JP3633205B2 - 単結晶の成長方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チョクラルスキー法(CZ法)により単結晶を成長させる技術に関し、詳しくは、大口径・高重量の単結晶を確実・安全に保持し、且つ単結晶を無転位で引き上げることができる単結晶成長方法および、この方法を実施するのに好適な単結晶成長装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリコン等の半導体材料の融液から単結晶を引き上げることにより単結晶の成長を行う方法として、CZ法が広く採用されている。図13はCZ法による単結晶成長方法を示している。図14は単結晶引上げに使用される単結晶保持機構の一例を示す概略正面図である。
【0003】
単結晶の引上げに際しては、図13に示すように、原料融液101を石英等の材質からなるルツボ102に内に蓄溜し、原料融液101の表面に種結晶103を接触させて種結晶103を、図略の単結晶引上げ機構により所定の回転数および引上げ速度で引き上げると、種結晶103の下方にネック部104が形成される。このネック部104を形成することにより、その下方に形成される円柱状の単結晶105が無転位化される。図13において、106は種結晶引き上げ用の吊り具である。
【0004】
従来、上記単結晶104は高々30kg程度の軽量、かつ小口径のものであったが、近年では半導体生産の効率化や歩留まり向上等のため単結晶の大口径化、高重量化が要求されてきた。そのためネック部104では、100kg乃至200kg程度の高重量単結晶を確実・安全に支持することができないという問題が発生した。
【0005】
この問題点を解決するために、図14に示すように単結晶105の頂部に凹部107を形成し、この凹部107に単結晶保持機構201を構成する一対のアーム部202,202の先端部を係着し、これらのアーム部によって凹部107を挟持していた。
【0006】
図14に示す単結晶保持機構201とほぼ同様な保持機構を設けた単結晶成長装置が、例えば特開昭62−288191号公報、特開昭63−252991号公報、特開平3−285893号公報および特開平3−295893号公報に開示されている。これ等の単結晶保持機構は、それぞれ独自の特徴を有するものであるが、いずれの場合においても、単結晶の頂部に図14に示す凹部107のような肩部、鉤部または係合段部を形成し、これ等の部分に保持部材を係着して、単結晶を挟持する構造となっている。
例えば、特開平3−285893号公報に記載のものは、種結晶に連結するワイヤによりまず引上げを行い、所定位置に配置された把持レバー(前記単結晶保持機構201に相当する)によりクビレ部(前記凹部107に相当する)を把持して、単結晶の引上げを継続するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、公知技術において引上げ中の高重量単結晶を安全に保持するには、無転位化のためのネック部104と単結晶直胴部(図14の105a)との間に、意図的に凹部107(くびれ部)または、これと類似する形状の凹凸部を形成するとともに、この凹凸部の凹部にアームを引っ掛けることにより単結晶を保持しなければならなかった。
【0008】
ところが上記凹部が浅い場合や、単結晶が高重量である場合には、上記アームが凹部から外れたり(単結晶が高重量であると、この重量により一対の把持手段が拡開しやすくなる)、凹部が欠けたりしやすくなる。これらの場合には、引上げ中の単結晶が落下し、引上げ装置の破壊、ルツボ内融液の流出など重大が事故が発生する恐れがあった。また、上記凹部107等を形成することなく、単結晶を挟み込みだけで保持しようとしても、単結晶は表面が滑りやすいため高重量のものを安全に保持することは困難で、やはり引上げ中の単結晶が落下しやすくなるという問題があった。
【0009】
