JPH05193827A - コップ用のブローチャンバ - Google Patents

コップ用のブローチャンバ

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JPH05193827A
JPH05193827A JP4251295A JP25129592A JPH05193827A JP H05193827 A JPH05193827 A JP H05193827A JP 4251295 A JP4251295 A JP 4251295A JP 25129592 A JP25129592 A JP 25129592A JP H05193827 A JPH05193827 A JP H05193827A
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JP
Japan
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blow
cup
chamber
holes
air
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Pending
Application number
JP4251295A
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English (en)
Inventor
Dietmar Engelhardt
エンゲルハルト ディートマール
Heinz-Georg Wassenhoven
ヴァッセンホーフェン ハインツ−ゲオルク
Gregor Rueth
リュート グレゴール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
W Schlafhorst AG and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bee Shiyuraafuhorusuto & Co, W Schlafhorst AG and Co filed Critical Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Publication of JPH05193827A publication Critical patent/JPH05193827A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/08Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
    • B65H67/086Preparing supply packages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2551/00Means for control to be used by operator; User interfaces
    • B65H2551/20Display means; Information output means
    • B65H2551/22Numerical displays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸の端部を解き放す高い効率を有し、かつ経
済的に作業可能なブローチャンバを提することにある。 【構成】 コップ長さに応じて、糸の捕捉に好都合なコ
ップ部分を狙って空気を吹付けるために、コップ軸線の
縦方向に種々の高さ位置でブローチャンバ1に対して、
圧縮空気を吹込むことのできるブローノズル42,4
3,48,49を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念部
分に記載のブローチャンバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動巻取機においては、相応の搬送シス
テムを介して繰出位置へ送り込まれるコップが繰出され
て、あや巻きボビンにされる。巻取ヘッドに供給される
コップの糸始端が巻取ヘッドの糸捕捉部材へ運ばれるよ
うにするには、この糸始端は容易に捕捉できるものでな
ければならない。この目的のためには、いわゆるコップ
準備装置が公知である。この装置は、コップの所定位置
に糸を位置せしめる装置である。その場合、コップの管
内に糸の始端を用意する形式が広く行なわれている。こ
の始端が管内に作用するブローノズルにより管が吹出さ
れ、受容されるのである。もちろん、この種の装置は、
不定の個所で糸切れが生じた場合、コップ表面に位置す
る糸の端部を再び捕捉するには不適である。
【0003】しかし、DE38 43 553A1によ
り公知のヤーン供給装置は、繰出されるコップを包囲す
