JPH05188134A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH05188134A
JPH05188134A JP4213979A JP21397992A JPH05188134A JP H05188134 A JPH05188134 A JP H05188134A JP 4213979 A JP4213979 A JP 4213979A JP 21397992 A JP21397992 A JP 21397992A JP H05188134 A JPH05188134 A JP H05188134A
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JP4213979A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kiya
佳志 木矢
Koichi Aritome
光一 有留
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダ装置において、物標を拡大表示できる
ようにするとともに、その指定された位置を表示画面の
中心に一致させて指定位置を中心としたその周辺の物標
の位置関係を詳細に把握できるようにする。 【構成】 拡大モードが指定されると、その指定された
位置を中心して画像全体が所定の倍率で拡大されると同
時に、その指定された位置が表示画面の中心と一致する
ように画像全体がシフトされて表示されるようにした。
そのため、拡大モード指定手段18、位置指定手段2
0、サンプリング周波数変更手段7、および演算手段2
2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ装置に係り、特
には表示画面の拡大表示技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーダ装置では、アンテナから
マイクロ波の探知電波を発射し、物標からの発射波を再
びアンテナで受信する。そして、アンテナからの受信信
号をデジタル化し、これを画像データとしてメモリに格
納した後、CRT等の表示器に画像表示するようにして
いる。
【0003】ところで、このようにして得られる画像の
表示モードには、従来、通常モード、シフトモード、拡
大モード等がある。
【0004】通常モードにおいては、たとえば、図8
(a)に示すように、自船位置が常に表示画面の中心cにく
るように表示される。なお、同図中、tは船首線であ
る。
【0005】シフトモードでは、図8(a)に示された通
常モードの画像において、たとえば符号aで示す位置を
カーソル等で指定すると、図8(b)に示すように、この
指定された位置aが表示画面の中心cと一致するように画
像全体がシフトされる。すなわち、直交座標系におい
て、図5(a)において指定した位置aが表示画面の中心c
から(Δx,Δy)だけ偏位している場合、シフトモードで
は、この位置aが表示画面の中心cに一致するから、自船
位置bは指定位置aと画面中心cとを通る直線上の位置に
ある(−Δx,−Δy)の位置までシフトする。そのため、
通常モードでは符号s1で示す物標は表示されていても、
符号s2で示す物標は表示されていなかった場合でも、シ
フトモードでは、その物標s2も画面中に表示されるの
で、指定した位置aの周辺に存在する物標の全体的な様
子を把握することができる利点がある。
【0006】次に、拡大モードでは、図8(a)に示され
た通常モードの画像において、たとえば符号aで示す位
置をカーソル等で指定した後、拡大モードにすると、図
8(c)に示すように、この指定された位置aを中心とし
て、画像全体が全方位にわたって所定の倍率(この例で
は2倍)で拡大表示される。すなわち、直交座標系にお
いて、図8(a)において指定した位置aが表示画面の中心
cから(Δx,Δy)だけ偏位している場合、拡大モードで
は、この位置aを中心として画像全体が全方位にわたっ
て2倍に拡大されるので、自船位置bは指定位置aと画面
中心cとを通る直線上の(−Δx,−Δy)の位置までシフ
トする。このように、従来の拡大モードでは、画像が拡
大表示されるために、物標の細部を確認したり、通常モ
ードでは把握し難い小さな物標も把握できるようになる
などの利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
拡大モードにおいては、シフトモードのように、指定さ
れた位置aが表示画面cの中心と一致した状態になるので
はなくて、拡大される画像は、常に、カーソル等で指定
