JPH05186185A - ブライドルガイド装置 - Google Patents
ブライドルガイド装置Info
- Publication number
- JPH05186185A JPH05186185A JP35894291A JP35894291A JPH05186185A JP H05186185 A JPH05186185 A JP H05186185A JP 35894291 A JP35894291 A JP 35894291A JP 35894291 A JP35894291 A JP 35894291A JP H05186185 A JPH05186185 A JP H05186185A
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- JP
- Japan
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- guide
- bridle
- boom
- pin
- crane
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 輸送やブーム組み換え時のガイドの姿勢変更
作業における手間および労力を軽減できるクレーン用ブ
ームのブライドルガイド装置を提供する。 【構成】下ブーム2aの上端部背面に一端側が回動可能
に軸支されたブライドル用ガイド14と、ガイド14が
軸支された位置よりも下ブーム2aの下端側に一端側が
回動可能に軸支されたガイド支持用のステイ12と、ガ
イド14に設けられた凹部23付き長穴22と、ステイ
12の他端側に取付けられ、長穴22に摺動可能に嵌合
され、凹部23に係止しうるピン16などの係止体とを
有する。ピン16が長穴の一端に係合している状態では
ガイド14が倒れた姿勢となり、ピン16が凹部23に
係止されている時はガイド14が傾斜した姿勢で保持さ
れる。
作業における手間および労力を軽減できるクレーン用ブ
ームのブライドルガイド装置を提供する。 【構成】下ブーム2aの上端部背面に一端側が回動可能
に軸支されたブライドル用ガイド14と、ガイド14が
軸支された位置よりも下ブーム2aの下端側に一端側が
回動可能に軸支されたガイド支持用のステイ12と、ガ
イド14に設けられた凹部23付き長穴22と、ステイ
12の他端側に取付けられ、長穴22に摺動可能に嵌合
され、凹部23に係止しうるピン16などの係止体とを
有する。ピン16が長穴の一端に係合している状態では
ガイド14が倒れた姿勢となり、ピン16が凹部23に
係止されている時はガイド14が傾斜した姿勢で保持さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラチスブームを有する
クレーンをトラック輸送する場合やブームを組み立てる
場合等に使用されるクレーン用ブームのブライドルガイ
ド装置に関する。
クレーンをトラック輸送する場合やブームを組み立てる
場合等に使用されるクレーン用ブームのブライドルガイ
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラチスブームを有するクレーンは一般に
図3(A)に示すように構成される。この図において、
1はクレーン本体、2はラチスブームで、該ブーム2
は、クレーン本体1の前方に取付けられる下ブーム2a
と、一段以上の繋ぎブーム2bと、上ブーム2cとから
なる。3はブーム起伏ロープであり、該起伏ロープ3は
クレーン本体1上に搭載されたブーム起伏用ウインチ4
に巻かれ、Aフレーム5に取付けられたシーブブロック
6とブライドル7の各シーブ間で掛け回されている。ブ
ライドル7とブーム2の上端とはペンダントロープ8に
より接続されている。
図3(A)に示すように構成される。この図において、
1はクレーン本体、2はラチスブームで、該ブーム2
は、クレーン本体1の前方に取付けられる下ブーム2a
と、一段以上の繋ぎブーム2bと、上ブーム2cとから
なる。3はブーム起伏ロープであり、該起伏ロープ3は
クレーン本体1上に搭載されたブーム起伏用ウインチ4
に巻かれ、Aフレーム5に取付けられたシーブブロック
6とブライドル7の各シーブ間で掛け回されている。ブ
ライドル7とブーム2の上端とはペンダントロープ8に
より接続されている。
【0003】このようなクレーンにおいて、輸送時には
トレーラ搭載等のためにクレーンの全長を短くして輸送
する必要があるので、ブーム2を繋ぎブーム2bと上ブ
