JPH0518954U - パワーシートスライド装置 - Google Patents

パワーシートスライド装置

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JPH0518954U
JPH0518954U JP068709U JP6870991U JPH0518954U JP H0518954 U JPH0518954 U JP H0518954U JP 068709 U JP068709 U JP 068709U JP 6870991 U JP6870991 U JP 6870991U JP H0518954 U JPH0518954 U JP H0518954U
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seat
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gear box
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了 磯村
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】レールの成形精度や、車体へのレールの取付精
度のバラツキによって、駆動部などの作動性が損なわれ
ず、また、駆動部などの音圧を低く抑えて、電動モータ
に過負荷がかからないようにして、耐久性を向上させる
ことができるパワーシートスライド装置を提供するこ
と。 【構成】駆動部30であるギアボックス40を内装する
レール22の側壁部26に、レール22の側方に配設す
る電動モータ80との接触を避ける回避孔27,27a
を形成し、電動モータ80の出力軸82の延びている基
端部80a側を、レール22の回避孔27,27aを挿
通させて、レール22内のギアボックス40に直接取付
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体側のレールと、該車体側のレールに相対的に前後移動可能に嵌 合して座席を支持する座席側のレールとを有するレールユニットを備え、該レー ルユニットの側方に配設する電動モータによって、前記レールユニットに内装し た駆動部を介して、前記座席側のレールを前記車体側のレールに対して相対的に 前後移動できるパワーシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のパワーシートスライド装置としては、例えば、図6および図7 に示すようなものがある。
【0003】 すなわち、駆動源である電動モータ2は、座席側のレール1の側壁部1aの外 側にウェルナット3とビス4を介して固着されている。座席側のレール1の側壁 部1aには、ウェルナット3が直接嵌合する取付孔5が穿設されている。また、 電動モータ2の回転力を減速して駆動部を構成するスクリュー部材7に伝達する ギアボックス8は、座席側のレール1の天井部1bの内側にボルトで止めされて いる。
【0004】 座席側のレール1に係合した電動モータ2の基端部2aからは、出力軸2bが 延出している。出力軸2bは、レール1の側壁部1aに穿設された挿通孔6を通 って、レール1に内装されたギアボックス8から側方に延出するウオーム9の入 力軸9aと一直線状に並ぶように配されている。一直線上で互いに対向する電動 モータ2の出力軸2bと、ウオーム9の入力軸9aとは回転伝達可能に連結され ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のパワーシートスライド装置では、天井部1b に固着するギアボックス8の側の入力軸9aと、側壁部1aに固着する電動モー タ2の出力軸2aとは、側壁部1aと天井部1bとの成す角度が直角である場合 に、互いに一直線状に対向するよう設計されているから、座席側のレール1の成 形精度のバラツキにより、側壁部1aと天井部1bとの成す角度が直角から外れ ると、入力軸9aと出力軸2bのそれぞれの軸芯がズレてしまい作動性が損なわ れるという問題点があった。
【0006】 また、電動モータ2は座席側のレール1の側壁部1aに直接に固着されている から、電動モータ2と座席側のレール1との共振音が生じて、駆動部の音圧が一 定せず高くなり、それにより、電流値が高くなるため電動モータ2に過負荷がか かり、耐久性が良くないという問題点があった。また、電動モータ2は座席側の レール1を介して、ギアボックス8に取付けるから、レール1に対する電動モー タ2の取付精度のバラツキによって、電動モータ2の出力軸2bの軸芯がずれや すいため、作動性が損なわれるという問題点があった。
