JPH0519192U - 輸送用コンテナ - Google Patents

輸送用コンテナ

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JPH0519192U
JPH0519192U JP6757591U JP6757591U JPH0519192U JP H0519192 U JPH0519192 U JP H0519192U JP 6757591 U JP6757591 U JP 6757591U JP 6757591 U JP6757591 U JP 6757591U JP H0519192 U JPH0519192 U JP H0519192U
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underframe
wall body
folded
rear wall
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JP6757591U
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Inventor
嘉昭 津瀬
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サンキン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台枠1に設けた底板2上に各壁体3〜6を折
畳む時に、台枠1の前端側に出っ張りを生じさせたりす
ることなく、折畳み時の取扱いを容易となし、しかも、
全体をコンパクトに折畳むことができながら、各壁体3
〜6の高さを高くでき、台枠1の全体を有効利用した大
きさの荷物の収容空間を確保でき、その上、組立時など
における折損も防止できるようにする。 【構成】 台枠1上に取付ける底板2を、台枠1の輪郭
形状とほぼ同一形状に形成すると共に、底板2の前端部
を折畳み時における後部壁体4と左右両側壁体5,6と
の重合高さよりやや上方位置まで起立させ、かつ、該起
立部21の上端に横軸回りに前部壁体3を回動自由に連
結させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内部に穀物や部品などの各種荷物を収容して輸送するために使用さ れる輸送用コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種輸送用コンテナは、図3で示したように、矩形状の台枠Aと、こ の台枠Aの上面に取付けた格子状の底板Bと、該底板Bの前後部位にそれぞれ横 軸回りに回動自在に連結した格子状の前後両壁体C,Dと、この後部壁体Dに対 し縦軸回りに回動自在に連結され、かつ、前記前部壁体Cに着脱自在に連結され る格子状の左右両側壁体E,Fとから成り、前記底板B上に前記後部壁体Dと左 右両側壁体E,G及び前記前部壁体Cとを折畳めるようにしている。尚、前記前 部壁体Cは、コンテナ内部に収容する荷物の種類やその積載状況などに応じて荷 物の出し入れを行い易くするために、その高さ方向中間位置から上半部C1と下 半部C2とに上下2分割し、該下半部C2を前記底板Bの前部側に横軸周りに回 動可能に連結し、かつ、この下半部C2を前記両側壁体E,Fの前部側にロック 手段Gを介して連結可能となすと共に、前記上半部C1を下半部C2に対し横軸 周りに回動可能に連結して、前記上半部C1を前記両側壁体E,Fの前部側にロ ック手段Hを介して連結可能としている。また、同図中、Iは前記台枠Aの下部 4隅部に取付けた脚体であって、この各脚体I間にフォークリフトのホーク爪を 差し込んで前記輸送用コンテナを搬送できるようにしている。
【0003】 また、前記底板Bは、図4で明らかにしたように、前記台枠Aの輪郭形状より やや小形に形成して、前記底板Bの前端部を前記台枠Aの前端側より後方側に位 置するように取付けると共に、前記前部壁体Cにおける下半部C2の下部側を、 ノッチを入れた上で曲げ加工により後方側に向けて湾曲させ、この湾曲部C3の 先端側と前記底板Bの前端部とに設けた横杆J,JをコイルスプリングKを介し て回動可能に連結する一方、前記底板Bや前端部に設ける横杆Jを中心に前記前 部壁体Cの全体を前記底板B側へと折畳み可能にし、かつ、斯く折畳んだとき、 前記湾曲部C3の高さが前記前記後部壁体Dと左右両側壁体E,Fとの重合高さ よりやや高くなるようにしている。
