JPH05192650A - 非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及び処理装置 - Google Patents

非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及び処理装置

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JPH05192650A
JPH05192650A JP4009355A JP935592A JPH05192650A JP H05192650 A JPH05192650 A JP H05192650A JP 4009355 A JP4009355 A JP 4009355A JP 935592 A JP935592 A JP 935592A JP H05192650 A JPH05192650 A JP H05192650A
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liquid
heating
tank
waste liquid
condenser
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JP4009355A
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English (en)
Inventor
Masahiro Funaki
昌弘 舩木
Akira Nogami
野上  彰
Masabumi Uehara
正文 上原
Kazuhiro Shimura
和弘 志村
Shinya Watanabe
真也 渡辺
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非銀塩感光材料の処理廃液の処理において、
含水率の高いスラッジでなく取り扱い易い固形物の形態
の濃縮物として回収が可能であり、それにより、回収作
業の作業性が改善され、また、処理廃液の加熱濃縮処理
の効率が向上する処理方法及び処理装置を提供するこ
と。 【構成】 処理廃液を送液ポンプで逆止弁を介して加熱
缶へ送り該加熱缶で100〜150℃に加熱して固気分離を行
い、次いで減圧された蒸発缶内へ噴出させて固形物と気
体とに分離し、該気体を凝縮器で冷却して液体にするこ
とを特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法及
び処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非銀塩感光材料の処理
廃液の処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非銀塩感光材料、例えば感光性平版印刷
版の自動現像機による処理工程は、画像形成層を画像様
に溶出させる現像工程、及びその他必要により、水洗
水、不感脂化液、リンス液、整面液等による処理工程が
含まれる。そして、多量の感光材料を処理する場合に
は、処理によって消費された成分を補充し、一方、処理
によって処理液中に溶出あるいは蒸発によって濃化する
成分を除去して処理液成分を一定に維持する手段が採ら
れており、上記補充のために補充液が処理液に補充さ
れ、上記濃化成分の除去のために処理液の一部が、ま
た、処理液性能が許容限度外となるような場合には処理
液の全部が廃棄処分される。
【0003】ところで、このような廃液の処理は、近年
の水質汚濁防止法や各都道府県条例による公害規制の強
化により、水洗水や冷却水の下水道への廃棄は可能であ
るが、これら以外の廃液(例えば、現像液、ガム液、リ
ンス液等の廃液)の廃棄は実質的に不可能となってい
る。このため、写真処理業者は廃液を廃液処理業者に回
収料金を払って回収してもらったり、公害処理設備を設
置したりしている。しかし、廃液処理業者に委託する方
法は廃液を貯めておくのにかなりのスペースが必要とな
るし、またコスト的にもきわめて高価であり、さらに公
害処理設備は初期投資が極めて大きく、整備するのにか
なり広大な場所を必要とする等の問題を有している。
