にピン8,9によっ
て連結されている。すなわち、回転動作用のレバー5,
6がリンク7を介して連結されていることになる。ま
た、駆動軸3には図示しない駆動装置にリンク機構を介
して連結された駆動レバー10が取付けられている。
【0005】さて図10は、ダンパ羽根2a,2bが閉
じた状態にあるときのリンク機構の状態を示している
が、この状態から駆動レバー10を矢印方向へ回転させ
ると、駆動軸3とレバー5が一緒に同じ方向へ回転し、
同時にリンク7を介してレバー6が反対方向へ回転し、
従動軸4も追従して同じ角度Θだけ回転する。そして、
図11の状態ではダンパ羽根2a,2bは半開きとな
り、さらに駆動レバー10を矢印方向へ回転させて図1
2の状態になると、ダンパ羽根2a,2bは全開とな
る。逆に、ダンパ羽根2a,2bを全開から全閉へ駆動
する場合には上記の動作と逆の動作をたどる。このよう
に、駆動レバー10を90度回転することにより、駆動
軸3および従動軸4に設けられたダンパ羽根2a,2b
が開閉動作をすることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
のルーバダンパは、駆動軸3を中心に駆動レバー10を
回転させることによって、ダンパ羽根2a,2bを回転
させ、空気やガスの流量を制御するものであるが、駆動
軸3の回転角度と空気やガスの流量、すなわち開口面積
との関係は、一次関数ではなく、図13に示すような正
弦曲線となることが良く知られている。従って、開口面
積の変化、すなわち流量の変化は、開度0度〜20度お
よび70度〜90度付近では少なく、開度20度〜70
度の範囲では大きいので、流量を制御することが極めて
難しいという問題があった。そこで、本発明は、ダンパ
羽根の開度(回転角度)と開口面積との関係を一次関数
(直線)に近づけて制御性能を向上させようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、駆動軸と従
動軸とに夫々ダンパ羽根が取付けられるとともに、夫々
の軸に回転動作用のレバーが取付けられ、この両回転動
作用のレバーがリンクを介して連結されているダンパ装
置において、前記従動軸に取付けられた回転動作用のレ
バーに長穴を形成し、この長穴に前記リンクの一端をス
ライド可能に係合させて成るものである。
【0008】
【作 用】上記の手段によれば、従動軸のレバーの長さ
はリンクの一端がレバーの長穴に沿ってスライドするの
で、開度の小さいときは短く、開度の大きいときは長く
変化することになり、これら長いレバーと短いレバーと
の組合わせによって、駆動軸と従動軸との回転速度に差
を与え、駆動軸の回転角度とダンパ羽根の開口面積(す
なわち流量)との関係をほぼ直線に近づけている。よっ
て、駆動軸の全回転角度範囲にわたって空気やガスなど
の流量がリニアに制御されことになる。
【0009】
【実施例】以下本発明に係るダンパ装置の実施例につい
て、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、
これらの図で、図8ないし図12に示したものと同一の
部分には同一の符号を付してあるのでその部分の説明は
省略する。
【0010】さて本発明では、従動軸4に取付けられた
回転動作用のレバー6に長穴11を形成し、この長穴1
1に前記リンク7の一端をピン12によってスライド可
能に係合させるようにしたものである。その他、駆動軸
3と従動軸4とに夫々ダンパ羽根2が取付けられるとと
もに、各軸3,4に回転動作用のレバー5,6がそれぞ
れ取付けられ、回転動作用のレバー5の端部がリンク7
の他端にピン8によって連結されている構成は従来と同
様である。これらの様子は図1ないし図3に示されてお
り、この図1ないし図3は、従来のリンク機構の様子を
示した図10ないし図12と同様部分の図である。な
お、この実施例でも、2行のダンパ羽根2a,2bが1
組となって制御されるようになっていて、ダンパ羽根2
bは駆動軸3に取付けられており、ダンパ羽根2aは従
動軸4に取付けられているものとして説明する。
【0011】本発明はこのように構成されたもので、図
1は、ダンパ羽根2a,2bが共に閉じた状態にあると
きのリンク機構の状態を示している。そして、この状態
から駆動レバー10を矢印方向へ回転させると、駆動軸
3とレバー5が一緒に同じ方向へ回転し、レバー5とピ
ン8で連結されたリンク7は、レバー5に引張られて図
の左側へ移動する。そして同時に、長穴11にピン12
でリンク7と連結されたレバー6が反対方向へ回転し、
従動軸4も追従して回転する。このとき、レバー5の長
さ、すなわち駆動軸3とピン8との間の寸法はl1、レ
バー6の長さ、すなわち従動軸4とピン12との間の寸
法はl2とし、かつl1>l2であるので、これらレバー
5,6の長さの違いによって、短いレバー6の方が先に
90度回転する。
【0012】従って、図2の状態では、従動軸4に取付
けられたダンパ羽根2aは全開となるが、駆動軸3に取
付けられているダンパ羽根2bは中間開度となってい
る。なお、従動軸4は、ダンパ羽根2aの全開状態でこ
れ以上回転しないように、ダンパ羽根2a側に図示しな
いストッパが設けられている。従って、駆動レバー10
をさらに矢印方向へ回転させると、駆動軸3とレバー5
が一緒に同じ方向へ回転し、リンク7がレバー5に引張
られて、リンク7とレバー6を連結するピン12がレバ
ー6の長穴11をスライドし、長穴11の半径方向外側
端にピン12が係合して止まると駆動軸3はそれ以上回
転できなくなる。この状態が図3であり、ダンパ羽根2
a,2bが共に全開となる。