【0004】 以上の輸送用コンテナを使用するに際しては、前記台枠Aに取付けた底板B上 に前記前部壁体Cを横軸Jを中心に回動させながら立設させ、かつ、前記底板B 上に前記後部壁体Dを横軸回りに回動させながら立設させると共に、この後部壁 体Dに対し前記両側壁体E,Fをそれぞれ縦軸回りに回動させながら前記底板B 上に立設させ、この後前記両側壁体E,Fの前部側と前記前部壁体Cの上半部C 1及び下半部C2とを前記各ロック手段G,Hを介して連結することにより、前 記底板B上に前記各壁体C,D,E,Fを立体形状に組立てるのである。
【0005】 そして、前記輸送用コンテナ内に荷物を収容するに際しては、以上の如く組み 立てた状態で上方開放部を収容したり、荷物の種類やその積載状況などに応じて 、前記前部壁体Cの上半部C1と下半部C2との両者を前記台枠Aの前方側に倒 したり、又は、前記上半部C1を下半部C2に対し前方側に倒したりして、その 開放部から前記底板B上への荷物の収容を行うようにしている。また、荷物収容 後後者のように前記前部壁体Cを開いた場合には、前記上半部C1及び下半部C 2を前記各ロック手段G,Hで前記両側壁体E,F側に連結することにより、前 記輸送用コンテナの内部を閉鎖状態となし、前記各脚体I間にフォークリフトの ホーク爪を差し込んで搬送を行うのである。また、前記輸送用コンテナ内に収容 した荷物の取出し時には、例えば前記ロック手段G,Hの解除操作で前記前部壁 体Cの上半部C1と下半部C2との両者を前記台枠Aの前方側に倒し、又は、前 記上半部C1だけを前方側に倒した状態で、前記フォークリフトなどで前記輸送 用コンテナの全体を傾けることにより、前記上半部C1及び下半部C2の開放部 から内部の荷物を外部に排出させる。
【0006】 更に、前記輸送用コンテナの不使用時には、先ず、前記各ロック手段G,Hの 解除操作で前記前部壁体C側に対する前記両側壁体E,Fの係合を解除して、該 両側壁体E,Fをそれぞれ前記後部壁体D側へと縦軸回りに回動させながら折畳 み、これら後部壁体Dと両側壁体E,Fとの全体を横軸回りに前記底板B上に折 り重ね状に回動させた後に、この底板B上に折畳まれた前記後部壁体Dと両側壁 体E,Fとの上部側に、図4の仮想線で示したように、前記前部壁体Cを前記横 軸Jを中心に回動させながら折り重ねる。このとき、前記前部壁体Cの下部側で 回動中心側には、前記前記後部壁体Dと左右両側壁体E,Fとの重合部高さより も高くなる湾曲部C3が設けられているため、該湾曲部C3で前記前部壁体Cの 全体が前記前記後部壁体Dと左右両側壁体E,Fとの重合部上に水平状に折畳ま れて、前記輸送用コンテナの全体がコンパクトに折畳まれるのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上のように、前記台枠Aの輪郭形状よりやや小形に形成された前 記底板Bの前端部を、前記台枠Aの前端側より後方側に位置するように取付け、 また、前記前部壁体Cの下部側を後方側に向けて湾曲させ、この湾曲部C3の先 端側と前記底板Bの前端部とに設けた横軸JをコイルスプリングKを介して回動 可能に連結させるときには、前記輸送用コンテナの不使用時に、前記前部壁体C を前記底板B上に折畳まれた前記後部壁体Dと両側壁体E,Fとの上部側へと折 り重ねることにより、前記輸送用コンテナの全体をコンパクトに折畳むことがで きる反面、その折畳み時、前記台枠Aの前端を除いた後端側で折畳まれるため、 前端側に前記各壁体C,D,E,Fが存在することなく、前記台枠Aの前端一部 が露出した状態で、折畳んだ前記各壁体に対し出っ張りが生ずることになる。こ のため折畳んだ輸送用コンテナの取扱いに障害となり、その取扱い作業が行い難 くなったりする問題があり、しかも、以上の構成では、前記前部壁体Cの高さを 前記台枠Aの輪郭形状よりも小形に形成する必要があることから、前記各壁体C ,D及びE,Fの高さは制限を受けることとなって、前記各壁体C,D,E,F で形成される荷物の収容空間を大きくできない問題、つまり前記台枠Aの全体を 有効利用した大きさの収容空間にできない問題があった。その上、組立時などに おいて、前記前部壁体Cに、その起立位置からさらに前方側への力が作用したり すると、ノッチを入れて曲げ加工した湾曲部C3に集中応力がかかって、該湾曲 部C3部分が折れたりする問題も有していた。
