JP3000166U - 電動式洗濯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯槽内に供給された水を温め、もって洗濯
時間の短縮化及び洗濯処理の効率を高めるようにした。 【構成】 電動式洗濯装置における洗濯槽１内に、電気
発熱体２を配設した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗濯槽内に供給された水を温め、もって洗濯時間の短縮化及び洗 濯処理の効率を高めるようにした電動式洗濯装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年一般家庭においては、洗濯をするために電動式洗濯装置が用いられており 、この電動式洗濯装置も大幅な改良が進み、給水から脱水迄を一貫して行う、い わゆる全自動式の洗濯機が登場するに及んでいる。

【０００３】 一方、洗濯に使用する水は、沸かし湯を用いると洗濯に要する時間の短縮と汚 れを落とす効率がよいことは、家庭で洗濯を担当する主婦等によってよく知られ ているところである。

【０００４】 したがって前記電動式洗濯装置を用いて洗濯する場合には、風呂の残り湯を用 いるケースがあり、これは単に水資源の節約のみならず、風呂の残り湯は水道水 よりも温度が高く、ぬるま湯になっている点を利用するものであるが、これは洗 濯槽内に風呂の残り湯を供給する手間が生じるため、一般的には水道栓に直結し たホースを介して給水しているのが多くの実例である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、結局のところ洗濯時間が長くなり、かつ汚れの落ちを効率的に行う ことができず、結果として非効率的な洗濯作業に甘んじなければならない現実に 直面しているのである。

【０００６】 また従来使用してきた電動式洗濯装置においては、洗濯槽内に供給した水を加 熱する装置が用いられたものがなかった。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

そこでこの考案に係る電動式洗濯装置は前記の課題を解決するために、電動式 洗濯装置における洗濯槽内に、電気発熱体を配設したものである。

【０００８】

【作用】

すなわち、水を洗濯槽に供給しながら又は供給した後に、前記電気発熱体によ って供給された水を温め、洗濯するのである。

【０００９】

【実施例】

次にこの考案に係る電動式洗濯装置の一実施例を図面に基づいて述べると、１ は従来から一般に用いられている電動式洗濯装置の洗濯槽であり、２はこの洗濯 槽１の内部、好ましくは洗濯槽１の内壁面に配設した電気発熱体である。

【００１０】 しかして適宜な方法により洗濯槽１の内部に水を供給しながら又は供給が終了 した後、前記電気発熱体２のスイッチを入れる。この場合、洗濯物も同時に入れ ておいてもよいが、いずれにしても、前記電気発熱体２の作用によって水の温度 が上昇した後、洗濯槽１の撹拌翼のスイッチを入れ、もって撹拌翼を回転せしめ る。

【００１１】 ここにおいて、水の温度は、あまり熱すぎると洗濯物の生地を傷める可能性が あるので、例えば人間の平均的体温程度とする。したがって水の温度を高めるた めの時間は、そう長くはない。

【００１２】 また前記したいわゆる全自動式の洗濯装置にあっては、給水と同時又は必要量 の給水が行われた時点で電気発熱体２のスイッチが入るように設計すればよい。

【００１３】

【考案の効果】

前記のようにこの考案に係る電動式洗濯装置によれば、電動式洗濯装置におけ る洗濯槽内に、電気発熱体を配設してあるので、洗濯槽内に供給された水を温め 、もって洗濯時間の短縮化及び洗濯処理の効率を高めるという効果を有するので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る電動式洗濯装置の一実施例を示
す断面図である。

【符号の説明】

１ 洗濯槽 ２ 電気発熱体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電動式洗濯装置における洗濯槽内に、電
   気発熱体を配設したことを特徴とする電動式洗濯装置。