JPH0518616Y2 - - Google Patents

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JPH0518616Y2
JPH0518616Y2 JP20262986U JP20262986U JPH0518616Y2 JP H0518616 Y2 JPH0518616 Y2 JP H0518616Y2 JP 20262986 U JP20262986 U JP 20262986U JP 20262986 U JP20262986 U JP 20262986U JP H0518616 Y2 JPH0518616 Y2 JP H0518616Y2
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refrigerant
tank
stacked
air
evaporator
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、主として自動車用空気調和装置に用
いられる積層型エバポレータに関する。
(従来の技術) 最近の積層型エバポレータには、スペース的に
有効な片タンク式のものが多用されるようになつ
ている(例えば、実開昭52−150063号公報等参
照)。
この片タンク式積層型エバポレータには、内部
を流れる冷媒の流れ状態から、Uターン式のもの
(第2図参照)とバーチカル式のもの(第4図参
照)がある。
Uターン式の積層型エバポレータの構造を説明
すれば、第3図に示すようなチユーブシート1を
用いたもので、このチユーブシート1には一端に
二つのタンク構成部2a,2bが、中央に仕切壁
3aによつて形成されたU字状の凹部3が形成さ
れ、このタンク構成部2a,2bと凹部3とは相
互に連通されている。このチユーブシート1は2
枚合体することにより扁平チユーブ4を形成する
ようになつており、この扁平チユーブ4は一端に
タンク部5を有し、このタンク部5はU字状の冷
媒通路6により連通されている。このような扁平
チユーブ4をコルゲートフイン7を介して多数積
層することにより積層型エバポレータのクーラコ
アCを形成している。
そして前記タンク部5には有底筒状をした入口
側アダプタ8と出口側アダプタ9を介装してあ
り、この入口側アダプタ8から流入した冷媒は、
この入口側アダプタ8の底部近傍に開設された開
口10より前方タンク部5aに流入し、つぎにU
字状冷媒通路6を通つて後方タンク部5bに入
り、出口側アダプタ9に開設された開口11より
この出口側アダプタ9内に集められて流出するよ
うになつている。
なお、図中12は出入口の各アダプタ8,9に
開設された貫通口であり、この貫通口12により
冷媒はこのアダプタ8,9に邪魔されることなく
流通し得るようになつている。
第4図はバーチカル式の積層型エバポレータで
あり、チユーブシート1を合体させて構成してい
る点は前記第2図のものと同様である。
しかし、この積層型エバポレータのクーラコア
Cは前方タンク部5aの両アダプタ8,9間に仕
切板13を有し、後方タンク部5bに設けた入口
側アダプタ8と出口側アダプタ9が前記仕切版1
3により仕切られた前方タンク5a,5aにそれ
ぞれに連通している点が相違している。
このようなクーラコアCの積層型エバポレータ
では、入口側アダプタ8から流入した冷媒は、前
方タンク部5aに直接流入し、つぎに、大部分の
冷媒は、U字状の冷媒通路6を通り、またその一
部は貫通口12,12を通つて後方タンク部5b
に入る。そしてU字状の冷媒通路6を経て前方タ
ンク部5aに入り、この前方タンク部5aよりこ
の出口側アダプタ9に流入してクーラコアC外に
流出するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前記Uターン式のものにあつては、所
定の流通面積を有する入口側アダプタ8から流入
した冷媒が前方タンク5a及び多数のU字状の冷
媒通路6を流れることになるため、流通面積の変
化が大きく、このクーラコアC内での冷媒の流速
が遅くなり、この冷媒中に含まれるオイルのコン
プレツサへの戻り量が低減し、潤滑不足になる虞
れがある。
また前記バーチカル式のものは、タンク部5a
が仕切板13により左右に分けられているので、
