JPH11164979A - ドラム式全自動洗濯乾燥機 - Google Patents
ドラム式全自動洗濯乾燥機Info
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- JPH11164979A JPH11164979A JP9334628A JP33462897A JPH11164979A JP H11164979 A JPH11164979 A JP H11164979A JP 9334628 A JP9334628 A JP 9334628A JP 33462897 A JP33462897 A JP 33462897A JP H11164979 A JPH11164979 A JP H11164979A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- drum
- water
- circulation path
- drying
- Prior art date
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水道水を使用しなくても水蒸気を凝縮させて
除湿できて水道水の使用量を少なくできるドラム式全自
動洗濯乾燥機を提供する。 【解決手段】 ドラム１に投入した衣類等の洗濯物の洗
濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うドラム式全自動洗濯乾
燥機である。これにおいて、ドラム１に乾燥用の空気の
入口２と出口３とを設けると共に上記入口２と出口３と
を乾燥用の空気の循環経路４にて連通させる。この乾燥
用の空気の循環経路４に空気を送風する送風手段Ａ、空
気を加熱する加熱手段Ｂ、及びドラム１の出口３から出
た乾燥用の空気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿す
る除湿手段Ｃを設ける。除湿手段Ｃは循環管路４を通る
空気を気水分離フィルター５に通して空気と水蒸気とに
分離すると共に水蒸気を凝縮させるように構成する。
除湿できて水道水の使用量を少なくできるドラム式全自
動洗濯乾燥機を提供する。 【解決手段】 ドラム１に投入した衣類等の洗濯物の洗
濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うドラム式全自動洗濯乾
燥機である。これにおいて、ドラム１に乾燥用の空気の
入口２と出口３とを設けると共に上記入口２と出口３と
を乾燥用の空気の循環経路４にて連通させる。この乾燥
用の空気の循環経路４に空気を送風する送風手段Ａ、空
気を加熱する加熱手段Ｂ、及びドラム１の出口３から出
た乾燥用の空気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿す
る除湿手段Ｃを設ける。除湿手段Ｃは循環管路４を通る
空気を気水分離フィルター５に通して空気と水蒸気とに
分離すると共に水蒸気を凝縮させるように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムに投入した
衣類等の洗濯物の洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うド
ラム式全自動洗濯乾燥機に関し、詳しくは乾燥に寄与し
た空気の除湿をする乾燥用の空気の除湿装置に関するも
のである。
衣類等の洗濯物の洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うド
ラム式全自動洗濯乾燥機に関し、詳しくは乾燥に寄与し
た空気の除湿をする乾燥用の空気の除湿装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ドラムに投入した衣類等の洗濯物
の洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うドラム式全自動洗
濯乾燥機が提供されているが、このドラム式全自動洗濯
乾燥機における乾燥構造は次のようになっている。洗濯
物を投入するドラムには乾燥用の空気の入口と出口とを
設けてあり、このドラムの入口と出口とを乾燥用の空気
の循環経路にて連通させてあり、循環経路には乾燥用の
空気を加熱する加熱手段としてのヒータや、乾燥用の空
気を送風する送風手段としてのファンを配置してある。
またドラムの出口から出た水蒸気を含んだ空気を除湿し
