JPH05186085A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JPH05186085A JPH05186085A JP4000700A JP70092A JPH05186085A JP H05186085 A JPH05186085 A JP H05186085A JP 4000700 A JP4000700 A JP 4000700A JP 70092 A JP70092 A JP 70092A JP H05186085 A JPH05186085 A JP H05186085A
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- JP
- Japan
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- paper
- thickness
- sheet
- roller
- nip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙の厚さに応じて自動的にニップ圧を変え
ることにより、用紙に適切な搬送力を与え、ローラ痕の
発生を防止する。 【構成】 厚さがS1 以下の薄物用紙11aの場合に
は、駆動ローラ14に対しては、アイドラローラ15の
自重のみが加わり、その自重による搬送力により薄物用
紙11aが搬送される。用紙の厚さがS1 より厚くなる
と、アイドラローラ15が上方に押し上げられ、その結
果、軸17とともに長穴ベアリング18がニップばね2
2の弾性力に抗してベアリングガイドフレーム20に案
内されながら上方に移動する。これにより駆動ローラ1
4に対しては、アイドラローラ15の自重とともにニッ
プばね22の弾性力が加わることとなり、厚い用紙はそ
の厚さに応じた強い搬送力で送られる。
ることにより、用紙に適切な搬送力を与え、ローラ痕の
発生を防止する。 【構成】 厚さがS1 以下の薄物用紙11aの場合に
は、駆動ローラ14に対しては、アイドラローラ15の
自重のみが加わり、その自重による搬送力により薄物用
紙11aが搬送される。用紙の厚さがS1 より厚くなる
と、アイドラローラ15が上方に押し上げられ、その結
果、軸17とともに長穴ベアリング18がニップばね2
2の弾性力に抗してベアリングガイドフレーム20に案
内されながら上方に移動する。これにより駆動ローラ1
4に対しては、アイドラローラ15の自重とともにニッ
プばね22の弾性力が加わることとなり、厚い用紙はそ
の厚さに応じた強い搬送力で送られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一対のローラ等の回転運
動により用紙を搬送させる用紙搬送装置に係わり、特に
厚さの異なる複数種の用紙を搬送するための用紙搬送装
置に関する。
動により用紙を搬送させる用紙搬送装置に係わり、特に
厚さの異なる複数種の用紙を搬送するための用紙搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機においては、複写用紙は
給紙部から本体内の画像形成部へ搬送され、この画像形
成部において画像が転写され、その後転写画像が定着さ
れた後、そのまま排出トレイへ排出される。
給紙部から本体内の画像形成部へ搬送され、この画像形
成部において画像が転写され、その後転写画像が定着さ
れた後、そのまま排出トレイへ排出される。
【0003】ところで、近年、大型サイズの用紙に複写
を行う大型複写機の開発が盛んになっている。この大型
複写機では、後処理装置として、画像を形成した後の用
紙を折り畳むための紙折り装置が連結されている。この
紙折り装置では、前工程の複写機から搬送されてきた用
紙を、所定の大きさに折り畳んだ後、排出トレイへ排出
するようになっている。
を行う大型複写機の開発が盛んになっている。この大型
複写機では、後処理装置として、画像を形成した後の用
紙を折り畳むための紙折り装置が連結されている。この
紙折り装置では、前工程の複写機から搬送されてきた用
紙を、所定の大きさに折り畳んだ後、排出トレイへ排出
するようになっている。
【0004】図6は、このような紙折り装置の排出部に
おける用紙搬送装置の従来の構成を表すものである。
おける用紙搬送装置の従来の構成を表すものである。
【0005】この用紙搬送装置においては、上部ガイド
部材2および下部ガイド部材3により用紙1の搬送径路
が形成されている。下部ガイド部材3側には駆動ローラ
4、上部ガイド部材2側には駆動ローラ4に対向してア
イドラローラ5がそれぞれ配設されている。駆動ローラ
4の軸(シャフト)6は図示しないフレームの穴部に支
持されており、図示しないモータにより図に矢印Aで示
す方向に回転駆動される。アイドラローラ5の軸7は図
示しないフレームに支持されるとともに、両端部8a、