した指定位置aを中心として拡大されており、指定した
位置a自体はシフトしない。したがって、画像を拡大し
ても指定位置aを中心としたその周辺の物標の様子が今
一つ把握し難いという不都合がある。
【0008】具体的には、図8(c)に示されるように、
拡大モードにしても物標s1に隣接する物標s2は表示され
ないので、両物標s1,s2の位置関係が分からない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、拡大モードが指定され
ると、これに応じて画像が所定の倍率で拡大されるとと
もに、シフトモードのように、その指定された位置が表
示画面の中心と一致するように画像全体がシフトされて
表示されるようにして、指定された位置を中心としたそ
の周辺の物標の様子を詳細に把握できるようにするもの
である。
【0010】そのため、第1発明に係るレーダ装置で
は、画像の拡大モードを指定する拡大モード指定手段
と、この拡大すべき画像の中心位置を指定する位置指定
手段と、拡大モード指定手段からの指定信号に応答し
て、前記サンプリング手段のサンプリング周波数を予め
設定された拡大倍率に応じて変更するサンプリング周波
数変更手段と、拡大モード指定手段からの指定信号に応
答して、前記位置指定手段で指定された指定位置と表示
器の表示画面上の中心位置との座標関係に基づいて、指
定位置を表示画面の中心位置に一致させた場合の自船位
置の座標を求め、この自船位置の座標データを前記アド
レス発生手段に対して書き込みアドレスのプリセット値
として与える演算手段とを備えている。
【0011】また、第2発明に係るレーダ装置では、画
像の拡大モードを指定する拡大モード指定手段と、画像
の拡大すべき対象領域を指定する拡大対象領域指定手段
と、前記拡大モード指定手段からの指定信号に応答し
て、サンプリング手段のサンプリング周波数を、拡大対
象領域指定手段で指定される拡大対象領域の大小によっ
て決まる拡大倍率に応じて変更するサンプリング周波数
変更手段と、前記拡大モード指定手段からの指定信号に
応答して、前記拡大対象領域指定手段で指定された指定
位置と表示器の表示画面上の中心位置との座標関係に基
づいて、指定位置を表示画面の中心位置に一致させた場
合の自船位置の座標を求め、この自船位置の座標データ
を前記アドレス発生手段に対して書き込みアドレスのプ
リセット値として与える演算手段とを備えている。
【0012】
【作用】第1発明に係るレーダ装置では、位置指定手段
によって拡大すべき画像の中心位置を指定した後、拡大
モード指定手段によって画像の拡大モードを指定する
と、サンプリング周波数変更手段は受信信号データのサ
ンプリング周波数を拡大倍率に応じて変更する一方、演
算手段とアドレス発生手段とは、画像メモリへの画像デ
ータの書き込みアドレスを変更する。その結果、指定さ
れた位置を中心として全方位にわたって予め設定された
所定の倍率で画像が拡大され、かつ、指定された位置が
表示画面の中心と一致するように画像全体がシフトされ
て表示される。
【0013】第2発明に係るレーダ装置は、基本的動作
は第1発明に係るレーダ装置と同様であるが、拡大対象
領域指定手段によって、拡大対象領域を指定するだけで
拡大すべき画像の中心位置のみならず、その拡大倍率も
同時に指定される。このため、サンプリング周波数変更
手段は、その指定された拡大倍率に応じてそのサンプリ
ング周波数を変更する一方、演算手段とアドレス発生手
段とは、その拡大対象領域の指定位置が表示画面の中心
に一致するように、画像メモリへの画像データの書き込
みアドレスを変更する。その結果、指定した拡大対象領
域の半径の大小に応じた倍率に画像が拡大され、かつ、
その拡大対象領域の中心位置が表示器の表示画面の中心
と一致するように画像全体がシフトされて表示される。
【0014】
【実施例】実施例1 図1は第1発明の実施例1に係るレーダ装置の構成を示
すブロック図である。
【0015】同図において、1はレーダ装置の全体を示
し、2はアンテナ回転に伴うアンテナ方位別に得られる
受信信号をデジタル化するA/D変換器、4はこのA/
D変換器2でデジタル化された受信信号データを所定の
周波数でサンプリングするサンプリング回路、6は一定
の周波数f0をもつサンプリングクロックを発生する発振
器、8はこの発振器6からのサンプリングクロックを予
め設定された拡大倍率に応じて分周する分周器、10は
サンプリング回路4でサンプリングして得られる1ライ
ン分の受信信号データを記憶するラインバッファメモ
リ、12はこのラインバッファメモリ10からの受信信
号データを画像データとして記憶する画像メモリ、14
