JPH0519403U - プレフアブ式建築物ユニツトの壁接続構造 - Google Patents

プレフアブ式建築物ユニツトの壁接続構造

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JPH0519403U
JPH0519403U JP7566691U JP7566691U JPH0519403U JP H0519403 U JPH0519403 U JP H0519403U JP 7566691 U JP7566691 U JP 7566691U JP 7566691 U JP7566691 U JP 7566691U JP H0519403 U JPH0519403 U JP H0519403U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トイレルームユニット1、手洗いルームユニ
ット51をモジュール化して予めプレファブルームユニ
ットとして組み立て、製作し、これを運搬して建築物内
に搬入し、ユニット相互を据え付けて、接続する際、壁
パネル12a,12a間の隙間Sに臨むように壁パネル
端部12a―1,12a―1側にクリップ72,72を
設けておき、目地部材74の裏面には係止部材77,7
7を設け、隙間Sに明示部材74を遊合し、クリップ7
2と係止部材77とを係合させる。 【効果】 壁パネル12a,12aは、目地部材74の
係止部材77と壁パネル側のクリップ72との弾性的な
係合で端部相互が引寄せられ、壁パネル相互の前後方向
へのズレや捩れは吸収され、修正され、壁パネル相互の
面が面一に接続され、且つ、隙間Sは塞がれ、更に、接
続作業は隙間に目地材74を挿入し、クリップ72、係
止部材77が係合するように押圧するだけなので簡単で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トイレルームユニット、手洗いルームユニット等をモジュール化し て工場等で組み立て、製作し、これを建築現場に運搬し、建築物内に搬入して据 え付け、ユニット相互を接続してプレファブトイレルームを設置する場合に、各 ユニット相互の壁間の隙間を塞ぎ、且つ接続する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築躯体内にトイレルーム等を設置する場合、設置空間内にプレファブ式トイ レルームを組み立て、設置することが行なわれている。 従来では、細分化された床部材、壁パネル、天井部材、便器、手洗い台等の極 めて多数の部品、機器を個々に現場に持込み、現場で細分化された構成部品、機 器を組み立て、据え付け、設置してトイレを設置しているのが現状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上に従来技術は、現場への搬入部品、機器が極めて多くなり、整理、確認等 に多大の時間がかかり、設置空間、作業空間が狭いことと相俟ってこれ等の作業 が極めてし難く、且つ室内に乱雑に多数の部品、機器が散乱し、作業し難い。
【0004】 又、建築躯体内の狭い空間内で床部材、壁パネル、天井部材等を組み立てるの で、組み立て作業が極めてし難く、作業性が悪く、能率的、効率的な作業は期し 難い。 この結果、作業が面倒、且つ、煩雑となり、作業時間が余分にかかったり、多 数の作業員を必要としたり、或いは熟練者を必要とする等極めて不利であり、部 品や機器を規格化して製作し、提供してコストダウンを図ってたとしても、組み 立て等の工事費がアップすることとなり、改善が望まれる。
【0005】 そこで本考案者等は、トイレルームをモジュール化してユニット化し、内部に 仕切壁、便器、手洗い台等のトイレを構成するに必要な設備を内装、設置し、こ れ等ユニットを工場で組み立て、製作し、建築健場に運搬し、建築物の設置フロ アに搬入し、設置場所まで移動させ、ユニット相互を接合してプレファブ式トイ レを建築躯体内に設置する施工方法を提案した。
【0006】 この場合、設置フロア内に搬入し、所定位置に据え付けたユニット相互の壁パ ネルの突き合わせ部間には隙間が発生し、且つ、壁パネルの突き合わせ部は壁面 の表裏方向に位相がズレる虞があり、特にユニットは、搬送、搬入し易い大きさ に夫々が別個に組み立てられ、従って、隙間が不均一であったり、壁パネルの突 き合わせ端部が壁の表裏方向に組付誤差等でズレる場合があり、この部分は室内 側に露出することから接続の点、外観性の点から好ましく無い。
