JPH0518985Y2 - - Google Patents

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JPH0518985Y2
JPH0518985Y2 JP11613488U JP11613488U JPH0518985Y2 JP H0518985 Y2 JPH0518985 Y2 JP H0518985Y2 JP 11613488 U JP11613488 U JP 11613488U JP 11613488 U JP11613488 U JP 11613488U JP H0518985 Y2 JPH0518985 Y2 JP H0518985Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レコード板収容ケース、カセツトテ
ープケース、コンパクトデイスク、フロツピーデ
イスク等の偏平直方体状物品の収納棚の改良に係
わり、更に詳しくは物品の取り出しが容易にでき
る収納棚に関する。
〔従来の技術〕
従来の収納棚は、第6図に示す如く底板aとそ
の後端に当止片bを有するものが一般的であり、
該底板aに載置され背後を当止片bに接した状態
で横方向に互いに接して多数収納されている偏平
直方体状物品cを取り出す場合には、該物品cの
上面前方を下方へ押しながら手前へ引き出さなけ
ればならないが、前記底板aと物品c間の摩擦、
及び隣接する物品同士の摩擦により、容易に取り
出すことができなかつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、互いに隣接させて密に収納した状態の
偏平直方体状物品を極めて容易に取り出すことが
できる構成簡単で安価な収納棚を提供する点にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、前述の課題解決の為に、前縁より所
定距離後方位置に該前縁と平行に略直角に立上が
つた起立面と該起立面の上縁から前方斜め下方へ
延びた傾斜面からなる傾斜框を有する底板と、前
記底板の後端から略直角に立上がり、上縁に前方
へ突出した背当り部を形成した背板と、前記底板
の立起面と前記背板下端間に嵌合し得る幅の載置
面を有し、前後縁から略直角に前記立起面の高さ
と一致させて脚片を折曲形成してなる断面略コ字
形の載置板とよりなる偏平直方体状物品の収納棚
を構成した。
また、前記底板の前縁に前記傾斜框より上方へ
突出した前受板を固定して、地震等の振動により
物品が不意に落下しないようにした。
更に、前記背板の背当り部と前記底板の傾斜框
に同一平面上のスリツトを横方向に所定間隔で形
成し、該スリツトに仕切板を嵌合して、物品をジ
ヤンル別に収納でき、間の物品を取り出した際の
全体的な側倒を防止した。
そして、前記収納棚を二つ用い、互いの背板を
固着して、物品を二列に収納でき、前後からそれ
ぞれ使用できるようになした。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の偏平直方体状
物品の収納棚は、載置板の脚片を下方に向けて底
板の立起面と背板の下端間に嵌合して、載置面と
傾斜框の上端を面一に設定することにより、偏平
直方体状物品を該載置板上に載置した際に、該物
品をその背面が背板の背当り部に当接した状態で
水平に保持して収納するものであり、また前記載
置板を上下反転させて前記同様に立起面と背板下
端間に嵌合して、載置面を前記傾斜框の上端より
低く設定することにより、物品の下面前部が傾斜
框上端に当接するとともに、下面後端は載置面の
後部一ヵ所に当接し、更に背面が背当り部に当接
した状態で後方傾斜させて収納するものである。
そして、収納状態の物品を取り出す場合は、該物
品の上面前部を下方へ伸せば、該物品は前記傾斜
框の上端を支点として前方へ回転して、他の物品
から突出した上部を持つて引き出すのである。
また、底板の前縁に前記傾斜框より上方へ突出
した前受板を固定することにより、収納状態の物
品が振動等で前方へ全体的に移動した場合に、該
物品の前面下端部が当止され、それ以上の移動が
規制され、更に物品の上面前部を下方へ押し、前
方へ回転させて取り出す際に、物品が所定角度回
転した場合にその前面下部が該前受板に当止さ
れ、物品上部を持つ前に過度の回転によつて落下
するのを防止している。
更に、背当り部と傾斜框に同一平面上のスリツ
トを形成したことにより、仕切板を嵌合するだけ
で装着できる。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
第1図及び第2図は本考案の代表的実施例を示
