JPH05195536A - 植生用ネツトとその製造法 - Google Patents

植生用ネツトとその製造法

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Publication number
JPH05195536A
JPH05195536A JP2613592A JP2613592A JPH05195536A JP H05195536 A JPH05195536 A JP H05195536A JP 2613592 A JP2613592 A JP 2613592A JP 2613592 A JP2613592 A JP 2613592A JP H05195536 A JPH05195536 A JP H05195536A
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JP
Japan
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net
seeds
fibres
vegetation
vegetating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2613592A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyouji Morimoto
良自 森元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2613592A priority Critical patent/JPH05195536A/ja
Publication of JPH05195536A publication Critical patent/JPH05195536A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 繊維製ネツトに簡単に植物種子を付着せしめ
る植生用ネツトと該ネツトの製造法。 【構成】 構成する繊維のすべてが合成繊維か又は土壌
中で一部分又は全部が腐敗する繊維で編織された植生用
ネツトに後加工により糊剤、接着剤、粘着剤又はその他
の水溶性樹脂によつて植物種子が含有、付着接着された
植生用ネツトであり、かつ植物種子をネツトに含有又は
付着接着後100 ℃以下で風量が0〜2400m3/分の乾燥条
件とする植生用ネツトの製造法。 【効果】 植生用ネツトに植物種子が脱落することな
く、労力、費用を必要とせずに容易に植物種子を接着さ
せることができ、かつ低温で乾燥するので植物種子を死
なせることがなく、かつ種子が発芽したり腐敗すること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一部又は全部が合成繊維
又は土壌中で腐敗する繊維で編織されたネツトの一部若
しくは全部に後加工法により植物種子を接着させた植生
用ネツトとその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来土木工事によつて構築される法面に
はその斜面部分の土面に芝生等の既に生育した植物が法
面形成後若しくは形成と同時に人手によつて植込まれて
いる。また種子の場合にはメツシユを構成する紐状物の
一定の個所に該紐状物を編織する以前に予め植物種子を
包み込んで、紐状物のままで使用するか、又は該紐状物
をネツトに編織するか、又は該紐状物を既製のネツトに
取付けるか、又は低目付のテ−プ状の不織布に種子を包
み込み、その上から種子が脱落しないように別の糸を巻
きつけたもの、又は別のネツトに取付けたもの、又は細
かい網状のテ−プ若しくは不織布テ−プに植物種子を付
着させたもの、更には紐に接着剤乃至は粘着剤によつて
植物種子を付着させて編織又は取付けたものなどの技術
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の法面工事と
共に若しくは法面工事終了後に既に生育状態にある芝生
等の植物を植込むことは確実な植生法ではあるが、小面
積の法面の植生には適しているが、面積の広い法面には
生育中の植物の管理、搬入方法、植込みなどに多くの労
力と時間とを要する問題点があり、望ましい方法ではな
い。また紐状物に植物種子を包み込み若しくは低目付の
テ−プ状不織布に植物種子を包み込み、その上から更に
別の糸で種子が脱落しないように巻きつけたものを編織
したり、又は取付けたもの、又は細かい網状テ−プ又は
不織布テ−プに植物種子を付着させたもの、更には紐に
接着剤により植物種子を付着させて編織したものは製編
織時の工程通過時に接触又は振動の繰返しによつて種子
が脱落しやすい問題点がある。また植物種子を包み込ん
だ紐状物やテ−プを製造するまでの工程が必要であり、
その装置や接着剤などの管理を必要とする。その上編織
機は種子の脱落を危惧してそのスピ−ドを挙げることが
できず、また種子を損傷させないように種子を包み込ん
だ糸状物への接触圧力を低下せしめるなどの工夫が必要
となるなど多くの問題点がある。
【0004】本発明は生育中の植物の管理やそれを工事
現場へ搬入する方法及び植物を1本づつ植込む労力と費
用を必要とせず、また編織機及びその前工程での植物種
子を痛めないようにする煩雑な操作と配慮及びそれによ
る生産性の低下などのない簡単にネツトに植物種子を付
着せしめる植生用ネツト及びその製造法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は植生用ネ
ツトを構成する繊維のすべてが合成繊維若しくは全部が
土壌中で腐敗する繊維又は一部が土壌中で腐敗する繊維
で編織されたネツトの全部に、又は部分的に後加工法に
よつて糊剤、接着剤、粘着剤又は水溶性樹脂によつて、
植物種子が含有又は接着されてなる植生用ネツトに関す
るものであり、その第2は植物種子をネツトに含有又は
接着させ、ついで乾燥温度が100 ℃以下で、風量0〜24
00m3/分の範囲の乾燥条件で乾燥する植生用ネツトの製
造法に関するものである。
【0006】本発明は最初から植物種子を包み込んだ紐
状物又はテ−プ状物を編織して植生ネツトを製造するの