て乾燥した空気とするために上記循環経路に水道水を吐
出する吐出口を設けてある。そして脱水を終えた洗濯物
を乾燥するにあたっては、ファンを駆動すると共にヒー
タに通電し、必要に応じてドラムを駆動し、また吐出口
から水道水を吐出する。すると、ヒータで加熱された空
気がドラムの入口からドラム内に入り、洗濯物の乾燥に
寄与した空気がドラムの出口から循環経路に戻るように
空気がドラムと循環経路との間を循環して洗濯物が乾燥
される。このときドラムの出口から出る空気は水蒸気を
含んだ空気であるが、吐出口から水道水を吐出すること
でドラムの出口から出た空気を冷却し、水蒸気を凝縮さ
せることで除湿して乾燥した空気を得ることができ、乾
燥した空気がファンやヒータに送られる。
の洗濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うドラム式全自動洗
濯乾燥機が提供されているが、このドラム式全自動洗濯
乾燥機における乾燥構造は次のようになっている。洗濯
物を投入するドラムには乾燥用の空気の入口と出口とを
設けてあり、このドラムの入口と出口とを乾燥用の空気
の循環経路にて連通させてあり、循環経路には乾燥用の
空気を加熱する加熱手段としてのヒータや、乾燥用の空
気を送風する送風手段としてのファンを配置してある。
またドラムの出口から出た水蒸気を含んだ空気を除湿し
て乾燥した空気とするために上記循環経路に水道水を吐
出する吐出口を設けてある。そして脱水を終えた洗濯物
を乾燥するにあたっては、ファンを駆動すると共にヒー
タに通電し、必要に応じてドラムを駆動し、また吐出口
から水道水を吐出する。すると、ヒータで加熱された空
気がドラムの入口からドラム内に入り、洗濯物の乾燥に
寄与した空気がドラムの出口から循環経路に戻るように
空気がドラムと循環経路との間を循環して洗濯物が乾燥
される。このときドラムの出口から出る空気は水蒸気を
含んだ空気であるが、吐出口から水道水を吐出すること
でドラムの出口から出た空気を冷却し、水蒸気を凝縮さ
せることで除湿して乾燥した空気を得ることができ、乾
燥した空気がファンやヒータに送られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では乾燥に寄与した空気を除湿して乾燥した空気を得る
ために水道水を吐出口から吐出することで冷却して水蒸
気を凝縮させて除湿しているが、乾燥している間ずっと
吐出口から水道水を出さなければならなく、無駄な水道
水を使用しなければならなく、水道水の使用量が多くな
るという問題があった。
では乾燥に寄与した空気を除湿して乾燥した空気を得る
ために水道水を吐出口から吐出することで冷却して水蒸
気を凝縮させて除湿しているが、乾燥している間ずっと
吐出口から水道水を出さなければならなく、無駄な水道
水を使用しなければならなく、水道水の使用量が多くな
るという問題があった。
【０００４】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、水道水を使用しなくても水蒸気を凝縮させて除
湿できて水道水の使用量を少なくできるドラム式全自動
洗濯乾燥機を提供するにある。
あって、水道水を使用しなくても水蒸気を凝縮させて除
湿できて水道水の使用量を少なくできるドラム式全自動
洗濯乾燥機を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項１のドラム式全自動洗濯乾燥機は、ドラ
ム１に投入した衣類等の洗濯物の洗濯、濯ぎ、脱水、乾
燥を順次行うものにおいて、ドラム１に乾燥用の空気の
入口２と出口３とを設けると共に上記入口２と出口３と
を乾燥用の空気の循環経路４にて連通させ、この乾燥用
の空気の循環経路４に空気を送風する送風手段Ａ、空気
を加熱する加熱手段Ｂ、及びドラム１の出口３から出た
乾燥用の空気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿する
除湿手段Ｃを設け、除湿手段Ｃは循環管路４を通る空気
を気水分離フィルター５に通して空気と水蒸気とに分離
すると共に水蒸気を凝縮させるように構成して成ること
を特徴とする。ドラム１の出口３から出て循環経路４を
通る水蒸気を含んだ空気を気水分離フィルター５を通す
ことで水蒸気と空気とに分離し、水蒸気を凝縮させて除
湿できるものであって、従来のように水道水を使わなく
て除湿できて無駄な水道水を要せず水道水の使用量を少
