JPH05196131A - 無段変速機のダウンシフト方法 - Google Patents
無段変速機のダウンシフト方法Info
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- JPH05196131A JPH05196131A JP4230371A JP23037192A JPH05196131A JP H05196131 A JPH05196131 A JP H05196131A JP 4230371 A JP4230371 A JP 4230371A JP 23037192 A JP23037192 A JP 23037192A JP H05196131 A JPH05196131 A JP H05196131A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
- F16H61/662—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
- F16H61/66254—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
- F16H61/66259—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling using electrical or electronical sensing or control means
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H2061/66277—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members characterised by means for controlling the torque transmitting capability of the gearing by optimising the clamping force exerted on the endless flexible member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑りが実質的に阻止されるのに十分にダウン
シフト中に一次ベルト車に力が加えられるようにするこ
とによって好ましくない滑りを減少し又は除去する無段
変速機のダウンシフト制御方法を提供する。 【構成】 チエーンベルトの滑りが発生しないようにダ
ウンシフト中に自動車の無段変速機(CVT)を制御す
る新しい方法である。一次ベルト車26、27の力と二
次ベルト車31、32の力との間の関係は、一次把持力
が滑りを防止するのに十分なように一次の力を予測しか
つ制御するために使用される。
シフト中に一次ベルト車に力が加えられるようにするこ
とによって好ましくない滑りを減少し又は除去する無段
変速機のダウンシフト制御方法を提供する。 【構成】 チエーンベルトの滑りが発生しないようにダ
ウンシフト中に自動車の無段変速機(CVT)を制御す
る新しい方法である。一次ベルト車26、27の力と二
次ベルト車31、32の力との間の関係は、一次把持力
が滑りを防止するのに十分なように一次の力を予測しか
つ制御するために使用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続可変変速機すなわち
無段変速機(CVT)用のライン圧力制御装置を意図し
ている。
無段変速機(CVT)用のライン圧力制御装置を意図し
ている。
【0002】
【従来の技術】このような変速機は可撓性のチエーン又
はベルトによって互いに連結された液圧で動作される一
次及び二次プーリを備え、それらのプーリの有効直径は
同時であるが反対の方向に変えられて入力駆動軸と出力
被駆動軸との間で駆動比を滑らかに連続的に変える。一
次プーリは圧力流体によって制御されて変速機の有効駆
動比を調整し、一方二次プーリはトルクを一次プーリか
ら二次プーリに伝達するためにベルトの滑りを阻止する
のに十分な圧力で流体が供給される。液圧作動クラッチ
は、通常、駆動トルクを変速機から(すなわち二次プー
リから)関連するドライブラインに伝達するのに使用さ
れる。ライン圧力又は二次圧力はCVTにおいては最も
高い圧力であり、かつ二次プーリに作用してベルトが滑
らないようにベルトへの適当な把持力及び張力を確保す
る圧力である。
はベルトによって互いに連結された液圧で動作される一
次及び二次プーリを備え、それらのプーリの有効直径は
同時であるが反対の方向に変えられて入力駆動軸と出力
被駆動軸との間で駆動比を滑らかに連続的に変える。一
次プーリは圧力流体によって制御されて変速機の有効駆
動比を調整し、一方二次プーリはトルクを一次プーリか
ら二次プーリに伝達するためにベルトの滑りを阻止する
のに十分な圧力で流体が供給される。液圧作動クラッチ
は、通常、駆動トルクを変速機から(すなわち二次プー
リから)関連するドライブラインに伝達するのに使用さ
れる。ライン圧力又は二次圧力はCVTにおいては最も
高い圧力であり、かつ二次プーリに作用してベルトが滑
らないようにベルトへの適当な把持力及び張力を確保す
る圧力である。
【0003】本出願で参考として記載された米国特許第
4,718,308号、第4,648,496号、第
4,982,822号に記載された装置のような、CV
Tを動作するために必要な異なる液圧を制御するための
種々の装置が開発されてきた。
4,718,308号、第4,648,496号、第
4,982,822号に記載された装置のような、CV
Tを動作するために必要な異なる液圧を制御するための
種々の装置が開発されてきた。
【0004】典型的なCVT制御装置において、ダウン
シフト中に一次のシーブすなわちベルト車に作用する液
圧は減少されて一次ベルト車両半分が開き(互いに離
れ)かつ一次ベルト車の有効直径を減少する。ある条件
下でダウンシフトを行っている最中に、把持力が不十分
になりかつ一次駆動ベルト車と駆動チエーン又はベルト
との間に滑りが発生する。このような滑りはベルト車及
びチエーン又はベルトを損傷する。
シフト中に一次のシーブすなわちベルト車に作用する液
圧は減少されて一次ベルト車両半分が開き(互いに離
れ)かつ一次ベルト車の有効直径を減少する。ある条件
下でダウンシフトを行っている最中に、把持力が不十分
になりかつ一次駆動ベルト車と駆動チエーン又はベルト
との間に滑りが発生する。このような滑りはベルト車及
びチエーン又はベルトを損傷する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、滑り
が実質的に阻止されるのに十分にダウンシフト中に一次
ベルト車に力が加えられるようにすることによって好ま
しくない滑りを減少し又は除去する制御方法を提供する
ことである。
が実質的に阻止されるのに十分にダウンシフト中に一次
ベルト車に力が加えられるようにすることによって好ま
しくない滑りを減少し又は除去する制御方法を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、無
端の駆動要素によって接続された半径を調整可能な一次
及び二次プーリを備え、前記プーリが一次及び二次の力
に液圧的に制御され、それによって駆動要素と一次プー