【0004】このような問題の対策技術として、処理廃
液を蒸発釜中で加熱濃縮し、蒸発した液体成分を冷却し
て凝縮させ、濃縮物と液体成分とに分離し、液体成分を
再利用に供し、廃棄分を濃縮物の形態に減少させる技
術、及び蒸発釜中の粘着性濃縮物の減少を意図して、蒸
発釜へ入れる前に処理廃液を中和し、凝縮剤を添加して
凝縮成分を凝縮させ、上澄液を蒸発釜へ送る技術が知ら
れている(例えば、特開平2-157084号)。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
のような処理廃液の処理技術には、加熱濃縮処理によっ
て得られる濃縮物は、含水率の高いスラッジで、蒸発缶
内からのスラッジの取り出しや持ち運びなどの作業性に
問題が生じていた。また、蒸発缶内の加熱濃縮用ヒータ
ーに上記のようなスラッジが付着して〜の現象を生じる
異常が発生するなどの問題も生じていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、非銀塩感光材料
の処理廃液の処理によって、含水率の高いスラッジでな
く取り扱い易い固形物の形態の濃縮物として回収が可能
な処理方法及び処理装置を提供することであり、また、
それによって回収作業の作業性が改善される処理方法及
び処理装置を提供することであり、また、処理廃液の加
熱濃縮処理の効率が向上する処理方法及び処理装置を提
供することである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記本発明の目的を達
成する本発明は下記〜である。
【0008】 処理廃液を送液ポンプで逆止弁を介し
て加熱缶へ送り該加熱缶で120℃±℃に加熱して固気分
離を行い、次いで蒸発缶内へ噴出させて固形物と気体と
に分離し、該気体を凝縮器で冷却して液体にすることを
特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法。
【0009】 廃液タンク、送液ポンプ、逆止弁、加
熱缶、蒸発缶、凝縮器、受液器、回収タンク、これらを
この順に連結する管路、及び該蒸発缶から該受液器まで
の経路を減圧する排気ポンプを有し、該廃液タンク中の
液が該送液ポンプにより該逆止弁を通って該加熱缶に送
られ、該加熱缶で加熱された後、該蒸発缶内へ噴出して
固形物と気体とに分離し、該気体が該排気ポンプで吸引
されて該凝縮器へ送られ冷却され凝縮した液が該受液器
に溜まり、該液を回収タンクに送られるように構成され
ていることを特徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処
理装置。
【0010】 廃液タンク、送液ポンプ、逆止弁、熱
媒体によって加熱する加熱缶と蒸発缶、冷却手段を有す
る凝縮器、受液器、排気ポンプ、及びこれらをこの順に
連結する管路、並びに少なくとも該蒸発缶内が該排気ポ
ンプにより減圧し得るように構成され、該廃液タンク中
の液が該送液ポンプにより該逆止弁を通って該熱加熱缶
へ送られ、該加熱缶で加熱され、次いで該蒸発缶内へ噴
出して固形物と気体とに分離し、該気体が該排気ポンプ
で吸引されて該凝縮器へ送られ冷却され凝縮した液が該
受液器に溜まるように構成された処理廃液の処理装置で
あって、上記廃液タンク内の液面の上限を検知する液面
検知手段と、上記加熱缶の熱媒体の温度を検知する温度
検知手段と、上記蒸発缶内の圧力を検知する圧力検知手
段と、該液面検知手段による液面の上限の検知結果によ
り上記排気ポンプの作動が開始され、上記蒸発缶内の圧
力が700mmHgに達したら上記加熱缶及び上記蒸発缶に
上記熱媒体の注入が開始され、上記加熱缶の熱媒体の温
度が120℃に達したら、上記凝縮器の冷却手段の作動が
開始され、同時に上記送液ポンプが作動して上記廃液タ
ンク中の廃液が上記逆止弁を通って上記加熱缶に送られ
る制御手段を有することを特徴とする非銀塩感光材料の
処理廃液の処理装置。
【0011】 排気ポンプによる排気を受液器の上端
から行い、該排気ポンプと該受液器との間に凝縮器、及
び該排気ポンプの排気口にサイレンサーを設け、かつ、
該受液器の底部から回収タンクへ凝縮液を排出するよう
