JPH05195388A - 布帛および編成 - Google Patents

布帛および編成

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JPH05195388A
JPH05195388A JP4153454A JP15345492A JPH05195388A JP H05195388 A JPH05195388 A JP H05195388A JP 4153454 A JP4153454 A JP 4153454A JP 15345492 A JP15345492 A JP 15345492A JP H05195388 A JPH05195388 A JP H05195388A
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 縦目方向に並行して配置された異なる構造の
領域を含む横糸編成布帛において、異なる構造の領域が
接合する部位の線に沿って布帛が有意のしわを生じるこ
とのないもの、およびこの種の布帛の製法を提供する。 【構成】 椅子張り布帛の編成法であって、独立して作
動しうるニードルベッドを備えた機械により編成が行わ
れ、かつその際ニードルベッドに沿って交互に作動し、
カムボックスの移動方向それぞれにつき独立して作動し
うるカム部材を含むカムボックスの通路内へ、各ベッド
のニードルをそのベッド内で互いに独立して移動させる
ことができ、かつその際カムにより操作されるニードル
上に編成される編み目のループ長さを変化させることが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布帛に関するものであ
り、また椅子張り布帛として、たとえば乗り物、特に自
動車のシートを張るのに適した布帛片の機械編成法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子張り用として用いる布帛において
は、快い美的効果を得るために異なる構造を備えた異な
る布帛領域を形成することがしばしば望まれる。これら
の異なる領域は別個に製造され、縫製により互いに結合
される場合が多い。布帛が横糸編成された布帛である場
合、布帛の横目方向に平行に配置された対称的なバンド
を含む布帛を得るために、ある編成構造体を用いて布帛
の若干の横目を編成し、1または2以上の異なる構造体
を用いて他の横目を編成することは簡単である。しか
し、ある編成構造体の複数の縦目が、異なる編成構造体
の複数の縦目と並行して配置された、椅子張り用として
適する高い編み目密度をもつ横目編成布帛を製造したい
場合は別である。このような布帛を編機により製造する
ことを試みると、布帛がある構造から他の構造へ変化す
る部位の線に沿ってしわ(puckering)が生じ
ることがしばしば認められる。このしわ形成作用を避け
るために、従来は2種類の異なる構造の布帛領域を別個
の布帛片として編成し、次いでこれら2種類の布帛片を
縦目方向に互いに縫製することが必要であった。これは
時間がかかり、かつ経費を要する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦目方向に
並行して配置された異なる構造の領域を含む横糸編成布
帛であって、異なる構造の領域が接合する部位の線に沿
って布帛が有意のしわを生じることのないものを一体と
して提供し、かつこの種の布帛の製法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、縦目方
向に並行して位置する異なる編成構造を有する接合した
隣接領域少なくとも2個を含み、かつ両領域を通って連
続的に伸びた横目を有する横糸編成された椅子張り布帛
であって、その構造は各領域が同一ループ長さで編成さ
れた場合に布帛がアンバランスになるものにおいて、異
なる構造の領域のバランスをとるべく、一方の領域にお
ける一方の構造のループ長さが他方の領域における構造
のループ長さに対して変化している布帛が提供される。
【0005】3個以上の領域があり、それぞれがそれの
接合した隣接領域に対してバランスのとれたものであっ
てもよい。
【0006】2個の近接領域は、それらが自由な状態で
しわを生じることなく互いに平滑に近接している場合に
は、バランスがとれている。
【0007】布帛は好ましくは10−18の機械ゲージ
をもち、すなわち近接した2本のニードルまたはトリッ
ク(trick)の中心間に2.5−1.4mmの距離
をもつトリック内に位置するニードルを備えた機械によ
り製造されたものに相当する編み目密度をもつ。さらに
好ましくは機械ゲージは12−14である。
【0008】さらに好ましくは布帛は680−750デ
シテックス、より好ましくは700−730デシテック
ス、よりいっそう好ましくは710−720デシテック
スの番手の糸から形成される。糸は好ましくはエアテキ
スチャード(air textured)ポリエステル
糸である。
【0009】布帛は1または2以上の異なる色のもので
あってもよく、1種または2種以上の糸、好ましくは2
種以上の糸から形成されてもよい。布帛は少なくとも8
個/cmの横目を含む。8−16個または9−14個ま
たは10−12個/cmの横目があってもよい。
【0010】布帛はダブルジャージー布帛であってもよ
い。
【0011】布帛は、ある構造の島が異なる構造の海中
にあるものから構成されてもよい。
【0012】本発明は、縦目方向に並行して位置する異
なる編成構造を有する接合した隣接領域少なくとも2個
を含み、かつ両領域を通って連続的に伸びた横目を有す
る椅子張り布帛の編成法であって、その際一対の対向し
た独立して作動しうるニードルベッドを備えた機械によ
り編成が行われ、かつその際ニードルベッドに沿って交
互に作動し、カムボックスの移動方向それぞれにつき独
立して作動しうるカム部材を含むカムボックスの通路内
へ、各ベッドのニードルをそのベッド内で互いに独立し
て移動させることができ、かつその際カムにより操作さ
れるニードル上に編成される編み目のループ長さを変化
させるために、これらのカム部材のカミング面を独立し
て変化させることができ、そしてその際、一方の領域に
対するニードルが第1ループ長さをもつ編み目を与える
べくカムボックス内のカム面により始動され、近接領域
に対するニードルが第1ループ長さと異なる第2ループ
長さを与えるべくカムボックス内のカム面により操作さ
れ、これら近接する2構造のループ長さは、布帛が弛緩
した状態で縦方向の異なる編成構造の2領域それぞれに
つき同一数の横目が実質的に同一の縦目方向距離に及ぶ
べく相対的に調整される方法をも提供する。
【0013】カムボックス内に2個のカミング面があ
り、第1カミング面が一方の領域のループ長さを制御
し、第2カミング面が近接領域のループ長さを制御する
ものであってもよい。これらのカミング面はニードル上
の異なる長さのバット(butt)とかみ合うべく一方
が他方に重ねられ、一方の領域のニードルはより長いバ
ットを備え、より長い編み目ループ長さを形成し、他方
の領域のバットはより低く、より短い編み目ループ長さ
を形成する。
【0014】あるいは、またはさらに、2個の別個のカ
ミング面は一方が他方の上方にあり、一方の領域のニー
ドルが一方のカムにより操作され、近接領域のニードル
が他方のカムにより操作されるものであってもよい。
【0015】あるいはまた、複数の糸があり、一方の領
域に対する糸がカムボックス内の一方のカムに付随する
ニードルにより編成され、近接領域に対する糸がカムボ
ックス内の近接カムに付随するニードルにより編成され
るものであってもよい。
【0016】あるいはまた、またはさらに、編み目ルー
プ長さを制御するカムボックス内のカム面が編成に際し
てカムボックスの移動中に変化し、これにより第1領域
に対する編成ニードルバットに提示されるカミング面が
第2領域に対するものと異なるものであってもよい。カ
ミング面がステップ電動機により移動しうるものであっ
てもよい。
【0017】本発明方法の1形態においては、第1領域
において第1ニードルベッドの近接ニードル対上で編成
される編み目が、第2ニードルベッドの交互のニードル
の周りにループを形成して、タック(tuck)編み目
を形成する。これらのタック編み目が第1および第2ニ
ードルベッド上に編成されるそれぞれの横目において第
2ニードルベッドの同一ニードルの周りにループを形成
する場合、第1領域の布帛は縦目方向にうね状の(co
rded)外観を呈するであろう。これに対し、ある横
目のタック編み目が布帛の第1領域の後続横目において
1ニードルずれる場合、第1領域の布帛は網状の(re
ticulated)外観を呈するであろう。
【0018】好ましくは編成方法は、弛緩した状態で布
帛が4−6個/cmの縦目を含むものである。実際には
これは、好ましくは10−14のゲージをもつ機械(す
なわち3.94−5.51本/cmのニードルを備えた
機械)により編成が行われることを意味し、本発明方法
