JP2004144395A - 冷媒蒸発器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく良好な温度分布を得ることができる安価な冷媒蒸発器を提供すること。
【解決手段】連通部17,18は、一方の熱交換部2の上タンク部6とこの上タンク部6に隣接する他方の熱交換部1の上タンク部5との間、及び、一方の熱交換部2の下タンク部8とこの下タンク部8に隣接する他方の熱交換部1の下タンク部7との間に、それぞれ形成される。冷媒は、連通部17,18及び流路変更板13等により、一方の熱交換部2の下タンク部8から他方の熱交換部1の上タンク部5へと導かれ、また、一方の熱交換部2の各垂直チューブ部4内部を流れる冷媒の流れ方向と、各垂直チューブ部4に隣接する他方の熱交換部1の垂直チューブ部3内部を流れる冷媒の流れ方向とが大部分の垂直チューブ部3,4において一致する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒蒸発器、詳しくは、車両用空調装置などの冷凍サイクルの構成部品として使用され、減圧手段から流入した気液二相状態の冷媒と空気とを熱交換させて冷媒を蒸発気化させ、空気を冷却する冷媒蒸発器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図9に示すような冷媒蒸発器が提案されている(特許文献1参照)。この冷媒蒸発器は、空気の流れ方向と直交するよう配置され、複数の垂直チューブ部3,4とこれら垂直チューブ部3,4の両端に形成される上タンク部5,6及び下タンク部7,8とを有する熱交換部(図9では、風上側熱交換部1及び風下側熱交換部2)を空気の流れ方向に複数配置し、各上タンク部5,6及び各下タンク部7,8の内部に冷媒の流路を変更させるための仕切板すなわち流路変更板14,16を配設して各熱交換部1,2内部で冷媒を蛇行して流すようにし、さらに、風下側熱交換部2から風上側熱交換部1へ冷媒を導くために、上タンク部5,6間に連通部17を設けている。図10は、この冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図であり、風下側熱交換器2の冷媒流入口11から上タンク部6内に流入した冷媒は、流路変更板10により上タンク部6内から垂直チューブ群I内を通って下タンク部8内へと下降し、次に下タンク部8内から垂直チューブ群II内を通って上タンク部6内へと上昇し、次に上タンク部6内から連通路17を経て風上側熱交換部1の上タンク部5内へと移り、次に流路変更板9により上タンク部5内から垂直チューブ群III内を通って下タンク部7内へと下降し、次に下タンク部7内から垂直チューブ群IV内を通って上タンク部5内へと上昇し、上タンク部5の冷媒流出口12から流出する。さらに、この冷媒蒸発器は、下タンク部7,8の内部に、絞り穴を有する絞り板30を複数配設し、これらの絞り板30によって垂直チューブ部3,4内を上昇する冷媒の冷媒分布を任意に設定することによって冷媒蒸発器から吹出される空気の温度分布を均一化するようにしている。
【0003】
また、従来から、図11に示すような冷媒蒸発器が提案されている(特許文献2参照)。この冷媒蒸発器は、図9に示した冷媒蒸発器と同様、空気の流れ方向と直交するよう配置され、複数の垂直チューブ部3,4とこれら垂直チューブ部3,4の両端に形成される上タンク部5,6及び下タンク部7,8とを有する熱交換部(図11では、風上側熱交換部1及び風下側熱交換部2)を空気の流れ方向に複数配置し、各上タンク部5,6及び各下タンク部7,8の内部に冷媒の流路を変更させるための仕切板すなわち流路変更板(図示せず)を配設して各熱交換部1,2内部で冷媒を蛇行して流すようにし、さらに、風下側熱交換部2から風上側熱交換部1へ冷媒を導くために、エンドプレート31、サイドプレート32間に連通部33を設けている。図12は、この冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図であり、風下側熱交換器2の冷媒流入口11から下タンク部8内に流入した冷媒は、流路変更板34により下タンク部8内から垂直チューブ群I内を通って上タンク部6内へと上昇し、次に上タンク部6内から垂直チューブ群II内を通って下タンク部8内へと下降し、次に下タンク部8内から連通部33を経て風上側熱交換部1の上タンク部5内へと移り、次に流路変更板35により上タンク部5内から垂直チューブ群III内を通って下タンク部7内へと下降し、次に下タンク部7内から垂直チューブ群IV内を通って上タンク部5内へと上昇し、上タンク部5の冷媒流出口12から流出する。