JPH05191376A - スペクトラム拡散方式受信装置 - Google Patents
スペクトラム拡散方式受信装置Info
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- JPH05191376A JPH05191376A JP566692A JP566692A JPH05191376A JP H05191376 A JPH05191376 A JP H05191376A JP 566692 A JP566692 A JP 566692A JP 566692 A JP566692 A JP 566692A JP H05191376 A JPH05191376 A JP H05191376A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 局部搬送波を±1の2値の信号にすることに
より遅延ロックループの回路規模および消費電力を小さ
くすること。 【構成】 拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロックルー
プとして、発振周波数が搬送波に等しくデューティサイ
クル50%の直交した1組の2値の矩形波信号を発生す
る局部搬送波発生回路8と、位相が1/2ビットずつず
れた2つの局部拡散符号を発生する局部拡散符号発生回
路27と、同相成分および直交成分のそれぞれの高周波
成分を除去するローパスフィルタ13〜16と、同相成
分および直交成分のぞれぞれの2乗を計算する2乗回路
17〜20の出力を加算する2つの加算器21,22
と、これら加算器の出力の差を計算する減算器23と、
この減算器の出力から高周波成分を除去するローパスフ
ィルタ25と、局部拡散符号生成回路27を駆動する電
圧制御発振器26とを備えている。
より遅延ロックループの回路規模および消費電力を小さ
くすること。 【構成】 拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロックルー
プとして、発振周波数が搬送波に等しくデューティサイ
クル50%の直交した1組の2値の矩形波信号を発生す
る局部搬送波発生回路8と、位相が1/2ビットずつず
れた2つの局部拡散符号を発生する局部拡散符号発生回
路27と、同相成分および直交成分のそれぞれの高周波
成分を除去するローパスフィルタ13〜16と、同相成
分および直交成分のぞれぞれの2乗を計算する2乗回路
17〜20の出力を加算する2つの加算器21,22
と、これら加算器の出力の差を計算する減算器23と、
この減算器の出力から高周波成分を除去するローパスフ
ィルタ25と、局部拡散符号生成回路27を駆動する電
圧制御発振器26とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気通信システムにお
けるスペクトラム拡散方式受信装置に関するものであ
る。
けるスペクトラム拡散方式受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のスペクトラム拡散方式受信
装置の構成を示している。図2において、101はアン
テナ、102はダブルバランスドミキサ、103は局部
発振回路、104は中間周波増幅回路、105はバンド
パスフィルタ、106はA/Dコンバータ、107およ
び108は局部搬送波と受信信号との乗算を行なうディ
ジタル乗算器、109は90°移相回路、110は正弦
波形を発生する局部搬送波発生回路、111,112,
113および114は逆拡散を行なうディジタル乗算
器、115,116,117および118はローパスフ
ィルタ、119,120,121および122は2乗回
路、123および124は加算器、125は減算器、1
26はD/Aコンバータ、127はローパスフィルタ、
128は電圧制御発振器、129は1/2ビットずつ位
相が異なる3系統の拡散符号を発生する局部拡散符号発
生回路、130はベースバンド復調回路である。
装置の構成を示している。図2において、101はアン
テナ、102はダブルバランスドミキサ、103は局部
発振回路、104は中間周波増幅回路、105はバンド
パスフィルタ、106はA/Dコンバータ、107およ
び108は局部搬送波と受信信号との乗算を行なうディ
ジタル乗算器、109は90°移相回路、110は正弦
波形を発生する局部搬送波発生回路、111,112,
113および114は逆拡散を行なうディジタル乗算
器、115,116,117および118はローパスフ
ィルタ、119,120,121および122は2乗回
路、123および124は加算器、125は減算器、1
26はD/Aコンバータ、127はローパスフィルタ、
128は電圧制御発振器、129は1/2ビットずつ位
相が異なる3系統の拡散符号を発生する局部拡散符号発
生回路、130はベースバンド復調回路である。
【0003】次に、上記従来例の動作について説明す
る。図2において、PSK変調で生成された送信信号
は、アンテナ101で受信され、受信信号と局部発振回
路103で発振された周波数とがダブルバランスドミキ
サ102で混合され、中間周波増幅回路104で増幅さ
れた後、バンドパスフィルタ105を通してA/Dコン
バータ106でディジタル信号に変換される。A/Dコ
ンバータ106の出力は、ディジタル乗算器107およ
び108において、90°移相回路109および局部搬
送波発生回路110で生成された直交搬送波と乗算され
る。ディジタル乗算器107および108の出力は2分
