JPH05190775A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05190775A
JPH05190775A JP4002192A JP219292A JPH05190775A JP H05190775 A JPH05190775 A JP H05190775A JP 4002192 A JP4002192 A JP 4002192A JP 219292 A JP219292 A JP 219292A JP H05190775 A JPH05190775 A JP H05190775A
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layer
conductivity type
type region
semiconductor layer
film
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JP4002192A
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Jiyunji Fukuroda
淳史 袋田
Toshihiro Sugii
寿博 杉井
Manabu Kojima
学 児島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、絶縁性基板等の上に形成されたバイ
ポーラトランジスタを含む半導体装置及びその製造方法
に関し、素子間分離の絶縁性の向上及び素子破壊強度の
向上を図るとともに、コレクタ抵抗の低減が図れ、かつ
容易に作成することができるバイポーラトランジスタを
含む半導体装置及びその製造方法の提供を目的とする。 【構成】絶縁性基板上に選択的に形成され、第1の一導
電型領域層23b,第2の一導電型領域層23c及び第1の
反対導電型領域層23aに分割されている第1の半導体層
23と、第1の半導体層23の周辺部を埋める第1の絶
縁体層24と、第1の反対導電型領域層23a上に形成さ
れた第2の反対導電型領域層25b及び第2の一導電型領
域層23c上に形成された第3の反対導電型領域層25cに
分割されている第2の半導体層25と、第3の反対導電
型領域層25c上に形成された一導電型の第3の半導体層
30とを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術(図9) ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)第1の実施例(図1〜図4) (2)第2の実施例(図5,図6) (3)第3の実施例(図7,図8) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、更に詳しく言えば、絶縁性基板等の上に
形成されたバイポーラトランジスタを含む半導体装置及
びその製造方法に関する。
【0003】近年のコンピュータの高速化、高密度化に
伴い、CMOSとバイポーラトランジスタとを同一チッ
プ内に形成すること、及び半導体素子間の絶縁分離を行
い、かつコレクタ抵抗を低減すること等が要望されてい
る。
【0004】
【従来の技術】図9は、従来例の、CMOSとバイポー
ラトランジスタとが同一チップ内に形成されたBiCM
OSのバイポーラトランジスタの部分の詳細について説
明する断面図である。
【0005】図9において、2はp型の半導体基体1上
に形成された、隣接するCMOS等を分離するためのp
+型の分離領域層、3は分離領域層2に隣接するn+型の
埋込み層で、後にコレクタ引出し層となる。4は分離領
域層2及び埋込み層3の上に形成されたn型の半導体層
で、後に、分離領域層2上の半導体層4にp−ウエル5
が形成されて残りの領域がn−ウエル4となる。以上が
半導体基板13を構成する。
【0006】6は埋込み層3と接続するように形成され
たn+ 型のコレクタ引出し領域層、7はn−ウエル4に
形成されたp型のベース領域層、8はベース領域層7内
に形成されたエミッタ領域層、9は絶縁膜12のコレク
タコンタクトホール底部のコレクタ引出し領域層6と接
続するコレクタ電極、10は絶縁膜12のベースコンタ
クトホールの底部のベース領域層7と接続するベース電
極、11は絶縁膜12のエミッタコンタクトホールの底
部のエミッタ領域層8と接続するエミッタ電極である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のバイ
ポーラトランジスタにおいては、分離領域層2と埋込み
層3との間のpn接合により、及びn−ウエル4とp−
ウエル5との間のpn接合により素子間分離が行われて
いるので、比較的リーク電流が大きい。従って、半導体
装置の性能の向上に伴い、更なる絶縁性の向上が要望さ
れている。また、pn接合による素子分離では寄生素子
の動作によりラッチアップ等が生じ易く、素子を破壊す
る場合もあり、破壊強度の向上が望まれている。このよ
うな要望に対して、近年開発の目ざましいSOI基板を
用いて絶縁膜による素子間分離を行う方法が提案されて
いる。
【0008】このようなSOI基板を用いた場合、分離
領域層を形成するためには、埋め込み層の形成された半
導体層を、張り合わせ法及び研磨等により絶縁体基板上
に形成し、更に分離領域層2及びp−ウエル5に相当す
る箇所の半導体層を選択的に除去して絶縁体基板に達す
る凹部を形成し、その凹部に絶縁膜を埋め込む必要があ
る。しかし、膜厚の厚い埋込み層を用いた場合、凹部の
アスペクト比が大きくなるため、絶縁膜の埋め込みが容
易に行えなくなるという問題がある。また、膜厚の薄い
埋込み層を用いた場合にはコレクタ抵抗の増大を招き、