【0007】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、レールの成形 精度や、車体へのレールの取付精度のバラツキによって、駆動部などの作動性が 損なわれず、また、駆動部などの音圧を低く抑えて、電動モータに過負荷がかか らないようにして、耐久性を向上させることができるパワーシートスライド装置 を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための要旨とするところは、 車体側のレールと、該車体側のレールに相対的に前後移動可能に嵌合して座席 を支持する座席側のレールとを有するレールユニットを備え、該レールユニット の側方に配設する電動モータによって、前記レールユニットに内装した駆動部を 介して、前記座席側のレールを前記車体側のレールに対して相対的に前後移動で きるパワーシートスライド装置において、 前記駆動部は、前記車体側のレールおよび座席側のレールの一方に回転可能に 支持されるスクリュー部材と、該スクリュー部材に相対的に回転可能に螺合し、 車体側のレールおよび座席側のレールの他方に支持されるナット部材と、前記電 動モータの回転力を減速して前記スクリュー部材に伝達するギアボックスとを有 し、 前記ギアボックスを内装する前記一方のレールの側壁部に、前記電動モータと の接触を避けるための回避孔を形成し、前記電動モータの出力軸が延出する基端 部側を前記回避孔を挿通させて、前記一方のレール内のギアボックスに直接取付 けたことを特徴とするパワーシートスライド装置に存する。
【0009】
【作用】
パワーシートスライド装置の駆動源である電動モータは、レールユニットの側 方に配設する。このパワーシートスライド装置の組み付けに際しては、まず、レ ールユニットを構成する車体側のレールおよび座席側のレールの一方に、駆動部 を構成するギアボックスを内装する。
【0010】 ギアボックスを内装する一方のレールの側壁部には、あらかじめ、該一方のレ ールの側方に配設する電動モータとの接触を避けるための回避孔を形成しておく 。それにより、電動モータの出力軸が延出する基端部側を、レールの側壁部の回 避孔に挿通し、レールと接触しない状態で、電動モータをレール内のギアボック スに直接取付けることができる。
【0011】 電動モータがレールの回避孔を挿通することにより、電動モータとレールとが 互いに干渉しなから、レールの成形精度のバラツキ、例えば、側壁部に対する天 井部の直角度などの影響を受けずに、電動モータをギアボックスに精度よく取付 けることができ、電動モータの出力軸の軸芯をギアボックス側に合せることが容 易であり、作動中の出力軸のぶれを防ぐことができる。
【0012】 また、電動モータとレールは直接接触していないから、電動モータとレールと の干渉による共振音が生じることはなく、駆動部の音圧を低く抑えることができ る。それにより、電流値が高くならず電動モータに過負荷がかからないため、耐 久性を良くすることができる。
【0013】 その他、電動モータはレールを介さずに、ギアボックスに確実に固定されるた め、電動モータをレールを介して、ギアボックスに取付ける場合に比して、電動 モータの取付精度のバラツキによる出力軸の軸芯のずれがないから、電動モータ の不整回転によるガタつきが生じることがない。
【0014】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1から図5は本考案の一実施例を示している。 図5に示すように、車体フロア10に座席10aが、パワーシートスライド装 置20aを介して前後位置が調整できるように据え付けられている。
【0015】 パワーシートスライド装置20は、座席10aの両側部の下方にそれぞれ配さ れて前後方向に延びる一対のレールユニット20a,20aを有している。レー ルユニット20aは、車体フロア10にレッグ部材12,13を介して固設され る車体側のレール21と、車体側のレール21に前後移動可能に嵌合し座席を支 持する座席側のレール22とから成っている。
【0016】 図1および図2に示すように、車体側のレール21は溝状断面に形成され、底 面部23と両側壁部24,24とを有している。同じく、座席側のレール22は 溝状断面に形成され、天井部25と両側壁部26,26とを有している。
【0017】 座席側のレール22の内側寄りの側壁部26の前端には、レールユニット20 aの側方に配設する電動モータとの接触を避けるための軸用回避孔27および取 付用回避孔27a,27aが形成されている。軸用回避孔27および取付用回避 孔27aは、電動モータ80の出力軸82が延出する基端部80aをレール22 に直接接触しないようレール22内に挿通させものための孔である。
