JPH0518761A - 振動ジヤイロ - Google Patents
振動ジヤイロInfo
- Publication number
- JPH0518761A JPH0518761A JP3195684A JP19568491A JPH0518761A JP H0518761 A JPH0518761 A JP H0518761A JP 3195684 A JP3195684 A JP 3195684A JP 19568491 A JP19568491 A JP 19568491A JP H0518761 A JPH0518761 A JP H0518761A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- vibrating
- vibration
- vibrating body
- elastic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部振動の影響を受けにくく、しかも、リー
ド線の引出し方向が制限されない、振動ジャイロを提供
する。 【構成】 振動ジャイロ１０は、たとえば正３角柱状の
振動体１２を含む。振動体１２の３つの側面の中央に
は、それぞれ、圧電素子１４が形成される。これらの圧
電素子１４には、リード線２０の一端が、それぞれはん
だ付けされる。これらのリード線２０の中間部分は、基
板２４上の３つの弾性材からなる弾性台２６に、それぞ
れ接着剤で固着される。
ド線の引出し方向が制限されない、振動ジャイロを提供
する。 【構成】 振動ジャイロ１０は、たとえば正３角柱状の
振動体１２を含む。振動体１２の３つの側面の中央に
は、それぞれ、圧電素子１４が形成される。これらの圧
電素子１４には、リード線２０の一端が、それぞれはん
だ付けされる。これらのリード線２０の中間部分は、基
板２４上の３つの弾性材からなる弾性台２６に、それぞ
れ接着剤で固着される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特にたとえば、自動車のナビゲーションシステムやビデ
オカメラの手ぶれ防止用などに用いられる振動ジャイロ
に関する。
特にたとえば、自動車のナビゲーションシステムやビデ
オカメラの手ぶれ防止用などに用いられる振動ジャイロ
に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４はこの発明の背景となる従来の振動
ジャイロの一例を示す斜視図であり、図５はその要部図
解図である。この振動ジャイロ１は３角柱状の振動体２
を含み、振動体２の３つの側面には、それぞれ、圧電素
子３が形成される。圧電素子３は、圧電体４の両主面に
電極５ａおよび５ｂを形成したものであり、その一方の
電極５ａが振動体２に接着される。また、３つの圧電素
子３の他方の電極５ｂには、それぞれ、リード線６の一
端がはんだ付けされる。一般に振動ジャイロは、外部振
動の影響を受けやすく、外部振動が特に振動体に伝わる
と、不安定な特性となる。また、振動子の振動がリード
線を通じて外部に漏れリード線の振動変化によって不安
定な特性となる。そこで、この振動ジャイロ１では、そ
れらのリード線６を介して振動体２に外部振動が伝わり
にくくするために、これらのリード線６の一端側が、振
動をダンピングする効果を有するシリコンなどの弾性接
着剤７によって、電極５ｂおよび振動体２に固着され
る。
ジャイロの一例を示す斜視図であり、図５はその要部図
解図である。この振動ジャイロ１は３角柱状の振動体２
を含み、振動体２の３つの側面には、それぞれ、圧電素
子３が形成される。圧電素子３は、圧電体４の両主面に
電極５ａおよび５ｂを形成したものであり、その一方の
電極５ａが振動体２に接着される。また、３つの圧電素
子３の他方の電極５ｂには、それぞれ、リード線６の一
端がはんだ付けされる。一般に振動ジャイロは、外部振
動の影響を受けやすく、外部振動が特に振動体に伝わる
と、不安定な特性となる。また、振動子の振動がリード
線を通じて外部に漏れリード線の振動変化によって不安
定な特性となる。そこで、この振動ジャイロ１では、そ
れらのリード線６を介して振動体２に外部振動が伝わり
にくくするために、これらのリード線６の一端側が、振
動をダンピングする効果を有するシリコンなどの弾性接
着剤７によって、電極５ｂおよび振動体２に固着され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図４に示す
振動ジャイロ１では、外部振動がリード線６を介して振
動体２に伝わりにくくするためには、リード線６を電極
５ｂや振動体２にある程度固着する必要があって、多量
の弾性接着剤７が必要であるだけでなく、リード線６の
引出し方向が限定されてしまい、リード線６の配線方法
も限定されてしまう。
振動ジャイロ１では、外部振動がリード線６を介して振
動体２に伝わりにくくするためには、リード線６を電極
５ｂや振動体２にある程度固着する必要があって、多量
の弾性接着剤７が必要であるだけでなく、リード線６の
引出し方向が限定されてしまい、リード線６の配線方法
も限定されてしまう。
【０００４】それゆえに、この発明の主たる目的は、外
部振動の影響を受けにくく、しかも、リード線の引出し
方向が制限されない、振動ジャイロを提供することであ
る。
部振動の影響を受けにくく、しかも、リード線の引出し
方向が制限されない、振動ジャイロを提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、振動体と、
振動体の表面に形成される圧電素子と、その一端が圧電
素子に接続されるリード線と、リード線の中間部分を固
着するための弾性材とを含む、振動ジャイロである。
振動体の表面に形成される圧電素子と、その一端が圧電
素子に接続されるリード線と、リード線の中間部分を固
着するための弾性材とを含む、振動ジャイロである。