高速化,高利得化が図れないという問題がある。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
て創作されたものであり、素子間分離の絶縁性の向上及
び半導体装置の破壊強度の向上を図るとともに、コレク
タ抵抗の低減が図れ、かつ容易に作成することができる
バイポーラトランジスタを含む半導体装置及びその製造
方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、絶
縁性基板上に選択的に形成され、第1の濃度を有する第
1の一導電型領域層と,前記第1の一導電型領域層の横
に隣接し、前記第1の濃度よりも低濃度の第2の濃度を
有する第2の一導電型領域層と,前記第2の一導電型領
域層の横に隣接する第1の反対導電型領域層とに分割さ
れている第1の半導体層と、前記第1の半導体層の周辺
部を埋める、前記第1の半導体層の膜厚とほぼ等しい膜
厚を有する第1の絶縁体層と、前記第1の反対導電型領
域層上に形成された第3の濃度の第2の反対導電型領域
層及び前記第2の一導電型領域層上に形成され、かつ前
記第2の反対導電型領域層の横に隣接する前記第3の濃
度よりも低濃度を有する第3の反対導電型領域層に分割
されている第2の半導体層と、前記第3の反対導電型領
域層上に該第3の反対導電型領域層と接して形成された
一導電型の第3の半導体層と、前記第1の一導電型領域
層と接続する第1の電極と、前記第2の反対導電型領域
層と接続する第2の電極と、前記第3の半導体層と接続
する第3の電極とを有する半導体装置によって達成さ
れ、第2に、前記第1の一導電型領域層はコレクタ引出
し層であり、前記第2の一導電型領域層はコレクタ層で
あり、前記第1及び第2の反対導電型領域層はそれぞれ
下部ベース引出し層及び上部ベース引出し層であり、前
記第3の反対導電型領域層はベース層であり、前記第3
の半導体層はエミッタ層であることを特徴とする第1の
発明に記載の半導体装置によって達成され、第3に、絶
縁性基板上に凸形状の一導電型の第4の半導体層を選択
的に形成する工程と、前記第4の半導体層の周辺部の凹
部を埋めて前記第4の半導体層の膜厚とほぼ等しい膜厚
を有する第2の絶縁体層を形成する工程と、前記第4の
半導体層を被覆して反対導電型の第5の半導体層を形成
する工程と、前記第4の半導体層の上方の第5の半導体
層上に帯状の第1のマスク性膜を選択的に形成する工程
と、前記第1のマスク性膜の片側の第5の半導体層を被
覆して第2のマスク性膜を形成した後、前記第1及び第
2のマスク性膜をマスクとして第5の半導体層を選択的
にエッチング・除去し、前記第1のマスク性膜の他の片
側に第4の半導体層を表出する工程と、前記第1のマス
ク性膜の片側及び他の片側の側壁に第1の絶縁膜を形成
する工程と、前記第1のマスク性膜の他の片側の第4の
半導体層を被覆して第3のマスク性膜を形成した後、前
記第1のマスク性膜,前記第3のマスク性膜及び前記第
1の絶縁膜をマスクとして前記第1のマスク性膜の片側
の第5の半導体層及び第4の半導体層に反対導電型不純
物を選択的に導入し、第4の半導体層に第4の反対導電
型領域層を,及び第5の半導体層に第5の反対導電型領
域層をそれぞれ形成するとともに、前記第5の反対導電
型領域層の横に隣接して前記第5の半導体層の第6の反
対導電型領域層を残存する工程と、前記第1のマスク性
膜の片側の第5の半導体層を被覆して第4のマスク性膜
を形成した後、前記第1のマスク性膜,前記第4のマス
ク性膜及び前記第1の絶縁膜をマスクとして前記第1の
マスク性膜の他の片側の第4の半導体層に一導電型不純
物を選択的に導入し、第3の一導電型領域層を形成する
とともに、前記第3の一導電型領域層と前記第4の反対
導電型領域層との間に第4の半導体層の第4の一導電型
領域層を残存する工程と、第2の絶縁膜を形成する工程
と、前記第1のマスク性膜が表出するように、かつ開口
端が第1の絶縁膜上にくるように前記第2の絶縁膜に第
1の開口部を形成する工程と、前記第1のマスク性膜を
選択的に除去して前記第1の開口部底部に第6の反対導
電型領域層を表出した後、該表出した第6の反対導電型
領域層と接続して一導電型の第6の半導体層を形成する
工程と、前記第3の一導電型領域層上及び第5の反対導
電型領域層上の第2の絶縁膜にそれぞれ第2及び第3の
開口部を形成する工程と、前記第2の開口部の底部の第
3の一導電型領域層,第3の開口部の底部の第5の反対
導電型領域層及び前記第6の半導体層とそれぞれ接続し
て、第4,第5及び第6の電極を形成する工程とを有す
る半導体装置の製造方法によって達成され、第4に、第
3の発明に記載の第1のマスク性膜の他の片側に第4の
半導体層を表出する工程の後、前記第1のマスク性膜の
他の片側の第4の半導体層を被覆して第5のマスク性膜
を形成した後、前記第1のマスク性膜及び前記第5のマ
スク性膜をマスクとして前記第1のマスク性膜の片側の
第4の半導体層及び第5の半導体層に反対導電型不純物
を選択的に導入し、第4の半導体層に第7の反対導電型
領域層を,及び第5の半導体層に第8の反対導電型領域
層をそれぞれ形成するとともに、前記第8の反対導電型
領域層に隣接して第5の半導体層の第9の反対導電型領
域層を残存する工程と、前記第1のマスク性膜の片側の
第5の半導体層を被覆して第6のマスク性膜を形成した
後、前記第1のマスク性膜及び前記第6のマスク性膜を
マスクとして前記第1のマスク性膜の他の片側の第4の
半導体層に一導電型不純物を選択的に導入し、第5の一
導電型領域層を形成するとともに、前記第5の一導電型
領域層と前記第7の反対導電型領域層との間に第4の半
導体層の第6の一導電型領域層を残存する工程と、前記