ーム2cとを下ブーム2aより分離し、下ブーム2aは
クレーン本体1に取付けたままで輸送する。
トレーラ搭載等のためにクレーンの全長を短くして輸送
する必要があるので、ブーム2を繋ぎブーム2bと上ブ
ーム2cとを下ブーム2aより分離し、下ブーム2aは
クレーン本体1に取付けたままで輸送する。
【0004】輸送のためのブーム分解時においては、ウ
インチ4の作動により起伏ロープ3を緩め、ブーム2の
上端を着地させる。その後、さらに起伏ロープ3を緩
め、ブライドル7とペンダントロープ8との接続を解
き、ブライドル7を、下ブーム2aの背面の上端部に溶
接されたブラケット30にピン21により連結し、その
後、繋ぎブーム2bと上ブーム2cとを下ブーム2aか
ら外す。
インチ4の作動により起伏ロープ3を緩め、ブーム2の
上端を着地させる。その後、さらに起伏ロープ3を緩
め、ブライドル7とペンダントロープ8との接続を解
き、ブライドル7を、下ブーム2aの背面の上端部に溶
接されたブラケット30にピン21により連結し、その
後、繋ぎブーム2bと上ブーム2cとを下ブーム2aか
ら外す。
【0005】従来はこのブライドル7をブラケット30
との連結の際のピン穴合わせを手作業でのみ行っていた
が、この作業が容易ではないため、ブラケット30とブ
ライドル7のピン孔を容易に合わせるため、本出願人
は、既に実開昭61−46990号公報において、前記
図3(B)および図4に示すブライドル7のガイド装置
を提案した。
との連結の際のピン穴合わせを手作業でのみ行っていた
が、この作業が容易ではないため、ブラケット30とブ
ライドル7のピン孔を容易に合わせるため、本出願人
は、既に実開昭61−46990号公報において、前記
図3(B)および図4に示すブライドル7のガイド装置
を提案した。
【0006】図3(B)および図4に示すブライドルガ
イド装置は、下ブーム2aの上面に溶接されたブラケッ
ト13に、前記ブライドル7接続用ピン孔10を設ける
とともに、該ブラケット13にブライドル用の板状のガ
イド14を軸11を中心として回動可能に取付け、ま
た、該ガイド14とブラケット13との間に、ガイド1
4支持用のステイ12を、その両端をブラケット13と
ガイド14にそれぞれピン15、16で連結して取付け
ていた。一方、ブライドル7の両側部材7aの先端に
は、ブラケット13のピン孔10に合わせてピン付けす
るピン孔17と、ペンダントロープ8のピン孔に合わせ
てピン付けするピン孔18とを設け、かつ両側部材7a
の外面には、軸19を中心として回転自在にローラ20
を取付けている。
イド装置は、下ブーム2aの上面に溶接されたブラケッ
ト13に、前記ブライドル7接続用ピン孔10を設ける
とともに、該ブラケット13にブライドル用の板状のガ
イド14を軸11を中心として回動可能に取付け、ま
た、該ガイド14とブラケット13との間に、ガイド1
4支持用のステイ12を、その両端をブラケット13と
ガイド14にそれぞれピン15、16で連結して取付け
ていた。一方、ブライドル7の両側部材7aの先端に
は、ブラケット13のピン孔10に合わせてピン付けす
るピン孔17と、ペンダントロープ8のピン孔に合わせ
てピン付けするピン孔18とを設け、かつ両側部材7a
の外面には、軸19を中心として回転自在にローラ20
を取付けている。
【0007】このブライドルガイド装置により、ブライ
ドル7をブラケット13にピン付けする場合は、図3
(B)の2点鎖線に示すように、起伏ロープ3を緩めて
いき、ブライドル7をガイド14より前方に位置させた
後、ブライドル7とペンダントロープ8とを連結してい
るピン21を抜き、さらに起伏ロープ3を緩めることに
より、ブライドル7の両側のローラ20をガイド14の
ガイド面14aに沿って転動させながらブライドル7を
自重により前方へと押し出し、ピン孔17、10が一致
した所でピン21により連結する。
ドル7をブラケット13にピン付けする場合は、図3
(B)の2点鎖線に示すように、起伏ロープ3を緩めて
いき、ブライドル7をガイド14より前方に位置させた
後、ブライドル7とペンダントロープ8とを連結してい
るピン21を抜き、さらに起伏ロープ3を緩めることに
より、ブライドル7の両側のローラ20をガイド14の
ガイド面14aに沿って転動させながらブライドル7を
自重により前方へと押し出し、ピン孔17、10が一致
した所でピン21により連結する。
【0008】そして、クレーンをトラック輸送する場合
は、下ブーム2aを水平状態にして図3(A)中22で