本発明は、以上の問題点を解決するもので、その目的は大口径・高重量の単結晶を確実・安全に保持しながら成長させることができる単結晶成長方法および、これを実施するのに好適な装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る単結晶の成長方法は、ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げる単結晶の成長方法において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ用ワイヤで構成された単結晶引上げ機構と、回転及び昇降が可能な単結晶保持部材と、概ね楔状の単結晶挟持部材とを、単結晶成長装置の上方に設け、成長工程の前半では、前記単結晶引上げ機構により単結晶の成長を行い、成長工程の後半では、前記単結晶挟持部材を単結晶保持部材に圧入して単結晶を挟圧保持した状態で、前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長を行うことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の単結晶成長方法では、以下の方法が好ましい。
すなわち、成長工程の第1段階では、前記単結晶引上げ機構により単結晶の成長を行い、成長工程の第2段階では、前記単結晶引上げ機構による単結晶の成長から前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長へ少しずつ完全に移行し、成長工程の第3段階では、前記単結晶挟持部材を単結晶保持部材に少しずつ圧入して単結晶を挟圧保持した状態に至らせながら、前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長を行うことが好ましい。
【0012】
このように、本発明の成長方法を実施する場合、成長工程の前半では、単結晶引上げ機構により種結晶の回転・引上げを行うことにより、従来のCZ法と同様にして単結晶を成長させる。成長工程の後半では、単結晶保持部材により単結晶を保持し、該保持部材の回転・上昇により単結晶の成長操作を継続し、成長操作終了後には単結晶を保持部材から開放して回収する。
なお、以下の説明では、単結晶保持部材を保持部材と、単結晶挟持部材を挟持部材と、それぞれ略記することがある。
【0013】
上記成長方法では、一旦単結晶を挟持部材で挟持してからは、ワイヤの弛み量を適宜に設定することによって、保持部材による単結晶保持負担重量を調整することができる。例えば、前記弛み量を十分に大きくして、これによる単結晶支持を解除した場合には、単結晶の全重量が保持部材で負担される。したがって、本発明の成長方法によれば、上記従来技術と違って、単結晶保持用アームを引っ掛けるための「くびれ部」等を形成することなく、確実・安全に十分な保持力で単結晶を保持しながら成長させることができる。
【0014】
保持部材に挿入する単結晶頂部は、単結晶のネック部と直胴部との間に形成した、直径がネック部より大きく直胴部より小さい小径部とするのが好ましいが、直胴部を保持部材に挿入することもできる。前記小径部を挿入する場合には、保持部材の横方向の寸法を、直胴部を挿入する場合に比べて小さくすることができ、したがって単結晶成長装置の直径を小さくすることが可能となる。
【0015】
一方、本発明に係る単結晶の成長装置(図1参照)は、ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げるものにおいて、種結晶Csを介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ機構30を構成する単結晶引上げ用ワイヤ32と、回転・昇降可能な単結晶保持部材81と、概ね楔状の単結晶挟持部材91とを、単結晶引上げ通路内の適所に設け、単結晶引上げ用ワイヤ32は、単結晶保持部材81と一体的に回転・昇降可能とし、単結晶挟持部材91は、引上げ途中の単結晶外周面と単結晶保持部材81との間隙に圧入可能としたことを特徴とする。
【0016】
この成長装置では、以下のものが好ましい(図1および図3〜6を参照)。
すなわち、メインチャンバーに収納したルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつプルチャンバーに向けて引き上げることにより単結晶を成長させ、成長終了後の単結晶を前記プルチャンバーから回収するようにした単結晶の成長装置において、種結晶Csを介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ機構30と、単結晶の外周面を挟持した状態でこれを上昇させる単結晶保持機構70とを備えてなり、該単結晶保持機構70には、内周面を単結晶の引上げ中心軸と同心状、かつ倒立円錐台状に形成した貫通孔85を有する単結晶保持部材81と、該保持部材81を昇降させる昇降機構40と、単結晶の外周面を挟持するための単結晶挟持部材91と、該挟持部材91を保持部材81の貫通孔85内で下降させる下降機構70aとを設け、前記挟持部材91では複数のセグメント92を組み合わせて構成することにより、概ね円筒状の内孔94と、保持部材81の貫通孔85内周面と合致する外周面とを形成し、該挟持部材91を、保持部材81の貫通孔85に挿入配備するか、または保持部材81の直上に同心状に設けたことを特徴とする単結晶の成長装置が望ましい。