第1のマスク性膜の片側及び他の片側の側壁に第3の絶
縁膜を形成する工程と、第4の絶縁膜を形成する工程
と、前記第1のマスク性膜が表出するように、かつ開口
端が第3の絶縁膜上にくるように前記第4の絶縁膜に第
4の開口部を形成する工程と、前記第1のマスク性膜を
選択的に除去して前記第4の開口部底部に第9の反対導
電型領域層を表出した後、該表出した第9の反対導電型
領域層と接続して一導電型の第7の半導体層を形成する
工程と、前記第5の一導電型領域層上及び第8の反対導
電型領域層上の第4の絶縁膜にそれぞれ第5及び第6の
開口部を形成する工程と、前記第5の開口部の底部の第
5の一導電型領域層,第6の開口部の底部の第8の反対
導電型領域層及び前記第7の半導体層とそれぞれ接続し
て、第7,第8及び第9の電極を形成する工程とを有す
る半導体装置の製造方法によって達成され、第5に、前
記第3又は第5の一導電型領域層はコレクタ引出し層で
あり、前記第4又は第6の一導電型領域層はコレクタ層
であり、前記第4又は第7の反対導電型領域層は下部ベ
ース引出し層であり、及び第5又は第8の反対導電型領
域層は上部ベース引出し層であり、前記第6又は第9の
反対導電型領域層はベース層であり、前記第6又は第7
の半導体層はエミッタ層であることを特徴とする第3又
は第4の発明に記載の半導体装置の製造方法によって達
成される。
【0011】
【作 用】本発明の半導体装置によれば、濃度の高い第
1の一導電型領域層、即ちコレクタ引出し層が第3の反
対導電型領域層、即ちベース層に接する第2の一導電型
領域層、即ちコレクタ層の横に隣接している。従って、
コレクタ抵抗を低減することができる。
【0012】また、第1の半導体層は第2の一導電型領
域層、即ちコレクタ層と、この横に隣接する第1の一導
電型領域層、即ちコレクタ引出し層とに分割されてい
る。即ち、第1の半導体層の厚さはコレクタ層又はコレ
クタ引出し層のどちらかの厚さに等しくなるので、第1
の半導体層の厚さを必要最小限の厚さにすることができ
る。これにより、従来の縦型のバイポーラトランジスタ
を形成する場合と比較して第1の半導体層の周辺部の凹
部の段差を小さくすることができるので、この凹部に素
子分離用の第1の絶縁体層を容易に埋めることができ
る。
【0013】更に、第1の半導体層をコレクタ層及びコ
レクタ引出し層とするバイポーラトランジスタは絶縁性
基板及び第1の絶縁体層により他の素子から分離されて
いるので、素子分離の絶縁性の向上とラッチアップ等に
よる素子破壊強度の向上を図ることができる。
【0014】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、選択的な導電型不純物の導入により、第1のマス
ク性膜及び第1のマスク性膜の側壁の第1の絶縁膜を挟
んで、又は第1のマスク性膜を挟んで、第1のマスク性
膜の片側の第5の半導体層に第5又は第8の反対導電型
領域層、即ち上部ベース引出し層を形成し、かつ第1の
マスク性膜の片側の第4の半導体層に第4又は第7の反
対導電型領域層、即ち下部ベース引出し層を形成し、か
つ第1のマスク性膜の他の片側の第4の半導体層に第3
又は第5の一導電型領域層、即ちコレクタ引出し層を形
成している。従って、第1のマスク性膜の幅及び第1の
絶縁膜の膜厚の調整により、又は第1のマスク性膜の幅
の調整により自己整合的に下部ベース引出し層とコレク
タ引出し層との間のコレクタ層の横幅、及び上部ベース
引出し層に隣接するベース層の横幅を調整することがで
きる。
【0015】更に、第1又は第3の絶縁膜に囲まれた第
1のマスク性膜の除去跡に第6の半導体層又は第7の半
導体層、即ちエミッタ層を形成している。従って、第1
のマスク性膜の幅の調整によりエミッタ面積を自己整合
的に調整することができる。
【0016】従って、高速化,高密度化されたバイポー
ラトランジスタの作成が容易になる。
【0017】
【実施例】(1)第1の実施例 図1(a)〜(d),図2(e)〜(g),図3(h)
〜(j),図4(k),(l)は、本発明の第1の実施
例のバイポーラトランジスタを含む半導体装置の製造方
法について説明する断面図である。
【0018】図1(a)は、第1の半導体層、及び第1
の半導体層の周囲の凹部を埋めて第1の絶縁体層が形成
された後の状態を示す断面図で、図中21はシリコンか
らなる半導体基体、22は半導体基体21上の膜厚約3
μmのSiO2膜からなる絶縁体で、以上が絶縁性基板を構
成する。23は絶縁体22上に選択的に形成された膜厚
約1μm,縦約4μm,横約5μmの単結晶シリコン膜
からなる第1の半導体層(第4の半導体層)で、例え
ば、良く知られた張り合わせ法と研磨法とにより作成す
る。24は第1の半導体層22の周囲の凹部を埋めて形
成された膜厚約1μmのSiO2膜からなる第1の絶縁体層
(第2の絶縁体層)で、例えば、良く知られたCVD法
による膜形成と研磨法とにより作成する。
【0019】以上がSOI基板を構成する。このような
状態で、まず、図1(b)に示すように、全面に膜厚約
0.1μmのp型のシリコン膜からなる第2の半導体層
(第5の半導体層)25をCVD法により形成する。
【0020】次に、第2の半導体層25上に帯状の膜厚
約0.2μmのSiO2膜を形成した後、パターニングし
て、第1の半導体層23の上方のエミッタ層を形成すべ
き領域に幅約0.5μm、長さ約3μmの帯状の第1の
マスク性膜26を形成する(図1(c))。
【0021】次いで、第1のマスク性膜26の片側であ
って、第1の半導体層23上の第2の半導体層25を被
覆してレジスト膜(第2のマスク性膜)27を形成した
後、第1のマスク性膜26及びレジスト膜27をマスク
