JPH0417532Y2 -

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【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案は、和装用帯に係る。

「従来の技術」従来袋帯はその構成及使用上装飾性に乏しいも
のであつた。

「考案が解決しようとする問題点」本考案はこれに対し装飾性を付与して使用上興
趣ある袋帯を構成しようとするものである。

「問題を解決するための手段」本考案は、袋帯体手先部における表布１の裏面
に裏布２を配して両布１，２の側縁を縫着して手
先部ａを形成し、同手先部における裏布３の裏面
に表布４を配して両布３，４の側縁を縫着し飾羽
用手先部ｂを形成して開口状の手先ｃを形成した
ものである。

図中、５，５′，５″は縫着部を示す。又表布
１，４は模様付を可とする。

「作用」上記の構造よりなる本考案は、常法に従つて装
着し手先部ａを太鼓内に収容し飾羽用手先部ｂを
外部（上方又は側方等）に引出して適宜飾羽を形
成するものである（第３図及第４図）。

即ち手先ｃは両手先部ａ，ｂが開口状に形成さ
れているため、一方の手先部ａは太鼓内にあつて
太鼓の形体を保持すると共に他方の手先部ｂは装
飾性を付与する。

「考案の効果」従つて、よく装飾的効果を発揮しえた袋帯を構
成しえた便益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は同上Ａ−Ｂ線の断面
図、第３図及第４図は使用状態を示す見取図であ
る。１，４……表布、２，３……裏布、ａ……手先
部、ｂ……飾羽用手先部、ｃ……開口状の手先。

【実用新案登録請求の範囲】

袋帯体手先部における表布１の裏面に裏布２を
配して両布１，２の側縁を縫着して手先部ａを形
成し、同手先部における裏布３の裏面に表布４を
配して両布３，４の側縁を縫着し飾羽用手先部ｂ
を形成して開口状の手先ｃを形成した袋帯。