この冷媒蒸発器は、風下側熱交換部2の各垂直チューブ部4内部を流れる冷媒の流れ方向と、これら各垂直チューブ4に隣接する風上側熱交換部1の垂直チューブ部3内部を流れる冷媒の流れ方向とを一致させることによって、風上側熱交換部1の空気の冷えにくい箇所と風下側熱交換部の空気の冷えにくい箇所同士が重なり合わないようにし、冷媒蒸発器から吹出される空気の温度分布を均一化するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−74388公報(図1、図2)
【特許文献2】
特開平9−170850号公報(図1、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載の冷媒蒸発器は、良好な温度分布を得るために、多くの絞り板30を用意する必要があり部品点数が増加するとともに絞り穴の寸法設定が容易でなく、また、絞り板の組付管理をする必要がある。
【0006】
また、特許文献2記載の冷媒蒸発器は、エンドプレート31とサイドプレート32を追加して連通部33を形成しなければならないため、部品点数が増加し、コスト高になる。
【0007】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、部品点数を増加させることなく良好な温度分布を得ることができる安価な冷媒蒸発器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る冷媒蒸発器は、空気の流れ方向と直交するよう配置される冷媒蒸発器であって、空気の流れ方向に複数の熱交換部を備えるとともに、隣り合う一方の熱交換部から他方の熱交換部へ冷媒を導くための連通部を備え、各熱交換部は、複数の垂直チューブ部とこれら垂直チューブ部の両端に形成される上タンク部及び下タンク部とを有するとともに上タンク部及び下タンク部内部に流路変更板を備え、連続した冷媒通路を形成する冷媒蒸発器において、前記連通部は、空気の流れ方向に隣り合う2つの熱交換部において、一方の熱交換部の上タンク部とこの上タンク部に隣接する他方の熱交換部の上タンク部との間、及び、前記一方の熱交換部の下タンク部とこの下タンク部に隣接する前記他方の熱交換部の下タンク部との間に、それぞれ形成され、冷媒は、前記連通部及び前記流路変更板により、前記一方の熱交換部の上タンク部から前記他方の熱交換部の下タンク部へと導かれ、又は、前記一方の熱交換部の下タンク部から前記他方の熱交換部の上タンク部へと導かれ、また、前記一方の熱交換部の各垂直チューブ部内部を流れる冷媒の流れ方向と、該各垂直チューブ部に隣接する前記他方の熱交換部の垂直チューブ内部を流れる冷媒の流れ方向とが大部分の垂直チューブ部において一致することを特徴とする。
【0009】
請求項1に係る冷媒蒸発器によると、一方の熱交換部の上タンク部と他方の熱交換部の上タンク部との間を連通部によって連通させるとともに一方の熱交換部の下タンク部と他方の熱交換部の下タンク部との間を他の連通部によって連通させるようにし、かつ、連通部及び流路変更板により、冷媒を一方の熱交換部の上タンク部から他方の熱交換部の下タンク部へと導き、又は、一方の熱交換部の下タンク部から他方の熱交換部の上タンク部へと導き、また、一方の熱交換部の各垂直チューブ部内部を流れる冷媒の流れ方向と、これら各垂直チューブ部に隣接する他方の熱交換部の垂直チューブ部内部を流れる冷媒の流れ方向とを大部分の垂直チューブ部において一致させるようにしたため、部品点数を増加させることなく温度分布の均一化を図ることができる。換言すると、請求項1に係る冷媒蒸発器によると、上タンク部同士及び下タンク部同士をそれぞれ連通させたことによって、部品点数の増加を招かなくなるとともに、冷媒を一方の熱交換部の下タンク部から他方の熱交換部の上タンク部へと導き、又は、一方の熱交換部の上タンク部から他方の熱交換部の下タンク部へと導くことが可能になり、この結果、特許文献2記載の発明と同様、一方の熱交換部の各垂直チューブ内部を流れる冷媒の流れ方向と、これら各垂直チューブに隣接する他方の熱交換部の垂直チューブ部内を流れる冷媒の流れ方向とを大部分の垂直チューブ部において一致させることが可能になり、この冷媒の流れ方向の一致により、一方の熱交換部の空気の冷えにくい箇所と他方の熱交換部の空気の冷えにくい箇所同士が重なり合わないようになり、冷媒蒸発器から吹出される空気の温度分布を均一化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る冷媒蒸発器の要部を概略的に表した斜視図を示す。
