JPS645928Y2 - - Google Patents

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JPS645928Y2
JPS645928Y2 JP14380184U JP14380184U JPS645928Y2 JP S645928 Y2 JPS645928 Y2 JP S645928Y2 JP 14380184 U JP14380184 U JP 14380184U JP 14380184 U JP14380184 U JP 14380184U JP S645928 Y2 JPS645928 Y2 JP S645928Y2
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JP
Japan
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core
wire
pinion gear
support shaft
slide plate
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JP14380184U
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JPS6158814U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば多心絶縁電線の配線時におい
て、該電線の線心間を拡張する際に使用される線
心間拡張具に関する。
〈従来の技術〉 一般に、この種の多心絶縁電線には相互に密接
する状態で撚り合わされた複数の線心に支持線を
付設してなる、いわゆる支持線付多心絶縁電線が
知られている。
いま、このような支持線付多心絶縁電線を電柱
に架渉して、該電線の各線心のそれぞれに分岐線
を接続する場合、従来では、例えば第4図に示す
ように、まず、該多心絶縁電線の各線心a…を拡
開保持する花びら形の分岐支持具26を締付ベル
ト27を介して電柱28に固定しておき、各線心
a…間を手または何等からの工具を用いて拡開し
たのち、前記分岐支持具26に形成された複数の
支持凹部29に各線心a…を掛合保持し、次い
で、各線心a…端部の絶縁体を剥取つて導体を露
出させるとともに、各導体に分岐線30の導体を
接続し、それぞれの接続部分に絶縁処理を施すと
いう手法が提案されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上記従来例の場合、前記多心絶縁電
線の各線心a…間を拡げる作業は素手では困難な
ため、実際には先端が箆形に形成された梃子状の
工具(図示せず)をそれぞれの線心a…間にこじ
いれて行なつている。
ところが、このような従来使用されていた工具
では各線心a…の絶縁体に疵がつくおそれがあ
る。また、通常該電線の架渉作業が電柱上などの
高所において行なわれるが、前記従来の工具を使
用する場合、不自然な姿勢を強いられることにな
り、安全上からも好ましくない。
そこで、このような不利不具合を改善するため
に、例えば第5図に示すように、基板31と、こ
の基板31に対して摺動操作される摺動板32と
を備え、該摺動板32と基板31とのそれぞれに
多心絶縁電線の各線心(図示せず)を引つ掛ける
線心引掛片33,34を設け、摺動板32が基板
31の一端に位置するときに両線心引掛片33,
34が同一面上に位置するように構成された線心
間拡張具が考えられる。この拡張具を使用して前
記多心絶縁電線の線心間拡張作業を行なう場合、
該多心絶縁電線の隣り合う2本の線心間に前記両
線心引掛片33,34を押し込むとともに、基板
31と摺動板32とに設けられたグリツプ35,
36を握持して両グリツプ35,36を近付ける
ことにより、摺動板32の線心引掛片33,34
を引き上げ操作し、これによつて、両線心引掛片
33,34に引つ掛けられた隣り合う線心間を拡
げる。
しかしながら、この改善例の拡張具の場合も前
記両グリツプ35,36の間隔は通常、掌の大き
さから設定しなければならないため、線心間隔の
拡張可能長の範囲が制約される。また、両線心引
掛片33,34による拡開力は握持力を超えない
ため、操作の際に大きい握持力を要するうえ、過
大な拡開力を要する場合に片手で操作することが
困難であり、高所作業での危険を十分に回避する
ことができないなどの問題点がある。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み、たとえ線
心間の拡開に大きな力を要する場合であつても、
片手で容易かつ安全に拡開操作することを可能に
して、作業性の向上を図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案ではこのような目的を達成するために、