は画像メモリ12に対する画像データの書き込み/読み
出しアドレスを発生するアドレス発生手段、16は画像
メモリ12から読み出された表示データを画像表示する
CRT等の表示器である。
【0016】そして、この実施例1の場合、表示器16
の表示範囲は、図2において符号cで示す位置を中心と
した半径Rの円e内にあるものとし、これに対応して、
画像メモリ12は、この円eに外接する方形f(R×R)の
領域に対応する記憶容量をもつものとする。
【0017】18は画像の拡大モードを指定する拡大モ
ード指定手段としての拡大スイッチ、20はこの拡大す
べき画像の中心位置を指定する位置指定手段としてのマ
ウスである。位置指定手段としては、本例のマウス20
の他にトラックボールやキーボード等を適用することが
できる。
【0018】22はCPUであり、このCPU22と分
周器8とによって特許請求の範囲におけるサンプリング
周波数変更手段7が構成されるとともに、CPU22単
独で特許請求の範囲における演算手段が構成されてい
る。
【0019】次に、上記構成のレーダ装置1の動作につ
いて説明する。
【0020】(1)通常モードの場合 この場合には、発振器6からの一定の周波数f0をもつク
ロックパルスは分周器8で1/2に分周された後、この
f0/2の周波数もクロックパルスがサンプリング回路7
に与えられる。
【0021】一方、図外のアンテナの回転に伴ってアン
テナ方位別に物標からの発射波を受信して得られる受信
信号は、A/D変換器2でデジタル化された後、サンプ
リング回路4に与えられる。したがって、この受信信号
データが分周器8からのクロックパルスに同期してサン
プリングされ、サンプリングされた1ライン分の受信信
号データがラインバッファメモリ10に格納される。さ
らに、このラインバッファメモリ10の格納データは、
画像データとして次段の画像メモリ12に転送される。
その際、アドレス発生手段14からは、図2における符
号cの位置(直交座標で(x0,y0)の位置)を中心とした書
き込みアドレスが極座標で発生される。
【0022】画像メモリ12に記憶された画像データを
読み出す場合には、アドレス発生手段14からは読み出
しアドレスがTV走査に同期して直交座標で発生され、
読み出された画像データが表示器16に出力される。こ
れにより表示器16には、たとえば図4(a)に示すよう
に、自船位置が表示画面の中心cにくるように表示され
る。なお、同図中、tは船首線である。
【0023】(2)2倍拡大モードの場合 この場合には、図4(a)に示された通常モードの画像に
おいて、マウス20を操作してたとえば符号aで示す位
置にカーソルを移動させた後、拡大スイッチ18をオン
にすると、CPU22は、この拡大スイッチ8からの拡
大モードの指定信号に応答して、分周器8の分周率を1
に設定する。このため、発振器6からの一定周波数f0
クロックパルスはそのままサンプリング回路7に与えら
れる。したがって、A/D変換器2からの受信信号デー
タは、通常モードの場合の周波数f0/2の2倍の周波数
f0でもってサンプリングされる。そして、このラインバ
ッファメモリ10の格納データは、画像データとして次
段の画像メモリ12に転送される。
【0024】一方、上記の動作に並行して、CPU22
は、マウス20で指定された指定位置aと表示器16の
表示画面上の中心位置cとの座標関係に基づいて、指定
位置aを表示画面の中心位置cに一致させた場合の自船位
置の座標を求め、この自船位置の座標データをアドレス
発生手段14に対してプリセット値として与える。
【0025】すなわち、いま、図3に示すように、直交
座標系において、マウス20で指定された位置aの座標
を(x1,y1)、表示画面上の中心位置cの座標を(x0,y0)
とし、この指定位置aを中心として全方位にわたって画
像全体を2倍に拡大した後、その指定位置aを表示画面
の中心位置cにまでシフトしたときの自船位置bの座標を
(x2,y2)とすると、この自船位置bの座標(x2,y2)は、
次式で与えられる。
【0026】x2=3x0−2x1 y2=3y0−2y1 この自船位置bの座標(x2,y2)のデータは、アドレス発
生手段14にプリセット値として与えられるので、アド
レス発生手段14からは、この自船位置bのアドレス
(x2,y2)を中心とした画像データの書き込みアドレスが
極座標で発生される。したがって、画像メモリ12に
は、自船位置bを中心として放射状に画像データが順次
書き込まれる。
【0027】画像メモリ12に記憶された画像データを
読み出す場合には、アドレス発生手段14から読み出し
アドレスがTV走査に同期して直交座標で発生され、読