に管路を構成し、該管路に逆止弁を設けたことを特徴と
する請求項2又は3記載の処理装置。
【0012】 受液器を第1槽及び第2槽からなる2
槽で構成し、その第1槽に固形物及び有機物質の回収手
段を設け、凝縮器で凝縮した凝縮液を該回収手段を通過
して該第2槽に入り、そこから回収タンクへ移送するよ
うに構成したことを特徴とする請求項2、3又は4記載
の処理装置。
【0013】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の処理装置の一実施例の構成
を示す図である。1は非銀塩感光材料の処理廃液を入れ
る廃液タンク、廃液タンク1には液面の上限を検知する
液面センサ2と下限を検知する液面センサ3を備え、こ
れらの液面の検知により、処理廃液の補充及び処理装置
の稼働の制御を行うようになっている。5は廃液タンク
1中の処理廃液を加熱缶7へ送る定量ポンプである。
【0015】加熱缶7は、処理廃液を通過させながら加
熱する加熱管8と加熱管8を外側から加熱する加熱手段
である熱媒体S(例えばスチーム)を有する容器からな
る単管式熱交換器の形態を有し、加熱管8内を高速で通
過する処理廃液を120℃以上に加熱できるように構成さ
れている。上記熱交換器は二重管式熱交換器等の構造と
してもよい。加熱管8内を流れる処理廃液は、加熱によ
り含有する溶媒の過熱蒸気と分離された固体を含む混合
物となり、この混合物が加熱管8の末端8aから減圧さ
れた蒸発缶10内へ噴出するようになっている。9は加熱
缶内の熱媒体の温度を検知する温度センサである。矢印
1,S2はそれぞれ熱媒体Sの注入口及び排出口を示し
ている。
【0016】蒸発缶10は、その外側にジャケット11を有
し、ジャケット11内に熱媒体S(例えばスチーム)を
通して蒸発缶10の内部を所定の温度に維持できるように
なっている。12は蒸発缶10の下部に堆積した固形物を排
出する排出蓋、13は蒸発缶11内の圧力を検知する圧力
センサである。矢印S3,S4はそれぞれ熱媒体の注入口
及び排出口を示している。加熱管8の末端8aから噴出
された噴出物のうち気体は蒸発缶10の上部から配管14を
通って水冷式の凝縮器15で冷却されて凝縮して液体とな
り受液器16に流下して収容されるようになっている。17
は少なくとも蒸発缶10から受液器16までの経路(減圧
系)を減圧するための排気ポンプ、18は逆止弁である。
【0017】受液器16には液面の上限を検知する液面セ
ンサ19と下限を検知する液面センサ20を備えている。受
液器16に受けた凝縮液は、送液ポンプ21により回収タン
ク22に移送し得るようになっている。
【0018】本発明の処理装置は、廃液タンク内の液面
の上限を検知する液面検知手段と、加熱缶の熱媒体の温
度を検知する温度検知手段と、蒸発缶内の圧力を検知す
る圧力検知手段を少なくとも備え、該液面検知手段によ
る液面の上限の検知結果により上記減圧系を減圧する排
気ポンプの作動が開始され、上記蒸発缶内の圧力が700m
mHgに達したら上記加熱缶及び上記蒸発缶へ上記熱媒
体の注入が開始され、上記加熱缶内の温度が120℃に達
したら、上記凝縮器の冷却手段の作動が開始され、同時
に上記送液ポンプが作動して上記廃液タンク中の廃液が
上記逆止弁を通って上記加熱缶内に送られて処理が行わ
れる制御手段を有することが好ましい。
【0019】本発明において、廃液タンク内の液面を検
知する液面センサとしては、伝導度センサ又はフローセ
ンサを好ましく用いることができ、加熱缶の処理廃液の
通過部分(パイプ内)の圧力は3〜5kg/cm2、該パイプ
内の温度は100〜150℃、蒸発缶内の圧力はゲージ圧力で
600〜750mmHg、蒸発缶内の温度は90〜100℃の範囲が
好ましい。
【0020】次に、本実施例の動作について、図2及び
図3を参照して説明する。図2は制御回路の一例を示す
ブロック図、図3は処理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0021】図2において、2,3,19,20,23は液面
センサ、9は温度センサ、13は圧力センサ、5は定量ポ
ンプ、15は凝縮器15の冷却水の送水用ポンプ、17は排気