リとの間の滑りが駆動要素の比率及び一次の力を制御す
ることによって除去される無段変速機のダウンシフト方
法において、(イ)ダウンシフトを開始する段階と、
(ロ)ダウンシフトに対応する所望の一次圧力を計算す
る段階と、(ハ)ダウンシフトに対応する比率制御器の
デューティサイクル限界を選択する段階と、(ニ)前記
所望の一次の力に対応する所望の二次圧力を計算する段
階と、(ホ)前記所望の二次圧力を既知の二次圧力の最
大値と比較する段階と、(ヘ)受容可能な所望の二次圧
力が達成されるまで、既知の二次圧力の最大値を超える
二次圧力の値に対して段階(ロ)ないし(ホ)を繰り返
す段階と、(ト)受容可能な二次圧力を存在する二次圧
力と比較しかつその高い方を新しい二次圧力の設定点と
して選択する段階と、(チ)無段変速機に選択された比
率制御装置のデューティサイクル限界及び新しいライン
圧力の設定点を使用する段階と、を含んで構成されてい
る。
端の駆動要素によって接続された半径を調整可能な一次
及び二次プーリを備え、前記プーリが一次及び二次の力
に液圧的に制御され、それによって駆動要素と一次プー
リとの間の滑りが駆動要素の比率及び一次の力を制御す
ることによって除去される無段変速機のダウンシフト方
法において、(イ)ダウンシフトを開始する段階と、
(ロ)ダウンシフトに対応する所望の一次圧力を計算す
る段階と、(ハ)ダウンシフトに対応する比率制御器の
デューティサイクル限界を選択する段階と、(ニ)前記
所望の一次の力に対応する所望の二次圧力を計算する段
階と、(ホ)前記所望の二次圧力を既知の二次圧力の最
大値と比較する段階と、(ヘ)受容可能な所望の二次圧
力が達成されるまで、既知の二次圧力の最大値を超える
二次圧力の値に対して段階(ロ)ないし(ホ)を繰り返
す段階と、(ト)受容可能な二次圧力を存在する二次圧
力と比較しかつその高い方を新しい二次圧力の設定点と
して選択する段階と、(チ)無段変速機に選択された比
率制御装置のデューティサイクル限界及び新しいライン
圧力の設定点を使用する段階と、を含んで構成されてい
る。
【0007】
【作用】本発明はダウンシフト中にCVTを制御するた
めの制御戦略を意図する。本発明は、滑りが実質的に阻
止されるのに十分にダウンシフト中に一次ベルト車に力
が加えられるようにすることによって好ましくない滑り
を減少し又は除去する。これは幾つかの異なる方法で達
成される。以下に記載される第1及び第2の方法は上記
米国特許第4,982,822号に示された既成のハー
ドウエアの制御の変更を含む。以下に記載される第3の
方法は、変更された制御戦略における第1のベルト車に
おける実際の圧力を測定するために、既成のハードウエ
アとともに追加の圧力センサを利用する。
めの制御戦略を意図する。本発明は、滑りが実質的に阻
止されるのに十分にダウンシフト中に一次ベルト車に力
が加えられるようにすることによって好ましくない滑り
を減少し又は除去する。これは幾つかの異なる方法で達
成される。以下に記載される第1及び第2の方法は上記
米国特許第4,982,822号に示された既成のハー
ドウエアの制御の変更を含む。以下に記載される第3の
方法は、変更された制御戦略における第1のベルト車に
おける実際の圧力を測定するために、既成のハードウエ
アとともに追加の圧力センサを利用する。
【0008】以下に記載される好ましい実施例は一定比
率及びアップシフト条件中に通常のCVT制御戦略を利
用する。ダウンシフト中に、これらの実施例はライン圧
力制御器及び比率制御器を使用してチエーンベルト比率
及び一次ベルト車に作用される力(一次の力)を制御す
る。結果は、一次の力がチエーンベルトと一次ベルト車
との間の滑りを防止するのに必要な力より下に降下する
ことなく制御可能なダウンシフト比率である。
率及びアップシフト条件中に通常のCVT制御戦略を利
用する。ダウンシフト中に、これらの実施例はライン圧
力制御器及び比率制御器を使用してチエーンベルト比率
及び一次ベルト車に作用される力(一次の力)を制御す
る。結果は、一次の力がチエーンベルトと一次ベルト車
との間の滑りを防止するのに必要な力より下に降下する
ことなく制御可能なダウンシフト比率である。
【0009】ダウンシフト中に、力の釣り合いは、力の
比率、すなわち二次ベルト車に加えられる力(二次の
力)に対する一次の力の比率が1より下に降下できるこ
とである。従来のCVT制御戦略において、二次の力が
制御され、二次の力がベルトチエーンと二次ベルト車と
の間の滑りを阻止するのに必要な最小の二次の力より常
に大きくなることを確保する。従来の装置において、力
の釣り合いが、ダウンシフト中に力の比率が1より下に
降下するような値であると、そのとき滑りがチエーンベ
ルトと一次ベルト車との間で発生する。このような滑り
は、チエーンベルト及び、又は一次ベルト車を損傷する
結果となる。
比率、すなわち二次ベルト車に加えられる力(二次の
力)に対する一次の力の比率が1より下に降下できるこ
とである。従来のCVT制御戦略において、二次の力が
制御され、二次の力がベルトチエーンと二次ベルト車と
の間の滑りを阻止するのに必要な最小の二次の力より常
に大きくなることを確保する。従来の装置において、力
の釣り合いが、ダウンシフト中に力の比率が1より下に
降下するような値であると、そのとき滑りがチエーンベ
ルトと一次ベルト車との間で発生する。このような滑り
は、チエーンベルト及び、又は一次ベルト車を損傷する
結果となる。
【0010】本発明の実施例は、ダウンシフト中に二次
の力でなくて一次の力が制御されてその一次の力がチエ
ーンベルトと一次ベルト車との間の滑りを阻止するのに
必要な最小の力より常に大きくなるのを確保する点で、
従来技術の装置と異なる。この新しい戦略の下で、もし
力の比率が1以下に降下すると、二次の力はチエーンベ
ルトと二次ベルト車との間の滑りを阻止するのに必要な
値より大きくなり、かつ滑りの可能性が両者のベルト車
において除去される。
の力でなくて一次の力が制御されてその一次の力がチエ
ーンベルトと一次ベルト車との間の滑りを阻止するのに
必要な最小の力より常に大きくなるのを確保する点で、
従来技術の装置と異なる。この新しい戦略の下で、もし
力の比率が1以下に降下すると、二次の力はチエーンベ
ルトと二次ベルト車との間の滑りを阻止するのに必要な
値より大きくなり、かつ滑りの可能性が両者のベルト車
において除去される。
【0011】従来技術の装置において、ライン圧力とし
て言及される二次の力のは制御される。一次の力は測定
されず又は制御されない。しかしながら、一次の力と二
次の力との間に相互作用があり、この相互作用は一次の
力を予測し又は制御するのに利用される。この相互作用
に依存することによって、以下に記載する第1及び第2
の実施例は一次の力を測定するセンサを加えることなく
動作する。以下に記載する第3の実施例において、その
ようなセンサが加えられている。
て言及される二次の力のは制御される。一次の力は測定
されず又は制御されない。しかしながら、一次の力と二
次の力との間に相互作用があり、この相互作用は一次の
力を予測し又は制御するのに利用される。この相互作用
に依存することによって、以下に記載する第1及び第2
の実施例は一次の力を測定するセンサを加えることなく
動作する。以下に記載する第3の実施例において、その