による布帛の編成には12ゲージの機械が好ましい。
【0019】本発明方法の実施に用いるのに特に適した
糸は、非弛緩状態で680−750デシテックスの番手
のエアテキスチャード連続フィラメント糸、好ましくは
ポリエステル糸である。本発明方法において異なる領域
に用いられる糸は異なる材料および/または異なる番手
のものであってもよい。これに対し2本の糸が同一材料
および同一番手のものであり、ただし布帛に2色の模様
を形成するために異なる色のものであってもよい。この
種のポリエステル糸を用いて12ゲージの機械で本発明
方法による布帛を編成する際には、弛緩状態の最終布帛
において布帛が少なくとも8個/cmの横目を含むべく
編み目カム手段の設定を調整することが好ましい。最高
で16個/cmを含むことができ、好ましくは9−15
個または9.5−12個または10−11個/cmの横
目がある。4.5−6.5個/cmの縦目、好ましくは
4.7−6.3個、または5−6個、または5.5−
5.7もしくは5.6個/cmの縦目があってもよい。
【0020】布帛の一方または両方の領域が複数の異な
る模様のジャカード構造からなるものであってもよい。
所望により布帛の近接する異なる模様の領域が、異なる
模様の領域とのバランスをとった状態で複数の縦目のシ
ングルまたはダブルジャージー布帛により分離されても
よい。
【0021】本発明方法により編成された布帛は、これ
ら第1および第2領域のほかに、編成構造が隣接領域の
ものと異なる領域1または2以上を含むことができる。
たとえば布帛は実質的に第1領域と同じ構造をもつ第3
領域を含む状態で編成され、上記第2領域がこれら第1
領域と第3領域の間に配置され、これらに横目方向に接
合したものであってもよい。
【0022】本発明の椅子張り布帛は、使用しうる弛緩
状態で、500g/m2以上、好ましくは500−60
0g/m2の重量をもつことが好ましい。これは重量3
00−350g/m2の伝統的な編成品と対比される。
【0023】本発明はさらに、625−850デシテッ
クスの糸から形成され、機械ゲージ10−18の機械で
編成された横糸編成椅子張り布帛であって、全般にダブ
ルジャージー構造の各部の間に相互にかみ合うループを
備えたダブルジャージー構造である布帛において、布帛
が布帛の少なくとも若干の領域にタック編み目を含むも
のを提供する。
【0024】布帛は椅子張り構造体を形成すべく、3次
元構造体上に配置することができる。
【0025】布帛はエアテキスチャードポリエステル糸
から形成しうる。糸の番手は650−750、好ましく
は700−720デシテックスであってもよい。機械ゲ
ージは10−14、好ましくは12であってもよい。布
帛は弛緩状態で8−16個または9−14個または10
−12個/cmの横目を含みうる。布帛は4−7個/c
mの縦目を含みうる。
【0026】布帛は2以上の異なる色の糸から形成され
てもよい。
【0027】布帛の重量は500−600g/m2であ
ってもよい。
【0028】布帛の表面に隆起効果を与えるために、布
帛の比較的小さな(50%以下)領域にタック編み目が
付与されてもよい。
【0029】あるいは布帛の比較的大きな(50%以
上)領域にタック編み目が付与され、その結果タックの
無い領域が布帛にパイルの外観を与えるものであっても
よい。
【0030】タック領域は断続線、星形、ディンプル
(窪み、dimple)、ビュレット(小球、bull
et)、リブまたは格子状であってもよい。
【0031】
【実施例】本発明を十分に理解するために、フラットV
ベッド編機につき述べる。この種の編機についての詳細
は出版物″Dubied Knitting Manu
al″(Edouard Dubied et Cie
SA出版、スイス国シャテル近郊、1967年)を参
照されたい。フラットVベッド編機は極めてよく知られ
ており、この種の機械の多くが現在ではコンピューター
制御されている。最近、椅子張り布帛をこの種のフラッ
トVベッド編機で製造することが提唱され、乗り物用と
して適した椅子張り布帛を編成することが提唱された。
たとえば英国特許第2,223,034号明細書を参照
されたい。しかし製造可能な、かつ椅子張り布帛として
適した種類の構造については、実際上の制限がある。
【0032】特に、最適な布帛の外観またはループサイ
ズ、および布帛の耐摩耗性を得るためには、一定の最小
編み目密度を採用する必要がある。また使用に際して椅
子張り布帛として十分な耐久性を得るために、糸につい
ても最小番手を採用することが望ましい。
【0033】比較的高い編み目密度と比較的太い糸とい
うこの組み合わせが、高度に充填された密な椅子張り布
帛をもたらし、1回の操作で乗り物椅子張りシートカバ
ーに編成することができる。
【0034】しかし残念ながら、アンバランスな異なる
一対の構造を横糸編機において横目方向に並行して形成
しようとした場合、高密度の椅子張り布帛は異なる構造
間の接合領域でしわを生じる傾向のあることが発見され
た。ここで用いる″異なる構造″とは、近接領域がニー
ドルベッドの一方側または両側で異なる編み目模様を備
えていることを意味する。
【0035】編成が編機において構造Aから開始すると
仮定する;構造Aは単純な構造または複雑な構造のいず
れの種類であってもよい。構造Aの編み目1000列を
編成すると、一定の長さの布帛片が形成されるであろ
う。実際の長さは特に重要ではないが、布帛片が長さ2
5cmであると仮定する。
【0036】次いで編機を停止してニードル操作順序を
リセットし、その結果異なる構造の布帛を製造したとす
る;ただし編機の編み目長さ制御カムを構造Aに用いた
ものと同じ位置にしておく。次いでさらに編成すること
により新たな構造が形成され、これを構造Bと呼ぶ。
【0037】構造Bの編み目1000列を編成すると、
同様に構造Aに横目方向に結合した一定の長さの布帛が
製造されるであろう。しかし構造Bにおいて形成された
布帛の長さが構造Aにおいて形成された布帛の長さと同
一であるとする理由はない。たとえば構造Bにおいて形
成された布帛の長さが28cmである場合も十分ありう
る。
【0038】まず構造Aを編成し、次いでその後構造B
を編成した場合、両者はある構造のバンドに続いて他の
構造のバンドを含むフットボールスカーフのように見え
ることが分かる(横目方向結合領域)。第1バンドが長
さ25cmであり、第2バンドが長さ28cmであると
いう事実は重要でない。
【0039】しかし2種の構造が縦目方向に並行して編
成されると、すなわち編機が列の第1部分−左手側−構
造A、および列の第2部分−右手側−構造Bを編成すべ
く設定されると、問題が生じるであろう。
【0040】この場合1,000列を編成すると、布帛
片の左手側は構造Aから形成された自然の長さ25cm
をとろうとするであろう。右手側は構造Bから形成され
た自然の長さ28cmをとろうとするであろう。
【0041】従ってこれら2片の布帛は″バランスがと
れず″、これらの構造体が荒く編成されていてその差を
2片間で収容し得ない限り、2種類の布帛が出会う部位
にしわが生じるであろう。荒い編物構造体は自然に伸長
してゆがみやすい。このような荒い編物構造体は椅子張
り布帛としては実用的でない。
【0042】場合により、異なる編み目模様が等しい長
さで成長する布帛が形成される。このような布帛はアン
バランスなならない。しかし他の場合には、布帛が成長
する傾向は領域毎に異なる。これが布帛にひずみをもた
らし、高い編み目密度をもつ椅子張り布帛の場合は結果
的に近接領域間にしわを生じる可能性がある。
【0043】本発明者らは、近接領域の編み目のループ
長さを制御することにより、アンバランスを調整し、バ
ランスのとれた平滑な、しわのない布帛を編成しうるこ
とを見出した。
【0044】このような表面的にアンバランスな布帛を
並行して編成しうる方法は、近接した並行領域の編み目
のループ長さを制御することによる。これは近代的な編
機により行いうることであるが、それには編機を精確に
設定する必要がある。本質的に編機は、ループ長さすな
わち編成ニードルの下降行程を制御するカムが下記のい
ずれかであるように設定される:(a)1構造に対して
1個−すなわち2個のカムを各構造につき1個ずつ設置
する、または;(b)異なるバット長さのニードルを用
いて近接構造のループ長さを制御するために複数の面を
備えたスプリットカム、または;(c)近接編み目のル
ープ長さを制御するためにカムボックスのねじ山を調整
しうる可動性カム面。
【0045】本発明は具体例および添付の図面を参照す
ることによって、よりいっそう明確に理解しうる。図1
には、第1ベッド100および第2ベッド200からな
るフラットV−ベッド編機の模式図が示される。それ自
体周知の様式でベッドに沿って移動しうる状態でカムボ
ックス300があり、これは各ニードルベッドのトリッ
ク400内に位置するニードル(図示されていない)を
操作する。
【0046】この種のフラットV−ベッド編機は周知で
