JPH05186634A - 防黴性樹脂 - Google Patents

防黴性樹脂

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JPH05186634A
JPH05186634A JP4006461A JP646192A JPH05186634A JP H05186634 A JPH05186634 A JP H05186634A JP 4006461 A JP4006461 A JP 4006461A JP 646192 A JP646192 A JP 646192A JP H05186634 A JPH05186634 A JP H05186634A
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JP
Japan
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resin
weight
acid
dehydroacetic
film
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JP4006461A
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English (en)
Inventor
Nobuo Sumida
修生 澄田
Akira Yamada
暁 山田
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BIO GIKEN KK
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BIO GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 黴の繁殖を防止でき、かつ、透明度がそれ程
低下しない防黴性樹脂を提供するものである。 【構成】 デヒドロ酢酸類、又はデヒドロ酢酸類とヒド
ロキシカルボン酸類とがが介在してなる防黴性樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば農業用のフィル
ム、風呂や台所のような水回りの製品などを構成する樹
脂材料としての防黴性を有する樹脂に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】例えば、農業用フィルム、建築資材、そ
の他風呂や台所のような水回りの製品に合成樹脂が使用
されていることは周知の通りである。ところで、これら
の合成樹脂材は乾燥場所で使用される製品も多いが、例
えば促成栽培ハウスのフィルム等のように湿気の多い所
で使用される製品も多い。そして、このような湿気の多
い所で使用されていると、その表面には黴が発生、繁殖
し、この黴が衛生上問題になるばかりではなく、促成栽
培ハウスのフィルム等のような農業用資材にあっては光
線透過率を低下せしめ、栽培作物の成長に悪影響を及ぼ
す。
【0003】そこで、樹脂フィルム中に防黴剤を添加
し、黴の発生、繁殖を抑制することが考えられているも
のの、防黴剤の添加により透明度を低下させたりしてい
る為、さらなる研究・開発が求められている。
【0004】
【発明の開示】本発明の第1の目的は、黴の繁殖を防止
できる防黴性樹脂を提供するものである。本発明の第2
の目的は、透明度がそれ程低下しない防黴性樹脂を提供
するものである。
【0005】上記本発明の目的は、デヒドロ酢酸類の中
から選ばれる少なくとも一つの物質が介在してなること
を特徴とする防黴性樹脂によって達成される。尚、デヒ
ドロ酢酸類の中から選ばれる物質の介在量は20重量%
以下であることが好ましい。さらに好ましくは、表層部
においての含有量が約5〜15重量%である。そして、
防黴性樹脂の成形品を調整するに当たっては、原料樹脂
に1〜20重量%、好ましくは約5〜15重量%のデヒ
ドロ酢酸類を練り込み、これをフィルムやシート等に成
形するのが簡便である。
【0006】又、デヒドロ酢酸類の中から選ばれる少な
くとも一つの物質及びヒドロキシカルボン酸類の中から
選ばれる少なくとも一つの物質が介在してなることを特
徴とする防黴性樹脂によって達成される。尚、デヒドロ
酢酸類の中から選ばれる物質の介在量が約15重量%以
下であり、ヒドロキシカルボン酸類の中から選ばれる物
質の介在量は約15重量%以下であることが好ましい。
さらに好ましくは、表層部においてのデヒドロ酢酸類の
含有量が約4〜11重量%であり、表層部においてのヒ
ドロキシカルボン酸類の含有量が約3〜8重量%であ
る。そして、デヒドロ酢酸類とヒドロキシカルボン酸類
とを共に含有する防黴性樹脂の成形品を調整するに当た
っては、原料樹脂に1〜20重量%、好ましくは約4〜
11重量%のデヒドロ酢酸類と、0.5〜12重量%、
好ましくは約3〜8重量%のヒドロキシカルボン酸類を
練り込み、これをフィルムやシート等に成形するのが簡
便である。
【0007】以下、本発明について詳しく説明する。本
発明で用いられるデヒドロ酢酸類としては、例えばデヒ
ドロ酢酸、デヒドロ酢酸のナトリウム塩、デヒドロ酢酸
のメチルエステル、エチルエステル、アミド、アニリ
ド、オキシム、セミカルバゾン等のデヒドロ酢酸誘導体
が挙げられる。又、ヒドロキシカルボン酸類としては、
例えばパラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息
香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル等が挙げ
