JPH05192492A - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JPH05192492A JPH05192492A JP4010006A JP1000692A JPH05192492A JP H05192492 A JPH05192492 A JP H05192492A JP 4010006 A JP4010006 A JP 4010006A JP 1000692 A JP1000692 A JP 1000692A JP H05192492 A JPH05192492 A JP H05192492A
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Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、同一機械でドライクリーニングと
ウェットクリーニング及び乾燥を連続して行なえるクリ
ーニング装置を提供する。 【構成】 バスケット1に、溶剤の供給循環手段Aと、
バスケット内空気の加熱凝縮手段Bと、水の供給循環手
段Cと、洗剤の投入手段Dと、熱風導入手段Eを連結
し、その各手段をそれぞれ切換え弁を介してバスケット
1内部と接続させる。
ウェットクリーニング及び乾燥を連続して行なえるクリ
ーニング装置を提供する。 【構成】 バスケット1に、溶剤の供給循環手段Aと、
バスケット内空気の加熱凝縮手段Bと、水の供給循環手
段Cと、洗剤の投入手段Dと、熱風導入手段Eを連結
し、その各手段をそれぞれ切換え弁を介してバスケット
1内部と接続させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類のドライクリー
ニングとウェットクリーニングを連続して行なうクリー
ニング装置に関するものである。
ニングとウェットクリーニングを連続して行なうクリー
ニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類に付着した汚れには、ドライクリー
ニング又はウェットクリーニングのどちらか一方では落
ちにくいものがある。例えば、汗やたん白質等の水溶性
の汚れは、ドライクリーニングを行なっても除去し難
く、衣類に残留しやすい特性がある。このため、この種
の汚れが付着した衣類は、一旦ドライクリーニングをし
た後、中性洗剤を解かした温水に浸して手洗いするか、
ウェット洗浄機(水洗機、家庭用洗濯機等)に投入して
ウェットクリーニングする方法がとられている。
ニング又はウェットクリーニングのどちらか一方では落
ちにくいものがある。例えば、汗やたん白質等の水溶性
の汚れは、ドライクリーニングを行なっても除去し難
く、衣類に残留しやすい特性がある。このため、この種
の汚れが付着した衣類は、一旦ドライクリーニングをし
た後、中性洗剤を解かした温水に浸して手洗いするか、
ウェット洗浄機(水洗機、家庭用洗濯機等)に投入して
ウェットクリーニングする方法がとられている。
【0003】また、ウェットクリーニングした衣類は、
クリーニング後、乾燥機においてタンブラー乾燥や静止
乾燥を行ったり、自然乾燥を行なって乾燥されている。
クリーニング後、乾燥機においてタンブラー乾燥や静止
乾燥を行ったり、自然乾燥を行なって乾燥されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のドラ
イクリーニングとウェットクリーニングと乾燥を別々に
行なう方法では、各工程において衣類をそれぞれ機械に
出し入れする必要があるため、作業に手間がかかる欠点
があり、加えて、ドライクリーニング機とウェット洗浄
機、乾燥機を順に配列した場合、機械の据付けスペース
が大きくなる問題がある。
イクリーニングとウェットクリーニングと乾燥を別々に
行なう方法では、各工程において衣類をそれぞれ機械に
出し入れする必要があるため、作業に手間がかかる欠点
があり、加えて、ドライクリーニング機とウェット洗浄
機、乾燥機を順に配列した場合、機械の据付けスペース
が大きくなる問題がある。
【0005】また、ドライクリーニングとウェットクリ
ーニング、及び乾燥の処理条件を、それぞれ各工程ごと
に設定管理する必要があるため、作業性が悪く、制御構
造が複雑になる問題がある。
ーニング、及び乾燥の処理条件を、それぞれ各工程ごと
に設定管理する必要があるため、作業性が悪く、制御構
造が複雑になる問題がある。
【0006】さらに、手作業によるウェットクリーニン