として第2の半導体層25を選択的にエッチング・除去
し、第1のマスク性膜26の他の片側に第1の半導体層
23を表出するとともに、第1のマスク性膜26の片側
であって、第1の半導体層23上に第2の半導体層25a
を残存する(図1(d))。
【0022】次に、CVD法により膜厚約0.2μmの
Si3N4 膜を形成した後、Si3N4 膜を異方性エッチング
し、第1のマスク性膜26の片側及び他の片側の側壁に
第1の絶縁膜28を形成する(図2(e))。
【0023】次いで、第1のマスク性膜26の他の片側
の第1の半導体層23を被覆してレジスト膜(第3のマ
スク性膜)14を形成した後、第1のマスク性膜26,
レジスト膜14及び第1の絶縁膜28をマスクとして第
1のマスク性膜26の片側の第2の半導体層25a及び第
1の半導体層23にp型不純物としてのボロンを選択的
に導入し、第1の半導体層23に下部ベース引出し層
(第1の反対導電型領域層;第4の反対導電型領域層)
23aを,及び第2の半導体層25aに上部ベース引出し層
(第2の反対導電型領域層;第5の反対導電型領域層)
25bをそれぞれ形成するとともに、上部ベース引出し層
25bの横に隣接して第2の半導体層25aのベース層(第
3の反対導電型領域層;第6の反対導電型領域層)25c
を残存する(図2(f))。
【0024】次に、第1のマスク性膜26の片側の第1
及び第2の半導体層23,25aを被覆してレジスト膜
(第4のマスク性膜)15を形成した後、第1のマスク
性膜26,レジスト膜15及び第1の絶縁膜28をマス
クとして第1のマスク性膜26の他の片側の第1の半導
体層23にn型不純物としてのリンを選択的に導入し、
+ 型のコレクタ引出し層(第1の一導電型領域層;第
3の一導電型領域層)23bを形成するとともに、コレク
タ引出し層23bと下部ベース引出し層23aとの間に第1
の半導体層23のn型のコレクタ層(第2の一導電型領
域層;第4の一導電型領域層)23cを残存する(図2
(g))。
【0025】次いで、膜厚約0.3μmのSiO2膜からな
る第2の絶縁膜29を全面に形成する(図3(h))。
次に、第1のマスク性膜26が表出するように、かつ開
口端が第1の絶縁膜28上にくるように第2の絶縁膜2
9に第1の開口部30を形成するした後、第1のマスク
性膜26を選択的に除去してベース層25cを表出する
(図3(i))。
【0026】次いで、第1の開口部30の底部に表出し
たベース層25cと接続してn型のシリコン膜からなるエ
ミッタ層(第3の半導体層;第6の半導体層)31を形
成する。これにより、エミッタ層31とベース層25cと
の界面でエミッタ/ベース接合が形成される(図3
(j))。
【0027】次に、コレクタ引出し層23b上及び上部ベ
ース引出し層25b上の第2の絶縁膜29にそれぞれコレ
クタコンタクトホール(第2の開口部)32及びベース
コンタクトホール(第3の開口部)33を形成する。
【0028】次いで、コレクタコンタクトホール32の
底部のコレクタ引出し層23b,ベースコンタクトホール
33の底部の上部ベース引出し層25b及びエミッタ層3
1とそれぞれ接続して、コレクタ電極(第1の電極)3
4,ベース電極(第2の電極)35及びエミッタ電極
(第3の電極)36を形成すると、バイポーラトランジ
スタが完成する(図4(k),(l)))。
【0029】以上のようにして作成された、本発明の第
1の実施例のバイポーラトランジスタによれば、導電型
不純物が導入されて濃度が高くなっているコレクタ引出
し層23bがベース層25cに接するコレクタ層23cの横に
隣接している。従って、コレクタ抵抗を低減することが
できる。
【0030】また、第1の半導体層23はコレクタ層23
cと、この横に隣接するコレクタ引出し層23bとに分割
されている。即ち、第1の半導体層23の厚さはコレク
タ層23c又はコレクタ引出し層23bのどちらかの厚さに
等しくなるので、第1の半導体層23の厚さを必要最小
限の厚さにすることができる。これにより、従来の縦型
のバイポーラトランジスタを形成する場合と比較して第
1の半導体層23の周辺部の凹部の段差を小さくするこ
とができるので、この凹部に素子分離用の第1の絶縁体
層24を容易に埋めることができる。
【0031】更に、第1の半導体層23をコレクタ層23
c及びコレクタ引出し層23bとするバイポーラトランジ
スタは絶縁性基板及び第1の絶縁体層24により他の素
子から分離されているので、素子分離の絶縁性の向上と
ラッチアップ等による素子破壊強度の向上を図ることが
できる。
【0032】また、本発明の第1の実施例のバイポーラ
トランジスタの製造方法によれば、選択的な導電型不純
物の導入により、第1のマスク性膜26及び側壁の第1
の絶縁膜28を挟んで、第1のマスク性膜26の片側の
第2の半導体層25aに上部ベース引出し層25bを形成
し、かつ第1のマスク性膜26の片側の第1の半導体層
23に下部ベース引出し層23aを形成し、かつ第1のマ
スク性膜26の他の片側の第1の半導体層23にコレク
タ引出し層23bを形成している。従って、第1のマスク
性膜26の幅及び第1の絶縁膜28の膜厚の調整によ
り、自己整合的にベース層25c及びコレクタ層23cの横
幅を調整することができる。
【0033】更に、側壁の第1の絶縁膜28に囲まれた
第1のマスク性膜26の除去跡にエミッタ層31を形成
している。従って、第1のマスク性膜26の幅の調整に
よりエミッタ面積を自己整合的に調整することができ
る。
【0034】以上のように、高速化,高密度化されたバ
イポーラトランジスタの作成が容易になる。 (2)第2の実施例 図5(a)〜(c),図6(d),(e)は、本発明の
第2の実施例のバイポーラトランジスタを含む半導体装
