JPH0518841U - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷データを送出するホストＣＰＵの機種毎
に異なる文字制御コードを自動解釈できるとともに、ホ
ストＣＰＵ側での印刷処理を軽減しかつ高速な印刷処理
を可能とするプリンタ装置を得る。 【構成】 文字制御コード解釈処理用ＣＰＵ１０によ
り、ホストＣＰＵ７の機種毎に異なる印刷データとして
の文字制御コードを自動的にビットマップデータに展開
し、フレームバッファメモリ１１にストアする。フレー
ムバッファメモリ１１は印刷用紙単位のものを一度にビ
ットマップ展開しレーザビーム機構６に送出され印刷物
が出力される。また、ホストＣＰＵ７から送られてくる
文字制御コードを一時保留しておくスプーラ用ハードデ
ィスク１２を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、外部から供給される文字制御コードに応じて印刷を行うプリンタ 装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図２は従来のプリンタ装置のシステム構成を示すブロック図であり、図におい て、７はホストＣＰＵで、プリンタ装置に外部から印刷データとしての文字制御 データを供給する。１はプリンタ装置全体を制御するＣＰＵ、２はホストＣＰＵ ７からの文字制御コードを解釈するプログラムの入ったコントロールカードで、 ホストＣＰＵ７の機種に応じて交換される。３はホストＣＰＵ７から送られてく る文字制御コードを一時保留しておくバッファメモリ、６はビットマップデータ を印刷するレーザビーム機構、５はレーザビーム機構６に印字データとしてのビ ットマップデータを送るためのコントロールカード、４はホストＣＰＵ７からの 文字制御コードを受信するためのＩ／Ｆカード、８は１から６までの各装置を収 納するプリンタ装置本体である。

【０００３】 次に動作について説明する。 図２において、ホストＣＰＵ７より送出される文字制御コードを、このホスト ＣＰＵ７の機種固有の形式をもつ文字制御コードを解釈できるプログラムを搭載 したコントロールカード２により、逐次ビットマップデータに変換する。このビ ットマップデータはコントロールカード５を経由してレーザビーム機構６に送ら れることにより、印刷が行なわれる。レーザビーム機構６は機械機構であるため 、コントロールカード２で送出されるデータ量が、レーザビーム機構６に受けと られるデータ量より多い。このため、ビットマップデータは一時バッファメモリ ３に保留される。

【０００４】 バッファメモリ３で保留できるデータ量を越す場合は、Ｉ／Ｆカード４により ホストＣＰＵ７へ信号を送り、ホストＣＰＵ７は一時データの送出を中止し、再 送出依頼信号があるまで待機する。なお、コントロールカード２はホストＣＰＵ ７の機種に応じて差し替えられる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

従来のプリンタ装置は以上のように構成されているので、ホストＣＰＵ７の機 種毎に文字制御コードを解釈できるプログラムを作成しなければならず、またコ ントロールカード２の形態をとっているため、ホストＣＰＵ７の機種毎にコント ロールカード２を差し替えることが必要である。また、従来は小容量のバッファ メモリ３はあるが、文字制御コードを逐次ビットマップデータに変換しているた め、印刷が終了するまで、ホストＣＰＵ７は印刷処理のタスクを終了することが できず、印刷待ちの時間が長くなる等の問題があった。

【０００６】 この考案は上記のような課題を解決するためになされたものであり、ホストＣ ＰＵの機種毎の文字制御コードを自動解釈できるとともに、大量の文字制御デー タをホストＣＰＵより受けとり、ホストＣＰＵの印刷処理を即座に終了できるプ リンタ装置を得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るプリンタ装置は、ホストＣＰＵの機種毎の文字制御コードを自 動解釈できるＣＰＵ（プログラム）を内蔵し、かつ大量のデータを一時保留でき るスプーラ用ハードディスク及び印刷物ビットマップデータを用紙単位で展開で きるフレームバッファメモリを設けたものである。

【０００８】

【作用】

この考案におけるプリンタ装置は、どのようなホストＣＰＵの機種であっても 、自動的に文字制御コードを解釈することにより、異機種間接続を可能にする。 また、ホストＣＰＵ側での印刷処理を軽減でき、かつ、高速印刷処理を可能にす る。

【０００９】

【実施例】

実施例１． 以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図１において、１０は文字制御コード解釈処理用ＣＰＵで、図２の従来のコン トロールカード２に代るものである。１１はレーザビーム機構６へ印字データと してのビットマップデータを送る前準備をするフレームバッファメモリ、１２は 、ホストＣＰＵ７から送られてくる文字制御コードを一時保留しておくためのス プーラ用ハードディスクである。

【００１０】 他の部分は図２と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。また、文字 制御コード解釈処理用ＣＰＵ１０は、複数種類のホストＣＰＵ７からの文字制御 コードを自動的に解釈するプログラムが格納されている。この文字制御コード解 釈処理用ＣＰＵ１０はマスタＣＰＵとしてのＣＰＵ１に対してスレーブＣＰＵと して働く。

【００１１】 次に動作について説明する。 図１において、ホストＣＰＵ７より送出される文字制御コードを、一時スプー ラ用ハードディスク１２に保留する。これによりホストＣＰＵ７は、データの送 出終了と同時に印刷処理を終了することができ、マシンタイムの短縮が著しく向 上される。

【００１２】 また、文字制御コード解釈処理用ＣＰＵ１０により、異機種のホストＣＰＵ７ からの文字制御コードを自動解釈するため、ホストＣＰＵ７のプリンタ装置の機 種毎のデータ生成処理が不要となり、また異機種ホストＣＰＵ７とのマルチ接続 が可能となる。

【００１３】 文字制御コード解釈処理用ＣＰＵ１０により変換されたビットマップデータは 、ＣＰＵ１を介してフレームバッファメモリ１１にストアされる。フレームバッ ファメモリ１１は印刷用紙単位のものが、一度にビットマップ展開されるので、 レーザビーム機構６の機械的待ち時間が無くなる。ＣＰＵ１の指令によりコント ロールカード５経由でレーザビーム機構６に、フレームバッファメモリ１１のビ ットマップデータが送出され、レーザビーム機構６は印刷物を出力する。

【００１４】 実施例２． また、上記実施例１では、プリンタ装置に関する文字制御コード解釈処理用Ｃ ＰＵ１０により異機種ホストＣＰＵ７間プリンタ装置のマルチ接続について述べ たが、この考案は、広く一般に使用される通信処理により異機種間接続によるデ ータの共有においても同様の効果を奏する。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、プリンタ装置側で複数形式の印字データの 処理を行なうように構成したので、ホストＣＰＵの負荷軽減が可能となり、また 異機種ホストＣＰＵ間で１つのプリンタ装置共有が可能となる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例によるプリンタ装置を示す
ブロック図である。

【図２】従来のプリンタ装置のシステム構成を示すブロ
ック図である。

【符号の説明】

６ レーザビーム機構 １０ 文字制御コード解釈処理用ＣＰＵ １１ フレームバッファメモリ １２ スプーラ用ハードディスク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部から供給される複数形式の印刷デー
   タを自動解釈してビットマップデータに変換する文字制
   御コード解釈処理用ＣＰＵと、上記ビットマップデータ
   を印刷用紙イメージに展開するフレームバッファメモリ
   と、上記印刷データを一時保留しておくスプーラ用ハー
   ドディスクと、上記フレームバッファメモリのビットマ
   ップデータを印刷物にするレーザビーム機構を備えたプ
   リンタ装置。