【0007】 本考案は、かかる課題を解決すべくなされたもので、その目的とする処は、上 記した各ユニットの壁パネルの突き合わせ部の接続に際し、接続構造を簡単化し 、且つ隙間の遮蔽に融通性があり、隙間が不均一であっても隙間を確実に遮蔽し 、室内側からの外観性を保持せしめ、更に壁パネルの突き合わせ部の平行度、平 坦度を容易に、確実に保持せしめ、これ等を簡易な構造で容易な作業で実現する ようにしたことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するための手段は、トイレルームユニット、手洗いルームユ ニット等のプレファブ式建築物ユニットを床部材で接続し、且つ各ユニット相互 の壁パネル対向端部を接続するようにしたプレハブ式建築物ユニットの接続にお いて、上記ユニット相互の壁パネルの対向端部の隙間間に、この間を塞ぐ目地部 材を嵌装し、該目地部材は裏面に係止部材を備え、壁パネルの左右裏面に配設さ れた枠部材にクリップ部材を結合し、上記目地部材を、上記壁各パネルの枠部材 に結合したクリップ部材のクリップ部で弾性的に係止したプレファブ式建築物ユ ニットの壁接続構造であり、又、上記目地部材の裏面に設けられた係止部材は左 右に備え、上記ユニット相互の対向する各壁パネル端部の枠部材には夫々クリッ プ部材を結合し、各クリップ部材を目地部材裏面の各係止部材に夫々係止したこ とである。
【0009】
【作用】
上記手段によれば、ユニット相互の壁パネルの突き合わせ端部には枠部材が設 置され、隙間に遊合される目地部材の基部には裏面に係止部材を左右に備え、壁 パネル相互の隙間をもって対向する枠部材にはクリップが結合され、隙間の左右 に配設されたクリップで、目地部材裏面の係止部材を弾性的に係止するので、目 地部材と壁パネルの突き合わせ端部相互は接続され、且つ、弾性作用で壁パネル の突き合わせ端部は表裏方向に引張され、壁パネル間の表裏方向への位相のズレ は吸収され、相互の平行度、平坦度は確保される。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を添付した図面に従って詳述する。 図1は本考案にかかる接合構造の分解斜視図、図2は同平面図で説明的断面図 、図3は接続状態の平面図で説明的断面図、図4は壁パネルの斜視図、図5はユ ニットの接合状態を示す要部破断説明的斜視図、図6は同横断平面図、図7はト イレルームユニットの横断平面図、図8は手洗いルームユニットの横断平面図、 図9はプレファブ式建築物の組み立て、運搬、現場への搬入を説明する模式的説 明図、図10はユニット搬入の際のユニット吊下げ状態の斜視図、図11は同要 部の縦断面図、図12は建築物への吊下げ、搬入を説明する模式的説明図、図1 3は床部材のキャスター部分の説明的斜視図、図14は吊下げ部分の拡大説明斜 視図、図15は床部材の接続を示す拡大断面図である。
【0011】 図9は、プレファブ式建築物ユニットの組み立てから建築物への搬入までを説 明する模式的説明図で、工場Aでユニット1,51等を組み立て、製作し、これ 等をトラックTで建築現場まで運搬し、建築物Bの設置フロアB1にスラブ等を 利用してユニット1をクレーンCで吊下げて搬入し、フロアB1の床面Fに降ろ し、床面の設置部位まで移動させ、据え付ける。
【0012】 ユニット1は工場Aで組み立て、製作し、図7の如くユニット1は、平面視長 方形の床部材2を備え、床部材2のフレーム3は図13、図14、図15のよう に左右のメンバー3―1、図では表われていないが前後のメンバー、左右のメン バー3―1間に架設された補強メンバー3―2…、前後のメンバー間に架設され た補強メンバー3―3…、四隅に設けられた三角形の補強プレート3―4…、左 右のメンバー3―1と補強メンバー3―2…の前後に近いものの間に架設された 三角形の補強、兼支持プレート3―5…等からなり、支持プレート3―5…にか かる部分は開口部4…が形成されている。
【0013】 上記した開口部4…は床部材2の左右の部分で、前後に離間して設けられ、都 合4ヵ所形成されている。 以上のフレーム3の上記した開口部4…を除く部分の上には、基板、表面板等 からなる床板5が敷設され、床部材2を構成する。
【0014】 床部材2の上記したフレーム3の支持プレート3―5…の下面には、図13に 示すようにキャスター6が夫々脱着自在にボルト等で取付られ、又、支持プレー ト3―5…の一部には高さ調節ボルト7が螺回動することにより支持プレート3 ―5に対し上下するように取付けられている。
