JPH0519336Y2 - - Google Patents

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JPH0519336Y2
JPH0519336Y2 JP8822587U JP8822587U JPH0519336Y2 JP H0519336 Y2 JPH0519336 Y2 JP H0519336Y2 JP 8822587 U JP8822587 U JP 8822587U JP 8822587 U JP8822587 U JP 8822587U JP H0519336 Y2 JPH0519336 Y2 JP H0519336Y2
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upper chamber
chamber
single crystal
suction device
vacuum suction
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チヨクラルスキー法によつて単結晶
を引上げ成長させる単結晶引上装置に係り、特に
下部チヤンバーに弁機構を介して上部チヤンバー
が着脱自在に連結された構成の単結晶引上装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の単結晶引上装置としては、第3
図に示すようなものが知られている。この図にお
いて、1は下部チヤンバーであり、この下部チヤ
ンバー1内のほぼ中央部に石英ルツボ2が設けら
れている。そして、石英ルツボ2は黒鉛サセプタ
3によつて保持されており、この黒鉛サセプタ3
の下端部は下軸4の上端に所定の接合部材によつ
て取付けられている。また、上記下軸4の下端部
には結合機構5を介してルツボ回転モータ6及び
ルツボ昇降モータ7が連結されており、これらの
モータ6,7により、石英ルツボ2は所定方向に
回転すると共に上下方向に移動するようになつて
いる。そして、上記黒鉛サセプタ3の周囲には、
上記石英ルツボ2内のシリコン融液8の温度を制
御するヒータ9が設置されると共に、このヒータ
9と下部チヤンバー1との間には、保温材10が
配置されている。さらに、上記下部チヤンバー1
の上端には、弁機構11を介して円筒状の上部チ
ヤンバー12が着脱自在に連結されており、この
上部チヤンバー12の上端には引上ヘツド13が
水平旋回自在に設けられている。そして、上記引
上ヘツド13内にはワイヤ引上機構14が設けら
れており、ワイヤ引上機構14からはワイヤケー
ブル(上軸)15が吊り下げられている。このワ
イヤ引上機構14には引上モータ16が連結され
ると共に、上記引上ヘツド13にはヘツド回転モ
ータ17が連結されている。また、上記ワイヤケ
ーブル15の下端には種結晶18を保持するため
のシードホルダ19が取付けられている。
上記のように構成された単結晶引上装置にあつ
ては、上記種結晶18をシリコン融液8に浸漬さ
せた後に、ヘツド回転モータ17及び引上モータ
16を駆動すると、ワイヤケーブル15が回転し
ながら引上げられていき、この種結晶18の上昇
に伴つてシリコン単結晶20が成長していく。こ
の場合、下軸4はルツボ回転モータ6により上記
ワイヤケーブル15と逆方向に回転させられ、ま
たシリコン単結晶20の成長に伴い、石英ルツボ
2内のシリコン融液8の液面が低下するため、下
軸4はルツボ昇降モータ7の駆動により適宜上昇
せしめられ、上記液面レベルを一定に保つように
操作されていると共に、炉内が真空吸引され、か
つ所定量のアルゴンガスが供給されて、アルゴン
ガス雰囲気下で減圧状態に保持されている。そし
て、上記シリコン単結晶20が所定長引上げ育成
されると、このシリコン単結晶20を上部チヤン
バー12内に収納した後、弁機構11を閉じて、
上下部チヤンバー12,1間を遮断する。次い
で、上部チヤンバー12内にアルゴンガスを注入
して、該上部チヤンバー12内を大気圧に戻した
後に、上部チヤンバー12を下部チヤンバー1か
ら切り離して移動し、内部のシリコン単結晶20
を取り出す。さらに、再び上部チヤンバー12内
のシードホルダ19に種結晶18をセツトした後
に、上部チヤンバー12を下部チヤンバー1に連
結し、上部チヤンバー12内を真空吸引して所定
量のアルゴンガスを供給することにより、下部チ
ヤンバー1内の状態と同等の状態にする。続い
て、弁機構11を開いて上下部チヤンバー12,
1間を連通した後、上部チヤンバー12内の種結
晶18を下部チヤンバー1の石英ルツボ2内のシ
リコン融液8に浸漬して再度単結晶の引上げを開
始する。
このように、上下部チヤンバー12,1間を切
り離す際に、下部チヤンバー1内の温度及び雰囲
気を一定に保持しておくために、弁機構11が設
けられていると共に、上部チヤンバー12には、
下部チヤンバー1内を真空吸引する真空吸引装置
とは別個の真空吸引装置が連結されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来は、上記上部チヤンバー12と
真空吸引装置との間を連結する真空配管として、
ゴムホース21を用いていたが、上部チヤンバー
12の下部チヤンバー1からの切離し時に、その
自由度が妨げられ、かつ真空配管の設置に制限を
うけるという問題があつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、上部チヤンバーと真空
吸引装置との間を連結する真空配管の設置が行な
い易く、かつ上部チヤンバーの昇降及び旋回等の
動きの制約がなく、その自由度の向上を図ること
ができる単結晶引上装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、弁機構
を介して上部チヤンバーに着脱自在に連結された
上部チヤンバーと真空吸引装置との間に、該上部
チヤンバーと真空吸引装置とを着脱するベローズ
ジヨイントを介設したものである。
〔作用〕
本考案の単結晶引上装置にあつては、上部チヤ
ンバーを下部チヤンバーから切り離す際に、ベロ
ーズジヨイントによつて、上部チヤンバーと真空
吸引装置との間を引き離して、上部チヤンバーの
移動の自由度の向上を図ると共に、上部チヤンバ
ーを下部チヤンバーに連結する際に、ベローズジ
ヨイントによつて接続部の位置のずれ及び傾きを
吸収することにより、上部チヤンバーと真空吸引