【0012】
本実施形態に係る冷媒蒸発器の基本的構成は、特許文献1記載の冷媒蒸発器と同様であり、空気の流れ方向と直交するよう配置され、空気の流れ方向に複数の熱交換部(風上側熱交換部1及び風下側熱交換部2)を配置して構成される。
【0013】
各熱交換部1,2は、複数の垂直チューブ部3,4とこれら垂直チューブ部3,4の両端に形成される上タンク部5,6及び下タンク部7,8とを有する。各熱交換部1,2における隣り合う垂直チューブ部3と3及び4と4の間には、チューブ部3,4内部の冷媒と外部の空気との熱交換を促進するための冷却フィン9,10が配設されている。風下側熱交換部2の上タンク部6には冷媒流入口11が形成され、風上側熱交換部1の上タンク部5には冷媒流出口12が形成されている。
【0014】
風下側熱交換部2の下タンク部8の内部には、下タンク部8内部の冷媒を上タンク部6内部へ導くための流路変更板13を配設し、また、上タンク部6の内部にも、上タンク部6内部の冷媒を下タンク部8内部へ導くための流路変更板14A,14Bを配設しており、これらの流路変更板13,14A,14Bにより、風下側熱交換部2内部において冷媒は蛇行して流れるようになる。同様に、風上側熱交換部1の下タンク部7内部には、下タンク部7内部の冷媒を上タンク部5内部へ導くための流路変更板15を配設し、また、上タンク部5の内部にも、上タンク部5内部の冷媒を下タンク部7内部へ導くための流路変更板16を配設しており、これらの流路変更板15,16により、風上側熱交換部1内部において冷媒は蛇行して流れるようになる。風下側熱交換部2の下タンク部8の長手方向中央部の流路変更板13と風上側熱交換部1の上タンク部5の長手方向中央部の流路変更板14Aは、空気の流れ方向と直交する左右方向(上下タンク部5,6,7,8の長手方向)において略同じ位置に設定されており、また、風下側熱交換部2の上タンク部6の最も冷媒下流側(図1の右端側)に位置する流路変更板14Bと、風上側熱交換部1の下タンク部7の最も冷媒上流側(図1の右端側)に位置する流路変更板15は、上下タンク部5,6,7,8の長手方向において略同じ位置に設定されている。
【0015】
風下側熱交換部2の上タンク部6の冷媒下流側の端部と、この上タンク部6の端部に隣接する風上側熱交換部1の上タンク部5の冷媒上流側の端部との間は、図3に示すように連通部17によって連通されている。ここで、風下側熱交換部2の上タンク部6の冷媒下流側の端部は、上記流路変更板14Bから非冷媒入口側の端(冷媒下流端)までの間のタンク部分である。また、風上側熱交換部1の下タンク部7の冷媒下流側の端部と、この下タンク部7の端部に隣接する風下側熱交換部2の下タンク部8の冷媒上流側(図1の右端側)の端部との間も、図3に示すように連通部18によって連通されている。ここで、風上側熱交換部1の下タンク部7の冷媒下流側の端部は、上記流路変更板15から非冷媒出口側の端(冷媒上流端)までの間のタンク部分である。
【0016】
図2は、上記のように構成される冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図を示す。
【0017】
図2に示すように、風下側熱交換器2の冷媒流入口11から上タンク部6内に流入した冷媒は、流路変更板14Aにより上タンク部6内から垂直チューブ群I内を通って下タンク部8内へと下降し、次に流路変更板13により下タンク部8内から垂直チューブ群II内を通って上タンク部6内へと上昇し、次に流路変更板14Bにより上タンク部6内から垂直チューブ群III内を通って下タンク部8内へと下降する。下タンク部8内に下降してきた冷媒は、下タンク部8側の連通部18を介して風上側熱交換部1の下タンク部7内へと移った後風上側熱交換部1の垂直チューブ群V内を通って上タンク部5へと上昇するとともに、流路変更板14Bにより風下側熱交換部2の垂直チューブ群IV内を通って上タンク部6内へと上昇した後上タンク部6側の連通部17を介して風上側熱交換部1の上タンク部5内へと移る。風下側熱交換部2の下タンク部8内から風上側熱交換部1の上タンク部5内へと導かれてきた冷媒は、今度は風上側熱交換部1において流路変更板16により上タンク部5内から垂直チューブ群VI内を通って下タンク部7内へと下降し、次に下タンク部7内から垂直チューブ群VII内を通って上タンク部5内へと上昇し、上タンク部5の冷媒流出口12から流出する。
