JPH0519294Y2 - - Google Patents
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- JPH0519294Y2 JPH0519294Y2 JP1990088953U JP8895390U JPH0519294Y2 JP H0519294 Y2 JPH0519294 Y2 JP H0519294Y2 JP 1990088953 U JP1990088953 U JP 1990088953U JP 8895390 U JP8895390 U JP 8895390U JP H0519294 Y2 JPH0519294 Y2 JP H0519294Y2
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- locking
- pad
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- locking protrusion
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Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野
本考案は、自動二輪車や競技用自動車の乗員等
が使用するヘルメツトにおいて、帽体の内壁に内
装パツドを着脱可能に取付けるための内装パツド
取付構造に関する。
が使用するヘルメツトにおいて、帽体の内壁に内
装パツドを着脱可能に取付けるための内装パツド
取付構造に関する。
(2) 従来の技術
内装パツドを帽体に着脱可能に取付けたヘルメ
ツトは、例えば実開昭62−70130号公報に開示さ
れているように既に知られている。
ツトは、例えば実開昭62−70130号公報に開示さ
れているように既に知られている。
(3) 考案が解決しようとする課題
この種のヘルメツトでは、内装パツドが汚れた
場合に、これを帽体から外して容易に洗濯し得る
ので、便利であり、また衛生的である。
場合に、これを帽体から外して容易に洗濯し得る
ので、便利であり、また衛生的である。
ところで、従来のヘルメツトでは、帽体に内装
パツドを着脱可能に取付ける手段として面フアス
ナが広く用いられている。
パツドを着脱可能に取付ける手段として面フアス
ナが広く用いられている。
しかしながら、面フアスナは、帽体および内装
パツド相互の接続位置を規制する機能を備えてい
ないから、内装パツドの取付時には、その取付位
置の決定を目測に頼つており、このためその取付
位置にずれを生じることがある。
パツド相互の接続位置を規制する機能を備えてい
ないから、内装パツドの取付時には、その取付位
置の決定を目測に頼つており、このためその取付
位置にずれを生じることがある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、帽体への内装パツドの取付けを誰でも容易、
的確に行い得る、ヘルメツトにおける内装パツド
取付構造を提供することを目的とする。
で、帽体への内装パツドの取付けを誰でも容易、
的確に行い得る、ヘルメツトにおける内装パツド
取付構造を提供することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、本考案は、帽体の
内壁に合成樹脂製の支持板を固着し、この支持板
に対面する合成樹脂製の取付板を内装パツドに固
着し、これら支持板及び取付板の一方と他方とに
間隔をあけて並ぶ各一対の係止突子と係止孔とを
それぞれ設け、各係止突子は軸部と、この軸部に
連設された径大頭部を有し、各係止孔は、係止突
子との対応位置に設けられて係止突子の軸部と嵌
合し得る小径孔と、この小径孔より両係止孔の中
央寄りの位置で係止突子の径大頭部が貫通し得る
大径孔と、これら大、小径孔間を連通して係止突
子の軸部の強制的な通過を許容するように小径孔
の直径よりも幅狭に形成された溝とからなること
を特徴とする。
内壁に合成樹脂製の支持板を固着し、この支持板
に対面する合成樹脂製の取付板を内装パツドに固
着し、これら支持板及び取付板の一方と他方とに
間隔をあけて並ぶ各一対の係止突子と係止孔とを
それぞれ設け、各係止突子は軸部と、この軸部に
連設された径大頭部を有し、各係止孔は、係止突
子との対応位置に設けられて係止突子の軸部と嵌
合し得る小径孔と、この小径孔より両係止孔の中
