JPH0518937U - デユアル燃料タンクのフイラパイプの構造 - Google Patents

デユアル燃料タンクのフイラパイプの構造

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JPH0518937U
JPH0518937U JP6804191U JP6804191U JPH0518937U JP H0518937 U JPH0518937 U JP H0518937U JP 6804191 U JP6804191 U JP 6804191U JP 6804191 U JP6804191 U JP 6804191U JP H0518937 U JPH0518937 U JP H0518937U
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JP
Japan
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fuel
fuel tank
filler pipe
tank
engine
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JP6804191U
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正彰 馬渡
才八 渋谷
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デュアル燃料タンクの少量給油時の注入性と
多量給油時の注入性との両立を図る。 【構成】 2つの燃料タンク2、3が並んで配置されて
対抗する側面の略中央で連通され、一方の燃料タンク2
にはフィラパイプ5が接続され、他方の燃料タンク3か
ら燃料をエンジンに供給し、一方の燃料タンクから他方
の燃料タンクに燃料を移動させるタイプのデュアル燃料
タンクの前記フィラパイプ5を、一方の燃料タンク内を
貫通させて他方の燃料タンクに連通接続すると共に当該
フィラパイプの一方の燃料タンク内の途中の上面に孔4
cを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、デュアル燃料タンクのフィラパイプの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の燃料タンクには図4に示すようなデュアル燃料タンクと称されるタイプ のものがあり、主としてスペース的な問題例えば、プロペラシャフト或いは配管 等のレイアウトの関係上2つに分けて形成される。このデュアル燃料タンク11 は、燃料タンク12、13により構成され、且つこれらの燃料タンク12と13 とは水平に並んで配置され、対抗する両側面の略中央付近で大径且つ水平な通路 14により連通されており、一方の燃料タンク12には燃料注入用のフィラパイ プ15が設けられている。そして、フィラパイプ15が設けられている燃料タン ク12内に配設された燃料ポンプ16によりアウトレットチューブ17を介して 当該燃料タンク12内の燃料をエンジン(図示せず)に供給し、燃料タンク13 から燃料タンク12への燃料の移動は、フュエルリターンを利用したアシストポ ンプ18によりチューブ19を介して行なうようにしている。
【0003】 さて、ラインオフ時即ち、製造工場で完成された車両が組立ラインを出る時に は、燃料を少量(5リットル程度)注入し、この注入された少量の燃料Fは、燃 料タンク12のみに入り、燃料タンク13には入らない。しかしながら、燃料ポ ンプ12内の燃料は、燃料ポンプ16によりエンジンに供給され、従って、エン ジンを始動することができる。
【0004】 また、走行中に燃料が切れてしまった時も上述と同様で、応急処置として給油 する燃料量が少ない場合でも、当該給油された燃料は、燃料タンク12に入り、 従って、燃料ポンプ16により当該燃料をエンジンに供給することができ、最寄 りのガソリンスタンドまで走行することができる。 ところで、レイアウト、コスト或いは燃料タンクの容量等の関係で上述したよ うにフィラパイプ15が設けられている燃料タンク12内に燃料ポンプ16、ア シストポンプ18等を配置することができず、図5に示すようにどうしてもフィ ラパイプ15が設けられていない側の燃料タンク13内に燃料ポンプ16、アシ ストポンプ18を配置し、燃料タンク12から燃料タンク13に燃料を移動させ 、当該燃料タンク13内の燃料をエンジンに供給するような構造にしたい場合が ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示すようなタイプにすると、ラインオフ時に注入した燃 料Fは、燃料タンク12内に入り、燃料タンク13には入らない。しかも、アシ ストポンプ18は、エンジンが始動しないと作動しないために燃料タンク12の 燃料を燃料タンク13に移動させることができない。このため燃料がエンジンに 供給されず、当該エンジンを始動することができない。また、走行時に燃料が切 れて、応急処置として少量の燃料を給油した場合も同様にエンジンに供給するこ とができないという問題がある。