あり、前記のDubied Knitting Man
ualに記載されている。
【0047】編成ニードルの実際の制御はカムボックス
300により行われ、その1つの下側を図2に、より詳
細に示す。
【0048】カムプレート301上に、それ自体周知の
様式でニードルバットを制御するカミング面303を備
えた中央カミング部材302が位置する。カムボックス
が矢印304の方向に移動する場合、ニードルはまず上
昇用のニードルカム部材305とかみ合う。これにより
ニードル上のバット(図示されていない)は、上昇用の
ニードルカミング部材305上のカミング面306に従
ってガイドチャンネル307中へ入る。次いでこのニー
ドルはそのトリック内で上昇し、さらにカムボックス内
の固定部材309上のカミング面308により案内され
る。引出し可能なカム部材310がカムプレート301
の平面から突出してさらにガイドチャンネル307を規
定すると、ニードルバットはカミング面311により案
内されて上昇する。カムボックスがさらに移動すると、
ニードルはカム部材302上のカミング面312の作用
下に下降する。次いでニードルバットは可動カム部材3
13とかみ合う。カム部材313はカムボックス内で矢
印314の方向に移動しうる。カム部材313が矢印3
15の方向に移動すればするほど、このカミング面の制
御下にあるニードルは編成作用に際してそのトリック内
でいっそう下方へ移動する。これはそのニードル上に形
成されるその編み目の編成に際して形成されるループ長
さが増大することを意味する。従ってカム部材313を
カムボックス内のその位置に関して制御することによ
り、カム部材の横断により編成されるループの長さが制
御される。
【0049】ニードルバットがカミング部材313の制
御下に下降する際に、上昇カム部材316は下方へのこ
のニードルの移動に対して関与しないことが分かるであ
ろう。特定の編み目において形成されるループの長さを
制御するのは下降カム部材313のみである。
【0050】上昇カム部材306および316が傾斜し
た平坦な表面317および318を備えていることが認
められる。これらの上昇カム部材は両方ともスプリング
装填されており、カムボックス301の平面の内外へ往
復運動する。従って上昇カム部材305が下降する場
合、カムボックスが矢印304の方向に通過すること
は、ニードル上のバットはカミング面306によって拾
われず、従ってこれらのニードルはカムボックスの通過
に際して上昇しないことを意味する。しかしニードルバ
ットが傾斜面317に接触すると、それらは上昇カム部
材316を弾性スプリングの影響下にカムボックス30
1の平面中へ排除し、これによりカムボックスはニード
ルを上昇させることなく自由に通過しうる。これは、上
昇カム306がその最下位にある場合、ニードルの1つ
がカムボックスの移動に際して編成を行うことを意味す
る。
【0051】あるいは、カム部材310がニードルバッ
トにかみ合う位置にないように制限されている場合、ニ
ードルはそれらのトリック内で部分的にのみ上昇し、こ
の条件下でタック編み目を形成するであろう。
【0052】普通はカムボックスが矢印304の方向に
移動する際に、下降カム部材319は決してニードルの
バットとかみ合わないように上昇させられる。矢印30
4の方向のカムボックスの行程が終了した時点で自動的
に下降カム部材313が矢印315と反対方向に上昇さ
せられ、下降カム部材319は予め定められた位置へ下
降させられる。
【0053】カムボックスの単一方向または往復運動に
際して下降および上昇カム313、319、316およ
び305が設定位置にあることは分かるであろう。
【0054】特に下降カム313および319の設定
は、1列の編み目中に形成される編み目のループ長さを
決定するであろう。編み目の最適ループ形成のために予
め定められた水準に下降カム位置を設定することは一般
に行われるが、下降カムは特定の方向におけるカムボッ
クスの行程が完了する間、その位置に留まる。
【0055】椅子張り布帛、特に細かいゲージ、すなわ
ち10−18ゲージの機械により、一般に680−75
0デシテックスのかなり太い番手の糸を用いて編成され
た高い編み目密度のものを編成する場合、布帛内に並行
位置で編成しうる構造には限界があることが今回見出さ
れた。
【0056】椅子張り布帛においては、椅子張り布帛の
異なる部分で異なる物理的外観(単なる色の変化でな
く)をもつことがしばしば望まれる。たとえば乗り物用
シートの場合、乗り物用シートの側面はシートの中央部
分と異なる構造のものである。また異なる外観または異
なる感触もしくはテキスチャーを布帛に与えるために、
全体的な地構造の海またはマトリックス内に異なる構造
の島を含むことが望ましい場合もある。
【0057】最終椅子張り製品の接合領域にしわが生じ
ると思われるため、残念ながら縦目方向に異なる構造の
領域を含む多数の構造を並行して編成し得ないことが認
められていた。
【0058】これは、共通のループ長さをもつ異なる構
造の線成長速度が異なることにより起こると考えられ
る。さらにこの問題は編成順序の変化によってではな
く、近接領域に対するニードルと対比して、ある構造に
対するニードルを制御するための異なるカミング面を設
けることにより異なる領域の異なる編み目のループ長さ
を変化させることによって、編成構造のバランスをとる
ことにより解決されると考えられる。
【0059】従って本発明の1形態は、編成に際しカム
ボックスの特定の運動に応答して下降カムプレート、た
とえばカムプレート313または319を移動させるた
めに物理的にステップ電動機を設置することを包含す
る。従って編成に際してカムボックスはベッド上のカム
の位置に応答し、適切なステップ電動機により物理的に
下降カム部材の位置を変化させ、これによりある構造に
おいて生じたループ長さは近接構造におけるループ長さ
と異なるものとなり、こうしてこれら2構造間のバラン
スがとれる。近接する2構造間のバランスがとれた場
合、これらの構造は布帛の弛緩状態で縦目方向に各領域
において同数の編み目が実質的に同じ縦方向距離に伸び
るものとなる。すなわち異なる領域の編み目のループ長
さはこの時点で異なるけれど、同数の編み目が含まれ、
同じ物理的長さとなる。編成構造は若干の柔軟性をもつ
ので、構造の変化に伴って編み目長さを厳密に変化させ
ることが本質ではないことは認められるであろう。長さ
の変化は構造変化の片側または両側の数本のニードルに
わたって行うことができる。
【0060】下降カムの位置を変化させるためにステッ
プ電動機を用いる代わりに、図2に示すように単一カム
ではなく多重カム面を設けることができる。
【0061】図3を参照すると、一般に320で示され
る下降カムは図2に示すカムボックス内の面部材322
に対応する面部材321に近接して位置することが分か
る。しかしカミング面320の場合、独立して移動しう
る2種類の異なるカミング面322および323が設け
られる。図3の拡大図は、カミング面322により得ら
れるループ長さはカミング面323により得られるルー
プ長さより短いことを示す。図4に示すようにニードル
にニードルバットを設けることにより、高い方のニード
ルバット、たとえばバット324は面325の領域の上
方および下方部分両方のカミング面とかみ合うことが分
かる。しかしカムボックスが移動し続けるのに伴って、
高い方のニードルバット324はカム部材320の部分
323ととかみ合い、従ってエッジ326の位置により
制御された距離だけ下降する。しかし比較すると、短い
方のバット327はカミング面322とのみかみ合い、
従って短い方のバット327を含むニードルの最下位は
角328の位置により決定される。
【0062】従って下降カム部材322および323の
相対位置を制御することにより、かつ異なるバット高さ
をもつニードルを設けることにより、異なるループ長さ
をもつ近接領域を編成しうることが分かる。これは、各
領域の構造はそれぞれの近接構造におけるループ長さが
縦目方向に同じ縦方向距離を占める同数の編み目を含む
布帛を与えるものとなりうることを意味する。
【0063】同じ効果を得るための他の方法を図5に示
す。図5には、2個のカム部材を一方が他方の上方にあ
る状態で備えたカムボックスが示される。一般に329
で示されるカム部材は、図2に示したカムボックスの下
降カム313および319と同様に作動する下降カム3
30および331を備えている。一般に332で示され
る上方のカム部材も、カム部材330および331と同
様に作動する下降カム部材333および334を備えて
いる。適切なジャカードシステムにより操作してプッシ
ャーバーのバットをカムシステム329および332の
いずれか一方とかみ合うためにトリックから上昇させる
プッシャーバーをニードル用トリック内に設けることに
より、近接構造を異なるループ長さで編成しうるように
下降カム330および331、333および334を別
個に配置しうる様式で機械を操作することができる。こ
