JPS645930Y2 - - Google Patents

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JPS645930Y2
JPS645930Y2 JP20206684U JP20206684U JPS645930Y2 JP S645930 Y2 JPS645930 Y2 JP S645930Y2 JP 20206684 U JP20206684 U JP 20206684U JP 20206684 U JP20206684 U JP 20206684U JP S645930 Y2 JPS645930 Y2 JP S645930Y2
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JP
Japan
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rack
core
lever
handle lever
hooking piece
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JP20206684U
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JPS61117517U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば多心絶縁電線の配線時におい
て、該電線の線心間を拡張する際に使用される線
心間拡張具に関する。
〈従来の技術〉 一般に、この種の多心絶縁電線には相互に密接
する状態で撚り合わされた複数の線心に支持線を
付設してなる、いわゆる支持線付多心絶縁電線が
知られている。
いま、このような支持線付多心絶縁電線を電柱
に架渉して、該電線の各線心のそれぞれに分岐線
を接続する場合、従来では、例えば第3図に示す
ように、まず、該多心絶縁電線の各線心a…を拡
開保持する花びら形の分岐支持具31を締付ベル
ト32を介して電柱33に固定しておき、各線心
a…間を手または何等かの工具を用いて拡開した
のち、前記分岐支持具31に形成された複数の支
持凹部34に各線心a…を掛合保持し、次いで、
各線心a…端部の絶縁体を剥取つて導体を露出さ
せるとともに、各導体に分岐線35の導体を接続
し、それぞれの接続部分に絶縁処理を施すという
手法が提案されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、上記従来例の場合、前記多心絶縁電
線の各線心a…間を拡げる作業は素手では困難な
ため、実際には先端が箆形に形成された梃子状の
工具(図示せず)をそれぞれの線心a…間にこじ
いれて行なつている。
ところが、このような従来使用されていた工具
では各線心a…の絶縁体に疵がつくおそれがあ
る。また、通常該電線の架渉作業は電柱上などの
高所において行なわれるが、前記従来の工具を使
用する場合、不自然な姿勢を強いられることにな
り、安全上からも好ましくない。
これの改善策としては、例えば第4図に示すよ
うに、基板36と、この基板36に対して摺動操
作される摺動板37とを備え、該摺動板37と基
板36とのそれぞれに多心絶縁電線の各線心a…
(図示せず)を引つ掛ける線心引掛片38,39
を設け、摺動板37が基板36の一端に位置する
ときに両線心引掛片38,39が同一面上に位置
するように構成された線心間拡張具が考えられ
る。
この拡張具を使用して前記多心絶縁電線の線心
間拡張作業を行なう場合、該多心絶縁電線の隣り
合う2本の線心a…間に前記両線心引掛片38,
39を押し込むとともに、基板36と摺動板37
とに設けられたグリツプ40,41を握持して両
グリツプ40,41を近付けることにより、摺動
板37の線心引掛片38を引き上げ操作し、これ
によつて、両線心引掛片38,39に引つ掛けら
れた隣り合う線心間を拡げる。
しかしながら、この改善例の拡張具の場合も前
記両グリツプ40,41の間隔は通常、掌の大き
さから設定しなければならないため、線心間隔の
拡張可能長の範囲が制約される。また、両線心引
掛片38,39による拡開力は握持力を超えない
ため、操作の際に大きい握持力を要するうえ、過
大な拡開力を要する場合に片手で操作することが
困難であり、高所作業での危険を十分に回避する
ことができないなどの問題点がある。
そこで、以上の問題点を解決するために、本考
案者等は、先に実願昭59−143801号および実願昭
59−147842号において「線心間拡張具」を提案し
た。これらの提案は所期の目的を達成したもので
あるが、更に、工具という観点から考えると、作
業者の取り扱いの便宜等を勘案して、より軽量
に、かつ安価に製作する必要があることが分かつ
た。
本考案はかかる従来の問題点に鑑み、たとえ線
心間の拡開に大きな力を要する場合であつても、
片手で容易かつ安全に拡開操作することを可能に
したうえで、先に提案したものより更に部品点数
を少なくし、かつ、軽量で安価な線心間拡張具を
提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は以上の目的を達成するために、固定ハ
ンドルレバーと、このレバーに支軸を介して回動
可能に連結される可動ハンドルレバーと、前記固
定ハンドルレバー内で摺動案内されるラツクとを
備え、固定ハンドルレバーには第1の線心引掛片
が固着されるとともに、ラツクには第2の線心引
掛片が固着されており、前記可動ハンドルレバー
にリンクアームを介して送り爪を回動可能に連動
連結するとともに、前記固定ハンドルレバーに逆
止爪を揺動可能に軸支してなり、前記両ハンドル
レバーの接離操作により、前記送り爪がラツクの
ノツチと係脱して、該ラツクを介して第2の線心
引掛片を第1の線心引掛片から1方向に離間さ
せ、かつ、その前進位置で前記逆止爪がラツクの
他のノツチと係合して該ラツクを位置保持してな
ることに特徴を有する。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図はこの実施例の正面図であり、第2図は
その側面図である。これらの図において、この実
施例の線心間拡張具は固定ハンドルレバー1と可
動ハンドルレバー2とを備える。固定ハンドルレ
バー1は横断面U字形の長尺の型枠で構成され、
その先端に第1の線心引掛片3が固定されてい
る。この固定ハンドルレバー1の内部にはラツク
4が引張ばね5により手前側に引張付勢された状
態で、該レバー1の長手方向に摺動変位可能に嵌
挿されており、このラツク4の先端に第2の線心
引掛片6が固着されている。
固定ハンドルレバー1の先端部の左右には側板
7,7が立設されており、両側板7,7間に前記
可動ハンドルレバー2とリンクアーム8とが第1
の支軸9を介して回動操作可能に軸支されてい
る。また、該両側板7,7の下部には逆止爪10
