JPH051927Y2 - - Google Patents

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JPH051927Y2
JPH051927Y2 JP7792287U JP7792287U JPH051927Y2 JP H051927 Y2 JPH051927 Y2 JP H051927Y2 JP 7792287 U JP7792287 U JP 7792287U JP 7792287 U JP7792287 U JP 7792287U JP H051927 Y2 JPH051927 Y2 JP H051927Y2
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rotating body
cam groove
pin
rotating
stopper
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JP7792287U
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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は巻付バインド着脱工具に関し、詳し
くは電線を碍子等に固定するために使用する螺旋
状の成形線材からなる巻付バインドを、電線に対
して取付け取外しするための工具である。
(従来の技術) 従来においては、上記巻付バインドは手作業で
電線に着脱していた。
しかし、近年電気工事の活線作業化が要求さ
れ、各種の作業工程において、作業者が活線状態
の電線に触れることなく、目的の作業を行うため
の活線工具が開発されだしている。
(従来技術の問題点) ところが、前記した巻付バインドの着脱作業
は、螺旋状の巻付バインドを撓ませながら電線の
周囲に巻付けたり解いたりする点で作業が難し
く、適当な工具がない現状であつた。
(問題を解決するための手段) そこで、この考案においては、上記した巻付バ
インドの着脱作業を、活線状態で行えるバインド
着脱工具を提供することを目的としており、その
構成としては、開口部から電線を挿入できるよう
にしたC形の保持体の内部に、電線の外径に合つ
た電線挿入溝を形成した二枚の扇形回動体を装備
し、そのうち一方の回動体は外周にギアを形成
し、該ギアを操作軸の回転によつて回動自在に構
成し、回動体で巻付バインドを押動して電線に巻
付けまたは解き外せるようにしている。また、他
方の回動体は上記回動体とは別個に自由に回動す
るようにしてあつて、電線の保持および開放に用
いる。
次に、一方の回動体には弧状のカム溝を形成
し、他方の回動体には上記カム溝の両端に嵌挿で
きる一対のピンを回動体から出没自在に設けてあ
り、この一対のピンとカム溝との嵌挿状態を選択
的に設定することによつて、巻付バインドの取付
け作業と取外し作業の選択を行う。
さらに、保持体には上記カム溝の側方位置また
は上部位置に、選択的に配置可能な一対のストツ
パーを設け、該ストツパーを前記ピンの何れかに
当接させることによつて、作業終了時に両回動体
が確実に原位置に復帰して止まるようになつてい
る。
(実施例) 次いで、この考案の実施例について、図を参照
しながら以下に説明する。
第1図〜第3図に全体構造を示しており、1は
C形の保持体であり、保持体1の下端は活線工具
用の操作棒(図示せず)に連結できるようになつ
ており、操作棒の回動操作を操作軸2に伝達でき
るようにしている。保持体1の内部には二枚の扇
形回動体3,4を並べて装備してあり、各扇形回
動体3,4の中心には電線の外径に対応した電線
挿入溝30,40が形成してある。なお、図の場
合、扇形回動体3,4の中央部分を着脱自在な電
線コマ31,41として分割構成してあり、この
電線コマ31,41に電線挿入溝30,40が形
成してある。従つて電線外径を変更するときに
は、電線コマ31,41のみを取替えればよい。
32,42は電線コマ31,41の固定用ノブで
ある。なお一方の電線コマ31にはツノ状の突起
33が設けてあり、後述する巻付バインドの押動
を行い易くしている。
次に一方の扇形回動体3の外周にはC形のギア
34が形成してあり、このギア34は適宜ギア機
構36を介して操作軸2に連結してあり、操作軸
2を回転させることによつて、扇形回動体3が回
転する。なお他方の扇形回動体4にはC形のリン
グ44が形成してあり、保持体1の内部で自由に
摺動回転できる。
ギア34側の扇形回動体3には、弧状のカム溝
35が形成してあり、リング44側の扇形回動体
4には、上記カム溝35側に出没じて、カム溝3
