JPH0519516U - 触媒コンバータの保温装置 - Google Patents

触媒コンバータの保温装置

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JPH0519516U
JPH0519516U JP7477091U JP7477091U JPH0519516U JP H0519516 U JPH0519516 U JP H0519516U JP 7477091 U JP7477091 U JP 7477091U JP 7477091 U JP7477091 U JP 7477091U JP H0519516 U JPH0519516 U JP H0519516U
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JP
Japan
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catalytic converter
center pipe
exhaust gas
temperature
radiator
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Application number
JP7477091U
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English (en)
Inventor
一正 小竹
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒の活性を良好に維持できる触媒コンバー
タの保温装置を提供する。 【構成】 センターパイプ6を覆うカバー10を、このセ
ンターパイプ6との間に空隙部9を形成して設けると共
に、カバー10に、空隙部9に連通し、かつラジエタ13の
背部を覆う延長部14を形成した。ラジエタ13の放熱がセ
ンターパイプ6を包み込むことになり、センターパイプ
6に対して断熱機能を発揮して排ガスを保温する。これ
により、たとえエンジン1のエキゾーストマニホールド
2と触媒コンバータ3とが互いに遠距離になるように配
置されていたとしても、排ガスの温度を低下させること
がなくなって触媒コンバータ3の触媒の活性を良好な状
態に維持することができることになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の排気系に設けられた触媒コンバータに供給される排ガスの 温度を所定値以上に維持する等のために用いられる、触媒コンバータの保温装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
触媒コンバータの保温装置の従来の一例として、図5に示すように、エンジン 1のエキゾーストマニホールド2と触媒コンバータ3とを接続するセンターパイ プ4を二重管構造としたものがある。この構造による触媒コンバータの保温装置 では、二重管構造による断熱効果により、センターパイプ4内を通過する排ガス の温度低下を防ぎ、触媒の活性を促進することができる。図中、5はインテーク マニホールドである。
【0003】 また、触媒コンバータ保温装置の他の例としては、実開昭58-134620 号公報に 開示されたものがある。この開示技術による触媒コンバータの保温装置は、セン ターパイプを二つの流路に分岐して構成し、一方の流路に排ガス温度に応じて開 閉する開閉弁を設け、排ガス温度が低いときには一方の流路を閉じ、他方の流路 のみに排ガスを通して排ガス流速を速くすることにより温度が余り低下しないう ちに排ガスを触媒コンバータに送り込むようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車の排気系のレイアウト上、エンジンのエキゾーストマニホー ルドと触媒コンバータとを互いに遠方に位置させて設置しなければならない場合 がある。このような場合、図5に示す触媒コンバータの保温装置では、触媒コン バータに近づくにつれて排ガス温度が低下し、触媒コンバータの触媒活性にとっ て十分な温度が得られないことがある。なお、実開昭58-134620 号公報に開示さ れる触媒コンバータ保温装置でも、エンジンのエキゾーストマニホールドと触媒 コンバータとが互いに遠方に位置するように設置された場合、上述したのと同様 の問題がある。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、触媒の活性を良好に維持できる 触媒コンバータの保温装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、エンジンのエキゾーストマニホールド にセンターパイプを介して触媒コンバータを接続した自動車において、前記セン ターパイプを覆うカバーを、該センターパイプとの間に空隙部を形成して設ける と共に、前記空隙部に、ラジエタ背部に設けた集熱部を連通させたことを特徴と する。
【0007】
【作用】
このような構成とすれば、ラジエタの放熱がセンターパイプを包み込むことに なり、センターパイプに対して断熱機能を発揮して排ガスを保温する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例の触媒コンバータ保温装置を図1ないし図4に基づい て説明する。なお、図5に示す部材と同一部材には同一符号で示し、その説明は 省略する。
【0009】 図において、センターパイプ6、図示しない触媒を内装した触媒コンバータ3 及び触媒コンバータ3とマフラー7とを接続する接続管8の上流側部分には、こ れらセンターパイプ6、触媒コンバータ3及び接続管8の上流側部分との間に空 隙部9を形成してこれらを覆うカバー10が設けられている。カバー10の下流側部 分は屈曲した筒形状を成し、その後端部の拡開した開口部11内には排気用ファン 12が内蔵されている。カバー10の上流側部分には、ラジエタ13に延び、先端部が 開口した筒状の延長部14が空隙部9に連通して形成されている。この延長部14は 、リング状のスポンジ15を介してラジエタファン16を覆うようにしてラジエタ13 に嵌着しており、ラジエタ13(背後温度70〜80℃)から放出する熱を集めるよう になっており、本実施例ではこの延長部14が集熱部を構成している。