【0018】
図4は、上述したような流れ方向をもち風下側熱交換部2及び風上側熱交換部1の垂直チューブ部3,4内部を流れる冷媒によって形成される温度分布の説明図である。
【0019】
図4に示すように、気液二相の冷媒が下タンク部7,8から上タンク部5,6へ上昇する場合には、液体成分の方が気体成分よりも慣性が大きく下流側に流れ易いため上流側の上部において空気が冷えにくい箇所(図4において、白抜きで示した部分19A,19Bに対応し、図4における網掛け部分は空気の冷え易い箇所を表している。)が発生し易く、また、冷媒が上タンク部5,6から下タンク部7,8へ下降する場合には、液体成分がその重量により上流側から下降し易いため下流側の下部において空気が冷えにくい箇所20A,20Bが発生し易くなる。
【0020】
しかしながら、本実施形態では、図4における左端から右端に向かって冷媒が流れる風下側熱交換部2における各垂直チューブ群II,III,IVの冷媒の流れ方向と、これらの垂直チューブ群II,III,IVに対応する風上側熱交換部1における垂直チューブ群V,VI,VIIの冷媒の流れ方向を一致させていることから、空気の流れに対し、風下側熱交換部2における空気の冷えにくい箇所19A,20Aと風上側熱交換部1における空気の冷え易い箇所とが重なり合い、また、風上側熱交換部1における空気の冷えにくい箇所19B,20Bと風下側熱交換部2における空気の冷え易い箇所とが重なり合うようになる。このため、冷媒蒸発器全体として、空気の冷え易い箇所と冷えにくい箇所の偏りが緩和されるようになり、温度分布の均一化が図られる。
【0021】
図5は、他の実施形態に係る冷媒蒸発器、つまり、垂直チューブ部3,4の数が少ない冷媒蒸発器における冷媒の流れを示しており、この冷媒蒸発器では、垂直チューブ群I,II,III,IV,Vに対し図示するように流路変更板21,22,23を配置することによって上述した実施形態と同様な温度分布の均一化を図ることができる。
【0022】
図6は、さらに他の実施形態に係る冷媒蒸発器、つまり、冷媒流入口11を風下側熱交換器2の下タンク部8に設けた冷媒蒸発器における冷媒の流れを示しており、この冷媒蒸発器では、垂直チューブ群I,II,III,IV,Vに対し図示するように流路変更板24,25,26,27を配置することによって上述した実施形態と同様な温度分布の均一化を図ることができる。
【0023】
図7は、風上側熱交換部1の上タンク部5及び下タンク部7の一部と風下側熱交換部2の上タンク部6及び下タンク部8の一部と風上側熱交換部1の垂直チューブ部3と風下側熱交換部2の垂直チューブ部4とを同時に形成する一対の成形プレート28,29を示している。この種の一対の成形プレート28,29を複数組み合わせて構成されるいわゆるドロンカップタイプの冷媒蒸発器においては、図8に示すように、一対の成形プレート28,29の合せ面における、風上側熱交換部1の上タンク部5と風下側熱交換部2の上タンク部6との間、及び、風上側熱交換部1の下タンク部7と風下側熱交換部2の下タンク部8との間に、それぞれ連通部17,18を形成することができる。
【0024】
以上説明したように、各実施形態に係る冷媒蒸発器は、空気の流れ方向と直交するよう配置される冷媒蒸発器であって、空気の流れ方向に複数の熱交換部1,2を備えるとともに、隣り合う一方の熱交換部2から他方の熱交換部1へ冷媒を導くための連通部17,18を備え、各熱交換部17,18は、複数の垂直チューブ部3,4とこれら垂直チューブ部3,4の両端に形成される上タンク部5,6及び下タンク部7,8とを有するとともに上タンク部5,6及び下タンク部7,8内部に流路変更板13,14A,14B,15,16等を備え、連続した冷媒通路を形成する冷媒蒸発器において、連通部17,18は、空気の流れ方向に隣り合う2つの熱交換部1,2において、一方の熱交換部2の上タンク部6とこの上タンク部6に隣接する他方の熱交換部1の上タンク部5との間、及び、一方の熱交換部2の下タンク部8とこの下タンク部8に隣接する他方の熱交換部1の下タンク部7との間に、それぞれ形成され、冷媒は、連通部17,18及び流路変更板13,14A,14B,15,16等により、一方の熱交換部2の上タンク部6から他方の熱交換部1の下タンク部7へと導かれ、又は、一方の熱交換部2の下タンク部8から他方の熱交換部1の上タンク部5へと導かれ、また、一方の熱交換部2の各垂直チューブ部4内部を流れる冷媒の流れ方向と、各垂直チューブ部4に隣接する他方の熱交換部1の垂直チューブ部3内部を流れる冷媒の流れ方向とが大部分の垂直チューブ部3,4において一致する。