なくできる。
本発明の請求項１のドラム式全自動洗濯乾燥機は、ドラ
ム１に投入した衣類等の洗濯物の洗濯、濯ぎ、脱水、乾
燥を順次行うものにおいて、ドラム１に乾燥用の空気の
入口２と出口３とを設けると共に上記入口２と出口３と
を乾燥用の空気の循環経路４にて連通させ、この乾燥用
の空気の循環経路４に空気を送風する送風手段Ａ、空気
を加熱する加熱手段Ｂ、及びドラム１の出口３から出た
乾燥用の空気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿する
除湿手段Ｃを設け、除湿手段Ｃは循環管路４を通る空気
を気水分離フィルター５に通して空気と水蒸気とに分離
すると共に水蒸気を凝縮させるように構成して成ること
を特徴とする。ドラム１の出口３から出て循環経路４を
通る水蒸気を含んだ空気を気水分離フィルター５を通す
ことで水蒸気と空気とに分離し、水蒸気を凝縮させて除
湿できるものであって、従来のように水道水を使わなく
て除湿できて無駄な水道水を要せず水道水の使用量を少
なくできる。
【０００６】また本発明の請求項２のドラム式全自動洗
濯乾燥機は、請求項１において、循環経路４と並列にな
るように熱交換器６を設けると共に熱交換器６内に気水
分離フィルター５を内装し、循環経路４を流れる水蒸気
を含んだ空気を送る空気送り管７を循環経路４と熱交換
器６とを連通させるように設けると共に気水分離フィル
ター５で分離して水蒸気を熱交換器６で凝縮させた水滴
を回収する凝縮水回収管８を熱交換器６に連通させ、気
水分離フィルター５で分離した空気を熱交換器６から戻
す空気戻し管９を熱交換器６と循環経路４を連通させる
ように設けると共に空気戻し管９に真空吸引装置１０を
配置して成ることを特徴とする。ドラム１の出口３から
出て循環経路４を通る水蒸気を含んだ空気の一部が空気
送り管７から熱交換器６内の気水分離フィルター５に送
られ、真空吸引装置１０で吸引することで水蒸気と空気
とに分離され、乾燥した空気が空気戻し管９を介して循
環経路４に戻され、分離した水蒸気は熱交換器６で外気
と熱交換して凝縮して水滴となり、水滴が凝縮水回収管
８で回収される。これによりドラム１の出口３から出た
水蒸気を含んだ空気を水道水を使用することなく効果的
に除湿できる。
濯乾燥機は、請求項１において、循環経路４と並列にな
るように熱交換器６を設けると共に熱交換器６内に気水
分離フィルター５を内装し、循環経路４を流れる水蒸気
を含んだ空気を送る空気送り管７を循環経路４と熱交換
器６とを連通させるように設けると共に気水分離フィル
ター５で分離して水蒸気を熱交換器６で凝縮させた水滴
を回収する凝縮水回収管８を熱交換器６に連通させ、気
水分離フィルター５で分離した空気を熱交換器６から戻
す空気戻し管９を熱交換器６と循環経路４を連通させる
ように設けると共に空気戻し管９に真空吸引装置１０を
配置して成ることを特徴とする。ドラム１の出口３から
出て循環経路４を通る水蒸気を含んだ空気の一部が空気
送り管７から熱交換器６内の気水分離フィルター５に送
られ、真空吸引装置１０で吸引することで水蒸気と空気
とに分離され、乾燥した空気が空気戻し管９を介して循
環経路４に戻され、分離した水蒸気は熱交換器６で外気
と熱交換して凝縮して水滴となり、水滴が凝縮水回収管
８で回収される。これによりドラム１の出口３から出た
水蒸気を含んだ空気を水道水を使用することなく効果的
に除湿できる。
【０００７】また本発明の請求項３のドラム式全自動洗
濯乾燥機は、請求項２において、空気送り管７を加熱手
段Ｂと送風手段Ａとの間で循環経路４に連通させ、空気
戻し管９を送風手段Ａと出口３との間で循環経路４に連
通させ、凝縮水回収管８を出口３の近くで循環経路４に
連通させて成ることを特徴とする。送風手段Ａで送り出
した空気を空気送り管７にて熱交換器６に送り、熱交換
器６内で分離した空気を送風手段Ａで吸引するように循
環経路４に戻すことができて空気をスムーズに熱交換器
６に循環させて除湿できる。また凝縮した水滴は循環経
路４を介してドラム１の方に回収できる。
濯乾燥機は、請求項２において、空気送り管７を加熱手
段Ｂと送風手段Ａとの間で循環経路４に連通させ、空気
戻し管９を送風手段Ａと出口３との間で循環経路４に連
通させ、凝縮水回収管８を出口３の近くで循環経路４に
連通させて成ることを特徴とする。送風手段Ａで送り出
した空気を空気送り管７にて熱交換器６に送り、熱交換
器６内で分離した空気を送風手段Ａで吸引するように循