み出された画像データが表示器16に出力される。
【0028】これにより表示器16には、図4(b)に示
すように、指定された位置aを中心して画像全体が全方
位にわたって2倍に拡大され、かつ、その指定された位
置aが表示画面の中心cと一致するように画像全体がシフ
トされて表示されることになる。
【0029】このため、指定された位置aを中心とした
その周辺の物標の位置関係を詳細に把握することができ
る。具体的には、従来の拡大モードでは、物標s1に隣接
する物標s2は表示されなかったものが、本発明では、そ
の物標s2の一部も表示されるので、物標s1,s2相互の位
置関係も分かるようになる。
【0030】図2において、ここでは、表示器16の表
示範囲は半径Rの円eの内側としているので、円e上の位
置uにカーソルを移動させて2倍拡大モードを指定した
ときが自船位置のシフト量が最大となる。すなわち、通
常モードでは、円eの中心cに自船位置があるが、円e上
の位置uを中心とした2倍拡大を行うと、自船位置は、
点uと点cとを結ぶ直線を点cから2Rの距離だけ逆方向
に延長したvの位置となる。したがって、CPU22が
アドレス発生手段14に対して与えるべき必要なプリセ
ット値としては、上記の表示画面の中心位置cを中心と
した半径2Rのアドレス空間(円gに含まれるアドレス)
が必要となる。
【0031】また、このとき、表示器16の表示領域
(円eの内側)において受信信号データの欠落が生じない
ようにするには、自船位置vを中心として最低3Rの範
囲(自船位置vを中心として円eに外接する円hの範囲)内
に渡って受信信号データをサンプリングする必要があ
る。
【0032】なお、この実施例1では、画像が2倍に拡
大される場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、それ以上の倍率の場合であっても本発明を
適用することができるのは勿論である。
【0033】実施例2 図5は第2発明の実施例2に係るレーダ装置のブロック
図であり、図1に示した実施例1に対応または相当する
部分には同一の符号を付す。
【0034】この実施例2の特徴は、円のマークを発生
するマーク発生器21と、このマークを拡大、縮小した
グラフィックデータを記憶するグラフィックメモリ23
とが設けられており、これらのマーク発生器21、グラ
フィックメモリ23、およびマウス20が特許請求の範
囲における拡大対象領域指定手段19を構成する。さら
に、サンプリング周波数変更手段7を構成する分周器8
は、この拡大対象領域指定手段19で指定される拡大対
象領域の大小によって決まる拡大倍率に応じてサンプリ
ング回路4に与えるサンプリングクロックの周波数を連
続的に変更できるようになっている。
【0035】すなわち、この分周器8は、図6に示すよ
うに、シンセサイザ回路30に対して、複数の分周回路
321,322,333,…を縦列接続して構成されてお
り、シンセサイザ回路30としては、たとえば、PLL
回路を用いたヘテロダインダウンカウント式のものや、
プリスケーラ式のもの等、周知の回路を適用することが
でき、また、各分周回路321,322,323,…は、
いずれもサンプリングクロックを1/2に分周するよう
になっている。
【0036】ここで、いま、図7に示すように、表示器
16の表示範囲が半径Rの大きさの円e内にあるとし、
この表示範囲内でマウス20によって半径rの円iをもつ
拡大対象領域が設定されたものとする。このときの拡大
対象領域の拡大倍率Nは、N=R/rとなるので、拡大
倍率が1のときのサンプリングクロックの周波数をfと
すると、拡大倍率がNの場合にはN・fの周波数のサン
プリングクロックが必要となる。そして、発振器6のク
ロックパルスの周波数をf0とすると、N・f=f0のとき
が拡大倍率が最大(Nmax)となる。また、各分周回路3
1,322,323,…に対して入出力されるサンプリ
ングクロックの周波数の比は、fi/fi+1=fi+1/fi+2
fi+2/fi+3=…=2であるから、シンセサイザ回路30
に入力される発振器6からのクロックパルスの周波数f0
と、このシンセサイザ回路30から出力されるサンプリ
ングクロックの周波数fiとの比f0/fiを1〜2の範囲で
変化させることができれば、拡大倍率Nを1〜Nmaxの
間の任意の値に選ぶことができる。そのため、本例で
は、シンセサイザ回路30内のプログラマブルデバイダ
の分周率を1〜2の範囲内で変化させることによって、
拡大倍率Nに対応する周波数をもつサンプリングクロッ
クが作り出せるようにしている。
【0037】この実施例2のレーダ装置においては、マ