央寄りの位置で係止突子の径大頭部が貫通し得る
大径孔と、これら大、小径孔間を連通して係止突
子の軸部の強制的な通過を許容するように小径孔
の直径よりも幅狭に形成された溝とからなること
を特徴とする。
(2) 作用
上記構成において、内装パツドの取付けに当つ
ては、先ず、一方の係止突子の径大頭部を一方の
係止孔の大径孔に挿通してから、該一方の係止突
子を外方へ移動させ、該一方の係止突子の軸部を
該一方の係止孔の溝に、その縁部を変形させなが
ら強制的に通して小径孔に嵌合させる。次いで取
付板の中央部を撓ませて他方の係止突子の径大頭
部を他方の係止孔の大径孔に挿通し、それから取
付板を原形に伸長させる。すると、取付板の伸長
力で該他方の係止突子の軸部が前記同様に該他方
の係止孔の溝を通過して小径孔に嵌合する。この
ような支持板及び取付板相互の連結により内装パ
ツドは帽体内壁に取付けられ、その取付位置は両
係止突子と両係止孔の大径孔との嵌合により決定
されるので、正確である。
ては、先ず、一方の係止突子の径大頭部を一方の
係止孔の大径孔に挿通してから、該一方の係止突
子を外方へ移動させ、該一方の係止突子の軸部を
該一方の係止孔の溝に、その縁部を変形させなが
ら強制的に通して小径孔に嵌合させる。次いで取
付板の中央部を撓ませて他方の係止突子の径大頭
部を他方の係止孔の大径孔に挿通し、それから取
付板を原形に伸長させる。すると、取付板の伸長
力で該他方の係止突子の軸部が前記同様に該他方
の係止孔の溝を通過して小径孔に嵌合する。この
ような支持板及び取付板相互の連結により内装パ
ツドは帽体内壁に取付けられ、その取付位置は両
係止突子と両係止孔の大径孔との嵌合により決定
されるので、正確である。
また内装パツドの取付状態では、両係止突子の
軸部が両係止孔の小径孔に嵌合して溝により大径
孔側への移動を阻止されているので、内装パツド
の脱落が確実に防止される。
軸部が両係止孔の小径孔に嵌合して溝により大径
孔側への移動を阻止されているので、内装パツド
の脱落が確実に防止される。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
明する。
先ず第1図及び第2図において、ヘルメツト1
の帽体2は、前面の窓孔3直下に顎覆い部2aを
有するフルフエイス型に構成される。この帽体2
には、窓孔3を開閉する透明のシールド板4及び
窓孔3の直上から前方へ張出すバイザ5が着脱可
能に取付けられている。
の帽体2は、前面の窓孔3直下に顎覆い部2aを
有するフルフエイス型に構成される。この帽体2
には、窓孔3を開閉する透明のシールド板4及び
窓孔3の直上から前方へ張出すバイザ5が着脱可
能に取付けられている。
帽体2は、シエル6と、このシエル6の内面に
嵌装される発泡ポリスチレン製の緩衝ライナ7と
から構成される。前記シエル6は、顎覆い部2a
の位置でシエル上部体6aと、シエル下部体6b
とに分割され、この両者はリベツト8により相互
に結着される。シエル上部体6aは繊維強化され
たポリエステル等の熱硬化性合成樹脂から成形さ
れ、シエル下部体6bはABS等の熱可塑性合成
樹脂から射出成形される。このようにシエル6を
上下に分割すると、下部開口部を窄めた形状であ
つても、シエル6を容易に製作することができ
る。
嵌装される発泡ポリスチレン製の緩衝ライナ7と
から構成される。前記シエル6は、顎覆い部2a
の位置でシエル上部体6aと、シエル下部体6b
とに分割され、この両者はリベツト8により相互
に結着される。シエル上部体6aは繊維強化され
たポリエステル等の熱硬化性合成樹脂から成形さ
れ、シエル下部体6bはABS等の熱可塑性合成
樹脂から射出成形される。このようにシエル6を
上下に分割すると、下部開口部を窄めた形状であ
つても、シエル6を容易に製作することができ
る。
シエル上部体6aの左右両側部の内面に顎ベル
ト9の基端がリベツト10により固着される。
ト9の基端がリベツト10により固着される。
緩衝ライナ7は、第4図に示すように、窓孔3
の上縁の延長線に略沿つてライナ上部体7aとラ
イナ下部体7bとに分割され、両者間に小間隙1
1が設けられる。
の上縁の延長線に略沿つてライナ上部体7aとラ
イナ下部体7bとに分割され、両者間に小間隙1
1が設けられる。
またライナ下部体7bの左右両側部には通し孔
19が設けられ、この通し孔19を通して前記顎
ベルト9がライナ内方へ引出される。