るブローチャンバを有している。このブローチャンバ
は、内部に接線方向と同時に斜め上方を向いた糸解き用
のブローノズルが備えられている。このブローノズルに
より糸繰出装置内に空気流が発生する。この空気流は、
コップとブローチャンバとの間の中間室を通り、巻取ヘ
ッドのところに配置された糸捕捉部材へ向ってら旋状に
流れるようにされている。この糸解き用のブローノズル
には、コップ交換後や糸切れ後に圧縮空気が供給され
る。また、このブローノズルは、実質的にブローチャン
バ全高にわたって設けられている。相応に大きいコップ
にも適する比較的大きいブローチャンバの場合、比較的
空気消費量が大である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、糸の
端部を解き放す高い効率を有し、かつ経済的に作動可能
なブローチャンバを提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1に記載の特徴を有する手段により解決さ
れた。
【0006】巻取機は、通例種々のコップ、特に、寸法
の異なるコップの巻換えに適するものでなければならな
い。したがって、ブローチャンバも最大のコップ長さに
も使用できるように構成する必要がある。糸の始端を解
き離すためには、コップの先端、すなわちコップのコー
ンやワインディングの上方に位置する部分に空気を吹付
けねばならない。そうすることにより、場合により上側
ワインディングとしてゆるく付着している糸の予備、ま
た、場合により又管内に入れられている糸の始端、更に
はコップのコーン上に位置する糸の始端が吹離され、上
方の巻取ヘッド捕捉部材のほうへ吹上げられる。
【0007】吹付け空気が、コップ長さとは無関係に、
前記のコップ区域に到達するようにするには、従来はブ
ローチャンバに沿って設けられたブローノズルのすべて
を動作させる必要があった。これにより必要となる比較
的多量の圧縮空気は、本発明の解決策によれば、著しく
低減することができる。加えて、糸の吹離しに好都合な
コップ区域のみを狙って空気を吹付けることによって、
その区域に強い空気流を集中することができる。
【0008】本発明によれば、更に請求項2から8に記
載の諸特徴により別の有利な構成が可能である。
【0009】調節可能な部材に孔を設け、この部材を調
節することによって、その時々に加工されるべきコップ
の高さにブローチャンバを迅速かつ確実に適合させるこ
とができる。
【0010】その場合、回転可能の空気供給管により、
特定の角度位置に調節されることで、特定高さのブロー
ノズルに空気を供給することができる。空気供給管の孔
を隣同志で調節する場合、これらの孔が重ならないよう
に相互間隔を設けておく必要がある。このため、供給管
の周面に応じて比較的多くの孔を設け、かつまた種々の
コップ長さに適合できるようにする。空気供給管を付加
的に垂直方向に調節できるようにすると、更にブローノ
ズルの接線方向成分の変化形が可能になり、ひいてはコ
ップの異なるワインディング方向も考慮に入れることも
可能になる。
【0011】ブローチャンバの縦方向に走行可能のキャ
リッジを用いても、異なる長さのコップにブローチャン
バを簡単に調節することができる。その場合には、なお
次の利点が得られる。すなわち、キャリッジが吹付け空
気流に方向を与える比較的長い傾斜孔を有するように
し、他方、キャリッジを保持し、通常は鋳造部品として
構成されている、ブローチャンバのスリーブ半部が、吹
付け空気が貫流する大きな貫通孔又は短冊穴を有するよ
うにするだけでよい点である。これによって、製造が著
しく簡単化される。
【0012】キャリッジを保持する、ブローチャンバの
スリーブ半部内の開口を適宜のパターンで配置すること
により、この場合にも、それぞれ等しい接線方向成分を
有する、キャリッジの孔だけが、ブローチャンバの内室
内へ開かれるのに対し、開口と開口との間の残りの孔は
塞がれることになる。
【0013】キャリッジを異なる高さ位置に錠止できる
ようにすることによって、また、キャリッジの精確な調
節が可能になる。
【0014】残りのコップ部分にも渦流を発生させるた
めに、付加的にブローノズルを、コップ長さとは無関係
に、コップの下方3分の1の区域ではあらゆる場合に動
作させるようにすることができる。このようにすること
によって、たとえば、糸切れのさい下方へ垂れてワイン
ディング上に付着した糸端をも吹離すことができる。下
方のブローノズルによりワインディング表面から吹離さ
れたこれらの糸端は、コップ先端に作用する上方のブロ
ーノズルの空気流により捕捉され、更に上方へ運ばれ、
糸捕捉部材に捕捉される。
【0015】
【実施例】以下では、本発明を図示の複数実施例につき
詳説する。
【0016】図1には、コップ10が巻取機の繰出位置
4に在るところが示されている。コップ10は、この場
合、コップ保持体2のスキュア8に差込まれている。コ
