JPH0518665Y2 - - Google Patents

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JPH0518665Y2
JPH0518665Y2 JP1984075823U JP7582384U JPH0518665Y2 JP H0518665 Y2 JPH0518665 Y2 JP H0518665Y2 JP 1984075823 U JP1984075823 U JP 1984075823U JP 7582384 U JP7582384 U JP 7582384U JP H0518665 Y2 JPH0518665 Y2 JP H0518665Y2
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JP
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hot wire
circuit
voltage
bridge circuit
air flow
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、内燃機関の吸入空気量を測定するた
めに用いられる熱線式空気流量計に関し、特に、
熱線への付着物を焼切るための付着物焼切り回路
の改良に関する。
<従来の技術> 周知のように、熱線式空気流量計では、その精
度を維持するために、熱線に付着した物質を適時
的に除去することが重要である。そのため、従来
のこの種の空気流量計においては、一般に第2図
に示すように付着物焼切り回路を付設している
(実開昭58−127320号公報参照)。
第2図に示すように、白金などの熱線RH、温
度補償用抵抗R1、固定抵抗R2,R3,R4でブリツ
ジ回路が組まれ、その電源端子T1,T2間にパワ
ートランジスタ10を介して電源電圧Vc.c.が印加
されると共に、検出端子T3,T4間の電圧ΔVbが
差動増幅器12で増幅されて上記パワートランジ
スタ10のベースに印加される。熱線RHは内燃
機関の吸気通路中に配設され、温度補償用抵抗
R1は熱線RHとほぼ同じ温度雰囲気下におかれる。
熱線RHは供給電流によつて発熱し、空気流に
よつて冷却される。差動増幅器12とパワートラ
ンジスタ10は、ブリツジ回路の不平衡電圧
ΔVbをゼロにするように印加電圧Vc.c.を連続的
に制御する。この制御で熱線RHの温度が常に一
定に保たれる。そして、このときの空気流量はブ
リツジ回路の印加電圧Vc.c.あるいは回路電流から
測定される。例えば、抵抗R4の両端電圧を流量
の検出値とする。以上がよく知られた熱線式空気
流量計の原理である。
付着焼切り回路は、一定時間幅の指令信号を発
生するタイマ回路16と、常時はオフで上記指令
信号を受けてオンするトランジスタ14と、トラ
ンジスタ14と直列でブリツジ回路の抵抗R3
並列接続された抵抗R5とで構成されている。こ
の抵抗R5の抵抗値は充分に小さく、トランジス
タ14がオンしたとき、抵抗R3とR5の並列合成
抵抗値が抵抗R3のみのときより充分に小さくな
る。
自動車においては、一般にエンジンキースイツ
チがオンからオフに切換わつて一定時間経過した
ときに、付着物焼切り回路が起動される。つま
り、このときタイマ回路16がトリガされ、約1
秒の時間幅の指令信号が出力され、その間トラン
ジスタ14がオンする。
トランジスタ14がオンすると、ブリツジ回路
における一辺の抵抗がR3のみからR3とR5の並列
に変わり、検出端子T4の電圧が低下する。この
電圧低下は差動増幅器12の出力電圧を大きく低
下させ、トランジスタ10の導通度が増大し、ブ
リツジ回路の印加電圧Vc.c.が上昇する。これで熱
線RHに大電流が流れ、上記の制御系で熱線RH
温度が例えば1000℃に保たれる。このときの高温
で熱線RHの付着物が焼切られる。
<考案が解決しようとする問題点> 前述した従来の付着物焼切り回路の動作の詳細
を第3図の波形図に示している。トランジスタ1
4がオンした直後は、端子T4の電圧V4が端子T3
の電圧V3より低くなり、そのときの差動増幅器
12の出力でパワートランジスタ10は飽和し、
印加電圧Vc.c.はバツテリ電圧VBにほぼ等しくな
る。したがつて電圧V4はVc.c.=VBと抵抗R1
R2,R3,R5で決まるある値Vaになる。
一方、熱線RHには大電流が流れて徐々に発熱
する。熱線RHの温度があまり高くない間はその
抵抗値も低いので、端子T3の電圧V3は最初高く、
徐々に低くなる。そして、V3=Vaになると、差
動増幅器12による有効な制御が開始される。つ
まりパワートランジスタ10が能動領域で制御さ
れ、熱線温度を例えば1000℃に保つ制御がなされ
る。
ここで、タイマ回路16が起動されてから熱線
温度が規定値1000℃に達するまでの時間tを応答
遅れ時間と称する。従来の回路では、この応答遅
れ時間tが比較的大きいことと、時間tがバツテ
リ電圧VBによつて大きく変動することが問題に
なつていた。
特に、後者の時間tの変動がより重大な問題に
なる。付着物焼切り有効時間は、タイマ回路16
の設定時間Tから応答遅れ時間tを引いた時間
(T−t)である。時間tが変動すると、当然時
間(T−t)も変動することになり、焼切り時間
が長すぎて熱線RHの劣化を早めたり、焼切り時
間が短すぎて付着物を完全に除去できなかつたり
する。
<問題点を解決するための手段と作用> 本考案は、前述した従来回路と同様に、指令信
号を受けて動作してブリツジ回路の一部の抵抗値
を変化させ、上記印加電圧を増加させる方向へ上
記ブリツジ回路を大きく不平衡にさせる第1のス
イツチング回路を設ける。さらに加えて、ブリツ
ジ回路の一部であつて上記電源端子間に熱線と直
列になつている系に付加され、上記指令信号を受
けて動作してこの系の抵抗値を減少させる第2の
スイツチング回路を設ける。
これにより、上記電源端子間の上記熱線を含む
回路の抵抗値が減少し、より大きな電流が熱線に
供給される。そのため、上記応答遅れ時間tが非
常に小さくなり、したがつてバツテリ電圧の変動
による時間tの変動幅も無視できる程小さくな
る。
<実施例> 本考案の一実施例を第1図に示している。この
実施例は、第2図の従来回路にトランジスタ18
と抵抗R6を付加したもので、従来回路の構成は
そのまま採用している。
トランジスタ14と抵抗R5は前述の第1のス
イツチング回路に相当するものである。つまり、
ブリツジ回路の一部であつて熱線RHを含まずに