示すように、起伏ロープ8を支持しているAフレーム5
を倒して輸送する。
は、下ブーム2aを水平状態にして図3(A)中22で
示すように、起伏ロープ8を支持しているAフレーム5
を倒して輸送する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記クレーンの輸送時
において、ブライドル用ガイド14は、クレーン本体1
の高さHよりも上方へ突出した状態になり、輸送限界高
さ以上になることがある。
において、ブライドル用ガイド14は、クレーン本体1
の高さHよりも上方へ突出した状態になり、輸送限界高
さ以上になることがある。
【0010】また、トラック輸送においては、他の部品
との混載ができるように、あるいはできるだけ小型のト
ラックで済むように高さ寸法はできるだけ小さい方が望
ましい。このため、トラック輸送に際しては、ステイ1
2およびガイド14を外すか、または図3(B)に2点
鎖線で示すように、ピン16を外してガイド14および
ステイ12を下側に付け換えていた。
との混載ができるように、あるいはできるだけ小型のト
ラックで済むように高さ寸法はできるだけ小さい方が望
ましい。このため、トラック輸送に際しては、ステイ1
2およびガイド14を外すか、または図3(B)に2点
鎖線で示すように、ピン16を外してガイド14および
ステイ12を下側に付け換えていた。
【0011】また、クレーンをタワークレーン等に組み
換える場合は、図3(A)に示すように、クレーン本体
1と下ブーム2aとの間に取付けられているラチスブー
ム用バックストップ11を、タワークレーン用のバック
ストップ(図示せず)に組み換える必要があるが、この
組み換えに邪魔にならないように、ステイ12およびガ
イド14を外していた。
換える場合は、図3(A)に示すように、クレーン本体
1と下ブーム2aとの間に取付けられているラチスブー
ム用バックストップ11を、タワークレーン用のバック
ストップ(図示せず)に組み換える必要があるが、この
組み換えに邪魔にならないように、ステイ12およびガ
イド14を外していた。
【0012】更に、ブライドル7を下ブーム2aのブラ
ケット13に結合させる際に、ブライドル7のピン孔1
7とブラケット13のピン孔10との中心軸が一致する
前に、ブライドル7がその手前で停止する場合がある。
これは、起伏ロープ3の左右の部分の張力のアンバラン
ス等が原因である。この場合に、手や補助クレーン等で
ブライドル7を前方に移動させるが、この移動作業に邪
魔にならないように、ステイ12およびガイド14を外
していた。
ケット13に結合させる際に、ブライドル7のピン孔1
7とブラケット13のピン孔10との中心軸が一致する
前に、ブライドル7がその手前で停止する場合がある。
これは、起伏ロープ3の左右の部分の張力のアンバラン
ス等が原因である。この場合に、手や補助クレーン等で
ブライドル7を前方に移動させるが、この移動作業に邪
魔にならないように、ステイ12およびガイド14を外
していた。
【0013】このように、従来装置においては、輸送や
ブーム組み替え等の際に、ピン15、16の着脱作業が
伴うため、労力および時間がかかるという問題点があっ
た。
ブーム組み替え等の際に、ピン15、16の着脱作業が
伴うため、労力および時間がかかるという問題点があっ
た。
【0014】本出願人は、実開昭59−95083号公
報においても、ブライドルをスライドさせて案内する構
造で、ステイとガイドとのピン付け位置を変えることに
より、ガイドの傾斜角度が変えられるものを出願してい
るが、この場合においても、前記各分解、組立作業にお
けるピンの着脱作業が必要になり、労力、時間の面で同
様の問題がある。
報においても、ブライドルをスライドさせて案内する構
造で、ステイとガイドとのピン付け位置を変えることに
より、ガイドの傾斜角度が変えられるものを出願してい
るが、この場合においても、前記各分解、組立作業にお
けるピンの着脱作業が必要になり、労力、時間の面で同
様の問題がある。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、輸送やブーム組み換え時のガイドの姿勢変更作
業における労力および時間を軽減できるクレーン用ブー
ムのブライドルガイド装置を提供することを目的とす
る。
であり、輸送やブーム組み換え時のガイドの姿勢変更作
業における労力および時間を軽減できるクレーン用ブー