8bがそれぞれ上部ガイド部材2に固定されたニップば
ね8により、駆動ローラ4側に所定の圧力をもって弾性
的に付勢されている。
部材2および下部ガイド部材3により用紙1の搬送径路
が形成されている。下部ガイド部材3側には駆動ローラ
4、上部ガイド部材2側には駆動ローラ4に対向してア
イドラローラ5がそれぞれ配設されている。駆動ローラ
4の軸(シャフト)6は図示しないフレームの穴部に支
持されており、図示しないモータにより図に矢印Aで示
す方向に回転駆動される。アイドラローラ5の軸7は図
示しないフレームに支持されるとともに、両端部8a、
8bがそれぞれ上部ガイド部材2に固定されたニップば
ね8により、駆動ローラ4側に所定の圧力をもって弾性
的に付勢されている。
【0006】このような構成において、従来の用紙搬送
装置では、前工程おいて所定の大きさに折り畳まれた用
紙1は、駆動ローラ4とアイドラローラ5の間に送り込
まる。駆動ローラ4とアイドラローラ5との間に送り込
まれた用紙1は、駆動ローラ5の回転力により矢印B方
向に送り出され、図示しない排出トレイへ排出される。
装置では、前工程おいて所定の大きさに折り畳まれた用
紙1は、駆動ローラ4とアイドラローラ5の間に送り込
まる。駆動ローラ4とアイドラローラ5との間に送り込
まれた用紙1は、駆動ローラ5の回転力により矢印B方
向に送り出され、図示しない排出トレイへ排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、紙折り装置
で用いられる用紙搬送装置においては、用紙1の厚さは
常に同じではなく、前工程における折り畳み具合によっ
て異なり、厚物用紙や薄物用紙がある。
で用いられる用紙搬送装置においては、用紙1の厚さは
常に同じではなく、前工程における折り畳み具合によっ
て異なり、厚物用紙や薄物用紙がある。
【0008】しかしながら、従来の紙折り装置において
は、駆動ローラ4とアイドラローラ5との間は、常時ニ
ップばね8により一定の圧力(ニップ圧)がかかり、搬
送力が一定の構造となっている。このため、厚物用紙を
基準にニップばね8の圧力を調整すると薄物用紙に対し
ては搬送力が強過ぎてしまい、そのため用紙1にローラ
痕が残るという問題があった。一方、薄物用紙を基準に
ニップばね8の圧力を調整すると、厚物用紙に対しては
搬送力が弱過ぎるという問題があった。
は、駆動ローラ4とアイドラローラ5との間は、常時ニ
ップばね8により一定の圧力(ニップ圧)がかかり、搬
送力が一定の構造となっている。このため、厚物用紙を
基準にニップばね8の圧力を調整すると薄物用紙に対し
ては搬送力が強過ぎてしまい、そのため用紙1にローラ
痕が残るという問題があった。一方、薄物用紙を基準に
ニップばね8の圧力を調整すると、厚物用紙に対しては
搬送力が弱過ぎるという問題があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、用紙の厚さに応じてニップ圧を自動
的に調整し、適切な搬送力を与えることができ、ローラ
痕の発生を防止できる用紙搬送装置を提供することにあ
る。
ので、その目的は、用紙の厚さに応じてニップ圧を自動
的に調整し、適切な搬送力を与えることができ、ローラ
痕の発生を防止できる用紙搬送装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙搬送装置
は、搬送経路上に設けられ、回転運動により用紙を搬送
させる第1の回転搬送手段と、この第1の回転搬送手段
に対して接離可能に設けられるとともに、自重により前
記用紙にニップ圧を加える第2の回転搬送手段と、前記
用紙の厚さが一定値以上の場合に前記第2の回転搬送手
段を介して前記ニップ圧を増加させるニップ圧増加手段
とを備えている。
は、搬送経路上に設けられ、回転運動により用紙を搬送
させる第1の回転搬送手段と、この第1の回転搬送手段
に対して接離可能に設けられるとともに、自重により前
記用紙にニップ圧を加える第2の回転搬送手段と、前記
用紙の厚さが一定値以上の場合に前記第2の回転搬送手
段を介して前記ニップ圧を増加させるニップ圧増加手段
とを備えている。
【0011】このような構成により本発明の用紙搬送装
置では、用紙の厚さが一定値以下の場合には、用紙には
第2の回転搬送手段の自重のみによるニップ圧が加わ
り、薄物用紙に応じた搬送力でもって搬送される。ま
た、用紙の厚さが一定値より厚くなると、第2の回転搬
送手段の自重に加え、さらにニップ圧増加手段によるニ
ップ圧が加わり、用紙の厚さに応じた強い搬送力でもっ
て搬送される。
置では、用紙の厚さが一定値以下の場合には、用紙には
第2の回転搬送手段の自重のみによるニップ圧が加わ
り、薄物用紙に応じた搬送力でもって搬送される。ま
た、用紙の厚さが一定値より厚くなると、第2の回転搬
