JPH05191201A - 発振子 - Google Patents
発振子Info
- Publication number
- JPH05191201A JPH05191201A JP627892A JP627892A JPH05191201A JP H05191201 A JPH05191201 A JP H05191201A JP 627892 A JP627892 A JP 627892A JP 627892 A JP627892 A JP 627892A JP H05191201 A JPH05191201 A JP H05191201A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width
- region
- wider
- oscillator
- central region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロコンピュータの基準信号の発生に使
用され、振動素子と容量素子とからなる発振子におい
て、容易に高精度の発振周波数が得られる発振子を提供
する。 【構成】 容量素子10の上面電極11,12の中央領
域13の幅W1を接続領域14の幅W2よりも大きくしか
つ振動素子1の幅W3よりも大きくした構成により、振
動素子1と容量素子10とを組み立てた後に上面電極1
1,12のトリミングができるため、振動素子1と容量
素子10に高精度の電気特性の材料を用いなくても、ま
た高精度の組み立てを行わなくても、安定して高精度の
発振周波数を容易に得ることができる。
用され、振動素子と容量素子とからなる発振子におい
て、容易に高精度の発振周波数が得られる発振子を提供
する。 【構成】 容量素子10の上面電極11,12の中央領
域13の幅W1を接続領域14の幅W2よりも大きくしか
つ振動素子1の幅W3よりも大きくした構成により、振
動素子1と容量素子10とを組み立てた後に上面電極1
1,12のトリミングができるため、振動素子1と容量
素子10に高精度の電気特性の材料を用いなくても、ま
た高精度の組み立てを行わなくても、安定して高精度の
発振周波数を容易に得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
の基準信号の発生に使用され、セラミックや水晶等から
なる振動素子と誘電体からなる容量素子とを主要構成部
材とする静電容量内蔵型の発振子に関するものである。
の基準信号の発生に使用され、セラミックや水晶等から
なる振動素子と誘電体からなる容量素子とを主要構成部
材とする静電容量内蔵型の発振子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例を図面に基づいて説明する。図3
は従来の発振子の要部分解斜視図、図4は同発振子の正
面断面図である。図3,図4において、1は主振動部を
構成するように上下両面に電極2を設けたセラミックや
水晶等からなる振動素子、3は2個のコンデンサを構成
するように上面電極4,5と下面電極6とを設けた誘電
体からなる容量素子である。ただし、コンデンサは上面
電極4と下面電極6とが対向する部分および上面電極5
と下面電極6とが対向する部分でそれぞれ構成される。
は従来の発振子の要部分解斜視図、図4は同発振子の正
面断面図である。図3,図4において、1は主振動部を
構成するように上下両面に電極2を設けたセラミックや
水晶等からなる振動素子、3は2個のコンデンサを構成
するように上面電極4,5と下面電極6とを設けた誘電
体からなる容量素子である。ただし、コンデンサは上面
電極4と下面電極6とが対向する部分および上面電極5
と下面電極6とが対向する部分でそれぞれ構成される。
【0003】振動素子1と容量素子3とは図4に示すよ
うに、その両端部において導電性接着剤7により接続固
定されており、さらに容量素子3はその上面電極4,5
および下面電極6と端子8の一端とが導電性接着剤7に
より接続された状態で端子台9に固定されている。
うに、その両端部において導電性接着剤7により接続固
定されており、さらに容量素子3はその上面電極4,5
および下面電極6と端子8の一端とが導電性接着剤7に
より接続された状態で端子台9に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の発振子の構成では、高精度の発振周波数を有
する発振子を得ようとする場合、上面電極が中央部を除
いて上面を全面的に覆う構成となっているため、組み立
てた後にトリミングして発振周波数を調整することは極
めて困難であった。このため、材料として高精度の発振
周波数を持つ振動素子と高精度の静電容量を持つ容量素
子が必要となり、さらに発振周波数の工程変化を一定値
に保つための構造、組立精度が要求される。したがっ
て、材料コスト、工数の上昇と歩留まりの低下が避けら
れなかった。
うな従来の発振子の構成では、高精度の発振周波数を有
する発振子を得ようとする場合、上面電極が中央部を除
いて上面を全面的に覆う構成となっているため、組み立
てた後にトリミングして発振周波数を調整することは極
めて困難であった。このため、材料として高精度の発振
周波数を持つ振動素子と高精度の静電容量を持つ容量素
子が必要となり、さらに発振周波数の工程変化を一定値
に保つための構造、組立精度が要求される。したがっ
て、材料コスト、工数の上昇と歩留まりの低下が避けら
