JPH05191116A - 積層電子部品 - Google Patents

積層電子部品

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JPH05191116A
JPH05191116A JP2062592A JP2062592A JPH05191116A JP H05191116 A JPH05191116 A JP H05191116A JP 2062592 A JP2062592 A JP 2062592A JP 2062592 A JP2062592 A JP 2062592A JP H05191116 A JPH05191116 A JP H05191116A
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transmission line
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ceramic green
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Toshifumi Oida
敏文 笈田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 パワーデバイダもしくはコンバイナの配線効
率を向上させ、形状の小型化と実動実装化を可能とし、
アイソレーションを向上させる。 【構成】 一表面にラインパターン11を設けたセラミ
ックグリーンシート21と一表面にグランドパターン1
4を設けたセラミックグリーンシート24の組合せから
なる伝送線路ブロックAと、同様の構成の伝送線路ブロ
ックBと、伝送線路ブロックCを上下に積み重ね、最上
部に表層ブロックDを重ねた状態で側面電極31,3
2,33,34,31a,32a,33a,34aを設
け、これを焼成してチップ状の積層体を形成し、表層ブ
ロックDの表面に抵抗Rを設ける。側面電極によって表
面実装部品となり、各伝送線路ブロックA,B,Cのラ
インパターン11,12,13は幅太のラインを必要と
しない。また、ラインパターン間のC結合,M結合が発
生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層電子部品、更に
詳しくは、二本以上の伝送線路と抵抗の組合せからなる
パワーデバイダ(電力分配器)もしくは、コンバイナ
(結合器)に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の(a)と(b)はパワーデバイダ
の基本的な構成を示しており、(a)に示すタイプは、
伝送線路1の特性インピーダンスがZ0 となり、分岐す
る2本の伝送線路2,3は特性インピーダンスが各々数
1で示すとおりで、そのライン長さは分配もしくは合成
する信号波長の1/4長さとなっている。
【0003】
【数1】
【0004】(b)に示したタイプは、伝送線路1の特
性インピーダンスが数2で示すとおりとなり、分岐する
2本の伝送線路2,3は各々特性インピーダンスが数3
で示すとおりとなり、そのライン長さは分配もしくは合
成する信号波長の1/4長さとなっている。
【0005】
【数2】
【0006】
【数3】
【0007】何れのタイプにおいても、伝送線路2と3
間には2Z0 の抵抗Rが接続され、その特性はアウト2
a,3aには理論上3dβずつ分配され出力されると共
に、アウト2a,3a間では理論上−20dβ以下のア
イソレーションがとれる。
【0008】従来、上記のような基本回路を用いたパワ
ーデバイダは、図4に示すように、一枚の誘電体基板4
を用い、この誘電体基板4の一平面上に、伝送線路1,
2,3をマイクロストリップラインによって形成すると
共に、伝送線路2a,3a間に抵抗Rを形成し、イン1
aとアウト2a,3a及びグランド部5の取出しをピン
端子6,7,8,9で取り出した構造になっていた。
【0009】なお、伝送線路1,2,3のイン1aとア
ウト2a,3aを逆に使用することにより、コンバイナ
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のパワーデバイダは、一枚の誘電体基板4上に特
性インピーダンスの異なる伝送線路1,2,3を形成す
るため、ライン幅のみでインピーダンスを設計するしか
なく、低インピーダンス伝送線路を実現するには幅太の
ラインが必要となり、配線効率が悪化すると共に、全体
の形状が大型化するという問題がある。
【0011】また、インとアウト及びグランド部の取り
出しをピン端子によって行なっているため、自動実装機
を用いた実装の実施が困難であるという問題がある。
【0012】更に、各伝送線路のアウト部分が近接する
ため、アイソレーション性能が劣化するという問題もあ
る。
【0013】そこで、この発明は大幅な配線効率を向上
させることができると共に、形状の小型化と自動実装化
が可能となり、しかもアイソレーション性能の向上が図
れる積層電子部品を提供することを目的とする。
【0014】
【作用】各伝送線路ブロックを多層化することにより小
型化が可能となり、伝送線路に幅太のラインを必要とし
ないので大幅な配線効率の向上が望め、しかも伝送線路
間のC結合やM結合が発生せず、アイソレーション性能
が向上する。
【0015】また、全体が積層体によりチップ化し、側
面電極もしくはビアホールによって伝送線路やグランド
パターンを取り出すので、表面実装部品となり、自動実
装機を用いて回路基板に対する自動実装の実施が可能に
なる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1と
図2に基づいて説明する。
【0017】図1に示すパワーデバイダの構成図は図3
(a),(b)に示したパワーデバイダ基本構成の両タ
イプを実施したものであり、伝送線路ブロックA,B,