【0008】 本考案の目的は、折畳み時に台枠の前端側に出っ張りを生じさせたりすること なく、この台枠の上部側のほゞ全面にわたって各壁体を重ね状に折畳むことがで き、折畳み時の取扱いを容易にでき、しかも、全体のコンパクトな折畳みを可能 としながら、前記各壁体の高さを高くでき、前記台枠の全体を有効利用した大き さの収容空間を確保することができ、その上、組立時などにおける折損も防止で きる輸送用コンテナを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、台枠1と、この台枠1の上面に取付け た格子状底板2と、該底板2に対しそれぞれ横軸回りに回動自由に連結した格子 状の前後部両壁体3,4と、この後部壁体4に対し縦軸回りに回動自在に連結す ると共に、前記前部壁体3と着脱自在に連結した格子状の左右両側壁体5,6と から成り、前記底板2上に前記後部壁体4と左右両側壁体5,6及び前部壁体3 を折畳み可能とした輸送用コンテナにおいて、前記底板2を前記台枠1の輪郭形 状とほぼ同一形状に形成すると共に、この底板2の前端部を、折畳み時における 前記後部壁体4と左右両側壁体5,6との重合高さよりやや上方位置まで起立さ せ、かつ、該起立部21の上端に横軸回りに前記前部壁体3を回動自由に連結し たのである。
【0010】
【作用】
以上の輸送用コンテナを使用する場合には、前記前部壁体3を前記底板2にお ける起立部21の上端に設けた横軸回りに回動させながら立設させると共に、前 記底板2上に前記後部壁体4を横軸回りに回動させながら立設させ、この後部壁 体4に対し前記両側壁体5,6をそれぞれ縦軸回りに回動させながら前記底板2 上に立設させて、該底板2上に前記各壁体3,4,5,6を立体形状に組立てる のである。この場合、前記底板2は前記台枠1の輪郭形状とほぼ同一形状として 、この底板2の前端部に前記起立部21を設けて、その上端部に前部壁体3の高 さを、前記台枠1の前後長さと略同じ高さにできるのであり、それだけ前記各壁 体3〜6の高さを従来例に比較して高くできるのである。従って、以上の如く組 立てる場合、前記底板2上に立設された前記各壁体3,4,5,6で形成される 荷物の収容空間は、前記台枠1の全体を有効利用した大きさの収容空間を確保す ることができる。
【0011】 また、前記輸送用コンテナの不使用時には、前記両側壁体5,6をそれぞれ前 記後部壁体4側へと縦軸回りに回動させながら折畳み、これら後部壁体4と両側 壁体5,6との全体を横軸回りに前記底板2上に折り重ね状に回動させた後に、 この底板2上に折畳まれた前記後部壁体4と両側壁体5,6との重合上部側に、 前記前部壁体3を前記横軸回りに回動させながら折り重ねるのであるが、このと き、前記底板2を前記台枠1の輪郭形状とほゞ同一形状として、この底板2の前 端側には、前記後部壁体4と左右両側壁体5,6との重合高さよりも高くなる前 記起立部21を設け、この起立部21に前記前部壁体3を連結しているため、前 記前後部壁体3,4と左右両側壁体5,6とは前記台枠1の輪郭形状とほぼ同一 形状とした前記底板2上に重合状に折畳まれるため、前記台枠1の前端側に出っ 張りが生じたりすることはなく、この台枠1の上部全面が前記各壁体3,4,5 ,6で被覆されることとなるのである。このため、出張りによる引っ掛かりがな く、折畳み時の取扱いが容易となるのである。
【0012】 さらに、前記前部壁体3は、前記起立部21に対し横軸回りに回動自由に設け られているので、折畳み位置から起立位置へは勿論、起立位置からさらに前方側 に回動でき、これにより、組立時等において前部壁体3にその起立位置から前方 側に回動させても前記起立部21には何ら無理な力が作用することがなく、該起 立部21における基部部分の折損を防止でき、その上、荷物の出し入れ時に、前 記前部壁体3全体を開いて出し入れ作業を容易に行うこともできるのである。
【0013】
【実施例】
