JPH0519315U - 衣 服 - Google Patents

衣 服

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Publication number
JPH0519315U
JPH0519315U JP7337291U JP7337291U JPH0519315U JP H0519315 U JPH0519315 U JP H0519315U JP 7337291 U JP7337291 U JP 7337291U JP 7337291 U JP7337291 U JP 7337291U JP H0519315 U JPH0519315 U JP H0519315U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal material
vapor
deposited
coating surface
transfer coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP7337291U
Other languages
English (en)
Inventor
哲郎 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIDAIKI CO., LTD.
Original Assignee
NIDAIKI CO., LTD.
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Filing date
Publication date
Application filed by NIDAIKI CO., LTD. filed Critical NIDAIKI CO., LTD.
Priority to JP7337291U priority Critical patent/JPH0519315U/ja
Publication of JPH0519315U publication Critical patent/JPH0519315U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、例えばアルミニウム、ニッケル、
銅、金又は銀から金属素材を少なくとも片面に全面的に
有する衣服を、保温性及び通気性を良好にし且つ安価に
提供することである。 【構成】 本考案は、少なくとも片面に金属素材を蒸着
手段又は転写手段により金属素材の蒸着又は転写被膜面
が形成され、その金属素材の蒸着又は転写被膜面に数ミ
クロン単位の透孔を無数に形成することで通気性の良好
な複合生地素材とし、その複合生地素材を使用して前記
蒸着又は転写被膜面が内側又は外側の何れにも位置でき
るように縫製した衣服である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、少なくとも片面に通気性を有する金属素材の蒸着又は転写被膜面を 形成した複合生地を用いた衣服に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の金属素材の薄膜を蒸着又は転写した生地としては、例えば実 開昭62−63133号公報に開示されたものが従来例として周知である。この 従来例においては、その生地を衣服として利用することが開示されているが、生 地自体に対する通気性の付与は、熱針の突き刺し工程によって0.1mm の微孔を1 cm2 中に100個穿けたものであり、突き刺しによる微孔の形成は、金属薄膜が 微孔の周縁に沿って内側にめくれるようになり、生地の繊維を押し退けて個々に 独立した孔になる。そして、その微孔は表面から点在していることが簡単に目視 できるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の目視できる微孔を穿けた生地を用いて衣服を縫製した場合に、金属素材 の薄膜面が表面に位置しているときには、微孔が目視できて仮に不揃いに形成さ れていると体裁が悪く、商品価値が低下すると言う問題点を有し、又金属素材の 薄膜面が内側に位置していると、繊維を押し退けて独立した微孔になっているこ とから、汗をかいたときに繊維に吸収されず微孔が水滴によって塞がれ、通気性 が失われると言う問題点を有している。 従って、前記従来例の生地を用いて衣服を縫製したにしても、商品価値の低下 並びに両面着用、特に薄膜面が内側に位置したときの通気性に解決しなければな らない課題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案は、少なくとも片面に金 属素材の蒸着又は転写被膜面を施した複合生地素材を使用し、前記金属素材の蒸 着又は転写被膜面に数ミクロン単位の透孔を無数に設けて通気性を付与し、その 金属素材の蒸着又は転写被膜面が内側又は外側の何れにも反転して着用できるよ うにしたことを特徴とする衣服を提供するものであり、又前記金属素材の蒸着又 は転写被膜面側に別の生地を重ねて縫着して衣服を形成するものである。そして 、前記金属素材がアルミニウム、ニッケル、銅、金又は銀から適宜選択されるも のである。
【0005】
【作用】
適宜の生地の少なくとも片面に金属素材を蒸着又は転写手段により金属素材の 被膜面が形成され、その金属素材の蒸着又は転写被膜面を例えばスクライビング 手段により加工することで数ミクロンの透孔を無数に形成して通気性を付与し、 その生地を使用して前記蒸着又は転写被膜面が内側又は外側の何れにも位置でき るように衣服を縫製する。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例により更に詳しく説明すると、図1は衣服に使用 される生地を示すもので、1は適宜の生地であり、該生地の片面に金属素材を蒸 着して金属素材の蒸着被膜面を形成するか、又は予め適宜の台紙上に薄膜状に形 成したものを熱転写して転写被膜面2を形成した複合生地素材とする。そして、 この金属素材の蒸着又は転写被膜面2を、例えばブラシを用いたスクライビング 手段により数ミクロン単位の無数の透孔を形成して通気性を付与するか、又は金 属素材を数ミクロンの粉末にし、それを生地に蒸着して粉末の隙間が透孔になる ようにしたり、台紙に粉末の被膜を形成し、それを生地に転写して粉末の間隙が 透孔になるようにして通気性を付与するものである。。