【0017】
本発明装置による単結晶挟持力は、単結晶に対する挟持部材91の圧接力(把持力)と、挟持部材91・単結晶間の摩擦力とで決まる。前記圧接力は、単結晶外周面と単結晶保持部材81との間隙への圧入に基づく、挟持部材91における単結晶挟持部の内径縮小(挟持部材91を構成するセグメント92同士の接近)とともに増大する。
したがって、挟持部材91の単結晶挟持面(内孔94の内周面)の摩擦係数を高めるために、該挟持面に凹凸部93(図6参照)を形成したり、該挟持面に摩擦係数増大用の表面処理を施したりすることが好ましい。また、前記圧入の円滑化のために、挟持部材91として外周面が保持部材81の倒立円錐台状内周面と合致するものを設けるとともに、これら外周面および内周面を平滑面にしたり、これら外周面および内周面に摩擦係数低下用の表面処理を施したりすることが望ましい。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳述する。
実施例1
図1は単結晶成長装置の要部縦断面図である。図2は図1の一部正面図であって、メインチャンバー10の上部までを示したものである。図3は単結晶保持部材の平面図、図4は図3のA−A線断面図である。図5は単結晶挟持部材の平面図、図6は図5のB−B線断面図である。
【0019】
図1,2に示す単結晶成長装置では大別して、ルツボ等を収納するメインチャンバー10と、上下方向に伸縮自在なプルチャンバー20と、種結晶Csを介して単結晶Cを回転させつつ引き上げる単結晶引上げ機構30と、回転駆動機構50および昇降機構40により単結晶Cを回転させつつ上昇させる単結晶保持機構70とを配備する。単結晶引上げ機構30は、従来CZ法による単結晶成長装置に設けられているものと同じく、下端部に種結晶保持具33を取り付けたワイヤ32を回転させながら引き上げるものとする。以下、それぞれの構成要素について、詳細に説明する。
【0020】
メインチャンバー10と、これの上方にアイソレーションバルブ11を介して接続した、蛇腹体21からなるプルチャンバー20とを設ける。メインチャンバー10および、その内部の構造は従来公知のものと同様とする。すなわちメインチャンバー10内に、駆動機構により回転・昇降可能なルツボ、該ルツボの周りに配備したヒータ等を収納し、メインチャンバー10の底部を真空ポンプに連絡する。なお、上記ルツボ等は図1,2では省略してある。
アイソレーションバルブ11の構造も従来公知のもので、シャッター(図略)の回動操作により、メインチャンバー10・プルチャンバー20間を連通させ、または気密下に仕切るためのものである。蛇腹体21は、金属製で伸縮自在のものとする。
【0021】
つぎに、主として前記昇降機構40の構成について説明する。
アイソレーションバルブ11の上方にフランジ12を水平方向に設ける。このフランジ12の延設部上に棒状のガイド軸41、ねじ軸42およびモータ43を設ける。ガイド軸41および、ねじ軸42は鉛直方向に設け、ねじ軸42の下端部にギヤ44を固着する。モータ43のモータ軸にギヤ45を固着し、これをギヤ44に噛合させる。フランジ12の上方にリング状の板体からなるスライダ46を、フランジ12と真正面に対向させ、水平方向に維持した状態で昇降できるように設ける。すなわち、スライダ46の延設部にボールねじ47と円筒状部材48とを固着し、ボールねじ47をねじ軸42に螺合させるとともに、円筒状部材48にガイド軸41を挿入・摺接させる。蛇腹体21は、スライダ46の下面に固着した上側フランジ13と、フランジ12の上面に固着した下側フランジ14との間に気密に設け、さらに上側フランジ13に対して着脱自在とする。
【0022】
つぎに、主として前記回転駆動機構50の構成について説明する。