ポンプ、21は送液ポンプ、S1,S2はそれぞれ加熱缶7
及び蒸発缶11への熱媒体の注入を示し、これらについて
は既に図1において説明した。25は所定のプログラムに
従って前記ポンプの作動及び熱媒体の注入の開始と停止
並びにこれらの動作のタイミングを指令するマイクロプ
ロセッサである。
【0022】次に、図3に示すフローチャートに従って
上記処理装置の動作について説明する。処理装置の電源
が入り、液面センサ2が廃液タンク1内の液面が上限以
上であることを検知すると、排気ポンプ17が作動し背圧
弁18から受液器16までの経路内を減圧し、圧力センサ13
により、蒸発缶10内の圧力が700mmHg以下であること
が検知されると加熱缶7及び蒸発缶10のジャケット11へ
所定温度に調整された熱媒体SがS1,S3から注入され
る。その後、加熱缶7内の温度を検知する温度センサ9
が120℃以上を検知すると凝縮器15へ冷却水の送水が行
なわれ、同時に定量ポンプ5が作動し、処理廃液が加熱
缶7へ送られ、処理装置による処理が行われる。また、
廃液タンク1の液面の下限を検知する液面センサ3が液
面を検知するとS1,S3からの熱媒体Sの注入が停止
し、停止の30分後に凝縮器15への冷却水の送水が停止さ
れ、同時に排気ポンプ17の作動が停止する。また、液面
センサ19が液面を検知すると、送液ポンプ21が作動し、
液面センサ23が液面を検知すると送液ポンプ21の作動が
停止する。
【0023】図4は本発明の処理装置における受液器以
降の装置の別の実施例の構成を示す図である。同図に示
す装置は、排気ポンプ17と受液器27を連結する管路にシ
リカゲル、活性炭及び水分吸着剤を充填した吸収容器28
を設け、また排気ポンプ17の排気口にサイレンサー29を
設けてある。30は吸収容器28内で凝縮した液の排出用コ
ックである。このような構成により、排気中の臭気成分
と排気に伴う騒音を減少させることができる。なお、排
気ポンプ17による前記減圧系からの排気は、図1と同様
に受液器27の上端から行なうようになっている。
【0024】また、同図に示す装置は、受液器27の底面
の形状を円錐形の凹状とし、その最低部から凝縮液を回
収タンク22へ移送し、この移送の管路に逆止弁18を設け
て凝縮液の逆流をより良好に防止している。31はストレ
ーナである。本発明の処理装置において、受液器と送液
ポンプとの間にストレーナを設けること、及び受液器の
下部から凝縮液を回収タンクへ送ることが好ましく、ま
た排気ポンプの前にシリカゲル、活性炭及び水分吸着剤
を充填した吸収容器を設けることが好ましい。この態様
によれば、排気ポンプによる騒音及び排気量の減少が可
能であり、また受液器から回収タンクへ凝集液を送る送
液ポンプのエアーによる送液不良を改善することができ
る。
【0025】本発明の処理装置の受液器のさらに別の実
施例の構成を図5に示す。同図に示す受液器は、受液器
を2槽で構成し、その第1槽33に固形物及び有機物質の
回収手段である円筒形の濾過器34を設け、第2槽35の上
端から前記減圧系の排気を行い、その下端から凝縮液の
回収タンクへの移送を行うように構成している。36,37
は多孔性ステンレス鋼からなる円筒部、38は活性炭であ
る。濾過器34は取り外し可能の構造になっている。
【0026】本発明の処理装置の蒸発缶の別の実施例の
構成を第6図に示す。同図に示す蒸発缶40は、その下方
に固形物排出装置50を付属している。固形物排出装置50
は、乾燥器52と固形物容器53から主として構成されてお
り、乾燥器52はその底部にベルトコンベヤ54を備え、蒸
発缶40内に生じた固形物を弁55を開くことによっベルト
コンベヤ54上に落下し得るようになっている。55,56は
プーリ、57はベルトである。乾燥器52の固形物容器53側
の一部は開閉し得る蓋58となっている。蒸発缶40はジャ
ケット41を有し、送風機42により加熱した空気をジャケ
ット41内へ吹き込み、蒸発缶40を加熱するとともに、該
空気の一部をダクト43を経て乾燥器52内へ送り、内部の
固形物を乾燥し得るように構成されている。59は減圧用
排気ポンプ、60は電磁弁である。ダクト43で乾燥器52内
へ送る空気の温度は30℃以上が好ましい。図6に示すよ