ップ保持体2はベース板7を有し、ベース板7はコンベ
アベルト5に載せられるている。このコンベアベルト5
は、搬送通路6内に延びている。搬送通路6は、搬送路
3に沿ってコップ保持体2を案内する。この搬送路3
は、コップを有する保持体を個々の巻取ヘッドへ分配す
る給送ベルトを、管返送ベルトに接続している。コップ
10から糸の繰出しが終了すると、保持体2は、管返送
ベルトに送り込まれる。分かり易くするために、図に
は、その他の搬送システム部分や、繰出位置に在るその
他の保持体は示されていない。
【0017】繰出の間、保持体2は、常時走行するコン
ベアベルト5上に、図示されていない手段により停止せ
しめられる。これらの手段は、別個のストッパ、もしく
はブローチャンバ1の部分により形成される。繰出完了
後、このストッパが開かれ、操持体2はコンベアベルト
5により繰出位置から管返送ベルトへ運ばれる。
【0018】ブローチャンバ1は、ホールダ13と15
により、それぞれ保持される2つのスリーブ半部11と
12から成っている。相応のホールダをスリーブ半部の
下部にも配置することができるが、図には示されていな
い。
【0019】ホールダ13と15は、それぞれ軸14と
16に取付けられており、これらの軸により、これらの
軸を中心として、両方向矢印で示されているように旋回
可能である。軸14と16は、巻取ヘッドの操作装置と
接続されている。この操作装置により、軸14,16
は、コップ交換時に、ホールダ13と14に取付けられ
たスリーブ半部11と12が、搬送路を外れるところま
で旋回し、それによって、繰出の完了したコップが繰出
位置4を去り、待機しているコップが繰出位置へ進入す
ることが可能になる。引続き、ホールダが逆方向に旋回
し、スリーブ半部は再び合体する。
【0020】スリーブ半部12の外側には、長く延びた
台座18には、2つの保持シェル19,20がねじ止め
されている。図2からは、これらの保持シェル19,2
0が、図1では調節板23のみが見える空気案内管24
を取囲んでいるのが分かる。
【0021】保持シェル20の下端部には、空気接続部
21が設けられ、この接続部には可とう的な空気導入管
がはめ込まれている。空気導入管は切換え弁を介して圧
縮空気源と接続されている。この可とう的な空気導入管
を介してブローチャンバには吹付け空気が供給される。
【0022】図1から更に分かる点は、糸17がブロー
チャンバ1の上方開口から巻取ヘッドの別の糸案内部材
へ運ばれる点である。糸は、そのさい、いわゆるコップ
のコーン10′から繰出される。ブローチャンバ1の上
方区域には、更に付加的にいわゆる繰出加速器を配置可
能である。図には示されていないが、本発明の場合、こ
の加速器を使用することができる。この加速器の形態及
び機械形式は、たとえばドイツ特許出願P40 30
354.3に記載されている。
【0023】ブローチャンバ1内で吹付け空気を分配す
る構造部分の特殊な構成は、特に図2の展開図が明らか
になる。スリーブ半部12の孔42と43は、斜め上方
へ向いていると同時に別方向で接線方向に向いている。
これらの孔は、スリーブ半部12と台座18とを貫通し
ている。また、これらの孔は、垂直方向にブローチャン
バ1の下方区域まで交互に続いている。これらの孔は、
更に、コップの異なるワインディング方向、いわゆるP
−ワインディングとQ−ワインディングのために設けら
れている。その場合、注意すべき点は、調節の対象とな
るのは、常に、コップのワインディングの周囲の糸の繰
出方向に延びる接線方向成分である点である。保持シェ
ル19側の、孔42と43との後方端部は、直線状に垂
直方向に上下に位置しているのに対し、スリーブ半部1
2の内側の出口はジグザグに位置している。
【0024】保持シェル19が台座18と結合されてい
る場合、その空気供給孔37〜40は、ブローノズル
の、台座18からの出口42,43,48,49へ直接
に接続される。それにより、直通の空気案内が可能とな
る。
【0025】ねじ35が、保持シェル20の孔33と保
持シェル19の孔41に通され、台座18内の、これら
の孔33,41と整列するねじ孔(図示せず)にねじ込
まれ、締付けられることにより、双方の保持シェル1
9,20は空気案内管24を気密に取囲むことになる。
そのさい、下側のところも、双方の保持シェル19,2
0に取付けられた半円形の底板部分34により気密に閉
鎖される。
【0026】この底板34と案内管24の下縁29との
間に、空気接続部21が開口している。これにより案内
管24の位置とは無関係に空気が案内管24の全長にわ
たり進入できる。このことは、図3からも明らかであ
る。この空気は、孔25〜28から、もしくは、案内管
24の裏側に設けられた図2には示されていない別の孔
からは、これらの孔が保持シェル19の孔37〜40と
整列した場合にのみ流出することができる。この整列
