JPH0519496B2 - - Google Patents

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JPH0519496B2
JPH0519496B2 JP17009688A JP17009688A JPH0519496B2 JP H0519496 B2 JPH0519496 B2 JP H0519496B2 JP 17009688 A JP17009688 A JP 17009688A JP 17009688 A JP17009688 A JP 17009688A JP H0519496 B2 JPH0519496 B2 JP H0519496B2
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JP
Japan
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glass
plate
thin film
glass plate
film sheet
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JP17009688A
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English (en)
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JPH0222149A (ja
Inventor
Shingo Seki
Kazushi Shinozaki
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Priority to CA000584434A priority patent/CA1322946C/en
Priority to EP88311306A priority patent/EP0319251B1/en
Priority to DE3887659T priority patent/DE3887659T2/de
Priority to KR1019880016026A priority patent/KR920003979B1/ko
Priority to US07/278,951 priority patent/US4956034A/en
Publication of JPH0222149A publication Critical patent/JPH0222149A/ja
Publication of JPH0519496B2 publication Critical patent/JPH0519496B2/ja
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば合せガラスを構成する一方の板
ガラス上面に中間膜(薄膜シート)を移載する方
法及びその装置に関する。
(従来の技術) 自動車のフロントウインドガラス等として用い
られる合せガラスは、合せガラスを構成する一方
の板ガラスの上面にポリビニルブチラール等の中
間膜を重ね、この中間膜を介して2枚の板ガラス
を接合することで製造している。
そして、板ガラスの上面に中間膜を載置する装
置として特開昭58−26053号に開示されるものが
知られている。
この装置は成形されてまだ高温状態の2枚の板
ガラスを凹面が上側となるようにコンベアによつ
て重ねて搬送し、搬送されてきた2枚の板ガラス
を位置決めした後、上方の板ガラスを持ち上げ、
次いで中間膜を吸着保持している型を2枚の板ガ
ラス間にもぐり込ませ、下方の板ガラス上面に中
間膜を載置せしめ、板ガラスの熱によつて載置さ
れた中間膜を板ガラス上面に粘着せしめるように
したものである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の移載装置であつては、中間膜を
吸着保持する型を必要とし、機種変更があつた場
合にはその都度新たな型を製作しなければならな
い。また、載置した中間膜が板ガラス上面でずれ
ないように板ガラスの温度が高温になつている時
に中間膜を移載しなければならずタイミングが難
しく、更に板ガラスの凹面上に中間膜を移載する