図1は輸送用コンテナの全体構造を示しており、矩形状台枠1の上部側に底板 2を取付け、この底板2の周縁上部に前後部両壁体3,4と左右両側壁体5,6 とをそれぞれ折畳み可能に立設すると共に、前記台枠1の下部四隅に脚体10を 取付け、この各脚体10間にフォークリフトのホーク爪を差し込んで搬送作業を 行うようにしている。
【0014】 また、前記台枠1上に設けられる前記底板2と各壁体3〜6は、その何れもが 多数の金属線を格子状に組み合わせて構成され、前記底板2を前記台枠1上に固 定して、この底板2に対し前記後部壁体4をコイルスプリング1aを介して横軸 周りに回動自在に連結すると共に、前記左右両側壁体5,6を前記後部壁体4に 対しそれぞれコイルスプリング1bを介して縦軸周りに回動自在に連結させてい る。尚、前記前部壁体3は、前述した従来のものと同様に、コンテナ内部に収容 する荷物の種類やその積載状況などに応じて荷物の出し入れを行い易くするため に、その高さ方向中間位置から上半部31と下半部32とに上下2分割し、該下 半部32を前記底板2の前部側に横軸周りに回動可能に連結し、かつ、この下半 部32を前記両側壁体5,6の前部側にロック手段7を介して連結可能となすと 共に、前記上半部31を下半部32に対し横軸周りに回動可能に連結して、前記 上半部31を前記両側壁体5,6の前部側にロック手段7を介して連結可能とし ている。
【0015】 しかして以上の輸送用コンテナにおいて、前記底板2を前記台枠1の輪郭形状 とほぼ同一大きさの矩形状に形成すると共に、この底板2の前端部を、図2で明 らかなように、曲げ加工により折畳み時における前記後部壁体4と左右両側壁体 5,6との重合高さよりやや上方位置にまで起立して起立部21を設ける一方、 該起立部21の上端側と前記前部壁体3における下半部32の下端側とに設ける 横杆8,8をコイルスプリング9で連結することにより、このコイルスプリング 9を介して前記前部壁体3を前記起立部21に横軸周りに回動自由に連結するの である。
【0016】 そして、以上の輸送用コンテナを使用するに際しては、先ず、前記台枠1に取 付けた前記底板2の起立部21上に、前記前部壁体3を前記コイルスプリング9 を介して横軸周りに回動させながら立設させると共に、前記後部壁体4を前記コ イルスプリング1aを介して横軸周りに回動させながら立設させ、かつ、前記後 部壁体4に対し前記両側壁体5,6を、それぞれ前記各コイルスプリング1bを 介して縦軸周りに回動させながら前記底板2上に立設させ、この後前記両側壁体 5,6の前端側に前記前部壁体3の上半部31と下半部32とを前記各ロック手 段7を介して係合させることにより、前記底板2上に前記各壁体3,4,5,6 を立体形状に組立てる。
【0017】 この場合、前記底板2は前記台枠1の輪郭形状とほぼ同一形状として、この底 板2の前端部に前記起立部21を設けて、その上端部に前部壁体3の高さを、前 記台枠1の前後長さと略同じ高さにできるのであり、それだけ前記各壁体3〜6 の高さを従来例に比較して高くできるのである。従って、以上の如く組立てる場 合、前記底板2上に立設された前記各壁体3,4,5,6で形成される荷物の収 容空間は、前記台枠1の全体を有効利用した大きさの収容空間が確保される。
【0018】 また、前記前部壁体3は、前記起立部21に対し横軸回りに回動自由に設けら れているので、折畳み位置から起立位置へは勿論、起立位置からさらに前方側に 回動でき、これにより、組立時等において前部壁体3にその起立位置からさらに 前方側に回動させても前記起立部21には何ら無理な力が作用することがなく、 該起立部21における曲げ加工部分の折損を防止できるし、また、荷物の出し入 れ時に、前記上半部31のみならず、該上半部31と下半部32との両方を開い て出し入れ作業を行うことができるのである。
【0019】 また、前記輸送用コンテナの不使用時には、前述した組立時とは逆の順次で、 先ず、前記各ロック手段7の離脱操作により前記前部壁体3の上半部31と下半 部32とを前記両側壁体5,6から離脱させて、これら各両側壁体5,6をそれ ぞれ前記後部壁体4側へと前記コイルスプリング1bを介して縦軸回りに回動さ せながら折畳み、これら後部壁体4と両側壁体5,6との全体を前記コイルスプ リング1aを介して横軸回りに前記底板2上に折り重ね状に回動させ、この後、 図2の仮想線で示したように、該底板2上に折畳まれた前記後部壁体4と両側壁 体5,6との重合上部側に、前記前部壁体3を前記コイルスプリング9を介して 横軸8回りに回動させながら折り重ねる。