れなかった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするものであり、通常の電気特性の精度の材料を使用
し、それ程高度の組立精度を用いることなく、容易に高
精度の発振周波数が得られる発振子を提供することを目
的とするものである。
とするものであり、通常の電気特性の精度の材料を使用
し、それ程高度の組立精度を用いることなく、容易に高
精度の発振周波数が得られる発振子を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、上下両面に電極を有する振動素子と、この
振動素子と両端部で接続固定され上面の中央近傍から一
方の端と他方の端までのそれぞれの領域に形成された一
対の上面電極と下面の中央に形成された下面電極とを有
する容量素子と、前記上面電極に一端が接続固定された
一対の端子と前記下面電極に一端が接続固定された端子
とを有する端子台とからなり、前記上面電極を中央領
域、端領域およびこの両領域に挟まれる接続領域に3分
割したとき、前記中央領域の幅が前記接続領域の幅より
広くかつ前記振動素子の幅より広い構成としたものであ
る。
に本発明は、上下両面に電極を有する振動素子と、この
振動素子と両端部で接続固定され上面の中央近傍から一
方の端と他方の端までのそれぞれの領域に形成された一
対の上面電極と下面の中央に形成された下面電極とを有
する容量素子と、前記上面電極に一端が接続固定された
一対の端子と前記下面電極に一端が接続固定された端子
とを有する端子台とからなり、前記上面電極を中央領
域、端領域およびこの両領域に挟まれる接続領域に3分
割したとき、前記中央領域の幅が前記接続領域の幅より
広くかつ前記振動素子の幅より広い構成としたものであ
る。
【0007】
【作用】以上の構成とすれば、振動素子と容量素子とを
組み立てた後に、容量素子の上面電極の中央近傍領域の
張り出し部分をトリミングして発振周波数の調整ができ
る振動素子と容量素子の電気特性の精度を低く抑えて
も、また、組み立てに起因する発振周波数の工程変化の
変動があったとしても、予め工程変化をみこんだ設計を
採ることにより、安定して高精度の発振周波数を有する
発振子を得ることができる。
組み立てた後に、容量素子の上面電極の中央近傍領域の
張り出し部分をトリミングして発振周波数の調整ができ
る振動素子と容量素子の電気特性の精度を低く抑えて
も、また、組み立てに起因する発振周波数の工程変化の
変動があったとしても、予め工程変化をみこんだ設計を
採ることにより、安定して高精度の発振周波数を有する
発振子を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
説明する。図1は本発明の一実施例における発振子の要
部分解斜視図、図2は同発振子のトリミング処理を説明
する平面図である。なお、図1,図2において従来例を
示す図3,図4と同一の部分には同一符号を付してあ
り、その同一部分についての説明はここでは省略する。
説明する。図1は本発明の一実施例における発振子の要
部分解斜視図、図2は同発振子のトリミング処理を説明
する平面図である。なお、図1,図2において従来例を
示す図3,図4と同一の部分には同一符号を付してあ
り、その同一部分についての説明はここでは省略する。
【0009】本実施例は、従来例とは図3における容量
素子3の上面電極4,5の形状が異なる。すなわち本実
施例では、図1に示すように容量素子10の上面電極1
1,12を中央領域13、接続領域14、端領域15に
分割したとき、中央領域13の幅W1を接続領域14の
幅W2よりも大きくし、かつ振動素子1の幅W3よりも大
きくしている。
素子3の上面電極4,5の形状が異なる。すなわち本実
施例では、図1に示すように容量素子10の上面電極1
1,12を中央領域13、接続領域14、端領域15に
分割したとき、中央領域13の幅W1を接続領域14の
幅W2よりも大きくし、かつ振動素子1の幅W3よりも大
きくしている。
【0010】上面電極11,12の形状をこのような形
状にすることにより、図2に示すように振動素子1と容
量素子10とを組み立てた後、上面電極11,12およ
び下面電極6に発振周波数回路を接続して発振周波数を
測定しながらレーザ照射等の手段によって中央領域13
の一端近傍に切り込み16を形成するトリミング処理が
可能となる。したがって従来のような高精度の部材を用
いなくても、また精密な組立工程を経なくても容易に高
精度の発振周波数を持つ発振子を得ることができる。
状にすることにより、図2に示すように振動素子1と容
量素子10とを組み立てた後、上面電極11,12およ
び下面電極6に発振周波数回路を接続して発振周波数を
測定しながらレーザ照射等の手段によって中央領域13
の一端近傍に切り込み16を形成するトリミング処理が
可能となる。したがって従来のような高精度の部材を用
いなくても、また精密な組立工程を経なくても容易に高
精度の発振周波数を持つ発振子を得ることができる。
【0011】なお、本実施例では上面電極11,12の
形状をH型形状として説明したが、本発明はこの形状に
限定されるものではなく、鼓型やT字を90度回転した
形状等中央領域13の幅W1が接続領域14の幅W2より
も大きい形状であればよい。また本実施例ではトリミン
グ処理を振動素子1と容量素子10とを組み立てた状態
で行ったが、さらにこれに端子台9を組み立てた状態で