られる。
【0008】本発明の製品を構成する樹脂としては、例
えばアクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデ
ン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フッ素系樹脂、これらのブレンド樹脂
などの熱可塑性樹脂が用いられる。又、ウレタン系樹脂
なども用いることが出来る。尚、促成栽培ハウスのフィ
ルム等のような農業用フィルム資材としては、耐候性、
光線透過率、強度、経済性などの観点から塩化ビニル系
樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂が好まし
い。尚、これらの製品樹脂(フィルム)中に、必要に応
じて各種の添加剤、例えば可塑剤、熱安定剤、酸化防止
剤、光安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、遠赤外線吸
収剤、防曇剤、滑剤、無機フィラー、顔料等を添加して
いても良い。
【0009】本発明においては、前記デヒドロ酢酸類や
ヒドロキシカルボン酸類が製品樹脂中に直接練り込まれ
ていても良いが、製品(フィルム)の表面に設けられる
防塵性の塗膜(防塵性を有する樹脂塗料中に前記デヒド
ロ酢酸類やヒドロキシカルボン酸類が添加、分散され、
これが塗布されてなる膜)中に含有させるのでも良い。
尚、防塵性塗膜中にデヒドロ酢酸類やヒドロキシカルボ
ン酸類が含有させられる場合には、製品(フィルム)基
体中には含有させなくても良い。
【0010】デヒドロ酢酸類やヒドロキシカルボン酸類
が添加された層を構成する為、例えばポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重
合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、ア
クリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸エ
ステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポリ弗化
ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチラール、セルース誘導体( セルロー
スアセテートブチレート、セルロースジアセテート、セ
ルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、
ニトロセルロース等) 、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂や重合性性ウレタンアクリレート
等のバインダ樹脂が用いられる。特に、防塵性の樹脂、
例えばアクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂
や重合性ウレタンアクリレート等が好ましい。尚、アク
リル系樹脂としてはメチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレ
ート等から構成されるポリマーが挙げられ、さらに共重
合成分として酢酸ビニルが用いられても良い。その他、
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレイン酸、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレ
ート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチル
アミノエチルメタクリレート、ビニルピリジン、t−ブ
チルアミノエチルメタクリレート、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタアクリレート、アクリルグリシジ
ルエーテル、無水イタコン酸、無水マレイン酸、アクリ
ルアミド、メタアクリルアミド、マレインアミド、N−
メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタアクリ
ルアミド、エチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジ
メタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレー
ト、テトラヒドロフルリルアクリレート、1,3−ブタ
ンジオールジメタクリレート、モノ(2−メタクリロイ
ルエチル)アッシドホスフェート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート等の架橋剤を用いても良い。
又、フッ素系樹脂としては、例えばポリフッ化ビニル、
ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、ポ
リトリフロロモノクロロエチレン、パーフロロプロピレ
ン樹脂、フロロアルコキシエチレン樹脂、その他前記樹
脂を構成する成分の共重合体や上記フッ素樹脂を構成す
る成分とフッ素を含有していないモノマー、例えばエチ
レン、プロピレン、塩化ビニル等のビニル系化合物との
共重合体などが挙げられる。
【0011】そして、上記防塵性塗膜を構成する為に用
いられる樹脂、デヒドロ酢酸類やヒドロキシカルボン酸
類(デヒドロ酢酸類やヒドロキシカルボン酸類の量は、
防塵性塗膜を構成する為に用いられる上記のような樹脂