スライダ46の上方に、プーリ52を同心状に取り付けた円筒状の支持部材51を、軸受ケース53および軸受・磁気シール54を介して取り付ける。支持部材51の適所にガス供給口を設け、これをアルゴン等の不活性ガスの供給源および、真空ポンプに連絡する(図略)。スライダ46上にモータ55により回転可能なプーリ56を設け、このプーリ56と前記プーリ52との間にベルト57を掛装する。支持部材51の上端部に密閉構造のボックス61を固着する。したがって、ボックス61および支持部材51は、モータ55によりスライダ46に対し一体的に回転可能であり、かつボックス61、支持部材51およびスライダ46は、メインチャンバー10に対して一体的に昇降可能である。
このようにしてモータ43、ねじ軸42、ガイド軸41等によりボックス61、支持部材51およびスライダ46の昇降機構40が構成される。また、モータ55、プーリ52,56、ベルト57によりボックス61および支持部材51の回転駆動機構50が構成される。
【0023】
ボックス61内には、正逆転モータ(図略)により回転可能なワイヤ巻き取りドラムとガイドローラとの組合わせからなり、ワイヤの巻取り・繰出しが可能なワイヤ巻取り部を3基配備する。前記3台のモータはボックス61外に設け、モータ軸のうちボックス61外壁を貫通する部分は、図略の軸受および磁気シールにより支持する。さらにボックス61内は、アルゴン等の不活性ガスの供給源および、真空ポンプに連絡する(図略)。
【0024】
ワイヤ巻取り部31は、従来CZ法による単結晶成長装置に設けられているものと同じく、下端部に種結晶保持具33を取り付けたワイヤ32を回転させながら引き上げるものである。2基のワイヤ巻取り部71,71は、それぞれ単結晶挟持用のセグメント92,92をワイヤ72の引上げにより、単結晶保持部材81内で下降させるためのものである。図1において34および73は巻取りドラム、35および74はガイドローラである。
【0025】
巻き取りドラム73からのワイヤ72の下方側端部を、単結晶挟持部材91を構成する前記セグメント92の下端面に固定する(後記説明を参照)。前記3本のワイヤ32,72,72は、ボックス61の底壁61aを貫通させ、該貫通部分は気密状態に維持するとともに磁気シールする。前記単結晶保持部材81および単結晶挟持部材91の構造については後述する。
【0026】
つぎに、主として前記単結晶保持機構70の構成について説明する。
支持部材51に、互いに連結・分離可能な上側支柱75aと下側支柱75bとからなる板状の支柱75を、上側支柱75aを介して鉛直方向に固着する。支柱75と同一構造・寸法の支柱76を同様に支持部材51に固着し、支柱75,76を、種結晶保持具33を垂下するワイヤ32に関して対称的に、かつ互いに真正面に対向させて設ける。76aは上側支柱、76bは下側支柱である。
【0027】
図1、図3および図4に示すように下側支柱75b,76bにそれぞれ保持片82,82を固着して前記単結晶保持部材81を構成する。この場合、これらの保持片をボルト83の螺合により互いに着脱自在に結合することによって、滑らかな倒立直円錐台状の内周面84を有する貫通孔85を形成する。この貫通孔85の中心は、種結晶保持具33の中心とほぼ一致させる。保持片82の所定位置にワイヤ72の挿通孔82aを形成し、これらのワイヤをガイドローラ74から鉛直方向に挿通できるようにする。また、保持片82の底面側の適所にガイドローラ86を設ける。
【0028】
図1、図5および図6に示すように、セグメント92,92の組合わせにより前記単結晶挟持部材91を構成する。上記セグメントは、円形貫通孔を同心状に形成した倒立直円錐台状の部材を左右に2等分した形態に近いものとする。これらのセグメントの内面には、凹凸が縦方向に順番に繰り返される波状の凹凸部93を形成することが好ましく、これにより単結晶の挟持力が増大する。これらのセグメントの保持片82と対向する倒立円錐台状の周面は、これら保持片82の倒立円錐台状内周面と合致させる。すなわち、挟持部材91の外周面を保持部材81の内周面と一致させる。
【0029】
セグメント92を保持部材81の貫通孔85に、図1に示す態様で挿入する。そしてワイヤ72を、それぞれ保持片82に形成した挿通孔82aに挿通してガイドローラ86に掛装し、その端部をそれぞれセグメント92の下端面に固着することにより、ワイヤ72をセグメント92からワイヤ巻取り部71に向かってユー・ターンさせる。
このようにして挟持部材91、保持部材81、支柱75,76、ワイヤ巻取り部71等により単結晶保持機構70が構成され、ワイヤ巻取り部71およびワイヤ72によって挟持部材91の下降機構70aが構成される。
【0030】