環経路４に戻すことができて空気をスムーズに熱交換器
６に循環させて除湿できる。また凝縮した水滴は循環経
路４を介してドラム１の方に回収できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図２はドラム式全自動洗濯乾燥機
の全体を示すものであり、ハウジング１２内に洗濯槽と
なるドラム１を横向きに設けてある。ドラム１は密閉構
造の外筒１ａと多数の通水孔のある内筒１ｂとで主体が
構成されており、内筒１ｂが回転駆動できるようになっ
ている。内筒１ｂの内面の適所には撹拌爪１３を設けて
ある。外筒１ａの一端には衣類のような洗濯物を出し入
れする出し入れ口１４を設けてあり、この出し入れ口１
４はハウジング１２の前面に位置させてある。この出し
入れ口１４には水密的に閉塞し得る蓋を開閉自在に設け
てある。図２で１５は給水弁、１６はダンパー、１７は
脱水モータ、１８は排水ポンプである。そしてドラム式
全自動洗濯乾燥機の全体的な動作を説明すると次のよう
になっている。蓋を開いてドラム１内に衣類のような洗
濯物を投入し、蓋を閉じて駆動すると、洗濯物の洗濯、
濯ぎ、脱水、乾燥が順次行われる。洗濯する場合はドラ
ム１内に適量の水を供給し、洗剤を加え、内筒１ｂを回
転駆動することで行われる。濯ぎする場合も、ドラム１
内に水を供給し、内筒１ｂを回転駆動することで行われ
るが、このような溜め濯ぎ以外に水をシャワーリングす
るシャワー濯ぎも行われる。脱水する場合、内筒１ｂを
高速で回転駆動することで行われる。乾燥する場合、ド
ラム１に加熱した空気を循環させることにより行われ、
このとき必要に応じて内筒１ｂが回転駆動される。
の全体を示すものであり、ハウジング１２内に洗濯槽と
なるドラム１を横向きに設けてある。ドラム１は密閉構
造の外筒１ａと多数の通水孔のある内筒１ｂとで主体が
構成されており、内筒１ｂが回転駆動できるようになっ
ている。内筒１ｂの内面の適所には撹拌爪１３を設けて
ある。外筒１ａの一端には衣類のような洗濯物を出し入
れする出し入れ口１４を設けてあり、この出し入れ口１
４はハウジング１２の前面に位置させてある。この出し
入れ口１４には水密的に閉塞し得る蓋を開閉自在に設け
てある。図２で１５は給水弁、１６はダンパー、１７は
脱水モータ、１８は排水ポンプである。そしてドラム式
全自動洗濯乾燥機の全体的な動作を説明すると次のよう
になっている。蓋を開いてドラム１内に衣類のような洗
濯物を投入し、蓋を閉じて駆動すると、洗濯物の洗濯、
濯ぎ、脱水、乾燥が順次行われる。洗濯する場合はドラ
ム１内に適量の水を供給し、洗剤を加え、内筒１ｂを回
転駆動することで行われる。濯ぎする場合も、ドラム１
内に水を供給し、内筒１ｂを回転駆動することで行われ
るが、このような溜め濯ぎ以外に水をシャワーリングす
るシャワー濯ぎも行われる。脱水する場合、内筒１ｂを
高速で回転駆動することで行われる。乾燥する場合、ド
ラム１に加熱した空気を循環させることにより行われ、
このとき必要に応じて内筒１ｂが回転駆動される。
【０００９】図１は本発明の要部である乾燥装置の構造
を示すものである。ドラム１の外筒１ａの上部には出し
入れ口１４の近傍で空気の入口２を設けてあり、ドラム
１の外筒１ｂの下部の側部には空気の出口３を設けてあ
り、入口２と出口３とを循環経路４にて連通させてあ
る。この循環経路４には入口２側から出口３に向けて順
次加熱手段Ｂ、送風手段Ａ、除湿手段Ｃを配置してあ
る。加熱手段Ｂとしては例えばヒータ１９を配置してあ
る。かかるヒータ１９は電気的に加熱するものでも、温
水を給湯することで加熱するものでもよい。送風手段Ａ
はファン２０と、ファン２０を駆動するモータ２１と、
モータ２１の動力をファン２０に伝達するベルト２２に
て形成されている。除湿手段Ｃは循環経路４と並列とな
るようにバイパス的に熱交換器６を設け、熱交換器６内
に気水分離フィルター５を内装して形成されている。熱
交換器４はチューブ状であり、熱交換器６の上部空間２
３と下部空間２４との間に気水分離フィルター５を内装
してある。この気水分離フィルター５は四弗化エチレン
樹脂チューブのような樹脂チューブ５ａを上部空間２３
と下部空間２４との間に多数本介装して形成されてい
る。この樹脂チューブ５ａは多孔質のものであり、水蒸
気の分子は通さないないが空気の分子は通すものであ
る。空気送り管７の一端は循環経路４のヒータ１９とフ
ァン２０との間に連通させてあり、空気送り管７の他端