【0015】 又、この部分に近接して、メンバー3―4…の外側には、図14に示すように 吊り金具8…が脱着自在に取付けられ、吊り金具8は側面視L型をなし、一方、 メンバー3―4は外側に開放されたチャンネル材で構成され、これの一部に支持 板9を溶接し、支持板9には取付け孔9―1,9―1を穿設しておき、吊り金具 8は縦片8―1、横片8―2を備え、これ等に取付け孔8―3…を穿設しておき 、ボルト10…を介して吊り金具8をメンバー3―4の支持板9、底部に結合す る。 吊り金具8には外側に突出するブラケット片8―4を備え、これにU字型金具 、ターンバックル、チエン、ロッド等からなる懸架部材11を連結する。
【0016】 床部材2の周辺上部には壁パネル12…を立設して建て巡らし、周壁13を形 成する。 壁パネル12は図4に示す如くで、縦長の長方形をなし、左右の縦枠部材12 ―1,12―1、下枠部材12―2、上枠部材12―3、中間部の横補強部材1 2―4、上枠部材12―3の若干下方に横架された上横部材12―5等からなり 、上横部材12―5から下の部分の表面にパネル板12―6が貼設されている。
【0017】 これ等壁パネル12…を複数用意し、床部材2の周辺部上に起設して囲橈し、 周壁13を構成し、周壁13の一部を開放して出入口14、壁パネル12の後壁 部12aの端部と一方の側壁部12bとを大きく開放して通路15を形成し、ト イレルームユニット16を形成する。 一方、周壁13を構成する壁パネル12…の上枠部材12―3には継手17を 結合して補強梁18を壁パネル間に架設し、この下方には天井部材19を吊下げ 等して配設し、天井部材19の端部と壁パネルのパネル板12―6の上端部間に はこの間の隙間を塞ぐ目地材20を介装し、これにより、天井までを有するトイ レルーム16を形成する。
【0018】 かかるトイレルーム16の内部には、仕切パネル21を立設して左右2個のト イレブース22,22を画成し、トイレブース22,22内には洋風便器23を 配管ユニット24とともに配設する。 上記と反対側の壁面内側には、2連装の小便器25,25を配管ユニット26 とともに配設する。
【0019】 図8は上記と同様の床部材2、壁パネル12…を立設して構成した周壁13、 図示しない天井部材で構成された手洗いルームユニット51を示し、部屋構造は 上記と全く同一で、又、寸法等も同一で、規格化された部材でモジュール化して 組み立て、形成され、内装する機器がことなり、又周壁の開口部が上記ユニット との関係で若干異なるだけである。従って、上記と同一部分には同一符号を付し 、説明は省略する。
【0020】 周壁13の図の左上部には上記通路15と対応する通路53が、又は右下部に は出入口54が設けられ、周壁13で囲まれた手洗いルーム52内には図の右壁 内面に沿って手洗い台55が配設され、手洗い台55はカウンター55―1、カ ウンター55―1下前面の不図示の前面板、2個の手洗いボール55―2,55 ―2を備え、出入口側には仕切板56が起設されている。
【0021】 以上のユニット1,51を夫々工場Aで組み立て、製作し、上記した如くトラ ックTで現場へ運搬し、クレーンCで吊下げ、建築物Bの設置フロアFに搬入す る。 ユニット1の吊り下げは、図10、図11に示すように、ユニット上方に略同 大、同形状の長方形の吊り枠61を用意し、吊り枠61はX字型の補強杆62で 補強され、左右に上記吊り金具8…と対応する吊り部63…を備え、この間を懸 架部材11で連結し、吊り枠61の四隅に吊り索64…を角錐状に設けてクレー ンCのフックC1で吊り下げ、建築物BのフロアB1に搬入する。 上記ユニット1と同様にユニット51も吊り下げてフロアB1に搬入し、これ を図12で示した。
【0022】 搬入後、吊り金具8…を取外し、ユニット1を床面F上をキャスター6…を介 して移動させ、所定の位置に据え付ける。 据え付けは、図13に示すように支持プレート3―5を有する床部材2の開口 部4…から床下にジャッキ65を左右のメンバー3―1と床面F間に介装し、床 部材2を上昇させ、キャスター6…をボルトを外して支持プレート3―5から取 外す。 次に、高さ調節ボルト7…を調節して設定された高さに調節し、ボルト7…は 各開口部4…に備え、これにより水平レベルも調節し、爾後ジャッキ65を縮小 させて床下から取外し、最後にメンバー3―1と床面F間に不図示のスペーサを 介設して据え付け工事を完了する。
【0023】 かかる工事に際し、開口部4…からジャッキ65の介装、取外し、キャスター 6の取外し、高さ調節、スペーサの介装等の床下作業が行なえ、従って、床下に 作業員が臨んだり、床下に無理に手を差し入れることなく作業が行なえ、作業が 容易で、且つ安全である。