セグメント92,92間に形成されるほぼ円形の貫通孔94(挟持部材91の内孔)の直径は、引き上げるべき単結晶のうち被挟持部分の直径よりも若干大きめに設定する。したがって、図6に示すように単結晶Cでは、ネック部(図略)と直胴部Caとの間に、直径がネック部より大きく直胴部Caに比べてかなり小さい小径部Cbを成長させ、該小径部を挟持部材91で保持することが好ましい。こうすることで、直胴部Caを保持する場合に比べて、挟持部材91の内孔94の直径を小さく設定することができるので、単結晶保持機構70の横方向の寸法を著しく小さくすることが可能になる。
【0031】
セグメント92は上方から支持されていないため、これらが内孔94の中心側に傾倒することがある。この場合、セグメント92を図1に示す態様で保持部材81と単結晶Cとの間隙を円滑に下降させることができなくなる恐れがある。そこで、図6に示すように、挟持部材91の内孔94に鍔付き単管95の単管部95aを挿入することにより、鍔付き単管95をセグメント92,92上に載せ、単管部95aの外周面によりセグメントの傾倒を抑制することが好ましい。なお、内孔94の直径は、後述するように単結晶保持操作時に漸減するので、単管部95aの外径よりも若干大きめにしておく必要がある。
【0032】
単結晶保持機構70は、支持部材51で支持されているから、回転駆動機構50によってボックス61と一体的に回転・昇降可能、かつ昇降機構40によりボックス61と一体的に昇降可能である。さらに、蛇腹体21がスライダ46の昇降に追従して伸縮することで、プルチャンバー20の長さが変化する。
【0033】
つぎに図1、図7および図8をもとに、上記装置による単結晶成長方法の一例について説明する。
単結晶引上げ機構30、昇降機構40、回転駆動機構50、単結晶保持機構70、挟持部材の下降機構70aなど、成長装置の各構成部分を所定の状態に設定し、メインチャンバー10内、プルチャンバー20内およびボックス61内を減圧状態の不活性ガス雰囲気に置換・維持する。
【0034】
図7に示すように、ルツボ(図略)内に半導体材料の原料融液Mを蓄溜し、種結晶保持具33に取り付けた種結晶Csを原料融液Mに接触させ、ルツボを回転させるとともに、単結晶引上げ機構30により種結晶Csを、ルツボと逆向きに回転させつつ引き上げる。これにより図7に示すようにネック部Cn、小径部Cb、直胴部Caの順に成長させる。単結晶Cの引上げは、ワイヤ巻取り部31でワイヤ32を巻き上げることにより行い、単結晶Cの回転は、回転駆動機構50でボックス61を回転させて行う。上記引上げ工程では、スライダ46の高さ(したがってボックス61の高さ)を一定に維持する。小径部Cbの直径は、挟持部材91の内孔94の径より若干小さく設定する。この直径設定は、種結晶Csの引上げ速度を制御して行う。
以上は、単結晶成長工程の第1段階である。
【0035】
つぎに、単結晶成長工程の第2段階を実行する。
ボックス61の回転を継続しながら、ワイヤ32の巻上げ速度を次第に低下させる一方、ボックス61の上昇を開始して上昇速度を次第に高くし、最終的にワイヤ32の巻上げを停止する。この間において、ボックス61の回転速度を上記第1段階における直胴部成長時と同一に維持するとともに、ワイヤ巻上げ速度の低下量とボックス上昇速度の増大量とを等しくすることにより、単結晶引上げ速度を上記第1段階と等しくする。したがって、ワイヤ32の巻上げ停止時点において、ワイヤ32はボックス61と一体的に(すなわち、保持部材81と同一速度で)上昇することになる。
また、上記第1段階および第2段階において、ワイヤ32の回転速度と保持部材81の回転速度とが等しいこと、したがって単結晶Cと保持部材81との間に相対的回転がないことは、上記説明で明らかである。
【0036】
つぎに、単結晶成長工程の第3段階を実行する。
成長操作を継続して図8に示すように、小径部Cbを挟持部材91の内孔94に挿入した後、ワイヤ巻取り部71の巻取りドラム73を作動させてワイヤ72を引き上げることにより、挟持部材91を適宜量下降させて保持部材81・小径部Cb間の間隙に圧入する。ついで、ワイヤ32を適宜量弛ませ、単結晶Cの自重によって挟持部材91を単結晶Cと一体的に更に下降させて、保持部材81内での挟持部材91による単結晶の挟持力を増大させる。
【0037】
ついで、単結晶引上げ機構30の作動によりワイヤ32の張力を適宜値に維持しながら、回転駆動機構50、昇降機構40を並行運転して単結晶の成長操作を継続する。この場合、単結晶の回転数は回転駆動機構50により設定することができ、引上げ速度は昇降機構40のねじ軸42の回転数により調整することができる。また、ワイヤ巻取り部31および71は、ボックス61の回転により一体的に回転するから、ワイヤ32の回転数と72のそれとは同一となる。ワイヤ32を適宜量だけ更に弛ませれば、単結晶の全重量が単結晶保持機構70により負担される。