【0018】 車体側のレール21の開口と、座席側のレール22の開口とが合わさり、車体 側のレール21の底面部23および両側壁部24,24、並びに座席側のレール 22の天井部25および両側壁部26,26により取り囲まれて空隙20bが形 成されている。特に、座席側のレール22の天井部25の前端部は盛り上ってお り、収納室20cを成している、 レールユニット20aの空隙20b,収納室20cには、駆動部30が内装さ れている。駆動部30は、前後方向へ延びるスクリュー部材31と、スクリュー 部材31に相対的に回転可能に螺合するナット部材32と、駆動源である電動モ ータ80の回転力を減速してスクリュー部材31に伝達するギアボックス40と を具備して成る。
【0019】 ギアボックス40は、収納室20cに格納されている。さらに詳しく言えば、 ギアボックス40は、前後から一対の固定ブラケット47,47により挟持され ており、この固定ブラケット47,47を介して、ギアボックス40は座席側の レール22の天井部25にボルト48,48で固着されている。
【0020】 ギアボックス40には、前後の固定ブラケット47,47に沿って延びるモー タ固定片41,41が形成されている。各モータ固定片41には、電動モータ8 0の取付脚部84,84が嵌合するための凹部43,43が形成され、また、凹 部43の略中央には、ねじ孔42が穿設されている。
【0021】 ギアボックス40の内部には、図3に示すように、ウオーム50を回転可能な 状態で格納するウオーム用中空部44と、ウオーム50に噛合して回転するウオ ームホイール53を格納するウオームホイール用中空部46とが形成されており 、ウオーム50とウオームホイール53とがそれぞれ回転可能に内装されている 。
【0022】 ギアボックス40のウオーム用中空部44の両端には、ウオーム50を回転可 能に支持する軸受部材42,42が設けられている。一方の軸受部材42よりウ オーム50の入力軸51が側方に延出しており、入力軸51の側のギアボックス 40の側端面には、入力軸51を包囲するようにレール22の側壁部26の方向 に突出する嵌合筒部45が形成されている。
【0023】 電動モータ80は、軸用回避孔27および取付用回避孔27a,27aが形成 された座席側のレール22の内側寄りの側壁部の26側に配設されている。電動 モータ80の基端部には、取付ブラケット81が一体的に設けられている。
【0024】 取付ブラケット81の端面にはモータ内部に連なる挿通孔が形成されており、 この挿通孔を通って、出力軸82が延出している。また、取付ブラケット81の 端面には、延出した出力軸51を包囲するように、挿通孔の周縁から延びる筒状 取付部83が形成されている。
【0025】 取付ブラケット81の両端には、筒状取付部83と平行に延びる取付脚部84 ,84が、筒状取付部83を間にして突設されている。各々の取付脚部84の内 部には、長手方向に延びるビス挿通孔85が穿設されている。
【0026】 図3および図4に示すように、電動モータ80の筒状取付部83および取付脚 部84,84は、座席側のレール22のそれぞれ対応する軸用回避孔27および 取付用回避孔27a,27aを挿通し、座席側のレール22に内装されているギ アボックス40に直接取付けられている。この場合、電動モータ80はレールユ ニット20aに一切接触していない。
【0027】 さらに詳しく言えば、電動モータ80の筒状取付部83は、レール22の軸用 回避孔27を挿通して、ギアボックス40の嵌合筒部45に外嵌している。また 、筒状取付部83の内側の出力軸82は環状断面に形成されており、その先端は 嵌合筒部45の内側のウオーム50の入力軸51の先端に外嵌して、一体的に回 転可能に連結している。
【0028】 また、筒状取付部83の両側に位置する取付脚部84,84は、それぞれ対応 するレール22の取付用回避孔27a,27aを挿通して、ギアボックス40の 凹部43,43に嵌合している。各々の取付脚部84のビス挿通孔85には、取 付ビス86が挿通しており、取付ビス86の先端部は、凹部43のねじ孔42に 螺合している。なお、電動モータ80の先端部80bからは、もう一方のレール ユニット20aの側へ出力軸82に連結したフレキシブルワイヤ70が延ばされ ている。
【0029】 ギアボックス40とともに駆動部30を構成するナット部材32は、前後移動 不能かつ回転不能に車体側のレール21の底面部23にボルト止めされている。 また、ナット部材32が相対的に回転可能に螺合するスクリュー部材31は、座 席側のレール22に回転可能に支持されている。