ため中間膜にシワが出来やすい。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、中間膜等の薄
膜シートを板ガラス上面まで搬送する搬送装置
と、搬送装置から板ガラス上面に落された薄膜シ
ートを受け、板ガラス上面にシワなく薄膜シート
を載置するシワ伸ばしバーとを移載装置の一部と
して組込んだ。
(作 用) 凸面を上面として搬送されてきた板ガラスはシ
ワ伸ばしバーの下方位置において位置決めされ、
この板ガラスの上面に搬送装置によつて運ばれて
きた薄膜シートが落下し、薄膜シートの一部はシ
ワ伸ばしバーに掛かる。この後、シワ伸ばしバー
が板ガラスに沿つて外側へ移動することでシワを
生じることなく薄膜シートは板ガラス上面に重ね
られる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付面図に基づいて説
明する。
第1図は本発明に係る薄膜シートの移載装置を
合せガラスの製造装置の一部に組込んだ例を示す
平面図であり、合せガラスの製造装置は薄膜シー
トとしての中間膜の搬送ラインL1と板ガラスの
搬送ラインL2とが平行且つ搬送方向を反対方向
として配設され、中間膜の搬送ラインL1には中
間膜の剥離ステーシヨンS1、位置決めステーシ
ヨンS2及び切断ステーシヨンS3を設け、板ガ
ラスの搬送ラインL2には板ガラスの位置決めス
テーシヨンS4及び重ね合せステーシヨンS5を
設け、切断ステーシヨンS3と板ガラスの位置決
めステーシヨンS4との間に本発明に係る移載装
置100を配置している。
次に各ステーシヨン毎に構成を説明する。
先ず中間膜の剥離ステーシヨンS1において
は、搬送方向の左右に設けた固定レール1,1間
にテーブル2を配置し、この位置決め2上に薄膜
シートとしての中間膜3を100枚程度積み重ねた
状態でセツトする。ここで中間膜3は板ガラスの
外形寸よりもその外形寸法が10〜50mm程度大きく
切断されている。また固定レール1,1間にはク
ロスバー4,5を架設し、これらクロスバー4,
5をモータ6によつて走行するタイミングベルト
7に連結せしめることで、レール1に沿つて移動
するようにしている。
また、クロスバー4,5にはそれぞれハンドル
8,9によつて回転するボールネジ10,11を
取付け、ボールネジ10には積み重ねた状態の中
間膜の最上位のものを下方の中間膜から分離する
膜剥しユニツト12,12を係合し、ボールネジ
11には分離された1枚の中間膜を把持するクラ
ンプユニツト13,13を係合せしめ、ハンドル
8又は9を回すことで、膜剥しユニツト12,1
2又はクランプユニツト13,13が互いに接近
又は離反するようにしている。
位置決めステーシヨンS2においてはレール
1,1間にテーブル14を配置している。このテ
ーブル14の上面には多数のエア噴出孔を形成
し、前記クランプユニツト13,13によつてテ
ーブル14上まで反転して搬送された中間膜3を
テーブル14上面より若干浮かし、この状態でプ
ツシヤー15……により中間膜を正確に位置決め
するようにしている。また位置決めステーシヨン
S2と切断ステーシヨンS3との間には位置決め
した中間膜を切断ステーシヨンS3に送り込む搬
送装置16を設けている。この搬送装置16はモ
ータ17によつて走行するタイミングベルト18
に連結されるとともに吸着パツド19を備え、更
に左右の搬送装置16,16の近くには後述する
切断ステーシヨンS3のテーブル上に残されたく
ず膜(不要部分として切断された中間膜の外周部
分)をテーブルから払い落す開閉可能なスクレー
パ20を設けている。
切断ステーシヨンS3には切断装置30を設け
ている。尚、第1図においては図面の複雑化を避
けるため切断装置30の概略位置を想像先で示す
だけにしている。この切断装置30の構造を第2
図及至第5図に基づいて説明する。ここで第2図
は切断装置の全体図、第3は同装置の切断ヘツド
の斜視図、第4は切断ヘツドの要部拡大図、第5
図は第4のA方向矢視図である。
切断装置30は、枠状フレーム31の上枠間に
ボールネジ等によつて水平2方向(X軸及びY
軸)に移動可能とされた支持体32,32を一対
設け、これら支持体32,32にシリンダユニツ
トによつて上下動(Z軸方向)する昇降体33,
33を係合し、これら昇降体33,33に水平方