Cは図3(a),(b)中の伝送線路1,2,3に対応
している。
【0018】上記伝送線路ブロックA,B,Cは、それ
ぞれラインパターン11,12,13と各グランドパタ
ーン14で構成されたストリップラインであり、その特
性インピーダンスはラインパターン11,12,13の
ライン幅及びラインパターンとグランドパターン14間
の厚みで設計される。
【0019】また、各伝送線路ブロックA,B,Cにお
けるラインパターン11,12,13のライン長さは、
分配もしくは合成する信号波長の1/4長さとする。
【0020】次にパワーデバイダの具体的な製作の方法
を説明する。
【0021】図1に示したように、一表面にラインパタ
ーン11,12,13を印刷したセラミックグリーンシ
ート21,22,23と、一表面にグランドパターン1
4を印刷したセラミックグリーンシート24と、表層ブ
ロックD用のセラミックグリーンシート25及び必要に
応じてダミー用のセラミックグリーンシートを用意する
【0022】ラインパターン11を印刷したシート21
の上下にグランドパターン14を印刷したシート24,
24を重ねた伝送線路ブロックAと、ラインパターン1
2を印刷したシート22とグランドパターン14を印刷
したシート24を重ねた伝送線路ブロックBと、ライン
パターン13を印刷したシート23とグランドパターン
14を印刷したシート24を重ねた伝送線路ブロックC
を順次積み重ね、更にその上に表層ブロックDを積層す
る。
【0023】上記した積み重ね体の周囲をブレースカッ
トした後、両側の側面に側面電極31,32,33,3
4及び31a,32a,33a,34aを印刷等の手段
で形成した後、これを焼成して図2に示すようなチップ
状の積層体26を形成する。なお、各側面電極は積層体
の焼成後に形成してもよい。
【0024】焼成した積層体26における表層ブロック
Dの表面で両側の側面電極32,32a間に抵抗Rを形
成してパワーデバイダ27を構成する。
【0025】上記抵抗Rは2Z0 の印刷抵抗もしくはチ
ップ抵抗を用いて形成する。
【0026】図2はパワーデバイダ27の結線状態を示
し、ラインパターン11の入力端は入力用の側面電極3
1と導通し、出力端は中間用の側面電極31aと導通し
ている。
【0027】ラインパターン12の入力端は上記側面電
極31aと導通し、その出力端は一方の出力用となる側
面電極32aと導通している。
【0028】ラインパターン13の入力端は前記中間用
の側面電極31aと導通し、出力端は他方の出力用とな
る側面電極32と導通している。
【0029】各グランドパターン14はその両側に設け
た引き出し部分で、グランド用となる両側の側面電極3
3,34及び33a,34aと導通し、表層ブロックD
上の抵抗Rは両側の出力用となる側面電極32,32a
と導通し、両ラインパターン12と13の出力端子間に
接続された状態となる。なお、各グランドパターンの引
き出し部は図示のような4ヶ所のものに限らず、1以上
でもよい。
【0030】パワーデバイダ27は図1で示したように
各伝送路ブロックを多層化したチップタイプとなり、入
出力及びグランドの取り出しが、側面電極であるため、
表面実装部品となり、実装の自動化に対応できる。
【0031】なお、図示の場合、入出力及びグランドの
取り出しを側面電極によって行なったが、これに代えて
ビアホールを用いても同効であると共に、パワーデバイ
ダ27はその入力と出力を逆に用いることによりコンバ
イナとなることは先に述べた通りである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、複数
の伝送線路ブロックを多層化してパワーデバイダやコン
バイナを形成したので、チップタイプとなって小型化が
可能となり、しかも入出力及びグランドの取り出しが側
面電極もしくはビアホールであるため、表面実装部品と
なり、自動実装が可能になる。
【0033】また、伝送線路ブロックの多層化構造であ
るため、ラインパターンはライン幅だけでなく厚みによ
る調整も可能となり、幅太のラインを必要とせず、大幅
な配線効率アップを図ることができる。
【0034】更に各ラインパターンはストリップライン
で形成し、グランドパターンを挾んで多層化しているた
め、周囲からのノイズのとびこみをグランドパターンで
抑えることができ、ラインパターン間のC結合,M結合
が発生せず、しかもラインパターンのアウトまたはイン
の距離を十分に確保することができるため、アイソレー
ション性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る積層電子部品の構成を示す分解
斜視図。
【図2】同上の平面図。
【図3】(a)と(b)はパワーデバイダの基本構成を
示す異なったタイプの説明図。
【図4】従来のパワーデバイダを示す正面図。
【符号の説明】
11,12,13 ラインパターン 14 グランドパターン 21,22,23,24,25 セラミックグリーン
シート 27 パワーデバイダ 31,32,33,34 側面電極 31a,32a,33a,34a 側面電極 A,B,C 伝送線路ブロック D 表層ブロック R 抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に所定のインピーダンスのラインパ
    ターンを設けたセラミックグリーンシートと表面にグラ
    ンドパターンを設けたセラミックグリーンシートの組合
    せからなる伝送路ブロックを複数組積み重ね、これを焼
    成して積層体を形成し、この積層体の表層に抵抗を設
    け、前記各伝送路ブロックのグランドパターン相互及び
    ラインパターンと抵抗を積層体に設けた側面電極もしく
    はビアホールを用いて導通させたことを特徴とする積層
    電子部品。
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