【0030】 さらに詳しく言えば、スクリュー部材31の前端部は、図3に示すように、ギ アボックス40に挿通して、ギアボックス40に内装されているウオームホイー ル60に固結されている。一方、スクリュー部材31の後端部は、図2に示すよ うに、軸受部材33を介して、回転可能に座席側のレール22の天井部25に枢 支されている。
【0031】 スクリュー部材31の前端側には、ナット部材32の前端面に当接してスクリ ュー部材31の後方への移動端を規制するストッパ部材34が嵌着されている。 同じく、スクリュー部材31の後端側にも、ナット部材32の後端面に当接して スクリュー部材31の前方への移動端を規制するストッパ部材34が嵌着されて いる。
【0032】 次に、作用を説明する。 図1に示すように、パワーシートスライド装置20の組み付けに際し、駆動部 30を構成するギアボックス40は、レールユニット20aの収納空間20cに 格納する。すなわち、ギアボックス40を、前後から一対の取付ブラケット47 ,47で挟持し、この取付ブラケット47,47を介して、ギアボックス40を 座席側のレール22の天井部25にボルト48,48で固着する。
【0033】 パワーシートスライド装置20の駆動源である電動モータ80は、一方のレー ルユニット20aの内側寄りの側方に配設する。このとき、電動モータ80は、 各レール21,22と接触しない状態で、収納空間20c内のギアボックス40 に直接取付ける。
【0034】 さらに詳しく言えば、図4に示すように、電動モータ80の筒状取付部83は 、レール22の軸用回避孔27を挿通して、ギアボックス40の嵌合筒部45に 外嵌させる。このとき、筒状取付部83の内側の出力軸82の先端を嵌合筒部4 5の内側のウオーム50の入力軸51の先端に外嵌して、一体的に回転可能に連 結する。
【0035】 筒状取付部83の両側に位置する取付脚部84,84は、それぞれ対応するレ ール22の取付用回避孔27a,27aを挿通して、ギアボックス40の凹部4 3,43に嵌合させる。各々の取付脚部84のビス挿通孔85に内嵌した取付ビ ス86の先端部は、ねじ孔42に螺合させて確実に固定する。
【0036】 電動モータ80の基端部80aの側が、レール22の軸用回避孔27,取付用 回避孔27aを挿通することにより、電動モータ80とレール22とが互いに干 渉しなから、レール22の成形精度のバラツキ、例えば、ギアボックス40を固 設した天井部25に対する側壁部26の直角度などの影響を受けずに、出力軸8 2と入力軸51のそれぞれ軸芯を略一直線上に配することができる。
【0037】 このように、電動モータ80をギアボックス40に直接取付けることにより、 レールユニット20aの側方に配する電動モータ80の出力軸82と、収納空間 20cに内装したギアボックス40内のウオーム50の入力軸51とのそれぞれ の軸芯を容易に合せることができる。
【0038】 また、電動モータ80とレールユニット20aは直接接触していないから、電 動モータ80とレール22,23との干渉による共振音が生じることはなく、駆 動部30の音圧を低く抑えることができる。それにより、電流値が高くならず電 動モータ80に過負荷がかからないため、耐久性を良くすることができる。
【0039】 その他、電動モータ80はレール22を介さずに、ギアボックス40に確実に は固定されるため、電動モータ80をレール22を介してギアボックス40に取 付ける場合に生じるような電動モータ80の取付精度のバラツキによる出力軸8 2の軸芯のずれがないから、電動モータ80が不整回転によりガタつくことはな い。
【0040】 図3および図4に示すように、電動モータ80の出力軸82の回転トルクは、 直接ギアボックス40内のウオーム50の入力軸51に伝達され、ギアボックス 40内のウオーム50とウオームホイール53との嵌合関係によって、回転の向 きが変えられて、スクリュー部材31を回転駆動させる。
【0041】 ナット部材32が回転不能かつ前後移動不能に車体側のレール21に固定され ているため、スクリュー部材31が回転すると、スクリュー部材31はナット部 材32により前後方向へ徐々に送られる。
【0042】 それにより、図5において、座席側のレール22が車体側のレール21に対し て前後方向へ移動し、車体フロア10に対して座席10aが前後方向へ移動して 座席10aの前後位置を調節することができる。