配され、局部拡散符号発生回路129で生成された1ビ
ットの位相差を持つ局部拡散符号により、それぞれディ
ジタル乗算器111,112,113および114で逆
拡散される。逆拡散後の同相成分のローパスフィルタ1
15および117の出力には、局部搬送波発生回路11
0で生成された局部搬送波と受信信号の搬送波との位相
差の余弦に比例した信号が現われる。同様に直交成分の
ローパスフィルタ116および118には、局搬送波と
受信信号の搬送波との位相差の正弦に比例した信号が現
われる。各ローパスフィルタ115,116,117お
よび118の出力を各2乗回路119,120,121
および122でそれぞれ2乗し、加算器123および1
24で加算することにより、各加算器123および12
4の出力には、局部搬送波と受信信号の搬送波との位相
差およびベースバンドデータによるPSK変調の影響が
取り除かれて、局部拡散符号の位相のずれによる相関値
の変化だけを示す信号が現われる。次いで減算器125
で加算器123および124の出力の差分をとり、D/
Aコンバータ126でアナログ信号に変換し、ローパス
フィルタ127を通した後、電圧制御発振器128で局
部拡散符号発生回路129を制御する。これにより、局
部拡散符号発生回路129で生成される局部拡散符号の
位相は、受信信号との相関値が最も高い点を追跡するこ
とになり、ベースバンド復調回路130で受信信号が正
しく復調されることになる。
る。図2において、PSK変調で生成された送信信号
は、アンテナ101で受信され、受信信号と局部発振回
路103で発振された周波数とがダブルバランスドミキ
サ102で混合され、中間周波増幅回路104で増幅さ
れた後、バンドパスフィルタ105を通してA/Dコン
バータ106でディジタル信号に変換される。A/Dコ
ンバータ106の出力は、ディジタル乗算器107およ
び108において、90°移相回路109および局部搬
送波発生回路110で生成された直交搬送波と乗算され
る。ディジタル乗算器107および108の出力は2分
配され、局部拡散符号発生回路129で生成された1ビ
ットの位相差を持つ局部拡散符号により、それぞれディ
ジタル乗算器111,112,113および114で逆
拡散される。逆拡散後の同相成分のローパスフィルタ1
15および117の出力には、局部搬送波発生回路11
0で生成された局部搬送波と受信信号の搬送波との位相
差の余弦に比例した信号が現われる。同様に直交成分の
ローパスフィルタ116および118には、局搬送波と
受信信号の搬送波との位相差の正弦に比例した信号が現
われる。各ローパスフィルタ115,116,117お
よび118の出力を各2乗回路119,120,121
および122でそれぞれ2乗し、加算器123および1
24で加算することにより、各加算器123および12
4の出力には、局部搬送波と受信信号の搬送波との位相
差およびベースバンドデータによるPSK変調の影響が
取り除かれて、局部拡散符号の位相のずれによる相関値
の変化だけを示す信号が現われる。次いで減算器125
で加算器123および124の出力の差分をとり、D/
Aコンバータ126でアナログ信号に変換し、ローパス
フィルタ127を通した後、電圧制御発振器128で局
部拡散符号発生回路129を制御する。これにより、局
部拡散符号発生回路129で生成される局部拡散符号の
位相は、受信信号との相関値が最も高い点を追跡するこ
とになり、ベースバンド復調回路130で受信信号が正
しく復調されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトラム拡散方式受信装置では、拡散符号の同
期追跡を行なう遅延ロックループとして、受信信号と局
部搬送波との乗算を行なうための多ビット対多ビットの
ディジタル乗算器107および108が必要であり、回
路規模および消費電力が大きくなるという問題があっ
た。
来のスペクトラム拡散方式受信装置では、拡散符号の同
期追跡を行なう遅延ロックループとして、受信信号と局
部搬送波との乗算を行なうための多ビット対多ビットの
ディジタル乗算器107および108が必要であり、回
路規模および消費電力が大きくなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、多ビット対多ビットの乗算を行なうこと
なく、回路規模および消費電力の小さい遅延ロックルー
プを備えたスペクトラム拡散方式受信装置を提供するこ
とを目的とする。
るものであり、多ビット対多ビットの乗算を行なうこと
なく、回路規模および消費電力の小さい遅延ロックルー
プを備えたスペクトラム拡散方式受信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロック
ループとして、発振周波数が搬送波に等しくデューティ
サイクル50%の直交した1組の2値の矩形波信号を発
生する局部搬送波発生回路と、位相が僅かにずれた2つ
の局部拡散符号を発生する局部拡散符号発生回路と、同
相成分および直交成分のそれぞれの高周波成分を除去す
るローパスフィルタと、同相成分および直交成分のそれ
ぞれの2乗を計算する2乗回路と、同相成分および直交
成分のそれぞれの2乗回路の出力を加算する加算器と、
2つの加算器の出力の差を計算する減算器と、減算器の
出力から高周波成分を除去するローパスフィルタと、局
部拡散符号発生回路を駆動する電圧制御発振器とを備え
たものである。
成するために、拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロック
ループとして、発振周波数が搬送波に等しくデューティ
サイクル50%の直交した1組の2値の矩形波信号を発
生する局部搬送波発生回路と、位相が僅かにずれた2つ
の局部拡散符号を発生する局部拡散符号発生回路と、同
相成分および直交成分のそれぞれの高周波成分を除去す
るローパスフィルタと、同相成分および直交成分のそれ
ぞれの2乗を計算する2乗回路と、同相成分および直交
成分のそれぞれの2乗回路の出力を加算する加算器と、
2つの加算器の出力の差を計算する減算器と、減算器の
出力から高周波成分を除去するローパスフィルタと、局
部拡散符号発生回路を駆動する電圧制御発振器とを備え
たものである。
【0007】
【作用】したがって、本発明によれば、遅延ロックルー
プで用いる局部搬送波に±1の2値のみを取る矩形波を
用いることにより、乗算器の構成を簡単にすることがで
きる。すなわち、多ビットの数と±1のみをとる2値の
数との乗算は、多ビットの数のサインビットと2値の数
の排他的論理和を取るだけで実現でき、多ビット対多ビ
ットの乗算に比較して、遅延ロックループの構成を簡略
化することができる。
プで用いる局部搬送波に±1の2値のみを取る矩形波を
用いることにより、乗算器の構成を簡単にすることがで
きる。すなわち、多ビットの数と±1のみをとる2値の
数との乗算は、多ビットの数のサインビットと2値の数
の排他的論理和を取るだけで実現でき、多ビット対多ビ
ットの乗算に比較して、遅延ロックループの構成を簡略
化することができる。
【0008】また、遅延ロックループの局部搬送波に矩
形波を用いた場合においても、同相・直交の各ローパス
フィルタの出力には、局部搬送波と受信信号の搬送波と
の位相差の正弦および余弦に比例した出力が現われるの
で、同相・直交それぞれ逆拡散後のローパスフィルタの
出力の2乗和をとることにより、局部搬送波と受信信号
の搬送波との位相差およびベースバンドデータ変調の影
響を除去することができる。
形波を用いた場合においても、同相・直交の各ローパス
フィルタの出力には、局部搬送波と受信信号の搬送波と
の位相差の正弦および余弦に比例した出力が現われるの
で、同相・直交それぞれ逆拡散後のローパスフィルタの
出力の2乗和をとることにより、局部搬送波と受信信号
の搬送波との位相差およびベースバンドデータ変調の影
響を除去することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。図1において、1はアンテナ、2はダブルバラン
スドミキサ、3は局部発振回路、4は中間周波増幅回
路、5はバンドパスフィルタ、6はA/Dコンバータ、
7は90°移相回路、8は発振周波数が搬送波に等しく
デューティサイクル50%の直交した1組の2値の矩形
波信号を発生する局部搬送波発生回路、9,10,11
および12は逆拡散を行なうための1ビット対多ビット
のディジタル乗算器、13,14,15および16はロ
ーパスフィルタ、17,18,19および20は2乗回
路、21および22は加算器、23は減算器、24はD
/Aコンバータ、25はローパスフィルタ、26は局部
拡散符号発生回路27を駆動する電圧制御発振器、27
は1/2ビットずつ位相が異なる3系統の拡散符号を発
生する局部拡散符号発生回路、28,29,30および
31は2値の局部搬送波と局部拡散符号との排他的論理
和を演算する排他的論理和演算回路、32はベースバン
ド復調回路である。
ある。図1において、1はアンテナ、2はダブルバラン
スドミキサ、3は局部発振回路、4は中間周波増幅回
路、5はバンドパスフィルタ、6はA/Dコンバータ、
7は90°移相回路、8は発振周波数が搬送波に等しく
デューティサイクル50%の直交した1組の2値の矩形
波信号を発生する局部搬送波発生回路、9,10,11
および12は逆拡散を行なうための1ビット対多ビット
のディジタル乗算器、13,14,15および16はロ
ーパスフィルタ、17,18,19および20は2乗回
路、21および22は加算器、23は減算器、24はD
/Aコンバータ、25はローパスフィルタ、26は局部
拡散符号発生回路27を駆動する電圧制御発振器、27
は1/2ビットずつ位相が異なる3系統の拡散符号を発
生する局部拡散符号発生回路、28,29,30および
31は2値の局部搬送波と局部拡散符号との排他的論理
和を演算する排他的論理和演算回路、32はベースバン
ド復調回路である。
【0010】次に上記実施例の動作について説明する。
上記の実施例において、PSK変調により生成された送
信信号は、アンテナ1で受信され、受信信号と局部発振
回路3で発振された周波数とがダブルバランスドミキサ
2で混合され、中間周波増幅回路4で増幅された後、バ
ンドパスフィルタ5を通してA/Dコンバータ6でディ
ジタル信号に変換される。A/Dコンバータ6の出力
は、ディジタル乗算器9,10,11および12に分配
され、同相および直交搬送波との乗算と逆拡散とが同時
に行なわれる。排他的論理和演算回路28,29,30
および31では、90°移相回路7および局部搬送波発
生回路8で生成された2値の局部搬送波と局部拡散符号
発生回路27で生成された局部拡散符号との乗算が予め
行なわれる。逆拡散後の同相成分のローパスフィルタ1
3および15の出力には、局部搬送波発生回路8で生成
された局部搬送波と受信信号の搬送波との位相差の余弦
に比例した信号が現われる。同様に直交成分のローパス
フィルタ14および16には、局部搬送波と受信信号の