向に回転動(Q方向)する切断ヘツド34,34
を取付けている。
一方フレーム31の底部には上面を水平面とし
たボツクス状テーブル35を固定し、このテーブ
ル35上面に吸引用の小孔38を多数形成すると
ともにテーブル35内をダクト39及び中継ボツ
クス40を介して排気ブロアー41につなげてい
る。而してブロアー41を駆動することでテーブ
ル35上面に載置された中間膜3は小孔38……
を介して吸引固定される。
ところで、前記切断ヘツド34のアングル状支
持プレート42の下部には第3図に示すように水
平方向に伸びるアーム43が取付けられている。
このアーム43は下面が水平面となつており、且
つその先端43aは第4図及び第5図に示すよう
にテーブル35上面と中間膜3下面との間に入り
込みやすいようにテーパ状とされている。また、
アーム43の先端部43aには凹部44が形成さ
れ、この凹部44内に上方から切断刃45の下端
部が臨んでいる。
切断刃45はコンバータ46に取付けられ、こ
のコンバータ46は前記支持プレート42に固着
されるとともに枠状フレーム31の外側に設置し
た超音波発振器47に高周波用ケーブル48を介
して接続され、切断刃45を上下方向に微振動さ
せるようにしている。
尚、切断刃45の凹部44内への侵入深さは、
超音波振動した際でも切断刃45の下端がテーブ
ル35上面に接触しない深さとする。
以上の如き構成からなる切断装置30の作用を
以下に述べる。
先ずテーブル35上面に中間膜3を吸引固定し
た後、一対の切断ヘツド34,34をテーブル3
5上面よりも上昇させた状態で、第6図に示すよ
うに、一方の切断ヘツドについては点DからAま
で、他方の切断ヘツドについては点Hから点Eま
で直線動させる。次いで切断ヘツドを下降させ、
アーム43,43下面をテーブル35の上面に接
触させ、超音波発振器47をオンにするとともに
アーム43を水平方向に旋回させ、アームをテー
ブル35上面と中間膜3下面の間に滑り込ませ、
一方の切断ヘツドによつて点Aから点Fまで、他
方の切断ヘツドによつて点Eから点Bまで切込
む。そして、この後は両切断ヘツドをプログラム
に従つて自動的に切断予定線a,bに沿つて移動
させ目的とする形状即ち、板ガラスの外形寸法よ
りも1〜2mm大きい寸法に切断する。
而る後、超音波発振器47をオフとし、切断ヘ
ツドを上昇させたならば、一方の切断ヘツドは点
Cを介して点Dまで戻し、他方の切断ヘツドは点
Gを介して点Hまで戻す。
一方、搬送ラインL2に沿つて搬送される板ガ
ラスは2枚を一組として搬送され、車体に装着さ
れた際に室内側となる板ガラスG1が前に、室外
側となる板ガラスG2が後になり、主に板ガラス
G1については凸面が上面となり、板ガラスG2
については凹面が上面となるように搬送するよう
にしている。ここで板ガラスG1,G2を搬送す
る機構は以下の通りである。
即ち、第7図に示すように板ガラスの搬送ライ
ンL2に沿つて一対の固定フレーム50,50を
設け、これら固定フレーム50,50の内側に搬
送方向に沿つて往復動する移動レール51,51
を配置し、各移動レール51上面には板ガラスを
受ける支持バー52を取付け、また板ガラスの位
置決めステーシヨンS4の移動レール51,51
の内方位置に降装置53を配置している。この昇
降装置53は板ガラスG1,G2の下面を受ける
ガラス受け54……を各板ガラス毎に4個備えて
いる。ガラス受け54は台55に球体56を組み
込み、台55に圧縮エアを供給ることで球体56
が浮上し板ガラスを軽い力で動かすことができる
ようにしている。また重ね合せステーシヨンS5
にも後述するように同様の昇降装置が配置してい
る。
而して、搬送ラインL2に沿つて板ガラスG
1,G2を搬送するには、昇降装置53のガラス
受け54を移動レール51の支持バー52よりも
下方に位置せしめた状態で、位置決めステーシヨ
ンS4よりも上流側(第1において右側)にある
板ガラスG1,G2を移動レール51によつて位
置決めステーシヨンS4まで搬送する。そして昇
降装置53のガラス受け54を上昇させ移動レー
ル51から板ガラスG1,G2を受け取る。そし
てこの後移動レール51は後退して後続する板ガ
ラスG1,G2の搬送に備える。これと同様の動
作が重ね合わせステーシヨンS5において行わ
れ、結局板ガラスG1,G2は搬送ラインL2に