は、しかし、案内管24の角度位置に従って生ぜしめら
れる。
【0027】空気案内管24の、目的に合わせた調節を
行なうため、調節板23が備えられている。この調節板
23は、閉じられた状態の保持シェル19,20から突
出している。この調節板23には、図示の実施例の場合
には0から7までの目盛盤52が備えられている。これ
らの各目盛は、特定のコップ長さに合わされている。目
盛の値は、たとえば、保持シェル19の上側のマーキン
グ19′のところに合わせて読取る。このマーキング1
9′は、保持シェル19の空気案内孔37〜40の垂直
列の上方に設けられている。各目盛の下方には、各コッ
プ長さに有利な吹付け高さに合致する高さに、孔が設け
られている。たとえばブローチャンバ自体に取付けるこ
とのできる表を介して、コップ長さに対するそれぞれの
目盛値の配属を読取ることもできる。あるいは又、目盛
52に直接にコップ長さを記載するようにしてもよい。
その場合、図2に示したように、コップ先端への吹付け
用には2つの孔25ないし26が上下に設けられてい
る。しかし、また、この区域に1つだけのブローノズル
に空気を供給するだけでも十分である。あるいはまた、
2つ以上のブローノズルに空気を供給する必要がある場
合もある。したがって、その時々で所望の数の孔を空気
案内管24内に設けねばならない。その種の特殊変化形
の場合、案内管24上には、通例、更にいくつかの目盛
位置を設けることができる。但し、それは、案内管24
の直径が大きく、その周囲に十分な数の孔を、重なるこ
となく設けることができる場合である。
【0028】コップ先端に空気を吹付けることと並ん
で、コップの下方3分の1のところにら旋状の空気流を
生じさせ、たとえばコップのワインディング表面に付着
している糸端を捕捉することも可能である。この目的の
ためには、案内管24の下方部分のところに、全周にわ
たって孔27と28を設け、各目盛位置で、コップ長さ
とは無関係にこの区域で空気案内孔39と40を介して
ブローノズルに空気を供給する。
【0029】空気案内管24の上端には、管閉鎖部50
の上方に環状みぞ30と51が設けられ、これらのみぞ
が分離リング32により分けられている。分離リング3
2は、垂直の連通みぞ31により中断されている。この
連通みぞ31は双方の環状みぞ30,51を連通させて
いる。
【0030】これらの環状みぞ30,51内には案内突
起36が突入している。この突起は保持シェル19のと
ころに固定されている。環状みぞ30ないし51内に設
けることも可能なこの案内突起36によって、空気案内
管24の各高さ位置が決定される。この高さ位置では、
孔25〜28が、保持シェル19内の異なる空気案内孔
37と40ないしは38と39とに重なる。それによっ
て、ブローノズル42又は43が吹付け空気を供給され
る。それによって、また案内管24の双方の高さ位置
が、P−ワインディング又はQ−ワインディングを有す
るコップのいずかに合うようにされる。こうすること
で、各高さ位置の内部で、コップのワインディング方向
とは無関係に調節板23上のすべての目盛をマーキング
19′と合わせることができる。目盛52のゼロ位置に
は、連通みぞ31が設けられているので、案内突起36
は、双方の環状みぞ30と51との間で分離リング32
を介して滑動できる。この位置では、したがって、案内
管24には孔が存在しない。なぜなら、この位置は、も
っぱら吹付け方向の調節に役立つものだからである。
【0031】図3には、案内管24が、孔25と28の
ほかに、下方区域に孔44を、コップ先端区域に孔45
を有していることが示されている。ブローノズル42と
43とに相応するノズル48と49とは、この図ではス
リーブ半部12の基部に見ることができる。
【0032】目盛52の位置2(図2参照)に図3の案
内管24が調節された場合、先端のみ図示されている。
コップ10aの上方区域の孔26と、下方区域の孔27
とに空気が送られる。コップ10bの場合は、目盛位置
1が有利であろう。この位置では、孔25と28とに空
気が送られる。目盛位置7の場合には孔44と45に空
気が送られる。これはコップ10cのコップ長さに適合
する。
【0033】図5〜図7には、本発明によるブローチャ
ンバの構成の別の変化形が示されている。コップ10
を、巻取位置でも糸の始端を捕捉する場にも、取囲んで
いるこのブローチャンバは、この変化形では、2つのス
リーブ半部55と57から成っている。これらのスリー
ブ半部は、それぞれレバー55と57に取付けられ、レ
バーは軸56と58にそれぞれ結合されている。これら
の軸により、かつこれらの軸を中心として、スリーブ半
部53,54は、第1の実施例の場合同様に旋回可能で
ある。
【0034】スリーブ半部53には台座59が取付けら
れ、この台座59はキャリッジ61用の案内板60と結
合されている。キャリッジ61の主ボディ62はみぞ6