ではなく、既に編織されたネツトに糊剤、接着剤、粘着
剤又は水溶性樹脂によつて、種子を含有又は接着せしめ
るのである。本発明の植生用ネツトに合成繊維を使用す
る場合は腐敗することがないため、造成された法面の土
砂崩壊防止用の補強を兼ねる作用をするし、また腐敗す
る繊維、一般的には天然繊維又は再生繊維などを全部若
しくは部分的に使用するのは植物種子が発芽した場合、
その役目を果たして腐敗し、余分のものを残さないよう
にして、環境を汚すことがないためである。またこれら
の腐敗性繊維は一般的に含水性又は吸水性に優れ、糊材
等を吸収しやすい特性がある。これらの素材で編織され
たネツトにデイツプ法、コ−テイング法、プリント法又
はスプレ−法による吹付け法によつて糊材を付着させ、
ついで植物種子を糊材の塗布面に接触させるか又は糊材
等に植物種子を分散させた状態で、ネツトに付着させて
植生用ネツトが製造される。更にかくして製造された植
生用ネツトを乾燥温度100 ℃以下、好ましくは50℃以
下、更に好ましくは40℃以下の温度条件で乾燥し、植生
用ネツトに植物種子を固着せしめる。この時温度のほか
に風量0〜2400m3/分の風の流れを利用した方がよい。
何れの場合も植物種子を死なせることなく乾燥させるこ
とが必須要件である。
【0007】
【実施例】次に図面によつて本発明を説明する。図1は
本発明に使用される編織物ネツトの構造を示す一実施
例、図2は本発明の植生用ネツトの製造法を示す一実施
例。
【0008】図1に示す本発明の編織物ネツトのAはポ
リエステル500 d、Bはポリエステル1500d、Cはレ−
ヨン20s/2 ×3の糸である。
【0009】図2は本発明の植物種子植生用ネツトの製
造法を示す一実施例で、一部分に再生繊維レ−ヨンの合
撚スパン糸(20s/2 ×3)を含むポリエステルマルチ
フイラメント500 d及び1500dからなるネツト(1) を天
然素材からなる加工された水溶性糊剤ペ−スト(4) の液
面に接触したゴムロ−ラ−(2) にてゴムロ−ラ−の回転
によりそのペ−スト(4) をロ−ラ−表面に膜状に塗布さ
せておいてロ−ラ−面に軽く接触させて後、第2のロ−
ラ−(7) にて反転させる。これはネツト生地の中の再生
繊維の合撚部のところが若干凸部になつているのを利用
してその部分のみに糊材ペ−ストを塗布するためであ
る。次に第1の反転ロ−ル(7) の下方にバス(5) を設け
て、その中に種子(6) の粒子を入れておき、ペ−ストを
部分的に塗布されたネツト(1) はこのバス(5) 中の種子
粒子と接触しながら更に第2の反転ロ−ル(8) を介して
乾燥炉(9) に進み、炉内温度が40℃以下に調節された中
を進みながら乾燥される。この場合炉内(9) に乾燥を促
進するために風量を約50m3/分とした。得られたネツト
(1) には再生繊維の合撚部に編込まれた部分に約10〜15
粒の植物種子が糊材と共に固定され、植生用ネツト(10)
が得られた。
【0010】
【発明の効果】本発明の効果を纏めると下記の通りであ
る。 (1) 編織物のネツトを作成し糊材で編織物のそれぞれの
経糸、緯糸に植物の種子が脱落することなく、労力、費
用を必要とせずに植物の種子を接着させることができ
る。 (2) ネツトに植物種子を付着せしめて100 ℃以下、好適
には50℃以下の温度で乾燥するが故に植物種子を死なせ
ることが全くない。 (3) 更に乾燥中に2400m3/分以下の範囲で風を送るが故
に接着成分中の水分が均一に乾燥するため、種子付きの
ネツトが保存中に発芽したり腐敗したりすることが全く
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネツトの構造の一実施例を示す図。
【図2】図1のネツトを使用して植物種子を接着して植
生用ネツトを製造する装置の一実施例を示す図。
【符号の説明】
1.ネツト 2.ゴムロ−ル 3.ペ−スト用バス 4.ペ−スト 5.種子用バス 6.種子 7.反転ロ−ル1 8.反転ロ−ル2 9.乾燥炉 10.製造された植生用ネツト A.ポリエステル500 dの糸 B.ポリエステル1500dの糸 C.レ−ヨン20s/2 ×3の糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成する繊維のすべてが合成繊維若しく
    は土壌中で一部分又は全部が腐敗する繊維で編織された
    植生用ネツトの全部又は部分的に後加工法により糊剤、
    接着剤、粘着剤又はその他の水溶性樹脂によつて、植物
    種子が含有又は付着接着されてなることを特徴とする植
    生用ネツト。
  2. 【請求項2】 植物種子をネツトに含有又は付着又は接
    着後乾燥温度が100℃以下、乾燥中の風量0〜2400m3
    分の範囲の乾燥条件とすることを特徴とする請求項1記
    載の植生用ネツトの製造法。
JP2613592A 1992-01-16 1992-01-16 植生用ネツトとその製造法 Pending JPH05195536A (ja)

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JPH05195536A true JPH05195536A (ja) 1993-08-03

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ID=12185114

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JP (1) JPH05195536A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08338026A (ja) * 1995-06-10 1996-12-24 Nisshoku Corp 植生用ネット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08338026A (ja) * 1995-06-10 1996-12-24 Nisshoku Corp 植生用ネット

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