JPH0114870Y2 - - Google Patents

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JPH0114870Y2
JPH0114870Y2 JP1983192575U JP19257583U JPH0114870Y2 JP H0114870 Y2 JPH0114870 Y2 JP H0114870Y2 JP 1983192575 U JP1983192575 U JP 1983192575U JP 19257583 U JP19257583 U JP 19257583U JP H0114870 Y2 JPH0114870 Y2 JP H0114870Y2
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evaporators
refrigerant
evaporator
natural convection
room temperature
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JP1983192575U
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子機器室等の空気調和用に使用さ
れる自然循環自然対流式空気調和機に関するもの
である。
(従来技術) 自然循環自然対流式空気調和機としては第1図
図示のものが知られている。即ち、電子機器室B
の室外側に設置された凝縮器1と電子機器室B内
における高所に設置された複数の蒸発器2,2…
…とが、該蒸発器2,2……に向つて下り勾配の
連絡配管20,21と、該連絡配管20,21と
前記各蒸発器2の入口および出口との間に介設さ
れる冷媒配管5,6とで接続され、前記凝縮器1
と蒸発器2,2……との間で冷媒が自然循環し且
つ室内側の蒸発器2,2……においては室内空気
Aが自然対流によつて冷却され得るように構成さ
れている。なお、室内側には運転時に発熱体とな
る電子機器類3,3……が設置されている。
つまり、室内の電子機器類3,3……によつて
暖められた空気Aが上昇し、室内天井付近の蒸発
器2,2……を自然対流で通過して冷やされる一
方、蒸発器2,2が吸収した熱は冷媒の自然循環
によつて室外の凝縮器1(蒸発器2,2……より
高位置にある)に運ばれて放熱されるようになつ
ているのである。この放熱はチラーによる冷水や
ブライン、又はフアンによる冷却等により行なわ
れる。なお、この凝縮器1は蒸発器2,2……に
おける露付を防止するため冷媒温度がある一定の
温度になるように制御されている。
ところが、このような構造の空気調和機におい
ては、蒸発器2,2……各別の能力制御が行なえ
ないため、全ての蒸発器2,2……で吸熱が行な
われる。従つて、負荷が小さかつたり、発熱して
いない部分の蒸発器2も吸熱するため、放熱側の
負荷が必要以上に大きくなり、冷媒冷却のために
用いる消費電力、例えば、ポンプ駆動用あるいは
フアン駆動用の電力が大きくなるという問題があ
つた。又、この種自然循環自然対流式空気調和機
は、電子機器室等、電気ノイズが発生すると問題
になる所に多く使用されるため、蒸発器の能力制
御を電磁弁やコントロールモータ等の電磁力によ
つて行なうことができない。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、蒸発器の能力制御を室温の変化
に対応して変形する熱応動部材によつて開度制御
される流量制御弁により行ない、以つて、放熱側
での省エネルギー化を図らんとすることにある。
(考案の構成) 本考案は、電子機器室の室外側に設置された凝
縮器と電子機器室内における高所に設置された複
数の蒸発器とが、これら蒸発器に向つて下り勾配
の連絡配管と、該連絡配管と前記各蒸発器の入口
および出口との間に介設される冷媒配管とで接続
され、前記凝縮器と蒸発器との間で冷媒が自然循
環し且つ前記蒸発器においては室内空気が自然対
流により冷却され得るように構成した自然循環自
然対流式空気調和機において、前記冷媒配管の一
方側に、冷媒流通路を開閉せしめるための弁体と
該弁体の開度制御を行うための熱応動部材と、該
熱応動部材を加熱する電気ヒータとからなる流量
制御弁をそれぞれ介設するとともに、該各電気ヒ
ータに対しては、当該蒸発器の下方位置に設置さ
れた室温センサーにより検知された室温変化を電
流変化に変換して出力するコントローラをそれぞ
れ付設して、室温変化に対応して蒸発器の能力を
制御し得るようにしたことを特徴としている。
(実施例) 以下、第2図および第3図を参照して、本考案
の実施例にかかる自然循環自然対流式空気調和機
を説明する。
本実施例の自然循環自然対流式空気調和機の全
体構成は第1図図示の従来例のものと同様なの
で、要部についてのみ以下に説明する。
室内側に設置される蒸発器2は、第2図図示の
如くケーシング4内に水平設置されて室内ユニツ
トXを構成し、室内空気Aがケーシング4を下向
きに流通しつつ冷却されるようになつている。
この蒸発器2の入口側の冷媒配管5には、本考
案の特徴である流量制御弁7が介設されている。
該流量制御弁7は第3図図示の如く、冷媒配管
5に介設され且つ冷媒流路9を有する弁本体8
と、前記冷媒流路9を開閉する弁体10と、該弁
体10の開度制御を行なうための熱応動部材とし
て作用するバイメタル11と、該バイメタル11
を室温の変化に対応して加熱する電気ヒータ12
とによつて構成されている。符号15はシール部
材である。
前記電気ヒータ12の電流制御は、蒸発器2の
下方に設置された温度センサー13からの室温の
変化を知らせる信号を受けて、これを電流値の変
化に変換して出力するコントローラ14によつて
行なわれる。つまり、室温の上昇に応じて電気ヒ
ータ12へ供給される電流値が増大し、バイメタ
ル11の変形量が大きくなつて、弁開度が大きく
なるようになつている。なお、室温低下の場合に
は、前記と逆作用となる。
