JPH05186074A - 枚葉印刷機の給紙装置 - Google Patents
枚葉印刷機の給紙装置Info
- Publication number
- JPH05186074A JPH05186074A JP13992A JP13992A JPH05186074A JP H05186074 A JPH05186074 A JP H05186074A JP 13992 A JP13992 A JP 13992A JP 13992 A JP13992 A JP 13992A JP H05186074 A JPH05186074 A JP H05186074A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- suction device
- paper sheet
- sheet
- fed press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、枚葉印刷機の給紙部において、紙
曲がりを防止した給紙装置を提供することを目的とする
ものである。 【構成】 積載紙の上面後部を吸着し、下層紙と分離さ
せて前方に移動する第１吸着手段と、同分離紙の下面に
エアブローするノズルと、前記分離紙の前部下面を吸着
し、前方に搬送する第２吸着手段とを備えた枚葉印刷機
の給紙装置。
曲がりを防止した給紙装置を提供することを目的とする
ものである。 【構成】 積載紙の上面後部を吸着し、下層紙と分離さ
せて前方に移動する第１吸着手段と、同分離紙の下面に
エアブローするノズルと、前記分離紙の前部下面を吸着
し、前方に搬送する第２吸着手段とを備えた枚葉印刷機
の給紙装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉印刷機の給紙装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】枚葉印刷機の給紙装置は、主として吸着
機構による搬送手段が用いられている。図５に従来技術
による給紙装置の概要を示す。基本的には、積重ね紙１
上の第１吸着器２ａにより紙を１枚づつ部分分離した
後、ノズル３よりエアブローし、紙を完全に分離する。
しかる後、Ａ地点にて第２吸着器２ｂが紙を吸着、同時
に第１吸着器２ａは紙を離す。第２吸着器２ｂは、紙を
吸着したまま前進し、Ｂ地点にて紙を離し、紙は搬送部
へ送られ、給紙の１サイクルを完了する。
機構による搬送手段が用いられている。図５に従来技術
による給紙装置の概要を示す。基本的には、積重ね紙１
上の第１吸着器２ａにより紙を１枚づつ部分分離した
後、ノズル３よりエアブローし、紙を完全に分離する。
しかる後、Ａ地点にて第２吸着器２ｂが紙を吸着、同時
に第１吸着器２ａは紙を離す。第２吸着器２ｂは、紙を
吸着したまま前進し、Ｂ地点にて紙を離し、紙は搬送部
へ送られ、給紙の１サイクルを完了する。
【０００３】第１，第２吸着器２ａ，２ｂの動作はリン
ク機構４によるものであり、吸着、エアブローは真空ポ
ンプ５及びエアーポンプ６で行なわれる。またこれらの
空気制御は給紙機本体７に内蔵されたロータリーバルブ
８により行われる。尚各機器間はホース類９により連結
されている。以上に記した給紙機能の状況を図６に示
す。尚、図中の白抜矢印は空気の流れを示す。
ク機構４によるものであり、吸着、エアブローは真空ポ
ンプ５及びエアーポンプ６で行なわれる。またこれらの
空気制御は給紙機本体７に内蔵されたロータリーバルブ
８により行われる。尚各機器間はホース類９により連結
されている。以上に記した給紙機能の状況を図６に示
す。尚、図中の白抜矢印は空気の流れを示す。
【０００４】通常、第１，第２吸着器２ａ，２ｂは通常
紙の左右方向に一対設けられているが、紙の姿勢を保つ
ために二対設置される場合もある。図６において、ステ
ップ（ａ）で、第１吸着器２ａが紙を分離し、ステップ
（ｂ）で、ノズル３よりエアを吹き、完全に紙を分離
し、ステップ（ｃ）で、第２吸着器２ｂが紙を吸着し、
ステップ（ｄ）で、第２吸着器２ｂが前進し、紙を搬送
部２０へ送り、ステップ（ｅ）で、第２吸着器２ｂが元
に戻る。
紙の左右方向に一対設けられているが、紙の姿勢を保つ
ために二対設置される場合もある。図６において、ステ
ップ（ａ）で、第１吸着器２ａが紙を分離し、ステップ
（ｂ）で、ノズル３よりエアを吹き、完全に紙を分離
し、ステップ（ｃ）で、第２吸着器２ｂが紙を吸着し、