ようなセンサが加えられている。
【0012】一次の力を測定するセンサがない第1の実
施例において、本発明を達成するために次の段階が続
く。(イ)一次ベルト車上の一組のチエーンベルト滑り
安全ファクタを与えるのに必要な一次の力が計算され
る、(ロ)シフト比率が選択されっかつ対応する比率制
御器デューティサイクルが試験データから導かれた索引
表(look−up table)から決定される、
(ハ)所望の一次の力を達成するために必要なライン圧
力すなわち二次の圧力は試験データから導かれた索引表
から決定される。もし早いダウンシフト中に所望の一次
の圧力を達成するのに必要なライン圧力が可能なライン
圧力の限界を超過すると、シフト比率は受容可能なライ
ン圧力に達するまで減少される。
施例において、本発明を達成するために次の段階が続
く。(イ)一次ベルト車上の一組のチエーンベルト滑り
安全ファクタを与えるのに必要な一次の力が計算され
る、(ロ)シフト比率が選択されっかつ対応する比率制
御器デューティサイクルが試験データから導かれた索引
表(look−up table)から決定される、
(ハ)所望の一次の力を達成するために必要なライン圧
力すなわち二次の圧力は試験データから導かれた索引表
から決定される。もし早いダウンシフト中に所望の一次
の圧力を達成するのに必要なライン圧力が可能なライン
圧力の限界を超過すると、シフト比率は受容可能なライ
ン圧力に達するまで減少される。
【0013】第2の実施例は制御装置に一次の圧力推定
装置を追加している。第3の実施例は実際の一次圧力を
読む圧力センサを利用し、その実際の一次圧力は制御戦
略の予測された一次圧力に代わって使用される。
装置を追加している。第3の実施例は実際の一次圧力を
読む圧力センサを利用し、その実際の一次圧力は制御戦
略の予測された一次圧力に代わって使用される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。装置は、図1に示されるように、前述の米
国特許に詳細に記載されている多くの構成要素を備えて
いる。これらの従来技術の教示がここでは参考として取
り入れられている。
て説明する。装置は、図1に示されるように、前述の米
国特許に詳細に記載されている多くの構成要素を備えて
いる。これらの従来技術の教示がここでは参考として取
り入れられている。
【0015】図1において、自動車のレイアウトにおけ
る一般的な動力の流れが、連続可変変速機すなわち無段
変速機25の一次プーリを駆動するために、エンジン2
0からエンジン出力軸21、フライホイール及びダンパ
組立体22及び変速機入力軸23にわたって示されてい
る。一次プーリ24は固定のベルト車26と可動のベル
ト車27とを備えていて、一次ベルト車のチャンバ28
がその中に流体が流入し又はそこから排出して可動のベ
ルト車27の位置を調整するように配置されている。二
次プーリ30は軸方向に固定されたベルト車31と軸方
向に可動のベルト車32とを備え、二次ベルト車のチャ
ンバ33がその中に流体が流入又はそこから排出して可
動のベルト車32の位置を調整するように配置されてい
る。二次プーリ30の回転出力は軸39を介してクラッ
チ34の一方の側に供給される。クラッチ34の他の側
は軸35に接続されている。軸35からの駆動は歯車セ
ットを介して前進−後進歯車選択組立体37に伝達され
る。歯車選択組立体37からの駆動は歯車減速装置38
を介して差動組立体40に流れ、その差動組立体は車両
の車輪(図示せず)を駆動する出力軸41及び42を備
える。
る一般的な動力の流れが、連続可変変速機すなわち無段
変速機25の一次プーリを駆動するために、エンジン2
0からエンジン出力軸21、フライホイール及びダンパ
組立体22及び変速機入力軸23にわたって示されてい
る。一次プーリ24は固定のベルト車26と可動のベル
ト車27とを備えていて、一次ベルト車のチャンバ28
がその中に流体が流入し又はそこから排出して可動のベ
ルト車27の位置を調整するように配置されている。二
次プーリ30は軸方向に固定されたベルト車31と軸方
向に可動のベルト車32とを備え、二次ベルト車のチャ
ンバ33がその中に流体が流入又はそこから排出して可
動のベルト車32の位置を調整するように配置されてい
る。二次プーリ30の回転出力は軸39を介してクラッ
チ34の一方の側に供給される。クラッチ34の他の側
は軸35に接続されている。軸35からの駆動は歯車セ
ットを介して前進−後進歯車選択組立体37に伝達され
る。歯車選択組立体37からの駆動は歯車減速装置38
を介して差動組立体40に流れ、その差動組立体は車両
の車輪(図示せず)を駆動する出力軸41及び42を備
える。
【0016】車両の操作者は、アクセルペダル45及び
後で詳細に述べる手動セレクタレバーによって手動制御
する。これらの入力手段を介して操作者はCVTを指図
する。
後で詳細に述べる手動セレクタレバーによって手動制御
する。これらの入力手段を介して操作者はCVTを指図
する。
【0017】ここで使用されている「ダウンシフト」及
び「ダウンシフティング」は一次プーリ24及二次プー
リ30の相対的な大きさを、軸39の回転速度がしたが
って車両の速度が与えられたエンジン速度に対して減少
されるように、変化するプロセスを言う。
び「ダウンシフティング」は一次プーリ24及二次プー
リ30の相対的な大きさを、軸39の回転速度がしたが
って車両の速度が与えられたエンジン速度に対して減少
されるように、変化するプロセスを言う。
【0018】CVT制御装置は、電子制御装置50及び
液圧制御装置51を備える。アクセルペダル45の位置
は検出されかつライン46、47及び48を介して電子
制御装置50に伝達される。中立、駐車、前進及び後進
位置を有する手動セレクタレバー52の位置は検出され
かつライン53を通して電子制御装置50に伝達され
る。圧力変換器49がクラッチ34の液圧導管68内の
圧力を測定しかつこの情報をライン54を介して電子制
御装置50の伝達する。変速機の液圧流体の温度を表示
する信号は液圧制御装置51からライン55を介して電
子制御装置50に送られる。センサ58がクラッチ出力
軸に隣接して配置され、その出力軸の回転速度を測定し
かつこの情報をライン56を通して電子制御装置50に
伝達する。センサ61が軸39に隣接して配置され、そ
のセンサはクラッチの軸の回転入力速度信号をライン5
7を介して電子制御装置50に伝達する。センサ60が
エンジン出力軸21に隣接して配置されかつエンジン速
度を表示する信号をライン59を介して伝達する。電子
制御装置はソフトウエアによって機能的に実行されるマ
イクロコンピュータを備えている。方程式、安全ファク
タのような定数及び索引表はマイクロコンピュータ内に
貯蔵されかつ制御装置が必要なときアクセスできる。こ
の欄で述べたCVT制御装置は前述の米国特許第4,9
82,822号に記載されたCVT制御装置と同じであ
る。
液圧制御装置51を備える。アクセルペダル45の位置
は検出されかつライン46、47及び48を介して電子
制御装置50に伝達される。中立、駐車、前進及び後進
位置を有する手動セレクタレバー52の位置は検出され
かつライン53を通して電子制御装置50に伝達され
る。圧力変換器49がクラッチ34の液圧導管68内の
圧力を測定しかつこの情報をライン54を介して電子制