19が設けられ、この通し孔19を通して前記顎
ベルト9がライナ内方へ引出される。
再び第1図及び第2図において、緩衝ライナ7
の内面には、ウレタンフオーム等のクツシヨン材
の表面を通気性布で被覆してなる内装パツド12
が配設される。この内装パツド12はライナ上部
体7a内面の天井部を覆う天井パツド13、同内
面の前半周部を覆う前部パツド14、同内面の後
半周部を覆う後部パツド15及び同内面の左右耳
覆い部を覆う一対の側部パツド16,16の5部
分に分割される。これら分割パツド13〜16
は、個別に帽体2に着脱可能に装着されるもの
で、その取付構造を以下に順次説明する。
の内面には、ウレタンフオーム等のクツシヨン材
の表面を通気性布で被覆してなる内装パツド12
が配設される。この内装パツド12はライナ上部
体7a内面の天井部を覆う天井パツド13、同内
面の前半周部を覆う前部パツド14、同内面の後
半周部を覆う後部パツド15及び同内面の左右耳
覆い部を覆う一対の側部パツド16,16の5部
分に分割される。これら分割パツド13〜16
は、個別に帽体2に着脱可能に装着されるもの
で、その取付構造を以下に順次説明する。
先ず、天井パツド13の取付構造を第4図及び
第5図により説明する。天井パツド13は、その
上面に前後方向の帯状取付板17を備えており、
この取付板17に複数の面フアスナ雄体18aが
付設される。これら面フアスナ雄体18aに対応
して、ライナ上部体7aの内面天井部に複数の面
フアスナ雌体18bが付設される。
第5図により説明する。天井パツド13は、その
上面に前後方向の帯状取付板17を備えており、
この取付板17に複数の面フアスナ雄体18aが
付設される。これら面フアスナ雄体18aに対応
して、ライナ上部体7aの内面天井部に複数の面
フアスナ雌体18bが付設される。
而して、上記面フアスナ雄、雌体18a,18
bの接続により、天井パツド13はライナ上部体
7aに取付けられる。
bの接続により、天井パツド13はライナ上部体
7aに取付けられる。
次に前部パツド14の取付構造を第3図、第6
図及び第7図により説明する。
図及び第7図により説明する。
前部パツド14の前縁には、その外方へ水平に
張出す合成樹脂製の帯状取付板20が縫着され
る。この取付板20の上面には径大頭部21aを
有する複数の係止突子21が形成され、またこの
取付板20の中央部から左右に離れた個所にその
前縁から立上がる一対の楔止片22が一体に連設
される。
張出す合成樹脂製の帯状取付板20が縫着され
る。この取付板20の上面には径大頭部21aを
有する複数の係止突子21が形成され、またこの
取付板20の中央部から左右に離れた個所にその
前縁から立上がる一対の楔止片22が一体に連設
される。
尚、取付板20は、その全長に亘り連続して形
成してもよいが、図示例のように中央の主要部
と、左右後端部の3部分に分割すると、着脱時の
取扱いが容易となる利便がある。
成してもよいが、図示例のように中央の主要部
と、左右後端部の3部分に分割すると、着脱時の
取扱いが容易となる利便がある。
一方、窓孔3に臨むライナ上部体7aの上辺部
には第3図及び第8図に示すように、合成樹脂製
の支持板23が配設され、この支持板23は、そ
の前縁から起立する起立片24をライナ上部体7
aの前面に接着して固定される。この支持板23
には、複数の前記係止突子21に対応する複数の
係止孔25が穿設され、また支持板23の前縁に
は、第3図に示すように、該板23の下面との間
に溝26を画成する断面L字状の押え片27が一
体に連設される。さらにこの押え片27及び前記
取付板20の下面には、取付板20の適正な取付
位置を指示する合せマーク28,29がそれぞれ
表示される。
には第3図及び第8図に示すように、合成樹脂製
の支持板23が配設され、この支持板23は、そ
の前縁から起立する起立片24をライナ上部体7
aの前面に接着して固定される。この支持板23
には、複数の前記係止突子21に対応する複数の
係止孔25が穿設され、また支持板23の前縁に
は、第3図に示すように、該板23の下面との間
に溝26を画成する断面L字状の押え片27が一
体に連設される。さらにこの押え片27及び前記
取付板20の下面には、取付板20の適正な取付
位置を指示する合せマーク28,29がそれぞれ
表示される。
而して、前部パツド14の取付けに当つては、
最初に取付板20の中央部前縁を支持板23の溝
