JPH063924Y2 - 引出し棚 - Google Patents

引出し棚

Info

Publication number
JPH063924Y2
JPH063924Y2 JP11155188U JP11155188U JPH063924Y2 JP H063924 Y2 JPH063924 Y2 JP H063924Y2 JP 11155188 U JP11155188 U JP 11155188U JP 11155188 U JP11155188 U JP 11155188U JP H063924 Y2 JPH063924 Y2 JP H063924Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
plate
drawer
drawer shelf
running
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11155188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0233647U (ja
Inventor
雄一 前山
秀明 城本
Original Assignee
株式会社熊平製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社熊平製作所 filed Critical 株式会社熊平製作所
Priority to JP11155188U priority Critical patent/JPH063924Y2/ja
Publication of JPH0233647U publication Critical patent/JPH0233647U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063924Y2 publication Critical patent/JPH063924Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばカートリッジ磁気テープなどを収納す
る引出し棚に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の引出し棚は、上下左右の方向に画成され
た多数の棚受部にそれぞれ配備されており、各引出し棚
の内部にカートリッジ磁気テープなどの被収納物が整列
して保管されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の引出し棚は、その収納部のスペースの効率化を図
るために、棚の内部の手前側と奥側に被収納物を並列配
置して収納される場合があるが、棚の取出し位置が高く
なるほど、奥側の各被収納物の背見出し番号が、手前側
の各被収納物に遮られて視認できないという問題があっ
た。一方、この種の引出し棚は、使用頻度が高いため、
簡単に操作できることが機能上要求されるが、その反
面、衝撃により棚がにわかに飛び出し、ときには床上に
落下するという事故を招来する恐れがあった。これは、
特に固定棚よりも移動棚においてその傾向が大である。
本考案は、棚の内部の手前側と奥側に被収納物を収納す
る場合の配設手段を考慮し、また引出し棚本体に簡単な
ラッチ機構を装備することにより、上記従来技術の問題
点を解決することを目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための具体的手段として、本考案
は、被収納物を内部に整列させ収納した引出し棚本体
を、棚受部の内壁に沿って摺接移動する引出し棚におい
て、上記引出し棚本体は、前板配設側下段の棚と後板配
設上段の棚とに区分して複数段構造とする一方、引出し
棚本体の側板に貼着したストッパばねと棚受部の内壁に
固設した掛金部とでラッチ機構を構成すると共に、引出
し棚本体の底板面の後板寄りの位置に円板を軸支し、該
円板の円周に沿う側縁の一の位置と上記ストッパばねと
の間に、上記ラッチ機構の係合を離脱するための走りワ
イヤを張設し、また上記円板の円周に沿う側縁の他の位
置と前板に軸支した把手との間に、該把手を引き上げた
とき上記円板を軸を中心として所定範囲揺動させる走り
板を介設したことを特徴とする引出し棚を提案するもの
である。
〔作用〕
上記の手段により、棚の内部の手前側と奥側に配設され
た各被収納物は、両者間で段差が形成される。また、引
出し棚本体の把手を引上げると、走り板,円板,走りワ
イヤが揺動してストッパばねを引張り、ラッチ機構の係
合を離脱する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を添付の図面に基き説明する。
第1図及び第2図を参照して、引出し棚本体1の幅・奥
行の方向に支柱21を所要数立設する。上記支柱21に
左右一対の側壁2,2を取付け、抜止め金具22,22
を収嵌固定して、棚受部3を構成する。引出し棚本体1
は、前板4,側板5,後板6,底板7とから成り、その
内部を仕切板23で仕切り、カートリッジ磁気テープ8
を整列させ収納している。引出し棚本体の前板4には、
把手9が軸支され、かつ見出しの表示板24が貼着され
ている。また、整列配置された各カートリッジ磁気テー
プ8の背肩には、通常6〜7桁数字の見出し番号が付さ
れている。
