JPH051876B2 - - Google Patents

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JPH051876B2
JPH051876B2 JP1414087A JP1414087A JPH051876B2 JP H051876 B2 JPH051876 B2 JP H051876B2 JP 1414087 A JP1414087 A JP 1414087A JP 1414087 A JP1414087 A JP 1414087A JP H051876 B2 JPH051876 B2 JP H051876B2
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JP
Japan
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main shaft
afferent
winding
tool
cable
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1414087A
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English (en)
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JPS63184690A (ja
Inventor
Masao Hayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
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Publication date
Application filed by Central Research Institute of Electric Power Industry filed Critical Central Research Institute of Electric Power Industry
Priority to JP1414087A priority Critical patent/JPS63184690A/ja
Publication of JPS63184690A publication Critical patent/JPS63184690A/ja
Publication of JPH051876B2 publication Critical patent/JPH051876B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として軟弱な地盤における大規模な
地中空間の開削を、無人で迅速かつ経済的に行い
うる遠心式堀削孔装置に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 最近軟弱な地盤深部における大規模な地中空
間、例えば海浜のような軟弱な地盤を立地点とす
る、ガスタービン発電プラント用加圧空気や、燃
料ガスその他の貯蔵用として、深度が10〜1000m
の地中における100〜100000m3程度の容量をもつ
地中空間の建設の要求が強く、その実現は電力系
統の効率的運用などに大きな効果を発揮する。
しかし現状ではボーリングによる削孔手段や人
間が地中に入つて堀削する方法に頼らざるを得な
いため、その実現は経済性や安全性の面などから
事実上実現は困難である。
即ちその名が示すようにボーリングが削孔の技
術であつて、鋼棒の回転による削孔と鋼棒の打撃
による粉砕を主とするものである。従つてボーリ
ング直径の2〜3倍程度の孔しか掘れないため、
この方法のみによつては深さは満足できても、大
規模大容量の地中空間の開削は到底不可能であ
る。
そこで地中空間の所望の開削深さまでボーリン
グしたのち、人間が地中に入つて堀削する方法を
とらざるを得ない。しかしそのためには、シール
ド工法のような堅牢な補強手段や強力な排水工事
により、軟弱地盤において著しい浸出泥水による
壁面の崩落防止を行うなどの充分な安全対策を施
しながらの堀削が必要である。このため長い工期
が必要となるばかりでなく、建設費の高騰を招い
て発電コストを著しく高くする結果となる。従つ
て従来方法による開削対象地点は、硬い岩盤や外
国におけるような岩塩層などに制限され、到底軟
弱な地盤における大規模地中空間の実現は実際上
不可能に近い。
(発明の目的) 本発明は硬い岩盤はもとより軟弱な地盤におけ
る、前記した加圧空気の蓄圧用タンクのような大
規模地中空間はもとより、軟弱な地盤に築造され
る各種構造物、例えば建築物、橋梁、鉄塔などの
重量の大きい構造物の坑底基礎用、ウラン鉱石そ
の他の鉱物資源の深部からの採掘、更には通常の
トンネル工事や立坑工事、その他に必要とされる
NATM工法その他におけるロツクボルト孔やグ
ランド坑の削孔などの広い分野における堀削を、