グは、熟練した作業者が必要になるが、このような熟練
者の供給が難しい問題もある。
グは、熟練した作業者が必要になるが、このような熟練
者の供給が難しい問題もある。
【0007】そこで、この発明は、同一の機械において
ドライクリーニングとウェットクリーニングと乾燥の各
処理の連続して実施することができるクリーニング装置
を提供することを目的としている。
ドライクリーニングとウェットクリーニングと乾燥の各
処理の連続して実施することができるクリーニング装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、衣類の投入口を有し正逆方向に回転又
は揺動駆動されるバスケットを備え、そのバスケット
に、ドライクリーニング用溶剤の供給循環手段と、バス
ケット内の空気を加熱循環させると共に空気中の溶剤ガ
スを凝縮させる加熱凝縮手段と、水の供給循環手段と、
ウェットクリーニング用洗剤の投入手段と、外気を加熱
して導入する熱風導入手段とを連結し、その各手段とバ
スケットとの連結部に、それぞれ各連結部の開閉状態を
切換える切換え手段を設けた構造としたのである。
め、この発明は、衣類の投入口を有し正逆方向に回転又
は揺動駆動されるバスケットを備え、そのバスケット
に、ドライクリーニング用溶剤の供給循環手段と、バス
ケット内の空気を加熱循環させると共に空気中の溶剤ガ
スを凝縮させる加熱凝縮手段と、水の供給循環手段と、
ウェットクリーニング用洗剤の投入手段と、外気を加熱
して導入する熱風導入手段とを連結し、その各手段とバ
スケットとの連結部に、それぞれ各連結部の開閉状態を
切換える切換え手段を設けた構造としたのである。
【0009】なお、上記構造において、水の供給循環手
段に、水を水流としてバスケットと循環通路の間に循環
させる循環ポンプを設けたり、水を加熱して温水にする
水加熱機構を設けることができる。
段に、水を水流としてバスケットと循環通路の間に循環
させる循環ポンプを設けたり、水を加熱して温水にする
水加熱機構を設けることができる。
【0010】
【作用】上記の構造において、ドライクリーニングを行
なう場合は、バスケットに溶剤の供給循環手段と加熱凝
縮手段とを連通し、バスケットの回転と溶剤の循環によ
る洗浄と、バスケット内空気の加熱循環による乾燥を行
なう。
なう場合は、バスケットに溶剤の供給循環手段と加熱凝
縮手段とを連通し、バスケットの回転と溶剤の循環によ
る洗浄と、バスケット内空気の加熱循環による乾燥を行
なう。
【0011】また、ウェットクリーニングを行なう場合
は、バスケットに水の供給循環手段と洗剤の投入手段を
連通し、バスケットに対する水の循環により衣類の洗浄
を行なう。また、乾燥を行なう場合は、バスケットに熱
風導入手段を連通し、熱風により衣類を乾燥する。
は、バスケットに水の供給循環手段と洗剤の投入手段を
連通し、バスケットに対する水の循環により衣類の洗浄
を行なう。また、乾燥を行なう場合は、バスケットに熱
風導入手段を連通し、熱風により衣類を乾燥する。
【0012】上記の各処理工程は、バスケットと各手段
間の連結部の切換え手段の作動を制御することにより、
それぞれ連続して又は単独に行なうことができる。
間の連結部の切換え手段の作動を制御することにより、
それぞれ連続して又は単独に行なうことができる。
【0013】
【実施例】図1は、実施例のクリーニング装置の全体構
造を示し、図2はその要部を拡大して示している。図1
において、1はバスケットであり、このバスケット1は
側面に衣類の投入口(図示略)を備え、また、図示しな
い駆動機構によって正逆両方向に回転駆動又は揺動駆動
される。
造を示し、図2はその要部を拡大して示している。図1
において、1はバスケットであり、このバスケット1は
側面に衣類の投入口(図示略)を備え、また、図示しな
い駆動機構によって正逆両方向に回転駆動又は揺動駆動
される。
【0014】上記バスケット1には、ドライクリーニン
グ用溶剤の供給循環手段Aと、バスケット内の空気を加
熱循環すると共に空気中の溶剤ガスを凝縮させる加熱凝
縮手段Bと、水の供給循環手段Cと、ウェットクリーニ
ング用洗浄の投入手段Dと、外気を加熱して導入する熱
風導入手段Eとが連結されている。
グ用溶剤の供給循環手段Aと、バスケット内の空気を加
熱循環すると共に空気中の溶剤ガスを凝縮させる加熱凝
縮手段Bと、水の供給循環手段Cと、ウェットクリーニ
ング用洗浄の投入手段Dと、外気を加熱して導入する熱
風導入手段Eとが連結されている。
【0015】上記溶剤の供給循環手段Aは、溶剤タンク