100重量部に対して防黴剤の合計量として1〜20重
量部程度、好ましくは約5〜15重量部程度)、例えば
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系の溶剤、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコ
ールモノエチルエーテル等のエステル系の溶剤、エーテ
ル、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチ
ルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系の溶
剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香
族炭化水素系)の溶剤、メチレンクロライド、エチレン
クロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレンクロ
ルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水素系の
溶剤、その他水などの溶剤を使用し、又、必要に応じて
造膜助剤、界面活性剤(サポニンなどの天然界面活性
剤、アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシド
ール系などのノニオン界面活性剤、高級アルキルアミン
類、第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環
類、ホスホニウム又はスルホニウム等のカチオン界面活
性剤、カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル
基、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性
剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコー
ルの硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などの帯
電防止剤)、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、安定
剤などを添加し、これらを混合、分散して得られた防黴
性の塗料を塗布することによって、デヒドロ酢酸類やヒ
ドロキシカルボン酸類を含有する透明で防塵性を有する
膜が構成される。
【0012】デヒドロ酢酸類やヒドロキシカルボン酸類
を含有する塗料を作製するには、例えば二本ロールミ
ル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、トロン
ミル、サンドグライダー、Szegvariアトライタ
ー、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度
衝撃ミル、ディスパー、ニーダー、高速ミキサー、ホモ
ジナイザー、超音波分散機などが用いられる。
【0013】そして、このようにして得られた塗料が、
例えばエアードクターコート、ブレードコート、エアナ
イフコート、押し出しコート、スクイズコート、含浸コ
ート、リバースロールコート、トランスファーロールコ
ート、グラビアコート、キスコート、キャスコート、ス
プレイコート、スピンコート等のコーティング方法が利
用されて乾燥後の膜厚が0.1〜20μm、好ましくは
0.3〜10μm程度となるように塗布される。
【0014】その後、気流乾燥方式、電熱乾燥方式、赤
外線加熱方式などの適宜な乾燥手段を用いて所定の温度
で乾燥が行われ、本発明になる樹脂が得られる。尚、本
発明の防黴性樹脂が農業用フィルムとして利用される場
合にあっては、ベースフィルムの一面に上記デヒドロ酢
酸類やヒドロキシカルボン酸類を含有する透明で防塵性
を有する膜が構成されるのみではなく、ベースフィルム
の他面に防曇性を有する膜が構成されるようにしている
ことが好ましいものである。
【0015】以下、具体的な実施例により本発明を説明
する。
【0016】
【実施例】
〔実施例1〕 〔ポリエチレンテレフタレートフィルム〕乾燥ポリエチ
レンテレフタレート(o−クロルフェノール溶媒を用い
ての25℃での固有粘度が0.65)チップを常法によ
り溶融押し出した後、縦方向に延伸温度65℃、延伸倍
率3.0倍で、次いで横方向に延伸温度65℃、延伸倍
率3.0倍で二軸延伸し、そして130℃で10秒間熱
固定し、厚さ100μmの二軸配向フィルムを得た。
【0017】〔防塵性塗料A〕メチルメタクリレート6
0wt%、n−ブチルメタクリレート28wt%、ヒド
ロキシエチルメタクリレート10wt%、メタクリル酸
2wt%の混合物100重量部、アゾビスイソブチロニ
トリル1重量部、トルエン50重量部、メチルエチルケ
トン100重量部を混合・攪拌しながら70℃で5時間
反応させ、アクリル系樹脂の溶液を得た。そして、アク
リル系樹脂の濃度が20wt%となるようにメチルエチ
ルケトンを添加し、又、アクリル系樹脂100重量部に
対してデヒドロ酢酸が10重量部となるように添加し、
防塵性塗料Aを得た。
【0018】〔防塵性塗料B〕メチルメタクリレート6
0wt%、n−ブチルメタクリレート28wt%、ヒド
ロキシエチルメタクリレート10wt%、メタクリル酸
2wt%の混合物100重量部、アゾビスイソブチロニ
トリル1重量部、トルエン50重量部、メチルエチルケ
トン100重量部を混合・攪拌しながら70℃で5時間