支軸と、この支軸に枢支された固定側と可動側の
各ハンドルレバーが該支軸を介して交差連結され
てなる操作ハンドルとを備え、前記支軸に操作ハ
ンドルと1方向クラツチを介して連動連結された
ピニオンギヤを枢支固定し、前記固定ハンドルレ
バーは一方の線心引掛片を有するスライド枠に取
付固定され、前記ピニオンギヤは他方の線心引掛
片を有するスライド板に設けられたクラツチギヤ
に噛合されてなり、前記両線心引掛片は操作ハン
ドルの非操作状態において同一面上に位置設定さ
れ、前記可動ハンドルレバーの固定ハンドルレバ
ーに対して接離させる繰り返し操作によりピニオ
ンギヤが1方向に連続回転され、この回転運動が
ピニオンギヤとクラツクギヤを介して直線運動変
換されて前記スライド板に伝達され、該スライド
板がスライド枠内で1方向に摺動されることによ
り前記他方の線心引掛片が一方の線心引掛片に対
して離間する方向に移動するようにしたことに特
徴を有する。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図はこの実施例の一部破断側面図であり、
第2図はその平面図であり、第3図は要部の分解
斜視図である。これらの図において、この実施例
の線心拡張具は支軸1と、操作ハンドル2とを備
える。支軸1は角軸部3と、この角軸部3の両側
に形成された円軸部4,4とを有する。操作ハン
ドル2は該支軸1に枢支された固定側と可動側の
2本のハンドルレバー5,6が該支軸1を介して
交差連結してなり、このうち、固定ハンドルレバ
ー5は円軸部4,4に回動自在に軸支され、可動
ハンドルレバー6は角軸部3に枢支固定される。
この角軸部3には更に、該可動ハンドルレバー6
と1方向クラツチ7を介して連動連結されるフリ
ーホイール8が枢支される。
このフリーホイール8は前記角軸部3に嵌合枢
支された内輪9と、この内輪9に外嵌された環状
の外輪10と、内輪9に螺着される蓋輪11とか
らなる。前記内輪9の外周面には、これの所定部
位にラチエツト爪12が装着され、前記外輪10
の内周面にはこのラチエツト爪12と1方向にの
み係合されるラチエツトギヤ13が形成されこの
ラチエツトギヤ13とラチエツト爪12とで前記
1方向のクラツチ7が構成される。該外輪10の
外周面にはピニオンギヤ14が形成される。
前記固定ハンドルレバー5の先端にはスライド
枠15が取付固定される。このスライド枠15は
第1図において上下方向に配置された摺動溝16
を備え、この摺動溝16内にスライド板17が摺
動自在に滑合される。このスライド板17はその
背面に前記ピニオンギヤ14に常時噛合されるラ
ツクギヤ18が該スライド板17の摺動方向に沿
つて配設される。該スライド枠15とスライド板
17にはそれぞれ線心引掛片19,20が各摺動
面と直交状に取付固定される。このうち、スライ
ド枠15に設けられた一方の線心引掛片19は平
面視「コ」の字状の切欠部21を有し、スライド
板17に設けられた他方の線心引掛片20はこの
切欠部21に嵌合する状態で上下動する。そし
て、これらの線心引掛片19,20は操作ハンド
ル2の非操作状態において同一面上に位置設定さ
れる。
前記固定ハンドルレバー5の内面側には逆転阻
止爪22が装着されている。この逆転阻止爪22
はトーシヨンばね23によつて前記ピニオンギヤ
14と係合付勢され、操作ハンドル2の操作状態
において、ピニオンギヤ14の逆転を阻止する。
該固定ハンドルレバー5と可動ハンドルレバー6
との間には、操作ハンドル2の操作後、両ハンド
ルレバー5,6を非操作位置に復帰させるレバー
復帰用トーシヨンばね24と、前記両線心引掛片
19,20を非操作位置に引き戻す引掛片復帰用
渦巻ばね25とが両ハンドルレバー5,6間の対
向面に装備される。なお、該レバー復帰用ばね2
4としては第1図の想像線で示すように、両ハン
ドルレバー5,6のグリツプ5a,6a間に装着
されたコイルばね24′であつてもよい。
いま、上記構成の拡張具を用いて多心絶縁電線
の線心(図示せず)間を拡げる作業を行なう場
合、まず、同一面上に位置する両線心引掛片1
9,20を隣り合う線心間に押し込み挿入し、操
作ハンドル2の可動ハンドルレバー6を固定ハン
ドルレバー5に対して繰り返し接離操作する。す
ると、支軸1が1方向に回転させられ、この支軸
1を介して内輪9が回転し、該内輪9のラチエツ
ト爪12が外輪10のラチエツトギヤ13に係合
して、該外輪10を1方向に回転させる。次い
で、この外輪10の回転運動はピニオンギヤ14
とラツクギヤ18とを介して直線運動変換されて
スライド板17に伝達され、該スライド板17が
スライド枠15内で1方向に摺動されることによ
り前記他方の線心引掛片20が一方の線心引掛片
