JPH0518815U - 射出成形金型に於ける成形品一時係止装置 - Google Patents

射出成形金型に於ける成形品一時係止装置

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JPH0518815U
JPH0518815U JP5109592U JP5109592U JPH0518815U JP H0518815 U JPH0518815 U JP H0518815U JP 5109592 U JP5109592 U JP 5109592U JP 5109592 U JP5109592 U JP 5109592U JP H0518815 U JPH0518815 U JP H0518815U
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輝正 大崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は竪型成形用の射出成形金型に於て、
成形品を突き出す装置に関するもので、ロボットフィン
ガ−が成形品を把持して上昇した時、成形品のスプ−ル
下端に係合しているZピンの係合部が上方に引っ張る力
によってスプ−ルからはずれる位置に移動し得る如く
し、成形品がZピンから無理なく容易に外れるように
し、フィンガ−から成形品が外れたり、ずれたりするこ
となく成形品を正しく把持した状態で搬送し、次工程に
正確に位置させることを目的としている。 【構成】 Zピン先端部のスプ−ル保持部が上方に引っ
張る力によりスプ−ルから外れる位置に傾動又は摺動し
得る如くしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、成形用の射出成形金型に於て、金型内にZピンを摺動自在に配置し た射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10、図11は従来技術の一例としての堅型成形用の射出成形金型に於ける 成形品突き出し装置である。金型Aの上面にはスプ−ル11とランナ−12と製 品13とが連設された成形品Bが固着されている。金型A内縦孔14内には先端 にスプ−ル11下端を係止する斜面15aを有するZ型に形成されたZピン15 が上下摺動自在に配設されている。
【0003】 次に作用について説明する。図11に示す如く、Zピン15を上昇させるとそ の上昇に伴い成形品Bが金型Aより離脱し上昇する。こゝで、ロボットや自動機 などのツ−ル軸(図示せず)に取り付けられているフィンガ−16が下降しスプ −ル11を把持する。次いでフィンガ−16を上昇させ、スプ−ル11下端をそ の弾性により変位させZピン15の斜面15aより引きはなすようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、ランナ−11下端をZピン斜面15aより外す際、 ランナ−11を横方向に変位させる力が作用してランナ−11を落したり、フィ ンガ−16で保持している状態が正常でなくなったりして、成形品を正確な位置 に搬送できなくなったりの不具合が生ずるという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決することを目的とし、金型下部に先端がスプ−ルを 保持するZ型斜面を有するZピンを上下摺動自在に配設した金型装置に於て、Z ピン先端部のスプ−ル保持部が上方に引っ張る力によりスプ−ルからはずれる位 置に移動し得る如くしたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は金型Aが開いた瞬間を示した図である。金型Aの上面にはスプ−ル1と ランナ−2とよりなる成形品Bが固着されている。又、金型A内には成形品Bを 固着する為の一時係止ピンであるZピン3が摺動可能に配置されている。そのZ ピン3は先端が傾斜面3aを有するZ型に形成されたスプ−ル保持部3bと本体 3cとからなっており、それらは各々リンク4によりある程度の摩擦力を有して 揺動可能(図においては左右に揺動可能)に連接されている。
【0007】 なお、リンク4は図2に示す如く、Zピン3の内側に設けてもよく、その方法 は種々考えられる。
【0008】 次に作用について図3を基に説明する。図1の状態からエジェクタピン(図示 せず)及びZピン3を上昇させると、その上昇に伴い成形品Bが金型Aより離脱 し上昇する。こゝでロボットや自動機などのツ−ル軸(図示せず)に取り付けら れているフィンガ−5が下降しスプ−ル1を把持する。
【0009】 次いで、フィンガ−5を上昇させるとスプ−ル保持部3bがリンク4により、 又傾斜面3aにより傾く。その傾きによりスプ−ル1とスプ−ル保持部3bとの 固着がはずれ、成形品は無理なく上昇し所定位置に載置される。
【0010】 図5乃至図7は本考案の第2実施例である。本体3cの上面にはアリ溝6が斜 めに形成され、又、後述するスプ−ル保持部の前後動を規制するピン7が固定さ れている。又、スプ−ル保持部3bの底面には前記アリ溝6と係合するT型をし た係合溝8が形成されており、更に、前記ピン7が嵌入する長穴9が形成されて いる。
【0011】 図5は前述したスプ−ル保持部3bと本体3cとを結合(組み立て)させた時 の図である。
【0012】 次に作用について説明する。前記第1実施例と略同様な動作をするので、類似 する動作説明は省略する。成形品Bがフィンガ−5により上昇すると、スプ−ル 保持部3bはアリ溝6に沿ってスライドしながら上昇する。このスライド動作に より、スプ−ル1とスプ−ル保持部3bとの固着がスム−ズに離れる。
【0013】 なお、長穴9はピン7によりスプ−ル保持部3bの最前進位置並びに最後退位 置(3bの脱落防止)を規制する。又、本実施例では竪型成形に関して説明した が、横型成形においても同様な効果を奏する。
【0014】 図8は本考案における第3実施例である。金型AのZピン孔18内には先端が Z型(傾斜面19a)に形成され、下方に細径部19bが形成されたZピン19 が摺動自在に配置されている。