れを達成するために、機械はエレクトロニクスにより操
作される電磁ジャカードによって操作され、これにより
ある構造におけるニードルはプッシャーバーにより操作
され、これらはカム部材329とかみ合うべく制御され
る。次の近接ニードルはカム332により制御されるプ
ッシャー部材によって操作される。従って下降カム部材
の設定を個々に制御することにより、同じ糸が並行位置
にある2種類の異なる近接構造中へ編成され、その際一
方の組のニードルは一方のカム部材により制御され、近
接する組は異なるカム部材により制御される。従ってバ
ランスのとれた椅子張り布帛を製造するために、個々の
ループ長さを異なる構造に対し調整することができる。
【0064】近接領域に異なる構造を形成するために2
種類の異なる糸を用い、これらの糸が同色または異なる
色のいずれであってもよい場合、図6および7に示した
設定を採用しうる。図6を参照すると、これは矢印33
5の方向に移動するカムボックスを示す。このカムボッ
クスは一般に336および337で示される2個のカミ
ングシステムを備えている。下降カム338および33
9はそれらの操作位置で示され、下降カム340および
341はそれらの後退位置で示される。普通はこの種の
二重カムシステムは、矢印335の方向の各行程におい
てニードル上で2回編成することにより機械の生産率を
高めるために採用される。このような場合、下降カム3
38および339は、各カムシステムにおいて編成され
る編み目につき同じループ長さを生じるべく同位置にあ
る。しかし本発明の場合、下降カム338および339
の位置は同じでなく、異なるループ長さを生じるべく別
個の位置にある。その場合編機のジャカードシステム
は、1構造に対するニードルがカムシステム336にお
いて編成され、それらのループ長さは下降カム338に
より制御され、これに対し近接構造に対するニードルが
カム337において編成され、それらのループ長さは下
降カム部材339により制御されるべく操作される。カ
ムボックスが矢印335の方向に移動すると、ジャカー
ドシステムは、ある構造に対するニードルが上昇カム3
42の通路中へ持ち上げられるが、近接構造に対するニ
ードルは持ち上げられず、このため上昇カム343はニ
ードルとかみ合わず、従ってこれらのニードルにおいて
は編成が起こらないように作動する。カムが移動する
と、ジャカードは近接構造に対してニードルが作動状態
となり、上昇カム343とかみ合うべく作動する。
【0065】図7に示すようにカムがその行程を反転し
て344の方向に移動すると、下降カム338および3
39は自動的に持ち上げられて適所からはずれ、下降カ
ム340および341がそれらの作動位置へ下降する。
この場合も先に図6に関して述べたものと同様に、下降
カム340と341の位置は異なり、異なる領域の異な
る編み目のループ長さを制御する。
【0066】図8を参照すると、これは本発明方法によ
り12ゲージのニードルを備えたデュビード・ジェット
2F機を用いて布帛の横目全体2列を編成する様式を示
す。この機械は、編成された布帛の引き取りを補助する
ためのプレッサーフット手段を備えた、図1に模式的に
示す型のフラットV−ベッド機である。この機械は複数
の糸供給装置により操作することができ、それらはそれ
ぞれいずれかのシステムのカムボックスを伴う。各シス
テムは2個のニードルベッドの選ばれたニードルを始動
させるための4個の編み目カムからなり、これらのカム
のうち2個はカムボックスの1方向の行程においてニー
ドルベッドに沿って各ニードルベッドにつき1個が作動
するものであり、他の2個の編み目カムはカムボックス
の他の方向の行程において、同様に各ニードルベッドに
対し1個が作動するものである。各カムシステムの4個
の編み目カムはカムにより始動されるニードルによって
形成される編み目のループ長さを選ぶべく個々に調整す
ることができ、それぞれの編み目カムは編み目カムが調
整した設定を4−15の目盛で示す指示器を備えてい
る。従って各ニードルベッドのカムボックスは図6また
は7のカムボックスのような外観であることが認められ
るであろう。
【0067】図8に示した例においては、布帛は2個の
糸供給装置を用いて編成され、両方の糸とも715デシ
テックスの番手の同一エアテキスチャード、連続フィラ
メントポリエステル糸である。ただし図8において1お
よび2と表示するこれらの糸は異なる色であり、糸1は
暗灰色、糸2は淡灰色である。
【0068】図8の略図(a)−(d)において、数字
3および4は、並行領域A、BおよびCからなる布帛を
編成するために用いた機械の前方および後方ニードルベ
ッド5および6のニードルをそれぞれ表す。領域Aおよ
びBは前記の布帛の第1および第2領域を構成し、領域
Cは領域Aと同一構造をもつ第3領域である。領域Bは
より小さな2個の領域DおよびEに、他の領域Fによっ
て分割されている。図8の略図(a)−(d)は領域
A、C、DおよびEを編成するために用いたニードル3
および4の若干を示すにすぎない。実際にはこれらの領
域それぞれは図示したものより多数のニードルによって
編成されるであろう。たとえば自動車シートの座席を覆
うための布帛片を製造するためには、領域A、C、Dお
よびEそれぞれはベッド5および6それぞれにおいて、
80本以上のニードル上で編成される。他方、領域Fは
これらよりはるかに少ない数のニードル上で編成され
る。図8はベッド5および6それぞれに6本のニードル
を示すが、これより多数のニードルを用いることができ
る。
【0069】図8(a)および(b)は、まず暗灰色の
糸1を伴う糸キャリヤー(図示されていない)、次いで
淡灰色の糸2を伴う糸キャリヤー(図示されていない)
を矢印Gで指示するように右から左の方向に走行させる
ことにより布帛の第1の横目全体を編成する様式を示
す。図8(a)は、ベッド5のニードル3上における編
み目7の部分横目の形成を示す。領域Aにおいては、ニ
ードルベッド6の交互のニードル4の周りにニードル3
からタック編み目8がループ形成される。領域Dおよび
Eにおいては糸1が4本目毎のニードル3a上をフロー
ト(float)し、これに対し領域Fにおいてはすべ
てのニードル3上に編み目が形成される。領域Cにおい
ては、同様にベッド6の交互のニードル4の周りにニー
ドル3からタック編み目8がループ形成される。図8
(a)において糸1がフロートしたニードル3a上に編
み目9aが形成される。
【0070】図8(c)および(d)は、まず暗灰色の
糸1を伴う糸キャリヤーを矢印Hにより指示するように
左から右の方向に走行させることにより、布帛の第2の
横目全体を編成する様式を示す。図8(c)は、ニード
ルベッド5のニードル3上における糸1の継続編み目7
の部分横目の形成を示す。布帛のこの領域Aにおいて
は、ニードルベッド6の交互のニードル4の周りにニー
ドル3から継続タック編み目8がループ形成されるが、
図8(a)と比較してこれらのタック編み目8は右へ1
ニードルずれていることが分かるであろう。領域Eおよ
びDにおいては、同様に糸1が4本目毎のニードル3a
上をフロートするが、図8(a)と比較してニードル3
aは領域Eにおいては右へ1ニードル、領域Dにおいて
は左へ1ニードルずれている。領域Fにおいては、すべ
てのニードル3上に編み目7が形成される。領域Cにお
いては、同様にベッド6の交互のニードル4の周りにニ
ードル3からタック編み目8がループ形成されるが、こ
の場合も図8(a)と比較してこれらのタック編み目8
は左へ1ニードルずれていることが分かるであろう。図
8(d)は、ベッド6のすべてのニードル4上に糸2の
編み目9の部分横目が形成され、図8(c)おいて糸1
がフロートしたニードル3a上に編み目9aが形成され
ることを示す。
【0071】布帛の後続横目の編成に際しては、上記に
略図(a)−(d)に関して述べた操作が領域A、Fお
よびCにおいて布帛全体を通して反復される。従って領
域A、FおよびCにおいては、図8(c)および(d)
に示したものに続く横目は図8(a)および(b)に示
したものと等しく、それに続く横目は図8(c)および
(d)に示したものに等しい。領域DおよびEにおいて
は、上記に図8(a)−(d)に関して述べた操作が反
復されるが、暗灰色の糸1の部分横目それぞれの編成に
際しては糸1がフロートしたニードル3aが領域Eにお
いては右へ1個、領域Dにおいては左へ1個、順次ずれ
る。淡灰色の糸2の部分横目それぞれにおいては、編み
目9aが領域Eにおいては右へ1個、領域Dにおいては
左へ1個、順次ずれる。
【0072】上記方法で前記の715デシテックスの淡
灰色および暗灰色の糸を用いて編成された椅子張り布帛
の1例においては、12ゲージのデュビード・ジェット
2F機の編み目カム設定は個々に下記のとおり定められ
た:− ニードルベッド 編み目カム設定 暗灰色 前方(5) 7.5 暗灰色 後方(6) 6.0 淡灰色 前方(5) 7.0 淡灰色 後方(6) 7.5 従って領域AおよびCのニードルは編み目カム設定6.