が第2の支軸11を介して回動可能に軸支されて
いる。この逆止爪10はラツク4を前進位置でロ
ツクするものであつて、ばね12によりラツク4
と係合する方向に付勢され、かつ、第3の支軸1
3に支点を有する操作レバー14とリンク部材1
5を介して連動連結される。前記リンクアーム8
の下端部には送り爪16が第4の支軸17を介し
て回動可能に軸支されている。この送り爪16は
前記ラツク4の各ノツチ4aに係合して、このラ
ツク4を前進させるものであつて、この送り爪1
6とリンクアーム8との間に装着された反転作動
ばね18によりラツク4の送り方向に付勢され、
かつ、第4の支軸17の後方に解除用引き金19
が送り爪16に一体形成されている。前記可動ハ
ンドルレバー2はその第1の支軸9に介装された
復帰ばね20に非操作方向に付勢され、側板7,
7に突設された復帰限度ピン21により、非操作
方向への回動変位を規制される。
第2図中、符号22はラツク4の後端に設けら
れた蹴上げ突起であつて、この蹴上げ突起22は
ラツク4が最大限度まで前進したときに、送り爪
16の後側面に形成された当接部23に当接し
て、この送り爪16のロツク姿勢を非ロツク姿勢
に姿勢変位させる。24は逆止爪10の落込孔で
あつて、この落込孔24はラツク4が復帰したと
きに、該逆止爪10を重力により回動落下させ
る。
次に、上記構成の作用について説明すると、ま
ず、両ハンドルレバー1,2を握持して、可動ハ
ンドルレバー2を復帰ばね20に抗して回動操作
することにより、リンクアーム8を介して送り爪
16を第2図上、時計回り方向に回動させ、この
送り爪16が係合するラツク4のノッチ4aを前
方に押し、これによつて、第2の線心引掛片6を
前方に変位させる。このラツク4の移動後に、逆
止爪10がラツク4の移動前に係合していたノツ
チ4aのすぐ後方のノツチ4aに係合し、引張ば
ね5に抗して、該ラツク4の戻りを阻止する。次
に、両ハンドルレバー12の握持操作を解除する
と、可動ハンドルレバー2は復帰ばね20のばね
作用により非操作位置に復帰する。以上の操作を
繰り返すとラツク4は順次前進し、両線心引掛片
3,6どうしの間隔が拡がつていく。
このようにして、ラツク4をそのストローク限
度まで前進操作したのち、両ハンドルレバー1,
2の握持操作を解除すると、蹴上げ突起22が送
り爪16の当接部23を蹴る。このとき、反転作
動スプリングの作用点が第4の支軸17の中心よ
り後方に変位し、これによつて送り爪16が反転
して、この送り爪16とラツク4との係合が解除
される。なお、この時点では逆止爪10がラツク
4に係合しており、送り爪16には強い係合力が
加わらないため簡単に係合解除できる。
次に、操作レバー14を時計回り方向に操作す
ると、逆止爪10が回動変位して浮き上がつて、
ラツク4との係合が解除され、第2の線心引掛片
6は元の位置に復帰する。この復帰状態におい
て、逆止爪10の遊端は落込孔24に嵌まり込
む。
また、線心間拡張操作を繰り返す場合には引き
金19を引いて、両ハンドルレバーを握持操作す
る。このとき、逆止爪10は落込孔24の開放端
縁に当接押動されて回動しラツク4と係合し、初
期状態に復帰する。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によれば、固定、可動両ハ
ンドルレバーの接離操作により、送り爪がラツク
のノツチと係脱して、該ラツクを介して第2の線
心引掛片を第1の線心引掛片から1方向に離間さ
せ、かつ、その前進位置で前記逆止爪がラツクの
他のノツチと係合して該ラツクを位置保持してな
るものとしたので、たとえ線心間の拡開に大きな
力を要する場合であつても、片手で容易かつ安全
に拡開操作することを可能にしたうえで、先に提
案したものより更に部品点数を少なくし、かつ、
軽量で安価な線心間拡張具を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、
第1図はこの実施例の正面図、第2図はその側面
図、第3図は支持線付多心絶縁電線の分岐支持部
を示す斜視図、第4図は従来例の斜視図である。 1……固定ハンドルレバー、2……可動ハンド
ルレバー、3……第1の線心引掛片、4……ラツ
ク、4a……ノツチ、6……第2の線心引掛片、
8……リンクアーム、9……支軸、10……係止
爪、16……送り爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定ハンドルレバーと、このレバーに支軸を介
    して回動可能に連結される可動ハンドルレバー
    と、前記固定ハンドルレバー内で摺動案内される
    ラツクとを備え、固定ハンドルレバーには第1の
    線心引掛片が固着されるとともに、ラツクには第
    2の線心引掛片が固着されており、前記可動ハン
    ドルレバーにリンクアームを介して送り爪を回動
    可能に連動連結するとともに、前記固定ハンドル
    レバーに逆止爪を揺動可能に軸支してなり、前記
    両ハンドルレバーの接離操作により、前記送り爪
    がラツクのノツチと係脱して、該ラツクを介して
    第2の線心引掛片を第1の線心引掛片から1方向
    に離間させ、かつ、その前進位置で前記逆止爪が
    ラツクの他のノツチと係合して該ラツクを位置保
    持してなることを特徴とする線心間拡張具。
JP20206684U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPS645930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20206684U JPS645930Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20206684U JPS645930Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117517U JPS61117517U (ja) 1986-07-24
JPS645930Y2 true JPS645930Y2 (ja) 1989-02-15

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ID=30764441

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20206684U Expired JPS645930Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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JPS61117517U (ja) 1986-07-24

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