行なうこともできる。
形状をH型形状として説明したが、本発明はこの形状に
限定されるものではなく、鼓型やT字を90度回転した
形状等中央領域13の幅W1が接続領域14の幅W2より
も大きい形状であればよい。また本実施例ではトリミン
グ処理を振動素子1と容量素子10とを組み立てた状態
で行ったが、さらにこれに端子台9を組み立てた状態で
行なうこともできる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、容量素子の上面
電極の中央領域の幅を接続領域の幅よりも大きくしかつ
振動素子の幅よりも広くすることにより、これらの素子
を組み立てた後のトリミングが可能になり、高精度の発
振周波数を有する発振子を安価に容易に得ることができ
るものとなる。
電極の中央領域の幅を接続領域の幅よりも大きくしかつ
振動素子の幅よりも広くすることにより、これらの素子
を組み立てた後のトリミングが可能になり、高精度の発
振周波数を有する発振子を安価に容易に得ることができ
るものとなる。
【図1】本発明の一実施例における発振子の要部分解斜
視図
視図
【図2】同発振子のトリミング処理を説明する平面図
【図3】従来の発振子の要部分解斜視図
【図4】同発振子の正面断面図
1 振動素子 2 電極 6 下面電極 8 端子 9 端子台 10 容量素子 11,12 上面電極 13 中央領域 14 接続領域 15 端領域 W1,W2,W3 幅
Claims (1)
- 【請求項1】上下両面に電極を有する振動素子と、この
振動素子と両端部で接続固定され上面の中央近傍から一
方の端と他方の端までのそれぞれの領域に形成された一
対の上面電極と下面の中央に形成された下面電極とを有
する容量素子と、前記上面電極に一端が接続固定された
一対の端子と前記下面電極に一端が接続固定された端子
とを有する端子台とからなり、前記上面電極を中央領
域、端領域およびこの両領域に挟まれる接続領域に3分
割したとき、前記中央領域の幅が前記接続領域の幅より
広くかつ前記振動素子の幅より広いことを特徴とする発
振子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP627892A JPH05191201A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 発振子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP627892A JPH05191201A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 発振子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191201A true JPH05191201A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11633939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP627892A Pending JPH05191201A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 発振子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997015059A1 (en) * | 1995-10-17 | 1997-04-24 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Trimmable multi-terminal capacitor for a voltage controlled oscillator |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP627892A patent/JPH05191201A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997015059A1 (en) * | 1995-10-17 | 1997-04-24 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Trimmable multi-terminal capacitor for a voltage controlled oscillator |
US5726608A (en) * | 1995-10-17 | 1998-03-10 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Trimmable multi-terminal capacitor for a voltage controlled oscillator |
AU705902B2 (en) * | 1995-10-17 | 1999-06-03 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Trimmable multi-terminal capacitor for a voltage controlled oscillator |
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