【０００６】
【作用】リード線の中間部分が弾性材で固着されるた
め、リード線に伝わる外部振動および内部振動の外部へ
の漏れが弾性材によってダンピングされる。
め、リード線に伝わる外部振動および内部振動の外部へ
の漏れが弾性材によってダンピングされる。
【０００７】
【発明の効果】この発明によれば、リード線に伝わる外
部振動が弾性材によってダンピングされるため、外部振
動の影響を受けにくい振動ジャイロが得られる。また、
内部振動の外部への漏れが防止でき、特性が安定する。
しかも、この発明にかかる振動ジャイロでは、圧電素子
に接続されるリード線の一端が弾性接着剤などで固着さ
れないため、リード線の引出し方向が制限されなく、リ
ード線の配線方法が多様化される。
部振動が弾性材によってダンピングされるため、外部振
動の影響を受けにくい振動ジャイロが得られる。また、
内部振動の外部への漏れが防止でき、特性が安定する。
しかも、この発明にかかる振動ジャイロでは、圧電素子
に接続されるリード線の一端が弾性接着剤などで固着さ
れないため、リード線の引出し方向が制限されなく、リ
ード線の配線方法が多様化される。
【０００８】この発明の上述の目的，その他の目的，特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【０００９】
【実施例】図１（Ａ）はこの発明の一実施例を示す斜視
図であり、図１（Ｂ）はその要部図解図である。この振
動ジャイロ１０は振動体１２を含む。振動体１２は、た
とえばエリンバなどの機械的な振動を生じる材料で正３
角柱状に形成される。
図であり、図１（Ｂ）はその要部図解図である。この振
動ジャイロ１０は振動体１２を含む。振動体１２は、た
とえばエリンバなどの機械的な振動を生じる材料で正３
角柱状に形成される。
【００１０】振動体１２の３つの側面の中央には、それ
ぞれ、圧電素子１４が形成される。圧電素子１４は、板
状の圧電体１６の両主面に電極１８ａおよび電極１８ｂ
を形成したものである。そして、圧電素子１４の一方の
電極１８ａが振動体１２に接着される。
ぞれ、圧電素子１４が形成される。圧電素子１４は、板
状の圧電体１６の両主面に電極１８ａおよび電極１８ｂ
を形成したものである。そして、圧電素子１４の一方の
電極１８ａが振動体１２に接着される。
【００１１】３つの圧電素子１４の他方の電極１８ｂに
は、それぞれ、リード線２０の一端がはんだ付けされ
る。
は、それぞれ、リード線２０の一端がはんだ付けされ
る。
【００１２】一方、振動体１２は、たとえば線材からな
る２つの支持部材２２ａおよび２２ｂで、基板２４の一
方主面上に支持される。
る２つの支持部材２２ａおよび２２ｂで、基板２４の一
方主面上に支持される。
【００１３】基板２４の一方主面には、たとえば半円球
状の３つの弾性台２６が設けられる。これらの弾性台２
６は、振動をダンピングする効果を有するゴムなどの弾
性材で形成される。そして、３つの弾性台２６には、３
つのリード線２０の中間部分がそれぞれ接着剤で固着さ
れる。
状の３つの弾性台２６が設けられる。これらの弾性台２
６は、振動をダンピングする効果を有するゴムなどの弾
性材で形成される。そして、３つの弾性台２６には、３
つのリード線２０の中間部分がそれぞれ接着剤で固着さ
れる。
【００１４】この振動ジャイロ１０では、リード線２０
の中間部分が弾性材からなる弾性台２６で固着されるた
め、リード線２０に伝わる外部振動が弾性台２６によっ
てダンピングされる。そのため、この振動ジャイロ１０
は、外部振動の影響を受けにくい。また、振動体内部の
振動が外部へ漏れることがなく特性が安定する。しか
も、この振動ジャイロ１０では、圧電素子１４に接続さ
れるリード線２０の一端が弾性接着剤などで固着されな
いため、リード線２０の引出し方向が制限されない。
の中間部分が弾性材からなる弾性台２６で固着されるた
め、リード線２０に伝わる外部振動が弾性台２６によっ
てダンピングされる。そのため、この振動ジャイロ１０
は、外部振動の影響を受けにくい。また、振動体内部の
振動が外部へ漏れることがなく特性が安定する。しか
も、この振動ジャイロ１０では、圧電素子１４に接続さ
れるリード線２０の一端が弾性接着剤などで固着されな
いため、リード線２０の引出し方向が制限されない。
【００１５】図２はこの発明の他の実施例を示す側面図
であり、図３はその正面図である。この実施例では、図
１に示す実施例と比べて、弾性台２６が設けられずに、
基板２４の一方主面には、たとえば、非弾性体からなる
Ｅ字状の中継台２８が設けられている。そして、３つの
圧電素子１４に接続された３つのリード線２０の中間部
分は、中継台２８の３つの端部に、それぞれ、たとえば
シリコンなどの弾性材からなる弾性接着剤３０で固着さ
れる。
であり、図３はその正面図である。この実施例では、図
１に示す実施例と比べて、弾性台２６が設けられずに、
基板２４の一方主面には、たとえば、非弾性体からなる
Ｅ字状の中継台２８が設けられている。そして、３つの
圧電素子１４に接続された３つのリード線２０の中間部
分は、中継台２８の３つの端部に、それぞれ、たとえば
シリコンなどの弾性材からなる弾性接着剤３０で固着さ
れる。
【００１６】図２および図３に示す実施例でも、リード
線２０の中間が弾性材からなる弾性接着剤３０で固着さ
れるため、リード線２０に伝わるが外部振動がダンピン
グされるとともに、リード線２０の引出し方向が制限さ
れない。
線２０の中間が弾性材からなる弾性接着剤３０で固着さ
れるため、リード線２０に伝わるが外部振動がダンピン
グされるとともに、リード線２０の引出し方向が制限さ
れない。
【００１７】なお、図２および図３に実施例において、
中継台２８を弾性材で形成すれば、リード線２０の中間
部分を中継台２８に単なる接着剤で固着しても、リード
線２０に伝わる外部振動をダンピングすることができる
とともにリード線２０の引出し方向が制限されない。