ステップ（ｄ）で、第２吸着器２ｂが前進し、紙を搬送
部２０へ送り、ステップ（ｅ）で、第２吸着器２ｂが元
に戻る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】枚葉印刷機は、紙を一
枚毎搬送、印刷する形態を採る。この際、紙は印刷胴に
設置された多数の爪により保持されるが、重要な点は、
給紙器より供給される紙が常に定位置になければならな
いことである。それでないと印刷時に紙面の定位置に印
刷できず断裁時に不具合を発生する。
枚毎搬送、印刷する形態を採る。この際、紙は印刷胴に
設置された多数の爪により保持されるが、重要な点は、
給紙器より供給される紙が常に定位置になければならな
いことである。それでないと印刷時に紙面の定位置に印
刷できず断裁時に不具合を発生する。
【０００６】従来技術による大きな問題点は、給紙時に
紙が定位置に送り出せないことによって生じる紙曲がり
である。この紙曲がりが少なければ、印刷機に付属の矯
正装置で直すことが出来るが、矯正可能範囲を越えれば
印刷機械は停止してしまう。一般的にはこの矯正可能範
囲は約５ｍｍまでである。従来技術では吸着器の動作及
び紙の分離を全て空気作動に頼っており、その動作速度
も早い。例えば１００００枚／時の場合、０．３６秒／
サイクルの高応答特性を要求されるが、この応答性の微
妙な差によって、紙曲がりを起こす場合も多い。また紙
分離のためのエアブローによる紙のバタツキによって
も、吸着タイミングを失い同様の結果（紙曲がり）を引
き起こす。
紙が定位置に送り出せないことによって生じる紙曲がり
である。この紙曲がりが少なければ、印刷機に付属の矯
正装置で直すことが出来るが、矯正可能範囲を越えれば
印刷機械は停止してしまう。一般的にはこの矯正可能範
囲は約５ｍｍまでである。従来技術では吸着器の動作及
び紙の分離を全て空気作動に頼っており、その動作速度
も早い。例えば１００００枚／時の場合、０．３６秒／
サイクルの高応答特性を要求されるが、この応答性の微
妙な差によって、紙曲がりを起こす場合も多い。また紙
分離のためのエアブローによる紙のバタツキによって
も、吸着タイミングを失い同様の結果（紙曲がり）を引
き起こす。
【０００７】従来技術では第２吸着器が紙の上部後方に
あるため、紙を後方から押すことになり、紙のバタツキ
を生じ、紙曲がりを引き起こす。本発明は、枚葉印刷機
の給紙部において、紙曲がりを防止した給紙装置を提供
することを目的とする。
あるため、紙を後方から押すことになり、紙のバタツキ
を生じ、紙曲がりを引き起こす。本発明は、枚葉印刷機
の給紙部において、紙曲がりを防止した給紙装置を提供
することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】先ず第１吸着器を、単な
る上下運動だけでなく、多少の前後運動を伴う様に動か
すことより、紙を少しだけ前方に押し出す。次に多少押
し出された紙の下面前端部を、第２吸着器で吸着し、搬
送部まで移動し、給紙を行う。
る上下運動だけでなく、多少の前後運動を伴う様に動か
すことより、紙を少しだけ前方に押し出す。次に多少押
し出された紙の下面前端部を、第２吸着器で吸着し、搬
送部まで移動し、給紙を行う。
【０００９】ここでいう多少とは、紙の下面前端部を第
２吸着器で吸着できる程度の量をいう。
２吸着器で吸着できる程度の量をいう。
【００１０】
【作用】紙の後方を吸着し、前方へ多少送り出すことに
より、紙の下面前方を吸着することが可能となる。次に
紙の前方を引っぱることにより、紙を無理なく搬送する
ことができ、紙の曲りを防止できる。
より、紙の下面前方を吸着することが可能となる。次に
紙の前方を引っぱることにより、紙を無理なく搬送する
ことができ、紙の曲りを防止できる。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図４に基づいて説
明する。第１吸着器２ａ及び第２吸着器２ｂの動作はリ
ンク機構４によるもので、エアー関係は図５に示した従
来技術と同様である。第１吸着器２ａは、従来のような
単なる上下運動ではなく、紙を少し前に押し出す為に多
少の前後運動を伴った上下運動を行う。ノズル３は従来
技術と同様、エアーをブローし、紙を完全に分離する。
第２吸着器２ｂは、第１吸着器により多少前方へ送り出
された紙の下面前端部を吸着し、紙を前方へ搬送する。
明する。第１吸着器２ａ及び第２吸着器２ｂの動作はリ