置の製造方法について説明する断面図である。
【0035】第2の実施例において、第1の実施例と異
なるところは、第1の実施例では、第1のマスク性膜2
6の側壁に第1の絶縁膜28を形成した後に、コレクタ
引出し層23b,下部ベース引出し層23a及び上部ベース
引出し層25bを形成しているが、第2の実施例では、工
程を入替えて、第1のマスク性膜26を挟んで下部及び
上部ベース引出し層,コレクタ引出し層を形成した後、
第1のマスク性膜26の側壁に第3の絶縁膜28aを形成
していることである。
【0036】次に、第2の実施例の詳細について説明す
る。即ち、第1のマスク性膜26の他の片側に第1の半
導体層23を表出した後、第1のマスク性膜26をマス
クとして第1のマスク性膜26の片側の第4及び第5の
半導体層23,25aにp型の不純物を導入して第4の半
導体層23に下部ベース引出し層(第7の反対導電型領
域層)23dを形成し、第5の半導体層25aに上部ベース
引出し層(第8の反対導電型領域層)25dを形成すると
ともに、上部ベース引出し層25dの横に隣接してベース
層(第9の反対導電型領域層)25eを残存する(図6
(a))。
【0037】次いで、第1のマスク性膜26をマスクと
して第1のマスク性膜26の他の片側にn型の不純物を
導入してコレクタ引出し層(第5の一導電型領域層)23
eを形成するとともに、コレクタ引出し層23eと下部ベ
ース引出し層23dとに挟まれたコレクタ層(第6の一導
電型領域層)23fを残存する(図6(b))。
【0038】その後、異方性エッチングにより第1のマ
スク性膜26の側壁に第3の絶縁膜28aを形成した(図
6(c))後、第1の実施例と同様な工程を経て、バイ
ポーラトランジスタが完成する(図6(d),
(e))。なお、図中符号30aは第3の絶縁膜28aに囲
まれた第1のマスク性膜26の除去跡の第4の開口部、
31aはエミッタ層31となるn型のシリコン膜からなる第
7の半導体層、32aはコレクタ引出し層23e上の第4の
絶縁膜29aに形成されたコレクタコンタクトホール(第
5の開口部)、33aは上部ベース引出し層25d上の第4
の絶縁膜29aに形成されたベースコンタクトホール(第
6の開口部)、34aはコレクタコンタクトホール32a底
部のコレクタ引出し層23eと接続するコレクタ電極(第
4の電極)、35aはベースコンタクトホール33a底部の
上部ベース引出し層25dと接続するベース電極(第5の
電極)、36aはエミッタ層31と接続するエミッタ電極で
ある。
【0039】以上のような第2の実施例によれば、選択
的に導電型不純物を導入することにより、第1のマスク
性膜26を挟んで、第1のマスク性膜26の片側の第5
の半導体層25aに上部ベース引出し層25dを形成し、か
つ第1のマスク性膜26の片側の第4の半導体層23に
下部ベース引出し層23dを形成し、かつ第1のマスク性
膜26の他の片側の第4の半導体層23にコレクタ引出
し層23eを形成している。従って、第1のマスク性膜2
6の幅の調整により、自己整合的にコレクタ層23f及び
ベース層25eの横幅を調整することができる。しかも、
第1の実施例と異なり、下部及び上部ベース引出し層23
d,25d,コレクタ引出し層23eを形成する際、第3の
絶縁膜28bが第1のマスク性膜26の側壁に形成されて
いないので、第1の実施例のバイポーラトランジスタよ
りも更に小さいエミッタ/ベース接合面積を有するベー
ス層25e,及びベース層25eからコレクタ引出し層23e
までの距離が短いコレクタ層23fを形成することができ
る。
【0040】(3)第3の実施例 図7(a)〜(c),図8(d)〜(f)は、本発明の
第3の実施例のバイポーラトランジスタを含む半導体装
置の製造方法について説明する断面図である。
【0041】図7(a)は、第1の半導体層、及び第1
の半導体層の周囲の凹部を埋めて第1の絶縁体層が形成
された後の状態を示す断面図で、図中符号については図
1(a)と同じ符号で示すものは図1(a)と同じもの
を示す。
【0042】このような状態で、まず、第1の半導体層
23上に帯状の膜厚約0.2μmのSiO2膜を形成した
後、パターニングして、第1の半導体層23の上方のエ
ミッタ層を形成すべき領域に幅約0.5μm、長さ約3
μmの帯状の第1のマスク性膜26aを形成する。
【0043】次いで、CVD法により膜厚約0.2μm
のSi3N4 膜を形成した後、Si3N4 膜を異方性エッチング
し、第1のマスク性膜26aの片側及び他の片側の側壁に
第1の絶縁膜28bを形成する(図7(b))。
【0044】次いで、第1のマスク性膜26bの他の片側
の第1の半導体層23を被覆してレジスト膜14bを形成
した後、第1のマスク性膜26a,レジスト膜14b及び第
1の絶縁膜28bをマスクとして第1のマスク性膜26aの
片側の第1の半導体層23にp型不純物としてのボロン
を選択的に導入し、第1の半導体層23にベース引出し
層(第1の反対導電型領域層/第2の反対導電型領域
層)23gを形成する(図7(c))。
【0045】次に、第1のマスク性膜26aの片側の第1
の半導体層23を被覆してレジスト膜15bを形成した
後、第1のマスク性膜26a,レジスト膜15b及び第1の
絶縁膜28bをマスクとして第1のマスク性膜26aの他の
片側の第1の半導体層23にn型不純物としてのリンを
選択的に導入し、n+ 型のコレクタ引出し層(第1の一
導電型領域層)23hを形成するとともに、コレクタ引出
し層23hとベース引出し層23gとの間に第1の半導体層
23のn型のコレクタ層(第2の一導電型領域層)23i
を残存する(図8(d))。
【0046】次いで、第1のマスク性膜26aが表出する