【0025】
本実施形態に係る冷媒蒸発器によると、一方の熱交換部2の上タンク部6と他方の熱交換部1の上タンク部5との間を連通部17によって連通させるとともに一方の熱交換部2の下タンク部8と他方の熱交換部1の下タンク部7との間を他の連通部18によって連通させるようにし、かつ、連通部17,18及び流路変更板13,14A,14B,15,16等により、冷媒を一方の熱交換部2の上タンク部6から他方の熱交換部1の下タンク部7へと導き、又は、一方の熱交換部2の下タンク部8から他方の熱交換部1の上タンク部5へと導き、また、一方の熱交換部2の各垂直チューブ部4内部を流れる冷媒の流れ方向と、これら各垂直チューブ部4に隣接する他方の熱交換部1の垂直チューブ部3内部を流れる冷媒の流れ方向とを大部分の垂直チューブ部3,4において一致させるようにしたため、部品点数を増加させることなく温度分布の均一化を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の冷媒蒸発器によると、部品点数を増加させることなく温度分布の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る冷媒蒸発器の要部を概略的に表した斜視図である。
【図2】同冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図である。
【図3】同冷媒蒸発器の断面図である。
【図4】同冷媒蒸発器の温度分布の説明図である。
【図5】他の実施形態に係る冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図である。
【図6】さらに他の実施形態に係る冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図である。
【図7】いわゆるドロンカップタイプの冷媒蒸発器における一対の成形プレートの分解斜視図である。
【図8】片方の成形プレートの側面図である。
【図9】従来の冷媒蒸発器の概略斜視図である。
【図10】同冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図である。
【図11】従来からの他の冷媒蒸発器の概略斜視図である。
【図12】同冷媒蒸発器における冷媒の流れの説明図である。
【符号の説明】
1,2  熱交換部
3,4  垂直チューブ部
5,6  上タンク部
7,8  下タンク部
13,14A,14B,15,16,21〜27  流路変更板
17,18  連通部

Claims (1)

  1. 空気の流れ方向と直交するよう配置される冷媒蒸発器であって、空気の流れ方向に複数の熱交換部を備えるとともに、隣り合う一方の熱交換部から他方の熱交換部へ冷媒を導くための連通部を備え、各熱交換部は、複数の垂直チューブ部とこれら垂直チューブ部の両端に形成される上タンク部及び下タンク部とを有するとともに上タンク部及び下タンク部内部に流路変更板を備え、連続した冷媒通路を形成する冷媒蒸発器において、
    前記連通部は、空気の流れ方向に隣り合う2つの熱交換部において、一方の熱交換部の上タンク部とこの上タンク部に隣接する他方の熱交換部の上タンク部との間、及び、前記一方の熱交換部の下タンク部とこの下タンク部に隣接する前記他方の熱交換部の下タンク部との間に、それぞれ形成され、
    冷媒は、前記連通部及び前記流路変更板により、前記一方の熱交換部の上タンク部から前記他方の熱交換部の下タンク部へと導かれ、又は、前記一方の熱交換部の下タンク部から前記他方の熱交換部の上タンク部へと導かれ、
    また、前記一方の熱交換部の各垂直チューブ部内部を流れる冷媒の流れ方向と、該各垂直チューブ部に隣接する前記他方の熱交換部の垂直チューブ部内部を流れる冷媒の流れ方向とが大部分の垂直チューブ部において一致することを特徴とする冷媒蒸発器。
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