ウス20を操作すると、CPU22には、図7に示すよ
うに、拡大対象領域を決める円iの中心位置aの座標
(x1,y1)と円iの半径rのデータが取り込まれる。
【0038】CPU22は、このマウス20で指定され
た円iの半径rのデータに基づいて、拡大倍率N(=R/
r)を決定して、マーク発生器21で発生される円形のマ
ークをその拡大倍率でもって拡大、縮小し、このマーク
を上記の位置座標(x1,y1)に対応するグラフィックメモ
リ23のアドレス位置に書き込む。そして、このグラフ
ィックメモリ23に書き込まれたマークのデータが画像
メモリ12からの画像データと重ね合わされて表示器1
6に表示される。したがって、マウス20を操作するこ
とで、拡大対象領域を決める円iの半径rが拡大縮小した
り、円iの中心aが移動するので、これによって、任意の
拡大対象領域を指定することができる。そして、この拡
大対象領域を指定することは、拡大倍率Nと中心位置a
とを同時に指定することに相当する。
【0039】また、CPU22は、このマウス20で指
定された拡大対象領域の円iの半径rから決まる拡大倍率
N(=R/r)の値に基づいて、分周器8を構成するシン
セサイザ回路30内のプログラマブルデバイダの分周率
を変化させるとともに、分周回路321,322,3
3,…の内の一つの出力を選択することによって、拡
大倍率Nに対応する周波数をもつサンプリングクロック
を作り出す。そして、このサンプリングクロックがサン
プリング回路4に与えられる。
【0040】その他の動作は実施例1の場合と同様であ
るから、詳しい説明は省略する。
【0041】したがって、拡大表示される画像は、指定
した拡大対象領域の半径rの大小に応じた倍率で、か
つ、その拡大対象領域の中心位置aが表示器16の表示
画面の中心cと一致するように画像全体がシフトされて
表示される。
【0042】なお、この実施例2では、マーク発生器2
1から円iのマークが発生されるようにしているが、こ
れに限定されるものではなく、たとえば方形のマークな
どであってもよい。この場合も本発明を同様に適用する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】第1、第2発明によれば、拡大モードが
指定されると、これに応じて指定された位置を中心して
画像全体が所定の倍率で拡大されるので、従来と同様
に、物標の細部を確認したり、通常モードでは把握し難
い小さな物標も把握できるようになるとともに、これに
加えて、その指定された位置が表示画面の中心と一致す
るように画像全体がシフトされて表示されるので、指定
された位置を中心としたその周辺の物標の位置関係を詳
細に把握できるようになるという優れた効果を奏する。
【0044】特に第2発明においては、拡大対象領域指
定手段によって拡大対象となる中心点だけでなく、その
拡大対象領域も同時に指定されるので、どの領域部分を
拡大すべき対象とするのかの指定が容易であり、しか
も、拡大倍率も無段階的に指定することができて極めて
便利がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施例1に係るレーダ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】表示器の表示領域と画像メモリの記憶領域との
関係や、アドレス発生手段に与えるプリセット値のアド
レス空間の関係などを示す説明図である。
【図3】拡大モードにおける自船位置の座標を算出する
ための説明図である。
【図4】第1発明の実施例1に係るレーダ装置における
通常モードと拡大モードによる表示画面の例を示す説明
図である。
【図5】第2発明の実施例2に係るレーダ装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】第2発明の実施例2に係るレーダ装置の分周器
の具体的構成を示すブロック図である。
【図7】第2発明の実施例2に係るレーダ装置における
拡大対象領域とその中心との指定に応じた拡大倍率の決
定の仕方を示す説明図である。
【図8】従来の各表示モードにおける表示画面の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…レーダ装置、4…サンプリング手段、7…サンプリ
ング周波数変更手段、8…分周器、10…ラインバッフ
ァメモリ、12…画像メモリ、14…アドレス発生手
段、16…表示器、18…拡大指定手段(拡大スイッ
チ)、19…拡大対象領域指定手段、20…位置指定手
