JPH05187586A - ホース口金具 - Google Patents

ホース口金具

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JPH05187586A
JPH05187586A JP4005834A JP583492A JPH05187586A JP H05187586 A JPH05187586 A JP H05187586A JP 4005834 A JP4005834 A JP 4005834A JP 583492 A JP583492 A JP 583492A JP H05187586 A JPH05187586 A JP H05187586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
nipple
socket
fitting
view
Prior art date
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Pending
Application number
JP4005834A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Natori
武 名取
Tokuki Maeno
徳樹 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用等のゴムホースの口金具において、そ
の口金具の耐食性、加工性および軽量化に好適なものを
提供する。 【構成】ホース口金具本体のソケット部材にAl系の軽
合金を、ニップル部材に硬質セラミックス材を用い、一
体化して製造する。 【効果】ホース取付け時の加締力を低減でき、ニップル
の変形およびつぶれを防止することができるので、生産
効率は向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ホース用ホース口
金具の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業用ホースの取付け端末部には使用の
簡便性、着脱性、漏洩防止性および信頼性の点からホー
ス口金具が使用されている。通例これらのホース口金具
は鉄鋼銅合金、Al合金等から製作され、その部分構成
としてはホース口金具本体、ねじ部、ソケット部、ニッ
プル部等からなっている。
【0003】従来のホース口金具の構造は、製造方法か
らつぎの2種類に大別できる。
【0004】その1つは異なる材質(通常ソケットは軟
鋼、ニップルは硬質合金)を使用し圧入後、銅ブレージ
ングを行なって一体化するタイプであり、図3に示した
ものである。通常ソケットにはコールドフォーマー加工
ブランク材を、ニップルには切削加工品を使用する。
【0005】他の1つは全切削加工により、棒材または
コールドフォーマー加工ブランク材からの加工品であ
り、図4に示したものである。全切削加工の場合、ホー
スの入る側(スカート側という)の機械加工はスカート
の内径とニップルの外径を同時切削するため、ドリル加
工技術の中でも特に難しい加工技術、トレパニングによ
らなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3は従来のブレージ
ングタイプのホース口金具の断面および側面図である。
その製造方法は、銅の溶融温度、約1000℃以上の加
熱炉中を金具部分が通過するため、ソケット部材はよい
が、ホース内部のニップル部材は焼鈍効果で軟化し、つ
ぶれて内径が規格寸法以下になる可能性がある。またソ
ケットとニップルとが異種材質の組合せの場合、異種金
属間に水滴等が溜って電食を生じるおそれがある。
【0007】図4は従来の全切削加工タイプのホース口
金具の断面および側面図である。その製造方法において
は、冷間鍛造製のソケットと比べると、ゴムホースの入
るスカート部内側とニップル表面に切削目が現れるこ
と、バイトの摩耗による寸法変化のバラツキが大きく、
ゴムホースの挿入力のバラツキが大きい等の欠点がある
また、ソケット部とニップル部の硬さが同等なので、ソ
ケット部の加締力が過大となり使用上不都合となる。
【0008】本発明の目的、前記の従来技術の欠点を解
消し、塩による塩害等にかかる腐食対策ができ、ソケッ
ト部の加締力を低減し、部品の軽量化に効果のあるホー
ス口金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のホース口金具の構成は、ホース口金具本体に
ソケット部およびニップル部を有するホース口金具にお
いて、ソケット部材に軽合金を、またニップル部材に硬
質材料を用いて一体化したことである。
【0010】
【作用】本発明の要旨は、ソケット材料にAl等の軽合
金を使用することにより、従来の軟鋼よりも低い加締力
で加締めることができ、塩害に対しては酸化皮膜の形成
により、強い耐食性を示す。
【0011】ニップル部には硬度の高いセラミックス等
の材料を使用して、ニップル部にかかる強い力に耐える
ようにした。ソケットとニップルとの一体化には新しい
方法を実施した。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図1および図2
を用いて説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の2種金属結合型口
金具の断面図と側面図である。図1において、1はソケ
ット部、2はニップル部、4はプレス溝、5は円周方向
溝である。即ち、本発明のホース口金具は、ソケット1
の内側に設けてある円周方向溝5内にニップル部材2を
圧入した後、円周方向溝5の周辺部を強力に押してソケ
ット1を構成する軽金属を塑性流動させて円周方向溝5
の空隙部内に流入させ、強力かつ密着性よく一体化した
ものである。
【0014】図1のソケット部1をAl系合金とした場
合、塩害等による影響は表面に生成した酸化皮膜によっ
て皆無となった。すなわち、ホース口金具のソケットは
通常、塩水噴霧テスト下で赤錆発生状況を観察するJI
S規格により管理されている。
【0015】本発明の最も適切な適用例は、自動車のブ
レーキホースまたはパワーステアリングホースの口金具
の場合である。
【0016】図2はゴムホースと口金具を加締結合した
状態の断面図である。図2において6は加締位置、7は
口金具、8はゴムホースである。
【0017】従来の口金具において、ホースを結合して
油を通すのであるが、ニップルのソケットとの結合性が
悪く、気密性が保てないと、ホース側からねじ側へ油が
逆流してねじ部からの油漏れを生じる。図2の口金具の
場合には、ソケット材料をニップル溝へ流し込み一体化
した構造なので、気密性を完全に保持することができ
る。
【0018】ソケットの材料はAl系軽合金、特に機械
的強度の優れた材料を使用し、冷間鍛造によりブランク
材を製作する。
【0019】ニップルの材料はセラミックスが好まし
い。ゴムホースとソケット一体化のための加締工程を経
てもニップルの変形、つぶれは発見されなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明により、以下のような効果があ
る。
【0021】(1)ソケット部材にAl系合金を使用す
ることで、ソケットとニップルの結合力およびゴムホー
ス取付け時の加締力を大幅に低減することができる。
【0022】(2)ニップルに硬質のセラミックス材と
一体化する技術開発ができたため、ニップルの変形およ
びつぶれは全くなくなった。
【0023】(3)製作工程中にブレージング炉が不要
なので、電気、ガス等の省エネルギー化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の2種金属結合状態を示す側
面図および断面図である。
【図2】本発明の一実施例のホースと口金具を加締結合
した状態の断面図である。
【図3】従来のブレージングタイプのホース口金具の側
面図および断面図である。
【図4】従来の全切削加工タイプのホース口金具の側面
図および断面図である。
【符号の説明】
1 口金具のソケット 2 口金具のニップル 3 全切削型口金具 4 プレス溝 5 円周方向溝 6 加締位置 7 口金具 8 ゴムホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホース口金具本体にソケット部およびニッ
    プル部を有するホース口金具において、ソケット部材に
    軽合金を、またニップル部材に硬質材料を用いて一体化
    してなることを特徴とするホース口金具。
  2. 【請求項2】請求項1記載のホース口金具において、ソ
    ケット部材をアルミニウム系軽合金とし、ニップル部材
    を硬質セラミックスとしたことを特徴とするホース口金
    具。
JP4005834A 1992-01-16 1992-01-16 ホース口金具 Pending JPH05187586A (ja)

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JP4005834A JPH05187586A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 ホース口金具

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JP4005834A JPH05187586A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 ホース口金具

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JPH05187586A true JPH05187586A (ja) 1993-07-27

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JP4005834A Pending JPH05187586A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 ホース口金具

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