【0007】 ここで使用される生地としては、例えば綿織物、合成繊維織物、毛織物又は毛 皮であっても良い。そして、真空蒸着される金属素材は、例えばアルミニウム、 ニッケル、銅、金又は銀等である。
【0008】 このように金属素材の蒸着又は転写被膜面2を有し且つ通気性を付与した複合 生地素材1を用いて、図2に示した第1実施例のように、例えば内側に前記金属 素材の蒸着又は転写被膜面2が位置するようにし、且つ縫い代は2重に内側に折 り込んで所要の衣服3を縫製する。この衣服3を裏返して着用すれば前記蒸着又 は転写被膜面2が外側に位置するようになり、縫い代も単に切っ離しのものと違 って2重になっているので体裁も良いものとなる。
【0009】 前記第1実施例の場合には、衣服3を反転させて着用すれば、金属素材の蒸着 又は転写被膜面2が内側又は外側に位置するものであるが、金属素材の蒸着又は 転写被膜面2が内側に位置するときには、肌ざわり等を考慮して下着を付けた方 が好ましい。
【0010】 図3に示した第2実施例においては、前記生地の金属素材の蒸着又は転写被膜 面2側に他の生地4を重ねて袋状に縫着して衣服3aを形成したものである。こ の場合に使用される他の生地とは、例えば綿織物、合成繊維織物などで肌ざわり の良いもの、又は毛織物若しくは毛皮であっても良い。重ねて縫着する生地が毛 織物又は毛皮の場合は、被膜面2を外側にして着用した方が良い。
【0011】 いずれにしても、生地素材に対し数ミクロンの透孔を有する通気性の良好な金 属素材の蒸着又は転写被膜面2を形成することで、衣服として着用したときにそ の蒸着又は転写被膜面2の存在により、体内から発せられる遠赤外線を反射して 保温性が著しく向上し、所謂薄着ができるメリットがあるばかりでなく、通気性 が良好であることから蒸れる虞がない。
【0012】 又、数ミクロンの無数の透孔を有する蒸着又は転写被膜面2を外側にして着用 しても、外見的に従来の目視できる突き刺し微孔と違って体裁が良く、しかも従 来のものよりも軽量であって着用が楽になると言うメリットもある。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にかかる衣服は、少なくとも片面に金属素材の蒸着 又は転写被膜面を施した生地素材を使用し、前記金属素材の蒸着又は転写被膜面 に数ミクロン単位の透孔を無数に設けて通気性を付与し、その金属素材の蒸着又 は転写被膜面が内側又は外側の何れにも反転して着用できるように構成したこと により、特に金属素材の蒸着又は転写被膜面に数ミクロン単位の透孔を無数に設 けて通気性を付与したことで、着用時に汗ばんでも透孔が水滴によって塞がれる ことなく、気持ち良く着用できると共に、保温性が向上し著しく薄手の生地を使 用することができ、それによって軽量で着用性が良好になると言う優れた効果を 奏する。
【0014】 又、使用される生地が金属素材の蒸着又は転写手段によりキラキラの蒸着又は 転写被膜面を有する複合生地素材であり、その複合生地素材の生産性が向上して 安価に提供でき、それに伴って縫製される衣服を安価に提供できると言う優れた 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衣服に使用される生地素材の一部を示
す斜視図である。
【図2】本考案に係る第1実施例の衣服を示す正面図で
ある。
【図3】本考案に係る第2実施例の衣服の一部を切り開
いて示す正面図である。
【符号の説明】
1 生地素材 2 金属素材の蒸着又は転写被膜面 3 衣服

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に金属素材の蒸着又は転
    写被膜面を施した複合生地素材を使用し、前記金属素材
    の蒸着又は転写被膜面に数ミクロン単位の透孔を無数に
    設けて通気性を付与し、その金属素材の蒸着又は転写被
    膜面が内側又は外側の何れにも反転して着用できるよう
    にしたことを特徴とする衣服。
  2. 【請求項2】 金属素材の蒸着又は転写被膜面側に別の
    生地を重ねて縫着した請求項1に記載の衣服。
  3. 【請求項3】 金属素材がアルミニウム、ニッケル、
    銅、金又は銀である請求項1又は2に記載の衣服。
JP7337291U 1991-08-21 1991-08-21 衣 服 Pending JPH0519315U (ja)

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JP7337291U JPH0519315U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 衣 服

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526008A (ja) * 2009-05-07 2012-10-25 コロンビア・スポーツウェア・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド パターン化された熱管理材料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526008A (ja) * 2009-05-07 2012-10-25 コロンビア・スポーツウェア・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド パターン化された熱管理材料
JP2017043880A (ja) * 2009-05-07 2017-03-02 コロンビア・スポーツウェア・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド パターン化された熱管理材料

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