【0013】また、ダンパ羽根2a,2bが全閉から全
開となるときは、上記の動作と逆の動作となるが、この
とき全閉時のレバー16とリンク7との係合位置は長穴
11の半径方向外側端にある。従って、駆動軸3が閉動
作を開始しても、ピン12が長穴11の半径方向内側端
にスライドしてくるまで従動軸4は動作しないので、開
度の変化に対する流量の変化は遅くなる。ピン12が長
穴11の半径方向内側端にきた後は、従動軸4は駆動軸
3の回転速度よりも速い速度で回転することになる。
【0014】図4ないし図6は本発明の他の実施例を示
したものである。すなわち、この実施例では、3枚の羽
根を連動させて流量制御しようとするもので、第2の従
動軸13を追設してこれにもダンパ羽根を取付けるとと
もに、従動軸4との間にレバー14,15およびリンク
16によるリンク機構を連結し、従動軸13に取付けら
れるレバー15に長穴17を設けてリンク16と連結し
たものである。従って、図4に示すように、レバー14
の長さ(軸とピンとの間の寸法)l3とレバー15の長
さ(軸とピンとの間の寸法)l4との違いにより、第1
の実施例と同様に、羽根の開度を相互に変えることが可
能となる。以下同じ要領で、多数の羽根を連動させて開
閉制御する場合でも、駆動軸の回転角度に対して、各羽
根の開度をずらせることにより、ダンパ全体として、駆
動軸の回転角度と流量との関係を、図7に点線で示した
ように、早く全開するダンパ羽根の特性曲線cと遅く全
開するダンパ羽根の特性曲線dとが組み合さって、ほぼ
一次関数にすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数のダンパ羽根を持つ制御用ダンパ装置において、駆
動軸の回転角度に対して各ダンパ羽根の回転角度を異な
らせることにより、全体として駆動軸の回転角度に対し
てダンパ羽根を通過する流体の流量の関係を、ほぼ直線
に近付けることができる。従って、制御性を飛躍的に向
上させることができるという、顕著な作用効果を奏する
ダンパ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダンパ装置の一実施例を示したダ
ンパ羽根の全閉時におけるリンク機構の状態図である。
【図2】ダンパ羽根の中間開度時におけるリンク機構の
状態を示した図である。
【図3】ダンパ羽根の全開時のリンク機構の状態を示し
た図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示したダンパ羽根の全
閉時のリンク機構の状態図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるダンパ羽根の中
間開度時でのリンク機構の状態を示した図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるダンパ羽根の全
開時のリンク機構の状態を示した図である。
【図7】本発明の効果を説明するために示した特性図で
ある。
【図8】従来のルーバダンパの一例を示した正面図であ
る。
【図9】図8のA−A線に沿った断面図である。
【図10】従来のダンパ装置のダンパ羽根の全閉時にお
けるリンク機構の状態を示した図である。
【図11】従来のダンパ装置のダンパ羽根の中間開度時
におけるリンク機構の状態を示した図である。
【図12】従来のダンパ装置のダンパ羽根の全開時にお
けるリンク機構の状態を示した図である。
【図13】ダンパ羽根を開閉させる駆動軸の回転角度と
流量との関係を説明した特性図である。
【符号の説明】
2 ダンパ羽根 3 駆動軸 4 従動軸 5 レバー 6 レバー 7 リンク 11 長穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸と従動軸とに夫々ダンパ羽根が取付
    けられるとともに、夫々の軸に回転動作用のレバーが取
    付けられ、この両回転動作用のレバーがリンクを介して
    連結されているダンパ装置において、前記従動軸に取付
    けられた回転動作用のレバーに長穴を形成し、この長穴
    に前記リンクの一端をスライド可能に係合させて成るダ
    ンパ装置。
JP3140992A 1992-01-22 1992-01-22 ダンパ装置 Withdrawn JPH05196227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140992A JPH05196227A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140992A JPH05196227A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ダンパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05196227A true JPH05196227A (ja) 1993-08-06

Family

ID=12330465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3140992A Withdrawn JPH05196227A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ダンパ装置

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JP (1) JPH05196227A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408