【0024】 手洗いルームユニット51も同様の作業で据え付けられ、ユニット1,51相 互は、図5、図6の如く通路15,53が突き合さるように極めて近接、或いは 当接させ、双方の床部材2,2相互は、対向するメンバー3―1,3―1の支持 板9,9の上記した吊り金具8の取付け孔9…、裏側に設けた取付け孔3―6… 間にボルト66を通し、ナット67で締着し、メンバー3―1,3―1をの結合 により床部材相互を接続、一体化する。 尚、図中68は床部材2,2の床板5,5間の隙間を埋めるべく設けられた目 地材である。 かかるユニット1,51の床部材2,2相互の接続作業も開口部4…を介して 床上から行ない、従って、作業が容易で、且つ安全である。 以上の作業が完了した後、開口部4…を床板で塞ぐ。
【0025】 上記した各ユニット1,51の前後方向の各側壁12b,12bは図5、図6 のように夫々の外側面が当接、或いは極めて近接して平行し、これの先端部には 各パネルの端部を隠し、化粧する化粧目地材68を介装する。 一方、奥の壁パネル12a,12aの突き合わせ端部には、図1、図2に示す ように直交する上記壁パネル12b,12bの合計された板厚相当分の隙間Sが 発生する。
【0026】 かかる隙間Sを塞ぎ、且つ接続する。 図1乃至図3はこれを示し、ユニット1,51の対向する奥の壁パネル12a ,12aの対向する端部12a―1,12a―1間には、既述の如く隙間Sが生 成され、端部12a―1,12a―1背面に設置された左右の縦枠部材12―1 ,12―1の対向するものにクリップ部材のベース部材70を止着する。 ベース部材70は断面略L型をなし、L型部70―1を縦枠部材12―1の裏 面、及び裏面側の内側面側にネジ71,71で止着し、縦枠部材12―1の裏面 から隙間S方向に延出された支持部70―2は、一段裏面方向に凹出し、この部 分の表面にコ字型のクリップ72をネジ73で取付ける。
【0027】 クリップ72は、表面方向に突出する左右の脚片72―1,72―1を備え、 脚片72―1,72―1は夫々内側に傾斜し、先端部には対称的に内側に屈曲す る横V型のクランプ部72―2,72―2を備える。 以上のクリップ72は、ベース部材70を含んで壁パネル12a,12aの左 右に離間した縦枠部材12―1,12―1の夫々に対称的に配設され、図ではク リップ72…は左右で同高さに配設されているように示されているが、実際には 左右で上下に位相をズラせて設けられている。 図1、図2、図3では説明の便宜上略々同じ高さにクリップ72…を示し、又 同一平面で断面となるように示している。 尚、クリップ72はバネ材等で構成することが好ましい。
【0028】 以上により、図2に示す如く隙間Sの裏面には、奥に離関して左右にクリップ 72…が上下に位相をズラせて対称的に配設されることとなる。 以上の隙間Sを塞ぐ目地材74を用意する。 目地材74は、壁パネル12a,12aの隙間Sの上下方向の前面を覆う長さ を有する前後方向の厚さの比較的小さいチャンネル状をなし、幅は、隙間Sより も少しく大きい。
【0029】 目地材74の裏面には、実施例では横チャンネル状の支持片75…を介してバ ックアップ材76を目地材74裏面に離間して平行に配設し、パックアップ材7 6は隙間よりも少しく幅が小さく、厚さのある板材を所定幅に切断して得る。上 記支持片75…は、上下に離間して複数設ける。 かかるバックアップ材76の裏面には、左右に係止部材77,77を縦設し、 係止部材77は実施例では壁パネル12の縦枠部材12―1と同じ材料を用い、 断面がチャンネル状で、開放側をバックアップ材76の裏面に接合し、左右に対 称的に内側に潜る凹状係合部77―1,77―1を備え、かかる係止部材77を 、バックアップ材76の裏面に左右に少しの隙間を持たせて2個平行して並設す る。
【0030】 以上において、目地材74を図2に矢印で示すように隙間S内に係止部材77 ,77が裏側となるように挿入する。 目地材74裏面の左右の係止部材77,77は、隙間S内に遊合され、隙間S の奥の左右に配設されたクリップ72,72の夫々の左右の脚片72―1,72 ―1間に嵌合され、クリップ72は脚片72―1,72―1が狭くて内側に縮閉 状態にあり、係止部材77はこれを押し広げてクリップ72内に圧入され、クラ ンプ部72―2,72―2が係止部材77,77の左右の凹状係止部77―1, 77―1に係合する。