2′を有している。これらのみぞ62′は、垂直に配置
された、案内板60の縦縁に沿ってキャリッジを案内す
る。キャリッジ61は、これによりスリーブ半部53に
沿って垂直に走行可能である。
【0035】キャリッジ61の主ボディ62には、図6
に示したねじ81を介してカバー形材63が取付けられ
ている。主ボディ62とカバー形材63とにより空気通
路64が形成される。この空気通路は、空気接続部8
2、図示されていない可とう性の空気供給管、弁を介し
て圧縮空気源と接続されている。
【0036】空気通路64から始まる傾斜孔78,7
8′と79,79′は、主ボディ62を貫通して、主ボ
ディのブローチャンバ側に開口している。この区域で
は、主ボディが、スリーブ半部53に沿って延びる、案
内板60の開口60′内へ突入している。これによっ
て、傾斜孔78,79と78′,79′の出口開口と、
ブローチャンバ1の内室との間には、なおスリーブ半部
53そのものが位置している。このスリーブ半部53内
には、しかし、開口80が相応のパターンで上下に配列
されている。
【0037】第1実施例と異なり、吹付け空気の方向を
規定する傾斜孔78,79,78′,79′はこの実施
例では直接に垂直方向に上下に開口しているが、空気通
路64内の孔端部はジグザグ状に配列されている。この
配列は、空気通路64の幅自体により可能となる。
【0038】スリーブ半部53内の開口80は、相互に
間隔をおいて設けられている。この間隔は、傾斜孔7
8,78′ないし79,79′のそれぞれの隣接開口の
間隔に等しい。これらの孔の接線方向成分は、それぞれ
合致している。それによって、開口80は常に、接線方
向成分の等しい傾斜孔に対してのみ、ブローチャンバ内
室への空気の通過を許し、他の孔は塞がれ、したがって
無効となる。
【0039】同じく、図には示されていないが、キャリ
ッジ61に一方の接線方向成分を有する孔のみを設ける
ようにすることも可能である。その場合、このキャリッ
ジは、一方のワインディング方向を有するコップにのみ
適するものとなる。他方のワインディング方向のコップ
に用いる場合は、キャリッジ自体、又は傾斜孔を有する
そう入可能な部材を交換するようにすることができる。
その場合、スリーブ半部53の開口80は個々の穴では
なく、連続した短冊穴にする。もはや塞ぐ必要のある傾
斜孔は存在しないからである。あるいは又、キャリッジ
61内に、主ボディの一方の側の傾斜孔をスライダによ
って閉じることのできる手段を設けておくことも考えら
れる。一変化形によれば、第1実施例同様に傾斜孔を設
けて、これらの傾斜孔が出口側でジグザグ状に配列され
るようにし、スリーブ半部53内の短冊穴の位置を調節
可能にする。
【0040】これらの変化形を列挙するのは、本発明
が、コップのワインディング方向を考慮に入れた特別な
構成の解決策に限定されるものではない点を明らかにす
るためである。
【0041】特に、スリーブ半部53内の開口80を利
用する図示の変化形の場合、各傾斜孔の出口が、一部は
塞がれないようにするには、ないしは、反対のワインデ
ィング方向に相当する傾斜孔の出口すべてが塞がれるよ
うにするには、キャリッジ61を精確に位置決めする必
要がある。キャリッジ61を案内板60に沿って出来る
かぎり滑かにスライド可能にする必要があるため、所定
作業位置には確実に錠止めせねばならない。そのために
は、相応のパターンでスリーブ半部53の開口60の両
側の案内板60内に係止孔76,77が設けられてい
る。キャリッジ61自体は調節ボルト66,67を有
し、これらの調節ボルトは取手65を介して互いに結合
されている。これらの調節ボルト66,67は、圧縮ば
ね70,71用の支持フランジ72,74を有してい
る。圧縮ばね70,71は、他端が固定リング68,6
9に支えられ、固定リング68,69はカバー形材63
内に固定されている。
【0042】調節ボルト66,67の前端には、係止突
起73,75が設けられ、これらの係止突起73,75
が係止穴76,77内に係止されている。したがって、
係止状態では、キャリッジ61の位置は確実に固定され
る。これに対し、キャリッジ61の位置を変更するとき
には、ナット66′,67′を介して調節ボルト66,
67と結合されている取手65によって、双方のボルト
を圧縮ばね70,71の力に抗してその係止孔76,7
7内の係止位置から引出すことができる。キャリッジ6
1は、取手65が引出されると、容易にスライドでき、
新たな位置に着けることができる。新しい位置で、係止
突起73,75は、それぞれの係止孔76,77に新た
に係止され、キャリッジ61は、新しい位置に確実に固
定される。
【0043】この実施例の場合も、コップ先端に空気か
ら吹付けられるだけではなく、ブローチャンバの下方部
分にもら旋状の空気流を発生させるために、既述の走行
可能のキャリッジのほかに、もう一台のキャリッジを備