御装置50の伝達する。変速機の液圧流体の温度を表示
する信号は液圧制御装置51からライン55を介して電
子制御装置50に送られる。センサ58がクラッチ出力
軸に隣接して配置され、その出力軸の回転速度を測定し
かつこの情報をライン56を通して電子制御装置50に
伝達する。センサ61が軸39に隣接して配置され、そ
のセンサはクラッチの軸の回転入力速度信号をライン5
7を介して電子制御装置50に伝達する。センサ60が
エンジン出力軸21に隣接して配置されかつエンジン速
度を表示する信号をライン59を介して伝達する。電子
制御装置はソフトウエアによって機能的に実行されるマ
イクロコンピュータを備えている。方程式、安全ファク
タのような定数及び索引表はマイクロコンピュータ内に
貯蔵されかつ制御装置が必要なときアクセスできる。こ
の欄で述べたCVT制御装置は前述の米国特許第4,9
82,822号に記載されたCVT制御装置と同じであ
る。
【0019】従来技術では存在しなかった別の圧力変換
器44が一次ベルト車チャンバ28における液圧を測定
するために設けられている。この情報はライン62を通
して電子制御装置50に伝達される。
器44が一次ベルト車チャンバ28における液圧を測定
するために設けられている。この情報はライン62を通
して電子制御装置50に伝達される。
【0020】上記情報の全ては電子制御装置50の一部
であるマイクロコンピュータによって受けられ、データ
として貯えられかつコンピュータソフトウエアによって
使用されかつ操作される。電子制御装置50のマイクロ
コンピュータはデータを処理した後、三つのパルス幅変
調(PWM)制御信号をライン63、64及び65を介
して液圧制御装置51に送る。ライン63のPWM信号
は、液圧制御装置内のポンプ組立体によって生起される
ライン圧力すなわち二次圧力を調節するための制御信号
である。ライン64の出力PWM信号は比率制御信号で
あり、CVT25の所望の比率を確立するために使用さ
れる。ライン65の第3の出力PWM信号はクラッチ3
4の動作を調節するために使用される。
であるマイクロコンピュータによって受けられ、データ
として貯えられかつコンピュータソフトウエアによって
使用されかつ操作される。電子制御装置50のマイクロ
コンピュータはデータを処理した後、三つのパルス幅変
調(PWM)制御信号をライン63、64及び65を介
して液圧制御装置51に送る。ライン63のPWM信号
は、液圧制御装置内のポンプ組立体によって生起される
ライン圧力すなわち二次圧力を調節するための制御信号
である。ライン64の出力PWM信号は比率制御信号で
あり、CVT25の所望の比率を確立するために使用さ
れる。ライン65の第3の出力PWM信号はクラッチ3
4の動作を調節するために使用される。
【0021】液圧制御装置51はライン圧力すなわち二
次圧力である流体を導管66を介して二次ベルト車33
に流す。液圧制御装置は適当な圧力である液圧流体を導
管67を介して一次ベルト車のチャンバ28に分配し、
比率の変化を制御し、定常比率を保持し或いはチエーン
ベルト29と一次ベルト車27との間の滑りを阻止す
る。加えて、流体は導管68を介してクラッチチャンバ
43に分配されてクラッチを係合し或いは離脱する。
次圧力である流体を導管66を介して二次ベルト車33
に流す。液圧制御装置は適当な圧力である液圧流体を導
管67を介して一次ベルト車のチャンバ28に分配し、
比率の変化を制御し、定常比率を保持し或いはチエーン
ベルト29と一次ベルト車27との間の滑りを阻止す
る。加えて、流体は導管68を介してクラッチチャンバ
43に分配されてクラッチを係合し或いは離脱する。
【0022】図2ないし図5及び以下で述べる方程式に
おいて、次の定義が適用される。 A1 一次アクチュエータ圧力面積 A2 二次アクチュエータ圧力面積 ARCMAX 比率制御器最大流量面積 B シフティングエネルギ損失係数 β ベルト車角度 DC 比率制御デューティサイクル DClim ダウンシフト戦略のための比率制御デュ
ーティサイクル限界 DCNULL シフトなしに対する比率制御デューティ
サイクル △tloop 一次半径のアップデート間の時間 △tset ダウンシフト戦略のためのシフト時間 ECON1 比率制御弁のパラメータに基づく定数 F1 一次の力(lb) F1des ダウンシフト戦略のための所望の一次の
力 F1min 滑りを阻止するための最小の許容可能な
力 F2 二次の力(lb) F2des ダウンシフト戦略のための所望の二次の
力 F2min 滑りを阻止するための最小の許容可能な
力 FS2LOW 最小の二次ベルト車ばね力 KC1 一次アクチュエータ遠心力係数 KC2 二次アクチュエータ遠心力係数 KS2 二次ベルト車ばね定数 KV1 比率制御弁利得 μ 摩擦係数 MAP スロットル位置及び一次速度に基づく一
次トルク索引表 N1 一次速度 N1set 一次速度設定点 N2 二次速度 P1 一次圧力(psi) P1des ダウンシフト戦略のための所望の一次圧
力 P1est 推定された一次圧力 P1min 最小一次圧力限界 P1set 一次圧力設定点 P2 二次圧力(psi) P2des ダウンシフト戦略のための所望の二次圧
力 P2max 最大二次圧力限界 P2set ライン圧力設定点 P2stat 現存する通常のライン圧力設定点スケジ
ュール PSI 仮定された有効(active)角度 R1 一次半径 R1old 一次半径の貯えられた値 R2 二次半径 RB チエーンベルト比率 RDC 比率制御器デューティサイクル SF チエーンベルト滑り安全ファクタ T1 一次トルク T2 二次トルク TH スロットル位置(%) XRCMAX 比率制御器最大スプール移動量 Y2 二次ベルト車位置 Y2MAX 最大二次ベルト車位置
おいて、次の定義が適用される。 A1 一次アクチュエータ圧力面積 A2 二次アクチュエータ圧力面積 ARCMAX 比率制御器最大流量面積 B シフティングエネルギ損失係数 β ベルト車角度 DC 比率制御デューティサイクル DClim ダウンシフト戦略のための比率制御デュ
ーティサイクル限界 DCNULL シフトなしに対する比率制御デューティ
サイクル △tloop 一次半径のアップデート間の時間 △tset ダウンシフト戦略のためのシフト時間 ECON1 比率制御弁のパラメータに基づく定数 F1 一次の力(lb) F1des ダウンシフト戦略のための所望の一次の
力 F1min 滑りを阻止するための最小の許容可能な
力 F2 二次の力(lb) F2des ダウンシフト戦略のための所望の二次の
力 F2min 滑りを阻止するための最小の許容可能な
力 FS2LOW 最小の二次ベルト車ばね力 KC1 一次アクチュエータ遠心力係数 KC2 二次アクチュエータ遠心力係数 KS2 二次ベルト車ばね定数 KV1 比率制御弁利得 μ 摩擦係数 MAP スロットル位置及び一次速度に基づく一
次トルク索引表 N1 一次速度 N1set 一次速度設定点 N2 二次速度 P1 一次圧力(psi) P1des ダウンシフト戦略のための所望の一次圧
力 P1est 推定された一次圧力 P1min 最小一次圧力限界 P1set 一次圧力設定点 P2 二次圧力(psi) P2des ダウンシフト戦略のための所望の二次圧