引出し棚本体1の下部両側縁には、奥行方向にドロワー
レール25,25が固設されている。一方、棚受部3の
両側壁2,2の内側における上記ドロワーレール25,
25と対応する位置には、サスペンションレール26,
26が配設される。そして、このサスペンションレール
26,26とドロワーレール25,25とを、支持部材
を介して対向状に組合せることにより、引出し棚本体1
は、把手9を引くとサスペンションレール26,26に
沿って摺接移動し、手前に引き出されるものである。
さて、上記引出し棚本体1は、前板4の配設側つまり手
前側に下段の棚1aを設け、後板6の配設側つまり奥側
に段差を形成して上段の棚1bを設けて、複数段に区分
している。
一方、第3図及び第4図に示すように、棚受部の両側壁
2,2の内側に掛金部10,10を固設してあり、この
掛金部10,10に係合するように、引出し棚本体の側
板5,5の外側にストッパばね11,11′を貼着す
る。このストッパばね11,11′と掛金部10,10
とから成るラッチ機構により、引出し棚本体1は、棚受
部3からの飛び出しを阻止されている。このラッチ機構
の係合を離脱する構成について、次に説明する。引出し
棚本体1の底板(7)面の後板(6)寄りの位置に、軸12a
を中心として回動し得るようにEリング12bを介し
て、円板12を軸支する。この円板12の円周に沿う側
縁における後板寄りの位置及びこれと軸12aを挟んで
対向する位置には、長穴13,13′を穿設する。そし
て、一方の長穴13と上記引出し棚本体1の両側板5,
5に貼着した一方のストッパばね11との間、及び他方
の長穴13′と同じく他方のストッパばね11′との間
に、走りワイヤ14,14′を張設している。また、上
記円板12の円周に沿う側縁における上記長穴13と9
0°偏位した位置と、引出し棚本体の前板4に軸支した
把手9の先端部9aとの間に、走り板15を介設する。
いま、引出し棚本体1を棚受部3から引き出すに当り、
把手9を上方に向って引き上げると、その先端部9aが
上記走り板15の端部を引張り、走り板15を前進させ
る。この走り板15の前進動は、円板12の回転力に変
換され、これに伴って走りワイヤ14,14′に引張り
力を与える。走りワイヤ14,14′は、その先端部に
接続されたストッパばね11,11′を引張り、掛金部
10,10との係合を離脱する。こうして、引出し棚本
体1は、棚受部3のサスペンションレール26,26に
沿って摺接移動ができるものである。なお、円板12の
円周に沿う側縁における走り板15との接続部と軸12
aを挟んで対向する位置には、スプリング16の一端を
接続し、その他端を底板(7)面に接続して、上記走り板
15の前進動による円板の回転方向と逆方向の回転力を
与えるように付勢している。
次に、用済み後の引出し棚本体1を棚受部3に格納する
ときは、棚の引出しのときに上方に引き上げられた把手
9は、原位置に復帰しているので、円板12も走り板1
5に連動し、かつスプリングの作用により待機時の位置
に戻る。この状態で、棚を押し込んでゆくと、ストッパ
ばね11,11′の頭部が、そのばね力に抗して掛金部
10,10に乗上げる。この際、掛金部10,10に
は、前板4の配設側に向って広がる形状のガイド用舌片
10a,10aが形成されており、ストッパばね11,
11′の受入れを容易にしている。そして、棚をさらに
押し込むと、ストッパばね11,11′の頭部は、掛金
部10,10を乗越えて、これに係合する。ストッパば
ね11,11′の頭部が掛金部10,10を乗越える過
程において、走りワイヤ14,14′の後端部は、円板
12の長穴13,13′の範囲を往復動することとな
り、円板12自体は揺動しない。かくして、引出し棚本
体1は棚受部3に格納され、待機位置となる。
なお、本例において、被収納物としてカートリッジ磁気
テープを棚に収納する場合について説明したが、その
他、カセットテープ,マイクロフィルム,フロッピーデ
ィスクなどを収納する場合も同様であることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
上記の構成からなる本考案によれば、引出し棚本体は、
前記配設側下段の棚と後板配設側上段の棚とに区分して
複数段構造としているので、棚が高い位置にあっても、
手前下段の棚の被収納物が、奥上段の棚の被収納物の取
出しに当り、干渉することなく、両段における被収納物
の背見出し番号を容易に視認できる。一方、棚受部に設
けた掛金部と引出し棚本体に設けたストッパばねとから
成るラッチ機構により、引出し棚本体1は、衝突時にも
棚受部3からの飛び出しが阻止され、落下事故を招来す
る恐れがない。そして、棚を引き出すときは、前板に軸
支した把手を上方に引き上げるのみで、走り板,円板,
走りワイヤを介して上記ラッチ機構を解除することがで
き、また棚受部に格納するときは、棚を単に押し込むだ
けでよいので、簡単な操作で効率の良い作業ができ、本
考案の実用上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
図はいずれも本考案の実施例について示し、第1図は引
出し棚の使用状態を示す正面図、第2図は引出し棚の全
体構成を示す斜視図、第3図は棚受部に格納された引出
し棚本体の正面断面図、第4図は同じく平面断面図であ