2と、その溶剤タンク2とバスケット1を連結する溶剤
循環通路3、及びその循環通路3とバスケット1の間で
溶剤を循環させる溶剤循環ポンプ4とから成り、循環通
路3とバスケット1との連結部に、それぞれ通路を開閉
する切換え弁5、6が設けられている。
2と、その溶剤タンク2とバスケット1を連結する溶剤
循環通路3、及びその循環通路3とバスケット1の間で
溶剤を循環させる溶剤循環ポンプ4とから成り、循環通
路3とバスケット1との連結部に、それぞれ通路を開閉
する切換え弁5、6が設けられている。
【0016】また、溶剤循環通路3には、溶剤内部のゴ
ミ等を取除くカートリッジフィルタ7と、溶剤を蒸留し
て浄化する蒸留器8がそれぞれ切換え弁を介して接続さ
れ、さらに、溶剤タンク2には、溶剤ガスを凝縮して液
化するためのコンデンサ9が接続されている。
ミ等を取除くカートリッジフィルタ7と、溶剤を蒸留し
て浄化する蒸留器8がそれぞれ切換え弁を介して接続さ
れ、さらに、溶剤タンク2には、溶剤ガスを凝縮して液
化するためのコンデンサ9が接続されている。
【0017】上記加熱凝縮手段Bは、バスケット1に切
換え弁10を介して接続する空気循環通路11と、その
循環通路11内の空気を加熱するエアヒータ12と、空
気を冷却して空気中の溶剤ガスを凝縮させるエアクーラ
13、及び循環通路11内に空気を循環させるファン1
4とから成り、空気循環通路11の一端は、リントフィ
ルタ15とボタントラップ16を介してバスケット1に
接続している。また、エアクーラ13には、凝縮により
液化した溶剤を溶剤タンク2に回収するための溶剤回収
通路17が接続されている。
換え弁10を介して接続する空気循環通路11と、その
循環通路11内の空気を加熱するエアヒータ12と、空
気を冷却して空気中の溶剤ガスを凝縮させるエアクーラ
13、及び循環通路11内に空気を循環させるファン1
4とから成り、空気循環通路11の一端は、リントフィ
ルタ15とボタントラップ16を介してバスケット1に
接続している。また、エアクーラ13には、凝縮により
液化した溶剤を溶剤タンク2に回収するための溶剤回収
通路17が接続されている。
【0018】一方、上記水の供給循環手段Cは、水源1
8と、バスケット1に接続する水循環通路19と、その
水循環通路19の内部に水を水流状態で循環させる水循
環ポンプ20とから成り、水循環通路19と水源18及
びバスケット1との連結部に、通路を開閉する切換え弁
21、22が設けられている。また、水循環通路Cの水
源18側の端部には、切換え弁23を介して水加熱機構
24が接続されている。この水加熱機構24は、蒸気の
導入管25と、蒸気の熱により水を所定の温度まで加熱
する温調ミキサー26とから構成され、水を加熱して洗
浄用の温水としてバスケット1に供給する。
8と、バスケット1に接続する水循環通路19と、その
水循環通路19の内部に水を水流状態で循環させる水循
環ポンプ20とから成り、水循環通路19と水源18及
びバスケット1との連結部に、通路を開閉する切換え弁
21、22が設けられている。また、水循環通路Cの水
源18側の端部には、切換え弁23を介して水加熱機構
24が接続されている。この水加熱機構24は、蒸気の
導入管25と、蒸気の熱により水を所定の温度まで加熱
する温調ミキサー26とから構成され、水を加熱して洗
浄用の温水としてバスケット1に供給する。
【0019】上記洗剤の投入手段Dは、中性洗剤を貯留
する洗剤タンク27と、柔軟剤等の加工剤を貯留する洗
剤タンク28と、その両洗剤タンク27、28から洗剤
をそれぞれ汲み揚げる投入器29、30とから成り、そ
の各投入器29、30から上記水循環通路19に洗剤が
投入されるようになっている。
する洗剤タンク27と、柔軟剤等の加工剤を貯留する洗
剤タンク28と、その両洗剤タンク27、28から洗剤
をそれぞれ汲み揚げる投入器29、30とから成り、そ
の各投入器29、30から上記水循環通路19に洗剤が
投入されるようになっている。
【0020】上記熱風導入手段Eは、外気の導入口31
を備えるエアヒータ32と、切換え弁33を介してバス
ケット1に接続する導入通路34とから成り、加熱して
熱風となった外気をバスケット1内に導入する。被洗物
と熱交換され水分を含んだ熱風は、ファン14の通路を
通り、切換え弁40より外部へ排気される。
を備えるエアヒータ32と、切換え弁33を介してバス
ケット1に接続する導入通路34とから成り、加熱して
熱風となった外気をバスケット1内に導入する。被洗物