5に嵌挿できるピン50が上下に一対設けてあ
る。
ピン50は第4図に示すように、扇形回動体4
に設けたノブ51に連結されるとともに、スプリ
ング52でカム溝35側に突出するように付勢さ
れている。そして、ノブ51をノブ受53の深浅
2種の溝54,55に選択的に掛止することによ
つて、ピン50が突出してカム溝35に嵌挿され
たり(第4図の状態)、扇形回動体4内に戻つ
たりする(第4図の状態)。なお、ピン50が
カム溝35に嵌挿された状態では、ピン50の先
端がカム溝35よりも先に突出しており、後述す
るストツパーに当接するようになつている。
次に、6はストツパーであり、保持体1の外周
2個所に設けてあり、ストツパー6の先端を扇形
回動体3のカム溝35の上部位置またはカム溝3
5の側方位置に選択的に移動可能に取付けてあ
り、ストツパー6の先端がカム溝35の上部に配
置された状態で、ストツパー6が突出状態のピン
50の側面に当接する。なお、ストツパー6は保
持体1に後端を軸支するとともに、先端側が弾力
的に一定角度旋回できるようになつている。但
し、第1図において、上方のストツパー6は反時
計回りのみに旋回でき、下方のストツパー6は時
計回りのみに旋回できる。
以上に説明したバインド着脱工具の操作方法に
ついて説明する。
まず、第5図に示すように、碍子Gの両側の電
線Wに巻付バインドBを巻付けたり解き外す作業
に用いるが、まず巻付バインドBの取付作業につ
いて、第1図および第6図によつて説明する。
第1図は取付け作業前の状態を示し、上下2個
所のピン50のうち下方側のピン50のみをカム
溝35に嵌挿しておき、ストツパー6は下方のス
トツパー6をカム溝35の上部位置に配置する。
この状態では表裏の扇形回動体3,4は重ね合
された状態であり、保持体1の開口部から電線W
を挿入し、電線挿入溝30,40に当接してお
く。
次に、操作軸2を回転し、扇形回動体3を反時
計方向に回動させると、第6図に示すように、他
方の扇形回動体4は静止したままで扇形回動体3
のみが回動し、両方の扇形回動体3,4で電線W
の周りを囲い込み保持することになる。また、ピ
ン50に沿つてカム溝35が摺動し、カム溝の端
部がピン50に当接する。この状態で、巻付バイ
ンドBを扇形回動体3の端面付近に挿入する。そ
して、さらに操作軸2を回転し、扇形回動体3を
回動させると、扇形回動体3の端面で巻付バイン
ドBを押動し、電線Wの周囲に巻付バインドBを
巻き付けることができる。このとき、他方の扇形
回動体4は、カム溝35の端面に当接したピン5
0によつて押動され、扇形回動体 3と一体にな
つて回動する。また、ピン50が回動してストツ
パー6に当接すると、ストツパー6が弾力的に旋
回してピン50を通過させる。
以上のようにして、電線Wに巻付バインドBを
取付けた後、操作軸2を逆方向に回転し、扇形回
動体3を前記と逆に時計回りに回動すれば、再び
第1図の状態に戻り、両方の扇形回動体3,4が
重なり合うので、電線Wを電線挿入溝30,40
から抜き出すことができ、バインド着脱工具を電
線Wから離脱できる。
なお、上記過程で、ピン50が下方のストツパ
ー6に当接することによつて、扇形回動体3はそ
れ以上回動することがなく、原位置で止まること
になる。
次に、巻付バインドBの取外し作業について、
第7図および第8図に従つて説明する。
第7図は取外し作業前の状態を示し、前記取付
け作業とは逆に、上方側のピン50のみをカム溝
35に嵌挿しておき、ストツパー6は上方のスト
ツパー6をカム溝35の上部位置に配置する。こ
の状態で電線Wを電線挿入溝30,40に挿入し
ておく。
次に、操作軸2を回転し、扇形回動体3を時計
回りに回動させると、第8図に示すように、他方
の扇形回動体4は静止したままで、扇形回動体3
のみが回動し、両方の扇形回動体3,4で電線W
の周りを囲い込み保持することになる。この状態
で電線Wに巻き付いた巻付バインドBの端部を扇
形回動体3の端面に当接するように配置する。
さらに、操作軸2を回転し、扇形回動体3を回
動させると、扇形回動体3の端面で巻付バインド
Bを押動し、電線Wから巻付バインドBを解き外
すことになる。このとき、他方の扇形回動体4は
ピン50がカム溝35の端部に当接して押動され
るので、扇形回動体3と一体になつて回動する。
以上のようにして、電線Wから巻付バインドB
を取外した後、操作軸2を逆方向に回転し、扇形
回動体3を前記と逆に時計回りに回動すれば、再
び第7図の状態に戻り、両方の扇形回動体3,4
が重なり合うので、電線Wを電線挿入溝30,4
0から抜き出すことができ、バインド着脱工具を
電線Wから離脱できる。
なお、上記過程で、ピン50が上方のストツパ