26に挿入すると共に、係止突子21を支持板2
3の係止孔25に弾力的に係合し、続いて楔止片
22を窓孔3上縁のシエル上部体6a及びライナ
上部体7a間に挿入し、最後に取付板22の左右
両端部をライナ上部体7a及びライナ下部体7b
間の小間隙11に挿入する。こうして前部パツド
14は帽体2に装着され、取付板20は窓孔3に
臨むライナ上部体7aの上辺部を体裁良く被覆す
ることになる。前部パツド14の取外しは上記と
反対の要領で行われる。
最初に取付板20の中央部前縁を支持板23の溝
26に挿入すると共に、係止突子21を支持板2
3の係止孔25に弾力的に係合し、続いて楔止片
22を窓孔3上縁のシエル上部体6a及びライナ
上部体7a間に挿入し、最後に取付板22の左右
両端部をライナ上部体7a及びライナ下部体7b
間の小間隙11に挿入する。こうして前部パツド
14は帽体2に装着され、取付板20は窓孔3に
臨むライナ上部体7aの上辺部を体裁良く被覆す
ることになる。前部パツド14の取外しは上記と
反対の要領で行われる。
次に後部パツド15の取付構造を第8図により
説明する。
説明する。
後部パツド15の背面下部には、左右方向に延
びる合成樹脂製の帯状取付板30が縫着される。
この取付板30は、その後面に左右一対の係止突
子31を備えている。各係合突子31は軸部31
bと、その軸部31bに連設された径大頭部31
aを有する。取付板30に対応してライナ上部体
7a内面の後部には左右方向に延びる合成樹脂製
の帯状支持板32がリベツト33により固着され
る。この支持板32は左右一対の係止孔34を備
えており、各係止孔34は、前記係止突子31と
の対応位置に設けられて係止突子31の軸部31
bと嵌合し得る小径孔34aと、この小径孔34
aより支持板32の中央寄りの位置で前記係止突
子31の径大頭部31aが貫通し得る大径孔34
bと、これら両孔34a,34b間を連通して係
止突子31の軸部31bの強制的な通過を許容す
るように小径孔34aの直径よりも幅狭に形成さ
れた溝34cとからなつている。
びる合成樹脂製の帯状取付板30が縫着される。
この取付板30は、その後面に左右一対の係止突
子31を備えている。各係合突子31は軸部31
bと、その軸部31bに連設された径大頭部31
aを有する。取付板30に対応してライナ上部体
7a内面の後部には左右方向に延びる合成樹脂製
の帯状支持板32がリベツト33により固着され
る。この支持板32は左右一対の係止孔34を備
えており、各係止孔34は、前記係止突子31と
の対応位置に設けられて係止突子31の軸部31
bと嵌合し得る小径孔34aと、この小径孔34
aより支持板32の中央寄りの位置で前記係止突
子31の径大頭部31aが貫通し得る大径孔34
bと、これら両孔34a,34b間を連通して係
止突子31の軸部31bの強制的な通過を許容す
るように小径孔34aの直径よりも幅狭に形成さ
れた溝34cとからなつている。
而して、後部パツド15の取付けに当つては、
先ず取付板30の一方の係止突子31の膨大頭部
31aを支持板32の一方の係止孔34の大径孔
34bに挿通してから、該係止突子31を外方へ
移動させ、該係止突子31の軸部31bを溝34
cに、その縁部を変形させながら強制的に通して
小径孔34aに嵌合させる。こうしてから取付板
30の中央部を後部パツド15と共に前方へ撓ま
せて他方の係止突子31の径大頭部31aを他方
の係止孔34の大径孔34bに挿通し、取付板3
0をそれ自身の弾性により原形に伸長させる。す
ると、取付板30の伸長力で先刻と同様に該他方
の係止突子31の軸部31bが対応する係止孔3
4の溝34cを通過して小径孔34aに嵌合す
る。そして、この状態は、取付板30が伸長状態
を維持する限り保持される。こうして後部パツド
15は帽体2に取付けられ、この取付状態では、
両係止突子31の軸部31bが両係止孔34の小
径孔34aに嵌合して溝34cにより大径孔34
b側への移動を阻止されているので、後部パツド
15の脱落が確実に防止される。後部パツド15
の取外しは、上記と反対の要領で行われる。
先ず取付板30の一方の係止突子31の膨大頭部
31aを支持板32の一方の係止孔34の大径孔
34bに挿通してから、該係止突子31を外方へ
移動させ、該係止突子31の軸部31bを溝34
cに、その縁部を変形させながら強制的に通して
小径孔34aに嵌合させる。こうしてから取付板