19に対して離間する方向に移動し、前記両線心
間を拡開することになる。
この場合、両ハンドルレバー5,6の1回の接
離操作ごとにピニオンギヤ14が所定位相だけ進
角するが、この位相変位点で逆転阻止爪22によ
つて逆転を阻止され、該位相変位点で位置保持さ
れる。これによつて、両線心引掛片19,20間
の間隔が保持されることになる。
また、線心間の拡開操作を完了後において、逆
転阻止爪22とピニオンギヤ14とを係合解除す
ると、レバー復帰用トーシヨンばね24と引掛片
復帰用渦巻ばね25の復帰動作により、可動ハン
ドルレバー6および他方の線心引掛片20が非操
作位置に復帰する。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によれば、操作ハンドルを
繰り返し操作することによつて、ピニオンギヤが
1方向に連続回転され、この回転運動が該ピニオ
ンギヤとラツクギヤを介して直線運動変換されて
スライド板に伝達され、該スライド板がスライド
枠内で1方向に摺動されることにより前記他方の
線心引掛片が一方の線心引掛片に対して離間する
方向に移動するようにしたので、ラツクギヤの全
長にわたる範囲で線心引掛片の間隔を拡げること
ができ作業性の向上を図ることができる。また、
操作ハンドルの長さとピニオンギヤの径との比を
適宜選択することにより、小さい操作力で簡単に
線心間を拡開することができる。したがつて、片
手作業も可能となり高所作業も安全に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図はこの実施例の線心間拡張具の一部破断側
面図、第2図はその平面図、第3図は要部の分解
斜視図、第4図は支持線付多心絶縁電線の分岐支
持部を示す斜視図、第5図は従来例の斜視図であ
る。 1……支軸、2……操作ハンドル、5……固定
ハンドルレバー、6……可動ハンドルレバー、7
……1方向クラツチ、14……ピニオンギヤ、1
5……スライド枠、17……スライド板、18…
…ラツチギヤ、19……一方の線心引掛片、20
……他方の線心引掛片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支軸と、この支軸に枢支された固定側と可動側
    の各ハンドルレバーが該支軸を介して交差連結さ
    れてなる操作ハンドルとを備え、前記支軸に操作
    ハンドルと1方向クラツチを介して連動連結され
    たピニオンギヤを枢支固定し、前記固定ハンドル
    レバーは一方の線心引掛片を有するスライド枠に
    取付固定され、前記ピニオンギヤは他方の線心引
    掛片を有するスライド板に設けられたラツクギヤ
    に噛合されてなり、前記両線心引掛片は操作ハン
    ドルの非操作状態において同一面上に位置設定さ
    れ、前記可動ハンドルレバーの固定ハンドルレバ
    ーに対して接離させる繰り返し操作によりピニオ
    ンギヤが1方向に連続回転され、この回転運動が
    ピニオンギヤとラツクギヤを介して直線運動変換
    されて前記スライド板に伝達され、該スライド板
    がスライド枠内で1方向に摺動されることにより
    前記他方の線心引掛片が一方の線心引掛片に対し
    て離間する方向に移動するようにしたことを特徴
    とする線心間拡張具。
JP14380184U 1984-09-21 1984-09-21 Expired JPS645928Y2 (ja)

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JP14380184U JPS645928Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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JP14380184U JPS645928Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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JPS6158814U JPS6158814U (ja) 1986-04-21
JPS645928Y2 true JPS645928Y2 (ja) 1989-02-15

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JP14380184U Expired JPS645928Y2 (ja) 1984-09-21 1984-09-21

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