0および7.5で編成され、領域Bのニードルは編み目
カム設定7.0および7.5で編成された。
【0073】ニードルベッドに沿った行程のそれぞれの
方向において作動するカムに関して、同じ編み目カム設
定が採用された。スチーム緩和後の最終布帛の試験によ
り、下記のことが明らかになった:− 従って、領域AおよびCは領域Bに対して著しく異なる
ループ長さの編み目(編み目当たりの糸の供給に関し
て)で編成されたが、各領域に編成された布帛の全長は
実質的に同じであった。
【0074】この布帛は、領域Bが領域AおよびCに接
合する縦目に沿ってしわを示さなかった。
【0075】本発明を採用せず、各構造につき同一ルー
プ長さを用いた場合、領域AおよびCに関する弛緩状態
の布帛は領域Bの布帛より15%長く、境界面において
しわを生じるであろう。2種類の異なる近接構造に必要
な編み目ループ長さそれぞれの正確な長さは、しわのな
い平坦な布帛を製造するためにカム設定を変化させた試
験によって容易に判定しうる。
【0076】図9は図8に関して前記に述べた方法で編
成された布帛の模式図である。中央領域Bは、シングル
ジャージー構造のチューブである中央領域Fにより分離
された2個のジャカード領域DおよびEにより形成され
る、魅力的な杉綾模様の外観を備えていた。布帛の前面
においては、領域DおよびEは傾斜した淡灰色の線11
を含む暗灰色の背景10を備え、領域Fは暗灰色であっ
た。領域AおよびCは布帛の前面は暗灰色であり、網状
の外観を呈した。
【0077】所望により狭い領域Fを排除して領域Dと
Eを横目方向に接合することができる。
【0078】図8に関して上記に述べた方法で編成した
布帛の第1の別形態においては、図8(a)および
(c)の部分横目において同一ニードル4上に糸1をタ
ック形成し、これを布帛の編成全体を通して反復するこ
とにより、図9の布帛と比較して領域AおよびCの外観
が変化する。この場合領域AおよびCは、図9の網状の
外観の代わりに縦目方向に伸びたうね織りの外観を呈す
る。この第1の別形態は12ゲージのデュビード・ジェ
ット2F機によって、図8の方法により製造された布帛
について上記に述べたものと同じ編み目カム設定を採用
して編成することができる。
【0079】図8に関して上記に述べた方法で編成した
布帛の第2の別形態においては、編成の第1組の連続し
た横目全体、たとえば4列の連続した横目全体のそれぞ
れにおいて同一ニードル4上に糸1をタック形成し、次
いでこの直後の第2組の連続した横目、たとえば4列の
連続した横目全体において、第1組の横目全体の編成に
用いたものと比較して右へ1本ずれたニードル4上に糸
1をタック形成することにより、図9の布帛と比較して
領域AおよびCの外観が変化する。布帛全体を通してこ
の方法で編成が行われ、最終布帛は領域AおよびCにお
いて網状外観と断続うね織りの組み合わせを示す。この
さらに別形態の布帛は12ゲージのデュビード・ジェッ
ト2F機によって、図8の方法により製造された布帛に
ついて上記に述べたものと同じ編み目カム設定を採用し
て編成することができる。
【0080】図9の布帛は領域A、BおよびCすべてに
おいてダブルの厚さのものである。さらに別形態の布帛
においては、中央領域Bはシングルの厚さであり、この
種の布帛の編成法は図10に示される。この図において
は、略図(a)および(c)に示した部分横目は図8
(a)および(c)に関して述べたものと同じ様式で暗
灰色の糸1により編成される。しかし淡灰色の糸2は領
域DおよびEにおいてはニードル3a上のみに、領域A
およびCにおいてはニードル4上のみに編成される。領
域D、EおよびFにおいて、糸2は布帛の裏面で近接ニ
ードル3a間をフロートする。その結果、領域Fにおけ
る横目数個のシングルジャージー布帛により分離された
領域DおよびEのシングルジャージージャカード布帛が
形成される。この別形態の布帛は実質的に図9の布帛と
同じ外観を呈するであろう。この布帛の編成には、図9
の布帛の編成と比較してデュビード・ジェット2F機の
編み目カム設定と実質的な相違を要しない。
【0081】図面を参照して上記に述べた布帛それぞれ
の領域A、BおよびCを、B SHandbook 1
1:1974に記載のメースたるみ試験(Mace S
nag Test)により、それらのたるみ抵抗につき
試験した。この試験においては、ゴム被覆された長さ2
03mmおよび直径83mmの円筒形ドラムであって、
厚さ3.2mmの管状ウールフェルト織物を保有するも
のに、丸編み生地を乗せる。軸を水平にしてドラムを6
0r.p.m.で回転させる。直径31.75mmであ
り、それぞれ9.5mm突出した等間隔のタングステン
カーバイドポイント11個を保有するリン青銅球(メー
ス)を、メースのポイントが布帛検体上にある状態で鎖
によりドラムの上方に吊るした。各試験において、ドラ
ムを10分間回転させ、その間にドラムは合計600回
転した。2個の検体を普通に走行させ、第1検体の場合
は布帛の横目をドラムの回転軸に平行にして縦目方向に
たるみを生じやすくし、第2検体の場合はこの方向に直
角にして横目方向にたるみを生じやすくする。メースの
作用は、糸または一群のフィラメントを布帛から引き出
して、布帛上に変形ループを形成しやすくすることであ
る。生じたたるみの密度に関する布帛性能は、被験検体
を個々に視験キャビネットに取り付け、それらを基準5
(たるみ無し)から基準1(著しいたるみ)までの半基
準段階の9種類の写真基準の組と比較することにより評
価される。2種類の隣接写真基準間にある結果が、より
厳密な等級として与えられる。
【0082】図面を参照して上記に述べた方法により製
造された布帛それぞれの領域A、BおよびCの検体を、
上記の試験法により試験して各検体は基準4と記録され
た。これは布帛領域それぞれが自動車シートの被覆に用
いられる通常の織物の場合と少なくとも同程度のたるみ
抵抗を備えていたことを示す。
【0083】さらに図面を参照して上記に述べた方法に
より製造された布帛それぞれの領域A、BおよびCの耐
摩耗性を、ASTM D 3884に記載のテーパー摩
耗試験により試験した。この場合、布帛領域それぞれの
検体を、テーパー摩耗装置によりCS−10ホイールお
よび1000gの重量を用いて1000回転で試験し
た。いずれの場合も布帛検体は試験終了時に明らかな欠
陥を示さず、布帛それぞれが自動車シートカバーに用い
るのに十分な程度に高い耐摩耗性を備えていることを示
した。
【0084】本発明のさらに他の利点は、ある構造の島
またはパネルを異なる構造の海またはマトリックス中に
付与しうることである。これによって、あるテキスチャ
ー、感触または外観の島を(色の変化を含むもの、また
は含まないもの)異なるテキスチャー、感触または外観
の背景中に現わすことができる。ある色の島を継続した
色の中に形成することは周知であるが、これは通常は構
造を同じく維持した状態で、ある色の糸を単に他のもの
に交換することにより行われる。
【0085】編み目密度が比較的低い服飾品の場合、構
造のわずかな変化は近接領域間のしわによる布帛の著し
い品質低下を生じることなく許容しうる。しかし椅子張
り布帛の場合、構造の相違は近接領域間のしわのため極
めて重大となり、従って本発明は異なる領域におけるル
ープ長さを制御することにより、装飾パネル、ネームパ
ネルその他の識別模様などのパネルを異なる構造の背景
マトリックス中に現わすことができる。図11を参照す
ると、これはある構造の島を他の構造のマトリックス中
に含む布帛の製造を可能にする編み目図を示す。図11
には四角502内の島構造を含む、一般に501で示さ
れる海構造が示される。この海構造は一般に″バードア
イバック(bird’s eye−backed)″構
造と呼ばれる横目4列の反復構造である。
【0086】バードアイバック構造は、四角502の下
方に示される横目4列の編成を参照すると極めて容易に
理解される。横目503においては、裏面ベッド上の交
互のニードルが編成され、前面ベッドのすべてのニード
ルが編成される。次の列504においては、裏面ベッド
のみが編成され、この編成は列503で先に編成されな
かった交互のニードル上で行われる。
【0087】列505は列503に対応するが、右へ1
ニードルずれる。同様に列506は列504に対応する
が、この場合も右へ1ニードルずれる。
【0088】503−506の4列の横目を考慮する
と、布帛構造がすべてのニードルにわたって同じである
ので、明らかに左から右へ布帛のバランスがとれている
ことが分かる。同様に各ベッド上には全体として同数の
編み目が編成され、横目4列ののち前面ベッドから裏面
ベッドへ同量の糸が均一な様式で交叉し、従って前面お
よび裏面ニードルベッド間で完全なバランスが得られる
ので、ベッドの前面と裏面間で均等なバランスが保たれ
る。この全体的バランスは、布帛の海のバードアイバッ
ク構造が前面から裏面へ、また端から端へ、均一な速度
で成長することを意味する。
【0089】しかし島内の構造を考えると、この構造も
同様に横目4列の反復であるが、この場合は編成構造が
異なることが分かる。島502内の横目507の列の場
合、前面ニードルすべてにおいて編成されるが、裏面ベ
ッドの交互のニードルのみが508、509などのタッ
ク編み目を形成する。次の列510においては、裏面ベ
ッドのすべてのニードル上に編み目が形成されるが、前
面ベッドには編み目が形成されない。列511は列50
7に対応するが右へ1ニードルずれており、列512は
列510に対応するが、同様に右へ1ニードルずれてい
る。
【0090】図示された編み目略図はニードルベッドを
見下ろした図を効果的に表しており、点がニードルに相
当し、ループおよび線が糸に相当する。この編み目略図
はループおよび糸がニードルに保持された状態を示すこ
とを留意するのが重要である。編成が進行すると、ルー