は熱交換器６の上部空間２３に連通させてある。凝縮水
回収管８の一端は熱交換器６の下部空間２４に連通させ
てあり、凝縮水回収管８の他端は出口３の近傍で循環経
路４に連通させてある。空気戻し管９の一端は熱交換器
４の上部空間２３と下部空間２４との間の中間位置に連
通させてあり、空気戻し管９の他端はファン２０の手前
で循環経路４に連通させてあり、空気戻し管９の途中に
は真空吸引装置１０を配置してある。
を示すものである。ドラム１の外筒１ａの上部には出し
入れ口１４の近傍で空気の入口２を設けてあり、ドラム
１の外筒１ｂの下部の側部には空気の出口３を設けてあ
り、入口２と出口３とを循環経路４にて連通させてあ
る。この循環経路４には入口２側から出口３に向けて順
次加熱手段Ｂ、送風手段Ａ、除湿手段Ｃを配置してあ
る。加熱手段Ｂとしては例えばヒータ１９を配置してあ
る。かかるヒータ１９は電気的に加熱するものでも、温
水を給湯することで加熱するものでもよい。送風手段Ａ
はファン２０と、ファン２０を駆動するモータ２１と、
モータ２１の動力をファン２０に伝達するベルト２２に
て形成されている。除湿手段Ｃは循環経路４と並列とな
るようにバイパス的に熱交換器６を設け、熱交換器６内
に気水分離フィルター５を内装して形成されている。熱
交換器４はチューブ状であり、熱交換器６の上部空間２
３と下部空間２４との間に気水分離フィルター５を内装
してある。この気水分離フィルター５は四弗化エチレン
樹脂チューブのような樹脂チューブ５ａを上部空間２３
と下部空間２４との間に多数本介装して形成されてい
る。この樹脂チューブ５ａは多孔質のものであり、水蒸
気の分子は通さないないが空気の分子は通すものであ
る。空気送り管７の一端は循環経路４のヒータ１９とフ
ァン２０との間に連通させてあり、空気送り管７の他端
は熱交換器６の上部空間２３に連通させてある。凝縮水
回収管８の一端は熱交換器６の下部空間２４に連通させ
てあり、凝縮水回収管８の他端は出口３の近傍で循環経
路４に連通させてある。空気戻し管９の一端は熱交換器
４の上部空間２３と下部空間２４との間の中間位置に連
通させてあり、空気戻し管９の他端はファン２０の手前
で循環経路４に連通させてあり、空気戻し管９の途中に
は真空吸引装置１０を配置してある。
【００１０】しかしてドラム１の内筒１ｂ内の洗濯物の
洗濯、濯ぎ、脱水が順次行われた後、乾燥工程に入り、
加熱手段Ｂであるヒータ１９で加熱されると共に送風手
段Ａのファン２０にて送風され、また真空吸引装置１０
にて熱交換器６から空気が吸引される。ファン２０で送
風されて図１の矢印ａ，ｂのように送られた空気はヒー
タ１９にて加熱されて矢印ｃのように送られ、入口２か
らドラム１内に加熱された空気が供給され、ドラム１内
の洗濯物に加熱した空気が当てられ、洗濯物の乾燥に寄
与して水蒸気を含んだ空気はドラム１の出口３から出て
矢印ｄのように送られ、ファン２０にて送風するように
循環する。このとき、ファン２０にて送風される水蒸気
を含んだ空気の一部が空気送り管７を矢印ｅのように送
られ、水蒸気を含んだ空気が熱交換器４の上部空間２４
に入り、上部空間２４から気水分離フィルター５の樹脂
チューブ５ａを通るが、真空吸引装置１０の吸引にて空
気だけが樹脂チューブ５ａを通り、水蒸気だけが樹脂チ
ューブ５ａ内に残るように分離され、除湿された空気が
ファン２０による吸引にて空気戻し管９を矢印ｆのよう
に流れ、矢印ａのようにヒータ１９に送られる。気水分
離フィルター５の樹脂チューブ５ａ内に残った水蒸気は
外気と熱交換して凝縮して水滴となり、この水滴が矢印
ｈのように下部空間２４から凝縮水回収管８、循環経路
４を介してドラム１内に入り、排水ポンプ１８にて排水
される。このようにして加熱した空気をドラム１内に送
り、ドラム１内から出た水蒸気を含んだ空気を除湿する
ように循環させることで、洗濯物をドラム１内で乾燥す
ることができる。また空気の除湿が気水分離フィルター
５でできて従来ように無駄な水道水を必要とせず、水道
水の使用量を少なくできる。
洗濯、濯ぎ、脱水が順次行われた後、乾燥工程に入り、
加熱手段Ｂであるヒータ１９で加熱されると共に送風手
段Ａのファン２０にて送風され、また真空吸引装置１０
にて熱交換器６から空気が吸引される。ファン２０で送
風されて図１の矢印ａ，ｂのように送られた空気はヒー
タ１９にて加熱されて矢印ｃのように送られ、入口２か
らドラム１内に加熱された空気が供給され、ドラム１内