えておくとができる。このキャリッジは、最も下方の位
置に固定配置しておくことができる。この固定配置キャ
リッジは簡単な構成にしておくことができる。特に、こ
のキャリッジは、異なる係止位置に位置決めするための
装置を必要としない。むしろ、このキャリッジは、はじ
めからスリーブ半部63にスライド不能に取付けておく
ことができる。
【0044】吹付け空気流に対し、必要な方向を与える
傾斜孔を単数もしくは複数のキャリッジ内に設けること
により、通例は鋳造部材として製造されるスリーブ半部
53の製造が簡単化される。スリーブ半部53は、その
場合、比較的長い孔は必要とせず、開口80ないしは、
既述のように短冊穴を必要とするのみである。これらの
開口80は、鋳造で問題なしに製造でき、したがって後
作業を必要としない。
【0045】巻取機の各巻取ヘッドのところには、少な
くとも各コップ交換時に吹付け空気を送られねばならな
いブローチャンバが必要なので、吹付け空気をコップの
都合のよい区域に集中させることで、エネルギー消費量
を著しく低減し、同時に糸の捕捉効率を高めることがで
きる。これらの巻取機は、寸法が著しく異なるコップに
使用でき、しかも、相応の構成部品を交換する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取工程中でブローチャンバが閉じられた巻取
機繰出ヘッドの斜視図。
【図2】空気供給管を有するブローチャンバの展開斜視
図。
【図3】空気供給に役立つブローチャンバ部分の縦断面
図。
【図4】ブローチャンバ一式の平面図。
【図5】本発明の一変化形のブローチャンバ一式の平面
図。
【図6】図5のブローチャンバの側面図。
【図7】図6のブローチャンバの部分断面図。
【符号の説明】
1 ブローチャンバ 2 キャディ 3 搬送路 4 繰出位置 5 コンベアベルト 6 搬送通路 7 底板 8 スキュア 9 コップの管 10 コップ 11,12 スリーブ半部 13,15 ホールダ 14,16 軸 18 基台 19,20 保持シェル 21 空気接続部 24 空気案内管 25,26,27,28 孔 30,51 環状みぞ 31 連通みぞ 32 分離リング 36 案内突起 42,43,48,49 ブローノズル 52 目盛 53,54 スリーブ半部 55,57 レバー 59 台座 60 案内板 62 主ボディ 76,77 係止孔 78,78′;79,79′ 傾斜孔 80 開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ−ゲオルク ヴァッセンホーフェ ン ドイツ連邦共和国 メンヒェングラートバ ッハ 1 ヒンデンブルクシュトラーセ 117 (72)発明者 グレゴール リュート ドイツ連邦共和国 メンヒェングラートバ ッハ 1 シュタツィオーンヴェーク 123

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別コップ保持体(2)上で自動巻取機
    巻取ヘッドの繰出位置(4)に在るコップ(10)用の
    ブローチャンバ(1)であって、繰出されるコップを包
    囲しており、かつその内室内には接線方向と同時に斜め
    上方に向けられた糸解き用のブローノズル(42,4
    3;48,49;78,78′,79,79′)が開口
    し、糸繰出装置内をコップとブローチャンバとの間に存
    在する中間室を通って、巻取ヘッドのところに配置され
    た糸受取部材へ向ってら旋状に流れる空気流を発生させ
    る形式のものにおいて、 異なる長さの複数のコップをバッチ毎に加工する場合
    に、糸解き用のブローノズルが、糸の捕捉に好都合なコ
    ップ部分を狙って空気を吹付けるために、コップ軸線の
    縦方向にブローチャンバに対し種々の高さ位置で吹込み
    を行なうことが可能であり、そのさい、コップ下方の3
    分の1の部分と並んで、コップ長さ変更時にその高さを
    変化させるコップ先端が、吹付けに好都合なコップ部分
    に属しており、 更に、吹付け空気をブローチャンバ(1)内へ送るため
    の孔(25,26,27,28;44,45;78,7
    8′;79,79′)が、調節可能な部材(24;6
    1)のところに設けられており、 更にまた、糸解き用のブローノズル(42,43,4
    8,49)が、ブローチャンバの実質的に全垂直方向の
    延びにわたって分配され、かつ調節可能な部材が回転可
    能の空気案内管(24)によって形成されており、この
    案内管を介して、異なるブローノズルを圧力空気源と接
    続可能であり、 更に、糸解き用のブローノズル(42,43,48,4
    9)が垂直方向に上下に設けられ、回転可能の空気案内
    管(24)の周面に分配された半径方向孔(25〜2