高い安全性を確保しながら迅速かつ経済的に行い
うる、汎用性にすぐれた地上遠隔式の堀削削孔装
置を提供し、従来困難視された軟弱地盤における
大規模地中空間の実現を図りうるようにしたもの
である。
(問題点を解決するための本発明の手段) 本発明の堀削削孔装置は要するに第1図のよう
にボーリング孔内への差込み用主軸aと、それぞ
れ主軸aに支承されて周方向に自由回転できると
共に、地上などからの遠隔操作により少なくとも
一方が主軸aの軸方向に移動される上部および下
部巻取り巻戻し機構b,cと、それぞれに両端が
固定されて巻取り巻戻しにより長さが変わる求心
索dと、その中間部に堀削工具を堀削壁面に対向
させて設けた自走型の魚雷型堀削具eとを備えた
ものである。
そして例えば上部および下部巻取り巻戻し機構
b,cにより求心索dの両端を一杯に巻取ること
により、堀削具eを主軸aに近接位置させてボー
リング孔内に降ろす。そののち第1図中に点線に
よつて図示するように、巻取り巻戻し機構b,c
により、求心索dを繰出し、かつ上部索と下部索
の長さを調節しながら、堀削具eを自走させるこ
とにより地中空間Sを堀削することを特徴とする
ものである。次に本発明の実施例について説明す
る。
(実施例) 第2図a,bは本発明の一実施例を示す一部断
面側面図およびそのA−A′部矢視断面図である。
図において1は円筒状の主軸、1aはその下端に
設けられた浸出泥水の排出孔、2は下部固定台、
3は主軸1の軸方向運動機構である油圧ジヤツキ
であつて、下部固定台座2と主軸1間に設けら
れ、図示しない地上の遠隔操作機構により制御さ
れて、主軸1をボーリング孔内において上下させ
る。4は可撓性を持つた求心索であつて、例えば
高張力綱により、中空状に作られる。5,6は求
心索4の上部及び下部巻取り巻戻し機構であつ
て、主軸1の離れた2点に支承されて自由に回転
する支持体5a,6aと、これに同軸的に回転し
うるように支承された巻取り巻戻し円筒5b,6
b、および支持体5a,6aに固定されて、巻取
り巻戻し円筒5b,6bを正または逆方向に回転
させる正逆転モータ5c,6cとからなる。そし
て巻取り巻戻し円筒5b,6bは図示しない地上
の操作機構により操作されるモータ5c,6cに
より回転を制御されて、ここに両端が結合された
求心索4をそれぞれ独立に巻取りまたは巻戻し
て、求心索4の上部索4aの長さと下部索4bの
長さを図中点線図示のように独立に調節する。次
に7は求心索4の中間部に取付られた自走できる
魚雷型の堀削具、8は堀削工具例えばチエーンソ
ーであつて、堀削具7外に突出し堀削壁面に対向
するように堀削具7内に収容される。そして求心
索4の中空部を介して駆動力が供給される図示し
ない堀削具内蔵の駆動源例えはモータにより動作
する。9は推進プロペラであつて、魚雷型堀削具
7の軸方向に取付けられ、求心索を介して駆動力
が供給される図示しない堀削具内蔵の駆動源、例
えばモータによつて駆動される。そして第2図b
に点線で示すように堀削具7を巻取り巻戻しによ
つて定まる求心索4の長さに対応した半径のもと
に、主軸1を中心として回転させ、また回転によ
る遠心力により堀削具7の堀削工具8が壁面に圧
接されるようにする。次に以上の構成をもつ装置
による堀削例について説明する。
(堀削例) 第1図によつて前記したように先ず地中空間
の所望の開削深度までボーリングする。次に巻
取り巻戻し機構5,6により第3図aのように下
部索4bが上部索4aより短かくなるように求心
索4を巻取つて自走査堀削具7が主軸1に沿うよ
うに位置させ、また軸方向運動機構である油圧ジ
ヤツキ3を最低の高さにしておく。そしてこの
状態のもとに主軸1を、第3図aのように固定台
座2が孔底に接するまでボーリング孔内に降ろし
たのち、主軸1の坑外部分を支持架10によつて
固定する。しかるのち地上からの指令により推
進プロペラ9と堀削工具8を駆動して、推進プロ
ペラ9によりボーリング孔内に浸出した泥水中に
おいて堀削具7を自走させ、その回転にもとづく
遠心力により堀削具8を壁面に圧接して開削を開
始する。そののち巻取り巻戻し機構5,6による
求心索4の巻戻しを行つて自走堀削具7の位置を
第3図bの点線のように徐々に変えて点線Aの位
置まで堀削する。次に求心索4の巻取りによる堀
削具7を再び主軸1に沿うように戻すと同時に、
油圧ジヤツキ3を地上から操作して主軸1を上昇
させて、再び求心索4の操作により第3図bの点
線Bまで堀削する。以下これと同一要領により順
次点線C,D,E,Fの堀削を行つて地中空間S
を完成する。
なお開削に当たつては、例えば主軸の求心索取
付部付近に回転できる超音波発振器を設け、その
探知結果を地上のモニタ受像機で受けて堀削状態
を監視する。
(発明の効果) 本発明は以上のように求心索の長さによつて回
転半径が異なるようにした堀削具を、ボーリング
孔中に降ろして地上からの遠隔操作により堀削す
る。従つてボーリング孔中に人が入ることなく堀
削を行うことができるので極めて高い安全性を確