の洗濯物に加熱した空気が当てられ、洗濯物の乾燥に寄
与して水蒸気を含んだ空気はドラム１の出口３から出て
矢印ｄのように送られ、ファン２０にて送風するように
循環する。このとき、ファン２０にて送風される水蒸気
を含んだ空気の一部が空気送り管７を矢印ｅのように送
られ、水蒸気を含んだ空気が熱交換器４の上部空間２４
に入り、上部空間２４から気水分離フィルター５の樹脂
チューブ５ａを通るが、真空吸引装置１０の吸引にて空
気だけが樹脂チューブ５ａを通り、水蒸気だけが樹脂チ
ューブ５ａ内に残るように分離され、除湿された空気が
ファン２０による吸引にて空気戻し管９を矢印ｆのよう
に流れ、矢印ａのようにヒータ１９に送られる。気水分
離フィルター５の樹脂チューブ５ａ内に残った水蒸気は
外気と熱交換して凝縮して水滴となり、この水滴が矢印
ｈのように下部空間２４から凝縮水回収管８、循環経路
４を介してドラム１内に入り、排水ポンプ１８にて排水
される。このようにして加熱した空気をドラム１内に送
り、ドラム１内から出た水蒸気を含んだ空気を除湿する
ように循環させることで、洗濯物をドラム１内で乾燥す
ることができる。また空気の除湿が気水分離フィルター
５でできて従来ように無駄な水道水を必要とせず、水道
水の使用量を少なくできる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の請求項１の発明はドラムに乾燥
用の空気の入口と出口とを設けると共に上記入口と出口
とを乾燥用の空気の循環経路にて連通させ、この乾燥用
の空気の循環経路に空気を送風する送風手段、空気を加
熱する加熱手段、及びドラムの出口から出た乾燥用の空
気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿する除湿手段を
設けているので、送風手段で送風した空気を加熱手段で
加熱して入口からドラムに入れ、ドラム内の洗濯物に加
熱した空気を当てドラムから出た水蒸気を含んだ空気を
除湿手段で除湿し、乾燥した空気を送風手段に送るよう
に循環させることができるものであって、上記の空気の
循環にて洗濯物を乾燥することができるものであるのは
勿論、除湿手段は循環管路を通る空気を気水分離フィル
ターに通して空気と水蒸気とに分離すると共に水蒸気を
凝縮させるように構成しているので、ドラムの出口から
出て循環経路を通る水蒸気を含んだ空気を気水分離フィ
ルターを通すことで水蒸気と空気とに分離し、水蒸気を
凝縮させて除湿できるものであって、従来のように水道
水を使わなくて除湿できて無駄な水道水を要せず水道水
の使用量を少なくできるものである。
用の空気の入口と出口とを設けると共に上記入口と出口
とを乾燥用の空気の循環経路にて連通させ、この乾燥用
の空気の循環経路に空気を送風する送風手段、空気を加
熱する加熱手段、及びドラムの出口から出た乾燥用の空
気に含まれている水蒸気を凝縮して除湿する除湿手段を
設けているので、送風手段で送風した空気を加熱手段で
加熱して入口からドラムに入れ、ドラム内の洗濯物に加
熱した空気を当てドラムから出た水蒸気を含んだ空気を
除湿手段で除湿し、乾燥した空気を送風手段に送るよう
に循環させることができるものであって、上記の空気の
循環にて洗濯物を乾燥することができるものであるのは
勿論、除湿手段は循環管路を通る空気を気水分離フィル
ターに通して空気と水蒸気とに分離すると共に水蒸気を
凝縮させるように構成しているので、ドラムの出口から
出て循環経路を通る水蒸気を含んだ空気を気水分離フィ
ルターを通すことで水蒸気と空気とに分離し、水蒸気を
凝縮させて除湿できるものであって、従来のように水道
水を使わなくて除湿できて無駄な水道水を要せず水道水
の使用量を少なくできるものである。
【００１２】また本発明の請求項２の発明は、請求項１
において、循環経路と並列になるように熱交換器を設け
ると共に熱交換器内に気水分離フィルターを内装し、循
環経路を流れる水蒸気を含んだ空気を送る空気送り管を
循環経路と熱交換器とを連通させるように設けると共に
気水分離フィルターで分離して水蒸気を熱交換器で凝縮
させた水滴を回収する凝縮水回収管を熱交換器に連通さ
せ、気水分離フィルターで分離した空気を熱交換器から
戻す空気戻し管を熱交換器と循環経路を連通させるよう
に設けると共に空気戻し管に真空吸引装置を配置してい
るので、ドラムの出口から出て循環経路を通る水蒸気を
含んだ空気の一部が空気送り管から熱交換器内の気水分
離フィルターに送られ、真空吸引装置で吸引することで