と熱交換され水分を含んだ熱風は、ファン14の通路を
通り、切換え弁40より外部へ排気される。
【0021】また、図2に示すように、バスケット1の
排出口1bに連結するボタントラップ16には、それぞ
れバスケット1内部の溶剤と水の液位を検出する液位検
出計35、36が設けられている。この各液位検出計3
5、36は、溶剤又は水のバスケットに対する複数の液
位(高、中、低)を検出する多数のリミットスイッチを
備え、そのリミットスイッチの信号が、上記各切換え弁
や循環ポンプを制御する制御装置(図示略)に送られる
ように設定されている。
排出口1bに連結するボタントラップ16には、それぞ
れバスケット1内部の溶剤と水の液位を検出する液位検
出計35、36が設けられている。この各液位検出計3
5、36は、溶剤又は水のバスケットに対する複数の液
位(高、中、低)を検出する多数のリミットスイッチを
備え、そのリミットスイッチの信号が、上記各切換え弁
や循環ポンプを制御する制御装置(図示略)に送られる
ように設定されている。
【0022】また、バスケット1に溶剤や水が投入され
る供給口1aには、シャワー発生用のノズル37が取付
けられ、溶剤や水をシャワー状態でバスケット1内に投
入するようになっている。
る供給口1aには、シャワー発生用のノズル37が取付
けられ、溶剤や水をシャワー状態でバスケット1内に投
入するようになっている。
【0023】なお、図1において、38はドライクリー
ニングのソープ投入器であり、39は通路の内部透視用
のサイトグラスである。
ニングのソープ投入器であり、39は通路の内部透視用
のサイトグラスである。
【0024】実施例のクリーニング装置は上記のような
構造であり、次にその作用を説明する。
構造であり、次にその作用を説明する。
【0025】図3は、上記クリーニング装置を用いてド
ライクリーニングとウェットクリーニングと乾燥工程を
連続して行なった場合の工程順序を示したものである。
この3つの処理を連続して行なう衣類としては、ドライ
クリーニングだけでは落ちない水溶性汚れが付着したも
のや、ドライクリーニングすべきであるがドライクリー
ニングできないもの(合成皮革やラメ等の衣類、又はフ
ロック加工や特殊プリント等が施された衣類)などが挙
げられる。
ライクリーニングとウェットクリーニングと乾燥工程を
連続して行なった場合の工程順序を示したものである。
この3つの処理を連続して行なう衣類としては、ドライ
クリーニングだけでは落ちない水溶性汚れが付着したも
のや、ドライクリーニングすべきであるがドライクリー
ニングできないもの(合成皮革やラメ等の衣類、又はフ
ロック加工や特殊プリント等が施された衣類)などが挙
げられる。
【0026】ドライクリーニング処理は、図3に示すよ
うに溶剤による洗浄工程と乾燥工程とに大きく分けられ
る。洗浄工程を行なうには、先ず、溶剤の供給循環手段
Aの切換え弁5、6を開き、溶剤タンク2からバスケッ
ト1内に低液位の溶剤を供給し、循環通路3内に溶剤を
循環させながらバスケット1を揺動させる(溶剤洗浄
(1))。この溶剤洗浄が終了すると、バスケット1内
の溶剤を蒸留器に脱液(2)し、次に、バスケット1内
に高液位の溶剤を供給し、バスケット1を揺動回転させ
ながら溶剤をバスケット1と循環通路3の間に循環させ
る(すすぎ(3))。このすすぎが終了した溶剤は、溶
剤タンク2に脱液(4)し、乾燥工程(5)に移行す
る。
うに溶剤による洗浄工程と乾燥工程とに大きく分けられ
る。洗浄工程を行なうには、先ず、溶剤の供給循環手段
Aの切換え弁5、6を開き、溶剤タンク2からバスケッ
ト1内に低液位の溶剤を供給し、循環通路3内に溶剤を
循環させながらバスケット1を揺動させる(溶剤洗浄
(1))。この溶剤洗浄が終了すると、バスケット1内
の溶剤を蒸留器に脱液(2)し、次に、バスケット1内
に高液位の溶剤を供給し、バスケット1を揺動回転させ
ながら溶剤をバスケット1と循環通路3の間に循環させ
る(すすぎ(3))。このすすぎが終了した溶剤は、溶
剤タンク2に脱液(4)し、乾燥工程(5)に移行す
る。
【0027】乾燥工程(5)は、加熱凝縮手段Bの切換
え弁10を開放し、バスケット1内の空気をエアヒータ
12で加熱しながら循環させ、その加熱空気により衣類
に含まれた溶剤をガス化し、衣類を乾燥させる。また、
上記空気の循環中、エアクーラ13の冷却により空気中
の溶剤ガスを凝縮液化し、溶剤タンク2に回収する。
え弁10を開放し、バスケット1内の空気をエアヒータ
12で加熱しながら循環させ、その加熱空気により衣類