る。 1…引出し棚本体、1a…下段の棚 1b…上段の棚、2…側壁 3…棚受部、4…前板 5…側板、6…後板 7…底板、8…被収納物 9…把手、10…掛金部 11,11′…ストッパばね 12…円板、13,13′…長穴 14,14′…走りワイヤ 15…走り板、16…スプリング A…段差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被収納物を内部に整列させ収納した引出し
    棚本体を、棚受部の内壁に沿って摺接移動する引出し棚
    において、上記引出し棚本体は、前板配設側下段の棚と
    後板配設側上段の棚とに区分して複数段構造とする一
    方、引出し棚本体の側板に貼着したストッパばねと棚受
    部の内壁に固設した掛金部とでラッチ機構を構成すると
    共に、引出し棚本体の底板面の後板寄りの位置に円板を
    軸支し、該円板の円周に沿う側縁の一の位置と上記スト
    ッパばねとの間に、上記ラッチ機構の係合を離脱するた
    めの走りワイヤを張設し、また上記円板の円周に沿う側
    縁の他の位置と前板に軸支した把手との間に、該把手を
    引上げたとき上記円板を軸を中心として所定範囲揺動さ
    せる走り板を介設したことを特徴とする引出し棚。
JP11155188U 1988-08-25 1988-08-25 引出し棚 Expired - Lifetime JPH063924Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155188U JPH063924Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 引出し棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11155188U JPH063924Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 引出し棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0233647U JPH0233647U (ja) 1990-03-02
JPH063924Y2 true JPH063924Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31349695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11155188U Expired - Lifetime JPH063924Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25 引出し棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063924Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534192Y2 (ja) * 1991-05-31 1997-04-30 株式会社イトーキクレビオ 引出し付き本立
JP2007075182A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Asahi:Kk スチール棚及びスチールワゴン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0233647U (ja) 1990-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775140A (en) Lock for cassettes for the construction of drawer cabinets
US4890735A (en) Apparatus for accommodating box-like articles
US4330162A (en) Tape cartridge storage device
JPH063924Y2 (ja) 引出し棚
CN211568572U (zh) 折叠箱
US2570046A (en) Record cabinet
JP6232677B2 (ja) 落下防止装置
JP3140725B2 (ja) 引き出し支持構造
JPH09238764A (ja) 引出し部材の支持装置
JPH085614Y2 (ja) 棚装置
JPH0518985Y2 (ja)
US4396239A (en) Interlock mechanism
JPH0114189Y2 (ja)
JPH0246743Y2 (ja)
JPS6118763Y2 (ja)
JP4559941B2 (ja) ラッチ装置
JP2666120B2 (ja) 組立棚における隔壁仕切板の固定装置
JPH056587Y2 (ja)
JPH0445554Y2 (ja)
US20050082182A1 (en) Storage device for compact disk box
JPH0545232Y2 (ja)
JP2569911Y2 (ja) 物品収納構造
JPH0111897Y2 (ja)
JP2580909Y2 (ja) カセットケース収納箱
JPS587268Y2 (ja) 載置棚