力 P2max 最大二次圧力限界 P2set ライン圧力設定点 P2stat 現存する通常のライン圧力設定点スケジ
ュール PSI 仮定された有効(active)角度 R1 一次半径 R1old 一次半径の貯えられた値 R2 二次半径 RB チエーンベルト比率 RDC 比率制御器デューティサイクル SF チエーンベルト滑り安全ファクタ T1 一次トルク T2 二次トルク TH スロットル位置(%) XRCMAX 比率制御器最大スプール移動量 Y2 二次ベルト車位置 Y2MAX 最大二次ベルト車位置
【0023】図2は以下に記載される第1の実施例の機
能ブロックダイアグラム又は図式である。最初に、通常
の又は従来技術の制御装置を図2の関連する部分を参照
して説明する。左側の最上部のブロック70はスロット
ル設定TH及び初期速度N1が操作者によって入力され
ることを示す。この操作者の入力によりエンジン速度設
定点N1SETを決定することになり、その設定点はス
ロットル位置及び初期速度に基づく索引表から決定され
る。N1SETは比率制御器ブロック72に入力され、
そのブロックはデューティサイクルを調整して適当な比
率を達成する。比率制御器は、デューティサイクルイン
パルスを受けかつ一次ベルト車の半径を調整して所望の
チエーンベルト比率を与える。一次N1及び二次N2速
度は比率制御器にフィードバックされる。(液圧/力)
釣り合いとして示されるブロック74はCVT変速機の
(液圧/機械)部分を示す。(液圧/力)釣り合いブロ
ック内で起こる動作は前述の米国特許第4,982,8
22号に十分に記載されかつ本発明を理解するために重
要ではない。
能ブロックダイアグラム又は図式である。最初に、通常
の又は従来技術の制御装置を図2の関連する部分を参照
して説明する。左側の最上部のブロック70はスロット
ル設定TH及び初期速度N1が操作者によって入力され
ることを示す。この操作者の入力によりエンジン速度設
定点N1SETを決定することになり、その設定点はス
ロットル位置及び初期速度に基づく索引表から決定され
る。N1SETは比率制御器ブロック72に入力され、
そのブロックはデューティサイクルを調整して適当な比
率を達成する。比率制御器は、デューティサイクルイン
パルスを受けかつ一次ベルト車の半径を調整して所望の
チエーンベルト比率を与える。一次N1及び二次N2速
度は比率制御器にフィードバックされる。(液圧/力)
釣り合いとして示されるブロック74はCVT変速機の
(液圧/機械)部分を示す。(液圧/力)釣り合いブロ
ック内で起こる動作は前述の米国特許第4,982,8
22号に十分に記載されかつ本発明を理解するために重
要ではない。
【0024】図2の右側に示されるように、スロットル
設定TH、初期一次速度N1は二次速度N2と共にライ
ン圧力設定点方程式で表されたブロック76内に入力さ
れる。ライン圧力設定点P2SETは静的力の釣り合い
に基づく方程式によって、二次ベルト車の把持力が必要
とする把持力より安全の一定ファクタだけ過剰となるよ
うに、決定される。ライン圧力設定点はブロック78に
よって表されるライン圧力制御器内に入力される。ライ
ン圧力制御器はCVTのベルト車のチャンバに供給され
るライン圧力すなわち二次圧力を確立する。ライン圧力
すなわち二次圧力の表示はライン圧力制御器にフィード
バックされて確立された圧力を保持する。
設定TH、初期一次速度N1は二次速度N2と共にライ
ン圧力設定点方程式で表されたブロック76内に入力さ
れる。ライン圧力設定点P2SETは静的力の釣り合い
に基づく方程式によって、二次ベルト車の把持力が必要
とする把持力より安全の一定ファクタだけ過剰となるよ
うに、決定される。ライン圧力設定点はブロック78に
よって表されるライン圧力制御器内に入力される。ライ
ン圧力制御器はCVTのベルト車のチャンバに供給され
るライン圧力すなわち二次圧力を確立する。ライン圧力
すなわち二次圧力の表示はライン圧力制御器にフィード
バックされて確立された圧力を保持する。
【0025】図2の中央垂直流れはダウンシフティング
中に第1の実施例で発生するものを示している。図3は
この実施例で発生するものをより詳細に示すフローチャ
ートであり、ブロック100として示されかつダウンシ
フト戦略#1と名前の付けられた図2の中央垂直流れに
おいて起こったものと、図2の選択最大ブロック132
において起こったものとを説明する。
中に第1の実施例で発生するものを示している。図3は
この実施例で発生するものをより詳細に示すフローチャ
ートであり、ブロック100として示されかつダウンシ
フト戦略#1と名前の付けられた図2の中央垂直流れに
おいて起こったものと、図2の選択最大ブロック132
において起こったものとを説明する。
【0026】図3において、ブロック101においてダ
ウンシフトが開始されるとき、新しい一次比率R1がブ
ロック102において確立され、かつ新しい一次トルク
T1がブロック104において確立される。新しい所望
の一次の力(F1des)及び所望の一次圧力(P1d
es)は次の方程式からブロック106、108におい
て計算される。 決定回路、ブロック110−112はチェックを行いか
つ必要な調整を行い、P1desが一次圧力の最小値よ
り大きいか又はそれに等しくなるようにする。次のブロ
ック114において、所望のシフト率(△tset)
は、CVTの動作モードスロットル位置、チエーンベル
ト比率及びエンジン速度の関数である利用可能な情報に
基づいて設定される。CVTは七つのモード、すなわち
中立、抑制、保持、始動、減速、加速及び駆動を有す
る。各個々のモードにおいて、入口(entranc
e)及び出口(exit)要件並びにライン圧力、比率
及びクラッチ制御に対する戦略がある。抑制モードの目
的は高い車両速度中に後進に切り換えるのを抑制するこ
とである。他のモードは説明を要しないと信じる。
ウンシフトが開始されるとき、新しい一次比率R1がブ
ロック102において確立され、かつ新しい一次トルク
T1がブロック104において確立される。新しい所望
の一次の力(F1des)及び所望の一次圧力(P1d
es)は次の方程式からブロック106、108におい
て計算される。 決定回路、ブロック110−112はチェックを行いか
つ必要な調整を行い、P1desが一次圧力の最小値よ
り大きいか又はそれに等しくなるようにする。次のブロ
ック114において、所望のシフト率(△tset)
は、CVTの動作モードスロットル位置、チエーンベル
ト比率及びエンジン速度の関数である利用可能な情報に
基づいて設定される。CVTは七つのモード、すなわち
中立、抑制、保持、始動、減速、加速及び駆動を有す
る。各個々のモードにおいて、入口(entranc
e)及び出口(exit)要件並びにライン圧力、比率
及びクラッチ制御に対する戦略がある。抑制モードの目
的は高い車両速度中に後進に切り換えるのを抑制するこ
とである。他のモードは説明を要しないと信じる。
【0028】次に、ダウンシフト戦略(DClim)の
比率デューティサイクル限界が無負荷試験データから作
られたデータからブロック116で選択される。
比率デューティサイクル限界が無負荷試験データから作
られたデータからブロック116で選択される。
【0029】次のブロック118において、選択された
比率制御器デューティサイクル限界において所望の一次
の力を生起するのに必要な所望の二次の力(F2de