【0006】 そこで、2点鎖線で示すようにフィラパイプ15を燃料タンク12を貫通させ て燃料タンク13に直接連通させるようにすると、前述したラインオフ時或いは 燃料切れの時に少量の燃料を給油する場合には燃料タンク13に注入されるため に効果があるが、燃料タンク12に燃料を注入することができない即ち、注入性 が成立しなくなり、ラインオフ時或いは燃料切れ時に少量の燃料給油する際の注 入性と通常の燃料給油時における注入性とが両立しないという問題がある。
【0007】 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、フィラパイプが設けられていない 側の燃料タンクからエンジンに燃料を供給するタイプのデュアル燃料タンクにお けるラインオフ時或いは燃料切れ時に少量の燃料給油する際の注入性と通常の燃 料給油時における注入性とを両立させることが可能なデュアル燃料タンクのフィ ラパイプの構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、2つの燃料タンクが並んで配置さ れ且つ対抗する側面の略中央で連通され、一方の燃料タンクにはフィラパイプが 接続され、他方の燃料タンクから燃料をエンジンに供給し、前記一方の燃料タン クから前記他方の燃料タンクに燃料を移動させるタイプのデュアル燃料タンクの 前記フィラパイプを、前記一方の燃料タンク内を貫通させて前記他方の燃料タン クに連通接続すると共に当該フィラパイプの前記一方の燃料タンク内の途中の上 面に孔を設けた構造としたものである。
【0009】
【作用】
フィラパイプから少量の燃料が給油されたときには、当該燃料は、一方の燃料 タンクを通り過ぎて他方の燃料タンクに注入され、多量の燃料が給油されたとき には前記他方の燃料タンクに注入されると共に途中の孔から溢れ出て一方の燃料 タンクにも注入される即ち、両方の燃料タンクに同時に注入される。これにより デュアル燃料タンクは、ラインオフ或いは燃料切れ時における少量の燃料の注入 性と通常の給油時における注入性とが両立する。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1においてデュアル燃料タンク1は、2つの燃料タンク2と3とが並列して 配置されており、フィラパイプ4は、略L状をなし、一方の燃料タンク2の対抗 する側面2a、2bの略中央に穿設された孔2a’、2b’を水平に、且つ液密 に貫通し、一方の開口端4aが燃料タンク3の側面3aの孔3a’に液密に連通 接続され、他方の開口端4bは、燃料タンク2側壁2aに沿って当該燃料タンク 2の上方まで延出されて燃料注入口とされ、フィラキャップ5が冠着されている 。また、燃料タンク2、3の上面2c、3cには小孔2c’、3c’が穿設され ており、これらの小孔2c’、3c’は、ブリーザパイプ6を介してフィラパイ プ4の開口端4bの近傍に連通されている。
【0011】 燃料タンク3内には底部近傍に燃料ポンプ7、アシストポンプ8が収納されて おり、燃料ポンプ7の吸入口及びアシストポンプ8の吐出口は、夫々底面3dに 望んで僅かな間隔を存して開口している。アウトレットチューブ9は、燃料タン ク3の上面3aを液密に貫通しており、その一端が燃料ポンプ7の吐出ポートに 、他端が図示しないエンジンに接続されている。また、チューブ10は、燃料タ ンク2、3の上面2c、3cを液密に貫通しており、その一端がアシストポンプ 8に接続され、他端が燃料タンク2内を垂下して底面2dに望んで僅かな間隔を 存して開口している。
【0012】 フィラパイプ4は、燃料タンク2内における途中の上面に孔4cが設けられて おり、当該燃料タンク2と連通されている。この孔4cは、燃料タンク3側の側 面2bに寄って設けられており、その形状は、図2に示すように当該フィラパイ プ4の長手方向に沿い、且つ側面2b側即ち、燃料タンク3に近い側4c’が側 面2a側即ち、燃料タンク3に遠い側4c”よりも僅かに深く(下方に)切り欠 かれて細長い且つ側面視楔形をなした形状とされている。そして、この孔4cは 、当該フィラパイプ4内に多量の燃料が流れたときにその約半分程度が溢れ出る (流れ出る)ような大きさとされている。
【0013】 以下に作用を説明する。 車両のラインオフ時或いは走行途中において燃料が切れた時にフィラパイプ4 の開口端4b(注入口)から少量の燃料が注入されると、当該燃料は、フィラパ イプ4内を流れて燃料タンク3内に注入され2点鎖線Fで示すように当該燃料タ ンク3に溜まる。そして、この時給油される燃料は、その量が少ないためにフィ ラパイプ4の孔4cから溢れ出ることなく即ち、燃料タンク2内に流れ込むこと なく略全量が燃料タンク3内に流れ込む。従って、燃料ポンプ7は、燃料タンク 3内に注入された燃料をエンジンに供給することが可能となり、当該エンジンは 、始動することができる。
【0014】 通常時にガソリンスタンドで燃料を給油するときにはフィラパイプ4に注入さ れる燃料の流量が多いために、その略半分が途中の孔4cから溢れ出て燃料タン ク2内に流れ込み、燃料タンク2、3に同時に燃料が注入される。これらの燃料 タンク2、3は、ブリーザパイプ6を介してフィラパイプ4の開口端4bに連通 されており、従って、給油時に内部の空気が排除されて燃料がいっぱいに満たさ れる(所謂「満タン」になる)。