し、図中1は底板、2は背板、3は載置板をそれ
ぞれ示している。
底板1は、前縁4に沿つて傾斜框5を形成する
とともに、該前縁4を下方に折曲し、その前面に
前記傾斜框5より上方へ突出させて断面略L字形
の前受板6を固着して前框を構成し、前縁4を補
強するとともに、収納する偏平直方体状物品7の
落下防止をして形成した。更に、前記傾斜框5
は、当該底板1を折曲して突条に形成するもので
あるが、その形状は前縁4より所定距離後方位置
に該前縁4と平行に略直角に立上がつた立起面8
と該立起面8の上縁から前方斜め下方へ延びた傾
斜面9とで形成している。ここで、前記偏平直方
体状物品7としては、レコード板収容ケース、カ
セツトテープケース、コンパクトデイスク、フロ
ツピーデイスク等が挙げられるが、勿論書籍類も
該当し、更に板状の建築資材等にも適用できるも
のである。
背板2は、前記底板1の後端から略直角に立上
がり、上縁を前方へ折曲するとともに、更にその
前縁を下方へ折曲して断面略L字状の背当り部1
0を形成し、更に中間の高さ位置に断面略コ字形
の背当り兼補強用のリブ11を前記背当り部10
より前方へ突出しないように突出量を一致させて
折曲形成している。尚、前記背当り部10及びリ
ブ11の形状は図面に示したものに限るものでは
なく、曲面で構成することも可能である。
載置板3は、前記底板1の立起面8と前記背板
2の下端面12間に嵌合し得る幅の載置面13を
有し、該載置面13の前後縁から略直角に前記立
起面8の高さと一致させて脚片14,14を折曲
形成して、全体として断面略コ字形に形成したも
のである。そして、該載置板3は、前記立起面8
と下端面12間に上下反転させても嵌合装着でき
るようになしている。
しかして、本考案の収納棚を使用する場合は、
第1図に示した如く前記載置板3の脚片14,1
4を下方に向けた状態で、該載置板3を前述の如
く底板1の立起面8と背板2の下端面12間に嵌
合して、該載置板3の載置面13上面と前記傾斜
框5の上端とが面一に設定し、該載置面13上に
物品7の下面を面接触状態で載置するとともに、
該物品7の背面を前記背板2の背当り部10に当
接させて、水平に収納するか、又は第2図に示し
た如く前記載置板3の脚片14,14を上方に向
け状態で前記同様に立起面8と下端面12間に嵌
合して載置面13を底板1に重ね、前記傾斜框5
の上端より載置面13が下方に位置するように設
定し、該傾斜框5の上端と載置面13の後部一ヵ
所で物品7の下面前部と後端をそれぞれ二点支持
して後方傾斜状態で収納する。そして、横方向に
互いに密に隣接させて多数収納した状態の物品
7,…の中から、所望の物品7を取り出す場合に
は、前記水平又は傾斜収納状態何れの場合にも、
当該物品7の上面前部を下方へ押すことにより、
該物品7は前記傾斜框5の上端を支点として前方
へ回転し、それに伴い該物品7の前面上部は他の
物品7,…より前方に突出するようになり、この
突出部分を持つて手前に引き出せば容易に取り出
せる。
尚、前記物品7を取り出す際に前記傾斜框5の
上端を支点として所定角度回転した後は、該物品
7の下面前端は底板1に当接し、今度はこの当接
点を支点として回転するが、物品7の上部を持つ
前のその重心がこの支点を超えると、急速に物品
7は前方へ回転して落下してしまうが、前記底板
1の前縁4に前受板6を設けたことにより、該前
受板6の上端に物品7の前面適所が当接し、その
前方回転を規制して落下を防止できる。
そのうえ、前述のように物品7を傾斜収納する
ことにより、該物品7の前面に通常設けられる見
出しが、やや上向きになるので、その見出しが見
え易く検索の時間が短縮される。
また、第3図に示した収納棚Sは、前記した同
一の二つの収納棚A,Bの互いの背板2,2をビ
ス止め及び溶接等により面接合し、両側から物品
7を収納保管及び取り出しを行えるようになした
ものである。ここで、前記背板2に形成したリブ
11は、収納棚A,Bの二つが互いに合わさつて
管体を形成するので、より強固に構成できる。
更に、第4図には、前記背板2の背当り部10
とリブ11及び前記傾斜框5に同一平面上となし
た位置にスリツト15,…を横方向に所定間隔を
あけて形成し、該スリツト15,…に仕切板16
を嵌合装着した実施例を示している。本実施例で
は、前記載置板3の横幅は、スリツト15,15
間の間隔に分割してあり、そのため該スリツト1
5で区分された区画毎に、水平収納か傾斜収納か
を選択的に設定できる。
そして、本考案の収納棚Sを用いて、棚装置を
構成するには、第5図に示す如く間隔を隔てて前
後及び左右に立設した複数の支柱17,…間に、
該支柱17の側面の上下方向に多数形成した係止
