JPH05187336A - エンジンの吸気消音装置 - Google Patents

エンジンの吸気消音装置

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JPH05187336A
JPH05187336A JP2212492A JP2212492A JPH05187336A JP H05187336 A JPH05187336 A JP H05187336A JP 2212492 A JP2212492 A JP 2212492A JP 2212492 A JP2212492 A JP 2212492A JP H05187336 A JPH05187336 A JP H05187336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
engine
silencer
air
noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP2212492A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Yazawa
文明 矢沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP2212492A priority Critical patent/JPH05187336A/ja
Publication of JPH05187336A publication Critical patent/JPH05187336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消音効率が良く,比較的コンパクトな,エン
ジンの吸気消音装置を提供すること。 【構成】 吸気サイレンサー1を有する吸気消音装置で
あって,吸気サイレンサー1は,エンジン6の吸気側E
に接続した空気放出口10を有し,該空気放出口10に
対面する壁面には,凹状曲面を有する凹型反射面11を
形成してなる。これにより,エンジン6から伝播して来
た騒音3は空気放出口10の開口部近傍の一点に,収れ
んし,再びエンジンの吸気側へ戻される。したがって,
外部へ放出される騒音の消音効率が向上する。また,凹
型反射面11により騒音3を効率良く収れんできるた
め,吸気サイレンサーの大きさをコンパクト化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,消音効率が良く比較的
コンパクトな,エンジンの吸気消音装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来,エンジンの吸気消音装置は,図4,
図5に示すごとく,エンジン6に吸気するエアダクト,
エアクリーナホース7等の吸気通路内で発生する,低周
波(約1KHZ 以下)の騒音を消音するために設けられ
ている。例えば,図5に示すごとく,吸気サイレンサー
9は,エンジン6に接続されたエアクリーナホース7及
びエアクリーナ5を介して,エンジンの吸気側に接続さ
れている(例えば,特公平3−28589号公報)。
【0003】上記吸気サイレンサー9は,図4に示すご
とく,エアクリーナ5に接続される空気放出口90を有
する。そして,上記空気放出口90に対面する平面状の
壁面91には,リング状の反射用環壁911を有してい
る。そして,上記空気放出口90内に発生した騒音3
を,図4に示すごとく,上記平面状の壁面91により反
射させて吸気側E方向へ反射させている。また,同図に
示すごとく,斜め方向Fより吸気サイレンサー9内へ侵
入してきた騒音3についても,上記反射用環壁911に
より,同様に吸気側E方向へ反射している。なお,図4
中の符号4は空気の流れ,92は空気取入口を示す。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,図4に示すごとく,斜
め方向Fより吸気サイレンサー9内へ進入してきた騒音
3が上記反射用環壁911により確実に反射するために
は,該反射用環壁911の高さHを出来る限り高くする
必要がある。また,吸気の損失抵抗を小さくするには,
空気放出口90の端部901から反射用環壁911の頂
端部9111に至る距離Cを大きくする必要もある。そ
のため,上記吸気サイレンサー9の横幅寸法(H+C)
を大きくせざるを得ない。
【0005】ところが,該吸気サイレンサー9の寸法を
大きくすると,図5に示すごとく,上記エアクリーナ5
に吸気サイレンサー9を接続するための大きなスペース
を必要とする。そのため,上記従来の吸気サイレンサー
9においては,消音効率が低下する場合があり,吸気サ
イレンサー9の機能を充分に発揮できないことがある。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
で,消音効率が良く,比較的コンパクトな,エンジンの
吸気消音装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンの吸気側に接続