反応させ、アクリル系樹脂の溶液を得た。そして、アク
リル系樹脂の濃度が20wt%となるようにメチルエチ
ルケトンを添加し、又、アクリル系樹脂100重量部に
対してデヒドロ酢酸が5重量部、ヒドロキシ安息香酸が
5重量部となるように添加し、防塵性塗料Bを得た。
【0019】〔防塵性塗料C〕メチルメタクリレート6
0wt%、n−ブチルメタクリレート28wt%、ヒド
ロキシエチルメタクリレート10wt%、メタクリル酸
2wt%の混合物100重量部、アゾビスイソブチロニ
トリル1重量部、トルエン50重量部、メチルエチルケ
トン100重量部を混合・攪拌しながら70℃で5時間
反応させ、アクリル系樹脂の溶液を得た。そして、アク
リル系樹脂の濃度が20wt%となるようにメチルエチ
ルケトンを添加し、防塵性塗料Cを得た。
【0020】上記ポリエチレンテレフタレートからなる
ベースフィルムの一面上に、前記の防塵性塗料A,B,
Cを乾燥後の厚みが10μmとなるようにグラビアコー
ト方式で塗布し、その後乾燥して各々フィルム試験片
A,B,Cを作製した。 〔実施例2〕ポリビニルクロライド100重量部に対し
てデヒドロ酢酸を4重量部、ヒドロキシ安息香酸を4重
量部添加・混練し、これをエクストルーダー法により1
80℃の条件で押し出し、厚さ3mmのシート試験片D
を得た。
【0021】又、比較の為に、デヒドロ酢酸やヒドロキ
シ安息香酸が添加されていないポリビニルクロライドを
用いて厚さ3mmのシート試験片Eを得た。
【0022】
【特性】上記のようにして得たフィルム試験片A,B,
C及びシート試験片D,Eをジャガイモぶどう糖寒天培
地上に置き、土壌中に繁殖するAspergillus
niger(A.n)、Cladosporium c
ladosporioides(C.c)、Trich
oderma viride(T.v)を試験片A,
B,C,D,E及び培地上に散布し、これを28℃で1
4日間培養し、フィルム片上に繁殖する黴の発育具合い
を観察したので、その結果を表1に示す。
【0023】 表 1 A.n C.c T.v 試験片A 0 0 0 本発明 試験片B 0 0 0 本発明 試験片C 3 2 4 比較例 試験片D 0 0 0 本発明 試験片E 2 2 4 比較例 尚、0は黴の発育がないものを示し、1は試験片面積の
10%未満の部分に黴の発育が認められ、2は試験片面
積の10〜30%の部分に黴の発育が認められ、3は試
験片面積の30〜60%の部分に黴の発育が認められ、
4は試験片面積の60%以上の部分に著しい黴の発育が
認められる。この表1によれば、本発明になるものは黴
が繁殖しにくいものであり、そして黴が繁殖しにくいこ
とから黴の繁殖による透明度の低下は起きにくく、従っ
てこれが例えばハウスのカバーとして用いられた場合に
は作物に対する日照不足といった欠点が起きにくく、作
物を効率よく栽培できるものとなる。
【0024】しかも、フィルム表面に設けられた層は防
塵性の塗膜であることから、塵や埃が表面に付着しにく
く、この面からも透明度の低下は起きにくく、従ってこ
れが例えばハウスのカバーとして用いられた場合には作
物に対する日照不足といった欠点が起きにくく、作物を
効率よく栽培できるものとなる。又、フィルム表面に設
けられた防塵性の塗膜による透明度の低下も殆どなく、
ハウスのカバーといった農業用の資材としても問題がな
いものであった。
【0025】
【効果】本発明になるものは、防黴特性に優れ、しかも
透明度の低下が殆どないものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デヒドロ酢酸類の中から選ばれる少なく
    とも一つの物質が介在してなることを特徴とする防黴性
    樹脂。
  2. 【請求項2】 デヒドロ酢酸類の中から選ばれる物質の
    介在量が約20重量%以下であることを特徴とする請求
    項1の防黴性樹脂。
  3. 【請求項3】 デヒドロ酢酸類の中から選ばれる少なく
    とも一つの物質及びヒドロキシカルボン酸類の中から選
    ばれる少なくとも一つの物質が介在してなることを特徴
    とする防黴性樹脂。
  4. 【請求項4】 デヒドロ酢酸類の中から選ばれる物質の
    介在量が約15重量%以下であり、ヒドロキシカルボン
    酸類の中から選ばれる物質の介在量が約15重量%以下
    であることを特徴とする請求項3の防黴性樹脂。
JP4006461A 1992-01-17 1992-01-17 防黴性樹脂 Pending JPH05186634A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827871A (ja) * 1971-08-06 1973-04-12
JPS5350245A (en) * 1976-10-18 1978-05-08 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The Compsition giving mildew-resisting and viscosity reduction-preventingproperties to aqueous high polymer
JPH02281079A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Kanebo Ltd 保存安定性に優れた絹フィブロイン水溶液及びその製造法

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