段(マウス)、22…演算手段(CPU)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ回転に伴ってアンテナ方位別に
    得られる受信信号データをサンプリングするサンプリン
    グ手段(4)と、このサンプリング手段(4)でサンプリン
    グして得られる1ライン分の受信信号データを記憶する
    ラインバッファメモリ(10)と、このラインバッファメ
    モリ(10)からの受信信号データを画像データとして記
    憶する画像メモリ(12)と、この画像メモリ(12)に対
    する画像データの書き込み/読み出しアドレスを発生す
    るアドレス発生手段(14)と、画像メモリ(12)から読
    み出された表示データを画像表示する表示器(16)とを
    備えたレーダ装置において、 画像の拡大モードを指定する拡大モード指定手段(18)
    と、 拡大すべき画像の中心位置を指定する位置指定手段(2
    0)と、 前記拡大モード指定手段(18)からの指定信号に応答し
    て、前記サンプリング手段(4)のサンプリング周波数を
    予め設定された拡大倍率に応じて変更するサンプリング
    周波数変更手段(7)と、 前記拡大モード指定手段(18)からの指定信号に応答し
    て、前記位置指定手段(20)で指定された指定位置と表
    示器(16)の表示画面上の中心位置との座標関係に基づ
    いて、指定位置を表示画面の中心位置に一致させた場合
    の自船位置の座標を求め、この自船位置の座標データを
    前記アドレス発生手段(14)に対して書き込みアドレス
    のプリセット値として与える演算手段(22)と、 を備えることを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 アンテナ回転に伴ってアンテナ方位別に
    得られる受信信号データをサンプリングするサンプリン
    グ手段(4)と、このサンプリング手段(4)でサンプリン
    グして得られる1ライン分の受信信号データを記憶する
    ラインバッファメモリ(10)と、このラインバッファメ
    モリ(10)からの受信信号データを画像データとして記
    憶する画像メモリ(12)と、この画像メモリ(12)に対
    する画像データの書き込み/読み出しアドレスを発生す
    るアドレス発生手段(14)と、画像メモリ(12)から読
    み出された表示データを画像表示する表示器(16)とを
    備えたレーダ装置において、 画像の拡大モードを指定する拡大モード指定手段(18)
    と、 画像の拡大すべき対象領域を指定する拡大対象領域指定
    手段(19)と、 前記拡大モード指定手段(18)からの指定信号に応答し
    て、前記サンプリング手段(4)のサンプリング周波数
    を、拡大対象領域指定手段(19)の拡大対象領域の大小
    によって決まる拡大倍率に応じて変更するサンプリング
    周波数変更手段(7)と、 前記拡大モード指定手段(18)からの指定信号に応答し
    て、前記拡大対象領域指定手段(19)で指定された指定
    位置と表示器(16)の表示画面上の中心位置との座標関
    係に基づいて、指定位置を表示画面の中心位置に一致さ
    せた場合の自船位置の座標を求め、この自船位置の座標
    データを前記アドレス発生手段(14)に対して書き込み
    アドレスのプリセット値として与える演算手段(22)
    と、 を備えることを特徴とするレーダ装置。
JP4213979A 1991-08-28 1992-08-11 レーダ装置 Pending JPH05188134A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4213979A JPH05188134A (ja) 1991-08-28 1992-08-11 レーダ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6697015B2 (en) * 2001-04-06 2004-02-24 Furuno Electric Company, Ltd. Radar apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6697015B2 (en) * 2001-04-06 2004-02-24 Furuno Electric Company, Ltd. Radar apparatus

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