した吸気サイレンサーを有するエンジンの吸気消音装置
において,上記吸気サイレンサーは,上記エンジンの吸
気側に接続した空気放出口を有し,該空気放出口に対面
する壁面には凹状曲面を有する凹型反射面を形成してな
ることを特徴とするエンジンの吸気消音装置にある。本
発明において最も注目すべきことは,上記吸気サイレン
サーはエンジンの吸気側に接続した空気放出口に対面す
る壁面に,凹状曲面を有する凹型反射面を形成したこと
である。
【0007】本発明において上記凹型反射面とは,例え
ば凹面鏡のごとき緩やかな湾曲面を有する凹状曲面のこ
とである。該凹型反射面は,空気放出口を通じてエンジ
ンより出てくる空気脈動音を再び空気放出口の内方へ反
射収れんさせて,エンジン内へ戻すよう配設する。上記
空気放出口とは,吸気サイレンサーにおいて,エンジン
の吸気側に接続される開口部のことである。上記吸気サ
イレンサーは,例えば反射効率が良くかつ軽量な金属材
料,プラスチック材料よりなる。そして,上記吸気サイ
レンサーは,例えばエンジンにホースを介して接続した
エアクリーナ,又はエンジンの吸気側に直接接続する。
【0008】
【作用及び効果】本発明においては,エンジンの吸気側
に接続した空気放出口に対面する壁面に,凹状曲面を有
する凹型反射面が形成してある。一方,エンジンが回転
すると,吸気口近傍の吸気通路より低周波の吸気脈動音
である騒音が,上記空気放出口より吸気サイレンサー内
へ入ってくる。
【0009】そして,この騒音は,空気放出口を直進し
て上記凹型反射面に当たる。この時,上記凹型反射面は
凹状曲面を有するため,上記騒音波は凹面鏡の光の収れ
ん作用と同様に,一定方向に集まる指向性を与えられ
る。そのため,騒音は,空気放出口の開口部近傍の一点
に収れんし,再びエンジンの吸気側へ戻される。
【0010】したがって,吸気サイレンサーの空気放出
口より放出される騒音は少なくなり,吸気サイレンサー
としての消音効率が向上する。また,本発明の吸気サイ
レンサーは,騒音を凹型反射面により消音効率よく収れ
んできるため,その空気放出口の大きさをコンパクト
(小型)化することができる。以上のごとく,本発明に
よれば,消音効率が良く比較的コンパクトな,エンジン
の吸気消音装置を提供することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例にかかるエンジンの吸気消音
装置につき,図1〜図3を用いて説明する。図1,図3
に示すごとく,本例の吸気消音装置は,エンジン6(図
5参照)の吸気側Eに接続した吸気サイレンサー1を有
する。上記吸気サイレンサー1は,上記エンジン6の吸
気側Eであるエアクリーナ5(図5参照)に接続した空
気放出口10と,該空気放出口10に対面する壁面に凹
状曲面を有する凹型反射面11を形成してなる。
【0012】上記凹型反射面11は,図1,図3に示す
ごとく,奥行きGで,直径Rの凹面鏡のごとき緩やかな
湾曲面を有する。即ち,凹型反射面11は,上記空気放
出口10より進入してくる騒音3が反射されて,凹面鏡
のごとく音を一点に収れんさせる,凹状曲面を有する。
また,上記空気放出口10より凹型反射面11に至る距
離は,吸気サイレンサーの幅寸法Sと,凹型反射面11
の奥行きGとからなる。
【0013】また,上記空気放出口10の口径Qに対す
る上記凹型反射面11の直径Rの比率(R/Q)は,
1.5〜2倍とすることが好ましい。また,凹型反射面
11の曲率半径rは,幅寸法Sの1.5〜2.5倍程度
であることが好ましい。また,上記吸気サイレンサー1
は,例えばプラスチック材料を用いて,ブロー成形によ
り作製される。これにより,上記凹型反射面11を同時
に成形することができると共に,車両への搭載条件に合
う形状の吸気サイレンサーを容易に安価に形成できる。
【0014】また,上記吸気サイレンサー1は,エアク
リーナとの接続部において,図2に示すごとく,空気放
出口10の下方に空気取入口としての吸気口12を有す
る。そして,空気4は,図1に示すごとく,上記吸気口
12より吸気サイレンサー1内へ入って,上記空気放出
口10より,その軸線Tに沿って,エンジン6の方向へ
吸入されていく。一方,上記騒音3は,図1,図3に示
すごとく,上記空気放出口10より軸線Tに沿って吸気
サイレンサー1内へ進入し,そして上記凹型反射面11
によって反射する。そのため,騒音3が,後述するごと
く,一定方向(空気放出口10の軸線T)に収れんする
ように,凹型反射面11を形成する。また,上記騒音3
が,軸線Tに沿っていない場合においても,上記凹型反
射面11により一定方向へ収れんする指向性が凹型反射
面11によって与えられるように,上記凹型反射面11
の直径Rと空気放出口10の口径Qとの比(R/Q)を
定める。
【0015】次に,作用効果につき説明する。本例の吸
気サイレンサー1においては,図1,図3に示すごと
く,空気放出口10に対面する壁面に,凹状曲面を有す
る凹型反射面11が形成してある。一方,エンジン6が
回転すると,吸気口近傍の吸気通路より低周波の吸気脈