に含まれた溶剤をガス化し、衣類を乾燥させる。また、
上記空気の循環中、エアクーラ13の冷却により空気中
の溶剤ガスを凝縮液化し、溶剤タンク2に回収する。
【0028】上記ドライクリーニングが終了すると、上
記切換え弁5、6を閉じ、水の供給循環手段Cの切換え
弁21、22を開いて、ウェットクリーニング処理を開
始する。
記切換え弁5、6を閉じ、水の供給循環手段Cの切換え
弁21、22を開いて、ウェットクリーニング処理を開
始する。
【0029】このウェットクリーニングでは、先ず、バ
スケット1内に中液位の水と、中性洗剤、酵素等を供給
し、バスケット1を揺動又は回転させながら循環ポンプ
20によりバスケット1内に循環させる(水洗浄
(6))。この場合、水加熱機構24の加熱により水を
所定温度(例えば40℃)の温水にしてバスケット1に
供給することにより、中性洗剤等を用いたソフトな洗浄
を行なうことができる。
スケット1内に中液位の水と、中性洗剤、酵素等を供給
し、バスケット1を揺動又は回転させながら循環ポンプ
20によりバスケット1内に循環させる(水洗浄
(6))。この場合、水加熱機構24の加熱により水を
所定温度(例えば40℃)の温水にしてバスケット1に
供給することにより、中性洗剤等を用いたソフトな洗浄
を行なうことができる。
【0030】また、上記水洗浄では、循環ポンプ20に
より水を強制循環させ、水流の状態で衣類を挿通させて
洗浄することにより、大きな洗浄力が得られ、衣類に強
い機械力を与えずにバスケット1の軽い揺動だけで十分
な洗浄を行なうことができる。このため、繊維の収縮等
によって家庭洗濯機等ではウェットクリーニングが出来
なかった絹衣料やウールワイシャツ等の衣類もクリーニ
ングすることが可能になる。
より水を強制循環させ、水流の状態で衣類を挿通させて
洗浄することにより、大きな洗浄力が得られ、衣類に強
い機械力を与えずにバスケット1の軽い揺動だけで十分
な洗浄を行なうことができる。このため、繊維の収縮等
によって家庭洗濯機等ではウェットクリーニングが出来
なかった絹衣料やウールワイシャツ等の衣類もクリーニ
ングすることが可能になる。
【0031】なお、上記水洗浄の際、バスケット1内に
エア吹出口や超音波発生器等を設け、吹出した気泡や超
音波のキャビテーションを利用して洗浄効果を高めるこ
ともできる。
エア吹出口や超音波発生器等を設け、吹出した気泡や超
音波のキャビテーションを利用して洗浄効果を高めるこ
ともできる。
【0032】上記水洗浄(6)が終了すると、バスケッ
ト1を回転させながら脱水(7)し、次に、バスケット
1内に高水位の水を供給し、バスケット1を回転させて
すすぎ(8)を行なう。このすすぎが終ると、バスケッ
ト内を脱水(9)した後、再びバスケット1に中水位の
水と柔軟剤等の加工剤を投入し、加工洗浄(10)を行
なう。この加工洗浄は、水洗浄と同様にバスケット1を
揺動又は回転させた状態で循環ポンプ20により水を循
環させて行なう。加工洗浄が終ると、バスケットを回転
させながら脱水(11)してウェットクリーニングを終
了する。
ト1を回転させながら脱水(7)し、次に、バスケット
1内に高水位の水を供給し、バスケット1を回転させて
すすぎ(8)を行なう。このすすぎが終ると、バスケッ
ト内を脱水(9)した後、再びバスケット1に中水位の
水と柔軟剤等の加工剤を投入し、加工洗浄(10)を行
なう。この加工洗浄は、水洗浄と同様にバスケット1を
揺動又は回転させた状態で循環ポンプ20により水を循
環させて行なう。加工洗浄が終ると、バスケットを回転
させながら脱水(11)してウェットクリーニングを終
了する。
【0033】上記ウェットクリーニングが終了すると、
熱風導入手段Eの切換え弁33を開き、バスケット1内
に熱風を導入して乾燥工程(12)が実行される。この
乾燥は、バスケット1を揺動させるタンブラ乾燥や、バ
スケットを回転させないで静止乾燥の状態で行なわれ
る。この場合、被洗物と熱交換されて水分を含んだ熱風
は、ファン14を介して切換え弁40より外部へ排気さ
れる。また、衣類の種類によっては、最終脱水後バスケ
ットから衣類をとり出し、自然乾燥させる場合もある。
熱風導入手段Eの切換え弁33を開き、バスケット1内
に熱風を導入して乾燥工程(12)が実行される。この
乾燥は、バスケット1を揺動させるタンブラ乾燥や、バ
スケットを回転させないで静止乾燥の状態で行なわれ
る。この場合、被洗物と熱交換されて水分を含んだ熱風
は、ファン14を介して切換え弁40より外部へ排気さ