冷媒はまず前方タンク5aの図上左半分に流れて
冷媒通路6に入り熱交換作用を行なう。つぎにこ
のある程度熱交換した後の冷媒が後方タンク5b
を通つて冷媒通路6に流入して熱交換作用を行な
うことになる。
このため、この積層型エバポレータでは左半分
と右半分で流れる冷媒が相違することになるの
で、吹出し空気の温度分布が均一になりにくく、
温度バランスが悪くなる。しかもこの積層型エバ
ポレータでは、クーラコアCの内部構造が複雑に
なるので、コスト的にも不利となる虞れがある。
また、前述したいずれの積層型エバポレータ
も、扁平チユーブ4,4間の空気通路は空気流入
側から流出側に至るまで連続した一本の連通路と
なつているので、途中で生じた凝縮水はこの連通
路内を空気流によつて圧送され、風下端から流出
することになる。
本考案は、上述した従来技術に伴う欠点、問題
点を解決するためになされたもので、冷媒中に含
まれているオイルの戻りがよく、吹出し空気の温
度も均一で、排水性の良い優れた積層型エバポレ
ータを提供する目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、空気
の流れ方向に所定の幅を有しかつ一端に形成した
タンク部とU字状の冷媒流路とを連通してなる扁
平チユーブを多数積層するとともに、各扁平チユ
ーブのタンク部を相互に連通することによりクー
ラコアを形成してなる積層型エバポレータにおい
て、前記扁平チユーブの冷媒通路をW字状の冷媒
通路とし、かつこの冷媒通路によつて形成された
空気の流れ方向前方側の冷却部と後方側の冷却部
との間に切欠きを設けることにより排水部を形成
したことを特徴とするものである。
(作用) このようにすれば、冷媒通路が従来のものより
流路面積が小さくなり、内部を流通する冷媒の流
速が速くなり、それだけオイルの戻り量が多くな
る。また中間に排水部分が形成されることになる
ので、排水性が向上するのみでなく、空気の流れ
方向の上流側の冷却部で冷却した空気を下流側の
冷却部で再度冷却することになるので、冷却性能
がさらに向上することになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照にし
て説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す積層型エバポ
レータの要部斜視図であり、第2〜4図に示す部
材と共通する部材には同一符号を付してある。
この積層型エバポレータ30を構成するための
チユーブシート1は、空気の流れ方向(白ぬき矢
印)に所定の幅l(この幅lは前述した積層型エ
バポレータの幅と同一である)を有し、一端に三
つのタンク構成部5a,5b,5cが形成され、
このタンク構成部5a,5b,5cは2本の仕切
壁3aのためにW字状とされた凹部3により連通
され冷媒通路6が形成されている。
このように幅lが同一でW字状の凹部3を有す
るチユーブシート1を用いて扁平なチユーブ4を
構成すれば、このW字状の冷媒通路6の長さは前
述したU字状の冷媒通路の略2倍となり、その結
果流路断面積は略1/2となることから、このW字
状の冷媒通路6を流れる冷媒の流速はU字状の冷
媒通路に比し略2倍となる。
したがつて、この積層型エバポレータ内にオイ
ルは溜らず、流れに押し流されて殆んどコンプレ
ツサに帰還することになり、オイル不足により生
じる種々の不具合の発生を防止することができ
る。
また、この積層型エバポレータは前記扁平チユ
ーブ4をコルゲートフイン7を介して多数積層す
るとともに前記各扁平チユーブ4のタンク部5を
相互に連通してクーラコアCを形成しているが、
このクーラコアCでは空気の流れ方向前方側の冷
却部31と後方側の冷却部32との間に切欠きを
設け、この切欠きにより形成される空間部分によ
り凝縮水を排水する排水部33を形成している。
このようにすれば、前方の冷却部31で冷却
し、前記排水部33で凝縮水を除去した空気を、
後方の冷却部32に導き、これをさらに冷却する
ようにしているので、この積層型エバポレータの
冷却性能を高めることができるのみならず、凝縮
水の排水性も良好なものにすることもできる。
この積層型エバポレータ30には、前記前方タ
ンク部5aと中央タンクア部5cと後方タンク部
5bが形成されかつこの前方タンク部5aには出