30の中央部を後部パツド15と共に前方へ撓ま
せて他方の係止突子31の径大頭部31aを他方
の係止孔34の大径孔34bに挿通し、取付板3
0をそれ自身の弾性により原形に伸長させる。す
ると、取付板30の伸長力で先刻と同様に該他方
の係止突子31の軸部31bが対応する係止孔3
4の溝34cを通過して小径孔34aに嵌合す
る。そして、この状態は、取付板30が伸長状態
を維持する限り保持される。こうして後部パツド
15は帽体2に取付けられ、この取付状態では、
両係止突子31の軸部31bが両係止孔34の小
径孔34aに嵌合して溝34cにより大径孔34
b側への移動を阻止されているので、後部パツド
15の脱落が確実に防止される。後部パツド15
の取外しは、上記と反対の要領で行われる。
最後に側部パツド16の取付構造を第9図によ
り説明する。尚、その取付構造は左右同一であ
る。
り説明する。尚、その取付構造は左右同一であ
る。
側部パツド16のライナ下部体7bとの対向面
には、その周縁に沿つて合成樹脂製の取付板35
が縫着される。この取付板35の下部外側面には
前後一対の係止突子36が形成される。各係止突
子36は軸部36bと、その軸部36bに連設さ
れた径大頭部36aを有する。取付板35の前縁
には、窓孔3に臨むライナ下部体7bの下辺部及
び側辺部に重ね得る起立板37が連設され、さら
にこの起立板37にはシエル6とライナ下部体7
bとの間に挿入し得る保持片38が連設される。
この保持片38には複数のΩ形切欠39が設けら
れる。
には、その周縁に沿つて合成樹脂製の取付板35
が縫着される。この取付板35の下部外側面には
前後一対の係止突子36が形成される。各係止突
子36は軸部36bと、その軸部36bに連設さ
れた径大頭部36aを有する。取付板35の前縁
には、窓孔3に臨むライナ下部体7bの下辺部及
び側辺部に重ね得る起立板37が連設され、さら
にこの起立板37にはシエル6とライナ下部体7
bとの間に挿入し得る保持片38が連設される。
この保持片38には複数のΩ形切欠39が設けら
れる。
上記取付板35に対応してライナ下部体7bの
内面下部には前後方向に延びる合成樹脂製の帯状
支持板40がリベツト41により固着される。こ
の支持板40は前後一対の係止孔42を備えてお
り、各係止孔42は、前記係止突子36との対応
位置に設けられて係止突子36の軸部36bと嵌
合し得る小径孔42aと、この小径孔42aより
支持板40の中央寄り位置で前記係止突子36の
径大頭部36aが貫通し得る大径孔42bと、こ
れら両孔42a,42b間を連通して係止突子3
6の軸部36bの強制的な通過を許容するように
小径孔42aの直径よりも幅狭に形成された溝4
2cとからなつている。
内面下部には前後方向に延びる合成樹脂製の帯状
支持板40がリベツト41により固着される。こ
の支持板40は前後一対の係止孔42を備えてお
り、各係止孔42は、前記係止突子36との対応
位置に設けられて係止突子36の軸部36bと嵌
合し得る小径孔42aと、この小径孔42aより
支持板40の中央寄り位置で前記係止突子36の
径大頭部36aが貫通し得る大径孔42bと、こ
れら両孔42a,42b間を連通して係止突子3
6の軸部36bの強制的な通過を許容するように
小径孔42aの直径よりも幅狭に形成された溝4
2cとからなつている。
また、シエル6の窓孔3周縁部に嵌合接着され
るゴム製の弾性縁部材43には、ライナ下部体7
bとの対向面側に、複数の前記切欠39に弾力的
に係合し得る複数の係止突起44が一体に成形さ
れる。
るゴム製の弾性縁部材43には、ライナ下部体7
bとの対向面側に、複数の前記切欠39に弾力的
に係合し得る複数の係止突起44が一体に成形さ
れる。
而して、側部パツド16の取付けに当つては、
先ず取付板35の一方の係止突子36の膨大頭部
36aを支持板40の一方の係止孔42の大径孔
42bに挿通してから、該係止突子36を外方へ
移動させ、該係止突子36の軸部36bを溝42
cに。その縁部を変形させながら強制的に通して
その小径孔42aに嵌合させる。こうしてから取
付板35の中央部を側部パツド16と共に帽体2
の内方へ撓ませて他方の係止突子36の径大頭部
36aを他方の係止孔42の大径孔42bに挿通
し、取付板35をそれ自身の弾性により原形に伸
長させる。すると、取付板35の伸長力で先刻と
同様に該他方の係止突子36の軸部36bが対応
する係止孔42の溝42cを通過して小径孔42