ムのブライドルガイド装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、下ブームの上端部背面に一端側が回動可
能に軸支されたブライドル用ガイドと、該ガイドが軸支
された位置よりも下ブームの下端側に一端側が回動可能
に軸支されたガイド支持用のステイと、前記ガイドに設
けられた長穴と、該長穴の一部に設けられた凹部と、前
記ステイに設けられ、前記長穴に摺動可能に嵌合されか
つ前記凹部に係止される係止手段とを有することを特徴
とする。
め、本発明は、下ブームの上端部背面に一端側が回動可
能に軸支されたブライドル用ガイドと、該ガイドが軸支
された位置よりも下ブームの下端側に一端側が回動可能
に軸支されたガイド支持用のステイと、前記ガイドに設
けられた長穴と、該長穴の一部に設けられた凹部と、前
記ステイに設けられ、前記長穴に摺動可能に嵌合されか
つ前記凹部に係止される係止手段とを有することを特徴
とする。
【0017】
【作用】ブライドルを下ブームに取り付ける場合は、ブ
ライドルガイド用のガイドを所定傾斜角度まで起こす。
この角度では、ピン等でなる係止手段が凹部に係止し、
この凹部によりガイドは所定傾斜角度で保持される。次
に、ブライドルをそのガイドに沿わせて自重を利用して
取り付け位置まで移動させ、ブライドルを下ブームに取
り付ける。また、ブライドルを下ブームから外す場合ま
たは外した後等当該装置を使用しない場合は前記係止手
段を凹部から外して係止体を長穴に沿って移動鎖せるこ
とによりガイドを倒しておく。これによりピン等の取り
外し作業を伴わずに当該装置の使用が可能となる。
ライドルガイド用のガイドを所定傾斜角度まで起こす。
この角度では、ピン等でなる係止手段が凹部に係止し、
この凹部によりガイドは所定傾斜角度で保持される。次
に、ブライドルをそのガイドに沿わせて自重を利用して
取り付け位置まで移動させ、ブライドルを下ブームに取
り付ける。また、ブライドルを下ブームから外す場合ま
たは外した後等当該装置を使用しない場合は前記係止手
段を凹部から外して係止体を長穴に沿って移動鎖せるこ
とによりガイドを倒しておく。これによりピン等の取り
外し作業を伴わずに当該装置の使用が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1(A)および(B)は、それぞれ本発明
のクレーン用ブームのブライドルガイド装置の一実施例
の使用状態および不使用状態を示す斜視図である。ま
た、図2(A)および(B)は、それぞれ本実施例にお
けるブライドルのガイドの不使用状態および使用状態を
示す側面図である。図1、図2において、図3、図4と
同じ符号は等価機能を発揮する部品または部分を示す。
説明する。図1(A)および(B)は、それぞれ本発明
のクレーン用ブームのブライドルガイド装置の一実施例
の使用状態および不使用状態を示す斜視図である。ま
た、図2(A)および(B)は、それぞれ本実施例にお
けるブライドルのガイドの不使用状態および使用状態を
示す側面図である。図1、図2において、図3、図4と
同じ符号は等価機能を発揮する部品または部分を示す。
【0019】本発明においては、ステイ12の先端に取
付けたピン16を、ガイド14に設けた長穴22に摺動
自在に嵌合し、その長穴22の中間部に、前記ピン16
を係止させてガイド14の傾斜位置を保持する凹部23
を設けている。
付けたピン16を、ガイド14に設けた長穴22に摺動
自在に嵌合し、その長穴22の中間部に、前記ピン16
を係止させてガイド14の傾斜位置を保持する凹部23
を設けている。
【0020】クレーン輸送に当たり、前記繋ぎブーム2
bを下ブーム2aから離す場合は、ガイド14を図1
(A)、図2(B)に示すように傾斜姿勢をとるように
起こし、ステイ12の一端に設けられたピン16をガイ
ド14の長穴22に設けられた凹部23に係止させてお
く。そして前述のように、ブライドル7をガイド14に
沿って下降させてブラケット13にブライドル7をピン
付けする。
bを下ブーム2aから離す場合は、ガイド14を図1
(A)、図2(B)に示すように傾斜姿勢をとるように
起こし、ステイ12の一端に設けられたピン16をガイ
ド14の長穴22に設けられた凹部23に係止させてお
く。そして前述のように、ブライドル7をガイド14に
沿って下降させてブラケット13にブライドル7をピン
付けする。
【0021】このピン付け作業後、ガイド14を倒す場
合は、ガイド14を一旦起こしてから倒すことにより、
