JP3034138B2 - 洗濯脱水機 - Google Patents

洗濯脱水機

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JP3034138B2
JP3034138B2 JP4306860A JP30686092A JP3034138B2 JP 3034138 B2 JP3034138 B2 JP 3034138B2 JP 4306860 A JP4306860 A JP 4306860A JP 30686092 A JP30686092 A JP 30686092A JP 3034138 B2 JP3034138 B2 JP 3034138B2
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water
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英昭 和田
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富士車輌株式会社
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被洗物を少ない水の
使用量で効率よく洗濯、脱水することができる洗濯脱水
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯脱水機は、図3に示すよう
に、バスケット32を有する洗濯槽31に水の供給路3
3と排水路34を接続し、バスケット32の回動と、洗
濯槽31に対する水の供給及び排水を繰り返すことによ
り、バスケット32内に投入した衣料の洗浄工程とすす
ぎ工程を順に行なうようになっている。
【0003】また、酵素を含有した洗浄液に対してバス
ケット内の水を酵素の活性化に適した温度にするため
に、バスケット32に高温蒸気の供給路35を接続し、
蒸気の吹込みによりバスケット内の水を加熱するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
洗濯脱水機においては、洗浄工程や各すすぎ工程ごとに
洗濯槽31内の洗浄水やすすぎ水は全て外部に排出し、
その都度新しい水を洗濯槽31に供給するようにしてい
るため、水の使用量が多く、ランニングコストが大き
い。
【0005】また、洗濯槽31に対する供給水源に既存
の水道水を利用しているため、単位時間当りの水の供給
量が水道管の口径により規制され、洗浄又はすすぎに必
要な水量に達するまでの供給時間が長くかかる。
【0006】さらに、洗浄水の加熱をバスケット32内
部への蒸気の吹込みにより行なう構造では、冬季等の気
温が低い場合、水を所要温度に加熱するまでに長い時間
がかかり、作業能率が悪い。
【0007】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、洗浄やすすぎに使用する水の量を節約できると共
に、所要水量に達するまでの水の供給時間を短縮するこ
とができる洗濯脱水機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、洗濯槽の内部に回転可能なバスケット
を設け、洗濯槽に水の供給路と排水路を接続し、この排
水路を分岐した分岐路に排出側の切換弁を介して貯水タ
ンクをそれぞれ複数組連結し、各貯水タンクを給水側の
切換弁を介してポンプを有する水路により洗濯槽と接続
し、すすぎ工程の排水を各すすぎ工程順に対応する数の
複数組の貯水タンクのそれぞれに貯水し、各貯水タンク
の貯水は第1すすぎ工程の貯水を第1すすぎ工程より前
の洗浄工程に、第2すすぎ工程以降の各貯水をそれぞれ
のすすぎ工程より1つ前のすすぎ工程にそれぞれ給水
し、洗濯槽の排水路へは洗浄工程で上記第1すすぎ工程
からの給水で洗浄した後にのみ排水するように洗濯槽の
給水側及び排水側と各貯水タンクの切換弁を切換て洗濯
槽における衣料の洗浄とすすぎを順に行なえるようにし
て成る洗濯脱水機としたのである。
【0009】上記の構造において、貯水タンクの1つに
加熱手段を設けた構造とすることができる。
【0010】
【作用】上記の発明においては、すすぎ工程のすすぎ水
をそれぞれのすすぎ工程に対応する各貯水タンクに貯留
し、次の洗濯作業において第1すすぎ工程の貯水は第1
すすぎ工程より前の洗浄工程に、第2すすぎ工程以降の
各貯水は1つ前のすすぎ工程に給水するようにその貯留
した水を洗濯槽に供給し、洗浄水やすすぎ水として再利