ように、かつ開口端が第1の絶縁膜28b上にくるように
レジスト膜37の開口部を形成した後、第1のマスク性
膜26aを選択的に除去し、第1の開口部30bを形成す
る。続いて、第1の開口部30bのコレクタ層23iにp型
不純物としてのボロンを選択的に導入し、ベース層(第
3の反対導電型領域層)23jを形成する(図8
(e))。
【0047】次に、膜厚約0.3μmのSiO2膜からなる
第2の絶縁膜29bを全面に形成する。続いて、第2の絶
縁膜29bをパターニングし、第1の開口部30bを再形成
した後、第1の開口部30bの底部に表出したベース層23
jと接続してn型のシリコン膜からなるエミッタ層(第
3の半導体層)31bを形成する。これにより、エミッタ
層31bとベース層23jとの界面でエミッタ/ベース接合
が形成される。
【0048】次に、コレクタ引出し層23h上及びベース
引出し層23g上の第2の絶縁膜29にそれぞれコレクタ
コンタクトホール(第2の開口部)32b及びベースコン
タクトホール(第3の開口部)33bを形成する。
【0049】次いで、コレクタコンタクトホール32bの
底部のコレクタ引出し層23h,ベースコンタクトホール
33bの底部のベース引出し層23g及びエミッタ層31bと
それぞれ接続して、コレクタ電極(第1の電極)34b,
ベース電極(第2の電極)35b及びエミッタ電極(第3
の電極)36bを形成すると、バイポーラトランジスタが
完成する(図8(f))。
【0050】以上のようにして作成された、本発明の第
3の実施例のバイポーラトランジスタによれば、導電型
不純物が導入されて濃度が高くなっているコレクタ引出
し層23hがベース層23gに接するコレクタ層23iの横に
隣接している。従って、コレクタ抵抗を低減することが
できる。
【0051】また、第1の半導体層23はコレクタ層23
iと、この横に隣接するコレクタ引出し層23hと,ベー
ス引出し層23gとに分割されている。即ち、第1の半導
体層23の厚さはコレクタ層23i,コレクタ引出し層23
h又はベース引出し層23gのいずれかの厚さに等しくな
るので、第1の半導体層23の厚さを必要最小限の厚さ
にすることができる。これにより、従来の縦型のバイポ
ーラトランジスタを形成する場合と比較して第1の半導
体層23の周辺部の凹部の段差を小さくすることができ
るので、この凹部に素子分離用の第1の絶縁体層24を
容易に埋めることができる。
【0052】更に、第1の半導体層23をコレクタ層23
j及びコレクタ引出し層23hとするバイポーラトランジ
スタは絶縁性基板及び第1の絶縁体層24により他の素
子から分離されているので、素子分離の絶縁性の向上と
ラッチアップ等による素子破壊強度の向上を図ることが
できる。
【0053】また、本発明の第3の実施例のバイポーラ
トランジスタの製造方法によれば、選択的な導電型不純
物の導入により、第1のマスク性膜26a及び側壁の第1
の絶縁膜28bを挟んで、第1のマスク性膜26aの片側の
第1の半導体層23にベース引出し層23gを形成し、か
つ第1のマスク性膜26aの他の片側の第1の半導体層2
3にコレクタ引出し層23hを形成している。従って、第
1のマスク性膜26aの幅及び第1の絶縁膜28bの膜厚の
調整により、自己整合的にベース層23j及びコレクタ層
23iの横幅を調整することができる。
【0054】更に、側壁の第1の絶縁膜28bに囲まれた
第1のマスク性膜26aの除去跡にエミッタ層31bを形成
している。従って、第1のマスク性膜26aの幅の調整に
よりエミッタ面積を自己整合的に調整することができ
る。
【0055】以上のように、高速化,高密度化されたバ
イポーラトランジスタの作成が容易になる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置によ
れば、濃度の高い第1の一導電型領域層、即ちコレクタ
引出し層が第3の反対導電型領域層、即ちベース層に接
する第2の一導電型領域層、即ちコレクタ層の横に隣接
している。従って、コレクタ抵抗を低減することができ
る。
【0057】また、第1の半導体層は第2の一導電型領
域層、即ちコレクタ層と、この横に隣接する第1の一導
電型領域層、即ちコレクタ引出し層とに分割されている
ので、第1の半導体層の厚さをコレクタ層又はコレクタ
引出し層に相当する必要最小限の厚さにすることができ
る。これにより、第1の半導体層の周囲の凹部に素子分
離用の第1の絶縁体層を容易に埋めることができる。
【0058】更に、第1の半導体層をコレクタ層及びコ
レクタ引出し層とするバイポーラトランジスタは他の素
子から絶縁体により分離されているので、素子分離の絶
縁性の向上とラッチアップ等による素子破壊強度の向上
を図ることができる。
【0059】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、選択的な導電型不純物の導入により、第1のマス
ク性膜及び側壁の第1の絶縁膜を挟んで、又は第1のマ
スク性膜を挟んで、第5又は第7の反対導電型領域層、
即ち下部ベース引出し層を形成し、第8の反対導電型領
域層、即ち上部ベース引出し層を形成し、かつ第3又は
第5の一導電型領域層、即ちコレクタ引出し層を形成し
ている。従って、自己整合的に下部ベース引出し層とコ
レクタ引出し層との間のコレクタ層の横幅及び上部ベー
ス引出し層に隣接するベース層の横幅を調整することが
できる。
【0060】更に、第1又は第3の絶縁膜に囲まれた第
1のマスク性膜の除去跡に第6又は第7の半導体層、即
ちエミッタ層を形成している。従って、エミッタ面積を
自己整合的に調整することができる。
【0061】以上のように、本発明の半導体装置の製造
方法によれば、高密度化されたバイポーラトランジスタ