孔18,…を用い、収納棚Sの両側前後に形成し
た図示しないフツクを係止して上下多段に取付け
るものとする。尚、第5図に示した収納棚Sは、
第3図に示したものに更に下面に裏カバー19等
を連結して強固にするとともに、外観性の向上を
図つたものである。尚、図中20は、仕切板16
の下端に突設した係合片で、前記底板1の開口し
た図示しない長孔内に嵌挿して該仕切板16の前
後の移動を規制するものである。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の偏平直方体状物品の収
納棚によれば、底板の傾斜框と背板下端間に嵌合
装着する載置板を、断面略コ字形でその高さを前
記傾斜框の高さと一致させたので、載置板の脚片
を下方に向けて装着した場合には物品を水平に収
納することができ、また反転させて脚片を上方に
向けて装着した場合には物品を後方傾斜状態に収
納でき、そして横方向に互いに密に隣接させて多
数収納した状態の物品の中から、所望の物品を取
り出す場合には、その物品の上面前部を下方へ押
すだけで、該物品は前記傾斜框の上端を支点とし
て前方へ回転して他の物品から上方前部が突出
し、その突出部分を持つて引き出すことが極めて
容易にできる。
また、底板の前縁に前受板を前記傾斜框の上端
より上方へ突出させて設けたので、収納状態の物
品に地震等により振動が与えられて、物品が前方
へ移動する場合にも、該前受板が物品の前面下部
を当止して、それ以上の前方滑り落ちを防止でき
るとともに、収納状態の物品の上面前部を下方へ
押して取り出す場合に、勢い余つて前方へ回転し
て飛び出すことをも防止することができる。
更に、背当り部と傾斜框に同一面上のスリツト
を横方向に所定間隔で形成し、該スリツトに仕切
板を嵌合装着することにより、物品の側倒を防止
できることは勿論、該仕切板間の載置板をその区
画内で上向き又は下向きに設定することにより、
好みの収納状態を実現できる。
そして、収納棚を二つ用い、互いの背板を固着
することにより、この収納棚にて棚装置を構成し
た場合には、棚装置の前後から物品を出し入れで
き、空間の有効利用ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は物品を水平に収納できる本考案の収納
棚の代表的実施例を示した縦断側面図、第2図は
物品を傾斜収納できる同じく縦断側面図、第3図
は二つの収納棚を用いて構成した収納棚の縦断側
面図、第4図は第3図のものに更に仕切板を取付
け得るようになした部分斜視図、第5図は本考案
の収納棚を用いて構成した棚装置の部分縦断側面
図、第6図は従来例を示した簡略縦断側面図であ
る。 A,B,S……収納棚、1……底板、2……背
板、3……載置板、4……前縁、5……傾斜框、
6……前受板、7……物品、8……立起面、9…
…傾斜面、10……背当り部、11……リブ、1
2……下端面、13……載置面、14……脚片、
15……スリツト、16……仕切板、17……支
柱、18……係止孔、19……裏カバー、20…
…係合片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 前縁より所定距離後方位置に該前縁と平行に
    略直角に立上がつた起立面と該起立面の上縁か
    ら前方斜め下方へ延びた傾斜面からなる傾斜框
    を有する底板と、 前記底板の後端から略直角に立上がり、上縁
    に前方へ突出した背当り部を形成した背板と、 前記底板の立起面と前記背板下端間に嵌合し
    得る幅の載置面を有し、前後縁から略直角に前
    記立起面の高さと一致させて脚片を折曲形成し
    てなる断面略コ字形の載置板と、 よりなる偏平直方体状物品の収納棚。 2 前記底板の前縁に前記傾斜框より上方へ突出
    した前受板を固定してなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の偏平直方体状物品の収納棚。 3 前記背板の背当り部と前記底板の傾斜框に同
    一平面上のスリツトを横方向に所定間隔で形成
    し、該スリツトに仕切板を嵌合してなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の偏平直方体状物
    品の収納棚。 4 前記収納棚を二つ用い、互いの背板を固着し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の偏
    平直方体状物品の収納棚。
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