口管34が、後方タンク部5bには入口管35が
連設され、空気の流れ方向に対し直行する方向か
ら冷媒を流入流出するようにしている。
次に作用を説明する。
入口管35よりクーラコアC内に流入した冷媒
は比較的細い冷媒通路6を通るので、澱みを生じ
ることなく高速で流れる。
この場合、チユーブシート1のタンク構成部等
が内部に仕切壁状に多数突出した構造のタンク5
であつても、冷媒の流速が速く、確実にタンクの
端部まで流れることになり、このタンク内に澱み
が生じたり、偏流することもなく円滑に流れる。
この冷媒は各扁平チユーブ4の冷媒通路6を通
つている間に空気と熱交換して蒸発し、ガス化す
るが、このガス冷媒は出口管34より流出する。
特に、本実施例では前方冷却部31と後方冷却
部32との間に排水部33が設けられているの
で、前記前方冷却部31で冷却されかつ凝縮水が
排水部33で除去された空気が後方冷却部32に
流入するので、この後方冷却部32でさらに冷却
して吹き出すことができ、冷却性能が著じるしく
向上し、しかも前記排水部33は熱交換した後の
空気がミツクスされるスペースとなるので吹出し
空気の温度も略均一になるというメリツトもあ
る。
なお、上述した実施例は、出入口管を用いて冷
媒を積層型エバポレータの側方から流入させるよ
うにしたものであるが、本考案は、このようなも
ののみでなく、例えば第2〜4図に示すように入
口側アダプタ、出口側アダプタを用いて、冷媒の
流れと空気の流れとを対向流となるようにしても
よく、このようにすれば、一層冷却効率が向上す
ることになる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、所定の
幅を保持しつつ前記扁平チユーブのU字状冷媒通
路を2つ連設してW字状の冷媒通路とし、かつこ
の各U字状冷媒通路相互間に切欠き部を形成した
ため、冷媒通路が従来のものより流路面積が小さ
くなり、内部を流通する冷媒の流速が速くなり、
それだけコンプレツサへのオイルの戻り量が多く
なる。また中間に排水部分が形成されることにな
るので、凝縮水の排水性が向上するのみでなく、
空気の流れ方向の上流側の冷却部で冷却した空気
を下流側の冷却部で再度冷却することになるの
で、冷却性能がさらに向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す積層型エバポ
レータの要部斜視図、第2図は従来の積層型エバ
ポレータを示す概略斜視図、第3図は従来の積層
型エバポレータのチユーブシートを示す正面図、
第4図は従来の他の積層型エバポレータを示す概
略斜視図である。 4……扁平チユーブ、5……タンク部、6……
冷媒流路、30……積層型エバポレータ、31,
32……冷却部、33……排水部、C……クーラ
コア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気の流れ方向に所定の幅lを有しかつ一端に
    形成したタンク部5とU字状の冷媒流路とを連通
    してなる扁平チユーブ4を多数積層するととも
    に、各扁平チユーブ4のタンク部5を相互に連通
    することによりクーラコアCを形成してなる積層
    型エバポレータにおいて、前記扁平チユーブ4の
    冷媒通路6をW字状の冷媒通路とし、かつこの冷
    媒通路6によつて形成される空気の流れ方向前方
    側の冷却部31と後方側の冷却部32との間に切
    欠きを設けることにより排水部33を形成したこ
    とを特徴とする積層型エバポレータ。
JP20262986U 1986-12-27 1986-12-27 Expired - Lifetime JPH0518616Y2 (ja)

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JP20262986U JPH0518616Y2 (ja) 1986-12-27 1986-12-27

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JPS63109876U JPS63109876U (ja) 1988-07-15
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