送手段の自重に加え、さらにニップ圧増加手段によるニ
ップ圧が加わり、用紙の厚さに応じた強い搬送力でもっ
て搬送される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1および図2は、それぞれ本発明の第1
の実施例に係わる用紙搬送装置の構成を表すもので、図
1は薄物用紙11aを搬送する場合の状態、図2は厚物
用紙11bを搬送する場合の状態を表すものである。図
3は図1および図2の前方(図において右側)から見た
状態を表すものである。
の実施例に係わる用紙搬送装置の構成を表すもので、図
1は薄物用紙11aを搬送する場合の状態、図2は厚物
用紙11bを搬送する場合の状態を表すものである。図
3は図1および図2の前方(図において右側)から見た
状態を表すものである。
【0014】本実施例の用紙搬送装置においては、上下
のガイド部材12、13により用紙11a、11bの搬
送径路が形成されている。下部ガイド部材13側には第
1の回転搬送手段としての駆動ローラ14、上部ガイド
部材12側には第2の回転搬送手段としてのアイドラロ
ーラ15がそれぞれ上下に対向して配設されている。駆
動ローラ14の軸(シャフト)16は図示しないフレー
ムの穴部に回転自在に支持されており、図示しないモー
タにより図に矢印Aで示す方向に回転駆動されるように
なっている。。アイドラローラ15の軸17は長穴ベア
リング18の長穴18a内に支持されており、長穴18
a内を上下に移動可能となっている。長穴ベアリング1
8の下部にはストッパ19が配設されており、長穴ベア
リング18の下端位置を規制している。
のガイド部材12、13により用紙11a、11bの搬
送径路が形成されている。下部ガイド部材13側には第
1の回転搬送手段としての駆動ローラ14、上部ガイド
部材12側には第2の回転搬送手段としてのアイドラロ
ーラ15がそれぞれ上下に対向して配設されている。駆
動ローラ14の軸(シャフト)16は図示しないフレー
ムの穴部に回転自在に支持されており、図示しないモー
タにより図に矢印Aで示す方向に回転駆動されるように
なっている。。アイドラローラ15の軸17は長穴ベア
リング18の長穴18a内に支持されており、長穴18
a内を上下に移動可能となっている。長穴ベアリング1
8の下部にはストッパ19が配設されており、長穴ベア
リング18の下端位置を規制している。
【0015】上部ガイド部材12には、ベアリングガイ
ドフレーム20が一体に形成されている。このベアリン
グガイドフレーム20には縦長の穴部21が形成されて
おり、長欠ベアリング18は軸17の上下移動に伴いこ
の穴部21内を上下に移動可能となっている。長欠ベア
リング18は、ニップ圧増加手段としてのニップばね2
2により、ストッパ19側に所定の圧力をもって弾性的
に付勢されている。ニップばね22の両端部22a、2
2bはそれぞれ上部ガイド部材12に固定されている。
ドフレーム20が一体に形成されている。このベアリン
グガイドフレーム20には縦長の穴部21が形成されて
おり、長欠ベアリング18は軸17の上下移動に伴いこ
の穴部21内を上下に移動可能となっている。長欠ベア
リング18は、ニップ圧増加手段としてのニップばね2
2により、ストッパ19側に所定の圧力をもって弾性的
に付勢されている。ニップばね22の両端部22a、2
2bはそれぞれ上部ガイド部材12に固定されている。
【0016】次に、本実施例の用紙搬送装置の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0017】用紙11a、11bが駆動ローラ14とア
イドラローラ15との間に侵入する前においては、アイ
ドラローラ15の軸17の上端部と、長穴ベアリング1
8との間には間隙S1 が存在する。したがってアイドラ
ローラ15の軸17は長穴18a内を上方に移動可能と
なっており、また、ニップばね22の弾性力は長穴ベア
リング18のみにかかりアイドラローラ15の軸17に
はかからない状態とっている。すなわち、駆動ローラ1
4にはアイドラローラ15の自重のみ加わる状態となっ
ている。また、この状態では、長穴ベアリング18は最
下端位置にあり、長穴ベアリング18の上端部とベアリ
ングガイドフレーム20との間には間隙S2 が存在す
る。
イドラローラ15との間に侵入する前においては、アイ
ドラローラ15の軸17の上端部と、長穴ベアリング1
8との間には間隙S1 が存在する。したがってアイドラ
ローラ15の軸17は長穴18a内を上方に移動可能と
なっており、また、ニップばね22の弾性力は長穴ベア
リング18のみにかかりアイドラローラ15の軸17に
はかからない状態とっている。すなわち、駆動ローラ1
4にはアイドラローラ15の自重のみ加わる状態となっ
ている。また、この状態では、長穴ベアリング18は最
下端位置にあり、長穴ベアリング18の上端部とベアリ