ピン16が凹部23から外れ、ピン16が図1(B)、
図2(A)に示すように、長穴22に沿って長穴22の
一端まで移動する。このようにしてクレーンのトラック
輸送が行われる。
合は、ガイド14を一旦起こしてから倒すことにより、
ピン16が凹部23から外れ、ピン16が図1(B)、
図2(A)に示すように、長穴22に沿って長穴22の
一端まで移動する。このようにしてクレーンのトラック
輸送が行われる。
【0022】このようにクレーンのトラック輸送におい
ては、ピンの取り外し作業を伴わずにクレーンの上限が
本体1の高さ寸法以下となるように抑えることができる
ので、他の部品との混載が容易となり、または小型のト
ラックで済むようになる。
ては、ピンの取り外し作業を伴わずにクレーンの上限が
本体1の高さ寸法以下となるように抑えることができる
ので、他の部品との混載が容易となり、または小型のト
ラックで済むようになる。
【0023】また、クレーンをタワークレーン等に組み
換える場合は、クレーンをトラック輸送する場合と同様
に、ブームを倒してブライドル7を下ブーム2aに固定
し、組み換え作業に邪魔にならないように、図1
(B)、図2(A)に示すように、ガイド14を倒し、
クレーンのタワークレーン等への組み換え作業を行う。
換える場合は、クレーンをトラック輸送する場合と同様
に、ブームを倒してブライドル7を下ブーム2aに固定
し、組み換え作業に邪魔にならないように、図1
(B)、図2(A)に示すように、ガイド14を倒し、
クレーンのタワークレーン等への組み換え作業を行う。
【0024】このようにクレーンのタワークレーン等へ
の組み換え作業においては、ピンの取り外し作業を伴わ
ずに、ガイド14が邪魔にならないように倒すことが可
能となる。
の組み換え作業においては、ピンの取り外し作業を伴わ
ずに、ガイド14が邪魔にならないように倒すことが可
能となる。
【0025】本実施例においては、凹部23が長穴22
の中間部に設けられているので、図2(B)の実線で示
すように、ピン16を凹部23に係止させた状態から、
2点鎖線で示すように、さらに起立させた状態、すなわ
ちブライドル7を前方に押し出す姿勢をとることができ
る。
の中間部に設けられているので、図2(B)の実線で示
すように、ピン16を凹部23に係止させた状態から、
2点鎖線で示すように、さらに起立させた状態、すなわ
ちブライドル7を前方に押し出す姿勢をとることができ
る。
【0026】このため、ブライドル7をブラケット13
に結合する場合に、ブライドル7のピン孔17とブラケ
ット13のブライドル接続用のピン孔10との中心軸が
一致する前に、ブライドル7がその手前で停止した場合
は、ガイド14を図2(B)の2点鎖線のように起こす
ことにより、ピン16が凹部23から外れ、ガイド14
を更に起こすと、ブイライドル7を前方に押し出すこと
ができる。この場合においてもピンの取り外し作業を伴
わずに、ブライドル7をブラケット13に結合すること
ができる。
に結合する場合に、ブライドル7のピン孔17とブラケ
ット13のブライドル接続用のピン孔10との中心軸が
一致する前に、ブライドル7がその手前で停止した場合
は、ガイド14を図2(B)の2点鎖線のように起こす
ことにより、ピン16が凹部23から外れ、ガイド14
を更に起こすと、ブイライドル7を前方に押し出すこと
ができる。この場合においてもピンの取り外し作業を伴
わずに、ブライドル7をブラケット13に結合すること
ができる。
【0027】なお、上記実施例においては、長穴22に
嵌合しかつ凹部23に係止する手段としてピン16を用
いたが、この代わりにローラあるいはステイ12と一体
の突起を用いても良い。
嵌合しかつ凹部23に係止する手段としてピン16を用
いたが、この代わりにローラあるいはステイ12と一体
の突起を用いても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1によれば、輸送やブーム組み換
え時において、ピン等の取り外し作業を伴わずにブライ
ドルの移動用ガイドを起伏させることができるので、ガ
イドの姿勢変更作業における労力および時間を軽減でき
る。
え時において、ピン等の取り外し作業を伴わずにブライ
ドルの移動用ガイドを起伏させることができるので、ガ
イドの姿勢変更作業における労力および時間を軽減でき
る。
【0029】請求項2によれば、ブライドルのピン孔と
下ブーム側ブラケットのピン孔とが一致する前にブライ
ドルの下降が停止した場合、長穴に嵌合されているピン