の作成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その3)である。
【図4】本発明の第1の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その4)である。
【図5】本発明の第2の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その1)である。
【図6】本発明の第2の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する図(その2)である。
【図7】本発明の第3の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する断面図(その1)であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法について説明する断面図(その2)であ
る。
【図9】従来例のBi−CMOSのバイポーラトランジ
スタの詳細について説明する断面図である。
【符号の説明】
14 レジスト膜(第3のマスク性膜)、 15 レジスト膜(第4のマスク性膜) 14a レジスト膜(第5のマスク性膜)、 15a レジスト膜(第6のマスク性膜) 14b,15b,37 レジスト膜、 21 半導体基体、 22 絶縁体、 23 第1の半導体層(第4の半導体層)、 23a 下部ベース引出し層(第1の反対導電型領域層;
第4の反対導電型領域層)、 23b コレクタ引出し層(第1の一導電型領域層;第3
の一導電型領域層)、 23c コレクタ層(第2の一導電型領域層;第4の一導
電型領域層)、 23d 下部ベース引出し層(第7の反対導電型領域
層)、 23e コレクタ引出し層(第5の一導電型領域層)、 23f コレクタ層(第6の一導電型領域層)、 23g ベース引出し層(第1の反対導電型領域層/第2
の反対導電型領域層)、 23h コレクタ引出し層(第1の一導電型領域層)、 23i コレクタ層(第2の一導電型領域層)、 23j ベース層(第3の反対導電型領域層)、 24 第1の絶縁体層(第2の絶縁体層)、 25,25a 第2の半導体層(第5の半導体層)、 25b 上部ベース引出し層(第2の反対導電型領域層;
第5の反対導電型領域層)、 25c ベース層(第3の反対導電型領域層;第6の反対
導電型領域層)、 25d 上部ベース引出し層(第8の反対導電型領域
層)、 25e ベース層(第9の反対導電型領域層)、 26,26a 第1のマスク性膜、 27 レジスト膜(第2のマスク性膜)、 28,28b 第1の絶縁膜、 28a 第3の絶縁膜、 29,29b 第2の絶縁膜、 29a 第4の絶縁膜、 30,30b 第1の開口部、 30a 第4の開口部、 31,31b エミッタ層(第3の半導体層;第6の半導
体層)、 31a エミッタ層(第7の半導体層)、 32,32b コレクタコンタクトホール(第2の開口
部)、 32a コレクタコンタクトホール(第5の開口部)、 33,33b ベースコンタクトホール(第3の開口
部)、 33a ベースコンタクトホール(第6の開口部)、 34,34b コレクタ電極(第1の電極)、 34a コレクタ電極(第4の電極)、 35,35b ベース電極(第2の電極)、 35a ベース電極(第5の電極)、 36,36b エミッタ電極(第3の電極)、 36a エミッタ電極(第6の電極)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に選択的に形成され、第1
    の濃度を有する第1の一導電型領域層と,前記第1の一
    導電型領域層の横に隣接し、前記第1の濃度よりも低濃
    度の第2の濃度を有する第2の一導電型領域層と,前記
    第2の一導電型領域層の横に隣接する第1の反対導電型
    領域層とに分割されている第1の半導体層と、 前記第1の半導体層の周辺部を埋める、前記第1の半導
    体層の膜厚とほぼ等しい膜厚を有する第1の絶縁体層
    と、 前記第1の反対導電型領域層上に形成された第3の濃度
    の第2の反対導電型領域層及び前記第2の一導電型領域
    層上に形成され、かつ前記第2の反対導電型領域層の横
    に隣接する前記第3の濃度よりも低濃度を有する第3の
    反対導電型領域層に分割されている第2の半導体層と、 前記第3の反対導電型領域層上に該第3の反対導電型領
    域層と接して形成された一導電型の第3の半導体層と、 前記第1の一導電型領域層と接続する第1の電極と、 前記第2の反対導電型領域層と接続する第2の電極と、 前記第3の半導体層と接続する第3の電極とを有する半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の一導電型領域層はコレクタ引
    出し層であり、前記第2の一導電型領域層はコレクタ層
    であり、前記第1及び第2の反対導電型領域層はそれぞ
    れ下部ベース引出し層及び上部ベース引出し層であり、
    前記第3の反対導電型領域層はベース層であり、前記第
    3の半導体層はエミッタ層であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板上に凸形状の一導電型の第4
    の半導体層を選択的に形成する工程と、 前記第4の半導体層の周辺部の凹部を埋めて前記第4の
    半導体層の膜厚とほぼ等しい膜厚を有する第2の絶縁体
    層を形成する工程と、 前記第4の半導体層を被覆して反対導電型の第5の半導
    体層を形成する工程と、 前記第4の半導体層の上方の第5の半導体層上に帯状の