ングガイドフレーム20との間には間隙S2 が存在す
る。
【0018】この状態で、図1に示すような薄物用紙1
1aが駆動ローラ14とアイドラローラ15との間に送
り込まれると、薄物用紙11aは駆動ローラ14の回転
力により矢印B方向に送り出され、図示しない排出トレ
イへ排出される。
1aが駆動ローラ14とアイドラローラ15との間に送
り込まれると、薄物用紙11aは駆動ローラ14の回転
力により矢印B方向に送り出され、図示しない排出トレ
イへ排出される。
【0019】厚さがS1 以下の薄物用紙11aの場合に
は、駆動ローラ14に対しては、アイドラローラ15の
自重のみがかかり、余分な圧力がかかることはなく、同
じ搬送力により搬送される。このように、薄物用紙11
aはアイドラローラ15の自重のみによる弱い搬送力を
もって搬送されるため、薄物用紙11aに対してローラ
痕は付くおそれがなくなる。
は、駆動ローラ14に対しては、アイドラローラ15の
自重のみがかかり、余分な圧力がかかることはなく、同
じ搬送力により搬送される。このように、薄物用紙11
aはアイドラローラ15の自重のみによる弱い搬送力を
もって搬送されるため、薄物用紙11aに対してローラ
痕は付くおそれがなくなる。
【0020】そして、用紙がS1 より厚くなり、図2に
示すような厚物用紙11bになると、アイドラローラ1
5が上方に押し上げられ、軸17とともに長穴ベアリン
グ18がニップばね20の弾性力に抗してベアリングガ
イドフレーム20に案内されながら上方に移動する。こ
れによりアイドラローラ15の軸17にニップばね20
の弾性力が加わり、その結果、駆動ローラ14に対して
は、アイドラローラ15の自重とともにニップばね20
の弾性力が付加されることとなる。よって、厚物用紙1
1bはその厚さに応じた強い搬送力で送られる。
示すような厚物用紙11bになると、アイドラローラ1
5が上方に押し上げられ、軸17とともに長穴ベアリン
グ18がニップばね20の弾性力に抗してベアリングガ
イドフレーム20に案内されながら上方に移動する。こ
れによりアイドラローラ15の軸17にニップばね20
の弾性力が加わり、その結果、駆動ローラ14に対して
は、アイドラローラ15の自重とともにニップばね20
の弾性力が付加されることとなる。よって、厚物用紙1
1bはその厚さに応じた強い搬送力で送られる。
【0021】厚物用紙11bの厚さが、S1 +S2 にな
るまではこの状態で送ることができる。それ以上の厚さ
になると、長穴ベアリング18の上端部がベアリングガ
イドフレーム20に当接するので、厚物用紙11bに余
分な圧力が加わることになる。なお、S1 =0.5mm 、S
2 =1 〜1.5mm として、A4用紙から、A0用紙(2.5
m)をA4サイズに折り曲げたものまで搬送することが
できた。
るまではこの状態で送ることができる。それ以上の厚さ
になると、長穴ベアリング18の上端部がベアリングガ
イドフレーム20に当接するので、厚物用紙11bに余
分な圧力が加わることになる。なお、S1 =0.5mm 、S
2 =1 〜1.5mm として、A4用紙から、A0用紙(2.5
m)をA4サイズに折り曲げたものまで搬送することが
できた。
【0022】図4および図5は、それぞれ本発明の第2
の実施例に係わる用紙搬送装置の構成を表すものであ
る。
の実施例に係わる用紙搬送装置の構成を表すものであ
る。
【0023】第1の実施例では、ニップ圧増加手段とし
て、ニップばね22を用いて説明したが、本実施例では
ボール(球体)を用いたものである。ここで、図4は薄
物用紙11aを送り出す場合の状態、図5は厚物用紙1
1bを送り出す場合の状態を表すものである。なお、図
1および図2と同一構成部分については同一符号を付し
てその説明は省略する。
て、ニップばね22を用いて説明したが、本実施例では
ボール(球体)を用いたものである。ここで、図4は薄
物用紙11aを送り出す場合の状態、図5は厚物用紙1
1bを送り出す場合の状態を表すものである。なお、図
1および図2と同一構成部分については同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0024】本実施例では、第2の回転搬送手段として
アイドラボール30を駆動ローラ14に対向させて配設
している。このアイドラボール30は円筒状のボールホ
ルダ31により保持されている。ボールホルダ31の底
部には開口部が設けられ、この開口部からアイドラボー
ル30の下部が部分的に突出している。ボールホルダ3
1には中間部に仕切板32が設けられ、この仕切板32
上にはアイドラボール30と同じ重さのニップ圧増加ボ
ール33が載置されている。仕切板32には開口部34
が設けられ、この開口部34から仕切板32の下側には
ニップ圧増加ボール33の下半分が部分的に突出してい
る。