沿つて各ステーシヨンS4,S5に間欠的にタク
ト送りされる。
次に移載装置100の構成を第7図に基いて説
明する。
移載装置100は中間膜の切断ステーシヨンS
3と板ガラスの位置決めステーシヨンS4との上
方間にレール部を有するフレーム101を板ガラ
スの搬送方向と直交方向に架設し、このフレーム
101よりも下流側に同じくレール部を有するフ
レーム102を平行に架設している。
フレーム101にはモータの駆動によつてフレ
ーム101に沿つて走行するタイミングベルト
(歯付ベルト)103を設け、またフレーム10
1のレール部は一対の移動体104,104を係
合せしめるとともにこれら移動体104,104
が切断ステーシヨンS3と位置決めステーシヨン
S4間を往復動するようにしている。
夫々の移動体104にはシリンダユニツトによ
つて昇降するプレート105を取付け、このプレ
ート105から前方アーム106を延出し、アー
ム106には真空源につながる吸着パツド107
を取付けている。一方フレーム102にはモータ
駆動よつてフレーム102に沿つて走行するタイ
ミングベルト108を設け、またフレーム102
のレール部には一対の移動体109,109を係
合せしめ、一方の移動体109についてはタイミ
ングベルト108の上側部分に、他方の移動体1
09についてはタイミングベルト108の下側部
分に取付け、更に各移動体109には板ガラスの
搬送方向上流側に向つて伸びるシワ伸ばしバー1
10を取付けている。而してモータによつてタイ
ミングベルト108を走行せしめることで、一対
のシワ伸ばしバー110,110は板ガラスG1
の幅方向に互いに接近又離反する動作をなす。
また、フレーム102には板ガラスの搬送方向
上流側に向つて伸びるアーム111を取付け、ア
ーム111の先端に支持プレート112を設け、
この支持プレート112に固定したシリンダユニ
ツト113によつて4本の膜押え114を昇降せ
しめるようにしている。
更に板ガラスの搬送ラインを構成する固定フレ
ーム50の側方等にはシリンダユニツトによつて
進退動をなすプツシヤー115……を配置し、こ
れらプツシヤー115……によつて板ガラスG1
の位置決めを行うようにしている。
以上の如き構成からなる移載装置100の作用
を第8図乃至第13図に基いて説明する。
先ず第8図に示す状態あつては、中間膜3は板
ガラスG1よりも1〜2mm程度外形寸法が大きく
切断されてテーブル35上に吸着固定され、また
車内側となる板ガラスG1は凸面を上側にした状
態で移動レール51の支持バー52によつて下面
を支えられて、位置決めステーシヨンS4の昇降
装置53上まで搬送されてくる。
而る後、第9図に示すようにアーム106,1
06が下降して吸着パツド107によつて中間膜
3の側端及び中央部を吸着し、再びアーム10
6,106を上昇させて中間膜3をテーブル35
上面から持ち上げる。尚この時には、テーブル3
5の吸着作用はオフとなつている。
また上部の動作と併行して昇降装置53のガラ
ス受け54が上昇して板ガラスG1下面を支持
し、移動レール51から板ガラスG1を受け取
る。そしてこのときガラス受け54には圧縮エア
を供給し球体6を浮かせているため、板ガラスG
1は軽い力で水平方向に移動し得る状態となつて
いる。そこでプツシヤー105……を前進させて
板ガラスG1の位置決めを行う。尚、板ガラスG
1と対をなす板ガラスG2については板ガラスG
1と同時に昇降装置53によつて移動レール51
から受け取られるが、板ガラスG2を支持する板
ガラス受け54には圧縮エアを供給しないので、
板ガラスG2についてはガラス受け54上でずれ
ることなく供給される。
次いで第10図に示すようにタイミングベルト
103の走行によつて移動体105,105が位
置決めステーシヨンS4方向へ移動し、中間膜3
を板ガラスG1の上方まで移送する。このとき中
間膜3はシワ伸ばしバー110よりの上方位置と
なるようにする。
この後吸着パツド107による中間膜3側端の
吸引を解除し中間膜3を板ガラスG1上に落下せ
しめる。ここで中間膜3の中央部については吸引
状態を解除せず、第11図に示すように吸着パツ
ド107を下降せしめ中間膜3の中央を板ガラス
G1の中央に押付ける。このとき中間膜3の中央
よりも若干外側部分はシワ伸ばしバー110,1
10に掛つている。
そして、中間膜3の中央を板ガラスG1に押付
けたままタイミングベルト108を走行せしめて
一対のシワ伸ばしバー110,110を第12図
に示すように互いに離反する方向つまり板ガラス
の中央から外側に向つて移動せしめる。すると中
間膜は中央部から徐々に板ガラスG1上面に空気
を噛み込んだりシワになつたりせず載置される。
而る後第13図に示すように中間膜3の中央部
を吸着しているパツド107の吸着を解除すると
ともに上昇せしめ、この後シリンダユニツト11
3の作動で膜押え114を降下せしめ、膜押え1
14によつて中間膜3をスポツト的に板ガラスに
圧着せしめることで中間膜3の移載が完了する。
また、板ガラスの重ね合せステーシヨンS5に
は重ね合せ装置200と幅方向の位置決め装置2
50が配設されており、これら装の構造を第14
図乃至第17図に基いて説明する。ここで第14
図は重ね合せ装置の正面図、第15図は同重ね合
せ装置の平面図、第16図は位置決め装置を第1
図のB方向から見た拡大図、第17図は第16図
のC方向矢視図である。
重ね合せ装置200は床上に固定したベースフ
レーム201に支柱202を立設し、この支柱2
02軸受203を設け、この軸受203に昇降フ
レーム204に取付けたスライド軸205を挿通
している。また、ベースフレーム201上にはシ
リンダユニツト206を固設し、このシリンダユ
ニツト206のロツドと前記スライド軸205と
をリンク機構207を介して連結し、シリンダユ
ニツト206の駆動で昇降フレーム204が上下
動するようにしている。
また昇降フレーム204の上面には板ガラスの
搬送方向に沿つた一対のシヤフト208,208
を固設しこれらシヤフト間に軸受を介してクロス
プレート209,209,210,210を架設
し、これら各プレートを図示しないハンドルによ
つて回転するボールネジに螺合し、各々のプレー
トが搬送方向に独立して位置調整可能となつてい
る。
そしてクロスプレートの両端には板ガラスG1
の前後方向の位置決めを行うプツシヤー211を
設け、このプツシヤー211をシリンダユニツト
212で進退動可能とするとともにプツシヤー2
11の近くにはエアノズル213を設け、このエ
アノズルから噴出するエアーで板ガラスG1の周
縁から食み出ている中間膜3の端部を板ガラスG
1上に吹き上げ、位置決めの際にプツシヤー21
1と板ガラスG1との間に中間膜3を挟み込まな
いようにしている。
また、クロスプレート210の両端にはガラス
受け214を設けている。このガラス受け214
は前記ガラス受け54と同様に台215内に球体
216を保持し、圧縮エアーの供給によつて板ガ
ラスG1を軽い力で水平動し得るように支持し、
圧縮エアーの供給を断つことで、板ガラスG1が
滑ることなく球体216上に支持される構造にし
ている。またガラス受け54からは下方にロツド
217が垂下し、このロツド2217下端にロー
ラ等のカムフオロワーを設けている。
一方昇降フレーム204上面の両側端には斜め
孔218を形成したカムプレート219を立設す
るとともに、カムプレート219の側にシリンダ
ユニツト220の作動によつて進退動をなす桿2
21を配置し、この桿221に取付けたピンを記
斜め孔218に係合せしめ、更に桿221上面に
は前記ガラス受け214のロツド217下端のカ
ムフオロワーを当接している。而してシリンダユ
ニツト220の作動で桿221を前後動せしめる
と、桿221はピンを介して斜め孔218に係合
しているため桿221は上下動する。そして桿2
21にはロツド217下端のカムフオロワーが当
接しているので、ガラス受け214が桿221と
ともに昇降動する。
また、昇降フレーム204の下面にデツキ22
2を設け、このデツキ222上にモータ223及
び減速機224を固設し、また昇降フレーム20
4上面にはブケツト225を立設し、このブケツ
ト225に枠状フレーム226の機端部を回動自
在に支持し、モータ223の回転をタイミングベ
ルト及び減速機224を介して枠状フレーム22
6が矢印で示すように往復反転するようにしてい
る。この枠状フレーム226の下面にはレール部
227を設け、このレール部227にクロスプレ
ート228,228を係合し、このクロスプレー
ト228の両端に板ガラスG2下面を受ける吸着
パツド229を設け、更に枠状フレーム26間に
はハンドル230にて回転するボールネジ231
を支持している。このボールネジ231は右ネジ
部及び左ネジ部を有し、右ネジ部に前記一対のク
ロスプレート228,228の一方を、左ネジ部
に他方をそれぞれナツト部を介して螺合してお
り、ハンドル230を回すことで、板ガラスG2
の形状に合せて吸着パツド229,229の間隔
が調整できるようにしている。
一方、幅方向の位置決め装置250板ガラスの
搬送方向と直交する方向にガイドロツド251,
251及びボールネジ252を設け、ガイドロツ
ド251には移動ベース253の軸受254を係
合し、ボールネジ252は移動ベース253のナ
ツト部255を螺合し、ハンドル256の操作で
位置決め装置250の幅方向の位置調整を行うよ
うにしている。また、移動ベース253上には、
支持枠257を立設し、支持枠257と移動ベー
ス253間に垂方向のガイドロツド258及びボ
ールネジ259を設け、ボールネジ259に昇降
体260のナツト部を螺合せしめ、ハンドル26
1の操作で位置決め装置250の上下方向の位置
調整を行うようにしている。
また、昇降体260の上面にはレール部262
を設け、このレール部262にプレート263の
ガイド部を係合せしめ、シリンダユニツト274
の作動でプレート263が幅方向(第16図の左
右方向)に進退動するようにしている。プレート
263の一端には軸受264を、他端にはギヤボ
ツクス265を設け、軸受264にはハンドル2
66によつて回転せしめられる軸267を挿通
し、ギヤボツクス265内には軸267先端に設
けたウオーム268を臨ませ、更にギヤボツクス
265内に軸269を挿通し、この軸269のギ
ヤボツクス265内に臨む部分に前記ウオーム2
68と噛合するウオームギヤ270を嵌着し、ギ
ヤボツクス265から突出した軸269の端部に
ホルダー271を取付け、このホルダー271内
に板ガラスG1,G2の幅方向端部に当接するロ
ーラ272を保持している。而してハンドル26
6を回すことでローラ272の傾斜角が調整され
る。また、ローラ272の近傍には前記エアーノ
ズル213と同様のエアーノズル273を設けて
いる。
以上の如き構成からなる重ね合せてステーシヨ
ンS5の作用を第18図乃至第21図等を参照し
て以下に説明する。
先ず前記位置決めステーシヨンS4において、
板ガラスG1の上面に中間膜3をシワなく載置す
るとともに膜押え114によつて中間膜3を局部
的に板ガラスG1条面に圧着せしめてずれないよ
うにしたならば、昇降装置53を下降せしめ、板
ガラスG1,G2を移動レール51上に再び移
す。
そして移動レール51上に対をなす板ガラスG
1,G2を移したならば、移動レール51を移動
せしめることで中間膜3を載置した板ガラスG1
を重ね合せ装置200のガラス受け214上方
に、板ガラスG2を重ね合せ装置200の吸着パ
ツド229上方に臨ませる。
この後、重ね合せ装置200のシリンダユニツ
ト206を駆動することで昇降フレーム204を
上昇させ、板ガラスG1の下面をガラス受け21
4にて、板ガラスG2の下面を吸着パツド229
で受取る。この時、板ガラスG2については吸着
パツド229にて吸着されるが、板ガラスG1に
ついては圧縮エアーを供給した状のガラス受け2
14にて支持しており、極めて小さな力で板ガラ
スG1は水平方向に移動可能となつている。この
状態を第8図で示している。
而る後モータ223を駆動し、枠状フレーム2
26を第14図において反時計方向に180゜旋回せ
しめ第19図に示すように板ガラスG1上方に板
ガラスG2を位置せしめる。そしてシリンダユニ
ツト212,274を作動させ、プツシヤー21
1によつて板ガラスG1,G2の前後方向の位置
決めを、ローラ272によつて板ガラスG1,G
2の幅方向の位置決めを行う。尚この時、エアー
ノズル213,273からエアーを噴出すること
で中間膜3の板ガラスG1から食み出した端部を
上方に持ち上げ、位置決めの際にプツシヤー21
1及びローラ272と板ガラスG1との間に中間
膜3が挟まれることがないようにし、正確な位置
決めを可能としている。
以上のようにして板ガラスG1,G2の位置決
めが終了したならば、シリンダユニツト220を
作動させ、桿221を斜め上方に移動させ、これ
に連動してガラス受け214を上上昇させること
で第20図に示すように板ガラスG2に対し下方
から板ガラスG1を中間膜3を介して重ね合せ
る。
この後第21図に示すようにローラ272及び
プツシヤー211を後退せしめるともにガラス受
け214を下降し、更に昇降フレーム204をも
下降せしめることで、板ガラスG1,G2の重ね
合せ体を移動レール51上に移す。そして、移動
レール51によつて板ガラスG1,G2の重ね合
せ体を次工程、例えば加熱工程に搬送する。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明によれば、中間膜
の薄膜シートを板ガラス上面に移載するにあた
り、吸着型を用いないため機種変更等による薄膜
シートの形状変化があつてもそのまま使用でき、
極めて汎用性に富む。また、板ガラス上面に薄膜
シートをシワなく且つ空気を巻き込むことなく載
置することができ、更に板ガラス上面が常温の状
態でも膜押えを用いることで薄膜シートを板ガラ
ス上面に確実に載置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄膜シートの移載装置を
合せガラスの製造装置の一部に組込んだ例を示す
平面図、第2図は切断装置の全体図、第3図は切
断ヘツドの斜視図、第4図は切断ヘツドの要部拡
大図、第5図は第4図のA方向矢視図、第6図は
切断装置の作用を示す図、第7図はシートの移載
装置の全体斜視図、第8図乃至第13図はシート
の移載装置の作用を示す図、第14図は板ガラス
の重ね合せ装置の正面図、第15図は板ガラスの
重ね合せ装置の平面図、第16図は幅方向の位置
決め装置を第1図のB方向から見た拡大図、第1
7図は第16図のC方向矢視図、第18図乃至第
21図は板ガラスの重ね合せ装置の作用を示す図
である。 尚、図面中、3は中間膜、12は膜剥しユニツ
ト、13はクランプユニツト、15,115,2
11はプツシヤー、30は切断装置、50は固定
フレーム、51は移動レール、53は昇降装置、
54,214はガラス受け、100はシートの移
載装置、105,109は移動体、106はアー
ム、107,229は吸着パツド、110はシワ
伸ばしバー、114は膜押え、200は板ガラス
の重ね合せ装置、250は板ガラスの幅方向の位
置決め装置、L1,L2は搬送ライン、G1,G
2は板ガラス、S1は中間膜の剥離ステーシヨ
ン、S2は中間膜の位置決めステーシヨン、S3
は中間膜の切断ステーシヨン、S4は板ガラスの
位置決めステーシヨン、S5は板ガラスの重ね合
せステーシヨンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凸面を上側にして搬送されてきた板ガラスを
    シワ伸ばしバーの下方で位置決めし、この板ガラ
    ス上面に薄膜シートを前記シワ伸ばしバーに掛か
    るように被せ、次いで前記シワ伸ばしバーを板ガ
    ラスの中央から外側へ向つて移動せしめることで
    板ガラス上面に薄膜シートをシワなく載置するよ
    うにしたことを特徴とする薄膜シートの板ガラス
    への移載方法。 2 前記シワ伸ばしバーによつて薄膜シートを板
    ガラス上面に載置した後、薄膜シートを膜押えに
    よつて板ガラス上面に押付けるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の薄膜シートの板ガラ
    スへの移載方法。 3 所定寸法に裁断した薄膜シートを板ガラス上
    方まで搬送して板ガラス上面に落下せしめる搬送
    装置と、落下した薄膜シートを受けるとともに板
    ガラスの中央から外側へ向つて移動することで薄
    膜シートを板ガラス上面にシワなく載置するシワ
    伸ばしバーとを備えたことを特徴とする薄膜シー
    トの板ガラスへの移載装置。 4 前記搬送装置及びシワ伸ばしバーと干渉しな
    い位置には、板ガラス上面に載置された薄膜シー
    トを押付ける膜押えを設けたことを特徴とする請
    求項3に記載の薄膜シートの板ガラスへの移載装
    置。
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