電源端子T1,T2間に直列な系(抵抗R1,R2
R3)のうちの抵抗R3にトランジスタ14と抵抗
R5が並列接続されていて、トランジスタ14が
オンすると、ブリツジ回路の一辺の抵抗値がR3
からR3とR5の並列値に減少する。その結果、端
子T4の電圧V4が大きく低下し、差動増幅器12
とパワートランジスタ10の作用により印加電圧
Vc.c.が増加する。
トランジスタ18と抵抗R6の直列回路は前述
した第2のスイツチング回路に相当する。つま
り、ブリツジ回路の一部であつて電源端子T1
T2間に熱線RHと直列になつている抵抗R4にトラ
ンジスタ18と抵抗R6の直列回路が並列接続さ
れている。トランジスタ18はタイマ回路16か
らの指令信号を受けてオンする。抵抗R6の抵抗
値は充分小さく、トランジスタ18がオンしたと
き、ブリツジ回路の一辺の抵抗値がR4からR4
R6の並列値に減少する。
このように、電源端子T1,T2間に熱線RHと直
列になつている系の抵抗値が指令信号に応答して
減少するので、熱線RHには従来より大きな電流
が流れる。したがつて熱線RHの昇温速度が大き
くなり、非常に短時間で所定温度1000℃に達す
る。タイマ回路16の設定時間に対して上記応答
遅れ時間tが極めて小さくなるので、バツテリ電
圧VBの変動により時間tが変動しても、その影
響は微少であり、有効焼切り時間はほとんど変動
しないのに等しい。
<考案の効果> 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
付着物焼切り回路が起動されてから熱線が所定温
度まで昇温するのに要する時間が非常に短くな
り、バツテリ電圧の変動による悪影響、すなわち
焼切り時間が長すぎたり短すぎたりする現象をな
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す回路
図、第2図は従来回路の構成を示す回路図、第3
図は従来回路の問題点を示すための動作波形図で
ある。 RH……熱線、T1,T2……電源端子、T3,T4
…検出端子、10……パワートランジスタ、12
……差動増幅器、14……トランジスタ(第1の
スイツチング回路の中心)、18……トランジス
タ(第2のスイツチング回路の中心)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気流路中におかれる熱線と温度補償用を含む
    抵抗とでブリツジ回路を組み、このブリツジ回路
    の電源端子間に印加する電圧を検出端子間の電圧
    に基づいて制御して上記熱線の温度を一定に保
    ち、上記ブリツジ回路の印加電圧あるいは電流か
    ら空気流量を測定する熱線式空気流量計におい
    て、上記ブリツジ回路の一部であつて上記熱線を
    含まずに上記電源端子間に直列な系に付加され、
    付着物焼切りの指令信号を受けて動作してこの系
    の抵抗値を変化させ、上記印加電圧を増加させる
    方向へ上記ブリツジ回路を大きく不平衡にさせる
    第1のスイツチング回路と、上記ブリツジ回路の
    一部であつて上記電源端子間に上記熱線と直列に
    なつている系に付加され、上記指令信号を受けて
    動作してこの系の抵抗値を減少させる第2のスイ
    ツチング回路を有し、上記指令信号の印加期間に
    上記熱線に大電流が流され、そのときの高温で付
    着物が焼切られるようにした熱線式空気流量計に
    おける付着物焼切り回路。
JP7582384U 1984-05-25 1984-05-25 熱線式空気流量計における付着物焼切り回路 Granted JPS60188326U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7582384U JPS60188326U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 熱線式空気流量計における付着物焼切り回路

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JP7582384U JPS60188326U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 熱線式空気流量計における付着物焼切り回路

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Publication Number Publication Date
JPS60188326U JPS60188326U (ja) 1985-12-13
JPH0518665Y2 true JPH0518665Y2 (ja) 1993-05-18

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ID=30617398

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JP7582384U Granted JPS60188326U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 熱線式空気流量計における付着物焼切り回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614116A (en) * 1979-07-06 1981-02-10 Bosch Gmbh Robert Soaking apparatus for air volume measuring resistance of internal combustion engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614116A (en) * 1979-07-06 1981-02-10 Bosch Gmbh Robert Soaking apparatus for air volume measuring resistance of internal combustion engine

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JPS60188326U (ja) 1985-12-13

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