ー6に当接することによつて、扇形回動体3はそ
れ以上回動することがなく、原位置で止まること
になる。
以上に説明した巻付バインド着脱工具の構造の
うち、図示した実施例では扇形回動体3,4に着
脱自在な電線コマ31,41を設けているが、扇
形回動体3,4に直接電線挿入溝30,40を形
成しておくこともできる。
ピン50を出没させる機構としては、図示した
ノブ51等によるもののほか、適宜カムやネジ機
構を利用してピン50を出没させるものでもよ
い。
ストツパー6としても、ピン50の先端に当接
して回動を阻止できれば、既知の機構を採用する
ことができる。
操作軸2の回転を扇形回動体3の回動に伝達す
るには、図示したカサ歯車等の組合せのほか、既
知の動力伝達機構に変更することができる。
(効果) 以上のように構成された、この考案の巻付バイ
ンド着脱工具によれば、二枚の扇形回動体3,4
の電線挿入溝30,40で電線Wを保持し、扇形
回動体3の端面で巻付バインドBを押動すること
によつて、巻付バインドBを電線Wに取付けまた
は取外す作業が行え、操作軸2の回転操作のみ
で、電線Wの挿入から巻付バインドBの取付け取
外し作業、さらには作業終了後の電線Wの離脱ま
でを、全く電線等に手を触れることなく実行する
ことができる。
特に、カム溝35に対する2個所のピン50の
出没状態を選択するだけで、巻付バインドBの取
付けおよび取外しに兼用させることができる。
また、ストツパー6によつて、作業終了後の扇
形回動体3,4の原位置復帰を確実に果せ、電線
Wの離脱時にC形の保持体1の開口部にギア34
が突き出して、電線Wが抜け出せなくなる問題が
起らない。
以上のように、巻付バインドBの取付け取外し
作業を完全に自動化するこが可能になり、活線作
業の能率化に大きく貢献できる実用的価値の高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、第2図は一部切欠側面図、第
3図は背面図、第4図はピンの作動機構を示し、
は突出時、は後退時を示す断面図、第5図は
使用時の斜視図、第6図は巻付バインドの取付け
作業工程を示す正面図、第7図および第8図は順
次巻付バインドの取外し作業工程を示す正面図で
ある。 1……保持体、2……操作軸、3,4……扇形
回動体、30,40……電線挿入溝、31,41
……電線コマ、34……ギア、35……カム溝、
50……ピン、6……ストツパー、W……電線、
B……巻付バインド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺旋状成形線材からなる巻付バインドを電線に
    着脱するための工具であつて、C形をなす保持体
    の内部に、電線の挿入溝を形成した二枚の扇形回
    動体を装備し、そのうち一方の回動体は外周にギ
    アを形成し、該ギアを操作軸の回転によつて回動
    自在に構成し、他方の回動体は上記回動体とは別
    個に自由に回動するよう設けてなる巻付バインド
    の着脱工具において、一方の回動体には弧状のカ
    ム溝を形成し、他方の回動体には上記カム溝の両
    端に選択的に嵌挿できる取付け作業用ピン及び取
    外し作業用ピンを回動体から出没自在に設けてあ
    り、保持体には上記カム溝の側方位置または上部
    位置に選択的に配置可能な取付け作業用ストツパ
    ー及び取外し作業用ストツパーを設けてあり、該
    ストツパーは上記ピンに当接可能に構成してあ
    り、操作軸を順回転させることによつて一方の回
    動体が回動し、上記ピンが上記カム溝の終端に位
    置したとき他方の回動体が一方の回動体と一体に
    なつて回動し、両方の扇形回動体の電線挿入溝が
    協働して電線を囲い込み、操作軸を逆回転させる
    ことによつて一方の回動体のみが回動し、上記ピ
    ンが上記カム溝の終端に位置したとき他方の回動
    体と一体となつて回動し、上記ピンが該ストツパ
    ーに当接したとき両回動体が原位置すなわち電線
    着脱可能な位置に復帰して止まるようにしたこと
    を特徴とする巻付バインド着脱工具。
JP7792287U 1987-05-23 1987-05-23 Expired - Lifetime JPH051927Y2 (ja)

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JPS63187511U JPS63187511U (ja) 1988-12-01
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