【0015】 次に第3実施例の作用について説明する。成形終了後、金型が開くとZピン1 9が上昇し成形品Bをも上昇させる。次いで、フィンガ−5(図示せず)により 成形品Bを把持し上昇させると、傾斜面19aに沿ってZピン19の細径部19 bが左右に(本実施例においては右方向に)揺動(湾曲)若しくは移動し、Zピ ン19と成形品Bとの固着がはずれる。
【0016】 なお、以上の実施例においては、Zピン19を成形品Bを金型Aより離脱させ る(突き出す)ための手段として使用したが、図9に示すようにZピン19を成 形品Bの金型Aへの一時係止用ピンとし、成形品Bを離脱させる(突き出す)た めの手段として、金型A内に成形品Bを突き出すエジェクタピン20を配置して も良い。
【0017】 なお、以上の実施例においては成形品Bを突き出した後に、その成形品Bをロ ボット等のフィンガ−5により把持したが、成形品Bをフィンガ−5により把持 した後に成形品Bを突き出しても良い。
【0018】
【考案の効果】
本考案によると、金型下部に先端がスプ−ルを保持するZ型斜面を有するZピ ンを上下摺動自在に配設した金型装置に於て、Zピン先端部のスプ−ル保持部が 上方に引っ張る力によりスプ−ルからはずれる位置に移動し得る如くしてあるの で、フィンガ−に保持した成形品を正常に保持した状態で無理なくZピンから離 脱させることができ、ランナ−を落したりすることなく正確な位置に搬送するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例成形時正断面図である。
【図2】図1のZピン傾動部の正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1のスプ−ルをフィンガ−で上昇し、スプ−
ルとZピンとが離脱した時の正面図である。
【図5】本考案の第2実施例でスプ−ルとZピン上端と
の係合時正面図である。
【図6】図5の一点鎖線円形部の分解斜視図である。
【図7】図5のスプ−ルとZピンとの離脱時正面図であ
る。
【図8】本考案の第3実施例でスプ−ルとZピン上端と
の係合時正面図である。
【図9】図8に成形品を突き出すエジェクタピンを別に
設けた図である。
【図10】従来装置のZピン突き上げ前の成形時正面図
である。
【図11】図10のZピン突き上げ時の正面図である。
【符号の説明】
A 金型 1 スプ−ル 2 ランナ− B 成形品 3 Zピン 3a 傾斜面 3b スプ−ル保持部 3c 本体 4 リンク 5 フィンガ− 6 アリ溝 7 ピン 8 係合溝 9 長穴 18 Zピン孔 19 Zピン 19a Zピン傾斜面 19b 細径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型下部に先端がスプ−ルを保持するZ
    型斜面を有するZピンを上下摺動自在に配設した金型装
    置に於て、Zピン先端部のスプ−ル保持部が上方に引っ
    張る力によりスプ−ルからはずれる位置に移動し得る如
    くしたことを特徴とする射出成形金型に於ける成形品一
    時係止装置。
JP1992051095U 1991-06-28 1992-06-26 射出成形金型に於ける成形品一時係止装置 Expired - Lifetime JP2558386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051095U JP2558386Y2 (ja) 1991-06-28 1992-06-26 射出成形金型に於ける成形品一時係止装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5843891 1991-06-28
JP3-58438 1991-06-28
JP1992051095U JP2558386Y2 (ja) 1991-06-28 1992-06-26 射出成形金型に於ける成形品一時係止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518815U true JPH0518815U (ja) 1993-03-09
JP2558386Y2 JP2558386Y2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=26391623

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JP1992051095U Expired - Lifetime JP2558386Y2 (ja) 1991-06-28 1992-06-26 射出成形金型に於ける成形品一時係止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1016012A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Pentel Kk 射出成形装置のランナー取り出し装置
KR100849952B1 (ko) * 2007-06-29 2008-08-01 은성기연 주식회사 성형 제품의 원활한 분리가 가능한 첨단부 형상을 지닌런너 밀핀

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JPH1016012A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Pentel Kk 射出成形装置のランナー取り出し装置
KR100849952B1 (ko) * 2007-06-29 2008-08-01 은성기연 주식회사 성형 제품의 원활한 분리가 가능한 첨단부 형상을 지닌런너 밀핀

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JP2558386Y2 (ja) 1997-12-24

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