    8,44,45)を空気案内管の角度位置に応じて重ね
    ることが可能であることを特徴とする、コップ用のブロ
    ーチャンバ。
  2. 【請求項2】 空気案内管の周面には、ら旋状に半径方
    向孔(25,26,45)が設けられており、これらの
    孔が、空気案内管の角度位置に応じて、異なる高さに設
    けられた、種々のコップ長さ用に設けられたブローノズ
    ル(42,43)と重なり合うことを特徴とする、請求
    項1記載のコップ用ブローチャンバ。
  3. 【請求項3】 前記調節可能の部材が、ブローチャンバ
    に沿って垂直方向に走行可能の、圧力空気源と接続され
    た少なくとも1つのキャリッジ(61)により形成され
    ていることを特徴とする、請求項1記載のブローチャン
    バ。
  4. 【請求項4】 前記の孔(78,78′,79,7
    9′)が、少なくとも1つのキャリッジ(61)内で、
    接線方向に向くと同時に斜め上方を向いた糸解き用のブ
    ローノズルを形成し、ブローチャンバ壁(53)内の少
    なくとも1つの開口(80)を介してブローチャンバ
    (1)の内室に開いていることを特徴とする、請求項3
    記載のブローチャンバ。
  5. 【請求項5】 前記孔が接線方向成分のみで構成されて
    おり、ブローチャンバ壁内の開口が、少なくとも1つの
    キャリッジの行程路に沿って延びる短冊穴として構成さ
    れていることを特徴とする、請求項4記載のブローチャ
    ンバ。
  6. 【請求項6】 逆の接線方向成分を有する孔が、それぞ
    れ対をなして上下に設けられており、ブローチャンバ壁
    内の開口(80)が、適宜なパターンをなして配置され
    ていることにより、一方の接線方向成分の孔が、それぞ
    れ開口(80)の間に位置する壁部により塞がれるよう
    にされていることを特徴とする、請求項4記載のブロー
    チャンバ。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのキャリッジ(61)
    が、係止部材(73,75)により、その時々の作業位
    置に錠止可能であることを特徴とする、請求項3から6
    までのいずれか1項に記載のブローチャンバ。
  8. 【請求項8】 2つのキャリッジが備えられており、一
    方のキャリッジが下方のコップ部分の吹付けのため固定
    配置され、その上方に配置されたキャリッジは、変化す
    るコップ長さに応じて調節可能であることを特徴とす
    る、請求項3から7までのいずれか1項に記載のブロー
    チャンバ。
JP4251295A 1991-09-21 1992-09-21 コップ用のブローチャンバ Pending JPH05193827A (ja)

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DE4131482.4 1991-09-21
DE4131482A DE4131482A1 (de) 1991-09-21 1991-09-21 Blaskammer fuer einen auf einem einzelkopstraeger in der abspulstellung einer spulstelle eines spulautomaten stehenden kops

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JPH05193827A true JPH05193827A (ja) 1993-08-03

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ID=6441167

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JP4251295A Pending JPH05193827A (ja) 1991-09-21 1992-09-21 コップ用のブローチャンバ

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US (1) US5282581A (ja)
EP (1) EP0534186B1 (ja)
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EP0534186B1 (de) 1995-03-01
US5282581A (en) 1994-02-01
DE59201528D1 (de) 1995-04-06
DE4131482A1 (de) 1993-03-25
EP0534186A1 (de) 1993-03-31

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