動音である騒音が,上記空気放出口10より軸線Tに沿
って吸気サイレンサー1内へ入ってくる。
【0016】そして,この騒音3は空気放出口10を直
進して上記凹型反射面11に突き当たる。この時,上記
凹型反射面11は凹状曲面を有するため,上記騒音波は
凹面鏡の光の収れん作用と同様に,一定方向に集まる指
向性を与えられる。そのため,騒音3は,上記空気放出
口11の開口部近傍の一点Pに収れんし,再びエンジン
の吸気側Eへ戻される。
【0017】したがって,吸気サイレンサー1の空気放
出口10より放出される騒音3が少なくなり,吸気サイ
レンサー1としての消音効率が向上する。また,本例の
吸気サイレンサー1は,騒音3を凹型反射面11により
消音効率良く収れんできるため,幅寸法Sをコンパクト
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるエンジンの吸気消音装置におけ
る,吸気サイレンサーの,図1のA−A線矢視断面図。
【図2】実施例にかかるエンジンの吸気消音装置におけ
る,吸気サイレンサーの正面図。
【図3】実施例にかかるエンジンの吸気消音装置におけ
る,吸気サイレンサーの作用説明図。
【図4】従来の吸気消音装置における,吸気サイレンサ
ーの断面図。
【図5】従来の吸気サイレンサーの取付け状態を示す配
置図。
【符号の説明】
1...吸気サイレンサー, 10...空気放出口, 11...凹型反射面, 12...吸気口, 3...騒音, 4...空気, P...騒音の収れん位置, S...吸気サイレンサーの幅寸法, Q...空気放出口の口径, T...空気放出口の軸線, r...反射面の曲率半径,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気側に接続した吸気サイレ
    ンサーを有するエンジンの吸気消音装置において,上記
    吸気サイレンサーは,上記エンジンの吸気側に接続した
    空気放出口を有し,該空気放出口に対面する壁面には凹
    状曲面を有する凹型反射面を形成してなることを特徴と
    するエンジンの吸気消音装置。
JP2212492A 1992-01-10 1992-01-10 エンジンの吸気消音装置 Pending JPH05187336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2212492A JPH05187336A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 エンジンの吸気消音装置

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JP2212492A JPH05187336A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 エンジンの吸気消音装置

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Publication Number Publication Date
JPH05187336A true JPH05187336A (ja) 1993-07-27

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ID=12074137

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JP2212492A Pending JPH05187336A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 エンジンの吸気消音装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453647A (en) * 1994-06-27 1995-09-26 General Electric Company Electric motor assembly with muffler bank
US6155224A (en) * 1998-08-18 2000-12-05 Denso Corporation Noise silencer for vehicle engine intake system

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257447A (en) * 1975-11-06 1977-05-11 Yasuyuki Sakurada Silencer for internal combustion engine
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JPH0328589A (ja) * 1988-09-08 1991-02-06 Fuji Electric Co Ltd 電磁弁

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