水蒸気と空気とに分離され、乾燥した空気が空気戻し管
を介して循環経路に戻され、分離した水蒸気は熱交換器
で外気と熱交換して凝縮して水滴となり、水滴が凝縮水
回収管で回収されるものであって、ドラムの出口から出
た水蒸気を含んだ空気を水道水を使用することなく効果
的に除湿できるものである。
において、循環経路と並列になるように熱交換器を設け
ると共に熱交換器内に気水分離フィルターを内装し、循
環経路を流れる水蒸気を含んだ空気を送る空気送り管を
循環経路と熱交換器とを連通させるように設けると共に
気水分離フィルターで分離して水蒸気を熱交換器で凝縮
させた水滴を回収する凝縮水回収管を熱交換器に連通さ
せ、気水分離フィルターで分離した空気を熱交換器から
戻す空気戻し管を熱交換器と循環経路を連通させるよう
に設けると共に空気戻し管に真空吸引装置を配置してい
るので、ドラムの出口から出て循環経路を通る水蒸気を
含んだ空気の一部が空気送り管から熱交換器内の気水分
離フィルターに送られ、真空吸引装置で吸引することで
水蒸気と空気とに分離され、乾燥した空気が空気戻し管
を介して循環経路に戻され、分離した水蒸気は熱交換器
で外気と熱交換して凝縮して水滴となり、水滴が凝縮水
回収管で回収されるものであって、ドラムの出口から出
た水蒸気を含んだ空気を水道水を使用することなく効果
的に除湿できるものである。
【００１３】また本発明の請求項３の発明は、請求項２
において、空気送り管を加熱手段と送風手段との間で循
環経路に連通させ、空気戻し管を送風手段と出口との間
で循環経路に連通させているので、送風手段で送り出し
た空気を空気送り管にて熱交換器に送り、熱交換器内で
分離した空気を送風手段で吸引するように循環経路に戻
すことができて空気をスムーズに熱交換器に循環させて
除湿できるものであり、しかも凝縮水回収管を出口の近
くで循環経路に連通させているので、凝縮した水滴は循
環経路を介してドラムの方に回収できるものである。
において、空気送り管を加熱手段と送風手段との間で循
環経路に連通させ、空気戻し管を送風手段と出口との間
で循環経路に連通させているので、送風手段で送り出し
た空気を空気送り管にて熱交換器に送り、熱交換器内で
分離した空気を送風手段で吸引するように循環経路に戻
すことができて空気をスムーズに熱交換器に循環させて
除湿できるものであり、しかも凝縮水回収管を出口の近
くで循環経路に連通させているので、凝縮した水滴は循
環経路を介してドラムの方に回収できるものである。
【図１】本発明の実施の形態の一例の要部を説明する説
明図である。
明図である。
【図２】同上の全自動洗濯乾燥機の全体を示す一部切欠
斜視図である。
斜視図である。
Ａ 送風手段 Ｂ 加熱手段 Ｃ 除湿手段 １ ドラム ２ 入口 ３ 出口 ４ 循環経路 ５ 気水分離フィルター ６ 熱交換器 ７ 空気送り管 ８ 凝縮水回収管 ９ 空気戻し管 １０ 真空吸引装置
Claims (3)
- 【請求項１】 ドラムに投入した衣類等の洗濯物の洗
濯、濯ぎ、脱水、乾燥を順次行うドラム式全自動洗濯乾
燥機において、ドラムに乾燥用の空気の入口と出口とを
設けると共に上記入口と出口とを乾燥用の空気の循環経
路にて連通させ、この乾燥用の空気の循環経路に空気を
送風する送風手段、空気を加熱する加熱手段、及びドラ
ムの出口から出た乾燥用の空気に含まれている水蒸気を
凝縮して除湿する除湿手段を設け、除湿手段は循環管路
を通る空気を気水分離フィルターに通して空気と水蒸気
とに分離すると共に水蒸気を凝縮させるように構成して
成ることを特徴とするドラム式全自動洗濯乾燥機。 - 【請求項２】 循環経路と並列になるように熱交換器を
設けると共に熱交換器内に気水分離フィルターを内装
し、循環経路を流れる水蒸気を含んだ空気を送る空気送
り管を循環経路と熱交換器とを連通させるように設ける
と共に気水分離フィルターで分離して水蒸気を熱交換器
で凝縮させた水滴を回収する凝縮水回収管を熱交換器に
連通させ、気水分離フィルターで分離した空気を熱交換
器から戻す空気戻し管を熱交換器と循環経路を連通させ
るように設けると共に空気戻し管に真空吸引装置を配置
して成ることを特徴とする請求項１記載のドラム式全自
動洗濯乾燥機。 - 【請求項３】 空気送り管を加熱手段と送風手段との間
で循環経路に連通させ、空気戻し管を送風手段と出口と
の間で循環経路に連通させ、凝縮水回収管を出口の近く
で循環経路に連通させて成ることを特徴とする請求項２