うな態様によれば、蒸発缶内から固形物の取り出し操作
の容易性が改善される。
【0027】本発明の処理方法及び処理装置の好ましい
態様を下記に列挙する。
【0028】 処理廃液の加熱手段は図1の加熱管8
に示すように、細長い管内に処理廃液を通し該管の外側
から熱媒体等で加熱する方法が好ましい。また、加熱缶
による処理廃液の加熱温度は120℃付近が好ましい。加
熱缶の加熱手段として熱媒体(スチーム又は加熱された
液体による)又は電気ヒータによる方法が好ましい。熱
媒体の温度は120〜150℃が好ましい。
【0029】 蒸発缶内の圧力はゲージ圧力で600〜7
50mmHgの範囲が好ましい。
【0030】 蒸発缶の外側を加温することが好まし
く、その手段として電気ヒータ、スチーム、又は加熱さ
れた液体の熱媒体が好ましい。
【0031】 定量ポンプ及び排気ポンプの電気容量
はそれぞれ0.4kW及び3.7kW程度が好ましい。
【0032】 凝縮器の冷却方法としては、水冷、空
冷、電子冷却法、圧力冷却等が好ましい。
【0033】 受液器の液面上の圧力は、ゲージ圧力
で600〜750mmHgの範囲が好ましい。
【0034】 受液器内の液面センサは、セルシン式
液面計、硝子式液面計、伸縮管式液面計、音響式液面
計、静電容量式液面計、ディスプレート式液面計等を使
用することが好ましい。
【0035】 廃液タンク内の液面センサは伝導度セ
ンサ又はフローセンサが好ましい。
【0036】 処理廃液及び凝縮液の接する装置の材
質はSUSが好ましい。
【0037】本発明が適用される処理廃液には次のよう
なものが包含される。即ち、感光性物質としてジアゾ化
合物を用いたネガ型感光層を有する感光材料、感光性物
質としてo-キノンジアジド化合物を用いたポジ型感光層
を有する感光材料、感光性物質としてフォトポリマーを
用いた感光材料をそれぞれの処理液、例えば現像液、水
洗水、リンス液、不感脂化処理液等で処理した処理廃
液。
【0038】より具体的には、例えば特開昭62-175757
号、同62-24263号、同62-24264号、同62-25761号、同62
-35351号、同62-73271号、同62-75535号、同62-89060
号、同62-125357号、同62-133460号、同62-159148号、
同62-168160号、同62-175757号、同62-175758号、同62-
238565号、同63-188141号、同63-200154号、同63-20565
8号、特開平1-159654号各公報に記載されているような
感光性平版印刷版と現像液との組み合わせで生じる現像
液の廃液。
【0039】例えば特開平1-149043号、特開平1-150142
号、特開平1-154157号、特開平1-154158号等に記載され
たような、基板上に感光層及びインキ反撥層としてシリ
コーン層を積層した構成を有する感光材料及とその現像
液との組み合わせで生じる現像液の廃液。
【0040】例えば、特開昭62-58253号公報に記載され
たリンス液の処理廃液、特開昭62-58255号公報に記載さ
れた不感脂化液の処理廃液等。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、非銀塩感光材料の処理
廃液の処理において、含水率の高いスラッジでなく取り
扱い易い固形物の形態の濃縮物として回収が可能であ
り、それにより回収作業の作業性が改善され、さらに、
処理廃液の加熱濃縮処理の効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理装置の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の処理装置の制御回路の一実施例を示す
ブロック図。
【図3】図1の処理装置の動作を説明するフローチャー
ト。
【図4】本発明の処理装置の受液器以降の装置の別の実
施例を示す構成図。
【図5】本発明の処理装置の受液器の別の実施例を示す
構成図。
【図6】本発明の処理装置の蒸発缶の別の実施例を示す
構成図。
【符号の説明】