ンク機構４によるもので、エアー関係は図５に示した従
来技術と同様である。第１吸着器２ａは、従来のような
単なる上下運動ではなく、紙を少し前に押し出す為に多
少の前後運動を伴った上下運動を行う。ノズル３は従来
技術と同様、エアーをブローし、紙を完全に分離する。
第２吸着器２ｂは、第１吸着器により多少前方へ送り出
された紙の下面前端部を吸着し、紙を前方へ搬送する。
【００１２】次に本装置の作用を説明する。第１吸着器
２ａにより紙を一枚ずつ部分分離した後、ノズル３によ
りエアブローし、紙を完全に分離する。第１吸着器２ａ
は、紙を送り出すために少し前進する。第１吸着器２ａ
が前進して送り出された紙の下面を第２吸着器２ｂがＡ
地点で下方から吸着する。同時に、第１吸着器２ａは紙
を離す。第２吸着器２ｂは、紙を吸着したまま前進し、
Ｂ地点で紙を離し、紙は搬送部２０へ送られ、給紙の１
サイクルを完了する。
２ａにより紙を一枚ずつ部分分離した後、ノズル３によ
りエアブローし、紙を完全に分離する。第１吸着器２ａ
は、紙を送り出すために少し前進する。第１吸着器２ａ
が前進して送り出された紙の下面を第２吸着器２ｂがＡ
地点で下方から吸着する。同時に、第１吸着器２ａは紙
を離す。第２吸着器２ｂは、紙を吸着したまま前進し、
Ｂ地点で紙を離し、紙は搬送部２０へ送られ、給紙の１
サイクルを完了する。
【００１３】第２吸着器２ｂと搬送部２０との位置関係
の一例を図２，図３に示す。図３は図２の側面図であ
る。第２吸着器２ｂが移動する範囲の、搬送部２０には
切りかきが施してあり、その間にフィーデングローラ２
１が設置してある。第２吸着器２ｂにより搬送部２０へ
運ばれた紙は、第２吸着器を離れ、押え車２２により規
制を受けフィーダベルト２３によって搬送される。
の一例を図２，図３に示す。図３は図２の側面図であ
る。第２吸着器２ｂが移動する範囲の、搬送部２０には
切りかきが施してあり、その間にフィーデングローラ２
１が設置してある。第２吸着器２ｂにより搬送部２０へ
運ばれた紙は、第２吸着器を離れ、押え車２２により規
制を受けフィーダベルト２３によって搬送される。
【００１４】図４において、ステップ（ａ）で、第１吸
着器２ａが紙の上面後部を吸着して下層紙から分離す
る。ステップ（ｂ）で、ノズル３よりエアを吹き紙を下
層紙から完全に分離し、第１吸着器２ａは紙を保持して
少し前進する。ステップ（ｃ）で、第２吸着器２ｂが紙
の前部を下から吸着する。ステップ（ｄ）で、第１吸着
器２ａは紙を離して最初の位置に戻り、第２吸着器２ｂ
は紙を保持して前進し、紙を搬送部に送り出す。なお図
中の白抜矢印は空気の流れを示す。
着器２ａが紙の上面後部を吸着して下層紙から分離す
る。ステップ（ｂ）で、ノズル３よりエアを吹き紙を下
層紙から完全に分離し、第１吸着器２ａは紙を保持して
少し前進する。ステップ（ｃ）で、第２吸着器２ｂが紙
の前部を下から吸着する。ステップ（ｄ）で、第１吸着
器２ａは紙を離して最初の位置に戻り、第２吸着器２ｂ
は紙を保持して前進し、紙を搬送部に送り出す。なお図
中の白抜矢印は空気の流れを示す。
【００１５】
【発明の効果】本発明による枚葉印刷機の給紙装置は、
積載紙の上面後部を吸着し、下層紙から分離させて前方
に移動する第１吸着器と、同分離紙の下面にエアブロー
するノズルと、前記分離紙の前部下面を吸着し、前方に
搬送する第２吸着器とを具えたことにより、次の効果を
有する。
積載紙の上面後部を吸着し、下層紙から分離させて前方
に移動する第１吸着器と、同分離紙の下面にエアブロー
するノズルと、前記分離紙の前部下面を吸着し、前方に
搬送する第２吸着器とを具えたことにより、次の効果を
有する。
【００１６】紙の下面前端を吸着し、前方から引っ張る
ため、従来の紙の後方を押す機構の様な紙づまり紙曲り
等を起こさず、安定した給紙が可能である。また、紙の
上面前端を吸着する機構であれば、紙が送り出されてい
る間は、即ち上側の紙が完全に通過する迄は、次の紙を
上方から吸着することは不可能であるが、本発明は紙の
下面前端を吸着する機構とした為、一枚送り出した後
に、続けて次の紙を送り出せる。従って、高速印刷にも
対応可能である。
ため、従来の紙の後方を押す機構の様な紙づまり紙曲り
等を起こさず、安定した給紙が可能である。また、紙の
上面前端を吸着する機構であれば、紙が送り出されてい
る間は、即ち上側の紙が完全に通過する迄は、次の紙を
上方から吸着することは不可能であるが、本発明は紙の