【0043】 なお、前記実施例においては、電動モータの出力軸と、ギアボックス内のウオ ームの入力軸とを直接一体的に回転可能に連結したが、連結体などを介して連結 してもよい。例えば、入力軸と出力軸の各々の先端部を、オルダム継手などの連 結体を間にして連結すれば、たとえ入力軸と出力軸との軸芯の多少のズレが生じ たとしても、円滑に動力を伝達することができる。
【0044】
【考案の効果】
本考案にかかるパワーシートスライド装置によれば、ギアボックスを内装する レールの側壁部に、該レールの側方に配設する電動モータとの接触を避ける回避 孔を形成し、電動モータを前記回避孔を挿通させて、レール内のギアボックスに 直接取付けるから、電動モータの取付精度が向上するとともに、電動モータとレ ールとが互いに干渉しないため、レールの成形精度や、車体側へのレールの取付 精度のバラツキの影響を受けずに、電動モータの出力軸の軸芯を容易かつ確実に ギアボックス側に合せることができ、作動性を良くすることができる。
【0045】 また、電動モータとレールの相互の干渉による共振音が生じることはなく、駆 動部の音圧を低く抑えることができるため、電流値が高くならず電動モータに過 負荷がかからないため、耐久性も良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるパワーシートスライ
ド装置の要部を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例にかかるパワーシートスライ
ド装置の全体を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例にかかるパワーシートスライ
ド装置の要部を示す横断面図である。
【図4】本考案の一実施例にかかるパワーシートスライ
ド装置の要部を示す縦断面図である。
【図5】本考案の一実施例にかかるパワーシートスライ
ド装置を装着した座席を示す斜視図である。
【図6】従来のパワーシートスライド装置の全体を示す
分解斜視図である。
【図7】従来のパワーシートスライド装置の要部を示す
横斜視図である。
【符号の説明】
10a…座席 20…パワーシートスライド装置 20a…レールユニット 21…車体側のレール 22…座席側のレール 26…側壁部 27…軸用回避孔 27a…取付用回避孔 30…駆動部 31…スクリュー部材 32…ナット部材 40…ギアボックス 41…固定片 42…ねじ孔 43…凹部 45…嵌合筒部 50…ウオーム 51…入力軸 60…ウオームホイール 80…電動モータ 80a…基端部 81…取付ブラケット 82…出力軸 83…筒状取付部 84…取付脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 寺沢 治文 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側のレールと、該車体側のレールに相
    対的に前後移動可能に嵌合して座席を支持する座席側の
    レールとを有するレールユニットを備え、該レールユニ
    ットの側方に配設する電動モータによって、前記レール
    ユニットに内装した駆動部を介して、前記座席側のレー
    ルを前記車体側のレールに対して相対的に前後移動でき
    るパワーシートスライド装置において、 前記駆動部は、前記車体側のレールおよび座席側のレー
    ルの一方に回転可能に支持されるスクリュー部材と、該
    スクリュー部材に相対的に回転可能に螺合し、車体側の
    レールおよび座席側のレールの他方に支持されるナット
    部材と、前記電動モータの回転力を減速して前記スクリ
    ュー部材に伝達するギアボックスとを有し、 前記ギアボックスを内装する前記一方のレールの側壁部
    に、前記電動モータとの接触を避けるための回避孔を形
    成し、前記電動モータの出力軸が延出する基端部側を前
    記回避孔を挿通させて、前記一方のレール内のギアボッ
    クスに直接取付けたことを特徴とするパワーシートスラ
    イド装置。
JP1991068709U 1991-08-28 1991-08-28 パワーシートスライド装置 Expired - Lifetime JPH085056Y2 (ja)

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GB9217479A GB2259001B (en) 1991-08-28 1992-08-17 Powered seat slide device

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