aに嵌合する。そしてこの状態は、取付板35が
伸長状態を維持する限り保持される。次に保持片
38をシエル6とライナ下部体7bとの間に挿入
して切欠39を縁部材43の係止突起44に弾力
的に係合させる。こうして、側部パツド16は帽
体2に取付けられ、その取付状態は、後部パツド
15同様に軸部36bおよび溝42cの協働なら
びに保持片38および係止突起44の協働で保持
されるので、側部パツド6の脱落が確実に防止さ
れる。側部パツド16の取外しは上記と反対の要
領で行われる。
先ず取付板35の一方の係止突子36の膨大頭部
36aを支持板40の一方の係止孔42の大径孔
42bに挿通してから、該係止突子36を外方へ
移動させ、該係止突子36の軸部36bを溝42
cに。その縁部を変形させながら強制的に通して
その小径孔42aに嵌合させる。こうしてから取
付板35の中央部を側部パツド16と共に帽体2
の内方へ撓ませて他方の係止突子36の径大頭部
36aを他方の係止孔42の大径孔42bに挿通
し、取付板35をそれ自身の弾性により原形に伸
長させる。すると、取付板35の伸長力で先刻と
同様に該他方の係止突子36の軸部36bが対応
する係止孔42の溝42cを通過して小径孔42
aに嵌合する。そしてこの状態は、取付板35が
伸長状態を維持する限り保持される。次に保持片
38をシエル6とライナ下部体7bとの間に挿入
して切欠39を縁部材43の係止突起44に弾力
的に係合させる。こうして、側部パツド16は帽
体2に取付けられ、その取付状態は、後部パツド
15同様に軸部36bおよび溝42cの協働なら
びに保持片38および係止突起44の協働で保持
されるので、側部パツド6の脱落が確実に防止さ
れる。側部パツド16の取外しは上記と反対の要
領で行われる。
側部パツド16及びその取付板35の中心部に
は一連の通し孔45が設けられており、この通し
孔45を通して前記顎ベルト9が側部パツド16
の内側へ引出される。
は一連の通し孔45が設けられており、この通し
孔45を通して前記顎ベルト9が側部パツド16
の内側へ引出される。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、内装パツドの取
付板を撓ませたり原形に戻したりする簡単な操作
により該取付板を帽体の支持板に対し連結、分離
すること、即ち内装パツドの着脱を行うことがで
きる。しかも内装パツドの取付位置は両係止突子
と両係止孔の大径孔との嵌合により決定されるの
で、これを常に一定に保つことができる。
付板を撓ませたり原形に戻したりする簡単な操作
により該取付板を帽体の支持板に対し連結、分離
すること、即ち内装パツドの着脱を行うことがで
きる。しかも内装パツドの取付位置は両係止突子
と両係止孔の大径孔との嵌合により決定されるの
で、これを常に一定に保つことができる。
さらに、両係止突子の軸部と両係止孔の溝との
協働で内装パツドの脱落を確実に防止することが
できる。
協働で内装パツドの脱落を確実に防止することが
できる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は内装パツドを装着したヘルメツトの縦断側面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
第1図の部拡大図、第4図は内装パツドを外し
たヘルメツトの縦断側面図、第5図は天井パツド
の斜視図、第6図は前部パツドの斜視図、第7図
は前部パツド取付構造の分解斜視図、第8図は後
部パツド取付構造の分解斜視図、第9図は側部パ
ツド取付構造の分解斜視図である。 1……ヘルメツト、2……帽体、12……内装
パツド、30……取付板、31……係止突子、3
1a……径大頭部、31b……軸部、32……支
持板、34……係止孔、34a……小径孔、34
b……大径孔、34c……溝、35……取付板、
36……係止突子、36a……径大頭部、36b
……軸部、40……支持板、42……係止孔、4
2a……小径孔、42b……大径孔、42c……
溝。
は内装パツドを装着したヘルメツトの縦断側面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
第1図の部拡大図、第4図は内装パツドを外し
たヘルメツトの縦断側面図、第5図は天井パツド
の斜視図、第6図は前部パツドの斜視図、第7図
は前部パツド取付構造の分解斜視図、第8図は後
