JPH05187687A - ファンコイルの制御装置 - Google Patents

ファンコイルの制御装置

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JPH05187687A
JPH05187687A JP4003899A JP389992A JPH05187687A JP H05187687 A JPH05187687 A JP H05187687A JP 4003899 A JP4003899 A JP 4003899A JP 389992 A JP389992 A JP 389992A JP H05187687 A JPH05187687 A JP H05187687A
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JP
Japan
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temperature
fan coil
radiation
air
coil unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4003899A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fujisaki
忠司 藤崎
Yukio Kobayashi
幸雄 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンコイルユニットを快適度により自動運
転する制御装置を得る。 【構成】 加熱ヒータ3および測温素子1からなり温
度,輻射,気流を複合的に検出する温感センサ30と、
室温を検出する室温センサ19と、これら各センサから
の出力に基づいて周囲の熱輻射の強さ及び温度,輻射,
気流から快適度を演算すると共にファンコイルユニット
の運転モードからリモートコントローラが持っている冷
水または温水を供給する電磁弁および風量を制御して総
合的快適度を求める演算手段32とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル空調用等として窓
ガラス等から入ってくる熱負荷の制御に適用されるファ
ンコイルの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビル空調用のファンコイルユニッ
トの例を図10ないし図12に示す。
【0003】図10にて、ファンコイルユニット49
は、空気−水熱交換器41と、ファン42とを備えてい
る。空気−水熱交換器41は冷水供給用電磁弁53を経
て水44ラインに、また温水供給用電磁弁を経て温水4
5ラインに接続されている。
【0004】またこれらの制御回路は図11に示すよう
になっている。
【0005】空気−水熱交換器1に冷水44または温水
45が供給され、ファン42の回転がスイッチ46また
はスイッチ47で切換えられることによって、ファンコ
イルユニット49から冷風または温風が吹き出される。
【0006】すなわち、電源40がオンされて、ファン
回転用スイッチ46または冷温水供給切換えスイッチ4
8がオンされると、ファン回転用スイッチ46がa接点
46−1側にオンされると高速で運転される。又、b接
点側46−2にオンされるとスイッチ47がオンして、
スイッチ47のa接点47−1側にオンされると低速で
運転され、b接点47−2側にオンされると中速で運転
される。冷風または温風を供給するために人が冷水供給
バルブ53または温水供給バルブ54の開閉を行ってい
る。
【0007】図12は一般的なビルにファンコイルユニ
ット49を設置した例を示す。最近のビルは室内にOA
機器等の発熱体が多く、冬期になると午前中は室内を暖
めるために温水供給バルブ54を開き、温水45を空気
−水熱交換器41に供給する。そしてファン2を回転し
て、温風56を吹き出す必要がある。午後近くになると
室内の発熱やガラス12を通した輻射熱があり、温水バ
ルブ54を閉じて、冷水バルブ53を開き、冷水44を
空気−水熱交換器41に供給し、ファン42を回転して
冷風57を吹き出す必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
温風56を供給,停止するために温水バルブ54を開閉
したり、冷風57を供給,停止するために冷水バルブ5
3を開閉したりする動作を人間が実施しており、バルブ
の開閉が遅すぎたり、早すぎたりして、冷やしすぎや暖
めすぎたりした不具合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち,ファンコイルの制御装置とし
て、加熱ヒータおよび測温素子からなり温度,輻射,気
流を複合的に検出する温感センサと、室温を検出する室
温センサと、これら各センサからの出力に基づいて周囲
の熱輻射の強さおよび温度,輻射気流から快適度を演算
すると共にファンコイルユニットの運転モードからリモ
