JPH0519042Y2 - - Google Patents

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JPH0519042Y2
JPH0519042Y2 JP1987161265U JP16126587U JPH0519042Y2 JP H0519042 Y2 JPH0519042 Y2 JP H0519042Y2 JP 1987161265 U JP1987161265 U JP 1987161265U JP 16126587 U JP16126587 U JP 16126587U JP H0519042 Y2 JPH0519042 Y2 JP H0519042Y2
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flexible tube
flex
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tube
flexes
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡用可撓管、詳しくは医療用内
視鏡や工業用内視鏡における被検物内への挿入部
を構成する内視鏡用可撓管に関する。 [従来の技術] 周知のように、内視鏡の可撓管は、内側よりフ
レツクス(螺旋管)、ブレード(網管)、外皮と順
次積層して構成されている。即ち第5図に従来の
この種の内視鏡用可撓管11の一例を示すよう
に、1重の螺旋管(フレツクス)12の外側に網
管(ブレード)13および外皮14を順次積層し
て構成されていた。このように構成された可撓管
11においては、一般に上記フレツクス12は可
撓管11に曲げを加えられたときの内腔確保を、
ブレード13は同可撓管11に捩りが加えられた
ときの耐性保持をそれぞれ行なう役目を果すよう
になつている。 ところで、このように構成された可撓管は、体
腔内等への挿脱が繰り返し行なわれ、押し引きや
左右への捩りが頻繁に行なわれると、その捩りに
対する耐性が細い金属線や合成繊維等の素線を編
組して形成された上記ブレードのみの耐性に依存
しているため、徐々に塑性変形し、そのため外皮
の外周面に凹凸が生じ体腔内挿入の作業性を低下
させていた。 この対策として、実開昭50−29486号公報に開
示されているように螺旋管を3重にし、その巻き
方向を交互に逆にしてフレツクスを形成したもの
や、実公昭49−29112号公報に示されているよう
に螺旋方向を互いに逆向きにすると共に、そのピ
ツチを異ならせたフレツクスを形成し、フレツク
スそのものの捩りに対する耐性を増加させるよう
にしたものが既に知られている。 [考案が解決しようとする問題点] ところが、上述したような2重巻や3重巻のフ
レツクスにおいては、そのフレツクスを形成する
帯状弾性板の板厚が同一であるため、フレツクス
全体の厚みは増加し、可撓管全体の外径を増大さ
せるので、体腔内等への挿入性が好ましくなくな
る。また、これを避けるために各螺旋管を形成す
る帯板弾性板を薄肉にすることも考えられるが、
そうすると今度はフレツクスの弾性力が著しく低
下することになる。つまり、可撓管の弾性が低下
すると、可撓管が体腔内で撓み易く、また撓んだ
ままとなり易く挿入性が悪化することにつなが
る。従つて、可撓管の外径を大きくすることな
く、捩り等に対して耐性を強化することは従来、
困難なものとなつていた。 一方、特に大腸深部や小腸等の体腔内深部への
内視鏡の挿入時には、可撓管の右捩りが頻繁に行
なわれ、その捩り操作に対する可撓性の追従性が
極めて重要であることが、臨床上知られている。 従つて、本考案の目的は、上述したような問題
点に鑑み、フレツクスの肉厚を増加することな
く、かつ、弾撥性を維持し、右捩りに対する耐性
を格段に向上させた内視鏡用可撓管を提供するに
ある。 [問題点を解決するための手段および作用] 本考案は、上記目的を達成するために、上記フ
レツクスを互いに肉厚とピツチ、または肉厚のみ
が異なり、巻き方向を互いに反対にした2つの帯
状のフレツクスを組合わせて構成したことを特徴
とするものである。 [実施例] 以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。 第2図は、本考案の内視鏡用可撓管が適用され
た内視鏡の全体の構成を示す概要図である。この
内視鏡は、操作部本体2と、この操作部本体2
に連設されていて順に一体的に接続された可撓管
4、弯曲管5、先端金具6からなる体腔内挿入部
3とで、その主要部が構成されている。 第1図は、本考案の第1実施例を示した可撓管
の断面図であつて、同可撓管4は内側より順にフ
レツクス7、ブレード8、外皮9が積層されて構
成されており、同フレツクス7は、内外の2重の
螺旋管からなるフレツクス7a,7bで構成され
ている。これらの内外の各フレツクス7a,7b
はそれぞれの肉厚t1,t2もピツチp1,p2も異なる
と共に、巻き方向も互いに逆になるように形成さ
れている。即ち、内側のフレツクス7aは管軸に
対して右巻きであり、外側のフレツクス7bは左
巻きである。そして、フレツクス7aはフレツク
ス7bに比して肉厚t1であり、かつ幅は狭いが巻
回のピツチ(間隔)p1が大きいものとなつてい
る。 このように構成された本実施例における可撓管
4は、次のように作用する。即ち、可撓管4に右
捩り力が加わると、ブレード8がその力に抗する
と共に、上記内側のフレツクス7aが外側に拡が
ろうとし、外側のフレツクス7bは逆に内側に縮
まろうとし、互いに反対方向に作用し相互に圧迫
し合つて捩りの力に抵抗する。また内側のフレツ
クス7aは外側のフレツクス7bに比して肉厚に
形成してあるので、曲げに対する反撥性が高い。
即ち、フレツクス7aの肉厚t1を内外フレツクス
7a,7bの合計の肉厚t1+t2の半分以上として
あり、更にピツチp1もフレツクス7bのピツチp2
に比し大きくしてあるため、曲げに対する反撥性
は両フレツクス7a,7bの肉厚を同じとした場
合とは比較にならない程大きく、強力な弾撥性を
維持することができる。従つて、フレツクス7の
厚みを増すことなく、可撓管4の径もそのまま
で、かつ弾撥性を維持し右捩りに対する耐性を格