アイドラボール30を駆動ローラ14に対向させて配設
している。このアイドラボール30は円筒状のボールホ
ルダ31により保持されている。ボールホルダ31の底
部には開口部が設けられ、この開口部からアイドラボー
ル30の下部が部分的に突出している。ボールホルダ3
1には中間部に仕切板32が設けられ、この仕切板32
上にはアイドラボール30と同じ重さのニップ圧増加ボ
ール33が載置されている。仕切板32には開口部34
が設けられ、この開口部34から仕切板32の下側には
ニップ圧増加ボール33の下半分が部分的に突出してい
る。
【0025】アイドラボール30の上端部とニップ圧増
加ボール33の下端部との間には、第1の実施例と同様
に、間隙S1 が設けられている。
加ボール33の下端部との間には、第1の実施例と同様
に、間隙S1 が設けられている。
【0026】したがって、この用紙搬送装置において
は、図4に示したように、厚さがS1 以下の薄物用紙1
1aを送るときには、この薄物用紙11aにはアイドラ
ボール30の自重のみが加わり、用紙11aに痕跡が付
くことはない。そして、用紙厚がS1 より厚くなると、
アイドラボール30が上方に押し上げられ、その上端部
がニップ圧増加ボール33の下端部に当接し、その結果
駆動ローラ14にはアイドラボール30の自重に加え、
ニップ圧増加ボール33の自重が加わることになる。し
たがって、厚物用紙11bの搬送力は2つのボール3
0、33の和、すなわち2倍となり、強い搬送力でもっ
て厚物用紙11bが搬送される。
は、図4に示したように、厚さがS1 以下の薄物用紙1
1aを送るときには、この薄物用紙11aにはアイドラ
ボール30の自重のみが加わり、用紙11aに痕跡が付
くことはない。そして、用紙厚がS1 より厚くなると、
アイドラボール30が上方に押し上げられ、その上端部
がニップ圧増加ボール33の下端部に当接し、その結果
駆動ローラ14にはアイドラボール30の自重に加え、
ニップ圧増加ボール33の自重が加わることになる。し
たがって、厚物用紙11bの搬送力は2つのボール3
0、33の和、すなわち2倍となり、強い搬送力でもっ
て厚物用紙11bが搬送される。
【0027】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0028】たとえば第2の実施例においては、ニップ
圧増加ボール33の重さを、アイドラローラ30の重さ
と同じにしたが、アイドラローラ30の重さより軽く、
あるいは重くし、用紙搬送力を調整するようにしてもよ
い。また、第2の実施例においては、ニップ圧増加ボー
ル33の数を1個としたが、1個の重さを軽くするとと
もにそれを上下に複数個設け、用紙の厚さに応じて段階
的にボールの自重が加わる構成とすることにより、より
円滑な搬送を行うことができる。
圧増加ボール33の重さを、アイドラローラ30の重さ
と同じにしたが、アイドラローラ30の重さより軽く、
あるいは重くし、用紙搬送力を調整するようにしてもよ
い。また、第2の実施例においては、ニップ圧増加ボー
ル33の数を1個としたが、1個の重さを軽くするとと
もにそれを上下に複数個設け、用紙の厚さに応じて段階
的にボールの自重が加わる構成とすることにより、より
円滑な搬送を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の用紙搬送装
置によれば、搬送経路上に設けられ、回転運動により用
紙を搬送させる第1の回転搬送手段と、この第1の回転
搬送手段に対して接離可能に設けられるとともに、自重
により前記用紙にニップ圧を加える第2の回転搬送手段
と、前記用紙の厚さが一定値以上の場合に前記第2の回
転搬送手段を介して前記ニップ圧を増加させるニップ圧
増加手段とを備えるようにしたので、簡単な構成で、用
紙の厚さに応じた適切な搬送力を付与することができる
とともに、従来生じていたローラ痕の発生を防止するこ
とができるという効果がある。
置によれば、搬送経路上に設けられ、回転運動により用
紙を搬送させる第1の回転搬送手段と、この第1の回転
搬送手段に対して接離可能に設けられるとともに、自重
により前記用紙にニップ圧を加える第2の回転搬送手段
と、前記用紙の厚さが一定値以上の場合に前記第2の回
転搬送手段を介して前記ニップ圧を増加させるニップ圧
増加手段とを備えるようにしたので、簡単な構成で、用
紙の厚さに応じた適切な搬送力を付与することができる
とともに、従来生じていたローラ痕の発生を防止するこ
とができるという効果がある。
【図1】 本発明の第1の実施例に係わる用紙搬送装置
における薄物用紙の搬送状態を表す構成図である。
における薄物用紙の搬送状態を表す構成図である。
【図2】 図1の用紙搬送装置における厚物用紙の搬送
状態を表す構成図である。
状態を表す構成図である。