ートコントローラが持っている冷水または温水を供給す
る電磁弁および風量を制御して総合的快適度を求める演
算手段とを具備する。
【0011】
【作用】上記手段において、演算手段は次の作用を行
う。
【0012】温感センサは気温,輻射,気流を総合的に
とらえた気温Taと輻射熱の影響を受けた温度TD とヒ
ータを加熱する前の室温との温度差ΔT(ΔT=Ta−
D )により、その温度差が正で高い時には、室内から
外気へ冷輻射により、熱をうばうので温水を流す。また
逆に温度差が負で低い時には、外気から室内へ暖輻射に
より加熱されているので冷水を流す。
【0013】さらに総合的な快適度により、冷水時にや
や暑い時には、温度が高くなるので風量をHi(大)に
し、やや寒い時には温度が低くなるので風量をLo
(小)にする。又、温水時にやや暑い時には、温度が高
くなるので風量をLoにし、やや寒い時には温度が低く
なるので風量をHiにする。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図8により説明
する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつ
け説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
【0015】図1にて、温感センサ30は加熱用ヒータ
3と測温素子1を有する。測温素子1の出力はMPX1
7へ送られる。また室温センサ19の出力は同様にMP
X17へ送られる。さらにMPX17の出力はA/D変
換器18を経てCPU(マイクロコンピュータ)8へ送
られる。
【0016】CPU8の出力はD/A変換器22を経て
加熱用ヒータ3につながれる。またリレー20を経て冷
水用電磁弁53に、リレー21を経て温水用電磁弁54
にそれぞれつながれる。
【0017】さらにリレー46を経てファン42に、同
様にリレー47を経てファン42につながれる。さらに
CPU8にはタイマ16と運転スイッチ40がつながれ
ている。
【0018】以上のMPX17,A/D変換器18,C
PU8,リレー20,21,46,47,タイマ16,
運転スイッチ40を備えたものが、快適度検出装置32
である。
【0019】温感センサ30は、図2の断面図に示すよ
うに、基板6とそれを覆う断熱材4で外殻が構成され
る。基板6の内面に接して基板5が設けられ、その面の
上方に測温素子1が取付けられる。また加熱用ヒータ3
は基板5の内面にカーボン膜が均一に塗布されることに
よって形成される。さらに、基板6の外面にカーボン膜
7が塗布されることによって、基板5の熱分布が均一化
される。このようにして、熱輻射を受ける受熱部である
温感センサ30が構成される。
【0020】以上において、タイマ16が作動し、CP
U8からの信号でスイッチングされると、加熱用ヒータ
3への通電が断続される。加熱用ヒータ3への通電が断
続されると、測温素子(サーミスタ)1は、周囲の輻射
エネルギと対流作用による熱エネルギの変化具合と内部
発熱エネルギの総合的な影響を検知し、その出力をMP
X17を介してA/D変換器18に送る。そこでアナロ
グ値に変換された後、CPU8に入力される。
【0021】次に、加熱用ヒータ3が停止すると、タイ
マ16が作動し、MPX17が切換わると、温度センサ
19が周囲の温度Taを検知した出力を、A/D変換器
18を介して、CPU8に入力する。CPU8によっ
て、制御信号を受け、リレー20およびリレー21がオ
ン・オフする。それにより冷温水供給電磁弁53,54
が開閉し、冷水44または温水45が供給される。また
CPU8の制御信号を受け、リレー46,および47が
オン・オフする。それによりファン42の回転速度切換
え用タップ46,47が切換り、ファン42の速度が切
換えられ快適な冷・温風が吹き出される。
【0022】前記加熱用ヒータ3への通電が断続される
ことによる分配電圧の上昇,降下特性は、測温素子(サ
ーミスタ)1が検知する熱輻射,気温,気流によって大
きく影響を受ける。図5に示すように加熱用ヒータ3の
発熱前のD点の値,すなわち温度TD は、主に気温と熱
輻射の影響を受けているが、通電オフ点Eの値,すなわ
ち温度TE は気温,熱輻射のみならず気流を含んだ総合
的な人間の温熱環境の温熱性によって影響を受ける快適
度を表わす。
【0023】CPU8のフロー図を図8に示す。同図に
おいて、まず室温Taを計測し、Taがある温度Ta1
下の時は温水45を流し、ある温度Ta2以上の時は冷水
44を流し、それ以外の時には温感センサ30の測温素
子(サーミスタ)1で加熱ヒータ3の発熱前の温度TD
を計測する。室温Taと加熱ヒータ3の発熱前の温度T
D との温度差ΔT(ΔT=Ta−TD )は、熱輻射の強
さを表わす。従って、図7に示すように、温度差ΔTが
正で高い時には室内から外気へ冷輻射により熱がうばわ
れているので、ファンコイルユニット49の空気−水熱
交換器41には、電磁弁54を開き、温水45を流し、