s)は、無負荷試験データから作られた表から選択され
る。
比率制御器デューティサイクル限界において所望の一次
の力を生起するのに必要な所望の二次の力(F2de
s)は、無負荷試験データから作られた表から選択され
る。
【0030】所望の二次の力に基づく所望の二次ライン
圧力(P2des)は次の式にしたがってブロック12
0で計算される。 二次ライン圧力及びライン圧力の用語は同じ圧力を言い
かつ互換可能に使用される。
圧力(P2des)は次の式にしたがってブロック12
0で計算される。 二次ライン圧力及びライン圧力の用語は同じ圧力を言い
かつ互換可能に使用される。
【0031】決定ブロック122において、圧力P2d
esがライン圧力限界内にあることを確かめるためにチ
ェックが行われる。もしそうでないと、シフト時間はブ
ロック123において調整され、制御は新しいDCli
mを決定するためにブロック116に戻される。
esがライン圧力限界内にあることを確かめるためにチ
ェックが行われる。もしそうでないと、シフト時間はブ
ロック123において調整され、制御は新しいDCli
mを決定するためにブロック116に戻される。
【0032】チエーンベルト比率RB、一次トルクT1
及び一次速度N1の関数である通常のライン圧力設定点
P2statはブロック124内で決定される。
及び一次速度N1の関数である通常のライン圧力設定点
P2statはブロック124内で決定される。
【0033】図2の選択最大ブロック132に対応する
次の決定ブロック回路126−128において、P2d
esは通常のライン圧力設定点(P2stat)と比較
されかつ二つの内の高い方が新しい実際のライン圧力設
定点(P2set)のために選択される。
次の決定ブロック回路126−128において、P2d
esは通常のライン圧力設定点(P2stat)と比較
されかつ二つの内の高い方が新しい実際のライン圧力設
定点(P2set)のために選択される。
【0034】最終ブロック130において、新たに確立
されたライン圧力設定点(P2set)及び比率制御器
デューティサイクル限界(DClim)は通常のCVT
制御戦略に戻される。DClim及びP2setのこの
戻りは図2に示されている。図2において、選択最大ブ
ロック132は図3のブロック124、126、127
及び128に相当する。図2において、リミタブロック
134はブロック116において選択された比率デュー
ティサイクル限界DCLIMを受けることを注意すべき
である。
されたライン圧力設定点(P2set)及び比率制御器
デューティサイクル限界(DClim)は通常のCVT
制御戦略に戻される。DClim及びP2setのこの
戻りは図2に示されている。図2において、選択最大ブ
ロック132は図3のブロック124、126、127
及び128に相当する。図2において、リミタブロック
134はブロック116において選択された比率デュー
ティサイクル限界DCLIMを受けることを注意すべき
である。
【0035】図4及び図5において、第2の実施例が示
されている。この実施例は図2及び図3に示される第1
の実施例に記載されたシステムを使用しているが、その
実施例に一次圧力予測装置(estimator)が加
えられている。図4においてブロック200で表されて
いる一次圧力予測装置は図4及び図5を参照して以下に
おいて説明する。図4は新しい一次圧力予測装置を含む
全体のCVTフローチャート戦略を示している。図5は
一次圧力予測装置がいかに機能するかについての更に詳
細を示す。
されている。この実施例は図2及び図3に示される第1
の実施例に記載されたシステムを使用しているが、その
実施例に一次圧力予測装置(estimator)が加
えられている。図4においてブロック200で表されて
いる一次圧力予測装置は図4及び図5を参照して以下に
おいて説明する。図4は新しい一次圧力予測装置を含む
全体のCVTフローチャート戦略を示している。図5は
一次圧力予測装置がいかに機能するかについての更に詳
細を示す。
【0036】一次予測装置は、ベルト車及びチエーンベ
ルト装置の物理学及び液圧制御装置に基づいて期待され
た一次圧力を計算する。一次速度、二次速度、スロット
ル及びライン圧力の関数である好ましい予測方法におい
て、二つの定数が経験的に決定される。第1の定数Bは
切り換え中に発生するエネルギ損失を示す。第2の定数
PSIは有効角度(active angle)を示
し、その有効角度はチエーンベルトの張力が変化する場
合のベルト車を巻く角度である。好ましい予測方法のた
めの方程式は次の通りである。 第2の予測方法は液圧比率制御弁に基づいている。第2
の予測方法のための方程式は次の通りである。
ルト装置の物理学及び液圧制御装置に基づいて期待され
た一次圧力を計算する。一次速度、二次速度、スロット
ル及びライン圧力の関数である好ましい予測方法におい
て、二つの定数が経験的に決定される。第1の定数Bは
切り換え中に発生するエネルギ損失を示す。第2の定数
PSIは有効角度(active angle)を示
し、その有効角度はチエーンベルトの張力が変化する場
合のベルト車を巻く角度である。好ましい予測方法のた
めの方程式は次の通りである。 第2の予測方法は液圧比率制御弁に基づいている。第2
の予測方法のための方程式は次の通りである。
【0037】見積もられた一次圧力(P1est)は、
それから一次圧力設定点(P1set)と比較されて誤
差信号を発生する。この操作は図5の合計の記号(Σ)
によって表される円形の囲み202内で行われる。
それから一次圧力設定点(P1set)と比較されて誤
差信号を発生する。この操作は図5の合計の記号(Σ)
によって表される円形の囲み202内で行われる。
【0038】ブロック204において、ライン圧力設定
点及び比率制御器デューティサイクル限界に対する一次
圧力誤差信号調整項(△P2set及び△RDC)は計
算される。
点及び比率制御器デューティサイクル限界に対する一次
圧力誤差信号調整項(△P2set及び△RDC)は計
算される。
【0039】誤差信号調整項は図2及び図3に示される
実施例から決定される設定点に加えられる。この誤差信
号を加える最後の段階は合計の記号(Σ)によって表さ
れる円形の囲み206及び208内で図4に示される。
実施例から決定される設定点に加えられる。この誤差信
号を加える最後の段階は合計の記号(Σ)によって表さ
れる円形の囲み206及び208内で図4に示される。
【0040】第3の実施例は実際の一次圧力を測定する
ために別の圧力センサを使用する。図1の例は一次ベル
ト車チャンバ28に対する導管67内に圧力変換器44
を備えている。この信号はライン62を介して電子制御
システムに伝達される。測定された一次圧力は第2の実
施例の見積もられた一次圧力と取り替えるように使用さ
れる。実施例3における他の全ての段階は実施例2の段
階と同じである。
ために別の圧力センサを使用する。図1の例は一次ベル
ト車チャンバ28に対する導管67内に圧力変換器44
を備えている。この信号はライン62を介して電子制御
システムに伝達される。測定された一次圧力は第2の実
施例の見積もられた一次圧力と取り替えるように使用さ
れる。実施例3における他の全ての段階は実施例2の段
階と同じである。
【0041】図1に示された好ましい実施れにおいて、