【0038】
単結晶の成長が終了したら装置全体を常温まで放冷し、装置内を大気雰囲気に戻し、アイソレーションバルブ11を閉めた後、蛇腹体21を上側フランジ13から取り外す。蛇腹体21は、自重により下側フランジ14上に畳まれプルチャンバー20が全面的に開放される。単結晶Cを適宜手段で保持した状態で、保持片82,82同士を結合するボルト83を取り外し、下側支柱75b,76bをそれぞれ上側支柱75a,76aから分離した後、保持片82,82を図3の左右方向に分離することにより単結晶Cを回収する。
次回の単結晶成長操作に際しては、あらかじめスライダ46を所定高さまで下降させた後、単結晶引上げ機構30のワイヤ32を適宜位置まで下降させる。
【0039】
実施例2
図9は、単結晶成長装置の要部縦断面図、図10は、この成長装置に設けた環状部材96の斜視図である。図11は、環状部材96と単結晶挟持部材91との関係を示す平面図である。この成長装置は、実施例1における下降機構70aを改変したもので、その他の構成要素の構造および、その配備態様は実施例1と同一である。
【0040】
実施例1(図5,6参照)では、2つのセグメント92,92を真正面に対向させることで挟持部材91を構成したが、図11に示すように、挟持部材91を3つ以上のセグメント92により構成することがより好ましい。その理由は、単結晶保持部材81と単結晶外周面との間隙への、セグメント圧入操作が円滑になるうえ、単結晶外周面をより均等に挟持することができるからである。図11に示す挟持部材91は、同一形状・寸法の5つのセグメントで構成してあり、これらのセグメントは、円形貫通孔を同心状に形成した倒立直円錐台状の部材を円周方向に5等分した形態に近いものとなっている。
【0041】
このような挟持部材91において、図1と同じ要領で、それぞれのセグメント92にワイヤを1本ずつ繋げると、単結晶引上げ用のワイヤ巻取り部の他に、セグメント降下用のワイヤ巻取り部が5基必要になり、装置構造が複雑となる。そこで、図10に示す環状部材96を介して挟持部材91を下降させるようにした下降機構70bを設けることが望ましい。
【0042】
すなわち、構造が前記ボックス内61と同様のボックス内にセグメント下降用のワイヤ巻取り部を3基、単結晶引上げ機構30のワイヤ巻取り部の周りにほぼ等角度ピッチで配備する(図略)。また図9,10に示すように、これら3基のワイヤ巻取り部からそれぞれ1本ずつ垂下したワイヤ92aにより環体部材96を水平方向に、かつ保持部材81、挟持部材91のいずれよりも上方に設ける。さらに、各セグメント92の下端部と環状部材96とをワイヤ92bで繋げる。なお、ワイヤ92aを2本にすることも可能であり、この場合には、セグメント下降用のワイヤ巻取り部を2基、単結晶引上げ機構30のワイヤ巻取り部を中心に対称的に配備すればよい。
【0043】
実施例3
図12は、単結晶成長装置の要部縦断面図である。この成長装置は、実施例1における下降機構70aを改変し、セグメント92をワイヤで垂下保持するようにしたものであり、その他の構成要素の構造および、その配備態様は実施例1と同一である。
【0044】
この成長装置では、実施例1と同じく単結晶挟持部材91を2つのグメント92,92で構成する(図5,6参照)。また、図1のボックス61と同様構造のボックスには、単結晶引上げ機構30のワイヤ巻取り部の他に、ワイヤの巻取り・繰出しが可能なセグメント引上げ用のワイヤ巻取り部を2基配備し(図略)、これらのワイヤ巻取り部からワイヤ92cを垂下し、その下端部をセグメント92の上端部に繋げる。
【0045】
この装置で単結晶成長操作を行う場合、ワイヤ92cの張力を適宜値に維持することで常時、セグメント92を鉛直方向に維持することができるので、実施例1における鍔付き単管95を省略することができる。また、セグメント92による単結晶小径部Cbの挟持に際しては、セグメント92を保持部材81の上方に待機させ、小径部Cbが保持部材81の貫通孔85に挿入された後にセグメントを下降させてもよいし、あらじめセグメント92の下半部を保持部材81の貫通孔85に挿入しておき、小径部Cbがセグメント92の内孔94に挿入されてから、セグメント92を下降させることもできる。