【0015】 これにより通常の給油時において前記「満タン」までの注入性(オートガンが 早目にストップしない即ち、吹き返さない)と、ラインオフ時或いは燃料切れ時 における注入性(少量の燃料注入時)とが両立する。また、フィラパイプ4は、 孔4cが燃料タンク3側が深くなるように形成されているために傾斜地で燃料タ ンク3が燃料タンク2よりも僅かに高い状態で燃料が切れ、少量の燃料が給油さ れる場合でも、当該供給された燃料は、孔4cから燃料タンク2に溢れ出ること なく燃料タンク3内に注入される。
【0016】 燃料タンク3内の燃料は、燃料ポンプ7によりエンジンに直接供給され、燃料 タンク2内の燃料は、当該エンジンの始動に伴い作動するアシストポンプ8によ りチューブ10を介して燃料タンク3内に移動される。そして、燃料タンク2、 3内の燃料は、その液面が常時同じ高さに保持され、従って、燃料ポンプ7は、 燃料タンク2、3内の燃料が空になるまで前記エンジンに燃料を供給することが できる。
【0017】 図3は、フィラパイプ4の燃料タンク2内の途中に設ける孔の他の実施例を示 し、フィラパイプ4の上面に穿設した孔4eの周縁にフランジ4fを立設して煙 突状に形成したものである。ラインオフ時等において給油される燃料量が少量の ときには当該給油された燃料は、フィラパイプ4の孔4cから溢れ出ることなく その全量が燃料タンク3に流れ込み、ガソリンスタンドにおいて給油される時に は給油される燃料は、途中の孔4eから溢れ出て燃料タンク2に流れこみ、燃料 タンク2、3に同時に注入される。尚、フィラパイプ4は、孔4eが煙突状に形 成されているために前述したように傾斜地で燃料が切れて少量の燃料を給油する 場合でも当該燃料は、全量が燃料タンク3内に注入される。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、2つの燃料タンクが並んで配置され且つ 対抗する側面の略中央で連通され、一方の燃料タンクにはフィラパイプが接続さ れ、他方の燃料タンクから燃料をエンジンに供給し、前記一方の燃料タンクから 前記他方の燃料タンクに燃料を移動させるタイプのデュアル燃料タンクの前記フ ィラパイプを、前記一方の燃料タンク内を貫通させて前記他方の燃料タンクに連 通接続すると共に当該フィラパイプの前記一方の燃料タンク内の途中の上面に孔 を設けた構造としたことにより、通常の給油時における満タンまでの注入性と、 ラインオフ時或いは燃料切れ時における少量の燃料注入時における注入性とを両 立させることが可能となり、また、傾斜地で燃料が切れて少量の燃料を補給する 場合でも当該燃料を全量燃料タンク3内に注入することができ、しかも、簡単な 構造で、且つ低コストで構成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したデュアル燃料タンクの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1のフィラパイプの孔の部分の拡大斜視図で
ある。
【図3】図2のフィラパイプの孔の他の実施例を示す拡
大斜視図である。
【図4】従来のデュアル燃料タンクの断面図である。
【図5】従来のデュアル燃料タンクの他の構造例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 デュアル燃料タンク 2、3 燃料タンク 4 フィラパイプ 4c、4e 孔 5 フィラキャップ 6 ブリーザパイプ 7 燃料ポンプ 8 アシストポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの燃料タンクが並んで配置され且つ
    対抗する側面の略中央で連通され、一方の燃料タンクに
    はフィラパイプが接続され、他方の燃料タンクから燃料
    をエンジンに供給し、前記一方の燃料タンクから前記他
    方の燃料タンクに燃料を移動させるタイプのデュアル燃
    料タンクの前記フィラパイプを、前記一方の燃料タンク
    内を貫通させて前記他方の燃料タンクに連通接続すると
    共に当該フィラパイプの前記一方の燃料タンク内の途中
    の上面に孔を設けたことを特徴とするデュアル燃料タン
    クのフィラパイプの構造。
JP6804191U 1991-08-27 1991-08-27 デユアル燃料タンクのフイラパイプの構造 Pending JPH0518937U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61150828A (ja) * 1984-12-25 1986-07-09 Nissan Shatai Co Ltd 車両用燃料タンク装置
JPH0159730B2 (ja) * 1982-05-17 1989-12-19 Shizuki Electric

Patent Citations (2)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970715