逆に温度差ΔTが負で低い時には、外気から室内へ暖輻
射により加熱されるので、ファンコイルユニット49の
空気−水熱交換器41には、電磁弁53を開き冷水44
を流す。
【0024】ファンコイルユニット49の風量は、図6
のように気温,輻射,気流を総合的に加味した温度TE
により、冷水時に、やや暑い時には総合的に加味した温
度T E が高くなるので風量をHiにし、やや寒い時には
総合的に加味した温度TE が低くなるので風量をLoに
おとす。又、温水時にはやや暑い時には総合的に加味し
た温度TE が高くなるので風量をLoにし、やや寒い時
には総合的に加味した温度TE が低くなるので風量をH
iにする。
【0025】以上のようにして、CPU8により、室温
Taを温感センサの加熱ヒータがオフ時の温度TD の温
度差ΔTによりファンコイルユニットの冷水または温水
を決め、かつ気温,輻射,気流を含んだ総合的な快適度
を表わす、温感センサの加熱ヒータがオン時の温度TE
によりファンコイルユニットの風量を決める運転が行わ
れる。そのため、冷やしすぎや暖ためすぎがなくなり省
エネになると共に室内の快適度が増すことになる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、室温Taを温感センサの加熱ヒータがオフ時の温度
D の温度差ΔTによりファンコイルユニットの冷水ま
たは温水を決め、かつ温感センサの加熱ヒータがオン時
の温度TE (気温,輻射,気流を含んだ総合的な快適度
を表わす)によりファンコイルユニットの風量を決める
運転が行われる。したがって、冷やしすぎや暖ためすぎ
がなくなり省エネになると共に室内の快適度が増す効果
がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成ブロック図である。
【図2】同実施例の温感センサ部の断面図である。
【図3】同実施例の全体系統図である。
【図4】同実施例のファンコイルユニットの回路図であ
る。
【図5】同実施例の加熱用ヒータの特性図である。
【図6】(a)は同実施例のファンコイルユニットの風
量設定図,(b)は(a)に対応するリレーの状態図で
ある。
【図7】(a)は同実施例の温水,冷水設定図,(b)
は(a)に対応するリレーの状態図である。
【図8】同実施例のフロー図である。
【図9】従来例の全体系統図である。
【図10】同従来例のファンコイルユニットの回路図で
ある。
【図11】同従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 測温素子(サーミスタ) 3 加熱用ヒータ 8 マイクロコンピュータ(CPU) 16 タイマ 17 MPX 18 A/D変換器 19 温感センサ 20,21 リレー 30 温感センサ 32 快適度検出装置 42 ファン 46,47 ファン42の切換リレー 53 冷水用電磁弁 54 温水電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ヒータおよび測温素子からなり温
    度,輻射,気流を複合的に検出する温感センサと、室温
    を検出する室温センサと、これら各センサからの出力に
    基づいて周囲の熱輻射の強さおよび温度,輻射気流から
    快適度を演算すると共にファンコイルユニットの運転モ
    ードからリモートコントローラが持っている冷水または
    温水を供給する電磁弁および風量を制御して総合的快適
    度を求める演算手段とを具備してなることを特徴とする
    ファンコイルの制御装置。
JP4003899A 1992-01-13 1992-01-13 ファンコイルの制御装置 Withdrawn JPH05187687A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07260236A (ja) * 1994-03-22 1995-10-13 Toyo Techno Corp:Kk ホテル客室用ファジィ空調制御装置
WO2019244219A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 空気調和システム、空気調和方法、制御装置、及び、プログラム

Cited By (3)

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WO2019244219A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三菱電機株式会社 空気調和システム、空気調和方法、制御装置、及び、プログラム
JPWO2019244219A1 (ja) * 2018-06-18 2020-12-17 三菱電機株式会社 空気調和システム、空気調和方法、制御装置、及び、プログラム

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408