記載のドラム式全自動洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9334628A JPH11164979A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ドラム式全自動洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9334628A JPH11164979A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ドラム式全自動洗濯乾燥機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11164979A true JPH11164979A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18279513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9334628A Withdrawn JPH11164979A (ja) | 1997-12-04 | 1997-12-04 | ドラム式全自動洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11164979A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009157696A3 (ko) * | 2008-06-27 | 2010-03-25 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 응축식 건조장치 |
| US7753009B2 (en) | 2006-10-19 | 2010-07-13 | Whirlpool Corporation | Washer with bio prevention cycle |
| US7904981B2 (en) | 2006-08-15 | 2011-03-15 | Whirlpool Corporation | Water supply control for a steam generator of a fabric treatment appliance |
| US7913339B2 (en) | 2006-08-15 | 2011-03-29 | Whirlpool Corporation | Water supply control for a steam generator of a fabric treatment appliance using a temperature sensor |
| US10844533B2 (en) | 2007-05-07 | 2020-11-24 | Whirlpool Corporation | Method for controlling a household washing machine |
| WO2023005478A1 (zh) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 青岛海尔洗涤电器有限公司 | 洗衣设备 |
-
1997
- 1997-12-04 JP JP9334628A patent/JPH11164979A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7904981B2 (en) | 2006-08-15 | 2011-03-15 | Whirlpool Corporation | Water supply control for a steam generator of a fabric treatment appliance |
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| US11993886B2 (en) | 2007-05-07 | 2024-05-28 | Whirlpool Corporation | Method for controlling a household washing machine |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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