【0046】
この装置では、小径部Cbの長さを十分長くし、成長終了後の単結晶の下部を適宜手段で保持しながら、ワイヤ92cの引上げによりセグメント92を保持部材81から抜き出して、その上方に移動させ、ついで手作業でセグメント92を小径部Cbから開放することにより、単結晶を簡単に回収することができる。この場合には、実施例1と違って保持部材81および支柱75,76を分解しないですむという利点もある。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係る単結晶成長方法・装置では、ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げる単結晶の成長技術において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ用ワイヤで構成された単結晶引上げ機構と、回転及び昇降が可能な単結晶保持部材と、概ね楔状の単結晶挟持部材とを、単結晶成長装置の上方に設け、成長工程の前半では、前記単結晶引上げ機構により単結晶の成長を行い、成長工程の後半では、前記単結晶挟持部材を単結晶保持部材に圧入して単結晶を挟圧保持した状態で、前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長を行うように構成したので、大口径・高重量の単結晶を確実・安定して保持することができ、安全度の高い引上げ操作が可能になるうえ、単結晶を無転位で引き上げることができる。また、従来方法と違って単結晶に「くびれ部」等を形成する必要がなくなるので、単結晶成長条件の設定が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単結晶成長装置の実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1の一部正面図であって、メインチャンバーの上部までを示したものである。
【図3】図1装置を構成する単結晶保持部材の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図1装置に設けた単結晶挟持部材の平面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図1装置による単結晶成長方法の実施例に係るもので、単結晶の小径部が単結晶保持部材より下方に位置しているときの状態を示す縦断面図である。
【図8】図1装置による単結晶成長方法の実施例に係るもので、単結晶保持部材による単結晶保持を開始したときの状態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係る単結晶成長装置の別の実施例を示す要部縦断面図である。
【図10】図9装置に設けた環状部材の斜視図である。
【図11】図9装置に設けた環状部材と単結晶挟持部材との関係を示す平面図である。
【図12】本発明に係る単結晶成長装置の更に別の実施例を示す要部縦断面図である。
【図13】チョクラルスキー法による単結晶成長方法を示す説明図である。
【図14】従来の単結晶保持機構の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 メインチャンバー
11 アイソレーションバルブ
12 フランジ
13 上側フランジ
14 下側フランジ
20 プルチャンバー
21 蛇腹体
30 単結晶引上げ機構
31 ワイヤ巻取り部
32 ワイヤ
33 種結晶保持具
34 巻取りドラム
35 ガイドローラ
40 昇降機構
41 ガイド軸
42 ねじ軸
43 モータ
44,45 ギヤ
46 スライダ
47 ボールねじ
48 円筒状部材
50 回転駆動機構
51 支持部材
52 プーリ
53 軸受ケース
54 軸受・磁気シール
55 モータ
56 プーリ
57 ベルト
61 ボックス
61a 底壁
70 単結晶保持機構
70a,70b 下降機構
71 ワイヤ巻取り部
72 ワイヤ
73 巻取りドラム
74 ガイドローラ
75,76 支柱
75a,76a 上側支柱
75b,76b 下側支柱
81 単結晶保持部材
82 保持片
82a 挿通孔
83 ボルト
84 内周面
85 貫通孔
86 ガイドローラ
91 単結晶挟持部材
92 セグメント
92a〜92c ワイヤ
93 凹凸部
94 貫通孔(挟持部材91の内孔)
95 鍔付き単管
95a 単管部
96 環状部材

Claims (7)