クラッチ34はCVT25の後に配置されている。二次
の装置においてクラッチ34はエンジン20とCVT2
5との間に配置されてもよい。このような装置におい
て、影響を受ける好ましい装置のファクタは一次トルク
T1である。もし二次の装置を使用するときエンジン速
度NEと一次速度N1との間の差の絶対値がクラッチの
滑り許容値(sliptolerance)より大きい
と、そのとき一次トルクT1はエンジン速度NEと一次
速度N1との両者のファクタになる。用語許容値はクラ
ッチがロックアップされたときに発生する滑りを言う。
この場合、図3のブロック104において新しい一次ト
ルクが確立したとき、エンジン速度NE及びクラッチ定
数は考慮されなければならない。この発明の三つの実施
例は一次の装置にもまた二次の装置にも使用され得る。
クラッチ34はCVT25の後に配置されている。二次
の装置においてクラッチ34はエンジン20とCVT2
5との間に配置されてもよい。このような装置におい
て、影響を受ける好ましい装置のファクタは一次トルク
T1である。もし二次の装置を使用するときエンジン速
度NEと一次速度N1との間の差の絶対値がクラッチの
滑り許容値(sliptolerance)より大きい
と、そのとき一次トルクT1はエンジン速度NEと一次
速度N1との両者のファクタになる。用語許容値はクラ
ッチがロックアップされたときに発生する滑りを言う。
この場合、図3のブロック104において新しい一次ト
ルクが確立したとき、エンジン速度NE及びクラッチ定
数は考慮されなければならない。この発明の三つの実施
例は一次の装置にもまた二次の装置にも使用され得る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、滑りが実質的に阻止さ
れるのに十分にダウンシフト中に一次ベルト車に力が加
えられるようにすることによって好ましくない滑りを減
少し又は除去する。
れるのに十分にダウンシフト中に一次ベルト車に力が加
えられるようにすることによって好ましくない滑りを減
少し又は除去する。
【図1】本発明にしたがって作られた制御装置により制
御される液圧流体で動作される一次及び二次ベルト車を
示す無段変速機のブロック線図である。
御される液圧流体で動作される一次及び二次ベルト車を
示す無段変速機のブロック線図である。
【図2】本発明を実施するための第1の方法の機能ブロ
ック線図である。
ック線図である。
【図3】図2の一つのブロックの詳細を示す論理フロー
チャートである。
チャートである。
【図4】本発明を実施するための第2の方法の機能ブロ
ック線図である。
ック線図である。
【図5】本発明を実施するための第2の方法の機能ブロ
ック線図である。
ック線図である。
20 エンジン 21 エンジン
出力軸 22 ダンパ組立体 24 一次プー
リ 26、27 ベルト車 30 プーリ 31、32 ベルト車 33 チャンバ 34 クラッチ 35 軸 37 歯車選択組立体 38 歯車減速
装置 50 電子制御装置 51 液圧制御
装置
出力軸 22 ダンパ組立体 24 一次プー
リ 26、27 ベルト車 30 プーリ 31、32 ベルト車 33 チャンバ 34 クラッチ 35 軸 37 歯車選択組立体 38 歯車減速
装置 50 電子制御装置 51 液圧制御
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・エル・ミラー アメリカ合衆国ニューヨーク州14850,イ サカ,ホリゾン・ドライヴ 38
Claims (13)
- 【請求項1】 無端の駆動要素によって接続された半径
を調整可能な一次及び二次プーリを備え、前記プーリが
一次及び二次の力に液圧的に制御され、それによって駆
動要素と一次プーリとの間の滑りが駆動要素の比率及び
一次の力を制御することによって除去される無段変速機
のダウンシフト方法において、 (イ)ダウンシフトを開始する段階と、 (ロ)ダウンシフトに対応する所望の一次圧力を計算
(108)する段階と、 (ハ)ダウンシフトに対応する比率制御器のデューティ
サイクル限界を選択(116)する段階と、 (ニ)前記所望の一次の力に対応する所望の二次圧力を
計算(120)する段階と、 (ホ)前記所望の二次圧力を既知の二次圧力の最大値と
比較(122)する段階と、 (ヘ)受容可能な所望の二次圧力が達成されるまで、既
知の二次圧力の最大値を超える二次圧力の値に対して段
階(ロ)ないし(ホ)を繰り返す段階と、 (ト)受容可能な二次圧力を存在する二次圧力と比較
(126−128)しかつその高い方を新しい二次圧力
の設定点として選択(130)する段階と、 (チ)無段変速機に選択された比率制御装置のデューテ
ィサイクル限界及び新しいライン圧力の設定点を使用す
る段階と、を含むダウンシフト方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のダウンシフト方法にお
いて、段階(ロ)の新しい所望の一次圧力はある方程式
にしたがって最初に計算(108)され、その方程式に
おいて、新しい所望の一次圧力は、所望の一次の力から
一次速度の二乗と一次アクチュエータの遠心力係数との
積を引いた値を一次アクチュエータの圧力面積で除した
値に等しい方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のダウンシフト方法にお
いて、段階(ハ)における所望の二次圧力がある方程式
にしたがって計算(120)され、その方程式におい
て、所望の二次圧力は、所望の二次の力から、二次速度
と二次アクチュエータ遠心力係数との積、最大二次ベル
ト車位置から二次ベルト車位置を差し引いた値と二次ベ
ルト車ばね定数との積、及び最小二次ベルト車ばね力を
引いた値を、二次アクチュエータの圧力面積で除した値
に等しい方法。 - 【請求項4】 請求項1に記載のダウンシフト方法にお
いて、 (リ)一次速度、二次速度、スロットル及び二次圧力に
基づいて予測された一次圧力を計算する段階、 (ヌ)予測された一次圧力を一次圧力設定点と比較して
誤差信号を得る段階と、 (ル)誤差信号に基づいて二次圧力設定点及び比率制御
器デューティサイクル限界に対する調整項(204)を
計算する段階と、 (オ)圧力設定点及び比率デューティサイクル限界に調
整項(206、208)を加える段階と、 の追加の段階を備える方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載のダウンシフト方法にお
いて、段階(リ)の後に、 (ワ)比率制御器デューティサイクルに基づいて第2の
推定された一次圧力を計算する(200)段階を含む方
法。 - 【請求項6】 請求項5に記載のダウンシフト方法にお
いて、段階(ワ)に続いて、 (カ)第1及び第2の予測された一次圧力を組み合わせ
て最終の推定された一次圧力に到達する段階、及び (ヨ)最後の推定された一次圧力と一次圧力設定点とを
比較して(202)誤差信号を得る段階を含む方法。 - 【請求項7】 無端の駆動要素によって接続されかつ駆
動要素の比率及び一次の力を制御することによって駆動
要素と一次プーリとの間の滑りを阻止するために一次及
び二次の力によって液圧的に制御されてる半径を調整可
能な一次及び二次プーリを備える形式の無段変速機のダ