装置との間を円滑に連結する。
〔実施例〕
以下、第1図と第2図に基づいて本考案の一実
施例を説明する。なお、本実施例においては、上
部チヤンバー部以外の部分の構成は、第3図に示
す上記従来例と同様なので説明を省略する。
第1図中符号30は上部チヤンバーであり、こ
の上部チヤンバー30は、従来同様、下部チヤン
バー1に弁機構11を介して連結されている。ま
た、上部チヤンバー30には、バルブ31を有す
る真空パイプ32が取付けられ、この真空パイプ
32と、上部チヤンバー30用の真空吸引装置
(図示せず)に連絡する固定パイプ33との間に
は、ベローズジヨイント34が介設されている。
このベローズジヨイント34は第2図に示すよう
に固定パイプ33に取付けられ、ベローズ34c
の付勢力によつて、先端フランジ34aをガイド
軸34bに沿つて上方に付勢し、上記真空パイプ
32の先端フランジ32aに押圧するようになつ
ている。そして、これらの先端フランジ32a,
34a間にはOリング34dが介装されて、気密
状態が保持されるようになつている。さらに、上
部チヤンバー30は、支持部材35に取付けられ
ており、この支持部材35は昇降自在にかつ水平
回転自在に設置されている。
上記のように構成された単結晶引上装置にあつ
ては、従来同様、上下部チヤンバー30,1内を
アルゴンガス雰囲気下の減圧状態に保持して、単
結晶を引上げ成長する。そして、単結晶の引上げ
育成が完了すると、該単結晶を上部チヤンバー3
0内に収容して、弁機構11を遮断した後、上部
チヤンバー30内にアルゴンガスを供給して大気
圧に戻す。この時、下部チヤンバー1内は弁機構
11によつて所定の減圧状態に保持されている。
次いで、上部チヤンバー30を弁機構11から切
り離し、上昇させる。この場合、上部チヤンバー
30に取付けられた真空パイプ32も上昇し、真
空パイプ32の先端フランジ32aは、ベローズ
ジヨイント34のガイド軸34bに沿つて上昇
し、ベローズジヨイント34の先端フランジ34
aとの密着状態が解除されて、真空パイプ32は
ベローズジヨイント34から切り離される。
さらに、支持部材35を中心にして上部チヤン
バー30を水平方向に旋回させた後に、上部チヤ
ンバー30内から単結晶を取り出す。次いで、再
度、上部チヤンバー30内のシードホルダに種結
晶をセツトした後、上部チヤンバー30を下部チ
ヤンバー1の弁機構11に連結する。この際、上
部チヤンバー30の真空パイプ32を固定パイプ
33のベローズジヨイント34の上方から下降さ
せ、真空パイプ32の先端フランジ32aをベロ
ーズジヨイント34のガイド軸34bに嵌合し
て、ガイド軸34bに沿つて降下させる。これに
より、真空パイプ32の先端フランジ32aは、
ベローズジヨイント34の先端フランジ34aを
ベローズ34cの上方への付勢力に抗して下方に
押圧するから、両先端フランジ32a,34a間
は密着して連結される。続いて、上記固定パイプ
33に連結された真空吸引装置によつて、上部チ
ヤンバー30内を真空吸引して、上部チヤンバー
30内の雰囲気を上記下部チヤンバー1内と同じ
状態にした後、弁機構11を開いて、上下部チヤ
ンバー30,1間を連通し、下部チヤンバー1内
の石英ルツボのシリコン融液に種結晶を浸漬して
単結晶の引上げを開始する。
このように、上部チヤンバー30の下部チヤン
バー1に対する脱着操作時において、上部チヤン
バー30と真空吸引装置との間にベローズジヨイ
ント34を介設することによつて、上部チヤンバ
ー30と真空吸引装置との間の脱着操作が容易に
行なえ、上部チヤンバー30の昇降、旋回時の自
由度が大幅に向上すると共に、上部チヤンバー3
0と真空吸引装置との間を連結する配管の設置も
制約をうけることなく円滑に行なうことができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、弁機構を介し
て下部チヤンバーに着脱自在に連結された上部チ
ヤンバーと真空吸引装置との間に、該上部チヤン
バーと真空吸引装置とを着脱するベローズジヨイ
ントを介設したものであるから、上部チヤンバー
を下部チヤンバーに対して着脱する際に、ベロー
ズジヨイントによつて上部チヤンバーと真空吸引
装置との間を円滑に着脱することにより、上部チ
ヤンバーの昇降及び旋回等の動きに制約がなく、
その自由度の向上を図ることができる上に、上部
チヤンバーと真空吸引装置とを連結する配管の設
置が行ない易いという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、
第2図は本考案の一実施例を示すベローズジヨイ
ント部の説明図、第3図は従来の単結晶引上装置
の概略構成図である。 1……下部チヤンバー、11……弁機構(ゲー
ト弁)、30……上部チヤンバー、32……真空
パイプ、33……固定パイプ、34……ベローズ
ジヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部チヤンバーに弁機構を介して上部チヤンバ
    ーが着脱自在に連結されてなり、チヨクラルスキ
    ー法によつて単結晶を引上げる単結晶引上装置に
    おいて、前記上部チヤンバーに真空吸引装置がベ
    ローズジヨイントを介して着脱自在に連結された
    ことを特徴とする単結晶引上装置。
JP8822587U 1987-06-08 1987-06-08 Expired - Lifetime JPH0519336Y2 (ja)

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JP8822587U JPH0519336Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

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JP8822587U JPH0519336Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

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JPS63199166U JPS63199166U (ja) 1988-12-21
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