段に向上させた可撓管を得ることができる。 第3図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用
可撓管の上半部を断面で示した側面図である。こ
の内視鏡用可撓管4Aも上記第1図の内視鏡用可
撓管4と略同様に構成されているので同一構成部
材については同一符号を付すに止め、その説明は
省略する。この内視鏡用可撓管4Aにおいては、
2重層のフレツクス7Aの内側のフレツクス7a1
の肉厚t1が外側のフレツクス7b1の肉厚t2より厚
く形成してある点は上記第1実施例の内視鏡用可
撓管4とは変らないが、スパイラルを形成する帯
状弾性板の幅がフレツクス7a1の幅h1の方がフレ
ツクス7b1の幅h2より広く、そして、ピツチはフ
レツクス7a1のピツチp1の方がフレツクス7b1
ピツチp2より狭くなつている点で異なつている。
このようにフレツクス7a1のピツチp1がフレツク
ス7b1のピツチp2より狭いのを、その幅h1を広く
形成することで相殺し、両者の総合弾撥性を同等
のものとしたもので、その作用効果は上記第1図
の内視鏡用可撓管4と何等変わるところがない。 第4図は、本考案の第3実施例を示したもので
あつて、内視鏡用可撓管の上半部を断面で示した
側面図である。この内視鏡用可撓管4Bも上記第
1図の内視鏡用可撓管4と略同様に構成されてい
るので同一構成部材については同一符号を付すに
止め、その説明は省略する。この内視鏡用可撓管
4Bにおけるフレツクス7Bにおいては、内側の
フレツクス7a2の肉厚t2が外側のフレツクス7b2
の肉厚t1より厚いことは、上記第3図の内視鏡用
可撓管4Aと何等変わるところがないがフレツク
ス7a2,7b2のピツチp1,p2が同一となつている
点において異なつている。このようにしても作用
効果に変わるところはない。 なお、上記各実施例においては、内側のフレツ
クス7a,7a1,7a2と外側のフレツクス7b,
7b1,7b2のそれぞれの肉厚t1,t2や、幅h1,h2
ピツチp1,p2等の差異についてのものであるが、
これらのものに限るものでなく、要は2重のフレ
ツクス7,7A,7Bの内側のフレツクス7a,
7a1,7a2の肉厚t1が外側のフレツクス7b,7
b1,7b2の肉厚t2より厚く、且つ両フレツクス全
体の肉厚を2等分した場合に比し充分厚肉であれ
ば良い。但し、内側のフレツクス7a,7a1,7
a2が、外側のフレツクス7b,7b1,7b2に対し
厚い程効果は大きいが外側のフレツクス7b,7
b1,7b2が管腔を確保できる最低限の肉厚である
ことは必要であるし、またフレツクスの肉厚全体
の厚みを大きく増加することは可撓管の外径を太
くすることになるので、本考案の目的に反するも
のである。 [考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、フレツ
クス全体の肉厚を何等増加することなく、従つて
可撓管の外径を増加することなく、特に、右捩り
に対する耐性を格段に向上させた内視鏡用可撓管
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用
可撓管の上半部を断面で示した要部拡大側面図、
第2図は、本考案の内視鏡用可撓管が適用された
内視鏡の全体の構成を示す概要図、第3図は、本
考案の第2実施例を示す内視鏡用可撓管の上半部
を断面にした要部拡大側面図、第4図は、本考案
の第3実施例を示す内視鏡用可撓管の上半部を断
面にした要部拡大側面図、第5図は、従来の内視
鏡用可撓管の上半部を断面で示した要部拡大側面
図である。 ……内視鏡、4,4A,4B,11……内視
鏡用可撓管、[7,7A,7B、7a,7a1,7
a2、7b,7b1,7b2]フレツクス(螺旋管)、
8……ブレード(網管)、9……外皮、t1,t2
…肉厚、p1,p2……ピツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内側より、フレツクス(螺旋管)、ブレード
    (網管)、外皮と順次積層してなる内視鏡用可撓管
    において、 上記フレツクスを、互いに肉厚とピツチ、また
    は肉厚のみが異なり、巻き方向を互いに反対にし
    た2つの帯状のフレツクスを組み合わせて構成し
    たことを特徴とする内視鏡用可撓管。
JP1987161265U 1987-10-20 1987-10-20 Expired - Lifetime JPH0519042Y2 (ja)

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JP1987161265U JPH0519042Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JP1987161265U JPH0519042Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

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JPH0165002U JPH0165002U (ja) 1989-04-26
JPH0519042Y2 true JPH0519042Y2 (ja) 1993-05-20

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ID=31444044

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007190089A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Pentax Corp 内視鏡用可撓管および内視鏡

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61168326A (ja) * 1985-01-21 1986-07-30 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用可撓管

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