し、洗浄工程で第1すすぎ工程からの給水で洗浄した
後にのみ排水する。その際各貯水タンクの貯水は前の洗
濯時のすすぎ回数に応じて各別に対応する貯水タンクに
貯水しているから、その貯水はすすぎ回数に応じた汚れ
が含まれているとしても前の洗濯における各すすぎ工
程よりも次の洗濯では前の工程となる洗浄工程とすすぎ
工程でそれぞれの汚れの度合いに応じてまだ使用できる
すすぎ水が再利用された後排水される。従って、各工程
で使用された水をその都度排水する従来のものに比較す
ると水の使用量が大きく減少する。又、この貯水タンク
から洗濯槽への水の供給は、水路に設けたポンプにより
行なえるので、水道管の口径による供給量の規制がな
く、短時間で水の供給を行なうことができる。
【0011】また、貯水タンクに水の加熱手段を組込む
と、タンクの貯留中に水を加熱することができるので、
バスケットに供給した後の水の加熱時間を短縮すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は実施例の洗濯脱水機の全体概略図で
ある。図1に示すように、洗濯槽1の内部には表面に多
数の貫通孔を備えたバスケット2が設けられ、そのバス
ケット2が任意のモータ等により正逆方向に回動可能に
なっている。上記洗濯槽1には水の供給路3が接続さ
れ、この供給路3に切換弁6、7を介して、水道管や井
戸等に接続する新水供給路4と、温水供給装置に接続す
る温水供給路5が接続されている。
【0013】また、洗濯槽1の下部には切換弁9を備え
る排水路8が連結され、その排水路8から分岐した分岐
路10に第1貯水タンク11、第2貯水タンク12及び
第3貯水タンク13がそれぞれ切換弁14、15、16
を介して連結されている。また、上記分岐路10の入口
側には排水中の糸屑等を取除くためのリントフィルタ1
7が取付けられている。上記各貯水タンク11、12、
13は、それぞれ切換弁18、19、20を介して洗濯
槽1に向かう循環水路21に接続され、その循環水路2
1に各貯水タンク11、12、13の水を洗濯槽1に汲
み揚げるポンプ22が設けられている。
【0014】一方、上記洗濯槽1には蒸気供給路23が
切換弁24を介して接続され、この蒸気供給路23に切
換弁25を介して第1貯水タンク11内部に組込んだ加
熱器26が連結されている。この加熱器26は、サーモ
スタットを備えており、その戻り側の端部がトラップ2
7を介して第1貯水タンク11へ蒸気水を還流する復水
路28に接続されている。
【0015】この実施例の洗濯脱水機は上記のような構
造であり、次にその洗濯作業について説明する。作業開
始前に予め各貯水タンク11、12、13に所定量の水
を貯留し、第1貯留タンク11の加熱器26に高温蒸気
を供給して、その貯水タンク11の水を温水状態にして
おく。洗濯作業は、先ずバスケット2内に衣料を投入
し、第1貯水タンク11から温水をポンプ22により洗
濯槽1へ供給し、バスケット2を回転させて洗浄(予洗
工程)を行なう。この予洗工程が終了すると、バスケッ
ト2を中速回転させ、衣料中の水を遠心分離しつつ排水
路8から機外へ排出する。
【0016】次に、第1貯水タンク11から温水を洗濯
槽1に供給し、バスケット2を回転させて洗浄(本洗工
程)を行なう。この本洗工程が終ると、予洗と同様に洗
濯槽1内の水を排水路8を介して機外へ排出する。な
お、予洗、本洗で使用される水の量は後で説明する表1
に示すように、すすぎ工程で使用される水量の約半分程
度でよく、従って第1貯水タンク11から予洗、本洗に
給水することができる。
【0017】上記の洗浄工程が終了すると、衣料のすす
ぎ工程を行なうが、すすぎの1回目は、第2貯水タンク
12からポンプ22により洗濯槽1へ水を供給して行な
う。この1回目のすすぎの終了後は、洗濯槽1内のすす
ぎ水をリントフィルタ17と切換弁14を経由して第1
貯水タンク11に送り出す。
【0018】次に、すすぎの2回目は、第3貯水タンク
13からポンプ22により洗濯槽1へ給水し、終了後そ
のすすぎ水を切換弁15を経由して第2貯留タンク12
に送る。ついで、すすぎの3回目(最終すすぎ)は、新
水供給路4の切換弁6を開き、水の供給路3から水道水
等の新水を洗濯槽1に供給する。この最終すすぎが終了
すると切換弁16を開き、すすぎ水を第3貯水タンク1
3へ送る。
【0019】次に、必要に応じて糊付けを行なうが、こ
の糊付け作業は水の供給路3から水道水を洗濯槽1へ供
給し、作業終了後洗濯槽1内の水を排水路8を介して機