従つて、負荷と弁開度とが正比例することとな
り、各蒸発器2の下方位置における室温変化に対
応した蒸発器2の能力制御を行なうことができ
る。
なお、前記流量制御弁7を蒸発器2の出口側の
冷媒配管6に介設しても前記と同様の能力制御を
行なうことができる。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、電子機器室Bの
室外側に設置された凝縮器1と電子機器室B内に
おける高所に設置された複数の蒸発器2,2……
とが、これら蒸発器2,2……に向つて下り勾配
の連絡配管20,21と、該連絡配管20,21
と前記各蒸発器2の入口および出口との間に介設
される冷媒配管5,6とで接続され、前記凝縮器
1と蒸発器2,2……との間で冷媒が自然循環し
且つ前記蒸発器2,2……においては室内空気が
自然対流により冷却され得るように構成した自然
循環自然対流式空気調和機において、前記冷媒配
管5,6の一方側に、室温変化に対応して開度制
御される流量制御弁7を介設して、各蒸発器2の
下方における負荷に応じた個別の冷却能力制御を
行い得るようにしたので、各蒸発器2では各負荷
を冷却するに必要な熱量のみが吸熱されることと
なり、凝縮器1での放熱のために消費する電力が
減少して、省エネルギー化を図ることができると
ともに、室内温度の変化も少なくなつて快適性が
向上するという実用的な効果がある。
又、前記流量制御弁7を、冷媒流通路を開閉せ
しめるための弁体10と、該弁体10の開度制御
を行うための熱応動部材11と、該熱応動部材1
1を加熱する電気ヒータ12とで構成するととも
に、該電気ヒータ12に対しては、当該蒸発器2
の下方位置に設置された室温センサー13により
検知された室温変化を電流変化に変換して出力す
るコントローラ14を付設して、各蒸発器2の下
方における室温変化に対応させて流量制御弁7の
開度制御を行うようにしたので、電気的ノイズの
発生がなく電子機器室等の電気的ノイズに敏感な
場所の空調用として最適であるという利点もあ
る。
また、装置全体としても可動部分が少ないので
故障が可及的に少なくなり、従つて保守サービス
の機会が少なくてすみ、長期間に亘り安定した運
転が望める点で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の自然循環自然対流式空気調
和機の冷媒システム図、第2図は本考案の実施例
にかかる自然循環自然対流式空気調和機における
室内ユニツトの概略図、第3図は室内ユニツトに
おける流量制御弁の縦断面図である。 1……凝縮器、2……蒸発器、5,6……冷媒
配管、7……流量制御弁、11……熱応動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子機器室Bの室外側に設置された凝縮器1と
    電子機器室B内における高所に設置された複数の
    蒸発器2,2……とが、該蒸発器2,2……に向
    つて下り勾配の連絡配管20,21と、該連絡配
    管20,21と前記各蒸発器2の入口および出口
    との間に介設される冷媒配管5,6とで接続さ
    れ、前記凝縮器1と蒸発器2,2……との間で冷
    媒が自然循環し且つ前記蒸発器2,2……におい
    ては室内空気が自然対流により冷却され得るよう
    に構成した自然循環自然対流式空気調和機におい
    て、前記冷媒配管5,6の一方側には、冷媒流通
    路を開閉せしめるための弁体10と、該弁体10
    の開度制御を行うための熱応動部材11と、該熱
    応動部材11を加熱する電気ヒータ12とからな
    る流量制御弁7をそれぞれ介設するとともに、該
    各電気ヒータ12に対しては、当該蒸発器2の下
    方位置に設置された室温センサー13により検知
    された室温変化を電流変化に変換して出力するコ
    ントローラ14をそれぞれ付設したことを特徴と
    する自然循環自然対流式空気調和機。
JP1983192575U 1983-12-12 1983-12-12 自然循環自然対流式空気調和機 Granted JPS6099419U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6099419U JPS6099419U (ja) 1985-07-06
JPH0114870Y2 true JPH0114870Y2 (ja) 1989-04-28

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JP1983192575U Granted JPS6099419U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 自然循環自然対流式空気調和機

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JP2530881B2 (ja) * 1988-03-31 1996-09-04 三機工業株式会社 冷媒自然循環式熱移動装置
JP6322425B2 (ja) * 2014-01-17 2018-05-09 株式会社デンソーエアクール 冷媒を自然循環させるシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5680672A (en) * 1979-12-05 1981-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controller for temperature of air conditioner

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JPS6099419U (ja) 1985-07-06

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