部パツド取付構造の分解斜視図、第9図は側部パ
ツド取付構造の分解斜視図である。 1……ヘルメツト、2……帽体、12……内装
パツド、30……取付板、31……係止突子、3
1a……径大頭部、31b……軸部、32……支
持板、34……係止孔、34a……小径孔、34
b……大径孔、34c……溝、35……取付板、
36……係止突子、36a……径大頭部、36b
……軸部、40……支持板、42……係止孔、4
2a……小径孔、42b……大径孔、42c……
溝。
Claims (1)
- 帽体2の内壁に合成樹脂製の支持板32,40
を固着し、この支持板32,40に対面する合成
樹脂製の取付板30,35を内装パツド12に固
着し、これら支持板32,40及び取付板30,
35の一方と他方とに間隔をあけて並ぶ各一対の
係止突子31,31,36,36と係止孔34,
34,42,42とをそれぞれ設け、各係止突子
31,36は軸部31b,36bと、この軸部3
1b,36bに連設された径大頭部31a,36
aを有し、各係止孔34,42は、係止突子3
1,36との対応位置に設けられて係止突子3
1,36の軸部31b,36bと嵌合し得る小径
孔34a、42aと、この小径孔34a,42a
より両係止孔34,42の中央寄りの位置で係止
突子31,36の径大頭部31a,36aが貫通
し得る大径孔34b,42bと、これら大、小径
孔34a,34b,42a,42b間を連通して
係止突子31,36の軸部31b,36bの強制
的な通過を許容するように小径孔34a,42a
の直径よりも幅狭に形成された溝34c,42c
とからなることを特徴とする、ヘルメツトにおけ
る内装パツド取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990088953U JPH0519294Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990088953U JPH0519294Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0363532U JPH0363532U (ja) | 1991-06-20 |
JPH0519294Y2 true JPH0519294Y2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=31638548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990088953U Expired - Lifetime JPH0519294Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-08-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519294Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019157311A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 株式会社オージーケーカブト | ヘルメット |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851041A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-25 | Toyota Motor Corp | バ−フイ−ルドジヨイントアウタレ−ス加工治具 |
-
1990
- 1990-08-24 JP JP1990088953U patent/JPH0519294Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851041A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-25 | Toyota Motor Corp | バ−フイ−ルドジヨイントアウタレ−ス加工治具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0363532U (ja) | 1991-06-20 |
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