外に排出する。その後、バスケット2を高速回転して脱
水し、衣料をほぐした後バスケット2から取り出す。図
2は、上記の洗濯作業の各工程における給水と排水の方
法をチャート化したものである。
【0020】上記のように、この実施例の洗濯脱水機で
は、最終のすすぎ水を洗浄後のすすぎ水として利用し、
このすすぎ水をさらに予洗、本洗用の洗い水として再利
用するため、水の効率的利用を図ることができ、水の使
用量を大きく低減させることができる。表1は、本発明
の洗濯方法と従来の洗濯方法との所要水量を、標準負荷
容量32kgの洗濯脱水機について比較したものである。
この表1に示されるように、本発明の方法は、従来法に
比べて1回の洗濯作業で7割の節水が可能であった。
【0021】
【表1】
【0022】また、本発明の洗濯脱水機では、各貯水タ
ンク11、12、13から、機械に付設したポンプ22
を用いて直接洗濯槽1へ水を供給するため、各工程ごと
に水道管から給水する従来の構造に比べて、給水にかか
る所要時間を短縮することができた。表2は、本発明と
従来の洗濯脱水機について各工程の所要給水時間を比較
したものであり、本発明は従来のものに比べて1回の洗
濯作業で給水時間を12.5分から6.5分に短縮でき
た。これは、全体の洗濯時間を60分とした場合、1割
程度の洗濯時間の短縮となる。
【0023】
【表2】
【0024】なお、図2に示したチャートは、標準的な
洗濯工程の1例を示したものであり、工程数や各工程の
組合せを任意に変えることができる。また、洗濯槽1へ
の温水供給は、温水供給路5から行なってもよく、洗濯
槽1の内部に蒸気供給路23から蒸気を吹込み、洗浄水
の加熱を補助的に行なうようにしてもよい。さらに、第
1貯水タンク11に組込んだ加熱器26は、図示した蒸
気加熱式のもの以外に、電気等を用いて加熱する構造を
採用することもできる。
【0025】
【効果】以上のように、この発明は、洗濯槽のすすぎ水
を各すすぎ工程に対応する貯水タンクに貯水し、その貯
水を次の洗濯ですすぎ工程の前の工程となる洗浄や
すぎ工程において洗浄水やすすぎ水として繰り返して
用するようにしたので、水の使用量を大きく減少でき、
ランニングコストを低減させることができる。また、洗
濯槽に対して機械に付設したポンプにより貯水タンクか
ら直接給水できるので、水道水等を利用する構造に比べ
て給水の所要時間を短縮でき、洗濯作業の能率向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の洗濯脱水機を示す配管系統図
【図2】洗濯工程と給水排出方法を示すブロック図
【図3】従来の洗濯脱水機を示す配管系統図
【符号の説明】
1 洗濯槽 2 バスケット 3 水の供給路 8 排水路 11 第1貯水タンク 12 第2貯水タンク 13 第3貯水タンク 14、15、16 切換弁 17 リントフィルタ 21 循環水路 22 ポンプ 23 蒸気供給路 26 加熱器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽の内部に回転可能なバスケットを
    設け、洗濯槽に水の供給路と排水路を接続し、この排水
    路を分岐した分岐路に排出側の切換弁を介して貯水タン
    クをそれぞれ複数組連結し、各貯水タンクを給水側の切
    換弁を介してポンプを有する水路により洗濯槽と接続
    し、すすぎ工程の排水を各すすぎ工程順に対応する数の
    複数組の貯水タンクのそれぞれに貯水し、各貯水タンク
    の貯水は第1すすぎ工程の貯水を第1すすぎ工程より前
    の洗浄工程に、第2すすぎ工程以降の各貯水をそれぞれ
    のすすぎ工程より1つ前のすすぎ工程にそれぞれ給水
    し、洗濯槽の排水路へは洗浄工程で上記第1すすぎ工程
    からの給水で洗浄した後にのみ排水するように洗濯槽の
    給水側及び排水側と各貯水タンクの切換弁を切換て洗
    濯槽における衣料の洗浄とすすぎを順に行なえるように
    して成る洗濯脱水機。
  2. 【請求項2】 前記貯水タンクの1つに加熱手段を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の洗濯脱水機。
JP4306860A 1992-11-17 1992-11-17 洗濯脱水機 Expired - Lifetime JP3034138B2 (ja)

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