1 廃液タンク 7 加熱缶 8 加熱管 10 蒸発缶 15 凝縮器 16 受液器 22 回収タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 和弘 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 渡辺 真也 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理廃液を送液ポンプで逆止弁を介して
    加熱缶へ送り該加熱缶で100〜150℃に加熱して固気分離
    を行い、次いで蒸発缶内へ噴出させて固形物と気体とに
    分離し、該気体を凝縮器で冷却して液体にすることを特
    徴とする非銀塩感光材料の処理廃液の処理方法。
  2. 【請求項2】 廃液タンク、送液ポンプ、逆止弁、加熱
    缶、蒸発缶、凝縮器、受液器、回収タンク、これらをこ
    の順に連結する管路、及び該蒸発缶から該受液器までの
    経路を減圧する排気ポンプを有し、該廃液タンク内の液
    が該送液ポンプにより該逆止弁を通って該加熱缶に送ら
    れ、該加熱缶で加熱された後、該蒸発缶内へ噴出して固
    形物と気体とに分離し、該気体が該排気ポンプで吸引さ
    れて該凝縮器へ送られ冷却され凝縮した凝縮液が該受液
    器に溜まり、該受液器内の凝縮液を回収タンクに移送し
    得るように構成されていることを特徴とする非銀塩感光
    材料の処理廃液の処理装置。
  3. 【請求項3】 廃液タンク、送液ポンプ、逆止弁、熱媒
    体によって加熱する加熱缶と蒸発缶、冷却手段を有する
    凝縮器、受液器、排気ポンプ、及びこれらをこの順に連
    結する管路、並びに少なくとも該蒸発缶内が該排気ポン
    プにより減圧し得るように構成され、該廃液タンク中の
    液が該送液ポンプにより該逆止弁を通って該加熱缶へ送
    られ、該加熱缶で加熱され、次いで該蒸発缶内へ噴出し
    て固形物と気体とに分離し、該気体が該排気ポンプで吸
    引されて該凝縮器へ送られ冷却され凝縮した凝縮液が該
    受液器に溜まり、該受液器内の凝縮液を回収タンクに移
    送し得るように構成された処理廃液の処理装置であっ
    て、上記廃液タンク内の液面の上限を検知する液面検知
    手段と、上記加熱缶の熱媒体の温度を検知する温度検知
    手段と、上記蒸発缶内の圧力を検知する圧力検知手段
    と、該液面検知手段による液面の上限の検知結果により
    上記排気ポンプの作動が開始され、上記蒸発缶内の圧力
    が700mmHgに達したら上記加熱缶及び上記蒸発缶に上
    記熱媒体の注入が開始され、上記加熱缶の熱媒体の温度
    が120℃に達したら、上記凝縮器の冷却手段の作動が開
    始され、同時に上記送液ポンプが作動して上記廃液タン
    ク中の廃液が上記逆止弁を通って上記加熱缶に送られる
    制御手段を有することを特徴とする非銀塩感光材料の処
    理廃液の処理装置。
  4. 【請求項4】 排気ポンプによる排気を受液器の上端か
    ら行い、該排気ポンプと該受液器との間に凝縮器、及び
    該排気ポンプの排気口にサイレンサーを設け、かつ、該
    受液器の底部から回収タンクへ凝縮液を排出するように
    管路を構成し、該管路に逆止弁を設けたことを特徴とす
    る請求項2又は3記載の処理装置。
  5. 【請求項5】 受液器を第1槽及び第2槽からなる2槽
    で構成し、その第1槽に固形物及び有機物質の回収手段
    を設け、凝縮器で凝縮した凝縮液を該回収手段を通過し
    て該第2槽に入り、そこから回収タンクへ移送されるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2、3又は4記載
    の処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200122564A (ko) * 2019-04-18 2020-10-28 한국에너지기술연구원 물질 상변환 회수장치

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