プは新たなループとしてニードルから離脱し、次に続く
列に新たな編み目が形成される。列513に示すリブ型
構造の場合、515に示す部分のように前面ベッドから
裏面ベッドへ通過する糸は自由に動き、実際にはリブ構
造の編み目は前面から裏面へ近接移動して、布帛は引張
り方向に伸長するであろう。横目514に示す構造につ
いては、次の列の編み目が形成されたのちには布帛の長
さの成長はほとんどない。前面ベッドから裏面ベッドへ
通過する糸がほとんどないので、引張り方向への布帛の
長さの成長は単なる糸自体の厚さ以上はほとんどない。
従ってバードアイバック型構造において縦目方向の布帛
の長さの成長は、糸が前面ベッドから裏面ベッドへ交叉
するリブ型構造により生じる長さの増大によって強く支
配される。従って縦目方向の布帛の長さの成長は列50
5、503および513に示す構造によって効果的に支
配されるであろう。もちろん列511および507のボ
ックスまたは島502外の構造は、列503、505お
よび513と同じ速度で成長するであろう。
【0091】しかし島502内においては、縦目方向の
布帛の線成長はタック編み目、たとえば編み目508お
よび509の長さに効果的に依存するであろう。列51
2および510の線成長は島またはボックス502の内
外で極めて類似するが、列510および512の島また
はボックス内の構造がより緻密であるため、ボックス外
の列510および512の線方向の布帛の成長よりわず
かに低い成長になる。
【0092】従ってボックス外と比較してボックス内に
同じ線成長を得るためには、列507および511のタ
ック編み目508および509の編み目長さを制御する
必要がある。布帛の引張りおよび弛緩に際して前面ベッ
ドのループの寸法の成長を支配し、これにより布帛構造
が島ボックス502の内外双方のバランスを保つのを可
能にするのはこれらの編み目の長さだからである。
【0093】一般にボックス内外の布帛に必要なカム設
定は下記のとおりである:−図12に示すように、ボッ
クスの外、すなわち編成の′海′においては編み目カム
設定は7.5および7であり、島内においては編み目カ
ム設定は6、7.5および7である。
【0094】その結果、715デシテックスのエアテキ
スチャードポリエステル糸を用いて12ゲージの機械で
編成された布帛の線長さの成長は、横目10.2個/c
mとなる。ボックス内と外の領域間で共通のループ長さ
形成を伴う共通のカム面を用いた場合、弛緩状態で横目
26列のバードアイバック構造においては、垂直高さ
2.9cmを占める島502内の同じく26列の構造と
比較して、高さ2.5cmを占める海を形成する傾向が
ある。従ってこの構造に本発明を採用しない場合島は海
内にしわを生じるが、本発明の採用により島は海内で応
力のない平坦な状態をとりうる。
【0095】好ましくは図13に示したカムシステムが
図11に示した構造の編成に用いられる。ここでカムボ
ックスの移動に際してカム600および601が調整可
能である。
【0096】他の場合にはアンバランスとなる並行構造
を編成しうることにより、椅子張り構造に広範な異なる
効果を得ることができる。編成構造内にタック編み目を
挿入することにより、特に有用な一連の効果が得られ
る。
【0097】図14−21はタック編み目を挿入した編
成椅子張り構造の別形態を示し、これらはバードアイバ
ック構造と並行関係で採用しうるか、または単独で編成
椅子張り構造上全体に採用しうる。構造中に極めて高い
密度の糸が含まれる椅子張り構造にタック編み目を用い
ると、布帛に極めて興味深い視覚的および技術的効果を
生じる可能性が得られる。タック編み目は編成に伴う構
造の線成長を著しく高めることなく嵩を与えるので、こ
のようなタック編み目を挿入することにより3次元型の
効果が得られる。
【0098】図14はタックリブ構造を形成しうる横目
4列の反復を示す。図14に従って編成される構造は、
図14に示すようにカムボックスが矢印705、706
の方向、すなわち右から左へ移動するのに伴って横目7
01および702が連続して編成されるダブルシステム
カムボックスを用いて編成することが好ましい。第1色
の糸709はベッド714の前面ニードルすべてにおい
て編成され、裏面ベッド713の交互のニードルにおい
てタック形成される。糸709が編成された直後に同じ
行程で、第2糸710が裏面ベッド713の裏面ニード
ルすべてにおいて編成されるが、ベッド714の前面ニ
ードルにおいては編成されない。
【0099】横目703の矢印707、708の方向、
すなわち左から右へのカムボックスの帰り行程において
は、糸711が裏面ベッド713の裏面ニードルすべて
において編成されるが、前面ベッド714の前面ニード
ルにおいては編成されない。その直後に、第2糸712
がベッド714の前面ニードルすべてにおいて編成され
るが、裏面ベッド713の交互のニードルにおいてタッ
ク形成される。横目704のタック編み目は横目701
で用いられた裏面ベッド713の交互のニードル上にあ
ることが分かるであろう。この編成法によりタックリブ
型構造が形成され、これはパネルもしくは周囲として、
またはそれ全体で編成構造全体として用いられる。
【0100】図15を参照すると、これも4列の横目7
15、716、717および718を含む横目4列の反
復構造を示す。編成配列は図14に示したものと効果的
に等しく、この構造はダブルシステムカムボックスを用
いて図14の構造と全く同じ様式で編成される。しかし
この場合、横目715は裏面ベッド719に交互タック
編み目を、前面ベッド720に交互編成編み目を有す
る。横目715は第1糸で編成され、同じ糸が横目71
8の編成に用いられる。横目715に続いて第2糸が横
目716において交互の裏面ニードル上のみで編成され
る。カムボックスの反転行程に際して同じ糸が裏面ベッ
ドの交互のニードル上のみで、ただし横目716におい
て編成されなかったニードル上で編成される。最後に横
目718において第1糸が裏面ベッドの交互のニードル
上でタック形成し、前面ベッドの交互のニードル上で編
成される。横目715は横目718と等しいことが分か
る。
【0101】この型の編成配列によりブレット型構造が
形成される。
【0102】図16はタックディンプルシステムを形成
する横目8列の反復構造を示す。この場合も、ダブルカ
ムボックスシステムが用いられ、これにより横目721
および722は横目723および724と同様に同じ行
程で連続して編成され、続いて横目725および72
6、そして横目727および728が編成される。前記
のように矢印はカムボックスの移動方向を示す。図16
に示した構造によりタックディンプル型の効果が得ら
れ、布帛にディンプルが現れる。図14および15に示
した構造を用いることができ、たとえば図14の構造が
中央パネル、1領域などとして用いられる。または椅子
張り構造の実質的に全体に、もしくは全体に及んでもよ
い。
【0103】図17に示した横目8列の反復構造は図1
6のものと極めて類似するが、ただしこれによればある
程度の面積にわたって編成された場合、断続線タック構
造を形成するであろう。この場合も横目729および7
30は右から左へのカムボックスの第1行程において連
続して編成され、横目731および732は左から右へ
のカムボックスの行程において編成される。横目733
および734は右から左へのカムボックスの第2行程に
おいて連続して編成され、横目735および736は左
から右へのカムボックスの第2行程において編成され
る。図17により編成される構造は前記のように断続線
タック構造である。
【0104】図18はシングルカムボックスシステムに
より製造されるディープパイル構造を示し、これにより
横目737はカムボックスが矢印741で示すように右
から左へ移動する際に編成される。糸745は、ある構
造を線747の左側に備え、同じ構造を線748の右側
に備えた状態で編成される。しかし線747と748の
間は異なる構造で編成される。これは一般に横目738
の糸746、ならびに横目739および740の同じ糸
についても同様である。
【0105】横目737においては、第1糸である糸7
45が裏面ベッド749上の交互の編み目においてタッ
ク形成し、前面ベッド750の前面ベッドニードルすべ
てにおいて編成される。しかし線747と748の間の
領域では、糸745が裏面ベッド749の裏面ニードル
上においてのみ編成される。糸745は、線747と7
48の間の前面ベッド750のニードル上では編成され
ない。線748の右側では、糸745は線747の左側
で編成されたものと全く同じ構造で編成される。
【0106】矢印742で示すように左から右へのカム
ボックスの第2行程においては、第2糸746が線74
7の左側でベッド749の交互の裏面ニードル上で編成
される。線747と748の間の領域では、糸746が
前面ベッド750のニードル上においてのみ編成され
る。線747と748の間の領域では、この糸は裏面ベ
ッド749のニードル上では編成されない。線748の
右側では、編成される構造は線747の左側で編成され
たものと同じである。
【0107】横目739においては、糸745が矢印7
43で示すように左へ移動するカムボックスにより編成
され、本質的には横目737の場合と同じ構造で編成さ
れるが、右へ1ニードルずれる。従って横目739にお
いても糸745は、線747の左側および線748の右
側では裏面ベッド749の裏面ニードル上でタック形成
し、線747と748の間では裏面ベッド749のニー
ドルすべてにおいて編成される。これに対し横目740
においては、線747と748の間で糸746が前面ベ
ッド750のニードル上においてのみ編成される。
【0108】最後に横目740においては、横目738
の場合と同様な構造が編成されるが、同様にこの場合は