【0010】 なお、一般的な構造としては、ラジエタ13の背部に図4に一点鎖線で示すよう にラジエタファン16を覆うシュラウド17が設けられるが、本実施例ではカバー10 自体がシュラウド17の機能を果たすことからこれを設けず、部品数の増加を抑制 するようにしている。
【0011】 このように構成された触媒コンバータの保温装置では、排気用ファン12の吸引 作用によりラジエタファン16からの熱風(約70〜80℃)がセンターパイプ6及び 触媒コンバータ3を包み込むようにしてカバー10の下流側に流れて外部に放出さ れることになる。この際、センターパイプ6及び触媒コンバータ3を包み込むよ うにして周囲の外気温度(例えばアイドリング時には周囲の外気温度40〜50℃) に比べて高い温度の空気が流れることになり、センターパイプ6及び触媒コンバ ータ3に対して断熱機能を発揮して排ガスを保温する。このため、たとえエンジ ン1のエキゾーストマニホールド2と触媒コンバータ3とが互いに遠距離になる ように配置されていたとしても、排ガスの温度を低下させることがなくなり、こ れにより触媒コンバータ3の触媒の活性を良好な状態に維持することとなる。
【0012】 アイドリング時等のように、排ガス温度が低いような場合には、従来構造によ る触媒コンバータの保温装置では、触媒コンバータ3に近づくにつれて排ガス温 度が低くなることに伴い、触媒が不活性状態になって排ガスの浄化を適正には果 たせなくなる虞が大きかったが、本考案のものではこのようなアイドリング時等 においても上述したように保温効果が作用することとなって、触媒の活性を良好 な状態に維持し、排ガスを適正に浄化することになる。
【0013】 周囲の外気温度が40〜50℃、ラジエタファン16の作動条件温度95℃におけるア イドリング時に所定の条件で各部の温度を測定したところ、次のようなデータを 得ることができた。 触媒温度 300 〜400 ℃ 触媒コンバータ3(ケース)温度 200 〜300 ℃
【0014】 本実施例に係る触媒コンバータの保温装置及び図5に示すものについて、所定 の条件で試験を行なってセンターパイプ6,4の各部において排ガス温度を測定 したところ、図3に示すような結果が得られ、本実施例のもの(点線Aで示す) が図5に示すもの(実線Bで示す)に比して優れた保温特性を得られることを検 証できた。
【0015】 なお、上述したように、たとえ排ガス温度が低くても触媒を活性状態に維持で きるので、その分だけ排ガス温度を下げられることになり、このように排ガス温 度を下げることによりアイドリング進角量を大きく取ることができ、これにより 燃費の改善を図れることになる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成した触媒コンバータの保温装置であるから 、ラジエタの放熱がセンターパイプを包み込んで排ガスを保温するので、たとえ エンジンのエキゾーストマニホールドと触媒コンバータとが互いに遠距離になる ように配置されていたとしても、排ガスの温度を低下させることがなくなって触 媒コンバータの触媒の活性を良好な状態に維持することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のものの集熱部を示す拡大断面図である。
【図3】図1のもの及び図5に示すものによる比較結果
を示す排ガス温度の特性図である。
【図4】ラジエタ13に設けられるシュラウドを本実施例
のものと対比して模式的に示す図である。
【図5】従来における触媒コンバータの保温装置の一例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エキゾーストマニホールド 3 触媒コンバータ 6 センターパイプ 9 空隙部 10 カバー 13 ラジエタ 14 延長部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのエキゾーストマニホールドに
    センターパイプを介して触媒コンバータを接続した自動
    車において、前記センターパイプを覆うカバーを、該セ
    ンターパイプとの間に空隙部を形成して設けると共に、
    前記空隙部に、ラジエタ背部に設けた集熱部を連通させ
    たことを特徴とする触媒コンバータの保温装置。
JP7477091U 1991-08-23 1991-08-23 触媒コンバータの保温装置 Pending JPH0519516U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143452A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Yanmar Co Ltd 作業車両搭載用のエンジン装置
JP5278620B1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-04 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造

Cited By (3)

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WO2013128618A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造

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