【0031】 このように、目地材74を壁パネル12a,12a間の隙間Sに挿入すること により、係止部材77,77がクリップ72,72に係合し、目地材74は隙間 S間を覆って壁パネル12a,12aの対向する端部に係止されることとなる。 そして、目地材74は壁パネル12a,12aの端部12a―1,12a―1の 表面から室内側に厚さ相当分突出する。 ところで、壁パネル12a側のクリップ72は弾性作用を有し、クランプ部7 7―2と凹状係合部77―1の係合で、クリップ72、係止部材77は弾性的に 相互に前後方向に相引寄せられ、従って、左右の壁パネルの端部12a―1,1 2a―1と目地材74は相互に引寄せられ、壁パネル12a,12aは前後方向 にズレたり、壁パネルが前後方向に捩れていたりしても、目地材74による接続 部である端部12a―1,12a―1は、前後方向のズレ等を吸収され、修正さ れて壁パネル12a,12aの表面が略同一面となるように保持される。
【0032】 そして、壁パネルの端部12a―1,12a―1間の隙間Sは塞がれ、且つ、 端部12a―1,12a―1相互は接続されることとなる。 このようにユニット1,51相互の壁パネル12a,12aは、この間に隙間 が発生しないように接続され、又壁パネル12a,12aの壁面が同一面を構成 するように接続されることとなる。 接続状態を図3で示した。
【0033】
【考案の効果】
以上で明らかなように本考案によれば、 建築物内にトイレをプレファブ式に設置するに際し、トイレルームユニット、 手洗いルームユニットの如く、プレファブルームを工場でモジュール化して組み 立て、製作し、現場に運搬して搬入し、据え付け、ユニット相互の壁パネル端部 を接続するに際し、壁パネル端部間に生成される隙間を目地材で塞ぎ、目地材は 隙間に遊合する係止部材を備え、係止部材を隙間に臨む対向する壁パネルの端部 裏面に設けたクリップに弾性的に係合するようにしたので、端部相互は前後方向 にズレたり、捩れていても、これ等の不具合は吸収、修正され、壁パネルの端部 相互を夫々の室内面が面一となるように接続し、隙間を塞ぐことができる。
【0034】 又、目地材は、裏面に係止部材を、壁パネルの端部間には隙間に臨むようにク リップを配設したので、目地材を隙間に遊合し、クリップに係止部材が係合する ように押圧するだけで目地材を取付けることができ、従って、目地材の取付け作 業が簡単であり、作業上極めて有利であり、更に、目地材は強制的に手前に引け ば隙間から外れ、従って、メンテナンス上も有利である他、構造も簡単である等 、多大の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる接合構造の分解斜視図
【図2】上記の平面図で説明的断面図
【図3】上記の接続状態の平面図で説明的断面図
【図4】壁パネルの斜視図
【図5】ユニットの接合状態を示す要部破断説明的斜視
【図6】上記図5の横断平面図
【図7】トイレルームユニットの横断平面図
【図8】手洗いルームユニットの横断平面図
【図9】プレファブ式建築物の組み立て、建築現場への
運搬、建築躯体への搬入を説明する模式的説明図
【図10】ユニット搬入の際のユニット吊下げ状態の斜
視図
【図11】上記要部の拡大縦断面図
【図12】建築躯体への吊下げ、搬入を説明する模式的
説明図
【図13】床部材のキャスター部分の説明的斜視図
【図14】吊下げ部分の拡大説明斜視図
【図15】床部材の接続を示す拡大断面図
【符号の説明】
1…トイレルームユニット、 51…手洗いルームユニ
ット、 12,12a…壁パネル、 12a―1…対向
端部、 72…クリップ部材、 74…目地部材、 7
7…係止部材。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレルームユニット、手洗いルームユ
    ニット等のプレファブ式建築物ユニットを床部材で接続
    し、且つ各ユニット相互の壁パネル対向端部を接続する
    ようにしたプレハブ式建築物ユニットの接続において、 上記ユニット相互の壁パネルの対向端部の隙間間に、こ
    の間を塞ぐ目地部材を嵌装し、 該目地部材は裏面に係止部材を備え、壁パネルの左右裏
    面に配設された枠部材にクリップ部材を結合し、上記目
    地部材を、上記壁各パネルの枠部材に結合したクリップ
    部材のクリップ部で弾性的に係止した、 ことを特徴とするプレファブ式建築物ユニットの壁接続
    構造。
  2. 【請求項2】 上記目地部材の裏面に設けられた係止部
    材は左右に備え、上記ユニット相互の対向する各壁パネ
    ル端部の枠部材には夫々クリップ部材を結合し、各クリ
    ップ部材を目地部材裏面の各係止部材に夫々係止した請
    求項1のプレファブ式建築物ユニットの壁接続構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62188603U (ja) * 1986-05-21 1987-12-01
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