編成は左へ1ニードルずれる。
【0109】この構造の編成効果は、線747と748
の間の領域で線747の左側および線748の右側で形
成されるよりはるかに薄手のチューブジャージーを形成
することである。従ってこれにより、他の場合には3次
元である布帛が押さえつけられ、窪んだ溝を備えた布帛
の効果を与える。
【0110】図19に示した構造においては、図18の
構造の逆転が効果的に形成される。この場合も横目75
1−754を含む4列の横目反復が形成される。線75
5の左側および線756の右側には通常のバードアイバ
ック構造がある。しかし横目751の線755と線75
6の間では、第1糸757が交互の裏面ニードル上にお
いてのみ編成される。横目752においては、糸758
が前面ニードルすべてにおいて編成され、裏面ニードル
上で交互にタック形成および編成される。糸758は糸
757が横目751において編成されたニードル上でタ
ック形成される。横目753は効果的には横目751と
同じであるが、横目752と比較した横目754と同様
に右へ1ニードルずれる。
【0111】これの効果は、線755と線756の間の
領域で線755の左側および線756の右側に形成され
るバードアイバック構造と比較して浮き出した領域を形
成することである。明らかに線755および線756が
直線である必要はない。同様に図18の線747および
線748も直線である必要はない。
【0112】図20に示した構造も、横目760−76
7を含む8列の横目反復である。この構造は図15に示
した構造とほぼ同じ様式で編成される。ただし横目76
0においては、第1糸768が前面ニードルすべてにお
いて編成され、交互の裏面ニードル上でタック形成され
る。横目761および762においては、第2糸769
が横目761および762の裏面ニードルすべてにおい
て編成される。横目763および764においては、同
様に第1糸768が前面ニードルすべてにおいて編成さ
れ、裏面ベッドの交互のニードル上でタック形成され
る。横目763および764の場合に明らかに見られる
ように、糸は裏面ベッド上で、一方の横目においては一
方の組の交互のニードル上、次の横目においては他方の
組の交互のニードル上でタック形成される。再び横目7
65および766において、糸769がすべての裏面ニ
ードル上のみで編成される。
【0113】最後に横目767において、交互の裏面ニ
ードル上でタック形成され、前面ニードルすべてにおい
て編成される。これにより格子構造が形成される。
【0114】図21に示す構造においても、横目770
−777を含む8列の横目反復が形成される。横目77
0−772は、横目770において第1糸778が交互
の裏面ニードル上でタック形成され、前面ニードルすべ
てにおいて編成されるという点で、図20の横目760
−762と極めて類似する。横目771および772に
おいて、第2糸779がすべての裏面ニードル上のみで
編成される。横目773においては、第1糸778が前
面ニードルすべてにおいて編成され、かつ裏面ベッド上
では横目770においてタック形成されたと同じニード
ル上で編成される。横目774−777に示す第2部の
構造は、本質的には横目770−773と同じである
が、ただし右へ1目ずれる。従って横目774において
糸778が交互の裏面ニードル上でタック形成され、前
面ニードルすべてにおいて編成される。横目774にお
いては、横目770において空のままであった裏面ベッ
ドのニードル上で糸がタック形成する。横目775およ
び776において、糸779がすべての裏面ニードル上
で編成される。最後に横目777において、糸778が
前面ベッドのニードルすべてにおいて編成され、横目7
74でタック形成されたと同じ裏面ベッドの交互のニー
ドル上で編成される。
【0115】図21に示す構造により星形タックデザイ
ンが形成され、図20に示す構造の場合と同様に島もし
くは交互構造のパネルとして、または交互構造の完全ス
トリップとして用いるか、あるいはそれ自体を実質的に
編成椅子張り構造全体にわたって用いることができる。
【0116】図22および23にはそれぞれタックディ
ンプルおよび星形タック構造を形成するための別法が示
される。
【0117】図22を参照すると、これは第1糸を点線
780で示し、第2糸を実践781で示す編み目図を表
す。最初2列の横目782および783は矢印790お
よび791の方向に移動するカムボックスにより編成さ
れる。編み目782は、前面ベッドのニードルすべてに
おいて編成されるが、裏面ベッドでは交互のニードル上
でタック形成される糸780により編成される。カムボ
ックスの同一行程で糸781が直ちに連続して同様に矢
印791の方向に移動するカムボックスにより編成さ
れ、この場合カムは裏面ベッドのニードルすべてにおい
て編成される。
【0118】カムボックスがその行程の末端に達し、矢
印792および793の方向に移動すべく反転すると、
まず糸780および781を保有する糸キャリヤーがカ
ムボックスから離脱し、次いで第1糸780が次に横目
784において編成されるべくピックアップされる。次
いで連続してその直後に第2糸781が横目785にお
いて編成される。比較すると、先に図示して説明したタ
ックディンプル構造は、第1に第1糸、次に第2行程で
第2糸、次いで第3行程で再び第2糸、次いで第4行程
で第1糸の編成配列を備えていた。この配列は編成され
た横目の末端で糸の交叉を伴わないが、第1糸が最初に
前縁位置において編成され、次に後縁において編成され
ることを意味する。図22に示したシステムでは第1糸
は常に前縁位置において編成され、第2糸は常に後縁位
置において編成される。図22から、横目784におい
ては第1糸780は横目782と同じニードル上で編成
されることが分かる。同様に横目785においては、第
2糸781は横目783の場合と同じくすべての裏面ニ
ードル上で編成される。
【0119】横目786−789は横目782−785
の反復であるが、右へ1ニードルずれる。
【0120】図23を参照すると、これは図21に示し
たものと類似の星形タック構造を表すが、ただし横目7
98−805の横目8列の反復構造において、第1糸8
06は常に前縁位置において編成され、第2糸807は
常に後縁位置において編成される。糸キャリヤーが矢印
808および809に示すように右から左へ移動する際
に、第1糸806は交互の裏面ニードル上でタック形成
し、前面ベッドのすべてのニードル上で編成されること
が分かる。連続してその直後にカムボックスの同じ行程
で、第2糸807が裏面ニードルベッドのみにおいてす
べてのニードル上で編成される。
【0121】第3列の横目800においては、カムボッ
クスが左から右へ移動する際に、第1糸806は裏面ベ
ッドの交互のニードル−−糸806が横目798におい
てタック形成したものと同じニードル−−上で編成され
るが、前面ベッドのすべてのニードル上で編成される。
次いでその直後に、第2糸807が裏面ベッドのすべて
のニードル上で編成される。
【0122】横目802−805は横目798−801
の反復であるが、右へ1ニードルずれる。
【0123】本発明を実施するために使用しうる装置の
他の例は英国特許出願公開第2,095,706および
2,136,833号明細書またはそれらに相当する米
国特許出願第4,510,775および4,554,8
02号明細書中に見られる。
【0124】英国特許出願公開第2,095,706号
明細書には、ケーブル布帛の場合のように、糸に不必要
な張力を与えることなく編み目移動が起こる表面模様付
き布帛の製造を可能にするために編み目サイズを変化さ
せる装置が記載されている。また布帛の形成にリブおよ
びプレーン編み目を用いる場合、リブ編み目はサイズを
低下させ、プレーン編み目はサイズを増大させて、布帛
全体を通して均一な編み目密度を得ることができる。英
国特許出願公開第2,136,833号明細書は後縁編
み目カムを調整するためにステップ電動機を採用するこ
とに関するものである。いずれの明細書も椅子張り布帛
に関するものでなく、いずれの明細書も接合した隣接領
域間のバランスに関するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラットV−ベッド編機の模式図である。
【図2】図1の編機を操作するための簡単な形式のカム
ボックスの下面図である。
【図3】ダブルカム型編み目ループ長さ制御機構の模式
図である。
【図4】複数のトリック内に位置するニードル上の低層
および高層バットの模式図である。
【図5】一方が他方の上方にある2個のカムを含むカム
ボックスの図である。
【図6】右から左へ移動しているダブルシステムカムボ
ックスの図である。
【図7】左から右へ移動しているダブルシステムカムボ
ックスの図である。
【図8】本発明方法の1形態を示す一連の略図であっ
て、aは暗灰色糸1で布帛の第1の横目全体を編成する
様式を示す。bは淡灰色糸2で布帛の第1の横目全体を
編成する様式を示す。cは暗灰色糸1で布帛の第2の横
目全体を編成する様式を示す。dは淡灰色糸2で布帛の
第2の横目全体を編成する様式を示す。
【図9】図8に示す方法により編成された布帛片の模式
図である。
【図10】本発明方法の第2形態を示す一連の略図であ
って、aは暗灰色糸1で布帛の第1の横目全体を編成す
る様式を示す。bは淡灰色糸2が領域D,E及びFの領
域で布帛裏面においてフロートし、領域D及びEでシン
グルジャージージャカード布帛お編成する様式を示す。
cは暗灰色糸1で布帛の第2の横目全体を編成する様式
を示す。dは淡灰色糸2が領域D,E及びFの領域で布
帛裏面においてフロートし、領域D及びEでシングルジ
ャージージャカード布帛お編成する様式を示す。
【図11】島を含む布帛構造の略図である。
【図12】図11の構造を形成するためのカム設定の略