れる。また、衣類の種類によっては、最終脱水後バスケ
ットから衣類をとり出し、自然乾燥させる場合もある。
【0034】なお、上記実施例では、ドライクリーニン
グとウェットクリーニング及び乾燥工程を連続して行な
う処理について説明したが、上記3つの処理工程をそれ
ぞれ単独に行なうこともできる。
グとウェットクリーニング及び乾燥工程を連続して行な
う処理について説明したが、上記3つの処理工程をそれ
ぞれ単独に行なうこともできる。
【0035】
【効果】この発明のクリーニング装置は、以上のよう
に、ドライクリーニングとウェットクリーニング及び乾
燥工程を同一のバスケット内で連続して行なうようにし
たので、衣類に付着している油溶性汚れや水溶性汚れ、
固形汚れ等の汚れを除去することができ、全ての汚れに
対して確実なクリーニングを行なうことができる。
に、ドライクリーニングとウェットクリーニング及び乾
燥工程を同一のバスケット内で連続して行なうようにし
たので、衣類に付着している油溶性汚れや水溶性汚れ、
固形汚れ等の汚れを除去することができ、全ての汚れに
対して確実なクリーニングを行なうことができる。
【0036】また、同一の機械で上記3つの処理を行な
うので、各処理工程の条件管理等が簡素化でき、機械設
置の省スペース化が図れる効果がある。
うので、各処理工程の条件管理等が簡素化でき、機械設
置の省スペース化が図れる効果がある。
【図1】実施例のクリーニング装置の構造図
【図2】同上の要部を拡大して示す図
【図3】同上のクリーニング工程の一例を示す図
1 バスケット 2 溶剤タンク 5、6、10、21、22、23 切換え弁 20 循環ポンプ A 溶剤の供給循環手段 B 加熱凝縮手段 C 水の供給循環手段 D 洗剤の投入手段 E 熱風導入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06F 43/08 Z 6704−3B
Claims (3)
- 【請求項1】 衣類の投入口を有し正逆方向に回転又は
揺動駆動されるバスケットを備え、そのバスケットに、
ドライクリーニング用溶剤の供給循環手段と、バスケッ
ト内の空気を加熱循環させると共に空気中の溶剤ガスを
凝縮させる加熱凝縮手段と、水の供給循環手段と、ウェ
ットクリーニング用洗剤の投入手段と、外気を加熱して
導入する熱風導入手段とを連結し、その各手段とバスケ
ットとの連結部に、それぞれ各連結部の開閉状態を切換
える切換え手段を設けたことを特徴とするクリーニング
装置。 - 【請求項2】 上記水の供給循環手段に、水を水流とし
てバスケットと循環通路の間に循環させる循環ポンプを
設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング
装置。 - 【請求項3】 上記水の供給循環手段に、水を加熱して
温水にする水加熱機構を設けたことを特徴とする請求項
1又は2に記載のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4010006A JP2846757B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4010006A JP2846757B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192492A true JPH05192492A (ja) | 1993-08-03 |
JP2846757B2 JP2846757B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=11738323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4010006A Expired - Lifetime JP2846757B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2846757B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-01-23 JP JP4010006A patent/JP2846757B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2846757B2 (ja) | 1999-01-13 |
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