保できる。また無人であるので浸出泥水の排出や
シールドの必要がないばかりか、逆に泥水圧を利
用して壁の崩落を防ぎながら堀削を行うことがで
きる。その結果工期の短縮などのすぐれた経済性
が得られる。また本発明によればボーリングの可
能深度に地中空間を開削でき、求心索の長さの調
整によつて自由に所望する大きさの空間を開削で
きる。
(他の実施例) 以上本発明について説明したが、堀削具として
チエーンソーの代わりにオーガ式のスクリユーソ
ー、キヤタピラ状のスクレーバ、水ジエツトまた
はこれらの組合わせを用いることができ、ドリ
ル、ロータリーヘツド、エアハンマなどを用いる
ことにより硬い岩盤の堀削を行える。また油圧ジ
ヤツキを用いたが、空気圧、水圧などによるジヤ
ツキその他を用いることができる。また堀削具の
駆動源として任意公知の駆動源を用いることがで
き、堀削具の回転に当たつても以上の推進プロペ
ラに代えて、他の任意公知の駆動方法と駆動源を
用いうる。また以上の堀削方法に代えて地中空間
の形状・堀削具の種類に応じて最も適切な堀削方
法をとることができる。また以上では堀削具を一
個としたがその個数を多くして堀削の迅速化を図
ることもできる。
また更に以上では軸方向運動機構である油圧ジ
ヤツキ3により、主軸1をボーリング孔の軸方向
に移動させて上部および下部巻取り機構5,6を
主軸1の軸方向に移動させて自走堀削具7の位置
を変えるようにしたが、第2図中に点線によつて
図示するように上部巻取り巻戻し機構5と主軸1
間に軸方向運動機構11を設けて、上部巻取り巻
戻し機構5が移動して下部巻取り巻戻し機構6と
の間隔を変えうるようにしてもよい。また更に、
第2図の軸方向運動機構である油圧ジヤツキ3を
主軸1と下部巻取り巻戻し機構6間に設けて、上
部と下部巻取り巻戻し機構5,6が共に移動でき
るようにして、主軸1をボーリング孔内において
軸方向に移動をさせないようにしてもよい。また
推進プロペラの自走機構を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は本発明
の一実施例図、第3図は堀削例図である。 a,1……主軸、1a……浸出泥水の排出孔、
2……下部固定台、3,11……軸方向運動機
構、e……堀削具、4……求心索、b,5……上
部巻取り巻戻し機構、c,6……下部巻取り巻戻
し機構、d……求心索、7……自走する堀削具、
8……堀削工具、9……推進プロペラ、10……
軸方向運動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボーリング孔内或いはトンネル内などへの差
    込み用主軸と、この主軸上の2点において円周方
    向に自由回転できるように支承されると共に、少
    なくとも一方が地上などからの遠隔操作により前
    記主軸の軸方向に移動可能な上部および下部巻取
    り巻戻し機構と、この巻取り巻戻し機構に両端が
    接続されて長さが変わる求心索と、この求心索に
    取り付けられて遠隔操作により動力源が供給され
    ることによつて主軸の円周方向に推進力が与えら
    れかつ堀削作用を行う自走堀削具とを備え、前記
    巻取り巻戻し機構による巻取りにより求心索を主
    軸面に沿つて位置させて主軸をボーリング孔内に
    降したのち、自走堀削具と上部および下部の巻取
    り巻戻し機構による求心索の上部索と下部索の長
    さの調節により自走堀削具の高低及び円周方向位
    置を調節し、当該自走堀削具の円周方向への推進
    力にもとづく遠心力と堀削作用により壁面を堀削
    し、地中空間の堀削削孔を行うことを特徴とする
    遠心式堀削削孔装置。
JP1414087A 1987-01-26 1987-01-26 遠心式掘削削孔装置 Granted JPS63184690A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1414087A JPS63184690A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 遠心式掘削削孔装置

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JP1414087A JPS63184690A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 遠心式掘削削孔装置

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Publication Number Publication Date
JPS63184690A JPS63184690A (ja) 1988-07-30
JPH051876B2 true JPH051876B2 (ja) 1993-01-11

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