等をを外すことなくガイドを回動させてブライドルを前
方に押し出すことができ、前記ピン孔の合わせ作業を容
易に行うことができる。
下ブーム側ブラケットのピン孔とが一致する前にブライ
ドルの下降が停止した場合、長穴に嵌合されているピン
等をを外すことなくガイドを回動させてブライドルを前
方に押し出すことができ、前記ピン孔の合わせ作業を容
易に行うことができる。
【図1】(A)、(B)は本発明のブライドルガイド装
置の一実施例の使用状態、不使用状態をそれぞれ示す斜
視図である。
置の一実施例の使用状態、不使用状態をそれぞれ示す斜
視図である。
【図2】(A)、(B)は本実施例のガイドの不使用状
態、使用状態をそれぞれ示す側面図である。。
態、使用状態をそれぞれ示す側面図である。。
【図3】(A)はクレーンをトラック輸送する場合のブ
ームを倒した状態を示す側面図、(B)は従来のブライ
ドルガイド装置を有するクレーンを示す側面図である。
ームを倒した状態を示す側面図、(B)は従来のブライ
ドルガイド装置を有するクレーンを示す側面図である。
【図4】従来のブライドルガイド装置を示す側面図であ
る。
る。
2a 下ブーム 3 起伏ロープ 7 ブライドル 10 、17、18 ピン孔 11 軸 12 ステイ 13 ブラケット 14 ガイド 15、16 ピン 19 軸 20 ローラ 22 長穴 23 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 下ブームの上端部背面に一端側が回動可
能に軸支されたブライドル用ガイドと、該ガイドが軸支
された位置よりも下ブームの下端側に一端側が回動可能
に軸支されたガイド支持用のステイと、前記ガイドに設
けられた長穴と、該長穴の一部に設けられた凹部と、前
記ステイに設けられ、前記長穴に摺動可能に嵌合されか
つ前記凹部に係止される係止手段とを有することを特徴
とするブライドルガイド装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記凹部が前記長穴
の中間部分に設けられていることを特徴とするブライド
ルガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35894291A JPH05186185A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | ブライドルガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35894291A JPH05186185A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | ブライドルガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186185A true JPH05186185A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=18461918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35894291A Pending JPH05186185A (ja) | 1991-12-30 | 1991-12-30 | ブライドルガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05186185A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103663197A (zh) * | 2012-09-26 | 2014-03-26 | 神钢起重机株式会社 | 起重机及起重机的组装方法 |
JP2014065572A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Kobelco Cranes Co Ltd | 起伏部材の案内ブラケット、及びジブの連結方法 |
WO2022163500A1 (ja) * | 2021-01-26 | 2022-08-04 | コベルコ建機株式会社 | 上部スプレッダ案内装置 |
-
1991
- 1991-12-30 JP JP35894291A patent/JPH05186185A/ja active Pending
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