    第1のマスク性膜を選択的に形成する工程と、 前記第1のマスク性膜の片側の第5の半導体層を被覆し
    て第2のマスク性膜を形成した後、前記第1及び第2の
    マスク性膜をマスクとして第5の半導体層を選択的にエ
    ッチング・除去し、前記第1のマスク性膜の他の片側に
    第4の半導体層を表出する工程と、 前記第1のマスク性膜の片側及び他の片側の側壁に第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のマスク性膜の他の片側の第4の半導体層を被
    覆して第3のマスク性膜を形成した後、前記第1のマス
    ク性膜,前記第3のマスク性膜及び前記第1の絶縁膜を
    マスクとして前記第1のマスク性膜の片側の第5の半導
    体層及び第4の半導体層に反対導電型不純物を選択的に
    導入し、第4の半導体層に第4の反対導電型領域層を,
    及び第5の半導体層に第5の反対導電型領域層をそれぞ
    れ形成するとともに、前記第5の反対導電型領域層の横
    に隣接して前記第5の半導体層の第6の反対導電型領域
    層を残存する工程と、 前記第1のマスク性膜の片側の第5の半導体層を被覆し
    て第4のマスク性膜を形成した後、前記第1のマスク性
    膜,前記第4のマスク性膜及び前記第1の絶縁膜をマス
    クとして前記第1のマスク性膜の他の片側の第4の半導
    体層に一導電型不純物を選択的に導入し、第3の一導電
    型領域層を形成するとともに、前記第3の一導電型領域
    層と前記第4の反対導電型領域層との間に第4の半導体
    層の第4の一導電型領域層を残存する工程と、 第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のマスク性膜が表出するように、かつ開口端が
    第1の絶縁膜上にくるように前記第2の絶縁膜に第1の
    開口部を形成する工程と、 前記第1のマスク性膜を選択的に除去して前記第1の開
    口部底部に第6の反対導電型領域層を表出した後、該表
    出した第6の反対導電型領域層と接続して一導電型の第
    6の半導体層を形成する工程と、 前記第3の一導電型領域層上及び第5の反対導電型領域
    層上の第2の絶縁膜にそれぞれ第2及び第3の開口部を
    形成する工程と、 前記第2の開口部の底部の第3の一導電型領域層,第3
    の開口部の底部の第5の反対導電型領域層及び前記第6
    の半導体層とそれぞれ接続して、第4,第5及び第6の
    電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の第1のマスク性膜の他の
    片側に第4の半導体層を表出する工程の後、前記第1の
    マスク性膜の他の片側の第4の半導体層を被覆して第5
    のマスク性膜を形成した後、前記第1のマスク性膜及び
    前記第5のマスク性膜をマスクとして前記第1のマスク
    性膜の片側の第4の半導体層及び第5の半導体層に反対
    導電型不純物を選択的に導入し、第4の半導体層に第7
    の反対導電型領域層を,及び第5の半導体層に第8の反
    対導電型領域層をそれぞれ形成するとともに、前記第8
    の反対導電型領域層に隣接して第5の半導体層の第9の
    反対導電型領域層を残存する工程と、 前記第1のマスク性膜の片側の第5の半導体層を被覆し
    て第6のマスク性膜を形成した後、前記第1のマスク性
    膜及び前記第6のマスク性膜をマスクとして前記第1の
    マスク性膜の他の片側の第4の半導体層に一導電型不純
    物を選択的に導入し、第5の一導電型領域層を形成する
    とともに、前記第5の一導電型領域層と前記第7の反対
    導電型領域層との間に第4の半導体層の第6の一導電型
    領域層を残存する工程と、 前記第1のマスク性膜の片側及び他の片側の側壁に第3
    の絶縁膜を形成する工程と、 第4の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のマスク性膜が表出するように、かつ開口端が
    第3の絶縁膜上にくるように前記第4の絶縁膜に第4の
    開口部を形成する工程と、 前記第1のマスク性膜を選択的に除去して前記第4の開
    口部底部に第9の反対導電型領域層を表出した後、該表
    出した第9の反対導電型領域層と接続して一導電型の第
    7の半導体層を形成する工程と、 前記第5の一導電型領域層上及び第8の反対導電型領域
    層上の第4の絶縁膜にそれぞれ第5及び第6の開口部を
    形成する工程と、 前記第5の開口部の底部の第5の一導電型領域層,第6
    の開口部の底部の第8の反対導電型領域層及び前記第7
    の半導体層とそれぞれ接続して、第7,第8及び第9の
    電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第3又は第5の一導電型領域層はコ
    レクタ引出し層であり、前記第4又は第6の一導電型領
    域層はコレクタ層であり、前記第4又は第7の反対導電
    型領域層は下部ベース引出し層であり、及び第5又は第
    8の反対導電型領域層は上部ベース引出し層であり、前
    記第6又は第9の反対導電型領域層はベース層であり、
    前記第6又は第7の半導体層はエミッタ層であることを
    特徴とする請求項3又は請求項4記載の半導体装置の製
    造方法。
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