図である。
【図13】調節式カムを示すカムボックスである。
【図14】タックリブ構造の編み目図である。
【図15】タック編み目を含むビュレット構造の編み目
図である。
【図16】タックディンプル構造の編み目図である。
【図17】断続線タック構造の編み目図である。
【図18】ディープパイル構造の編み目図である。
【図19】浮き出し効果を示す構造の編み目図である。
【図20】格子構造の編み目図である。
【図21】星形タック構造の編み目図である。
【図22】タックディンプル構造を形成する他の編み目
図である。
【図23】星形タック構造を形成する他の編み目図であ
る。
【符号の説明】
100,200 ニードルベッド 300 カムボックス 400 ニードルトリック 301 カムプレート 305,316,342,343 上昇カム部材 313,319,320,330,331,333,3
34,338,339,340,341 下降カム部材 302,310,322,323 カム部材 303,306,308,312,320,325 カ
ミング面 307 ガイドチャンネル 309 固定部材 317,318 傾斜したプレーナー面 324,327 バット 329,332,336,337 カムシステム 1,2 糸 3,3a,4 ニードル 5,6 ニードルベッド 7,8,9,9a 編み目 10 背景 11 線 501 海 502 島 503−507,510−514 横目 508,509 タック編み目 600,601 カム 701−704,715−718,721−736 横
目 709−712 糸 713,714,719,720 ニードルベッド 737−740,751−754 横目 745,746757,758 糸 749,750 ニードルベッド 760−767,770−777 横目 768,769,778,779 糸 782−789,798−805 横目 780,781,806,807 糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・ロビンソン イギリス国ディーイー7・3エイエス ダ ービシャー,ブレストン,フィールド・ク ローズ 9 (72)発明者 チャールズ・ウィルフレッド・コレッジ イギリス国エヌジー6・7ビーエル ノッ ティンガム,ブルウェル,ヘンプスヒル・ ヴェール,ローザ・クローズ 9 (72)発明者 ジョン・スチュワート・マックギルバート イギリス国エルイー12・7ビーユー レス ターシャー,マウントソレル,クロス・レ ーン 35

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦目方向に並行して位置する異なる編成
    構造を有する接合した隣接領域少なくとも2個を含み、
    かつ両領域を通って連続的に伸びた横目を有する椅子張
    り布帛の編成法であって、その際一対の対向した独立し
    て作動しうるニードルベッドを備えた機械により編成が
    行われ、かつその際ニードルベッドに沿って交互に作動
    し、カムボックスの移動方向それぞれにつき独立して作
    動しうるカム部材を含むカムボックスの通路内へ、各ベ
    ッドのニードルをそのベッド内で互いに独立して移動さ
    せることができ、かつその際カムにより操作されるニー
    ドル上に編成される編み目のループ長さを変化させるた
    めに、これらのカム部材のカミング面を独立して変化さ
    せることができる方法において、 一方の領域に対するニードルが第1ループ長さをもつ編
    み目を与えるべくカムボックス内のカム面により始動さ
    れ、近接領域に対するニードルが第1ループ長さと異な
    る第2ループ長さを与えるべくカムボックス内のカム面
    により操作され、これら近接する2構造のループ長さ
    は、布帛が弛緩した状態で縦方向の異なる編成構造の2
    領域それぞれにつき同一数の横目が実質的に同一の縦目
    方向距離に及ぶべく相対的に調整されることを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 カムボックス内に2個のカミング面があ
    り、第1カミング面は1領域のループ長さを制御し、第
    2カミング面は近接領域のループ長さを制御することを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 カミング面がニードル上の異なる長さの
    バットとかみ合うべく一方を他方に重ねることを特徴と
    する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 2個のカミング面はカムボックス内にお
    いて一方が他方の上方に位置し、一方の領域のニードル
    は一方のカムにより操作され、近接領域のニードルは他
    方のカムにより操作されることを特徴とする、請求項2
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 編成中にカム面がカムボックス内で移動
    する際に、第1領域の編成ニードルバットに提示される
    カミング面が近接領域のものと異なるべく変化すること
    を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ニードルゲージ10−14、好ましくは
    ゲージ12の機械により編成が行われることを特徴とす
    る、請求項1−5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 用いられる第1および第2糸が、非弛緩
    状態で680−750デシテックスの番手を有するエア
    テキスチャード連続フィラメントポリエステル糸である
    ことを特徴とする、請求項1−6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 同一材料からなり、同一番手を有する
    が、色彩が異なる2本の糸を編成することを特徴とす
    る、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 編成が12ゲージの機械により行われ、
    編み目カム手段の設定は最終布帛の弛緩状態で布帛が少
    なくとも8個/cmの横目を含むべく調整されることを
    特徴とする、請求項7または8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 8−16個/cm、好ましくは9−1
    5個/cm、より好ましくは9.5−12個/cm、よ
    りいっそう好ましくは10−11個/cmの横目がある
    ことを特徴とする、請求項1−9のいずれかに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 4.5−6.5個/cm、好ましくは
    4.7−6.3個/cm、より好ましくは5−6個/c
    m、または5.5−5.7もしくは5.6個/cmの縦
    目があることを特徴とする、請求項1−10のいずれか
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 布帛がダブルジャージー布帛であるこ
    とを特徴とする、請求項1−9のいずれかに記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 上記の第2領域が、布帛中に並行して
    配置された複数の異なる模様のジャカード構造を含む状
    態で編成されることを特徴とする、請求項1−12のい
    ずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 第2領域に近接する異なる模様の領域
    が、複数の縦目のシングルまたはダブルジャージー布帛
    により分離されることを特徴とする、請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 布帛が、第1および第2領域のほかに
    その編成構造が隣接領域のものと異なる領域1または2
    以上を含む状態で編成されることを特徴とする、請求項
    1−14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 縦目方向に並行して位置する異なる編
    成構造を有する接合した隣接領域少なくとも2個を含
    み、かつ両領域を通って連続的に伸びた横目を有する、
    横糸編成された椅子張り布帛であって、その構造は各領
    域が同一ループ長さで編成された場合に布帛がアンバラ
    ンスになるものにおいて、 異なる構造の領域のバランスをとるべく、一方の領域に
    おける一方の構造のループ長さが他方の領域における構
    造のループ長さに対して変化していることを特徴とする
    布帛。
  17. 【請求項17】 布帛がダブルジャージー布帛であるこ
    とを特徴とする、請求項16に記載の布帛。
  18. 【請求項18】 625−850デシテックスを有し、
    機械ゲージ10−18の機械により編成され、布帛が全
    般にダブルジャージー構造の表面と裏面の間に相互にか
    み合うループを有するダブルジャージー布帛である、横
    糸編成された椅子張り布帛において、布帛が布帛の少な
    くとも若干の領域にタック編み目を含むことを特徴とす
    る布帛。
  19. 【請求項19】 請求項16、17または18に記載の
    横糸編成された椅子張り布帛を含む3次元椅子張り構造
    体。
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