【図3】 図1の用紙搬送装置の正面図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係わる用紙搬送装置
における薄物用紙の搬送状態を表す構成図である。
における薄物用紙の搬送状態を表す構成図である。
【図5】 図4の用紙搬送装置における厚物用紙の搬送
状態を表す構成図である。
状態を表す構成図である。
【図6】 従来の用紙搬送装置の構成図である。
11a…厚物用紙、11b…薄物用紙、12…上部ガイ
ド部材、13…下部ガイド部材、14…駆動ローラ、1
5…アイドラローラ、17…軸、18…長穴ベアリン
グ、19…ストッパ、20…ベアリングガイドフレー
ム、22…ニップばね、30…アイドラボール、33…
ニップ圧増加ボール
ド部材、13…下部ガイド部材、14…駆動ローラ、1
5…アイドラローラ、17…軸、18…長穴ベアリン
グ、19…ストッパ、20…ベアリングガイドフレー
ム、22…ニップばね、30…アイドラボール、33…
ニップ圧増加ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金沢 幸男 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 武居 忠 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送経路上に設けられ、回転運動により
用紙を搬送させる第1の回転搬送手段と、 この第1の回転搬送手段に対して接離可能に設けられる
とともに、自重により前記用紙にニップ圧を加える第2
の回転搬送手段と、 前記用紙の厚さが一定値以上の場合に前記第2の回転搬
送手段を介して前記ニップ圧を増加させるニップ圧増加
手段とを備えたことを特徴とする用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000700A JPH05186085A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000700A JPH05186085A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186085A true JPH05186085A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11481047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4000700A Pending JPH05186085A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05186085A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08217323A (ja) * | 1994-11-07 | 1996-08-27 | Xerox Corp | 出力シート処理システム |
JPH10194543A (ja) * | 1997-01-14 | 1998-07-28 | Brother Ind Ltd | シート体排出装置 |
JP2008007261A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Nec Computertechno Ltd | 帳票用姿勢正規化装置 |
JP2009269723A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Alps Electric Co Ltd | プリンタの排紙機構 |
US7865128B2 (en) * | 2007-06-12 | 2011-01-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Discharging unit and image forming apparatus having the same |
US7997579B2 (en) | 2007-10-01 | 2011-08-16 | Oki Data Corporation | Medium conveying device and image forming apparatus |
JP2018069484A (ja) * | 2016-10-26 | 2018-05-10 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置及び印刷装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP4000700A patent/JPH05186085A/ja active Pending
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