中継台２８を弾性材で形成すれば、リード線２０の中間
部分を中継台２８に単なる接着剤で固着しても、リード
線２０に伝わる外部振動をダンピングすることができる
とともにリード線２０の引出し方向が制限されない。
【００１８】上述の各実施例では、正３角柱状の振動体
１４が用いられているが、この発明では、振動体の形状
は、たとえば４角柱状であってもよく任意に変更可能で
ある。
１４が用いられているが、この発明では、振動体の形状
は、たとえば４角柱状であってもよく任意に変更可能で
ある。
【図１】（Ａ）はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、（Ｂ）はその要部図解図である。
り、（Ｂ）はその要部図解図である。
【図２】この発明の他の実施例を示す側面図である。
【図３】図３に示す振動ジャイロの正面図である。
【図４】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】図４に示す従来の振動ジャイロの要部図解図で
ある。
ある。
１０ 振動ジャイロ １２ 振動体 １４ 圧電素子 ２０ リード線 ２６ 弾性台 ３０ 弾性接着剤
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 振動体、 前記振動体の表面に形成される圧電素子、 その一端が前記圧電素子に接続されるリード線、および
前記リード線の中間部分を固着するための弾性材を含
む、振動ジャイロ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195684A JPH0518761A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 振動ジヤイロ |
| EP19920110776 EP0520468B1 (en) | 1991-06-26 | 1992-06-26 | Vibratory gyroscope |
| DE1992611228 DE69211228T2 (de) | 1991-06-26 | 1992-06-26 | Vibrationskreisel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3195684A JPH0518761A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 振動ジヤイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518761A true JPH0518761A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16345282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3195684A Pending JPH0518761A (ja) | 1991-06-26 | 1991-07-09 | 振動ジヤイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518761A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7101411B2 (en) | 2001-03-01 | 2006-09-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus for generating hydrogen gas |
| US7448348B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-11-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydrogen-fueled internal combustion engine |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4875187A (ja) * | 1972-01-12 | 1973-10-09 | ||
| JPH0313006A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-22 | Murata Mfg Co Ltd | 振動子の支持構造 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3195684A patent/JPH0518761A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4875187A (ja) * | 1972-01-12 | 1973-10-09 | ||
| JPH0313006A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-22 | Murata Mfg Co Ltd | 振動子の支持構造 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7101411B2 (en) | 2001-03-01 | 2006-09-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus for generating hydrogen gas |
| US7448348B2 (en) | 2003-10-21 | 2008-11-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydrogen-fueled internal combustion engine |
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