  1. ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げる単結晶の成長方法において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ用ワイヤで構成された単結晶引上げ機構と、回転及び昇降が可能な単結晶保持部材と、概ね楔状の単結晶挟持部材とを、単結晶成長装置の上方に設け、成長工程の前半では、前記単結晶引上げ機構により単結晶の成長を行い、成長工程の後半では、前記単結晶挟持部材を単結晶保持部材に圧入して単結晶を挟圧保持した状態で、前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長を行うことを特徴とする単結晶の成長方法。
  2. ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げる単結晶の成長方法において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ用ワイヤで構成された単結晶引上げ機構と、回転及び昇降が可能な単結晶保持部材と、概ね楔状の単結晶挟持部材とを、単結晶成長装置の上方に設け、成長工程の第1段階では、前記単結晶引上げ機構により単結晶の成長を行い、成長工程の第2段階では、前記単結晶引上げ機構による単結晶の成長から前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長へ少しずつ完全に移行し、成長工程の第3段階では、前記単結晶挟持部材を単結晶保持部材に少しずつ圧入して単結晶を挟圧保持した状態に至らせながら、前記単結晶保持部材の自転及び上昇による単結晶の成長を行うことを特徴とする単結晶の成長方法。
  3. 単結晶のネック部と直胴部との間に、直径がネック部より大きく直胴部より小さい小径部を成長させ、該小径部を前記単結晶保持部材で保持することを特徴とする請求項1または2に記載の単結晶の成長方法。
  4. ルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつ引き上げる単結晶の成長装置において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ機構を構成する単結晶引上げ用ワイヤと、回転・昇降可能な単結晶保持部材と、概ね楔状の単結晶挟持部材とを、単結晶引上げ通路内の適所に設け、前記単結晶引上げ用ワイヤと単結晶保持部材とは一体的に回転・昇降可能とし、前記単結晶挟持部材は、引上げ途中の単結晶外周面と前記単結晶保持部材との間隙に圧入可能としたことを特徴とする単結晶の成長装置。
  5. メインチャンバーに収納したルツボ内の原料融液に種結晶を接触させ、該種結晶を回転させつつプルチャンバーに向けて引き上げることにより単結晶を成長させ、成長終了後の単結晶を前記プルチャンバーから回収するようにした単結晶の成長装置において、種結晶を介して単結晶を回転させつつ引き上げる単結晶引上げ機構と、単結晶の外周面を挟持した状態でこれを上昇させる単結晶保持機構とを備えてなり、該単結晶保持機構には、内周面を単結晶の引上げ中心軸と同心状、かつ倒立円錐台状に形成した貫通孔を有する単結晶保持部材と、該保持部材を昇降させる昇降機構と、単結晶の外周面を挟持するための単結晶挟持部材と、該挟持部材を前記保持部材の貫通孔内で下降させる下降機構とを設け、該挟持部材は複数のセグメントを組み合わせて構成することにより、概ね円筒状の内孔と、前記保持部材の貫通孔内周面と合致する外周面とを有するものとするとともに、該挟持部材を、前記保持部材の貫通孔に挿入配備するか、または該保持部材の直上に同心状に設けたことを特徴とする請求項4に記載の単結晶の成長装置。
  6. 前記単結晶引上げ機構および前記挟持部材の下降機構を、前記保持部材と一体的に前記昇降機構により昇降可能となすとともに、これら単結晶引上げ機構、挟持部材の下降機構および保持部材を回転駆動機構により一体的に、かつ単結晶の引上げ中心軸を中心に回転可能としたことを特徴とする請求項5に記載の単結晶の成長装置。
  7. 前記単結晶引上げ機構および前記挟持部材の下降機構は、ワイヤの巻取り・繰出しが可能であって、ワイヤの巻取りによりそれぞれ単結晶の引上げ、挟持部材の下降操作を行うものであることを特徴とする請求項6に記載の単結晶の成長装置。
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