搬送波との位相差の正弦に比例した信号が現われる。各
ローパスフィルタ13,14,15および16の出力を
それぞれ2乗回路17,18,19および20で2乗
し、加算器21および22でそれぞれ加算することによ
り、加算器21おび22の出力には、局部搬送波と受信
信号の搬送波との位相差およびベースバンドデータによ
る変調の影響が取り除かれて、局部拡散符号の位相のい
ずれによる相関値の低下だけを示す信号が現われる。次
いで減算器23で加算器21および22の出力の差分を
とり、D/Aコンバータ24でアナログ信号に変換し、
ローパスフィルタ25を通した後、電圧制御発振器26
で局部拡散符号発生回路27を制御する。これにより、
局部拡散符号発生回路27で生成される局部拡散符号の
位相は、受信信号との相関値が最も高い点を追跡するこ
とになり、ベースバンド復調回路32で受信信号が正し
く復調されることになる。
上記の実施例において、PSK変調により生成された送
信信号は、アンテナ1で受信され、受信信号と局部発振
回路3で発振された周波数とがダブルバランスドミキサ
2で混合され、中間周波増幅回路4で増幅された後、バ
ンドパスフィルタ5を通してA/Dコンバータ6でディ
ジタル信号に変換される。A/Dコンバータ6の出力
は、ディジタル乗算器9,10,11および12に分配
され、同相および直交搬送波との乗算と逆拡散とが同時
に行なわれる。排他的論理和演算回路28,29,30
および31では、90°移相回路7および局部搬送波発
生回路8で生成された2値の局部搬送波と局部拡散符号
発生回路27で生成された局部拡散符号との乗算が予め
行なわれる。逆拡散後の同相成分のローパスフィルタ1
3および15の出力には、局部搬送波発生回路8で生成
された局部搬送波と受信信号の搬送波との位相差の余弦
に比例した信号が現われる。同様に直交成分のローパス
フィルタ14および16には、局部搬送波と受信信号の
搬送波との位相差の正弦に比例した信号が現われる。各
ローパスフィルタ13,14,15および16の出力を
それぞれ2乗回路17,18,19および20で2乗
し、加算器21および22でそれぞれ加算することによ
り、加算器21おび22の出力には、局部搬送波と受信
信号の搬送波との位相差およびベースバンドデータによ
る変調の影響が取り除かれて、局部拡散符号の位相のい
ずれによる相関値の低下だけを示す信号が現われる。次
いで減算器23で加算器21および22の出力の差分を
とり、D/Aコンバータ24でアナログ信号に変換し、
ローパスフィルタ25を通した後、電圧制御発振器26
で局部拡散符号発生回路27を制御する。これにより、
局部拡散符号発生回路27で生成される局部拡散符号の
位相は、受信信号との相関値が最も高い点を追跡するこ
とになり、ベースバンド復調回路32で受信信号が正し
く復調されることになる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロックループとし
て、発振周波数が搬送波に等しくデューティサイクル5
0%の直交した1組の2値の矩形波信号を発生する局部
搬送波発生回路と、位相が僅かにずれた2つの局部拡散
符号を発生する局部拡散符号発生回路と、同相成分およ
び直交成分のそれぞれの高周波成分を除去するローパス
フィルタと、同相成分および直交成分のそれぞれの2乗
を計算する2乗回路と、同相成分および直交成分のそれ
ぞれの2乗回路の出力を加算する加算器と、2つの加算
器の出力の差を計算する減算器と、減算器の出力から高
周波成分を除去するローパスフィルタと、局部拡散符号
発生回路を駆動する電圧制御発振器とを備えているの
で、局部搬送波発生回路で±1の2値の局部搬送波を生
成することにより、多ビット対多ビットの乗算を行なう
ことなく、局部搬送波と受信信号の搬送波との位相差お
よびベースバンドデータによる変調の影響を受けない、
かつ構成の簡略化された、消費電力の小さい遅延ロック
ループおよびスペクトラム拡散方式受信装置を実現する
ことができる。
に、拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロックループとし
て、発振周波数が搬送波に等しくデューティサイクル5
0%の直交した1組の2値の矩形波信号を発生する局部
搬送波発生回路と、位相が僅かにずれた2つの局部拡散
符号を発生する局部拡散符号発生回路と、同相成分およ
び直交成分のそれぞれの高周波成分を除去するローパス
フィルタと、同相成分および直交成分のそれぞれの2乗
を計算する2乗回路と、同相成分および直交成分のそれ
ぞれの2乗回路の出力を加算する加算器と、2つの加算
器の出力の差を計算する減算器と、減算器の出力から高
周波成分を除去するローパスフィルタと、局部拡散符号
発生回路を駆動する電圧制御発振器とを備えているの
で、局部搬送波発生回路で±1の2値の局部搬送波を生
成することにより、多ビット対多ビットの乗算を行なう
ことなく、局部搬送波と受信信号の搬送波との位相差お
よびベースバンドデータによる変調の影響を受けない、
かつ構成の簡略化された、消費電力の小さい遅延ロック
ループおよびスペクトラム拡散方式受信装置を実現する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例におけるスペクトラム拡散方
式受信装置の概略ブロック図
式受信装置の概略ブロック図
【図2】従来のスペクトラム拡散方式受信装置の概略ブ
ロック図
ロック図