下面前端を吸着する機構とした為、一枚送り出した後
に、続けて次の紙を送り出せる。従って、高速印刷にも
対応可能である。
【図１】本発明の実施例の側面図である。
【図２】第２吸着器と搬送部の位置関係を示す平面図で
ある。
ある。
【図３】図２の側面図である。
【図４】図１に示した装置の動作状態説明図である。
【図５】従来装置の概要図である。
【図６】図５に示した装置の動作状態説明図である。
１ 積重ね紙 ２ａ 第１吸着器 ２ｂ 第２吸着器 ３ ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 積載紙の上面後部を吸着し、下層紙から
分離させて前方に移動する第１吸着器と、同分離紙の下
面にエアブローするノズルと、前記分離紙の全部下面を
吸着し、前方に搬送する第２吸着器とを具えたことを特
徴とする枚葉印刷機の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13992A JPH05186074A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 枚葉印刷機の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13992A JPH05186074A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 枚葉印刷機の給紙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05186074A true JPH05186074A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11465696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13992A Withdrawn JPH05186074A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 枚葉印刷機の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05186074A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6837490B2 (en) | 2001-12-05 | 2005-01-04 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Paper feeding apparatus |
| US7101035B2 (en) | 2003-07-18 | 2006-09-05 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Image recording apparatus |
| US7198264B2 (en) | 2003-10-30 | 2007-04-03 | Horizon International Inc. | Sheet supplying device |
| JP2007182287A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP13992A patent/JPH05186074A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6837490B2 (en) | 2001-12-05 | 2005-01-04 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Paper feeding apparatus |
| US7101035B2 (en) | 2003-07-18 | 2006-09-05 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Image recording apparatus |
| US7198264B2 (en) | 2003-10-30 | 2007-04-03 | Horizon International Inc. | Sheet supplying device |
| JP2007182287A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |