JP3550617B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板に止まり穴を加工するためのレーザ加工装置にかかり、特に、プリント基板の両面を加工するのに好適なレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板(以下、単に基板という)の多層化にともない、その表面に形成される回路パターンと何層か下にある回路パターンとを接続するための止まり穴を加工する要求が増えてきている。
【0003】
多層基板に止まり穴を加工する場合には、予め、目的とする層の回路パターンに接する絶縁層までドリルにより窓穴を形成した後、その窓穴に炭酸ガスレーザから発振されたレーザ光を照射して、回路パターン上に残る絶縁物を除去することが提案されている。
【0004】
このような加工方法を用いることにより、炭酸ガスレーザなどの赤外領域のレーザ光では、回路パターンを形成する銅が加工できないため、回路パターンを傷つけることなく確実に所要の止まり穴を加工することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来提案されているレーザ加工装置においては、基板の両面に止まり穴を加工する点についての配慮がないため、片面を加工するごとに、作業者が基板を反転しなければならず、常に一人に作業者がレーザ加工機による加工の進行状況を監視するなど作業性が悪いものになっていた。
【0006】
上記の事情に鑑み、本発明の目的は、レーザ加工機による基板両面の止まり穴の加工を自動的に行えるようにしたレーザ加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明においては、加工対象のプリント基板を供給する供給装置と、直交する2辺にそれぞれストッパが固定され、各ストッパに対向しストッパと直交する方向に移動可能な位置決めピンを備え、前記供給装置から供給されたプリント基板の位置決めを行う第1の位置決め装置と、プリント基板を載置、固定するXYテーブルと、レーザ発振器からのレーザ光をプリント基板に集光照射する加工光学系を備え、プリント基板に止まり穴を加工するレーザ加工機と、前記レーザ加工機の機械原点に対する前記XYテーブル上のプリント基板の加工基準位置のずれ量を求める加工基準位置検出手段と、プリント基板を保持する保持手段を備え、前記供給装置と前記第1の位置決め装置との間および当該第1の位置決め装置と前記レーザ加工機の間でプリント基板を移載する第1の移載装置と、プリント基板の搬送方向の両側に位置するように回転可能に配置された一対のアームと、各アームにプリント基板を上下から挾むように配置された各一対の第2のベルトコンベアとを備え、ベルトコンベアの間にプリント基板を挾みアームを180度回転させてプリント基板の上下を反転させる反転装置と、昇降可能なストッパと第1のベルトコンベアを備え、少なくとも1面の加工が終了したプリント基板の前記反転装置への搬送、および当該反転装置で反転されたプリント基板の位置決めを行う第2の位置決め装置と、プリント基板を保持する保持手段を備え、前記レーザ加工前記第2の位置決め装置の間でプリント基板を移載する第2の移載装置と、前記反転装置から送られてきたプリント基板を回収する回収装置と、プリント基板を保持する保持手段を備え、前記反転装置から前記回収装置にプリント基板を移載する第3の移載装置とを設けた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2はレーザ加工装置の全体構成を示すもので、図1は正面図、図2はその平面図である。
【0009】
同図において、Aは供給装置で、供給台車25に積層、供給された基板1を、最上端の基板1が所定の高さになるように位置決めする。Bは位置決め装置で、供給装置Aから取り出された基板1の位置決めを行う。Cはレーザ加工機で、XYテーブル50にクランプ装置Dで基板1を固定し、窓穴にレーザ光を照射して基板1に止まり穴の加工を行う。Eは第1の移載装置で、供給装置Aに供給された基板1を取り出し位置決め装置Bに移載するとともに、位置決め装置Bで位置決めされた基板1をレーザ加工機Cのテーブル上に移載する。
【0010】
Fは第2の位置決め装置で、後述する反転装置で反転された基板1の位置決めを行う。Gは第2の移載装置で、レーザ加工機Cのテーブルと第2の位置決め装置Eの間で基板1の移載を行う。Hは反転装置で、片面が加工された基板1の上下を反転する。Iは回収装置で、加工された基板1を供給台車25に回収する。Jは第3の移載装置で、加工済の基板1を所定の回収位置から供給台車25上に移載する。
【0011】
図3は、供給装置Aの側面図である。
同図において、2は筐体。3は軸受で、筐体2の上部に固定されている。4は軸受で、筐体2の下部に軸受3と対向するように固定されている。5はねじ軸で、軸受3と軸受4の間に回転可能に支持されている。6はガイドバで、ねじ軸5と平行に軸受3と軸受4の間に固定されている。
【0012】
7はモータで、軸受4に固定されている。8は歯車で、モータ7の回転軸に固定されている。9は歯車で、歯車8と噛み合うようにねじ軸5の一端に固定されている。10はナットで、ねじ軸5に螺合している。11は軸受で、ガイドバ6に摺動可能に嵌合している。12はプレートで、ナット10と軸受11に固定されている。13はリフタで、プレート12に固定されている。14はガイドで、リフタ13から突出するようにリフタ13に固定されている。
【0013】
15はプレートで、筐体2の下部に固定されている。16はブラケットで、プレート15に固定されている。17はシリンダで、ピン18を介してブラケット16に揺動可能に支持されている。19はブラケットで、プレート15に固定されている。20はクランプレバで、ピン21を介してブラケット19に揺動可能に支持され、ピン22を介してシリンダ17の可動部材に揺動可能に結合されている。23はストッパで、プレート15に固定されている。
【0014】
25は供給台車。26はカートで、L字状に形成されている。27は車輪で、軸受28を介してカート26の底面に取り付けられている。29はクランパで、前記クランプレバ20と対向するようにカート26の先端に固定されている。30はクッションで、前記ストッパ23と対向するようにカート26の先端に固定されている。
【0015】
31は台で、カート26に固定されている。32は基板受けで、カート26の垂直面に直線案内手段(図示せず)を介して昇降可能に支持されている。33はローラで、基板受け32の先端下部に前記ガイド14と対向するようにピン34を介して回転可能に支持されている。
【0016】
このような構成であるから、供給台車25を、クッション30がストッパ23に当接するまで供給装置Aに押し込むと、ローラ33がガイド14に沿ってリフタ13上に乗り上げる。この時、基板受け32は台30から浮き上がるように若干上昇する。また、シリンダ17が作動して、クランプレバ20をか移動させ、クランプレバ20をクランパ29に係合させ、供給台車25の動きを規制する。この状態で、モータ7を作動させ、歯車8、歯車9、ねじ軸5およびナット10を介してプレート12を上昇させると、リフタ13上昇して基板受け32を押し上げ、基板受け32上に載置された基板1を上昇させることができる。
【0017】
図4は、位置決め装置Bの平面図である。
同図において、35は位置決めテーブルで、それぞれ一対の長穴36、37が形成されている。38、39はストッパで、位置決めテーブル35の直交する側面に固定されている。
【0018】
40はロッドレス形のシリンダで、ブラケット(図示せず)を介して位置決めテーブル35の底面に長穴36と平行に固定されている。41はピン受けで、位置決めテーブル35の下に位置するようにシリンダ40の可動部材に固定されている。42は位置決めピンで、長穴36を摺動可能に貫通し、位置決めテーブル35の上面より突出するようにピン受け41に支持されている。
【0019】
43はロッドレス形のシリンダで、ブラケット(図示せず)を介して位置決めテーブル35の底面に長穴37と平行に固定されている。44はピン受けで、位置決めテーブル35の下に位置するようにシリンダ43の可動部材に固定されている。45は位置決めピンで、長穴37を摺動可能に貫通し、位置決めテーブル35の上面より突出するようにピン受け44に支持されている。
【0020】
このような構成であるから、各位置決めピン42、45がストッパ38、39から最も離れた位置で待機している状態で、位置決めテーブル35の各ストッパ38、39と位置決めピン42、45で囲まれる領域に基板1を載置し、シリンダ40、43を作動させ、位置決めピン42、45をストッパ38、39に近付けることにより、位置決めピン42、45で基板1をストッパ38、39に押しつけて基板1の位置決めを行うことができる。
【0021】
レーザ加工機Cは、図1および図2に示すような構成になっている。
同図において、50はXYテーブルで、載置した基板1を固定するためのクランプ装置Dを備えている。51はレーザ電源。52はレーザ発振器で、レーザ加工機CのベッドにXYテーブル50の移動領域を跨ように設置されたコラム(図示せず)の上に固定されている。53は加工光学系で、コラムの側面にXYテーブル50と対向するように固定されている。
【0022】
54はTVカメラで、加工光学系53と所定の間隔で平行にコラムに固定されている。55は画像処理装置で、TVカメラ54に接続されている。56はモニタで、画像処理装置55に接続され、TVカメラ54の撮像結果を表示する。
【0023】
このような構成であるから、XYテーブル50上に載置された基板1をクランプ装置Dで固定した後、XYテーブル50を作動させ、基板1に形成された基準位置マークの一つをTVカメラ54の下方に移動させる。TVカメラ54で基準位置マークを撮像し、画像処理装置55で撮像領域内における基準位置マークの座標を求め、XYテーブル50の現在位置の座標と撮像領域内における基準位置マークの座標からレーザ加工器Cの機械原点に対す基準位置マークのずれ量を求める。
【0024】
複数の基準位置マークについてそれぞれ機械原点に対す基準位置マークのずれ量を求め、これらをNC装置(図示せず)に与えて、加工時における基板1の加工位置の指令値を補正する。
【0025】
図5ないし図10は、クランプ装置Dの構成を示すもので、図5は、平面図、図6は、図5のM−M断面図、図7は、図5のN−N断面図、図8は、図5のO−O断面図、図9は、図5のP−P断面図、図10は、図5のQ−Q断面図である。
【0026】
図5および図6において、56はサブテーブルで、基板1を吸着する吸着用の複数の細穴57が形成され、XYテーブル50上に固定されている。58はエジェクタで、配管59を介してサブテーブル56の側面に形成された穴60に接続され、XYテーブル50とサブテーブル56の間に形成された空間に負圧を供給する。61はレールで、XYテーブル50の両端部に平行に固定されている。
【0027】
62はスライダ。63、64はローラで、レール61を挾むようにスライダ62の下面に回転可能に支持されている。65はサポートで、一端がスライダ62に固定されている。66は軸受で、サポート65の両側に位置するようにスライダ62に固定されている。67は軸で、軸受66に回転可能に支持されている。68はクランプレバで、軸67に固定されている。69は押さえプレートで、クランプレバ68に固定されている。70は押さえゴムで、押さえプレート69に固定されている。
【0028】
71は軸受で、サポート65の一端に固定されている。72はシリンダで、一端がピン73を介して軸受71に揺動可能に支持されている。74は軸で、クランプレバ68の間に固定され、シリンダ72のロッド75と回転可能に結合されている。
【0029】
なお、スライダ62の両端部には、レール61の上面と対向するねじ穴が形成され、先端がレール61と接触するようにねじ穴に螺合するねじ部が形成されノブ76を備えている。
【0030】
このような構成であるから、ノブ76の先端をレール61に強く押しつけることによりスライダ62の移動を停止させることができ、ノブ76を緩めることによりスライダ62の移動を可能にすることができる。したがって、サブテーブル56上に載置される基板1の大きさに合わせて任意の位置へ移動させることができる。
【0031】
また、シリンダ72を作動させ、クランプレバ68を揺動させることにより、サブテーブル56上に載置された基板1を固定、開放することができる。
【0032】
図5、図7および図8において、79はストッパで、レール61の両端に固定されている。80はスライダ。81、82はローラで、レール61を挾むようにスライダ80の下面に回転可能に支持されている。83は軸受で、スライダ80に固定されている。84はクランプバで、軸受83に回転可能に支持されている。85は押さえバで、クランプバ84に固定されている。86は押さえゴムで、押さえバ85に固定されている。87はストッパで、軸受83に固定されている。
【0033】
88はノブで、スライダ80の両端に形成されたねじ穴に螺合するねじ部が形成されている。89は回転形のシリンダで、ブラケット90を介してスライダ80に支持されている。シリンダ89の回転軸は、クランプバ84に結合されている。
【0034】
このような構成であるから、ノブ88の先端をレール61に強く押しつけることによりスライダ80の移動を停止させることができ、ノブ88を緩めることによりスライダ80の移動を可能にすることができる。したがって、サブテーブル56上に載置される基板1の大きさに合わせて任意の位置へ移動させることができる。
【0035】
また、シリンダ89を作動させることにより、クランプバ84を回転させ、サブテーブル56上に載置された基板1を固定、開放することができる。
【0036】
図5、図9および図10において、95はスライダ。96、97はローラで、レール61を挾むようにスライダ95の下面に回転可能に支持されている。98はサポートで、スライダ95に固定されている。99は軸受で、サポート98の両側に位置するようにスライダ95に固定されている。
【0037】
100は軸で、軸受99に支持されている。101はリンクで、軸100に回転可能に支持されている。102は軸で、リンク101に回転可能に支持されている。103はプレートで、軸102に回転可能に支持されている。そして、軸100、リンク101、軸102およびプレート103で平行四辺形リンクを構成している。
【0038】
104は軸受で、サポート98に固定されている。105はシリンダで、一端がピン106で軸受104に揺動可能に結合されている。107はシリンダロッドで、軸102の一方に回転可能に結合されている。
【0039】
108はリンクプレートで、長穴109が形成され、この長穴109を貫通するねじ110を介して、プレート103に位置調整可能に支持されている。111はリンクプレートで、長穴112が形成され、この長穴112を貫通するねじ113を介して、リンクプレート108に位置調整可能に支持されている。
【0040】
114はブラケットで、リンクプレート111の一端に固定されている。115は押さえプレートで、ブラケット114に固定されている。116は押さえゴムで、押さえプレート115に固定されている。
【0041】
117はノブで、スライダ95の両端に形成されたねじ穴に螺合するねじ部が形成されている。
【0042】
このような構成であるから、ねじ110、113を緩め、リンクプレート108、111を移動させることにより、サブテーブル56上に載置される基板1の大きさに合わせて、押さえプレート115の位置を設定することができる。また、シリンダ105を作動させることにより、サブテーブル56上に載置された基板1を固定、開放することができる。
【0043】
ノブ117の先端をレール61に強く押しつけることによりスライダ95の移動を停止させることができ、ノブ117を緩めることによりスライダ95の移動を可能にすることができる。したがって、サブテーブル56上に載置される基板1の大きさに合わせて任意の位置へ移動させることができる。
【0044】
図11は、第1の移載装置の正面図である。
同図において、120は直線案内装置のレールで、供給装置Aからレーザ加工機Cの供給位置の上方に配置されている。121は直線案内装置の軸受で、レール120に摺動可能に支持されている。122はブラケットで、軸受121に固定されている。123はフレームで、ブラケット122に固定されている。なお、ブラケット122は、シリンダ(図示せず)に接続され、シリンダの作動によりレール120に沿って移動するようになっている。
【0045】
124はシリンダで、フレーム123が供給装置A側の移動端にあるとき、供給装置Aに供給された基板1と対向するようにフレーム123に固定されている。125はガイドで、シリンダ124の両側に位置するようにフレーム123に固定されている。126はプレートで、シリンダ124とガイド125に固定されている。127は吸着パッドで、プレート126に支持され、真空供給源(図示せず)に接続されている。
【0046】
128はシリンダで、フレーム123が供給装置A側の移動端にあるとき、位置決め装置Bの位置決めテーブル35と対向するようにフレーム123に固定されている。129はガイドで、シリンダ128の両側に位置するようにフレーム123に固定されている。130はプレートで、シリンダ128とガイド129に固定されている。131は吸着パッドで、プレート130に支持され、真空供給源(図示せず)に接続されている。
【0047】
このような構成であるから、シリンダ124、128を作動させ、吸着パッド127、131を下降させて、吸着パッド127、131を基板1に押し付け、真空供給源から吸着パッド127、131に真空圧を供給することにより基板1を保持することができる。また、吸着パッド127、131を大気圧に連通させることにより基板を開放することができる。
【0048】
また、供給装置Aに供給された基板1と位置決め装置Bの位置決めテーブル35上に載置された基板1を吸着パッド127、131で同時に保持して、供給装置Aから位置決め装置Bへ、位置決め装置Bからレーザ加工機Cへ同時に移載することができる。
【0049】
図12は、第2の位置決め装置Fと第2の移載装置Gの正面図である。
まず、第2の位置決め装置Fに付いて説明する。同図において、135はプーリで、フレーム(図示せず)に回転可能に支持された軸(図示せず)にそれぞれ軸方向に所定の間隔で支持されている。136はモータ。137はプーリで、モータ136の回転軸に固定されている。138はベルトで、所定の間隔でプーリ135、137に平行に掛け渡されている。139はシリンダで、前記フレームに固定されている。140はストッパで、ベルト138の間に位置するようにシリンダ139に固定されている。
【0050】
このような構成であるから、モータ136を作動させることにより、ベルト138上に載置された基板1を、レーザ加工機C側から反転装置H側(図面の右から左)へ搬送することができる。この時、シリンダ139を作動させ、ストッパ140をベルト138の間から上方へ突出させ、基板1をストッパ140に当接させることにより、基板1の位置決めを行うことができる。
【0051】
次に、第2の移載装置Gについて説明する。同図において、141は直線案内装置のレールで、レーザ加工機Cから第2の位置決め装置Fの上方に配置されている。142は直線案内装置の軸受で、レール141に摺動可能に支持されている。なお、軸受142は、ブラケット(図示せず)を介してシリンダ(図示せず)に接続され、シリンダの作動によりレール141に沿って移動するようになっている。
【0052】
143はシリンダで、軸受142に固定されている。144はガイドで、シリンダ143の両側に位置するように軸受142に固定されている。145はプレートで、シリンダ143とガイド144に固定されている。146は吸着パッドで、プレート145に支持され、真空供給源(図示せず)に接続されている。
【0053】
このような構成であるから、シリンダ143を作動させ、吸着パッド146を下降させて、吸着パッド146を基板1に押し付け、真空供給源から吸着パッド146に真空圧を供給することにより基板1を保持することができる。また、吸着パッド146を大気圧に連通させることにより基板を開放することができる。
【0054】
図13ないし図18は、反転装置Hの構成を示すもので、図13は、側面図、図14は、図13のR−R断面図、図15は、要部の拡大図、図16は、駆動系統図、図17は、図13のS矢視図、図18は、図17の平面図である。
【0055】
図13、図14において、150はフレーム。151は固定ベースで、フレーム150に固定されている。152はブラケットで、フレーム150に固定されている。153はガイドバで、ブラケット152に固定されている。154は軸受で、ガイドバ153に摺動可能に支持されている。155は移動ベースで、軸受154に固定されている。
【0056】
156は軸受で、フレーム150に固定されている。157はスプライン軸で形成された駆動軸で、軸受156に回転可能に支持されている。158、159はタイミングプーリで、駆動軸157の両端部に固定されている。160はタイミングプーリで、駆動軸157に摺動可能に支持されている。161はモータで、ブラケット162を介してフレーム150に固定されている。163はタイミングプーリで、モータ161の回転軸に固定されている。164はタイミングベルトで、タイミングプーリ158とタイミングプーリ163の間に掛け渡されている。
【0057】
165は軸受で、フレーム150に固定されている。166はねじ軸で、軸受165に回転可能に支持されている。167はナットで、ねじ軸166に螺合し、ブラケット168を介して移動ベース155に結合されている。169はハンドルで、ねじ軸166の一端に固定されている。
【0058】
したがって、ハンドル169をまわすことにより、移動ベース155をガイドバ153に沿って、固定ベース151に近接、離間させるように移動させ、固定コラム171と移動コラム172の間隔を調整することができる。この時、移動コラム172側のタイミングプーリ160も移動ベース155とともに駆動軸157に沿って移動する。
【0059】
図13、図15ないし図18において、171は固定コラムで、固定ベース151上に固定されている。172は移動コラムで、移動ベース155上に固定されている。なお、固定コラム171と移動コラム172は同じ構成であるので、固定コラム171について説明する。
【0060】
173は中空の回転軸で、軸受174、175を介してコラム171に回転可能に支持されている。この回転軸173の一端には圧縮空気の供給口176が形成されている。177は回転継ぎ手で、圧縮空気の供給源と回転軸173を接続している。178はタイミングプーリで、回転軸173に固定されている。179はタイミングベルトで、前記タイミングプーリ159とタイミングプーリ178の間に掛け渡されている。
【0061】
180はプレートで、軸173の一端に固定されている。181は軸受で、プレート180に固定されている。182は軸で、軸受181に回転可能に支持されている。183はスプロケットで、軸182の一端に固定されている。184はプーリで、軸182の一端に固定されている。185は軸受で、プレート180に固定されている。186は軸で、軸受185に回転可能に支持されている。187はスプロケットで、軸186の一端に固定されている。188はプーリで、軸186の一端に固定されている。
【0062】
189はモータで、コラム171に固定されている。190はスプロケットで、モータ189の回転軸に固定されてる。図16に示すように、191はスプロケットで、軸受(図示せず)を介してコラム171に回転可能に支持されている。192はチェーンで、スプロケット190とスプロケット191の間に掛け渡されている。そして、プレート180が所定の角度回転したとき、スプロケット183もしくはスプロケット187がチェーン192と噛み合うようになっている。 195はアームで、軸182と軸186の間に位置するようにプレート180に固定されている。196、197はプーリで、図17に示すように、アーム195に回転可能に支持されている。198はベルトで、プーリ184とプーリ196に掛け渡されている。199はベルトで、プーリ188とプーリ197に掛け渡されている。
【0063】
図18において、200はサポートで、アーム195に固定されている。201はローラで、サポート200の一端に回転可能に支持されている。202はOリングで、ローラ201の外周に装着されている。
【0064】
203はシリンダで、ブラケット204を介してアーム195に固定されている。206はストッパで、シリンダ203の可動部材に固定されている。
【0065】
このような構成であるから、モータ161が作動すると、タイミングプーリ163、タイミングベルト164、タイミングプーリ158を介して駆動軸157が回転し、タイミングプーリ159、160、タイミングベルト179タイミングプーリ178に回転が伝達され、回転軸173を回転させることができる。この時、ベルト198とベルト199の間に基板が挾持されていると、基板を反転させることができる。
【0066】
また、チェーン192にスプロケット183もしくはスプロケット187が噛み合った状態で、モータ189が作動すると、スプロケット190、チェーン192、スプロケット183もしくはスプロケット187を介して軸182もしくは軸186が回転し、プーリ184もしくはプーリ188を回転させ、ベルト198もしくはベルト199を走行させて、ベルト198とベルト199の間に位置する基板を搬送することができる。
【0067】
図19は、回収装置Iと第3の移載装置Jの正面図である。
まず、回収装置Iに付いて説明する。なお、基板受け32を有する供給台車(図示せず)と、基板受け32を昇降させる機構については、供給装置Aと同じであるので説明を省略する。同図において、205はプーリで、フレーム(図示せず)に回転可能に支持された軸(図示せず)にそれぞれ軸方向に所定の間隔で支持されている。206はモータ。207はプーリで、モータ206の回転軸に固定されている。208はベルトで、所定の間隔でプーリ205、207に平行に掛け渡されている。209はストッパで、前記フレームに固定されている。
【0068】
このような構成であるから、モータ206を作動させることにより、ベルト208上に載置された基板1を、反転装置H側から基板受け32側(図面の右から左)へ搬送することができる。この時、基板1をストッパ209に当接させることにより、基板1の位置決めを行うことができる。
【0069】
次に、第3の移載装置Jについて説明する。同図において、211は直線案内装置のレールで、ベルト208から基板受け32の上方に配置されている。212は直線案内装置の軸受で、レール211に摺動可能に支持されている。なお、軸受212は、ブラケット(図示せず)を介してシリンダ(図示せず)に接続され、シリンダの作動によりレール211に沿って移動するようになっている。
【0070】
213はシリンダで、軸受212に固定されている。214はガイドで、シリンダ213の両側に位置するように軸受212に固定されている。215はプレートで、シリンダ213とガイド214に固定されている。216は吸着パッドで、プレート215に支持され、真空供給源(図示せず)に接続されている。
【0071】
このような構成であるから、シリンダ213を作動させ、吸着パッド216を下降させて、吸着パッド216を基板1に押し付け、真空供給源から吸着パッド216に真空圧を供給することにより基板1を保持することができる。また、吸着パッド216を大気圧に連通させることにより基板を開放することができる。
【0072】
上記の構成において、図3に示すように、供給装置Aに、予め止まり穴用の窓穴が形成された基板1を基板受け32上に積層した台車25を、クッション30がストッパ23に接触するまで供給装置Aに挿入する。この時、ローラ33がガイド14に沿ってリフタ13に乗り上げる。一方、クッション30がストッパ23に接触すると、シリンダ17が作動して、クランプレバ20を回動させてクランパ29に係合させ台車25を拘束する。
【0073】
そして、モータ7を作動させ、歯車8、歯車9を介してねじ軸5を回転させると、ナット10を介してリフタ13が上昇する。すると、ローラ33を介して基板受け32が押し上げられて最上端の基板1を所定の位置まで上昇させる。この時、所定の位置に透過形の光電スイッチを配置し、この光電スイッチの検出信号でモータ7を停止させるようにしてもよい。また、一対の透過形の光電スイッチを上下方向に所定の間隔で配置し、その両方が基板1を検出した時モータ7を停止させ、両方が基板1を検出していない時、モータ7を作動させるようにしてもよい。
【0074】
基板1が所定の位置に位置決めされると、図11に示す移載装置Eのシリンダ124、128が作動して、吸着パッド127、131を下降させ、基板受け上の基板1と、位置決めテーブル上で位置決めされた基板を吸着、保持する。そして、吸着パッド127、131で基板1を保持すると、シリンダ124、128が作動して、基板1を所定の位置へ引上げる。
【0075】
この状態で、図示していないシリンダが作動して、プレート123を2点鎖線の位置に移動させる。この時、位置決め装置Bの位置決めピン42、45は、それぞれ対向するストッパ38、39から最も離れた待機位置で待機し、レーザ加工機CのXYテーブル50は、位置決め装置B側の移動端で待機している。
【0076】
プレート123が移動端に到達するすると、シリンダ124、128が作動して吸着パッド127、131で保持している基板1を位置決めテーブル35とXYテーブル50上に載置する。吸着パッド127、131が基板1を開放すると、シリンダ124、128が作動して吸着パッド127、131を上昇させる。このようにして、基板受け32上の基板1を位置決めテーブル35上に、位置決めテーブル35上の基板1をXYテーブル50上にそれぞれ移載する。
【0077】
位置決め装置Cは、図4に示すように、位置決めテーブル35上に基板1が載置されると、シリンダ40、43が作動して、位置決めピン42、45をストッパ38、39に向けて移動させる。そして、位置決めピン42、45で基板1をストッパ38、39に押しつけて基板1の位置決めを行う。この時、基板1が薄く剛性が小さい場合には、基板1の中央部を軽く押さえ、基板1の撓みを防止するようにしてもよい。なお、基板1を押さえる手段としては、たとえば、その上部から板をスタンプのように下降させることができる。
【0078】
レーザ加工装置Cは、図5に示すように、予め加工する基板1の大きさに合わせて、押さえプレート69、押さえバ85、押さえプレート115の位置が設定されている。そして、基板1がXYテーブル50のサブテーブル56上に載置されると、エジェクタ58が作動して細穴57を介して基板1を吸着するとともに、シリンダ72、シリンダ89およびシリンダ195が作動して、押さえプレート69、押さえバ85、押さえプレート115で基板1の外周部を押さえ基板1をサブテーブル56に固定する。
【0079】
すると、XYテーブル50が移動して、基板1に形成された基準位置マークの一つをTVカメラ54の下方に位置決めする。そして、TVカメラ54による基準位置マークの撮像が終わると、再びXYテーブル50が移動して他の基準位置マークをTVカメラ54の下方に位置決し、TVカメラ54により基準位置マークを撮像する。
【0080】
画像処理装置55は、機械原点に対するXYテーブル50の移動量および少なくとも2つの基準位置マークの撮像結果からレーザ加工機CのXY座標に対する基板1のずれ量および傾き量を算出して、その算出結果をレーザ加工機CのNC装置に補正量として印加する。
【0081】
レーザ加工機Cは、NC装置からの指令に基づいてXYテーブル50を移動させ、基板1の加工部位を加工光学系53の集光位置に位置決めし、レーザ発振機52からのレーザ光を照射して、基板1に止まり穴の加工を行う。
【0082】
所要の加工が終了すると、XYテーブル50は、第2の位置決め装置F側の移動端へ移動する。そして、シリンダ72、89、105が作動して基板1を開放するとともに、エジェクタ58が停止して基板1の吸着を解除する。
【0083】
すると、第2の移載装置Gは、図12に示すように、2点鎖線で示す位置でシリンダ143が作動して吸着パッド146を下降させ、吸着パッド146をXYテーブル上の基板に押し付け、真空供給源から吸着パッド146に真空圧を供給して基板1を保持させる。そして、シリンダ143の作動により基板1をXYテーブルから引上げる。なお、XYテーブルはそのままの状態で待機する。
【0084】
この状態で、図示していないシリンダが作動して、基板1を第2の位置決め装置Fのベルト138の上方に移動させる。すると、再びシリンダ143が作動して、基板1をベルト138に接触するまで下降させ、吸着パッド146を大気圧に連通させ、基板1の吸着を解除する。そして、シリンダ143が作動して吸着パッド146を上昇させると、XYテーブル上の基板1を第2の位置決め装置Fのベルト138上に移載することができる。
【0085】
第2の位置決め装置は、ベルト138上に基板1が載置されると、ストッパ140をベルト138の搬送面より下方の待機位置に待機させた状態で、モータ136が作動して、プーリ137を介してベルト138を走行させ、載置された基板1を反転装置Hのベルト198、199(図17参照)の間に送り込む。
【0086】
反転装置Hは、モータ189を作動させ、スプロケット190、チェーン192、スプロケット187、軸186およびプーリ188を介してベルト199を走行させ、第2の位置決め装置Fから送り込まれた基板1をベルト198とベルト199の間に引き込む。この時、基板1は、搬送方向と平行は両端がベルト199によって支持され、中央部は、サポート200の先端のローラ201に設けられたOリング202によって支えられる(図18参照)。
【0087】
基板1がアーム195の所定の位置まで引き込まれると、モータ189は停止する。すると、シリンダ203が作動して、ストッパ205を基板1の搬送経路に突出させる。この状態で、モータ161が作動して、タイミングプーリ163、タイミングベルト164、タイミングプーリ158、駆動軸157、タイミングプーリ159、160(図13、図14参照)、タイミングベルト179、タイミングプーリ178および回転軸178を介してプレート180およびアーム195(図15参照)を回転させる。
【0088】
アーム195が180度回転すると、基板1の上下が反転される。アーム195が停止すると、シリンダ203が作動して、ストッパ205を待機位置へ後退させる。すると、モータ189が作動して、スプロケット190、チェーン192、スプロケット183、軸182およびプーリ184を介してベルト198を第2の位置決め装置Fに向けて走行させ、基板1を第2の位置決め装置Fに向けて搬送する。
【0089】
第2の位置決め装置Fも、モータ136を作動させ、ベルト138をレーザ加工機C側に向けて走行させ、反転装置Hから送り込まれる基板1を受け取り、基板1がストッパ140の上方を通過する位置まで搬送し停止する。すると、シリンダ139が作動してストッパ140をベルト138の搬送面から突出させる。この状態で、モータ136が作動して、基板1をストッパ140側へ搬送し、基板1をストッパ140に当接させて、基板1の位置決めを行ないモータ136が停止する。
【0090】
すると、第2の移載装置Gのシリンダ143が作動して、吸着パッド146を位置決めされた基板1に押しつけ、真空供給源から吸着パッド146に真空圧を供給して基板1を保持させる。そして、シリンダ143の作動により基板1をベルト138から引き上げる。
【0091】
この状態で、図示していないシリンダが作動して、基板1を2点鎖線の位置の下方で待機するレーザ加工機CのXYテーブルの上方に移動させる。すると、再びシリンダ143が作動して、基板1をXYテーブルのサブテーブルに接触するまで下降させ、吸着パッド146を大気圧に連通させ、基板1の吸着を解除する。そして、シリンダ143が作動して吸着パッド146を上昇させると、第2の位置決め装置Fのベルト138の基板1を上XYテーブル上に移載することができる。
【0092】
基板1がXYテーブル上に載置されると、レーザ加工機Cは、前記と同様にして、基板1の加工を行う。そして、所要の加工が終了すると、基板1は、前記と同様にして、XYテーブルから第2の位置決め装置Fのベルト138上に移載され、第2の位置決め装置Fから反転装置Hに送り込まれる。さらに、反転装置Hは、モータ189の作動により、第2の位置決め装置Fから送り込まれた基板1を回収装置Iに向けて送り出す。
【0093】
回収装置Iは、図19に示すように、モータ207を作動させ、プーリ207を介してベルト208を走行させ、反転装置Hから送り込まれた基板1をストッパ209に当接するまで引き込む。そして、基板1がストッパ209に当接して位置決めされるとモータ207が停止する。
【0094】
第3の移載装置Jのシリンダ213が作動して、吸着パッド216を位置決めされた基板1に押しつけ、真空供給源から吸着パッド216に真空圧を供給して基板1を保持させる。そして、シリンダ213の作動により基板1をベルト208から引き上げる。
【0095】
この状態で、図示していないシリンダが作動して、基板1を2点鎖線の位置の下方で待機する基板受け32の上方に移動させる。すると、再びシリンダ213が作動して、基板1を基板受け32(もしくはその上に載置された基板1)の上に接触するまで下降させ、吸着パッド216を大気圧に連通させ、基板1の吸着を解除する。そして、シリンダ213が作動して吸着パッド216を上昇させると、基板1をベルト208から基板受け32上に移載することができる。
【0096】
なお、回収装置Iの基板受け32は、その上に載置された基板1の量に応じて下降させ、最上端の基板1の位置が一定の位置(もしくは範囲)に位置するように制御される。
【0097】
上記のように、1枚の基板を反転させて加工することにより、自動的の基板の両面を加工することができ、作業性を向上させることができる。
【0098】
図20は、基板の流れを示す概念図である。
同図において、Aは供給装置、Bは第1の位置決め装置、Cはレーザ加工機、Fは第2の位置決め装置、Hは反転装置、Iは回収装置である。
【0099】
基板の流れの一つは、前記の実施の形態のごとく、基板1枚ごとに両面の止まり穴を加工する場合で、供給装置Aに供給された基板を、位置決め装置Bで位置決めしてレーザ加工機Cに供給し、レーザ加工機Cで基板の片面を加工し、基板をレーザ加工機Cから第2の位置決め装置Fを通して反転装置Hに送り、反転装置Hで基板の上下面を反転し、第2の位置決め装置Fに戻して、第2の位置決め装置Fで基板の位置決めし、位置決めされた基板をレーザ加工機Cに戻して片面を加工した後、第2の位置決め装置Fおよび反転装置Hを通過させ回収装置Iに回収する。
【0100】
基板の流れの他の一つは、基板の両面に加工する止まり穴を、片面づつまとめて加工する場合で、供給装置Aに供給された基板を、位置決め装置Bで位置決めしてレーザ加工機Cに供給し、レーザ加工機Cで基板の片面を加工し、基板をレーザ加工機Cから第2の位置決め装置Fを通して反転装置Hに送り、反転装置Hで基板の上下面を反転し、回収装置Iに回収する。回収された基板は、まとめて供給装置Aに戻し、残りの面を加工する。
【0101】
このような基板の流れを設定することにより、レーザ加工機Cと反転装置Hとの間の基板の往復移動をなくし、レーザ加工機の待機時間を短縮して、装置全体の可動効率を向上させることができる。
【0102】
また、基板の流れの他の一つは、基板の片面のみに止まり穴を加工する場合で、供給装置Aに供給された基板を、位置決め装置Bで位置決めしてレーザ加工機Cに供給し、レーザ加工機Cで基板の片面を加工し、基板をレーザ加工機Cから第2の位置決め装置Fを通して反転装置Hに送り、そのまま反転装置Hを通過させて回収装置Iに回収する。
上記のように、目的に応じて任意に基板の流れを設定することができる。
【0103】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明によれば、プリント基板に止まり穴を加工するためのレーザ加工装置であって、加工対象のプリント基板を供給する供給装置と、直交する2辺にそれぞれストッパが固定され、各ストッパに対向しストッパと直交する方向に移動可能な押しピンを備え、前記供給装置から供給されたプリント基板の位置決めを行う第1の位置決め装置と、プリント基板を載置、固定するXYテーブルと、レーザ発振器からのレーザ光をプリント基板に集光照射する集光光学系を備え、プリント基板に止まり穴を加工するレーザ加工機と、前記レーザ加工機の機械原点に対する前記XYテーブル上のプリント基板の加工基準位置のずれ量を求める加工基準位置検出手段と、プリント基板を保持する保持手段を備え、前記供給装置前記第1の位置決め装置との間および当該第1の位置決め装置と前記レーザ加工機の間でプリント基板を移載する第1の移載装置と、プリント基板の搬送方向の両側に位置するように回転可能に配置された一対のアームと、各アームにプリント基板を上下から挾むように配置された各一対の第2のベルトコンベアとを備え、ベルトコンベアの間にプリント基板を挾みアームを180度回転させてプリント基板の上下を反転させる反転装置と、昇降可能なストッパと第1のベルトコンベアを備え、少なくとも1面の加工が終了したプリント基板の前記反転装置への搬送、および当該反転装置で反転されたプリント基板の位置決めを行う第2の位置決め装置とプリント基板を保持する保持手段を備え、前記レーザ加工前記第2の位置決め装置の間でプリント基板を移載する第2の移載装置と、前記反転装置から送られてきたプリント基板を回収する回収装置と、プリント基板を保持する保持手段を備え、前記反転装置から前記回収装置にプリント基板を移載する第3の移載装置とを設けたので、多層基板の両面に形成される止まり穴の加工を効率よく行うことができ、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ加工装置の全体構成を示す正面図。
【図2】レーザ加工装置の全体構成を示す平面図。
【図3】供給装置Aの側面図。
【図4】位置決め装置Bの平面図。
【図5】クランプ装置Dの平面図。
【図6】図5のM−M断面図。
【図7】図5のN−N断面図。
【図8】図5のO−O断面図。
【図9】図5のP−P断面図。
【図10】図5のQ−Q断面図。
【図11】第1の移載装置の正面図。
【図12】第2の位置決め装置Fと第2の移載装置Gの正面図。
【図13】反転装置Hの側面図。
【図14】図13のR−R断面図。
【図15】反転装置Hの要部の拡大図。
【図16】反転装置Hの駆動系統図。
【図17】図13のS矢視図。
【図18】図17の平面図。
【図19】回収装置Iと第3の移載装置Jの正面図。
【図20】基板の流れを示す概念図。
【符号の説明】
A…供給装置、
1…基板、13…リフタ、
B…第1の位置決め装置、
38、39…ストッパ、42、45…位置決めピン、
C…レーザ加工機、
50…XYテーブル、52…レーザ発振器、53…加工光学系、
E…第1の移載装置、
124、128…吸着パッド、
F…第2の位置決め装置、
138…第1のベルトコンベア、140…ストッパ、
G…第2の移載装置、
146…吸着パッド、
H…反転装置、
195…アーム、198、199…第2のベルトコンベア、
I…回収装置、
208…第3のベルトコンベア、
J…第3の移載装置、
216…吸着パッド、

Claims (1)

  1. プリント基板に止まり穴を加工するためのレーザ加工装置であって、
    加工対象のプリント基板を供給する供給装置と、
    直交する2辺にそれぞれストッパが固定され、各ストッパに対向しストッパと直交する方向に移動可能な位置決めピンを備え、前記供給装置から供給されたプリント基板の位置決めを行う第1の位置決め装置と、
    プリント基板を載置、固定するXYテーブルと、レーザ発振器からのレーザ光をプリント基板に集光照射する加工光学系を備え、プリント基板に止まり穴を加工するレーザ加工機と、
    前記レーザ加工機の機械原点に対する前記XYテーブル上のプリント基板の加工基準位置のずれ量を求める加工基準位置検出手段と、
    プリント基板を保持する保持手段を備え、前記供給装置と前記第1の位置決め装置との間および当該第1の位置決め装置と前記レーザ加工機の間でプリント基板を移載する第1の移載装置と、
    プリント基板の搬送方向の両側に位置するように回転可能に配置された一対のアームと、各アームにプリント基板を上下から挾むように配置された各一対の第2のベルトコンベアとを備え、ベルトコンベアの間にプリント基板を挾みアームを180度回転させてプリント基板の上下を反転させる反転装置と、
    昇降可能なストッパと第1のベルトコンベアを備え、少なくとも1面の加工が終了したプリント基板の前記反転装置への搬送、および当該反転装置で反転されたプリント基板の位置決めを行う第2の位置決め装置と
    プリント基板を保持する保持手段を備え、前記レーザ加工前記第2の位置決め装置の間でプリント基板を移載する第2の移載装置と、
    前記反転装置から送られてきたプリント基板を回収する回収装置と、
    プリント基板を保持する保持手段を備え、前記反転装置から前記回収装置にプリント基板を移載する第3の移載装置と
    を設けたことを特徴とするレーザ加工装置。
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