ウンシフト方法において、 (イ)ダウンシフトを開始する段階と、 (ロ)ダウンシフトに対応する所望の一次圧力を計算
(108)する段階と、 (ハ)ダウンシフトに対応する比率制御器のデューティ
サイクル限界を選択(116)する段階と、 (ニ)前記所望の一次の力に対応する所望の二次圧力を
計算(120)する段階と、 (ホ)前記所望の二次圧力を既知の二次圧力の最大値と
比較(122)する段階と、 (ヘ)受容可能な所望の二次圧力が達成されるまで、既
知の二次圧力の最大値を超える二次圧力の値に対して段
階(ロ)ないし(ホ)を繰り返す段階と、 (ト)無段変速機の実際の一次圧力を測定する段階と、 (チ)、無段変速機で測定された実際の一次圧力を一次
圧力設定点と比較(202)して誤差信号を得る段階
と、 (リ)誤差信号に基づいて二次圧力設定点及び比率制御
器デューティサイクル限界のための調整項(204)を
計算する段階と、 (ヌ)二次圧力設定点及び比率制御器デューティサイク
ル限界に調整項(206、208)を加える段階と、 (オ)調整された二次圧力設定点及び無段変速機の調整
されたデューティサイクル限界を使用する段階とを備え
るダウンシフト方法。 - 【請求項8】 無端の駆動要素によって接続されかつ駆
動要素の比率及び一次の力を制御して一次プーリと駆動
要素との間の滑りを実質的に阻止することによって駆動
要素と一次プーリとの間の滑りを阻止するために一次及
び二次の力によって液圧的に制御されてる半径を調整可
能な一次及び二次プーリを備える形式の無段変速機のダ
ウンシフト方法において、 (イ)ダウンシフトを開始する(101)段階と、 (ロ)新しい所望の一次圧力を計算する(108)段階
と、 (ハ)新しい所望の一次圧力を既知の最小の一次圧力と
比較する(110)段階と、 (ニ)新しい所望の一次圧力が最小の一次圧力に等しい
か又はそれより大きくなるまで最小の一次圧力に等しく
なく又はそれより大きくない新しい所望の一次圧力の値
に対して段階(ロ)から(ニ)を繰り返す段階と、 (ホ)無段変速機の動作のモード、エンジンのスロット
ル位置、チエーンベルト比率及び一次エンジン速度に基
づいて新しいシフト比率を確立(114)する段階と、 (ヘ)所望の一次圧力及びシフト比率データから比率制
御器デューティサイクル限界を選ぶ(116)段階と、 (ト)所望の一次の力及び選択された比率制御器デュー
ティサイクル限界のデータから所望の二次の力を選ぶ
(118)段階と、 (チ)所望の二次の力に相当する所望の二次圧力を計算
する(120)段階と、 (リ)所望の二次圧力を最大二次圧力(122)と比較
し、もし所望の二次圧力が大きいならそのときシフト時
間(123)を増加しかつ新しい比率制御器のデューテ
ィサイクル限界が選択される段階(116)に戻る段階
と、 (ヌ)所望の二次圧力を存在する二次圧力と比較し(1
26−128)かつ高い圧力を新しい二次圧力設定点と
して使用する(130)段階と、 (ル)選択された比率制御器デューティサイクル限界及
び無段変速機の新しいライン圧力設定点を使用する段階
と、 を含むダウンシフト方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載のダウンシフト方法にお
いて、段階(ロ)の新しい所望の一次圧力はある方程式
にしたがって最初に計算(108)され、その方程式に
おいて、新しい所望の一次圧力は、所望の一次の力から
一次速度の二乗と一次アクチュエータの遠心力係数との
積を引いた値を一次アクチュエータの圧力面積で除した
値に等しい方法。 - 【請求項10】 請求項8に記載のダウンシフト方法に
おいて、段階(ハ)における所望の二次圧力がある方程
式にしたがって計算(120)され、その方程式におい
て、所望の二次圧力は、所望の二次の力から、二次速度
と二次アクチュエータ遠心力係数との積、最大二次ベル
ト車位置から二次ベルト車位置を差し引いた値と二次ベ
ルト車ばね定数との積、及び最小二次ベルト車ばね力を
引いた値を、二次アクチュエータの圧力面積で除した値
に等しい方法。 - 【請求項11】 請求項8に記載のダウンシフト方法で
あって、 (オ)一次速度、二次速度、スロットル及び二次圧力に
基づいて推定された一次圧力を計算する(200)段階
と、 (ワ)推定された一次圧力を一次圧力設定点と比較(2
02)して誤差信号を得る段階と、 (カ)誤差信号に基づいて二次圧力設定点及び比率制御
器デューティサイクル限界に対する調整項(204)を
計算する段階と、 (ヨ)圧力設定点及び比率デューティサイクル限界に調
整項(206、208)を加える段階と、 を更に備える方法。 - 【請求項12】 請求項11に記載のダウンシフト方法
において、 (タ)比率制御器デューティサイクルに基づいて第2の
見積もられた一次圧力を計算する(200)段階と、 (レ)第1及び第2の見積もられた一次圧力を結合して
最終の見積もられた一次圧力に達する段階と、 の追加の段階が段階(オ)の後に行われる方法。 - 【請求項13】 無端の駆動要素によって接続されかつ
駆動要素の比率及び一次の力を制御して一次プーリと駆
動要素との間の滑り実質的に阻止することによって駆動
要素と一次プーリとの間の滑りを阻止するために一次及
び二次の力によって液圧的に制御されてる半径を調整可
能な一次及び二次プーリを備える形式の無段変速機のダ
ウンシフト方法において、 (イ)ダウンシフトを開始する(101)段階と、 (ロ)新しい所望の一次圧力を計算する(108)段階
と、 (ハ)新しい所望の一次圧力を既知の最小の一次圧力と
比較する(110)段階と、 (ニ)新しい所望の一次圧力が最小の一次圧力に等しい
か又はそれより大きくなるまで最小の一次圧力に等しく
なく又はそれより大きくない新しい所望の一次圧力の値
に対して段階(ロ)から(ニ)を繰り返す段階と、 (ホ)新しいシフト時間を確立(114)する段階と、 (ヘ)試験データ表から比率制御器デューティサイクル
限界を選ぶ(116)段階と、 (ト)試験データ表から所望の二次の力を選ぶ(11
8)段階と、 (チ)所望の二次の力に相当する所望の二次圧力を計算
する(120)段階と、 (リ)所望の二次圧力を最大二次圧力(122)と比較
し、もし所望の二次圧力が大きいならそのときシフト時
間(123)を増加しかつ新しい比率制御器のデューテ
ィサイクル限界が選択される段階(116)に戻る段階
と、 (ヌ)受容可能な所望の二次圧力が達成されるまで最大
二次圧力を超える所望の二次圧力の値に対して段階
(ホ)から(リ)を繰り返す段階と、 (ル)所望の二次圧力を存在する二次圧力と比較し(1
26−128)かつ高い圧力を新しい二次圧力設定点と
して使用する(130)段階と、 (オ)無段変速機の実際の一次圧力を測定する段階と、 (ワ)無段変速機内で測定された実際の一次圧力を一次
圧力設定点と比較して(202)誤差信号を得る段階
と、 (カ)誤差信号に基づいて二次圧力設定点及び比率制御
器デューティサイクル限界に対する調整項(204)を
計算する段階と、 (ヨ)一次圧力設定点及び比率制御器デューティサイク
ル限界に調整項(206、208)を加える段階と、 (タ)無段変速機において調整された一次圧力設定点及
び調整された比率制御器デューティサイクル限界を使用
する段階と、 を備えるダウンシフト方法。
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