【0020】 以上のように、前記底板2上に前記各壁体3,4,5,6を折畳むことにより コンパクトに折畳めるが、このとき、前記底板2を前記台枠1の輪郭形状とほゞ 同一形状として、この底板2の前端側には、前記後部壁体4と左右両側壁体5, 6との重合高さよりも高くなる前記起立部21を設け、この起立部21の上端部 に前記前部壁体3を連結しているため、前記前後部壁体4と左右両側壁体5,6 とは前記台枠1の輪郭形状とほゞ同一形状とした前記底板2上に重なり状に折畳 まれるため、前記台枠の前端側に出っ張りが生じたりすることはなく、この台枠 1の上部前面が前記各壁体3,4,5,6で被覆されることとなるのである。こ のため、出っ張りによる引っ掛かりがなく、折畳み時の取扱いを容易にできるの である。
【0021】
【考案の効果】
以上の説明したように本考案の輸送用コンテナでは、台枠1上に取付ける底板 2を、前記台枠1の輪郭形状とほぼ同一形状に形成すると共に、前記底板2の前 端部を折畳み時における後部壁体4と左右両側壁体5,6との重合高さよりやや 上方位置まで起立させ、かつ、該起立部21の上端に横軸回りに前記前部壁体3 を回動自由に連結させたから、折畳み時に前記台枠1の前端側に出っ張りを生じ させたりすることなく、この台枠1の上部前面を前記各壁体3,4,5,6で覆 うことがてきて、出っ張りによる引っ掛かりをなくし、折畳み時の取扱いを容易 にできるのであり、しかも、以上のように全体をコンパクトに折畳むことができ ながら、前記台枠1と底板2との大きさをほぼ同一大きさとして、この底板2の 前端部に前記起立部21を設けて、その上端部に前部壁体3の高さを、前記台枠 1の前後長さと略同じ高さにできるのであり、それだけ前記各壁体3〜6の高さ を従来例に比較して高くできるのである。従って、以上の如く組立てる場合、前 記底板2上に立設された前記各壁体3,4,5,6で形成される収容空間は、前 記台枠1の全体を有効に利用した大きさにできるのである。
【0022】 さらに、前記前部壁体3は、前記起立部21に対し横軸回りに回動自由に設け られているので、折畳み位置から起立位置へは勿論、起立位置からさらに前方側 に回動でき、これにより、組立時等において前部壁体3にその起立位置から前方 側に回動させても前記起立部21には何ら無理な力が作用することがなく、該起 立部21における基部部分の折損を防止でき、その上、荷物の出し入れ時に、前 記前部壁体3全体を開いて出し入れ作業を容易に行うこともできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる輸送用コンテナの全体構造を示
す斜視図である。
【図2】同要部の拡大斜視図である。
【図3】従来の輸送用コンテナの全体構造を示す斜視図
である。
【図4】底板と前部壁体との取付部位を拡大して示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 台枠 2 底板 21 起立部 3,4 前後部壁体 5,6 両側壁体 8 横軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠1と、この台枠1の上面に取付けた
    格子状底板2と、該底板2に対しそれぞれ横軸回りに回
    動自由に連結した格子状の前後部両壁体3,4と、この
    後部壁体4に対し縦軸回りに回動自在に連結すると共
    に、前記前部壁体3と着脱自在に連結した格子状の左右
    両側壁体5,6とから成り、前記底板2上に前記後部壁
    体4と左右両側壁体5,6及び前部壁体3を折畳み可能
    とした輸送用コンテナにおいて、前記底板2を前記台枠
    1の輪郭形状とほぼ同一形状に形成すると共に、この底
    板2の前端部を、折畳み時における前記後部壁体4と左
    右両側壁体5,6との重合高さよりやや上方位置まで起
    立させ、かつ、該起立部21の上端部に横軸回りに前記
    前部壁体3を回動自由に連結したことを特徴とする輸送
    用コンテナ。
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