1 アンテナ 2 ダブルバランスドミキサ 3 局部発振回路 4 中間周波増幅回路 5 バンドパスフィルタ 6 A/Dコンバータ 7 90°移相回路 8 局部搬送波発生回路 9,10,11,12 ディジタル乗算器 13,14,15,16 ローパスフィルタ 17,18,19,20 2乗回路 21,22 加算器 23 減算器 24 D/Aコンバータ 25 ローパスフィルタ 26 電圧制御発振器 27 局部拡散符号発生回路 28,29,30,31 排他的論理和回路 32 ベースバンド復調回路
Claims (1)
- 【請求項1】 拡散符号の同期追跡を行なう遅延ロック
ループとして、発振周波数が搬送波に等しくデューティ
サイクル50%の直交した1組の2値の矩形波信号を発
生する局部搬送波発生回路と、位相が僅かにずれた2つ
の局部拡散符号を発生する局部拡散符号発生回路と、同
相成分および直交成分のそれぞれの高周波成分を除去す
るローパスフィルタと、同相成分および直交成分のそれ
ぞれの2乗を計算する2乗回路と、同相成分および直交
成分のそれぞれの2乗回路の出力を加算する加算器と、
2つの加算器の出力の差を計算する減算器と、減算器の
出力から高周波成分を除去するローパスフィルタと、局
部拡散符号発生回路を駆動する電圧制御発振器とを備え
たスペクトラム拡散方式受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP566692A JP2782395B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | スペクトラム拡散方式受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP566692A JP2782395B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | スペクトラム拡散方式受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191376A true JPH05191376A (ja) | 1993-07-30 |
JP2782395B2 JP2782395B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=11617432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP566692A Expired - Fee Related JP2782395B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | スペクトラム拡散方式受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782395B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11157650B1 (en) | 2017-09-28 | 2021-10-26 | Csidentity Corporation | Identity security architecture systems and methods |
US11195225B2 (en) | 2006-03-31 | 2021-12-07 | The 41St Parameter, Inc. | Systems and methods for detection of session tampering and fraud prevention |
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JPH03101534A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-26 | Hitachi Zosen Corp | 直接スペクトル拡散通信方式の受信装置 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP566692A patent/JP2782395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03101534A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-26 | Hitachi Zosen Corp | 直接スペクトル拡散通信方式の受信装置 |
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US11195225B2 (en) | 2006-03-31 | 2021-12-07 | The 41St Parameter, Inc. | Systems and methods for detection of session tampering and fraud prevention |
US11157650B1 (en) | 2017-09-28 | 2021-10-26 | Csidentity Corporation | Identity security architecture systems and methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2782395B2 (ja) | 1998-07-30 |
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